入れ墨と生命保険についての『ウソ?ホント?』を元保険外交員が徹底分析!

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今ではファッションや趣味のひとつとして入れ墨を入れている人も増えてきました。

それに伴い、入れ墨があっても加入できる保険会社も増えていますが、まだまだ日本では厳しい目で判断され、良い印象を持つ方は多くありません。

入れ墨については様々な賛否両論の意見もあり、保険に関しても意見が分かれるのが現状です。

それは、入れ墨だけで人間性を判断することが出来ないからです。

しかし、実際には様々な入れ墨と保険についての情報がたくさん流れています。
インターネット時代の今、ネット上には根拠のない噂も出回っていて本当に正しい知識を得るのが意外に難しいですよね。

保険についての疑問は保険のプロに相談することが解決への一番の近道です。
保険会社によって、考え方が異なり問題なく加入出来たり断られたりと、一概に正解がありません。

入れ墨と生命保険のリアルな疑問『ウソ?ホント?』を実際に現場で働いていた元保険外交員が徹底分析いたします。
ネットの情報を鵜呑みにして自分は保険に加入できないと諦めてしまう前にこのページを読んで正しい知識を身につけましょう。

入れ墨を否定する内容でも肯定する内容でもなく純粋に入れ墨と保険についてまとめた内容ですので参考にして頂ければと思います。

目次

1.入れ墨があると保険に加入できないってホント?
1.1.保険会社によっては加入できます
1.2.ご加入をお断りする保険会社もあります
1.3.ご加入に際して条件や保険金額を減額される場合もあります

2.入れ墨は告知する必要がありますか?
2.1.必ず保険外交員に告知しましょう
2.2.保険外交員は告知内容を本社に伝えなければいけません
2.3.告知しなかった事によりトラブルを招くケースもあります

3.入れ墨を告知しないと給付金が出ないってホント?
3.1.入れ墨が原因で支払い事由が発生した場合は給付されないこともあります
3.2.その他の病気や怪我に対しては給付金・保険金は支払われます
3.3.契約後、給付金・保険金は故意や過失でなければ支払われます

4.保険に加入後なら入れ墨を入れてもいいってホント?
4.1.トラブルを回避するために必ず担当者に確認しましょう
4.2.保険会社によっては保険を解除される可能性もあります
4.3.入れ墨のリスクを考えましょう

5.なぜ入れ墨があると加入を断られるの?
5.1.生命保険は相互扶助の精神で成り立っています
5.2.入れ墨の有無に関わらず健全に運営をするためにお客様の事を知る必要があります
5.3.ひと昔前までは入れ墨によって病気のリスクが高まる事が考えられていました

6.入れ墨があっても住宅ローンの団体信用保険に加入できますか?
6.1.入れ墨があっても団体信用保険には加入できます
6.2.別途書類が必要になる場合があります

7.入れ墨があっても生命保険に加入する方法
7.1.担当者に聞かれなくても必ず入れ墨があることを伝えましょう
7.2.可能な保険会社を探しましょう
7.3.通信販売の保険会社よりも対面式の保険会社の方が加入しやすい

8.まとめ

1.入れ墨があると保険に加入できないってホント?

1.1.保険会社によっては加入できます

最近、テレビ業界でも多くの方が入れ墨(ワンポイントタトゥ)をファッションのひとつとして入れているのをよく見かけます。

実際に私の出会ったお客さんや周りにも、趣味や若気の至りなどで入れ墨が入っている人もいます。

しかし、やはり多くの方が保険に加入できないと思い諦めている事も事実です。

では、本当はどうなのか気になりますよね?

やはり入れ墨があるという事で加入しずらいという事も事実です。

保険会社によっては、お客様との面談の中で入れ墨の範囲や入れた経緯を説明することで加入できる事があります。

それは、入れ墨があると言っても職業も健康診断でも問題ない場合はご加入をお断りする理由がないと判断する保険会社です。

また、お断りではなく保障金額の制限や病気のリスクが高い肝臓などの部位不担保、保険料割り増し等の条件付きであれば加入できるなど各保険会社によって異なります。

そのため、職業・健康状態に問題なければ加入できる保険会社と、職業・健康状態ともに問題なくでも一部条件付きであれば加入できる保険会社、入れ墨がある時点でご加入をお断りする保険会社の3つに分けられます。

1.2.ご加入をお断りする保険会社もあります

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もちろん基本的には多くの保険会社がリスクなどを考え加入を断るのも本当です。

生命保険を販売する保険外交員(募集人)は、まず入社時に生命保険の仕組みや募集を行う際の注意点を学びます。

その中で、反社会的勢力や道徳上のモラルリスクなど募集に関しての項目もあり特に新人の場合、経験も少ないことから入れ墨=反社会的勢力と繋げ、お断りされてしまう事もあります。

保険会社によってはファッションや趣味の一つであってもコンプライアンス上、入れ墨があることによって受け入れが出来ないというところもあります。

これは、入れ墨の大きさに関わらず言える事なので例え500円玉サイズのワンポイントのものであっても、加入できません。

また、モラルやコンプライアンス以外にも針の使いまわしによる感染症や、墨などの異物を体外に排出する際、肝臓を通ることから肝臓がんなどの病気のリスクが高まる事を考慮して受け入れが不可であることも考えられます。

保険金額によっては、保険会社指定の病院にて診察をしますので、その時点で入れ墨が発覚して断られてしまいます。

その他にも、加入時に入れ墨が入っていなくても、今後いれる予定の方も当然お断りされてしまいます。

1.3.ご加入に際しての条件がつく可能性もあります

入れ墨はコンプライアンス上の問題とは別に、以前入れ墨を入れるお店で、針を使いまわしたことによりC型肝炎などの感染症が多く発症したことが原因です。

今では、管理もしかっりしているタトゥースタジオも増え昔よりも感染症の心配は減りましたが、まだまだ全てではありません。

また、墨も現在は多くのタトゥースタジオが安全なものを使用していますが以前は有害物質が含まれているものもありました。また色によっては鉛が含まれている可能性もあり医療機器が使えないという問題もあります。

それにより、保険金の支払いリスクが今は少ないとは言え、やはり可能性を考えると入れていない人と比べ入れ墨を入れている人の方が可能性が高いと言えます。

そのため、入れ墨を入れたことが原因で支払い事由が発生した場合は給付金や保険金を支払わないという条件、もしくは、契約後2年間は入れ墨が原因で支払い事由が発生しても給付金・保険金の支払わないという期間を定めた条件などもあり期間を定めた場合は期間経過後、条件による支払い制限はなくなります。

他にも、『部位不担保』という条件で、入れ墨の場合は肝臓の疾患を引き起こしやすいので肝臓に対して保障が効かない等や『P増』と言われる保険料割り増しの条件が付く事があります。このPとは保険会社の専門用語で保険料の事を示し、リスクを細分化させるために、給付金・保険金の支払いリスクが高いと思われる契約に対し適応されることが多く、入れ墨以外にも持病がある方や危険な職種(F1レーサー・プロボクシングなど命に関わる仕事)に努めている方などに用いられます。

また、『保障額の制限』も条件のひとつで、こちらもP増同様支払いリスクの高い方に用いられる条件です。

入れ墨に関しては、各保険会社によって条件が異なりますので、場合によっては何も条件が付くことなく加入することが出来るところもあります。

【死亡保険・医療保険・がん保険の種類別条件例】
実際の保障内容などは各保険会社によって異なります。

・死亡保険
保障金額の制限として1,500万円までの保険金額が限度であったり比較的少額
部位不担保又は保険料の割り増し

・医療保険
肝臓などの部位不担保又は保険料割り増し

・がん保険
肝臓がん・皮膚がんなどの部位不担保又は保険料割り増し

部位不担保の条件が付いた場合は、リスクの高い部位の保障をしないため保険料割り増しにはならないことが多く、反対に保険料割り増しの条件が付く場合はリスクを考えて保険料が計算されているため部位不担保の条件は付かないことが多いです。

2.入れ墨は告知する必要がありますか?

2.1.必ず保険外交員に告知しましょう

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ネットでよく見かける『言わなければバレない!』や『入ってしまえば大丈夫』などという意見を目にします。

もし、加入した保険が入れ墨に対してコンプライアンス上お断りをする保険会社だったら…

保険会社によっては何らかの理由でそれを知った時点で解除されてしまう可能性もあります。

現在は『正しく告知する義務』から、『保険外交員の質問に正しく応答する義務』へと変わりました。

これは何を意味するかというと、保険外交員が入れ墨について質問した際、『どうせバレないから黙っておこう』とか『本当の事を言うと加入を断られてしまうかもしれないから言わないでおこう』とウソの返事をした場合、保険会社は契約者に対し質疑応答義務を怠った事を理由に契約を解除する権利を持っています。

その場合、保険会社は保険料を返還する義務はないので今まで支払ってきた保険料は戻ってきません。

保険外交員はあくまで、保険を募集するだけで契約に関しては本社が決定します。

そのため、保険外交員はお客様から得た情報を正しく本社に伝えなければいけません。

いざという時に保険金が出ないなどのトラブルを未然に防ぐためにも、あらかじめ入れ墨があることを保険外交員に伝えましょう。

2.2.保険外交員は告知内容を本社に伝えなければいけません

保険外交員には保険の加入を決定する権利はありませんので、あくまで代理で募集・契約を行うという事に過ぎません。

そのため、保険外交員は本社が正しく判断できるように契約者・被保険者から聞いた情報を本社に伝える義務があります。

意外にも、入れ墨がある事について契約者が正しく告知したにも関わらず、『入れ墨があると保険に入れないから、保険会社が解除可能な2年間は保険金・給付金の請求をしないように』と保険外交員に言われたことがある方がいると思います。

入れ墨があり保険に加入できないと諦めていた人にとっては、このような保険外交員は親切に思えてしまうかもしれませんが既にお察しの通り、後にトラブルが起きないようこのような事を言う保険外交員とは契約を結ばないようにしましょう。

2年の間に病気をしないという保障はどこにもありませんし、万が一解除となってしまった場合それまでの保険料は戻ってきません。

このような契約は安全な契約とは言えませんので、正しく募集を行う保険外交員と契約を結ぶことをお勧めします。

2.3.告知しなかったことによりトラブルを招くケースもあります

先ほどにも述べたように、入れ墨があることを伝えなかったことにより解除されてしまい保険料が戻ってこないとなると、払い込んだお金を無駄にしてしまう事や、いざ給付金の請求をしたときに支払われないなんてことになってしまっては困ってしまいます。

様々なトラブルを回避するためにも、必ず事前に入れ墨があることを保険外交員の方に伝えましょう。

3.入れ墨を告知しないと給付金が出ないってホント?

3.1.入れ墨が原因で支払い事由が発生した場合は給付金が出ないこともあります

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既往症と同じように、以前の病気が原因で支払い事由が発生した場合は告知義務違反とみなされ給付金が出ないことがあります。

しかし、入れ墨は病気ではないので加入時の告知欄に告知する項目はありません。

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