払い済み保険とは?その特徴とお得な利用方法を紹介します

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それゆえ予定利率の高い保険に加入している場合には、絶対に解約しないで保有し続けているのが最も重要です。

しかし、解約したくなくても経済的な事情からその支払いが難しい、あるいは出来ないこともあるでしょう。

そのような場合には思い切って払い済み保険にしておけば保険料を支払いをすることなく、その高い利率が適用された解約返戻金があるためとてつもなくうまみのある商品となります。

昔加入した保険の解約や見直しを現在考えている人は、まず自分の加入している保険の予定利率がどれぐらいあるのかというのを確認してからどうするのかを考えても遅くはありません。

 

4-3 養老保険に加入している場合の活用方法

養老保険は販売している保険会社が少なくなっている商品ではありますが、貯蓄性を備えている保険商品としてはもっとも有名な商品の一つでしょう。

養老保険の主な特徴は支払う保険料がほかの保険と比べて割高なことや、満期を迎えると死亡保障を同額の保険金を受け取ることが出来る点でしょう。

養老保険は支払う保険料はかなり高額となっていて、支払いに苦労してしまい解約を考えている人が多い保険の一つだと思います。

特に収入が減っているような状態であれば、養老保険の解約を考えていても不思議ではありません。

しかしながら、養老保険は貯蓄性が高い保険であるため途中解約は損をする場合がほとんどです。

そんな時に活用するべきなのが、払い済み保険です。

払い済み保険を利用すれば、保障額と満期に受け取ることが出来るお金が減ってしまう代わりに高い保険料を支払わなくて済むようになり、なおかつ少なくなるとはいえある程度の保障は継続されるのです。

今まで支払った保険料を無駄にしないためにも、養老保険に加入しており、なおかつ解約を検討している場合には払い済み保険を必ず検討してみてください。

ただし払い済み保険を養老保険で利用する場合、解約返戻金が契約年数によって変わってくるというのは押さえておくべき知識となります。

養老保険は契約年数によって解約返戻金が増える年数がある程度決まっていて、解約返戻金が多くなってから払い済み保険にすると、満期になったときにもらうことの出来るお金が増加するため、払い済み保険にしてしまうタイミングを選ぶことが出来るのであれば、そうした方がメリットが大きくなりますよ。

 

4-4 終身保険に加入している場合の活用方法

終身保険は一生涯の保障を得ることが出来る保険で、高い貯蓄性を備えているのが特徴です

よく終身保険と養老保険は混同されれてしまうのですが、両者には明確な違いが存在します。

まず、終身保険には満期という概念が存在しない一生涯の保険であるためいつか誰かがその保険金を受け取ることが出来るようになっています。

そのため、確実にお金を残す必要がある場合には終身保険がよく活用されます。

養老保険は満期を迎えればその時点で保障がなくなるため一生涯の保障を得ることは出来ませんが、満期を迎えれば死亡保障と同額のお金を受け取ることが出来る保険となっています。

養老保険で得られる保障額はかなり大きいため、個人のライフスタイルによって様々な使い方をすることが出来るのが特徴です。

では、終身保険においてはどのように払い済み保険を活用するのでしょうか。

最も一般的な利用方法としては、死亡するとき以外の事由に備えたいと考えるようになった場合です。

終身保険に特約をつけて、あらゆる事態に対処するという方法も考えられないわけではありませんが、特約をつける分だけ支払う保険料が増加します。

そのため、がん保険や災害保険など、個別的な事情に備えた保険に加入したいと考えるようになった場合には、現在加入している終身保険を払い済みにしてしまい、終身保険で支払うはずだった保険料を別の保険の支払いに充てるという方法が有効です。

終身保険は貯蓄性を備えた保険であるため途中で解約するのが非常にもったいない保険であり、年数が経てば解約返戻金が多くなっていくため出来る限り解約したくありません。

保険料の支払いが苦しくなったり、あるいは、上述したような別のことにも備えておきたいとなった場合であれば、払い済み保険にすることによって得られるメリットの方が大きいと個人的には考えています。

 

5 知らないと損です!払い済み保険を利用する前に知っておきたいこと

払い済み保険は、貯蓄性が高い保険に加入している場合出来る限り検討するべきです。ただし、貯蓄性を備えている保険すべてにおいて有効というわけでもありません。

以下では払い済み保険を活用するときに注意するべき保険について解説します。

 

5-1 低解約返戻金型の保険に加入している場合

まず一つは、低解約返戻金型の保険に加入している場合です。

低解約返戻金型の保険と言うのは、保険料の支払期間中は解約返戻金が通常よりも少なくなってしまう代わりに、支払う保険料が通常の保険よりも安価になっている商品のことです。

解約返戻金が低いというのは損であると思うかもしれませんが、払込期間が過ぎた時の解約返戻金は通常の型よりも多くなることによってその損を打ち消しています。

ただ、払い済み保険をこの低解約返戻金型の保険に対して利用することはあまり勧めることは出来ません。

なぜならば、低解約返戻金型の保険を払い済み保険にした場合ほとんど場合損をしてしまうからです。

どうして損をしてしまうのでしょうか。

上述した、養老保険や終身保険では払い済み保険にした場合、保障金額は減ってしまうものの元本割れする可能性はほとんどありませんでした。

なぜ低解約返戻金型の保険が元本割れを起こす可能性が高いのかというと、それは払い済み保険の仕組みにあります。

払い済み保険へと変更した場合、保障額や解約返戻金の金額というのは今まで支払ってきた保険料によって決定します。

そのため、低解約返戻金型の保険の場合だともともと支払う保険料が少なくなっているため、保障額や解約返戻金は少なくなりがちです。

加えて、低解約返戻金型の特徴は払込期間を過ぎた後の解約返戻金が大きく上昇することなのですが、このメリットも払い済みにしてしまうと得られなくなってしまいます。

低解約返戻金型の保険を払い済みにした場合であったとしても徐々に返戻金が上昇していくのですが、その上昇速度はそれほど大きくないためかなり長生きしないと支払った額以上にお金が戻ってこないのです。

低解約返戻金型の保険は終身保険などに多いのですが、もしもこの型の保険に加入しているのであれば払い済みだけではなく、途中解約もするべきではありません。

貯蓄性の高い保険は、払い済みにすることによって最大限そのメリットを享受することが出来るものがほとんどでしたが、この低解約返戻金型の保険の場合だと払い済みを利用したとしてもデメリットの方がはるかに大きくなる保険です。

ですから、もしも今から低解約返戻金型に加入しようとしている場合にはこの点に注意してください。

 

5-2 変額型の保険に加入している場合

変額型の保険と言うのは、保険会社の運用成績によって解約返戻金が大きく異なってくる保険商品のことを言います。

保険会社の運用が上手くいったときには戻ってくるお金が増えるというのはとてもおいしそうに見えますよね。

しかし、逆に運用が上手くいかなかった時にはその分戻ってくるお金が減ってしまい、最悪元本割れする可能性もあるのです。

私は、保険と言うのは基本的に長期間にわたって安定的な保障を得るために加入するものであると考えています。

そのため、この変額保険はかなり投資の色を持っているため投資に興味を持っている人や、あるいは投資をしたいという人であれば加入しても良いと考えますが、それ以外の人にはあまりお勧めしません。

さて、なぜこの変額型の保険に加入している場合、払い済み保険の利用した場合に損をすることがあるのかと言えば、それは運用成績の良し悪しによって利率が上下するからです。

保険会社の運用成績がとても良く戻ってくるお金の利率がとても高い時に払い済み保険にすることが出来たのであれば、その高い利率のまま固定されるためとても利回りの良い商品へと変化します。

反対に、もしも運用成績が悪くとても低い利率の時に払い済み保険にしてしまうとその低い利率のままになってしまうため戻ってくるお金が減ってしまい、最終的に損をする可能性が増えます。

それゆえ、払い済み保険にしようとしている場合には、出来る限り運用成績が良い時にしてしまうのがお得なのですが、その時期の見極めが難しいため万人が利用出来る方法ではないですし、かなりギャンブルの要素が強くなってしまいます。

投資がしたいという人にはメリットになる側面が多い商品ではありますが、反対にあまり投資の興味がない人の場合には、出来る限り避けたい商品なのです。

 

6 延長保険って何!?払い済み保険との違いを分かりやすく解説します

ここまで払い済み保険について解説してきましたが、それとよく混同されがちなものとして延長保険というものがあります。

延長保険と言うのはどのような特徴を持っている保険なのか、また払い済み保険とはどのような違いがあるのかなどをここでは解説します。

 

6-1 延長保険とは?

延長保険と言うのは、現在加入している保険料の支払いをその時点でやめる代わりに、今まで支払ってきた保険料を利用して、別の定期保険へと改めて加入することを意味しています。

延長保険の保険期間は解約返戻金がどれぐらいあるかによって決まってくるので、保険の加入年数や今まで支払った金額によって保障期間の長さには多少の変化はあるのですが、保障額は現在契約している保険と同じだけの保障を得ることが出来ます。

これは保険料の支払いが困難な場合でも、大きな保障額を維持したいという場合に非常に使い勝手が良いのです。

また別の特徴としましては、延長保険にする場合、その時についている特約が効力を失ってしまうというものもあります。

 

6-2 延長保険と払い済み保険との違いは?

延長保険と払い済み保険はどちらも似たような特徴を持っています。

例えば、特約の効果がなくなってしまうことや、保険料の支払いをしなくて良くなるため保険料の支払いに困ったときに便利な方法です。

しかしどのように似ていても、明確に異なる部分あります。

それは、解約返戻金の扱いです。

延長保険は解約返戻金を利用して新たに別の定期保険に加入するための費用になるため、解約返戻金は全く残りません。

反対に、払い済み保険にすればその解約返戻金の部分は残り、なおかつそのままにしておけば将来増加して戻ってくるという特徴を持っています。

また、別の違いとしましては保障額に差があることです。

払い済み保険の場合だと保障額は減少してしまう困る可能性があると上述しましたが、延長保険にした場合には保障額に変化はないのです。

両者の違いで確実に覚えておきたいのは以上の2点となります。

 

6-3 どちらにするのがお勧めなのか?

それでは、保険料の支払いが難しくなってしまった場合は延長保険、あるいは払い済み保険どちらを選択するのが良いのでしょうか。

延長保険を検討する場合には、しっかりとした保障を得たいという場合に向いています。

払い済み保険にすると保障額が落ちてしまい不安という場合でも、延長保険を利用すればそれまで支払った保険料にも左右されるのですが、手厚い保障を比較的長い間受けることが出来ます。

払い済み保険が向いている人は、保障よりも戻ってくるお金を重視している人に向いていると言えます。

特に終身保険などのような貯蓄性の高い保険だと解約せず長い間払い済みにして放置しておくだけでも、銀行に預けるよりお金は増えます。

大きな保障よりも将来的に戻ってくるお金を優先している場合であれば、払い済み保険を検討する方が良いと思います。


7 まとめ

ここまで払い済み保険についてその基本的な事項や、払い済み保険を活用することが出来る保険商品、払い済み保険を使う上で気を付けるべき点などに関していろいろと確認してきました。

払い済み保険は保険特有の難しい専門用語ではありますが、実際にその基本的な内容や活用方法を見るとそれほど複雑なものでもないということが少しは分かっていただけたのではないでしょうか。

払い済み保険は、今から保険の見直しや保険の解約を考えている人は必ず押さえておくべき知識です。

保険はいつでも解約しようと思えば出来てしまいますが、解約することによって大きな損をする保険も存在しています。

その代表例は、終身保険や養老保険などと言った貯蓄性が極めて高い商品です。しかし、貯蓄性が高い商品はこれ以外にも多数存在しており、そのような商品は基本的に途中で解約してしまうと損をする可能性が高いのです。

そのような場合、この払い済み保険があったことを覚えていれば損失を少なくすることが可能となっています。

しかし、保険会社によってはこの払い済みが出来ない場合もあるようなので、自分が加入しようとしている保険は払い済みに出来るものなのか事前に確認しておいた方が良いでしょう。

払い済み保険の知識なんて必要ないと思う人もいるかもしれませんが、保険料を払い続けることに自信があったとしても、加入している保険の保障内容に不満が出てくる場合も十分考えられます。

そのような場合に備えて、保険を解約するという手段以外の方法として、払い済みという方法が使えることを知っていれば得をする場面が必ずあります。

この記事を通して少しでも払い済み保険に対して興味を持ち、また活用してもらえたのであれば幸いです。

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