責任準備金って何?生命保険の責任準備金とはどんな意味があるの?

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保険を選ぶ際に責任準備金という言葉を聞いたことはありませんか?言葉の並びから何か重要なお金ということは予想がつきますが、このお金は私たち契約者側のお金でしょうか?それとも保険会社側のお金でしょうか?

 

責任準備金とは保険会社側が用意するお金のことです。用意するといっても私たちの保険料から算出しているお金になります。この責任準備金について詳しく知ることで、生命保険料の構成や、保険会社が破綻してしまったときの対処法などが分かります。
では責任準備金とはどういった役割を持っていて、どういったときに登場してくるお金なのでしょうか?それを今から解説していきます。契約している保険会社がいつ破綻するかはわかりません。いざという時のために知識をつけておきましょう。

目次

1.責任準備金ってなんなんだ?

1.1 責任準備金とは

1.2 責任準備金の種類

1.3 生命保険の責任準備金の役割

2.責任準備金にまつわるお金の話

2.1 責任準備金ってどんな風に計算されているの?

2.2 責任準備金と保険料ってどんな関係があるの?

3.責任準備金はこんな時のためのお金

3.1 保険金を確保するための準備金

3.2 会社が破綻してしまったときの準備金

4.保険会社が破綻してしまった!どうしたら良いの?

4.1 まずは保険契約者保護機構について知っておこう

4.2 保険は違う会社が引き継ぐことも

4.3 破綻後も契約は可能?

4.4 保険会社が破綻してしまった場合の注意点とは?

5.責任準備金と解約返戻金の関係

5.1 解約返戻金とは

5.2 解約返戻金とは責任準備金から支払われるもの

6. 責任準備金とソルベンシーマージンってどう違うの?

6.1 ソルベンシーマージンとは

6.2 責任準備金とソルベンシーマージンの違い

7. 保険選びは責任準備金にも注目した方が良いの?

7.1 実は責任準備金を公開していない保険会社ばかり

7.2 保険選びは主に自分の目的を重視して

7.3 もし参考にしたいのであれば予定率とソルベンシーマージンを参考にして

8.保険会社の詳しい活動内容や資金、さまざまな数字が知りたい場合

8.1 ディスクロージャー誌って?

8.2 滅多に見ない情報だからこそ、その会社の全貌が分かりやすい

9.まとめ

1.責任準備金ってなんなんだ?

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保険選びをしていると「責任準備金(セキニンジュンビキン)」という言葉を聞いたことはありませんか?もしかするとこの言葉を聞くのも初めて、ということもあるかもしれませんね。

責任準備金とは保険を選ぶ上で実は重要な役割を果たしているんです。表立ってこの金額が発表されることはありませんが、知っておくことでその保険会社が保険金を支払う能力をきちんと持っているのか、などもわかってきます。

普段は気にしない保険のお金の話ですが、ここで一度詳しく知ることで保険選びの際に違った見方ができるようになりますよ。

1.1 責任準備金とは

責任準備金と言葉だけで考えてみると、「何かの責任に対したお金」や「いざという時のお金」というイメージが浮かびますよね。責任準備金とは、「保険会社が将来、被保険者やその家族などに支払うべき保険金を、払込保険料から積み立てているお金」のことである。この責任準備金は保険を契約するうえで必要となるお金の一部です。

保険会社に保険金の支払い能力が無かったら誰もその保険に加入しませんよね?そうならないためにも、保険会社はこうして保険金を支払えるようにお金を積み立てる必要があるのです。保険会社は保険料を納めてくれる被保険者に対して保険金を支払う責任がありますよね。被保険者から保険料を支払ってもらっているのに、いざという時に、保険金が被保険者等に支払えないとあってはいけないことです。

そのため保険会社は支払えるだけのお金を用意しておく責任があるのです。

1.2 責任準備金の種類

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先ほどもご説明しましたが、責任準備金は保険を契約するうえで必要となるお金の一部です。これを保険契約準備金といいます。保険契約準備金とは、考え方は責任準備金と同じで、保険会社が保険を契約してくれている人に対して支払うお金のために積み立てている金額のことである。

保険契約準備金は責任準備金の他に、支払備金、配当準備金の3つとなっています。それぞれ保険金の支払いや配当のためのお金と考えてもらうのが簡単だと思います。

このように保険会社は私たち被保険者のために日々お金を積み立ててくれているのです。でもこの準備金ってどうやって積み立てているの?と思いますよね。それについては後ほどご説明しますので、まずは責任準備金についてもう少し詳しくみていきましょう。

1.3 生命保険の責任準備金の役割

生命保険の責任準備金の役割ですが、生命保険だけでなくすべての保険に当てはまることです。責任準備金が無ければ保険会社は私たち被保険者に対して保険金を支払うことができません。そうなると私たちは困ってしまいますよね?いざという時のための保険なのに、その能力が無いとなると入っている価値も無くなります。

そのため責任準備金は保険に対して大きな役割を持っているのである。よく保険選びをしていると、この会社の支払い能力や支払い実績は~という口コミを見たことはありませんか?こうした点に注目して保険選びをすることで、いざというときの保険金の給付がスムーズに行ってもらえるのか、という点にも着目することができます。

2.責任準備金にまつわるお金の話

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では責任準備金にまつわるお金の話をしましょう。責任準備金とはいうけれど、実際どこでどんな方法でこのお金が積み立てられているのか気になりますよね?

勝手に保険会社が積み立てているといっても、積立金の出処はどこなのでしょうか?また私たちが支払っている保険料ってどうなっているのでしょうか?

保険料や責任準備金の詳細を知ることはとても大切なことです。保障を受けているからといって何も知らないままだと、いざという時に慌ててしまい困ったりと自分に不利益が襲い掛かることがある。ですが、万が一の時にそうなってしまわないためにも責任準備金や保険料の仕組みについて学びましょう。 

2.1 責任準備金ってどんな風に計算されているの?

責任準備金がどのように計算されているかというと、「将来私たち側が貰うであろう保険金・給付金の支払い原価-将来保険会社が受け取るであろう保険料収入の原価」という計算式から責任準備金が算出されています。ですが、私たちが保険会社の保険の責任準備金を明確に知る術は、実はないのです。責任準備金がいくらですよ、という表示をしている会社はほぼありません。

もし自分が加入している保険の責任準備金の金額が知りたいなら保険会社に直接聞いてみても良いでしょう。保険会社から定期的に届く保険のお知らせなどにも責任準備金について載っている場合もありますから、保険会社から届いた書類には良く目を通しておくこともおすすめします。

また責任準備金のお金にまつわる話として積立水準(ツミタテスイジュン)というものがあります。積立水準とは、その保険会社が経営していく上で健全(安全)であるかという見方から必要とされる責任準備金の水準を定めたものです。責任準備金の積立は保険業法で義務付けられています。もしこの責任準備金の積み立てが義務付けられていないとなると、私たちが支払っている保険料に対して保険会社は保険金の支払いができなくなってしまう事態になってしまいます。

そうならないためにも責任準備金は表に出ない数字ながらも、私たちにとって大切なお金なんです。目に見えないお金を明確にすることで、将来きちんと保険金が支払ってもらえるという安心にも繋がりますよね。

2.2 責任準備金と保険料ってどんな関係があるの?
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では責任準備金と保険料の関係について説明する前に、保険料の仕組みについて学びましょう。保険料は「付加保険料(フカホケンリョウ)」と「純保険料(ジュンホケンリョウ)」に2つから成り立っています。付加保険料とは保険会社にかかるコスト、例えば契約時にかかるお金や会社の維持費を保険料に付け加えたものになります。純保険料とは将来保険会社が支払う保険金となる予定部分のお金のことをいい、「予定死亡率」と「予定利率」を計算の基礎として金額が算出されます。

では責任準備金と保険料の関係に移りますが、責任準備金とは私たちに将来支払うであろう保険金や給付金の積立金のことでしたね。代わって純保険料とは将来保険会社が私たちに支払う保険金や給付金となりうる予定部分のお金のことです。

つまり、責任準備金となるお金は保険料の純保険料の部分ということになります。純保険料は保険料から付加保険料の分を保険会社の利益として差し引いているので、支払った保険料の合計と積立てられている責任準備金の金額を比較すると、責任準備金が下回る計算になります。

3.責任準備金はこんな時のためのお金

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責任準備金についてだんだんと分かってきたところで、一度責任準備金についてまとめてみましょう。責任準備金がどんな時に必要となるお金を知っておくことで、支払う保険料についてもよく理解することができます。

また責任準備金が無ければ、私たちは保険料を支払っている意味を無くしてしまうということにも。それだけ私たちにとって責任準備金が重要なもので、保険会社にとっても集客や会社を維持する上で必要なお金なのである。

保険は加入して保障してもらうだけで終わり、というわけではなく、きちんと仕組みを理解することで保険にも強くなります。保険選びで損をしないためにも、保険を選ぶ際は必要となる知識をつけておくことでどの保険が安心・安全かも分かってくるようになります。

3.1 保険金を確保するための準備金

先の説明でもうお分かりだと思いますが、責任準備金とは保険金や給付金を準備及び確保しておくためのお金です。保険会社はある程度のお金を準備しておかないと、いざ被保険者に対して保険金を支払おうとしてもお金が無いのであれば裁判沙汰や会社の倒産へと繋がります。

また信用問題にも繋がり、会社が健在であろうと加入者が集まらなくなってしまいます。よく保険選びで「この保険会社の支払い能力」や「支払い実績」についての口コミを見かけます。それぞれ診査が通った・通らなかったなどの理由はあると思いますが、診査が通ったのに保険金や給付金がなかなか支払われないとなると、その保険会社は信用できないという目で見てしまいますよね。

3.2 会社が破綻してしまったときの準備金

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