おすすめの保険会社はどこっ?!その理由を徹底解説いたします!

みなさんの中には、保険へ加入する時や、すでに加入している保険契約が、更新を迎えたタイミングなどで、「本当に契約しても大丈夫かな?」と、少し不安に思われている方がいらっしゃるかもしれませんね!

一般的に言っても、生命保険などの保険契約は、いったん契約すると、そこから保険会社との長いお付き合いが始まりますよね。

今回は、「本当に契約して大丈夫?」なのかどうか、また、どういったポイントをおさえておくと安心できるのかといった、保険会社の「見るべきポイント」を、詳細に解説していきます。

合わせて、おすすめポイントも紹介していきますので、不安をすっきりさせて、ナットクの保険会社選びができるように、ぜひ、ご一緒に、みていきましょう!

目次

1.保険会社の種類って?
1.1漢字生保とカタカナ生保、ひらがな生保って?

2.保険会社の格付けって?
2.1保険会社の格付けランキング

3.ソルベンシーマージンって?

4.ソルベンシーマージン比率って?
4.1ソルベンシーマージンは高いほうがいい?
4.2保険会社のソルベンシーマージン比率ランキング

5.保険会社は破たんに備えてる!?
5.1生命保険契約者保護機構って?
5.2契約はどうなるの?

6.責任準備金って?

7.正しい保険会社を選ぶポイント!

8.生命保険会社の満足度ランキング

9.まとめ

1.保険会社の種類って?

みなさんは、現在、日本国内で営業している生命保険会社の数は、何社くらいあるのかを、ご存知でしょうか?

その数は、なんと、40数社にものぼります。

そして、保険会社ごとに様々な種類の保険商品が、数々、お取扱いされており、内容も、数も、とても豊富です。

その中から、ご自分にぴったりくる保険商品を選ぶことになるのですから、数字だけ見ても、保険商品選びが複雑になってしまうのも、うなずけますよね。

保険は、商品について理解を深めることも大切ですが、ご加入を検討されていたり、あるいは、すでにご加入されている商品を取り扱っている保険会社が、どういった会社であるのかを理解しておくことも、保険商品を選ぶうえで、とても役に立ちます。

少しづつ理解を深めていきましょう。

1.1漢字生保とカタカナ生保、ひらがな生保って?

現在、日本国内で40数社ある生命保険会社ですが、大きくは、次の4つの種類に分けることができます。

①漢字生保(国内系生命保険会社)

漢字生保とは、国内系の生命保険会社のことを言います。

たとえば、日本生命や第一生命、明治安田生命など、社名に漢字が使われていることから、「漢字生保」と言われています。

漢字生保は、従来から、国内で営業活動を行っている保険会社が多く、比較的、規模の大きな保険会社であることが特徴的です。

また、いわゆる生保レディの方が活躍されていることも、漢字生保の特徴のひとつです。

昔からある生命保険会社ですから、実績やノウハウが豊富で、親しみがあり、経営基盤も日本国内におかれていることから、年配の方にも安心しておすすめすることができます。

②カタカナ生保(外資系生命保険会社)

カタカナ生保とは、外資系生命保険会社のことを言います。

たとえば、アクサ生命やメットライフ生命、アフラック生命など、社名にカタカナが使われていることから、外資系生命保険会社のことを、「カタカナ生保」と言います。

一般的に、カタカナ生保では、外国の企業が、一定の資本金を出資して、日本国内に会社を設立し、運営されています。

母体企業そのものは、世界規模で運営さていることが多く、いわゆる、グローバル企業と言われている経営スタイルがとられています。

また、カタカナ生保では、テレビやラジオ、インターネットといった、各マスメディアを利用して、宣伝活動が盛んに行なわれていることも、特徴としてあげることができます。

販売スタイルとしては、従来からの対面販売ではなく、インターネットを利用した通信販売といった、新しい販売スタイルがとられていることも、特徴的です。

さらには、実店舗を持つことなく、インターネットのみで営業しているなど、新しい経営スタイルがとられている生命保険会社も、カタカナ生保に分類されています。

こういった新しい販売スタイルや、保険料がリーズナブルであるため、手軽に利用できる保険として、若い方や、ミドルクラスの方を中心に、人気を集めています。

③ひらがな生保(損害保険系生命保険会社)

ひらがな生保とは、おもに、損害保険会社が経営母体となって、運営されている生命保険会社のことを言います。

たとえば、ひまわり生命(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社)や、あんしん生命(東京海上日動あんしん生命保険株式会社)、あいおい生命(三井住友海上あいおい生命保険株式会社)など、社名の中に、ひらがなが含まれていて、ひらがな部分が愛称として呼称されています。

従来より国内で営業している損害保険会社が母体であるため、漢字生保と同様に、実績、ノウハウともに、豊富であり、規模の大きな会社が多いことが、特徴的です。

また、ひらがな生保では、従来のような目的(一家の稼ぎ手の方の万が一に備える)である、死亡保障を確保するといった死亡保障重視型の保険商品というよりは、ご契約者の方のケガや病気などで、入院したり、収入が途絶えてしまうリスクに対する保障を備えるといった、いわゆる、第三分野と呼ばれている医療保険やガン保険などの分野を得意としています。

一般的には、ひらがな生保の保険商品に加入する際には、損害保険の販売代理店を通じて加入しますが、最近では、インターネットを通じて加入することができることも多くなっています。

④かんぽ生命、共済

●かんぽ生命

かんぽ生命は、もともとは、「郵便局でも、生命保険を取り扱うように」との国家的な要請を受けて、日本郵政株式会社(郵便局)の子会社として、発足した生命保険会社ですが、2005年(平成17年)の民営化により、あらたに、「株式会社かんぽ生命」として、2007年(平成19年)に発足しました。

民営化されると同時に、監督官庁も金融庁に移行され、株式会社として、株式も一般公開されるようになり、現在では、一般的な生命保険会社として運営されています。

ただし、実質的に国有会社として運営されていた期間が長期にわたっていたために、国家的な経済危機がもたらされないかぎりは、かんぽ生命も破綻しないといった、盤石の経営基盤を誇っています。

また、かんぽ生命は、加入者件数でも、日本生命に次ぐ、第二位の規模を占めています。

販売スタイルは、「郵便局の保険」として、簡易生命保険(誰でも簡単に加入することができ、保険料も安価な生命保険)が、お取り扱いされていた当時と同様に、全国津々浦々を網羅している郵便局の窓口を中心とした、対面販売が主流となっています。

●共済

共済とは、「共済制度を行っている組織体」のことを指して言うケースと、地方自治体や、企業、労働組合の中で行われている「生活保障のための助け合いの制度」のことを指して言うケースがあります。

一般的には、「都道府県民共済」、「全労済」、「CO・OP共済」、「JA共済」が、四大共済として、広く、認知されています。

共済と、通常の生命保険会社では、監督官庁が異なっていたり、加入方法に違いがあること(原則、共済の保険商品は組合員とその家族のみが利用することが可能)など、異なった点があげられますが、一般的には、誰でも利用することができます。

また、お取扱いされている保険商品も、通常の生命保険会社と比べても遜色がなく、保険料もよりリーズナブルであるため、全世代に、根強い人気を博しています。

共済に加入する時には、いったん、組合員になるために、出資金(1口200円~1000円など。ご加入先の共済により変化します)が必要になる場合があります。

 

2.保険会社の格付けって?

一般的に、生命保険会社は、「保険業法」という法律に基づいて運営されています。

また、保険業務の内容や、経営状態が健全であるかどうかといったことを、監督官庁である金融庁から、毎月、厳しいチェックを受けています。

保険会社の経営状態については、私たちは、格付け会社からの情報をもとに判断することも可能です。

格付け会社とは、米国のスタンダード&プアーズ(S&P)やムーディーズ、日本国内では、日本格付研究所(JCR)、格付投資情報センター(R&I)などに代表される、専門的な調査を行っている機関のことを言います。

格付け会社は、各保険会社の財務力を分かりやすく指標として示したものを、定期的に発表しています。

簡単に言ってしまうと、格付け会社が行っている「格付け」とは、生命保険会社の支払い能力をみるための成績表といったようなもので、AAやBといったスコアを使って表現されています。

一般的には、BBB以上のスコアであれば、その保険会社の財務力は高水準であると理解されています。

BB以下の格付けがされている場合には、少し注意しておく必要があります。

●格付けスコア一覧表

安定的とされるスコア

AAA 保険契約債務を履行する能力は極めて強い
AA 保険契約債務を履行する能力は非常に強い
A 保険契約債務を履行する能力は強いが、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい
BBB 保険契約債務を履行する能力は良好だが、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい

投機的とされるスコア

BB 保険契約債務を履行する能力は限界的であり、事業環境が悪化した場合、債務を履行する能力が不十分となる可能性がある
B 保険契約債務を履行する能力は弱く、事業環境が悪化した場合、債務を履行する能力が損なわれる可能性が高い
CCC 保険契約債務を履行する能力は非常に弱く、債務の履行は良好な事業環境に依存している
CC 保険契約債務を履行する能力は極めて弱い。債務をすべては履行できない可能性が高い

さらに、格付けスコアは、AAA(トリブルエー)やAA(ダブルエー)などのスコアの中でも、それぞれに+(プラス)と-(マイナス)を付加して、より詳細な区別が実施されています。

2.1保険会社の格付けランキング

格付投資情報センター(R&I)からの発表によりますと、生命保険会社は、おおよそ、次のように格付けされています。

AAA AAA+   該当なし
AAA
AAA-
AA AA+ 東京海上日動あんしん生命保険株式会社
 AA 日本生命保険相互会社
ソニー生命保険株式会社
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
三井住友海上あいおい生命保険株式会社
三井住友海上プライマリー生命保険株式会社
AA- 明治安田生命保険相互会社
三井生命保険株式会社
株式会社かんぽ生命保険
富国生命保険相互会社
アフラック生命保険株式会社
ジブラルタ生命保険株式会社
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
大同生命保険株式会社
太陽生命保険株式会社
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
A A+ 第一生命保険株式会社
住友生命保険相互会社
第一フロンティア生命保険株式会社
メディケア生命保険株式会社
オリックス生命保険株式会社
 A
A-
BBB BBB+   該当なし
 BBB
BBB-
 BB  BB+
 BB 朝日生命保険相互会社
 BB-

AAAとBBBに該当する生命保険会社はなく、主要な保険会社でBBにランクされているのは、1社のみという結果となっています。

また、格付けを実施していない生命保険会社もあります。

格付けの他にも、保険会社の支払能力を見るための指標としては、「ソルベンシーマージン比率」と言われているものがあります。

 

3.ソルベンシーマージンって?

ソルベンシー(solvency)とは、英語で、日本語では、「財務健全性」と訳されています。

つまり、「債務超過にならない状態」のことを言い、債務履行能力(財務上の支払い能力)のことを意味しています。

また、通常は、マージン(margin=余地、余裕)と組み合わされ、「ソルベンシーマージン(solvency margin)」として、使用されています。

ソルベンシーマージン(solvency margin)と言った場合では、「支払い余力」のことを意味します。

「支払い余力」とは、簡単に言うと、「財務上のゆとり」のことを言います。

「財務上のゆとり」とは、たとえば、予測できない大災害や、想定をはるかに超えた株式の大暴落などが引き起こった場合であっても、債務超過にならず、保険金等の支払い請求があった場合には、きちんと対応することができる余地が、財務上にあるかどうかということです。

通常、生命保険会社は、将来的な保険金などの支払いに備えて、「責任準備金」を積み立てています。

この「責任準備金」の中から、保険金や解約返戻金、給付金などが支払われます。

しかし、予想できない事態のために、対応することができなくなる可能性もあります。

たとえば、大災害で保険金の支払いが急増したり、経済環境が大きく変わったために、自社の資産価値が大幅に下落してしまったり、貸付先の企業の貸し倒れが多数発生してしまうというような場合など、通常の予測を超えて発生するリスクに対しても、対応することができる財務状態であることが、保険会社には、求められています。

私たちを取り巻く自然環境や社会経済が激変した時であっても、生命保険会社が、「支払い余力」を有していれば、保険金の支払いを滞りなく履行することができます。

この生命保険会社の「支払い余力」を計るための指標のことを、「ソルベンシーマージン比率」と言います。

 

4.ソルベンシーマージン比率って?

ソルベンシーマージン比率は、「保険業法第130条」に則り、計算したものを、決算時に発表することが、生命保険会社には、義務づけられています。

ソルベンシーマージン比率の具体的は計算式は、次のようになります。

ソルベンシーマージン比率=【ソルベンシーマージン(資本金・準備金など)合計/通常の予測を超えるリスク×0.5】×100

【ソルベンシーマージン】には、生命保険会社の資本金に加え、価格変動準備金、貸倒引当金、危険準備金などの準備金が含まれます。

【通常の予測を超えるリスク】としては、保険リスク(大災害や疾病の流行などによる保険金の支払いが急増するようなリスク)、予定利率リスク(運用環境の悪化により、資産運用における利回りが、予定利率を下回るリスク)、資産運用リスク(株価暴落や、為替相場の激変などにより、資産価値が大幅に下落するリスク、および貸付先企業の倒産などにより貸倒れが急増するリスク)、経営管理リスク(従業員の大規模離職や信用問題などの経営に関するリスク)などが、考えられています。

ソルベンシーマージンの合計と、リスクの合計の割合が、同じであった場合(1対1)では、ソルベンシーマージン比率は、200%になります。

つまり、200%以上であれば、その生命保険会社の財務状態が、健全であることの、一つの目安となります。

また、ソルベンシーマージン比率が200%を下回る場合には、金融監督庁により、業務改善計画書の提出など、早期に、経営の健全性の回復を図るための行政措置がとられます。

ソルベンシーマージン比率のボーダーラインについては、公式には発表されていませんが、金融庁からは、「ソルベンシーマージン比率は500%以上が妥当である」との見解が示されています(金融庁:ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チーム 第3回 議事要旨 平成18年12月)。

4.1ソルベンシーマージンは高いほうがいい?

生命保険会社のソルベンシーマージン比率は、経営指標の1つとして、銀行などの金融機関の自己資本比率に相当するものであると考えらています。

また、一般的には、ソルベンシーマージン比率は高ければ、高いほうが、安全であると考えられていますが、あまりにも、高すぎる場合には、少し、注意する必要があります。

たとえば、設立間もない生命保険会社であれば、保険金の支払い実績があまりないため、ソルベンシーマージン比率が1000%以上になることもあります。

また、生命保険会社の契約件数が少ない場合や、特定の分野に特化した保険契約(がん保険など)が多い場合にも、保有しているリスクが少なくなるため、ソルベンシーマージン比率は、高くなる傾向にあります。

そういった理由以外では、保障される内容に見合った保険料ではない(保障される内容に対して保険料が高すぎる、あるいは、保険料に対して、保険金として設定されている金額が低すぎる)場合や、保険金の支払いがなんらかの理由によって抑制されている場合にも、ソルベンシーマージン比率は、高くなる傾向があります。

ですから、ソルベンシーマージン比率が、あまりにも高すぎる場合には、実績があまりない生命保険会社であるのか、保障内容と保険料が適切であるのかといった点などに、少し、注意を払うようにしておきましょう。

4.2保険会社のソルベンシーマージン比率ランキング

各生命保険会社から発表されているソルベンシーマージン比率は、比率の高い順に、次のようになっています。

ネオファースト生命保険株式会社 5250.4%
みどり生命保険株式会社 4602.2%
メディケア生命保険株式会社 3191.1%
ソニー生命保険株式会社 2624.3%
ライフネット生命保険株式会社 2455.8%
東京海上日動あんしん生命保険株式会社 2348.1%
三井住友海上あいおい生命保険株式会社 1726.7%
アクサダイレクト生命保険株式会社 1723.2%
ソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社 1626.1%
オリックス生命保険株式会社 1566.6%
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社 1513.1%
クレディ・アグリコル生命保険株式会社 1393.4%
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 1258.3%
チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 1233.9%
大同生命保険株式会社 1206.2%
SBI生命保険株式会社 1172.2%
株式会社かんぽ生命保険 1131.8%
FWD富士生命保険株式会社 1109.9%
富国生命保険相互会社 1081.2%
三井生命保険株式会社 1068.7%
アフラック生命保険株式会社 1030.0%
三井住友海上プライマリー生命保険株式会社 992.9%
明治安田生命保険相互会社 990.2%
日本生命保険相互会社 968.0%
フコクしんらい生命保険株式会社 947.2%
マスミューチュアル生命保険株式会社 937.9%
ジブラルタ生命保険株式会社 889.1%
メットライフ生命保険株式会社 883.6%
第一生命保険株式会社 881.8%
住友生命保険相互会社 881.7%
マニュライフ生命保険株式会社 841.9%
太陽生命保険株式会社 835.1%
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保 険株式会社 829.7%
プルデンシャル生命保険株式会社 822.1%
朝日生命保険相互会社 815.4%
楽天生命保険株式会社 799.5%
アクサ生命保険株式会社 780.9%
エヌエヌ生命保険株式会社 779.6%
第一フロンティア生命保険株式会社 574.5%

※2018年度3月決算発表

 

5.保険会社は破たんに備えてる!?

みなさんの中には、生命保険会社が次々に破綻してしまった時期のことを、ご記憶されている方もおられるかもしれませんね。

保険とは、万が一に備えるためのものですから、保険金が支払われないような事態が引き起こることは、一大事ですよね。

現在の日本では、二度と、生命保険会社の破綻が起きないように、生命保険会社は、監督官庁によって、2重3重にも、厳しいチェックを受けています。

さらに、万が一、いずれかの生命保険会社が破綻しても、保険業界全体で対応することができるように、生命保険会社によって、セーフティネットが設けられています。

このセーフティネットのことを、「生命保険契約者保護機構」と言います。

5.1生命保険契約者保護機構って?

「生命保険契約者保護機構」は、日本で生命保険会社(損害保険会社を除く)を営む全ての会社が会員となり、毎年、負担金を拠出し合うことで運用されています。

もし仮に、どこかの生命保険会社が破綻した場合には、プールされている負担金から援助金などを支出することによって、保険契約者の保護(保険契約の継続)が実行されます。

保険契約者の保護(保険契約の継続)を図る仕組みは、救済会社の出現の有無によって、次の2つに分かれています。

●救済会社が現れた場合

破綻した生命保険会社の保険契約を継承する保険会社のことを、「救済保険会社」と言います。

「救済保険会社」は、破綻した保険会社より、保険契約の移転、会社の合併などを行い、保険契約の継続を行います。

「生命保険契約者保護機構」からは、破綻した生命保険会社から、救済保険会社への、移転が完了するまでの段階で、保険金の支払いが滞った場合など、必要に応じた資金援助が行われます。

また、移転や合併時の業務は、大掛かりなものになることが予測されるため、必要に応じて、救済保険会社に対しても、資金提供が行われます。

このように、救済保険会社が現れた場合には、「生命保険契約者保護機構」は、おもに、資金提供の役割を担います。

●救済保険会社が現れなかった場合

救済保険会社が現れなかった場合には、次の2つの方法で、保険契約の継続が計られます。

1.「承継保険会社(生命保険保護機構が設立する子会社)」による救済

「生命保険契約者保護機構」が、子会社として「承継保険会社」を設立します。

破綻した生命保険契約の受け皿として、承継保険会社が設立され、保険契約の継続を実行します。

承継保険会社は、以後の保険料の受け取りや、資産運用、保険契約の承継以降の保険金の支払いを行います。

また、保険契約の引き受けと並行して、救済保険会社を継続して探すことも行われます。

1.2「生命保険契約者保護機構」が引き受ける

「承継保険会社」を設立することなく、生命保険保護機構自らが、破綻した生命保険会社の保険契約を引き受ける場合です。

この場合も、「承継保険会社」と同様に、保険契約の管理が行われます。

5.2契約はどうなるの?

このように、もし仮に、生命保険会社が破綻した場合であっても、救済保険会社、もしくは、生命保険契約者保護機構により、保険契約は継続されます。

ただし、責任準備金や予定利率が見直されるため、保険契約時そのままの内容が引き継がれることにはなりません。

一般的には、終身保険や、養老保険などの貯蓄性の高い保険契約の場合であれば、受け取る保険金の金額の減少幅が大きくなり、定期保険や医療保険などの、保障性の高い保険であれば、減少幅は小さくなります。

また、予定利率が高い時期に契約した保険契約ほど、保険金額の減少幅は大きくなります。

このように、保険金の金額は、減額されることになりますが、仮に、破綻後も、保険契約を継続することを希望する場合には、保険料を継続して払い込む必要があり、おおむね、保険料の減額は行われません。

また、通常、破綻後、保険契約の移転が完了するまでのあいだに解約することはできません。

保険契約の移転が完了後に、解約する場合には、早期解約の対象となり、契約条件が変更された後の解約返戻金から、一定の割合(早期解約控除)が差し引かれることがあります。

 

6.責任準備金って?

このように、生命保険会社が破綻した場合であっても、保険契約は継続されますが、契約時に予定されていた保険金の受け取り金額が、大きく変わることがあります。

その理由の一つとして、「責任準備金の削減」があげられます。

責任準備金とは、生命保険会社が、将来的な保険金や解約返戻金、給付金などを支払うために、保険料の一部を積み立ている準備金のことを言います。

ソルベンシーマージン比率とともに、責任準備金についても、保険業法によって定められており、生命保険会社は、監督官庁から、厳しくチェックされています。

この責任準備金は、仮に、生命保険会社が破綻した場合であっても、生命保険契約者保護機構によって、原則、9割までが補償されます。

残りの1割については、更生計画などにより決定されることとなります。

つまり、引受会社や生命保険契約者保護機構の判断によって、責任準備金が削減されると、予定していた保険金の受取り金額が、減少してしまうことになります。

また、この取り決めは、保険会社の責任準備金に対してのものであり、各個人の保険契約の保険金などが、9割保障されるものではありません。

 

7.正しい保険会社を選ぶポイント!

一般的に、私たちは、生活するうえでの、さまざまリスクを想定し、万が一の時の経済的なダメージを、すこしでも軽くするために、保険商品を利用します。

ですから、生命保険会社が破綻してしまうと、そのダメージは、計り知れないものとなります。

現在では、そういったことがないように、国と保険業界全体で、バックアップ体制が敷かれていますが、やはり、限界はあります。

保険商品を選ぶ際には、保障される内容をよく吟味することも大切ですが、合わせて、ご加入予定の生命保険会社の格付けや、ソルベンシーマージン比率なども、よく確認するようにしておきましょう。

格付けや、ソルベンシーマージン比率は、随時更新されているものですから、最新のものであるかどうかといったところも、チェックするようにしましょう。

 

8.生命保険会社の満足度ランキング

ここまで、生命保険会社の財政上の安全性について、見ていきました。

なにをさておいても、「つぶれない」ことが、生命保険会社を選ぶ際には、第一条件となりますが、実際的には、それのみで判断することはありません。

次に、生命保険会社を選んだ時の満足度はどうであったかという、実際的に、顧客満足度の高い生命保険会社のランキングも見ていきましょう。

株式会社 J.D. Power Asia Pacific コーポレート コミュニケーション(JDパワー)は、米国を拠点としたコンサルティング会社で、CS(顧客満足度)調査の専門機関です。

JDパワーでは、年に一回、直近の1年以内に、生命保険を新規契約・更新手続きを行った顧客を対象に、保険会社に対する満足度や各種活動実態を明らかにする調査が行われています。

顧客満足度の測定に当たっては、総合満足度に対する影響度の大きい順に、「顧客対応」(34%)、「手続・書類」(28%)、「支払い保険料」(20%)、「商品提供」(18%)の、4つのファクター(カッコ内は影響度)に分け、さらに、これらのファクターの複数の詳細項目に対する評価をもとに、顧客の総合的な満足度(1000 点満点)が、算出されています。

JDパワーが行った顧客満足度ランキングでは、ランキング対象となった25社中、プルデンシャル生命保険株式会社が、671ポイントで、総合満足度第1位となっています。

第1位のプルデンシャル生命保険株式会社は、「顧客対応」(業界平均より+53 ポイント)、「手続・書類」(同+44 ポイント)と、最高評価となっています。

第2位は、ソニー生命保険株式会社(663 ポイント)で、「商品提供」(業界平均+31 ポイント)で、最高評価となっています。

第3位は、ライフネット生命(648 ポイント)で、以下、第4位 東京海上日動あんしん生命保険株式会社(648 ポイント)、第5位 メットライフ生命保険株式会社(646 ポイント)、第6位(同率) ジブラルタ生命保険株式会社(640 ポイント)、第6位(同率) メディケア生命保険株式会社(640 ポイント)と続いています。

実施期間:2017 年 12 月 調査方法:インターネット調査 回答者数:10,016 人

 

9.まとめ

もうずいぶん前のことになりますが、母に、「この保険、継続しようかどうか迷ってるんだけど」と相談されたことがあります。

その時は、聞いたこともない保険会社でしたので、「迷ってるんだったら、やめてしまえば?」と、なんの気なしにアドイスしてしまったのですが、あとから、よくよく調べたら、とても、しっかりした保険会社で、保険の内容もよく、とても良い契約であったことが、わかってしまい……

もったいないことをさせてしまいました(お母さん、ごめんなさい)。

無知とは、本当に、損するなぁ、と思います。

みさなんは、こんな経験をすることなく、しっかりとした知識にもとづいた判断をしてくださいね!