がん保険は不要?プロが解説します.

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将来の為に入る保険。その中で不動の人気を誇るのが「がん保険」です。将来の為に…と若い方も特約などをつけて加入される方も増えています。でも、この「がん保険」は不要ではないか?というお考えの方も多いのです。それはどうしてでしょうか?そして、本当に不要な保険なのでしょうか?今回は、本当に必要な「がん保険」についてご紹介していきます。

花と手

 

がん保険の必要性を問われれる時代がきた

今は、がん治療に対する医療の発展とともに、その治療を保障してくれるがん保険の必要性が問われ始めています。しかし、今、現在の日本では2人に1人はがんになるとまで言われいる時代。単純な確率だけを考えれば「がん保険」に加入しておくことが得策です。

しかし、単純に確立だけで保険は加入するものではありませんよね。いざ!という時に、どれだけの保証がされるのか?これを十分に吟味しておく必要があります。

では、まず必要か、不必要かを考える前に、がん保険についての基本的な事項を整理していきましょう。

がん保険についての整理をするのであれば、

・医療保険との違いとは何か?

・がん保険とは何かを知ること

自分が、何を不安として考えているのか?つまり、何を保証していきたいのか?

を、整理する事から始める必要があります。

実際には、がん保険が必要かではなく、必要な人と不必要な人がいるのをご存じでしょうか?なぜ、そんな区別ができるかを整理しながら、自分にとって必要か、不必要化を整理していきましょう。

 

1:がん保険が不要な理由

がん保険が不要な人とは、がん保険が必要ではない人の事です。では、それはどんな人で、どんな理由からくるのでしょうか?

1-1:収入が多く、貯蓄も十分にある人taikin

端的な話になりますが、収入が多く、貯蓄もある人は、「がん保険」に加入する必要がないといえます。

※入る必要がないという事ではありません。

生命保険(がん保険)は、強制的に加入する保険ではありません。だから、「とりあえず入っておけ」「入ればいいんだよね?」という事ではないのです。治療に掛かる金銭的な面での不安がない場合には、必須ではなくなるという事です。もちろん、心配要素があれば、その分を上乗せして加入しておく(貯蓄のイメージ)で確実な施策をとる事も良いでしょう。

1-2:治療はしない意思のある人

あくまで一説ですが、がんは、治療をしない方がいいという説もあるのです。ビックリする説ですが、研究者者によっては、がんという病気には「本物」と「がんもどき」といった2つの種類がああるとされています。

この本物は抗がん剤治療をしたり、手術をしても治らない。そして、がんもどきは放っておいても進行しないものという説です。

これを極端な解釈をしてしまえば、治療をしても治らない病気に治療は要らないという考え方になります。その為、保険は不要という事になるのです。

もちろん、現在でも治療をしても完治に至らないケースもあります。とはいえ、長生きをしたいという人間本来の考え方からしたら、驚く発想になるわけです。

しかし、それ以外にも、この年齢であれば、治療をしたくないとう考え方を持つ人もいらっしゃいます。これも、各個人の選択にはなりますが、こうした考え方であれば、保険は不要となるのです。

1-3:がん以外にも幅広い保障を求める人

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自分は、これからがん以外にどんな病気にかかるかはわからない。だから、とにかく幅の広い補償を考えたい。そういった方には「がん保険」と特定の内容に絞らない「医療保険」がおすすめになります。医療保険の良いところは、特約というサービスがあること。これに加入していれば、がんに掛かった場合にも手厚い補償が得れます。がん保険とは、「がん」に絞ったサービス。つまり、それ以外には保証がありません。その点を考えると幅の広い医療保険に入る事も1つの手段となるのです。

1-4:今、何に備えるべきかわかない人

Question

年齢の若い方に多い事例です。特に、新入社員となった方などは、今の自分が、何に備えたらよいか分からないという事もあります。そういった場合に、早期に保険に加入するのはやめておきましょう。まずは、自分がどういった貯蓄計画を立てるか、将来に対して何か不安かを整理して上で保険を選ぶべきなのです。保険にも種類が沢山あります。こういった場合には、親が自分にかけてくれている保険の内容や、複数の保険会社から資料を取り寄せるなどして、自分の将来を見据えた保険を選んでいきましょう。ただし、人生の分岐点(結婚、出産など)に応じて、保険を見直す可能性もある事を視野に入れておく事も大事です。

1-5:日本の医療制度について

1-1~4は個人的な意見に左右される事が多い部分ですががん保険が不要と言われ始めた背景には、日本の医療制度の充実があるのです。

社会人にならば、必然的に支払う保険料。これにより、他国に比べて、日本は保険医療が充実しているといわれています。

※昨今の保険に関する特集ニュースなどを参考にして本書をお読みください。

 

今の日本は「国民皆保険」により国民全員が以下のように厚い医療保障を受けられる環境が整備されています。

その1:3割負担

会社から支給されている健康保険証を病院の窓口で出すと医療費の負担は、総額の「3割負担(現役世帯)」になります。3割しか支払う必要がないのです。その上、高額療養費制度により、1か月の医療費自己負担に上限があるので医療費の自己負担が高額にならい仕組みがとられています

その2:高額療養費制度

公的医療保険では窓口で70歳未満の現役世帯は3割負担となります(前述参照)。ただし、人により掛かる医療費は高額になります。この場合には、当然ながら家庭への負担が大きくなってきます。そこで、各個人(家庭の収入などにより)1か月の自己負担の上限が定められています。この定められた一定額を超えた場合には、別途、払い戻しが受けられる制度を「高額療養費制度」といいます。

例えば、 1ヶ月間に同一の医療機関に支払った医療費総額が500,000円(3割負担で150,000円)だった場合にには、払い戻し額は、67,570円になります。そのため、治療費が500,000円かかるものが、実質の負担額は82,430円で受けられるということになります。この差額は、大きなものです。

この結果、医療費が高額にならないため貯蓄で補える様になってきた

こうした公的医療保険により自己負担額が高額になりにくい環境が整ってきました。そのため、何か病気をしたとしても現在の貯蓄で医療費を支払え可能性が増えてきているのです。

※これは、貯蓄がある場合になります。

参考までに、入院時の自己負担費用も掲載してきます(※治療費・食事代・差額ベッド代なども含みます。)

  • 1日平均:16,000円(平成22年生命保険文化センター調べ)
  • 20日入院した場合:16,000円×20日=320,000円

が、必要とされています。この数値を見ると、日頃からたくわえをしている家庭では支払えない金額ではありません。しかし、短期的な場合には問題がありませんが、長期的に見た場合には、それなりの貯蓄額が必要になってきます。

 

そもそも、医療保険の保険料を使わないと無駄にならないの?

医療保険に加入することは、長い間保険料を支払い続ける事を意味します。たとえ、月々の保険料が安い場合でも払う年数から考えると、それ相当の金額になります。しかし、このご時世です。医療保険として払い続けた金額に対して見合うだけの保障が受けられるのか?と言われると、どうしても疑問が残ります。なので、貯蓄を使用とう考えも出てきますが、その反面では支払った保険料を使わないと損!という考え方もあるのです。

例えば

契約年齢30歳  月々保険料5,000円支払い (保険料払込み60歳まで)

支払う保険料の総額は月々5,000円×12か月×30年で1,800,000円になります。

これを使わないと損をするというイメージです。

医療保険では治療費の全額が補えない

これは、加入している保険の保障内容により異なりますが、医療保険には支払限度日数があります(設定されています)。入院日数が当初の想定よりも長くなった場合には、設定されている日数よりも、入院期間が超えた部分に関しては給付金が支払わないという事が起きえます。特に注意しなければいけないのは、医療保険とは実費負担に対しての保証ではなく契約に該当したもの(事前に定めらている対象範囲についてのみ)に支払われますので、必ずしも医療費が全額補償されるとは言えません。その為、保険に加入する際には、設定されている条件を必ず確認しなければいけなません。しかし、実際に入院した時に日数などは想定できません。その為、できるだけの保証をと考えると、その分だけ保険料も高くなる点も予め注意しておく必要があります。

 

2:がん保険が必要な理由

今度は、反対にがん保険が必要な理由について整理していきましょう。1項の項目と対比しながら、読み比べてください。

一般的に、がん保険が必要な理由としては、以下の項目が挙げられる事が多いでしょう。

2-1:治療に必要なお金がまとめて受け取れる

配当金

がん保険では「診断給付金」という、「がん」と診断確定された際に受け取れる保険金の仕組みがあります。当然ながら、保険会社や加入している保険の内容によって、実際に受け取れる金額は異なりますが、一般的に100万円〜200万円程度と言われています。この制度を利用する事で、ひとまず気を落ち着けて治療に専念したり、収入ダウンとなる生活費の補填を行う事が出来ます。こうした事で、今後の事を考える余裕もでき、早急な判断をする事がなくなります。この結果、完全ではありませんが、ご本人、ご家族の精神的な負担を多少なりとも軽減する事にも繋がるのではないでしょうか?

特に、ご家族を養っている大黒柱の方が、「がん」と診断された場合には、ご本人だけではなくご家族のショックも多大なものでしょう。大黒柱だけに、子供の今後の事、仕事の事、場合に応じては、ご両親の面倒など、一気に押し寄せる不安があります。こうした場合にも、一時金としたまとまった金額を受け取る事で、今後の事を考える手助けになる事は間違いありません。

2-2:がん保険には、入院給付金の支払い限度日数が設けられていない

この仕組みは、医療保険と大きな(根本的な)違いと言えます。医療保険には、加入した保険内容に応じ入院給付対象となる日数が定められています(60日、90日など)しかし、がん保険の場合、入院給付金の支払い限度日数という仕組みが基本的にはありません。

※数多くの商品がある為、限度日数を定めている物もあります。この点は、保証内容について確認しておく必要があります。

この支払い限度日数がない制度のメリットとしては、最初に想定していたよりも入院期間や通院期間が長くなっても保証を受けれる点です。がん治療は、長期戦である事が一般に知られている病気だからこそ、腰を据えて、焦らず、じっくりと確実に治療をしていく事が必要です。こうした場合には、この保証制度が安心をもたらしてくれれるのです。

2-3:がんに特化しているので手厚い保障を受けれる

がん保険は、言い換えれば「がんのみを対象とした」保険になります。だからこそ、その保障内容もがんに特化しています。前述でご紹介した「診断給付金」、入院給付金の支払い限度日数がない制度は、がん保険ならではの保障内容です。その他にも、予め特約として放射線治療費用、抗がん剤治療費用、通院費用などを保障してくれるメニューも充実しています。こちらも「がん」専門の保険だからできる事です。

「がん保険」とは「がん」に対して備えたい人(家族が癌にかかったなど)にとっては、有り難い保険制度になるわけです。

 

いかがでしょうか?がん保険の必要、不必要は、個々人の考え方に応じて、異なってきます。

しかし、昨今の死亡理由としても常に上位に挙がる「がん」だからこそ、予め備えておきたいという方も多いと思います。そんな方の為に「がん保険」の正しい選び方についてご紹介していきましょう。こちらを参考に、自分に合った保険を選んで頂きたいと思います。

 

賢い人のがん保険~実は、基本知識が大切なのです~

貯蓄

沢山ある保険会社から、沢山の商品の中で自分に合った保険を選ぶ事は、結構、難しいものです。だから、営業の人に勧められるまま…なんた方もいらっしゃるのではないでしょうか?この場合に、もしかしたら「いざ!」という時に保証が不足している事もあります。保険は、自分だけではなく家族をも守るもの。だからこそ、しっかりと内容を理解して選んでおきたいものです。でも、「難しい…」と思っている人は、ちょっとまってください!せっかくなら、ここで基本となる知識を身に着けておきませんか?そうする事で自分に必要な保険とは、どんな物かが見えてくるはずです。

1:がん治療の仕組みとは?

まずは、「がん」と診断されてから行われる治療法について、整理していきましょう。

治療費一覧▼

 高額な医療費  大規模な治療や手術、抗がん剤、ホルモン剤など薬が高額になりやすい。
 長期の治療と療養期間  再発、転移のリスクがあるため、検査や通院治療も多い。
 医療費以外の治療経費  治療中や療養中の収入減、サプリメント代、かつら代など

実際に、治療を開始してもどんな費用が発生するかが分からない人が意外といます。特に、表の3つめ。「医療費以外の治療経費」が予想外に掛かった等の声も多いのです。まずは、どんな費用が発生していくのかを知る事は、がん保険の保障内容を決めていく上では重要になります。

この3つの観点から、がんの治療とは、他の病気治療に比べて、経済的な負担が大きくなりやすい言われています。その一方で、がんの治療は、今では、他の病気やケガと同様に、医療機関の窓口で保険証を提示したら、健康保険などの公的医療保険制度の枠組みの中で行う事もできるのです。言い換えれば、治療費は3割負担で大丈夫という事です。

参考として、種類別の入院期間や治療費を整理してみましょう。

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入院期間と治療費種別▼

胃がん  20.2日/約25万円
結腸がん  19.9日/約28万円
直腸がん  16.8日/約23万円
機関誌がんおよび肺がん  11.5日/約13万円
乳がん  12.2日/約18万円

※(社)全日本病院協会HPより

(全て3割負担:治療費は万円未満四捨五入)

あれ?予想よりも安い!用がかからない、と感じた方もいらっしゃかると思います。がんは転移する場合や、再発する場合も少なくない病気です。人によりも入院期間や回復期間も違います。ご紹介したデータは平均的なデータで、がんの進行具合や治療方法によっても費用は異なってきます。 手術をしたり入院期間が長くなれば必要となる費用は、積み重なってきます。早期のがんなのか?進行がんなんか、でも、治療にかかる日数と費用は異なります。進行が進んだがんには、公的医療補助制度が適用されない先進医療が必要になって来るケースもあります。ご紹介したデータはあくまで平均データ。しかし、どこまで、保障をもとめるかは、こうしたデータを活用していくかも保険の保障選びには大事になってくるのです。

2:がん保険を比較する前に知っておくべき保障内容

がん保険の保障には、以下のような保障があります。

がん診断給付金 手術給付金
入院給付金 通院給付金
先進医療特約

では、その内容を1つ1つ見ていきましょう。

2-1:がん診断給付金

がん保険も医療保険でも、がんで入院や手術をした時に給付金を受け取る。その給付金が、今後の治療費等へ備えていくことが出来る保障です。ただし、がん保険には医療保険にはない「がん診断給付金」という保障内容があります。   金額は100万円を超えるものと、そうでないもの等、種類はいくつもあります。契約内容によって違ってきます。がんと診断されれば、「日帰りで抗がん剤治療を受けるだけ」の入院や手術をしない場合にも支払われるというのが特徴です。

2-2:入院給付金

がん治療で入院した場合に支払われるのが入院給付金です。基本的に入院日数の制限はありません。ほとんど全ての保険で日額1万~2万円となっています。しかし、中には3万~4万円の高額設定が可能な保険もあります。これも、予め契約時に設定することができます。

2-3:手術給付金

手術給付金は一回の手術にたいして、約10万~20万円の給付金が目安となります。保険の掛け方に応じて、入院日額給付金の20倍が給付金として受け取れるものもあります。

2-4:通院給付金

通院給付金には、2つのタイプがあります。

・入院して入院給付金を受け取ってから、所定の期間内(365日など)に通院した場合に、60日程度を限度に保障するタイプ

・入院したかどうかの結果には関わらず、「手術、抗がん剤治療、放射線治療」といった三大治療のために必要な通院なら日数制限がなく保障をしてくれるタイプ

2-5:手術給付金

がんの手術を受けた場合に支払われるのが、「手術給付金」です。保障額が一律なもの、手術の種類によって保障額が異なるものがありますが、回数の制限はありません。

2-6:先進医療特約

がん保険には、先進医療特約というものが付いてくるもの、付加できるものがあります。

先進医療とは実験(研究)段階の医療方法の事で、有効性や安全性を確認している最中のものです。健康保険が使えず、治療費は全額自己負担というかなりの高額になります。

 

こうした特約を利用した保険選びを賢い人はしているのです。

 

解説|女性のがん保険選び

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