三大疾病に罹る確率と死亡する確率とは?備え方も解説します!

三大疾病とは日本人が罹りやすい三大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)のことです。

これは日本人が罹りやすい病気のベスト3となっており、この病気が原因で亡くなってしまう方も50%以上いるといわれています。

また例え生き延びたとしても治療を行う際に他の病気と比べて入院が長期化しやすい傾向にあります。

では実際に三大疾病にかかってしまう確率はどれくらいなのでしょうか?

年代別で三大疾病に罹ってしまう確率や、そのための備えについて紹介していきます。三大疾病の死亡する確率と備えについて徹底解説三大疾病の死亡する確率と備えについて徹底解説していきます。

目次

1.三大疾病とは

1.1 がん

1.2 心疾患

1.3 脳卒中

2.三大疾病の死亡率や入院日数、治療費はどれくらい?

2.1 三大疾病の死亡率

2.2 三大疾病の入院日数はどれくらい?

2.3 三大疾病の治療費は?

3.三大疾病の年齢別の発病確率は?

3.1 年齢別の発病数は?

3.2 何歳から保険に入るべきか検討する

3.3 三大疾病は50代以上から増える

4.三大疾病になってしまう原因

4.1 がんになる原因と完治するには

4.2 心筋梗塞の前兆とその予防をするために

4.3 脳卒中の特徴

5.女性も三大疾病保険に入っておくべき?

5.1 女性特有の病気とは?

5.2 女性特有の病気に陥る確率

5.3 女性特有の病気で怖いものは?

6.三大疾病に備えるために

6.1 医療費への備え

6.2 退院後の生活費や収入減少への備え

6.3 保険の対象となる三大疾病の範囲には注意が必要

7.三大疾病保険の必要性

7.1 三大疾病保険とは

7.2 三大疾病保険の落とし穴

7.3 三大疾病保険の仕組み

8.三大疾病保険の特約はつけるべき?

8.1 三大疾病保険の特約とは?

8.2 特約を付けるメリット

8.3 特約の注意点

9.まとめ

1.三大疾病とは

三大疾病とは「がん(悪性新生物)」、「心疾患(急性心筋梗塞)」、「脳卒中」のことでこれらの日本人の死因のうち上位を占める病気となります。

三大疾病の厄介な所は入院や治療が長期に及ぶことが多く、医療費や介護費が高額になりがちな点が挙げられます。

またケースによっては、医療費と介護費を合わせて数百万円にまで膨らむことさえあるようです。

1.1 がん

がんは、体のなかで発生したがん細胞が増殖していき体に害を与える病気です。

私たちの体は約60兆個の細胞からできていると言われていますが、正常な細胞は体の状態に合わせて死滅と増殖を繰り返します。

ですが、がん細胞は体の状態に関係なく無秩序に増殖し続ける異常な細胞です。

通常は免疫細胞ががん細胞を駆逐するのですが、時には仕損じることもあります。

その理由は免疫力の低下や遺伝子の制御の異常など様々ですが、生き残ったがん細胞が増殖して体にダメージを与えるのが「がん」と呼ばれる病気なのです。

がんは「がん細胞ができた体の部位」によって名称があり、代表的なものでいえば「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」「子宮がん」などが挙げられます。

1.2 心疾患

分かりやすく例えるなら、私たちの体のなかで心臓は全身に血液(酸素と栄養)をくまなく行き渡らせる「ポンプ」で、その「動力」が心筋(心臓の筋肉)です。

そして、心筋自体も血液で動いています。

つまり、「動力の燃料」が血液で、「燃料を供給する管」が冠動脈だと言えます。

心疾患は、その冠動脈に動脈硬化などが起こることで心筋に酸素が流れなくなり、心臓の機能が停止してしまう病気の総称です。

心疾患のなかでも深刻なのが「急性心筋梗塞」です。

急性心筋梗塞は、その冠動脈が急に閉塞し、血液(酸素と栄養)を失った心筋が徐々に弱っていき、最終的に心臓が壊死してしまう、という病気です。

1.3 脳卒中

脳卒中とは、特定の病気を指す言葉ではありません。

正式には「脳血管障害」という名称で、何かしらの脳の血管の障害によって引き起こされる様々な病気の総称です。

脳卒中は、その原因が「血管が詰まったのか?」「血管が破れたのか?」によって、大きく2つに分けることができます。

具体的な病名としては、前者は「脳梗塞」、後者は「脳出血」「くも膜下出血」などです。

いずれも脳の一部に血液が行きわたらなくなり、その部位が壊死してしまう、という点は一緒です。

しかし、脳は部位によって様々な働きをしていますから、壊死した部位に応じて現れる後遺症は変わってきます。

たとえば、言語機能を司る部位がダメージを受ければ言葉がうまく喋れなくなりますし、運動機能を司る部位がダメージを受ければ手足を自由に動かすことが難しくなります。

そして、認知機能を司る部位がダメージを受ければ、認知症のような症状が現れることもあります。

 

2.三大疾病の死亡率や入院日数、治療費はどれくらい?

では三大疾病の死亡率や相場の入院日数、治療費はいくらくらいなのでしょうか?

2.1 三大疾病の死亡率

データによると平成27年の死亡数130万2,000人のうち、悪性新生物(がん)が37万人、心疾患が19万9,000人、肺炎が12万3,000人、脳血管疾患が11万3,000人となります。

つまり、三大疾病だけで死亡原因の52.4%を占めているということです。

半分以上の人が三大疾病で亡くなっているのですね。

また死因3位の「肺炎」も、実は三大疾病に関連していることが多く、実際の発生率はデータの数値よりも高いのではないかと推測されています。

2.2 三大疾病の入院日数はどれくらい?

三大疾病になってから入院期間の割合は2週間以内に退院している人が66%、1ヶ月以内に退院している患者数を含めると82%となり、30日以内で退院している人が8割以上という事が分かりました。

ただし脳梗塞で入院した場合は1ヶ月~3ヶ月ほどかかる可能性が高いので注意が必要です。

2.3 三大疾病の治療費は?

では三大疾病の治療費は大体どのくらいかかるのでしょうか?

がんの治療費は平均100万円かかります。

では、がんになってしまった場合、高額療養費制度を利用した後の「自己負担額」はどれくらいかかってくるのでしょうか?

平均入院日数 治療費自己負担額
胃がん 18日 29万円
結腸がん 15日 24万円
直腸がん 19日 33万円
肺がん 14日 22万円
乳がん 13日 23万円

となっています。

なので、がんの治療費に対する自己負担額は約20万円~30万円となっておりますが、治療費以外の自己負担になる出費である差額ベッド代、食費、通院のタクシー代や健康保険適用外の治療費などガンになると様々な費用が掛かってきます。

急性心筋梗塞の入院費用は1入院で178万円とさらに高額な費用が掛かってきます。

その理由としては、急性心筋梗塞の治療方法が「薬物治療、かノーテル治療、冠動脈バイパス手術」と高度な技術が必要な治療方法となるからです。

また脳卒中の場合は「脳梗塞、脳出血、くも膜下出血」などに分類されますが、これらの医療費用は200万円を超える高額な費用となります。

脳卒中は脳に障害を与える病気であり、急激に症状が出るものも多いのが特徴です。

なので一命をとりとめても身体のまひや言語障害、意識障害が残ることが多く、長時間のリハビリが必要となってきます。

 

3.三大疾病の年齢別の発病確率は?

20代などの若い時は、事故や自殺が死因の多くを占めますが、年齢とともに三大疾病による死因の割合が高くなり、60代でピークを迎えます。

そして70代以降は三大疾病以外の死因が増えていきます。

3.1 年齢別の発病数は?

厚生労働省の調査においては、がんの発病数は全年齢で約30万人ほどですが、35~64歳の世代では、約8万5,000人が発病しています。

心疾患発生件数は全体で約19万人ほどですが、同じく35~64歳では約3万人が発生しており、脳血管疾患発生件数は全体で約25万人ですが、35~64歳では約3万5,000人が発生しています。

特に、働き盛りの世代である30代半ばから、急速に発病数が増えていきます。

特にがんは比較的に若い年齢で発生することが多く、高齢になると心疾患や脳血管疾患が急速に増加していきます。

3.2 何歳から保険に入るべきか検討する

三大疾病保険は大きくわけると、所定の状態になったときに一時金としてまとまったお金を受け取ることができる「三大疾病一時金」。

そして、死亡したときや所定の高度障害状態になったときにまとまったお金を受け取ることができる「死亡・高度障害保険金」の二つの保障があります。

また、三大疾病一時金や死亡・高度障害保険金のほかに、特約として付加できるものもあります。

代表的な保障は、三大疾病で入院したときに入院給付金を受け取れる「三大疾病入院給付金」や、三大疾病で通院したときに通院給付金を受け取れる「三大疾病通院給付金」などがあります。

三大疾病に備える保険には何歳ぐらいから加入をするべきでしょうか?

三大疾病のデータを調べてみると20代後半から30代のうち、特に女性のがん患者が増加しています。

三大疾病保険の加入率は約44%の世帯が加入しているなかで、特に配偶者の加入率は25.7%にものぼるなど、ここ数年で急速に増加しています。

がんは、早期発見すると完治する可能性は高くなります。

ですがそれ以降は保険に加入することが難しくなります。

再発や転移など、その後の医療費や生活に関する不安も出てくることでしょう。

それに備え保険を考えている方は、できるだけ早めに三大疾病保険を検討するようにしましょう。

3.3 三大疾病は50代以上から増える

20代や30代でも三大疾病になる可能性はありますが、圧倒的に50代や60代、70代の割合が多くなっています。

女性の30代や40代のがん患者が多いのは、女性特有のがんである「乳がん」や「子宮がん」、「卵巣がん」などが比較的若い年齢の人でも、発症する可能性があるためです。

 

4.三大疾病になってしまう原因

がん、心筋梗塞、脳卒中の三大疾病は、日常生活においての生活習慣が原因で発症したり進行したりするといわれています。

食生活の偏りや運動不足、喫煙や仕事のストレスなど、長い年月をかけて積み重なったものが原因となり、はっきりとした自覚症状を伴うことなく発症します。

がんの発生原因としては、喫煙と食生活がそれぞれ30%近く影響しているといわれたり、戦後から急速に食の欧米化が進んだことにより、日本人のがん発生が急上昇したともいわるなど、がんは日本人にとって無視できない将来的な病気のリスクなのです。

4.1 がんになる原因と完治するには

日本人の2人に1人は「がん」になると言われており、2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」が原因で死亡してしまいます。

これは世界でもトップクラスの「がん大国」といえます。

ではどうして「がん」になってしまうのでしょうか?

私たちのカラダは、約60兆個の細胞からつくられています。

そのうち、1%くらいの細胞が毎日死んでいきますので、細胞分裂を繰り返し、減った細胞を補う必要があります。

細胞分裂では、細胞の設計図であるDNAを毎日数千億回、コピーしています。

ですが毎日、数千億回も行うことなので、当然、コピーミスを起こすこともあります。これが遺伝子の突然変異です。

コピーミスを起こす原因として、もっとも大きな影響を与えるモノはタバコです。

この他、化学物質や、自然界に存在する放射線などによって、長い時間をかけて蓄積されていきます。

突然変異を起こした細胞は、多くの場合生きていけませんが、ある遺伝子に突然変異が起こると、細胞は死ぬことができなくなり、止めどもなく分裂を繰り返すことになります。

この「死なない細胞」が、がん細胞です。

ですが、がんは不治の病ではありません。

全体を見れば半分程度のがんは治ると言われています。

がんがまだ1~2センチ程度の時期、つまり、早期に発見できれば、治癒率はぐんと高くなります。

たとえば、進行した胃がんでは、半数以上の方が命を落としますが、早期であれば、100%近く完治します。

がん全体についても、早期がんの段階で治療を受ければ、9割方が完治すると言えるのです。

ですが、がんの症状が出てしまっている場合は、早期発見とは言えません。

早期のがんでは、症状はまず出ません。

がんを早期発見するには定期的な検診しかありません。

だから、症状がないうちに、定期的に検査することが大事なのです。

4.2 心筋梗塞の前兆とその予防をするために

心筋梗塞の前兆として、胸の痛み、呼吸困難、吐き気・嘔吐、左手小指の痛み、肩や背中の痛み、冷や汗などがあげられます。

また、心筋梗塞のサインである「胸の痛み」の特徴として、以下のようなものがあげられます。

・点ではなく、広範囲に痛みが広がる

・チクチクした痛みではなく、押されたような圧迫感がある

・数分続くが、その後、何もなかったかのようにおさまる

動脈硬化の予防には食事・食生活の改善は欠かせません。

抗酸化食品に注目が集まっています。

バランスのとれた食事でミネラル・ビタミン補給しましょう。

また、食事の量にも気をつけましょう。

4.3 脳卒中の特徴

脳卒中は、正式には「脳血管障害」という名前で呼ばれる病気です。

よく勘違いされることがありますが、脳卒中とはひとつの病気ではありません。

この病気は脳血管障害と言う言葉のとおり、脳の血管になんらかの障害が起こることによって発病するいくつかの病気をまとめて、そう呼んでいます。

脳の血管に起こる障害は大きく分けて、二つのタイプの病気に分れます。

ひとつは脳の血管が破れて出血するタイプです。

これには脳出血やくも膜下出血があります。

もうひとつは脳の血管がつまり血液が流れなくなって起こるタイプです。

これには脳梗塞や脳血栓があります。

脳卒中の最大の特徴は、今まで全く症状のなかった人でも、突然、発症することです。

手足の麻痺やしびれなどが突然に起こった時には、たとえそれが軽い症状だったとしても、脳卒中を疑うことが大切です。

脳卒中は、症状が出てからでは手遅れになることも多く、普段から、かからないように予防しておくことが最も大切です。

 

5.女性も三大疾病保険に入っておくべき?

では女性も三大疾病保険に入っておくべきなのでしょうか?

実は「乳がん」や「子宮がん」など女性特有の病気といわれるものがいくつかあります。

これは30代、40代と年齢を重ねるごとにリスクが上がっていきますが、最近では若い人でもその確率が上がっているので、いざというときの為に保険の加入も検討しておくようにしましょう。

5.1 女性特有の病気とは?

女性特有の病気とは女性に怒りやすい病気であり、「乳がん」、「子宮頸がん」、「子宮筋腫」などがあります。

自分はまだ若いし、かからないなんて考えは通用しませんし、危険が大きすぎます。

いつ自分がかかってもおかしくない病気だからこそ、その危険性や治療法、どれだけの費用がかかるのかなど自分なりに対策を打つ必要があるのです。

5.2 女性特有の病気に陥る確率

では女性特有の病気にどのくらいの確率でかかってしまうのでしょうか?

年代別にみていくと、女性ホルモンの減少する40代から発症、発病率がぐんと上がっていきます。

また最近では偏った食事や性い活を続けることによって20代前半でも女性特有の病気を発症し、発病する確率が上がっています。

病気やケガの患者数は男性の約1.29倍ともいわれているので男性よりも女性の方が病気を抱える可能性がとても高いのです。

また特に「がん」はいまや2人に1人が掛ってしまう病気なので十分に対策をうつ必要があります。

5.3 女性特有の病気で怖いものは?

特に女性特有の病気で怖いものが「がん」です。

早期発見できれば、治療が早くできて進行を食い止めることが出来ますが、発見が遅れてしまうと治療が間に合わない可能性もあります。

また突然進行が早まって命を落とすことも十分に考えられます。

また治療にも多くのお金が必要になってくるので、貯蓄がある程度あっても治療に当ててしまって底をつくことがあるのです。

5.4 病気に備えるために保険に加入しておく

では女性特有の病気に備えるためにはどうすれば良いのでしょうか?

それはまず保険に加入しておくことです。

女性特有の病気を保障してくれる保険は、女性保険だけではないので必要に応じて通常の医療保険課を見極めるようにしましょう。

また女性保険は通常の医療保険に比べて保障の範囲が広く、女性特有の病気になった時には上乗せした給付金が受け取れるというメリットもあります。

ただし保険料が割高になるので保険料と相談して決めるようにしましょう。

病気も無くて健康であるのであれば通常の医療保険で十分カバーできるでしょう。

逆に健康に自信がなくて妊娠や分娩に心配事があるなら女性保険の方が保障が広くて安心なのです。

 

6.三大疾病に備えるために

では、どのようにして三大疾病に備えればいいのでしょうか。

理想は三大疾病にならないことです。

三大疾病は生活習慣病ともいわれ、日頃の食事やストレス、タバコや過度の飲酒などの習慣によってそのリスクが高まるといわれています。

これらの生活習慣を改善し三大疾病になるリスクを下げることが、自分でできる最初の三大疾病への備えといえます。

ただ残念ながらどんなに生活習慣に気をつけても、三大疾病を完全に予防することはできません。

次にできることは、三大疾病になってしまった場合にしっかりと治療が受けられるよう、治療費や収入の減少など経済的なリスクに備えておくことです。

そこでこれらのリスクに備えられる保険をご紹介します。

6.1 医療費への備え

医療費の自己負担分や差額ベッド代など医療費への備えとしては、医療保険や特定疾病保障保険、がん保険などがあります。

まずは医療保険です。

医療保険は、病気やケガなどによる入院や手術などに対して給付金が支払われます。

もちろん三大疾病による入院や手術に対しても給付金が支払われます。

商品によっては三大疾病による入院を日数無制限で保障するものや、特約によって三大疾病になった場合にまとまった一時金が支払われるものなどもあり、保障を充実させることもできます。

次に特定疾病保障保険です。

特定疾病保障保険は、通常の生命保険(死亡保険)の支払い対象範囲が拡大された保険です。

通常の生命保険では死亡した場合や高度障害状態となった場合に保険金が支払われますが、特定疾病保障保険では三大疾病になり、所定の条件を満たした場合にも保険金が支払われます。

がんの場合、一般的にがんと診断されれば保険金が支払われます。

一方心疾患や脳血管疾患の場合には、60日や20日など一定の日数以上働けない状態となったり、後遺症が継続したりしているなどの条件を満たす必要があり、なっただけでは保険金が支払われないこともあるため注意が必要です。

この条件については、保険会社により差があるため、商品を比較する際のポイントになります。

次はがん保険です。

がん保険は、がんの保障に特化した保険です。

がんの治療のための入院や通院に対して給付日数無制限で保障したり、がんと診断された場合の一時金やがんの標準治療である手術・放射線・抗がん剤治療に対して給付金が支給されたりするなどの特徴があります。

現在は三大疾病の日数無制限保障や診断一時金など、がん保険の特徴も兼ね備えた医療保険も増えてきているので、それらの保険も検討の際の比較対象となります。

6.2 退院後の生活費や収入減少への備え

治療中や退院後の生活費や収入減少に備えるものとしては、就業不能保険などがあります。

就業不能保険は、三大疾病を含む病気やケガが原因で働くことができない場合に給付金が支払われる保険です。

この保険により、三大疾病が原因で長期にわたって入院や治療が続いたり、後遺症によって以前のように働けなくなったりした場合の経済的なリスクが保障されます。

就業不能保険の保険金の受け取り方としては、毎月一定額を年金形式で受け取る方法が一般的ですが、一時金として受け取る方法を選択できるものもあります。

また給付金の支払われる期間としては1〜10年など比較的短いものから、就業不能状態が続いている限り60歳・65歳まで長期で保障が続くものまであります。

そして収入保障保険(保険金支払対象の広いもの)です。

生命保険(死亡保険)の一種である収入保障保険の中には、就業不能保険と同じような保障機能を備えたものもあります。

このような保険では、要介護状態や一定の身体障害状態になった場合や、特定疾病によって働けなくなった場合に保険金が支払われます。

どのような場合に保険金が支払われるかは商品により異なるため、加入を検討する際にはその点に気をつける必要があります。

そして保険料払込免除特約もあります。

通常の生命保険では、不慮の事故で180日以内に所定の障害状態になった場合には、その後の保険料払込が免除される仕組みとなっています。

さらに「(特定疾病)保険料払込免除特約」をつけることで、三大疾病になった場合にもその後の保険料払込が免除されます。

三大疾病になってしまうと収入の減少や医療費の負担、死亡リスクの増加など保険の必要性が高くなります。

そんな状況の中で、保険料を払えず保険を解約せざるを得ないことになると状況をさらに悪化させてしまいます。

保険料払込免除特約はそのようなリスクに備えるための特約です。

ただし特約をつけることで保険料が上がるため、必要性をよく考えて特約をつけるのかを判断しましょう。

一般的には、その保険の必要性が高いほど、終身払いなど保険料の払込期間が長いほどメリットが大きくなります。

6.3 保険の対象となる三大疾病の範囲には注意が必要

三大疾病は通常はがん・心疾患・脳血管疾患のことを指すのですが、保険において「三大疾病」という場合には注意が必要です。

 

7.三大疾病保険の必要性

その理由は保険における三大疾病は、一般的には以下のように範囲が限定されていることが多いからです。

例えば「がん」であれば悪性新生物(上皮内がんは含まない)となります。

心疾患であれば急性心筋梗塞になりますし、脳血管疾患であれば脳内出血やくも膜下出血、脳梗塞となります。

7.1 三大疾病保険とは

三大疾病とは、「癌」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のことで、これらを保障する保険あるいは特約のことを三大疾病保険(特約)といいます。

なお、三大疾病ではなく、「特定疾病保険」ということもあります。

がん保険の場合にはがんだけが対象ですので、この保険では、癌・急性心筋梗塞・脳卒中の3つの疾病について保障する保険と覚えておきましょう。

7.2 三大疾病保険の落とし穴

実はこの保険、保険機の支払いに比較的制限の多い保険が三大疾病保険です。

最近では対象緩和されたものも出てきていますが、特に昔から加入している人は注意が必要です。

特にこれらの疾病の診断をされたら、すぐに保険金が支払われるわけではないのです。

まずは一つずつ見ていきましょう。

がんの場合、保険の責任開始日以降に初めて悪性新生物が見つかり、医師によって診断が確定されたときになります。

これはがん保険も同様ですが加入から90日間待機期間が設けられます。

急性心筋梗塞の場合、保険期間中に急性疾患を発病し、その疾病により初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて「60日以上、言語障害、運動失調、まひなどの他感覚的な神経学的後遺症が継続」したと医師によって診断されたときになります。

がんについては、上皮内がんが対象になっていないことがあります。

ここは考え方次第となりますが、特に問題なのが急性心筋梗塞と脳卒中の60日の縛りです。

この2つの疾病でこの制限を超えるというのは、かなり使いにくくて業界内でも以前から言われていました。

また何年も前からこの保険に加入している人はこれらの制限が掛った内容になっている可能性が高いと考えましょう。

7.3 三大疾病保険の仕組み

こうした現状を踏まえてここ数年生命保険会社は条件を緩和した三大疾病保険を販売しているのです。

またがんの保障は上皮がんについて全額ではなくて一定の比率で保険金を支払うタイプのものとなります。

また急性心筋梗塞や脳卒中の保障は所定の状態が60日だけではなくて、例えば治療のための手術を受けた場合、これらの治療を直接の目安として入院を開始も対象になるなど加入する側からすると対象になっています。

なので加入する側からすると対象になっている病気の診断をされたら保険金の支払いをしてくれるのが一番分かりやすい保険となります。

ですが何らかの制限はかかっているので加入を検討する際には、こうした支払い要件は忘れずにチェックしておきましょう。

三大疾病保険あるいはこの特約の加入を考えているなら、なるべくこうした制限が緩いものの方が良いでしょう。

 

8.三大疾病保険の特約はつけるべき?

では三大疾病のための対処法として三大疾病保険を付けるべきなのでしょうか?

8.1 三大疾病保険の特約とは?

三大疾病保険の特約は、契約される保険会社によってプランは様々です。

代表的なものは、「三大疾病入院給付金」や「三大疾病通院給付金」です。「三大疾病入院給付金」は文字通り、三代疾病での入院の際に日額10,000円など契約したプランによって入院給付金を受け取ることができます。

通常の医療保険の入院給付金の場合、入院給付金の支払い日数に限度がある保険が多いです。

しかし、「三代疾病入院給付金」の場合、ほとんどが無制限になるため、入院が長期化したり、再発した場合の再入院等の場合も安心です。

また治療方法は入院だけではありません。

通院での治療になる場合には、「三代疾病通院給付金」が有効です。

がん(悪性新生物)の通院での抗がん剤治療や、脳梗塞などの場合は退院後もリハビリなどで通院する可能性もあります。

入院後の通院に対しても、日額で通院給付金を受け取ることができる特約です。

ただし、通院のみでは給付の対象にならない場合が多く、入院を伴う通院の場合に適用されるものなので、こちらも注意が必要です。

8.2 特約を付けるメリット

特約をつけるメリットは、やはり高額になる可能性のある医療費にも備えることができ、万が一の場合はまとまった一時金で、家族の生活を支えることができることです。

三代疾病でも、症状として軽いものから重いものまで様々です。重い障害状態になった場合には、仕事もできなくなってしまったり、生活に支障が出る可能性もあります。

保険に入ることによって、お金を払うことで安心を得ることができ、精神的な負担を減らすというメリットも大きいのではないでしょうか。

8.3 特約の注意点

三大疾病保険を選ぶ際の注意点は支給条件の「所定の状態」というものをしっかりと確認しておくことです。

例えばがんの場合は、責任開始日以降に生まれてはじめて悪性新生物と医師によって診断確定されたときや、上皮内がん、大腸の粘膜がん、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは除かれます。

そして責任開始日から90日以内に診断された乳がんも除かれてしまいます。

また急性心筋梗塞であれば責任開始日以降に発病したことや、初めて医師の診断を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたときになります。

脳卒中の場合は責任開始日以降に発病しなければいけなかったり、初めて医師の診断を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの多角的な神経学的高支障が継続したと医師によって診断されたときのみになります。

また保険金の給付を受けるためには細かい基準が設定されています。

契約する前にきちんと確認をしておくようにしましょう。

 

9.まとめ

最近では食の文化も段々と欧米化が進んでおり、喫煙、ストレスなどが原因で三大疾病発症のリスクがとても大きくなっている側面があります。

万が一の時には安心して治療に専念することが出来るようにしっかりと三大疾病に備えた保険を検討してみるのも良いのではないのでしょうか?