使い途いろいろ!終身保険の解約返戻金をおトクにゲットしよう!

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終身保険へ加入しようかな?と思ったとき、「終身保険は、保険金の他にも解約返戻金が受け取れますよ」とか「終身保険には貯蓄性があるので、貯金もできますよ」などの説明を読んだり受けたりして、「あれ?」と思われた方もおられるのではないでしょうか?

そもそも、「終身保険」で「貯金」もできるって、どういうことなのでしょう?

その秘密は、『解約返戻金(かいやくへんれいきん)』にあります。

『解約返戻金(かいやくへんれいきん)』(あるいは、解約払戻金(かいやくはらいもどしきん))は、終身保険などの保険契約を解約した時にもどってくるお金のことです。

たしかに、利率の良い終身保険を選択すれば、銀行に預けるより楽しみが増えますが、いざ、受け取りのときになって、「こんなはずではなかった・・・」ということがないように、今から、終身保険の解約返戻金について、すこし、学んでみましょう!

そして、いざという時の保障と同時に、できれば、貯金も・・・と、ちょっと欲張ってみませんか!?

目次

1.終身保険の解約返戻金って?
1.1解約返戻金が受け取れるタイプ
1.2解約返戻金が受け取れないタイプ

2.終身保険の解約返戻金の種類
2.1従来型(定額型)
2.2低解約返戻型
2.3増減型

3.終身保険の解約返戻金の仕組みって?
3.1責任準備金と解約返戻金の関係って?
3.2解約返戻金はどうやって決められている?
3.3解約控除って?

4.終身保険の解約返戻金の受け取り方
4.1終身保険の解約返戻金は保険料払込期間に注意!
4.2定期付終身保険の解約返戻金
4.3一時払い終身保険の解約返戻金

5.終身保険の解約返戻金、いくら受け取れる?

6.終身保険の解約返戻金と税金の関係

7.終身保険の解約返戻金のメリット

8.終身保険の解約返戻金のデメリット

9.まとめ

 

1.終身保険の解約返戻金って?

終身保険とは、名前のとおり「身の終わり」まで、生命保険での保障がずっと続く保険商品のひとつです。

「身の終わり」とは、人が生まれてから亡くなるまでの「一生涯」ということになります。

つまり、終身保険では、有効期限というものがなく、死亡する時までの「一生涯」にわたって、生命保険での保障を確保することができます。

このため、終身保険には、他の有効期限のある保険商品と違い、なにごともなく無事に保険契約の満了時を迎えたときに受け取ることのできる満期保険金というものがありません。

一般的に、終身保険に加入するときには、一生涯にわたる保障の確保を目的として、保険料を払い込む期間も長期にわたって払い込むことになります。

終身保険では、ご契約者(被保険者)の方が払込む保険料が、すべて保障部分として掛け捨てられるのではなく、契約を解消した時に戻ってくることがあります。

この契約を解消した時にもどってくるお金のことを「解約返戻金」(または、解約払戻金や解約返還金など)と言います。

解約返戻金は、すべての保険商品で発生するとは限りません。

解約返戻金が受け取ることができるタイプの保険商品と、受け取ることができないタイプの保険商品については、次のようなものがあります。

1.1解約返戻金が受け取れるタイプ

解約返戻金が受け取れるタイプの代表的なものとして、次のような保険商品があげられます。

●学資保険

学資保険は、お子さんの教育資金を準備することに特化している保険商品です。

入学時に受け取るお祝い金と、満期時に受け取る満期保険金で教育資金のベースを作ることができるように設計されています。

また、契約者(被保険者)である親御さんに万が一のことがあっても、以後の保険料が免除され、お祝い金や満期保険金は予定通りに受け取れることもできることが特徴の保険商品です。

学資保険では、親の死亡保障を確保しつつ、必要な時期に契約を解消して解約返戻金を受け取り、教育資金に充てることができます。

●養老保険

養老保険は、死亡保障金と同額の満期保険金を受け取ることのできる保険商品です。

たとえば、30年満期(保険期間が30年)で1000万円の養老保険にご加入された場合、30年のあいだにご加入者(被保険者)の方に万が一のことがあった場合、残されたご家族の方は「死亡保険金」として1000万円を受け取ることができます。

なにごともなく無事に30年を過ごし契約満了を迎えたときにも、1000万円の「満期保険金」を受け取ることができます。

死亡保障については、たとえば、契約日の翌日にご契約者(被保険者)の方が亡くなられた場合であっても、死亡保険金として所定の金額を受け取れることから、養老保険とは、通常の銀行の積立定期貯金に死亡保障がついたようなイメージとなります。

また、契約を解消すれば、解約返戻金を受け取ることができます。

●個人年金保険

個人年金保険は、所定の年齢から年金を受け取ることができる保険商品です。

年金受取の途中でご契約者(被保険者)の方に万が一があった場合、残りの期間分は残されたご家族の方が受け取ることができ、年金受取前の場合でしたら、払込保険料累計額と相当の額が死亡保険金として受け取ることができます。

また、契約解消時には、解約返戻金を受け取ることができます。

1.2解約返戻金が受け取れないタイプ

解約返戻金が受け取れることができないタイプの代表的なものとして、次のような保険商品があげられます。

●定期保険

定期保険は、一定の期間(10年、15年、20年など)に、高額な死亡保障を割安な保険料で準備することに適した保険商品です。

必要な保険期間を、必要な保険金額でカバーできることが、定期保険の最大の特徴となります。

このため、満期を迎えたときに受け取ることのできる満期保険金や、保険契約を解消したときに払い戻される解約返戻金は、まったくないか、あってもごくわずかな金額となります。

●医療保険

医療保険は、病気やケガで入院や手術を受けた場合に給付金を受け取ることができる保険商品です。

医療保険は、「入院保険」と呼ばれることもあります。

また、医療保険にも、一生涯が保障される「終身型」と一定期間のみ保障される「定期型」があります。

通常、入院給付金は「入院日数」×「入院日額」で計算され、手術給付金は入院日数に手術に応じた「倍率」で計算されます。

医療保険では、終身保険のように死亡時にまとまった保険金を受け取るのではなく、生きている間の入院や手術に備えるための保険商品となります。

このため、「終身型」であっても、解約返戻金のないタイプの保険商品が主流となっています。

2.終身保険の解約返戻金の種類

終身保険や、養老保険、個人年金保険では、契約解消時に解約返戻金が発生するため、「貯蓄性のある保険」とか「貯蓄型の保険」と呼ばれています。

また、保険期間に有効期限のある養老保険や個人年金保険では、契約満了を迎えると、払い込んだ保険料の累計額よりも多い金額の満期保険金や年金を受け取れることがあるため、さらに、貯蓄性が注目されています。

終身保険では、満期保険金はありませんが、やはり、養老保険や個人年金保険と同様に、払い込んだ保険料の累計額よりも多い金額の解約返戻金を受け取れる場合があります。

終身保険の解約返戻金のタイプには、次のようなものがあります。

2.1従来型(定額型)

一般的な終身保険は、「保障部分」と「貯蓄部分」から成り立っています。

この貯蓄部分が原則として、解約払戻金となります。

ただし、貯蓄部分であっても、全額が戻るわけではありません。

終身保険の解約返戻金の金額は、返戻率(払戻率)の計算によって算出されます。

返戻率(払戻率)とは「支払った保険料に対し、いくらの解約払戻金を受け取ることができるか」ということを表したもので、通常は、保険商品によって異なっています。

●定額型の解約返戻金イメージ

 

2.2低解約返戻型

低解約返戻型とは、保険料払い込み期間中の解約返戻金が通常の終身保険の解約返戻金の70%程度に低く抑えられた終身保険のタイプのひとつです。

このため、「解約返戻金抑制型」と呼ばれることもあります。

保険料払い込み期間中の解約返戻金を低く設定することによって、一般的な終身保険の保険料よりもリーズナブルな保険料で、終身保険での保障を確保することができる保険商品です。

また、保険料払込期間満了後は解約払戻金の返戻率(払戻率)が良くなるのが一般的です。

保険料払込期間満了後の解約払戻金の返戻率(払戻率)が、通常の終身保険よりも高めに設定されていることが多いことも低解約返戻型終身保険の特徴のひとつとなります。

●低解約返戻金型のイメージ

2.3増減型

一般的な終身保険の解約返戻金では、ご契約時にあらかじめ取り決められた金額のものを、契約解消時に受け取ることができます。

これに対して、増減型の解約返戻金とは、受け取り時の解約返戻金の金額が運用次第で増えたり減ったりするタイプの解約返戻金となります。

また、増減型の解約返戻金タイプの終身保険であっても、最低保証ラインの返戻率が保証されている場合と、保証されていない場合があります。

増減型の解約返戻金のおもな終身保険の保険商品としては、変額終身保険、積立利率変動型終身保険、利率変動型積立終身保険などがあります。

●増減型のイメージ

3.終身保険の解約返戻金の仕組みって?

通常、私たちが生命保険の保険契約に対して払い込む保険料は、保険金の支払いに充てられるもの(これを「純保険料」といいます)と生命保険会社の経費(人件費など)に充てられるもの(これを「付加保険料」といいます)とに区分されます。

さらに、純保険料は、保険料が払い込まれた年の保険金の支払いに充てられるもの(これを「危険保険料」といいます)と、保険料が払い込まれた年の翌年以降の保険金支払いに充てられるもの(これを「貯蓄保険料」といいます)に区分されます。

この貯蓄保険料を原資として、予定利率と呼ばれる運用利回りに基づいて利息を付けて積み立てられていくお金のことを責任準備金と言います。

終身保険の保険契約を解約した際に受け取ることのできる解約返戻金は、責任準備金のうちの所定の金額とされています。

責任準備金や解約返戻金について、生命保険会社は、あらかじめ保険商品ごとに監督官庁(金融庁)より認可を受けています。

 

契約者から払い込まれた保険料
 純保険料 付加保険料
危険保険料 貯蓄保険料

3.1責任準備金と解約返戻金の関係って?

一般的に、死亡などのリスクは、通常、年齢が上がるに伴ない上昇します。

生命保険の保険料とは、リスクに応じて設定されるため、年齢とともに保険料が高くなります(これを自然保険料といいます)。

ただし、実際の保険料は、年齢の上昇にともなう保険料の上昇を避けるために、毎年の保険料を同額にして、保険期間中の収入保険料と支払保険金が契約全体として等しくなるよう設定されています(これを平準保険料といいます)。

また、死亡保険金の支払いは、年齢が上がることによるリスクの上昇とともに保険期間の後半に多くなることが予測されています。

しかし、保険期間の前半では、生命保険会社の保険料収入が、契約者(被保険者)に払い出される支払い保険金を上回ることになります。

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