終身保障?終身払い?がん保険選びのき・ほ・ん、徹底解説します!

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現在、日本では、2人に1人の人が、人生のいずれかの時点で、「がんになる」と言われています。

みなさんの中には、転ばぬ先の杖として、すでに、がん保険へご加入中であったり、ご検討されている方も多いのではないでしょうか?

思い立ったが吉日!で、パンフレットを取り寄せたり、比較サイトをのぞいてみたり・・・。

でも、そうやって、いざ調べだしてみると、訳がわからなくなってしまい、だんだんと、深みにはまっていませんか?

また、すでに、ご加入中の方でしたら、ご自分のがん保険が、最新のがん治療などにも、対応できるのかどうかも、できればチェックしておきたいですよね!

今回は、がん保険のおさえておくべきポイントに着目しつつ、必要な情報を解説していきます。

ぜひ、賢い選択ができるよう、一緒に見ていきましょう。

そして、がんへの備えを万全にしておきましょう!

目次

1.そもそも、がんって?

2.がんについて知ろう!
2.1がん細胞を知ろう!
2.2新生物ってナニ?
2.3がんの種類について知ろう!

3.危険ながんとそうでもないがんがある?

4.がんの病期(ステージ)を知ろう!
4.2ステージとクラスの違いって?

5.ステージ0のがんって?

6.もしも、がんになったら?
6.1がん予防の5つの習慣

7.がん保険で気をつけるべきこと
7.1終身保障は必要?
7.2保険料の払い方で損しない!

8.まとめ

1.そもそも、がんって?

がん保険にご加入中であったり、検討されている方の中には、身近な方や、知り合いに、「がん」がみつかったことなどが、「きっかけ」という方も多いのではないでしょうか?

私たちにとって、もはや、「がん」とは、なにか特別な病気ではなく、ごくありふれた、身近な病気として、考えなければならない時代になりつつあります。

しかしながら、ひとくちに「がん」といっても、種類もさまざまで、また、「治療がとても大変」とか、「完治するまでには、膨大な時間と費用がかかる」・・・などといったような、イメージばかりが先行してしまい、正確な情報として、がんの知識をもっていることは、ほとんど皆無に近い状態なのではないでしょうか?

最適ながん保険選びのためにも、まずは、そもそも、「がん」とはなんであるか、というところから、始めていきましょう。

2.がんについて知ろう!

ごく単純にいってしまうと、「がん」とは、正常な細胞が、なんらかの原因によって、「病気」になった状態であると言えます。

私たちの身体は、およそ60兆個からの「細胞」から、成り立っています。

細胞とは、動物や植物を含め、生きている物すべてが共通して持っている、生命体としての構成要素の最小限の単位となります。

細胞は、分裂をして増えます。

言い換えると、通常であれば分裂する以外、細胞は増える方法を持っていません。

私たちの身体では、60兆個の細胞うち、約1~2%程度が、毎日”自然死”を迎えています。

”自然死”を迎えた細胞が、必要な細胞であった場合、細胞分裂によって、新たな細胞が、補充されます(このことを、細胞の自己増殖といいます)。

細胞には、核があり、核の中には遺伝子情報が書き込まれたDNAや、RNAが含まれています。

遺伝子情報が書き込まれたDNAや、RNAは、細胞が分裂する時に、そっくりそのまま、同じ内容のものが、新しい細胞の核へも、書き込まれていきます。

しかし、なんらかの原因で、ミスコピーが起こることがあります。

通常、ミスコピーされた細胞は、私たちが生まれながらに持っている免疫のしくみによって排除されるか、細胞そのものが”自然死”します。

しかし、なんらかの原因で、ミスコピーされた細胞が、そのまま生き続けることがあります。

この、ミスコピーされ、かつ、生き残った細胞のうち、細胞としての性質が変化したものが、「がん細胞(がん化した細胞)」であると、言われています。

2.1がん細胞を知ろう!

「がん細胞(がん化した細胞)」には、大きくは次の3つの特徴があります。

①「がん細胞」は”自然死”しない

正常な細胞であれば、1個の細胞が分裂できる回数には、上限が決まっています。

通常、上限回数を迎えた細胞は、それ以上は分裂せず”自然死”します。

正常な細胞であれば、こういった上限回数を超えた分裂をせずに”自然死”する仕組みを持っていますが、「がん細胞」には、そのような仕組みがなく、際限なく分裂を繰り返し、増え続けます。

②「がん細胞」は、まわりの細胞の栄養を奪って増殖する

正常な細胞であれば、適切な時に、栄養と酸素などの条件が整った場合にのみ、細胞分裂しますが、「がん細胞」は、無条件で細胞分裂を繰り返すため、常に大量の栄養と酸素を必要とします。

そのため、まわりの細胞から、細胞分裂に必要な栄養や酸素を、奪い取ってしまいます。

このことを、「がん細胞」の血管新生と言います。

③「がん細胞」は、固まり、飛び地する

正常な細胞であっても、おできやポリープ、イボといったような、「細胞の固まり」を作る場合があります。

ただし、正常な細胞であれば、1箇所にとどまっており、他の臓器などに、飛び地することはできません。

「がん細胞」は、血液やリンパの流れにのって、私たちの身体のあちらこちらに、散らばることができ、さらに、飛び地した先でも、「がん細胞の固まり」を形成することができます。

この「がん細胞の固まり」のことを、腫瘍(悪性腫瘍)と言い、悪性腫瘍のことを「がん」と言っています。

2.2新生物ってナニ?

このように、「がん」とは、「がん化した細胞の固まり」のことを言います。

「がん化した細胞の固まり」とは、「無秩序な状態で増殖した腫瘍」であると、言い換えることもできます。

また、腫瘍とは、「新生物(ネオプラズマ=neoplasm)」と言われることもあります。

この場合の「新生物(ネオプラズマ=neoplasm)」とは、「新しく作られたもの」といった意味合いになります。

●細胞の増殖パターンと新生物(=腫瘍)

細胞の正常でない増殖

1.過形成
(ハイパープレイジア=hyperplasia)
・細胞の形態も細胞の並び具合の規則性も、正常組織と同様
・腫瘍とは異なる
過形成と肥大は、互いに独立したものでなく、しばしば同時に認められ、可逆的(行ったり来たりの関係)である
2.肥大
(ハイパートロフィー=hypertrophy)
 ①生理的肥大(ホルモン刺激などによる)
②機能的要求の増加(高血圧性の心筋肥大や血管閉塞による腎肥大など)
3.仮形成(化生)
(メタプレイジア= metaplasia)
 ・細胞が、性質や形の異なる別の組織、細胞に変化する(脱分化)
・慢性炎症に関連した生体の反応
 化生は可逆的であり、刺激が除去されると、正常に戻る
4.異形成
(ディスプレイジア=dysplasia)
・異型(細胞が不揃い、不整列、細胞核の腫大など)が高度なもの=高度異形成は、前がん病変、または良性と悪性の境界病変とされる
・異型の軽度なもの=軽度異形成は、自然治癒することがあり、臨床的に「可逆的でありうる病変」として扱われる
だたし、異型が高度でないものも、しばしば不可逆的に徐々に異型度を増してゆくこともあり、悪性腫瘍に進行する場合がある
 1.~4.は、※可逆的(リバーシブル=Reversible)である
 5.新生物〈腫瘍〉性増殖
(ネオプレイジア=neoplasia)
 ・細胞の異常な秩序立っていない増殖の結果、新生物(ネオプラズマ=neoplasm)=腫瘍(チューマー=tumor) が形成される  新生物〈腫瘍〉性増殖 (ネオプレイジア=neoplasia)は、非可逆的(イリバーシブル= Irreversible)である

※可逆的とは、自然治癒する可能性があるという意味です。

単に、新生物(ネオプラズマ=neoplasm)と言った場合には、私たちの身体の中に、何か新しくわからないものができている状態のことを指します。

つまり、まだ、「良い悪いの判断はできかねる」状態であるということになります。

2.3がんの種類について知ろう!

新生物(ネオプラズマ=neoplasm)が、がん細胞によるものであると判別された場合、「悪性新生物」(マリグナント ネオプラズマ=Malignant neoplasm)と呼ばれます。

新生物のうち、おおよそ半数が、この「悪性新生物」にあたると言われています。

「悪性新生物」(悪性腫瘍)であった場合、特に、上皮組織(皮ふや粘膜)にできたものを「癌」と言います。

体内の器官(骨、血管、筋肉)であれば、「肉腫」と言われます。

その他、血液やリンパなどの成分であれば、白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫、また、心膜や腹膜にできたものは、悪性中皮腫と呼ばれています。

●がんとの種類と名称

上皮性(上皮細胞性) 皮膚、粘膜 癌(カルチノーマ=Carcinoma)(狭い意味での「がん」)
間質性(間質細胞性) 脂肪組織、筋肉、骨、血管 肉腫(サルコーマ=Sarcoma)
造血器由来 血液の成分など 白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫
中皮由来 胸膜、腹膜、心膜、精巣しょう膜 悪性中皮腫

上皮性(上皮細胞性)の癌は、「がん」のなかで最も割合が多く、種類によって、形態もさまざまです。

上皮とは、ざっくり言うと、体表面を覆っている皮膚以外にも、口から肛門までつながった一連の臓器の粘膜すべてが、上皮となります。

つまり、胃癌、肺癌、大腸癌、食道癌、子宮癌、乳癌などは、すべてこの「上皮」性の「癌」となります。

3.危険ながんとそうでもないがんがある?

私たちの身体の中に、「新しくできたなにかわからないもの」のことを総称して、「新生物(ネオプラズマ=neoplasm)」と言ったり、「腫瘍(チューマー=tumor)と言ったりすることがありますが、この2つは、ほぼ同じ意味となります。

「新生物」は、良性のものと、悪性のものに、分けて、考えられています。

また、悪性のものであっても、上皮内組織にとどまっているものは、「上皮内新生物」と言われています。

がん 悪性新生物
上皮内新生物
がんではない 良性新生物

ざっくりと言うと、悪性新生物が「危険ながん」、上皮内新生物は「危険ではないがん」と言われています。

同じ「がん」と言われるものであっても、悪性新生物と上皮内新生物では、がんの振る舞い自体が、大きく異なっています。

悪性新生物と上皮内新生物、それぞれの違いを理解するために、がんの病期(ステージ)について、次から、見ていきましょう。

4.がんの病期(ステージ)を知ろう!

現在、がんの病期(ステージ)を示す方法として、国際対がん連合(UICC)の「TNM分類法」が、国際的な基準となっています。

「TNM分類法」は、Tumor(チューマー=腫瘍)、Node(ノード=リンパ節)、Metastases(メタスタシス=転移)という、3つの言葉の頭文字をとって、表記されています。

Tumor(チューマー=腫瘍)、Node(ノード=リンパ節)、Metastases(メタスタシス=転移)とは、がんの大きさや深さ、周囲のリンパ節への転移状況や、他の臓器への遠隔転移状況を、表わしたものとなっています。

この3つの要素を、”総合的”に判断したものが、がんの「病期(ステージ)」となります。

通常、がんの「病期(ステージ)」は、1期(Ⅰ)から4期(Ⅳ)までに、分かれています。

また、がんは、がんになった臓器によって、さまざまな性質の違いがあることが明らかになっているため、現在では、臓器ごとの「病期(ステージ)」の決め方が、それぞれにあって、少しづつ、異なったものとなっています。

たとえば、乳がんの病期(ステージ)を決める場合には、単純に大きさだけで1期、2期と決めるのではなく、「がんの大きさ」と「リンパ節の転移の有無」が重視されます。

これは、乳がんの場合、リンパ節転移があると、遠隔転移の可能性も高くなるためです。

一方、胃がんや大腸がんなどでは、「胃壁や腸壁」への「浸潤の深さ」が、重視されます。

胃がんや大腸がんなどの場合、原発巣の周辺への浸潤が、深ければ深いほど、他の臓器への転移率が、高くなるためです。

4.1ステージとクラスの違いって?

また、がんの病期を判断するものとして、「ステージ」の他に、「クラス」があります。

「クラス」とは、腫瘍が、悪性かどうかを判断するための、おもな基準となります。

つまり、「クラス」で診断されるものは、おもに「細胞に異常があったかなかったか」ということで、この「クラス」診断によって、「がん」が断定されるものではありません。

一方、「ステージ」の場合は、治療方針を決めるための指標となり、また、予後(完治する確率や再発のリスク)の予見にも、使われます。

「クラス」では、通常、細胞診と呼ばれる検査方法で、診断が行われます。

細胞診とは、針で吸引したり、ブラシでこすったりして、細胞を採取したり、尿や痰などの中に、はがれ落ちた細胞を、顕微鏡で調べる検査です。

生検(病変の一部を切り取って、菌や腫瘍の存在を詳しく調べて、病気の診断を行う方法)に比べて、被験者への負担が少ないという特徴があります。

クラスは、1~5に分けられ、クラス1はまったく正常ですが、クラス3以上では、より精密な検査が必要になります。

●ステージとクラスの違い

ステージ クラス
TNM分類法 パパニコロウ分類法
ステージ1 がんの腫瘍が少し広がっているが、筋肉の層までに留まっており、リンパ節には転移していない クラスⅠ 正常細胞(異常なし)
ステージ2 リンパ節に転移していないが、筋肉の層を超えて浸潤している

または、がんは拡がっていないが、リンパ節に少し転移している

クラスⅡ 異型細胞は存在するが、悪性ではない
ステージ3 がんの腫瘍が浸潤しており、リンパ節への転移が見られる クラスⅢ Ⅲa 軽度・中等度異型性(悪性を少し疑う)
Ⅲb 高度異型性(悪性をかなり疑う)
ステージ4 がんが離れた他の臓器へ転移している クラスⅣ 悪性細胞の可能性が高い、あるいは上皮内がん
 -  - クラスⅤ 悪性と断定できる異型細胞がある

※「クラス」診断では、正常・良性、良悪性鑑別困難、悪性疑い、悪性という4段階の分類法が使われることもあります。

5.ステージ0のがんって?

なんらかの原因で、ミスコピーされ、”自然死”することなく生き残った「細胞」が、固まり(新生物=腫瘍)を形成した場合、クラスによって、その性質が判別され、また、ステージによって、治療方針や予後が判断されます。

がんの病期(ステージ)を分類する方法には、TNM分類法の他、「癌取扱い規約分類」や、「進展度(臨床進行度)分類」などがあります。

癌取扱い規約分類とは、日本独自の分類法で、各学会や、研究会で作成されています。

内容としては、国際対がん連合(UICC)の「TNM分類法」に、準拠しています。

癌取扱い規約分類は、「がん診療ガイドライン」と並んで、我が国のがん治療の基本ルールとされています。

進展度(臨床進行度)分類では、がんと診断された時点での病巣の広がりを、上皮内(がんが表層にとどまり、他臓器へ浸潤・転移する可能性がない)、限局(がんが原発臓器に限局しているもの)、所属リンパ節転移(原発臓器の所属リンパ節への転移をともなうが、隣接臓器への浸潤がない)、隣接臓器浸潤(隣接する臓器に直接浸潤しているが、遠隔転移がない)、遠隔転移(遠隔臓器、遠隔リンパ節などに転移・浸潤があるもの)に分類しています。

所属リンパ節転移と隣接臓器浸潤とをあわせて、限局、領域浸潤、遠隔転移の3群で比較する場合もあります。

●進展度(臨床進行度)分類

上皮内 イン サイチュ=in situ 組織の基底膜下にがん細胞が入り込んでいない状態
限局 ローカライズド=Localized がんが発生元の器官に限定して存在する状態
所属リンパ節転移 レジナル リンパ ノーズ=Regional lymph nodes がん発生元の器官と直結したリンパ節への転移がある状態
隣接臓器浸潤 レジナル エクステンション=Regional extension がんが発生元の器官と隣接する器官の境界を越えて 進展した状態
遠隔転移 ディスタント=Distant がん細胞が発生元器官から離れて身体の他の器官へも転移している状態

進展度(臨床進行度)分類は、「全国がん登録」(2016年よりスタート)でも、用いられている分類法です。

とくに、上皮内の癌(上皮内新生物)は、子宮頸部に多くみられ、子宮頸がんの約7割くらいが、上皮内癌(上皮内新生物)であると言われています。

その場合は、ステージ0と言われることがあります。

ステージ0のがんとは、がんが、上皮内や粘膜部分にとどまっている状態であるため、湿潤(がんが、基底膜や粘膜筋板部分に、しみこむように拡がっていくことを言います)がみられない場合、上皮内には、血液やリンパなど、全身にがんが運ばれていく器官が存在しないため、転移の心配がなく、多くの場合、外科的な処置を施せば、完治がのぞめる状態であるとされています。

上皮外に湿潤していない(したがって転移しておらず、完治する)ものとしては、子宮頸部高度異形成、子宮頸部中等度異形成、大腸の粘膜内がんなどがあります。

●上皮と基底膜、間質の関係          ●粘膜上皮と粘膜筋板の関係

6.もしも、がんになったら?

ところで、みなさんに質問があります。

みなさんは、正常な細胞とがん細胞では、どちらが、増殖するスピードが速いと、思われますか?

答えは、圧倒的に、正常な細胞のほうです。

たとえば、軽いすり傷などであれば、次の日には、カサブタになって、治っていますよね。

もっと大がかりなケガであっても、3日もすれば、なんとなく傷口はふさがっているものです。

このように、私たちが、なにかケガを負った時には、傷口のまわりに細胞が集まってきて、いっせいに細胞分裂をして、傷のある箇所は、早急に、修復されていきます。

通常、がん細胞には、こういった増殖のスピードはありません。

正常な細胞と、がん細胞の一番の違いは、遺伝子の構造の違いにあります。

がん細胞では、いくつかの遺伝子の構造が異なっていたり、複数の遺伝子を含んだ領域がなくなっていたり、同じ遺伝子が何回も繰り返し、存在していたりします。

しかし、がん細胞であっても、もともとは、正常な細胞であったはずです。

正常な細胞の、いくつかの遺伝子に、異常が積み重なった結果、「がん化」する(がん細胞になる)のではないかと言われています。

また、正常な細胞が、「がん化」するまでには、長い年月が必要であるとされています。

さらに、1個の「がん化」した細胞が、臨床的にがんと診断される「固まり」(通常は、1g~10g)を形成するまでに増殖する期間にも、長い年月が必要とされます。

通常、1gのがん組織には、1億~10億個のがん細胞が含まれており、1個のがん細胞が、そこまで増えるためには、細胞の数が倍になる倍化(ダブリング)という過程を、少なくとも30回は、繰り返えさなければなりません。

多くのがんの倍化時間は、2~3ヶ月であると言われています。

正常な細胞が「がん化」するには、10年以上の年月が必要です。

さらに、がん細胞が体内にできてから、臨床的にがんと診断されるまでは、5年~8年かかります。

正常な細胞の遺伝子に、最初に異常が発生してから、がんと診断されるまでの潜伏期間は、15年以上であると考えられています。

もちろん、がんの中には、驚異的な増殖スピードで発生するタイプのがんもありますが、多くの場合、がんは、このように、ゆっくり進んでいきます。

このため、がんは、「生活習慣病のひとつである」と、理解されてます。

また、最近では、正常な細胞ががん化するまでの間や、臨床的ながんとなる前に、予防できる可能性についての研究も盛んで、注目されています。

「もしも、がんになったら?」を考えることも大切なことですが、まずは、予防できる方法を探ってみましょう。

6.1がん予防の5つの生活習慣

現在、国立研究開発法人 国立がん研究センター所属の予防研究グループでは、地域住民、検診受診者、病院を受療した人など、一定の集団を対象にして、疫学研究の手法を用い、がん予防のために必要な科学的根拠を探ったり、科学的根拠に基づいて、具体的かつ有効ながん予防法を提示するための研究が、行われています。

この研究成果は、毎年、パンフレットとして、発行されています。

現時点での、科学的根拠に基づいた具体的かつ有効ながん予防法としては、次の6つが挙げられています。

①「禁煙する」

もっとも、がんの原因として大きいのが「喫煙」です。

とくに、男性で影響が大きく、がん罹患の29.7%、がん死亡の34.4%が、喫煙の影響によるものと推計されています(女性は、がん罹患の5.0%、がん死亡の6.2%)。

タバコを生涯吸わないこと、吸っていても早く禁煙することで、がんのリスクを大幅に減らすことができると考えられています。

②「感染(予防)」

喫煙に続き、がんの原因として大きいのが「感染」です。

男性ではがん罹患の22.8%、がん死亡の23.2%(女性は、がん罹患の17.5%、がん死亡の19.4%)と推計されています。

感染のうち、がんリスクを上げることが確実とされているのが、「肝炎ウイルス(肝がん)」「ヘリコバクター・ピロリ(胃がん)」「ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)」です。

原因菌の有無や除去については、専門の医療機関などで、検査を受けてみることが推奨されています。

③「適度の飲酒」

3番目にがんの原因として大きいのが「過度の飲酒」です。

男性ではがん罹患の9%、がん死亡の8.6%(女性はがん罹患、がん死亡とも2.5%)が、過度の飲酒に起因すると考えられています。

過度の飲酒は「全がん」「肝がん」「大腸がん」「食道がん」のリスクを上げることが、「確実」とされています。

適度の飲酒とは、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ワインならボトル3分の1程度が、相当します。

また、飲酒の習慣がない人(飲まない人、飲めない人)は、無理に飲まないことも大切です。

④「塩蔵食品、食塩の摂取は最小限に」

その他、塩分の摂取量を控えること、ハムやソーゼージ、赤身(牛肉や豚肉)を控えることでも、胃がんの発生リスクが、軽減できると考えられています。

⑤週60分以上の運動

平均して1日10分以上、少し汗ばむ程度の運動することも、推奨されています。

⑥適正体重を保つ

BMI(「体重kg÷身長mの2乗」で計算される体格指数)を、中高年男性は21~27、中高年女性は21~25の範囲内になるように、体重を管理することが、目標とされています。

ただし、BMIが21未満の痩せは、がんのリスクが上がることも示唆されているます。

体形については、「太り過ぎ」だけでなく、「やせ過ぎ」にも、注意するようにしましょう。

このように、2番目の「感染(予防)」以外の5つの方法については、生活習慣として、取り入れることが可能です。

この5つの生活習慣を取り入れた場合、「がん」発生リクスは、4割ていどにまで、軽減できると、推計されています。

7.がん保険で気をつけるべきこと

では、がん保険で「がん」に備える場合、気をつけるべきことには、どういったものがあるのか、次から、みていきましょう。

7.1終身保障は必要?

がん保険とは、はじめてがん(悪性新生物)と診断された時に、一時金として「診断給付金」が受け取れることが、特徴の保険商品です。

がんの治療を目的に入院した時には、入院1日あたりに5千円や1万円などの入院給付金が、入院日数に上限なく受け取れたり、退院後に、治療のために通院した場合には、通院給付金を受け取ることができます。

さらに、「所定」の手術を受けた場合には、手術給付金として、1回につき20万円などの金額を受け取ることもできます。

また、一般的ながん保険では、「所定」の手術と同様に、放射線治療を受けた時にも、給付金を受け取ることができます。

がん保険には、終身(一生涯を保障)タイプと、定期(一定の期間を保障、通常は10年間)タイプがあります。

通常、がんの発生リスクは、年齢とともに上昇していきます。

国立がん研究センターのがん情報サービスから発表されている「最新がん統計」によると、現在、30歳男性の方が、10年後にがんになる確率は、0.5%、20年後では、2%、30年後には、7%、40年後には21%、50年後には41%となっています。

つまり、現在、30歳男性の方であれば、80歳になった時点で、約半数の人が、がんにかかっている可能性があるということになります。

同様に、現在、30歳女性の方の場合であれば、10年後にがんになる確率は、1%、20年後では、5%、30年後には、11%、40年後には、19%、50年後には、29%となっています。

同じ年齢で加入した場合、一般的には、終身タイプの方が、定期タイプのがん保険より、保険料は、割高となります。

ただし、定期タイプのものは、保障を継続しようとした場合、更新していく必要があります。

つまり、いざ、がん保険で保障を備えたいと思った時期に、健康状態によっては、加入できない可能性があります。

また、通常、払い込む保険料は、年齢とともに上昇していきます。

終身タイプ 定期タイプ
加入時の保険料まま、継続されていく 更新すると保険料が上がっていく
定期タイプに比べ、保険料は割高 終身タイプに比べ、保険料は割安
加入後、健康状態が変化しても不問 健康状態によっては、更新できない、あるいは、より保険料が割高な、緩和型を検討する必要がある

7.2保険料の払い方で損しない!

一定期間が保障される定期タイプのがん保険であれば、保険料の払い込み期間=保険で保障される期間となりますが、終身タイプのがん保険では、がん保険で保障される期間は一生涯(死ぬまでずっと)ですが、保険料の払い込み期間を「何歳まで払うか」を、選択することができます。

つまり、保険料の払い込み期間を、60歳払い済みや、65歳払い済みに設定して契約すれば、定年退職後、年金生活を迎えた時に、保険料の負担は発生しませんが、終身払い(一生涯)を選択した場合には、一生涯にわたって、払い続ける必要があります。

通常、終身タイプのがん保険では、払込期間を短くした場合、保険料は割高となります。

終身タイプのがん保険では、経済状態が変化した場合であっても、無理なく支払える保険料であるかどうかもポイントに、検討してみることをおすすめします。

8.まとめ

「がんは予防できる」と、最近では、よく耳にするようになったようも思いますが、具体的な方法(しかも、科学的根拠があるとされている)があって、しかも、その内容を見ると、「本当に、そんなことで、4割も軽減できるの?」と、なんだか、拍子抜けするように思われた方も、多いのではないでしょうか?

がんは、まだまだ、判らないことも多く、「結局は、運」であると、言われたりもしています。

そうであれば、できるだけ、そういった悪運は、回避したいですよね。

私は、ピロリ菌の検査に行こうと思います!

みなさんも、今から、できる範囲での「がん対策」を、是非、実行してみてくださいね!

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