低解約返戻金型終身保険は学資保険になる?本当のところを解説します

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
保険の無料相談がしたいけど、どこがおすすめかわからない!

必要なのはわかってるけど、難しくて選びきれない・・・
そう思っている人はとても多いです。
一生の事だからしっかりと相談をして、理想通りの安心を手に入れましょう。

→お勧め.1 保険見直しラボ
→お勧め.2 保険マンモス
→お勧め.3 ほけんの窓口
→お勧め.4 保険のビュッフェ

子供のために学資保険を検討していると、低解約返戻金型の終身保険をすすめられたと言う経験はありませんか?

しかし、「本当に学資保険の代わりになるの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。

近年では、保険ショップや代理店・ファイナンシャルプランナーなど、保険の相談が出来るところが増えましたが、アドバイスをする大半の方が、学資保険の代わりに低解約返戻金型終身保険をすすめるでしょう。

私も、保険の仕事をしている時は、学資保険代わりに低解約返戻金型終身保険をすすめていました。

しかし、商品改定をしたことで、すすめることが出来なくなり他社の商品をすすめていた時期もありました。

なぜ低解約返戻金型終身保険が、学資保険の代わりになるのかと言うのをハッキリと理解して加入している方はどれ程いるでしょうか。

今回の記事では、学資保険の基本的な考え方と、低解約返戻金型終身保険の特徴とメリット・デメリットを解説していきますので、どのような保険なのかを理解してください。

この記事を読んで、賢く・お得に、お子様の教育資金や自分の老後の資金などを準備できるようにしていきましょう。

目次

1.終身保険とは

1.1終身保険

1.2低解約返戻金型終身保険

1.3終身保険と低解約返戻金型終身保険の違い

2.低解約返戻金型終身保険の特徴とメリット・デメリット

2.1低解約終身型保険の特徴とは

2.2低解約終身型終身保険のメリット

2.3低解約返戻金型終身のデメリット

3.二大活用法

3.1老後資金の準備

3.2学資保険の代わり

4.保険商品の紹介

4.1オリックス生命(終身保険RISE(ライズ))

4.2損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(一生のお守り)

4.3三井住友海上あいおい生命(&LIFE積立利率変動型終身保険)

4.4マニュライフ生命(こだわり終身保険v2)

4.5住友生命(バラ色人生)

5.失敗例と販売方法

5.1失敗例

5.2販売方法(販売手法)

5.3販売手数料

6.保険の相談相手

6.1来店型ショップや代理店

6.2ファイナンシャルプランナー

7.まとめ

1.終身保険とは

最初に、終身保険とは一体どのような保険なのかと言うのを説明しておきます。

普通の終身保険も低解約返戻金型終身保険も、同じ終身保険です。

保険会社は契約者から支払われた保険料の一部を運用し死亡保険金の準備をします。

終身保険は、生命保険の場合には被保険者が亡くなれば保険金を支払い、また解約した場合にも解約返戻金を支払わないといけない商品となり、保険会社としては確実に契約者に対してお金を支払わないといけない商品です。

そのために、出来るだけ契約期間を長くして、お金を運用する必要があります。

 

1.1終身保険

終身保険とは、保障期間に期限が無く、「終身」つまり「被保険者が亡くなるまで保障をします」と言う保険のタイプです。

死亡保障をはじめとし、医療保険やがん保険にも終身保険と言うタイプはあります。

また、生命保険には終身保険の反対に、定期保険と言う保険タイプもあります。

これは、保障期間に限りがあり、一定期間の保障が欲しい人向けの保険タイプとなっています。

終身保険には、保険料の支払い期間にも「終身払い」と、60歳までなどの「有期払い」の2つあります。

 

1.2低解約返戻金型終身保険

この保険も、終身保険なのですが、上記の終身保険との違いは、保険料払込期間の解約に対する返戻金(解約金)を低く設定する事で、保険料を通常の終身保険よりも安くしている保険です。

この、保険料払込期間中に解約をすると、支払った保険料の約70%しか返礼されないので、基本的な所ですが、しっかり覚えておきましょう。

また、この保険の特徴ともいえるのが、保険料支払い期間が終わると、解約返戻金の額が増えていくと言うモノです。

保障は終身なので、死ぬまで契約はあります。

契約がある限り、解約返戻金が増えていく事と、先ほど書いた保険料支払い込期間中の返礼率を低くすることで、保険料支払い期間が終われば、通常の終身保険よりも解約返戻金が多くなると言うのが大きな特徴です。

 

1.3終身保険と低解約返戻金型終身保険の違い

普通の終身保険と低解約返戻金型終身保険の大きな違いは、保険料と解約返戻金になります。

普通の終身保険は、もともと死亡した時の保障を目的として販売されているので、保険料も少し高く解約返戻金も支払った保険料より多く貰えることはありませんが、確実に保険金を受け取る事の出来る商品になっています。

それに対して、低解約返戻金型終身保険は、保険料支払い期間中の解約返戻金を支払った保険料に対して70%ほどに抑えることで、保険料を安くして保険料支払い期間が過ぎた以降は支払った保険料よりも多い解約返戻金を支払う終身保険になっています。

この、低解約返戻金型終身保険が登場した以降は、亡くなった後の葬儀代などの準備として通常の終身保険に入る方は少なくなりました。

また、この低解約返戻金型終身保険こそ、保険会社が利益の出しにくい保険であるが故に、保険会社は、保険料払込期間を出来るだけ長くしようとしています。

 

2.低解約返戻金型終身保険の特徴とメリット・デメリット

それでは、低解約返戻金型終身保険の特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

終身保険よりも貯蓄性が優れていると言われる商品でと言われるのは、どういった理由なのかという所が解ると思います。

 

2.1低解約終身型保険の特徴とは

低解約返戻金型終身保険の大きな特徴は、保険料支払い期間中の解約返戻金を保険料支払額の7割ほどにする事で、通常の終身保険よりも保険料を安くしている事と、保険料支払い期間終了後には、支払った保険料よりも多くの解約返戻金が受け取れるという所です。

要は、保険料を支払っている期間に解約をすると損をするが、保険料支払い期間が過ぎると契約者にとっては得しかないと言う商品です。

保険料支払い期間を過ぎると、解約しても支払った保険料よりも多くのお金が解約返戻金として戻ってきて、死亡してしまった場合でも死亡保険金が受け取れると言う事で、保険会社としては、短期間の保険料支払い期間であれば、運用をするのに頭を悩ます商品という事も言えます。

この特徴を活かすことで、老後資金の準備や学資保険の代わりに使うという事を提案できる理由なのです。

 

2.2低解約終身型終身保険のメリット

この保険のメリットは、その解約返礼率です。

通常の終身保険であれば、保険料払込期間を過ぎても解約返戻金は支払った保険料の9割ほどの金額になりますが、この低解約返戻金型終身保険では、保険料支払い期間中にしっかりと保険料を支払うことが出来れば、その期間が終了した後は支払った保険料よりも多い解約返戻金が戻ってきて、解約しなければその解約返戻金は増え続けるのです。

これだけ見ると、すごくメリットしかなく、逆に怪しいと思う方も居ると思います。

メリットがあれば、デメリットもありますので、そこを次に説明していきます。

 

2.3低解約返戻金型終身のデメリット

この保険のメリットは解説したとおりですが、良い事ばかりではなく、デメリットもしっかりとありますので、説明しておきます。

この保険のデメリットは、保険料支払い期間中に解約をすると、解約返戻金が支払った保険料の7割ほどしか返ってこないと言う点です。

「これだけ?」と思う方も多いかもしれませんが、これが大きなデメリットとも言えるのです。

そもそも死亡保障の終身保険は、保険会社にとっては確実に保険金を支払わなければいけない商品であり、その準備金も運用しなければいけません。

この低金利時代に、資金を運用するのは保険会社といえ苦労をします。

そのため、出来るだけ保険料を支払ってもらう期間を長くして、運用期間を長くしたいと考えるのは当たり前の事だと思います。

何十年と言う期間、決まった保険料を払い続けると言うのは意外に難しい事なのです。

それは、生活環境の変化であったり、ライフイベントなど何十年もあれば契約者の状況も変わってくることで、当初は問題なく支払えていた保険料でも、徐々に厳しくなってくるという事は珍しくありません。

その時に、解約や払い済みにする事で、大きく損をしてしまったと言う意見などが見受けられる原因と言えるのです。

このデメリットをしっかり理解しておくことで、大きな損をする事も避けられます。

その事をしっかりと覚えておいてください。

 

3.二大活用法

低解約返戻金型終身保険は、終身保険なので、主たる目的は死亡保障なのですが、それ以外にも活用方法が2つあるのです。

その活用方法が、「老後資金の準備」と「教育資金の準備」という二大活用法です。

この2つ以外でも活用方法はありますので、そこも少し説明していきます。

なぜこの二大活用と言われるのか、そしてどのようにすれば良いのかをここでは解説していきます。

 

3.1老後資金の準備

まずメインとも言える活用方法が、老後資金の準備です。

終身保険の保障期間には限りがないので、解約をしない限り保障は死ぬまで継続します。

保障が継続するという事は、契約はずっと残っているという事です。

低解約返戻金型終身保険は、その特徴でも説明したとおり、契約が続く限り解約返戻金は増え続ける一方なのです。

そのため、老後資金の準備として加入する方が多いのです。

この老後資金の準備として加入する場合は、死亡保障という事は考えません。

それは、解約する事を前提として加入するので、亡くなった後の為に保障と言う考え方が当てはまらないという事です。

解約する前に亡くなってしまった場合でも、残された家族には死亡保険金が支払われるので、支払った保険料が無駄になることはありませんが、そのような事にならないように、健康でいましょう。

そして、老後資金の準備として加入する場合は、保険料支払い期間を出来るだけ短くするという事が大切です。

保険料払込期間が10年などの商品があれば良いですが、保険会社もこの保険の特性を解りながら売っているので、保険料払込期間が短い商品は現状では少ないと思いますが、60歳や65歳など定年退職に近くなる年齢の時には払い終わるように設定できれば、問題はありません。

そこから、保険料の支払い期間が終了してから1年後からは解約返戻金が増え続けるので、定年退職したりして、少し時間にゆとりが出来たときに旅行に行くなり、生活資金にするなり、好きに使うことが出来ますので、自分のタイミングで解約してください。

また、保険料払込期間中は万が一の死亡保障と思っておいてください。

 

3.2学資保険の代わり

もう一つの活用法としては、学資保険の代わりに使う方法です。

こちらは、もう活用する事が出来ない商品も多くなってきているのも事実ですが、考え方ひとつで学資保険の代わりとしての活用方法があるので、それを説明します。

学資保険とは、子供の教育費の準備を目的とする場合と、子供の病気やケガに対する備えを目的とする2つの考え方が出来ます。

厳密に言うとこの2つは、「学資保険」と「こども保険」の2つに分類されますが、広域的な考え方では総称して、「学資保険」と言う場合があります。

その中で、低解約返戻金型終身保険は、前者の「学資保険」としての要素を併せ持つと言えるのです。

この保険の特徴として、解約返戻金が増えると言う事を書きましたが、そこを使うという事です。

また、各社の学資保険との違いは、幼稚園・小学校・中学校・高校など要所で祝い金などの一時金を受け取ることが出来ず、高校入学時や大学入学時の様に、まとまったお金が必要な時期に解約をして、まとまったお金を用意しましょうと言う考え方です。

そのため、結婚後すぐからでも良いですし、お子さんが生まれてからでも構いません。

そして、老後資金のところでも説明した様に、保険料支払い期間は短ければ短いだけ良いのです。

この保険の特徴であり、デメリットである低解約期間(保険料支払い期間)を短くすることで、お子さんの進学時期に合わせられると言うメリットがあるのです。

生まれてすぐのお子さんの進学費用に使うのであれば、保険料払込期間を15年にする事で、高校入学に間に合わせることも出来ますし、そこで必要が無ければ、大学入学時に使うことも出来ますし、大学の時に必要なければ、解約せずに置いておくと、解約返戻金が多くなるので、結婚資金などに充てることも出来ます。

この様に、保険料払込期間が年齢ではなく、年数で決められる保険であれば、学資保険代わりに活用できるという事です。

 

4.保険商品の紹介

特徴やメリット・デメリットから活用方法まで説明していきましたので、ここではどのような商品があるのかを紹介していきます。

保険会社によっても、どちらの活用方法に適しているのかもあるので、その辺りを見極めていきましょう。

いくつかの商品を紹介していきますが、保障内容は死亡保障の終身保険ですので敢えて書きません。

ここでは、保険料払込期間に焦点を当てて、どのような活用方法が出来るかを書いていきます。

 

4.1オリックス生命(終身保険RISE(ライズ))

オリックス生命は、「終身保険RISE(ライズ)」が低解約返戻金型終身保険になります。

この保険の内容を見て行きましょう。

 

保険料払込期間 死亡保険金額 活用方法
・10年~20年

・55歳~80歳

・終身

上記から選択可

200万円~5,000万円 ・学資保険(教育費準備)

・老後資金

 

オリックス生命の終身保険RISEでは、保険料払込期間が最短で10年と言う設定が出来ることで、教育費の準備としても活用が出来ますが、気を付けないといけないのは、保険料払込期間を10年に設定をすると、保険料払込期間終了直後の返礼率が97.8%と損をしてしまいますので、保険料払込期間終了後1年は最低でも解約できないという事を理解しておきましょう。

また、15年であれば、払込期間終了直後でも101.2%と少しですが増えていますので、損をする事は無いでしょう。

解約時には、返礼率をしっかりとチェックする必要はありますが、学資保険の代わりにも、老後資金の準備にも使える保険であると言えます。

 

4.2損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(一生のお守り)

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、「一生のお守り」が低解約返戻金型終身保険になります。

この保険の内容を見て行きましょう

 

保険料払込期間 死亡保険金額 活用方法
・55歳~90歳

・終身

上記から選択可

50万円~

(10万円単位で選択可)

基本的には200万円~

・老後資金

 

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の、「一生のお守り」は、同じ低解約返礼金型終身保険でも、学資保険代わりには活用する事が出来ないでしょう。

しかし、老後資金の準備としての活用は出来る事と、保障金額を10万円単位で調整できることで、支払保険料を調整する事は可能であり、払っていく保険料の細かい調整が出来るのが利点と言えるでしょう。

また、オリックス生命などと競合しますが、返礼率を考えて見て行くと良いでしょう。

 

4.3三井住友海上あいおい生命(&LIFE積立利率変動型終身保険)

三井住友海上あいおい生命は、「&LIFE積立利率変動型終身保険」が低解約返戻金型終身保険になります。

この保険の内容を見てきましょう。

 

保険料払込期間 死亡保険金額 活用方法
・60歳満了

・65歳満了

300万円・500万円・1000万円 ・老後資金の準備

 

この保険は、積立利率変動型ですので、運用実績により保障額が左右されますが、決めた金額を下回ることはありません。

プラスになるのが多いか少ないかの違いです。

また、保障額ももう少し細かく設定は出来ると思います。

この保険も、学資保険の代わりとしては活用が出来ないので、純粋に死亡保障として持つか、老後資金として積み立てるかのどちらかになりますが、三井住友海上あいおい生命は、個人年金保険も、こども保険もラインナップされていますので、そちらと比較して優位性の高い方を選ぶようにしましょう。

 

4.4マニュライフ生命(こだわり終身保険v2)

マニュライフ生命は、「こだわり終身保険v2」が低解約返戻金型終身保険になります。

この保険の内容を見て行きましょう。

 

保険料払込期間 死亡保険金額 活用方法
・20年間または30年間

・35歳から90歳まで

・終身

500万円・1000万円・2000万円 ・学資保険(教育費準備)

・老後資金

 

マニュライフ生命の「こだわり終身保険v2」は、保険料払込期間が20年間か30年間と言う設定が出来るため、オリックス生命ほどではありませんが、教育費の準備に活用できる可能性はあります。

加入時の年齢で、年満了(20年間・30年間)を選ぶか、歳満了(35歳~90歳まで)のどちらを選べば良いのかをしっかりと確認する必要があるでしょう。

また、保障金額が高く設定されている事から、保険料も必然的に高くなるのが少しネックになるかもしれません。

この保険会社は外資系という事も有り、外貨建ての終身保険やファンド式の保険もありますので、その他の保険を活用するのも良いかもしれません。

また、ファンド式は貯蓄性も謳っていますが、その他の保障にいくら使うことが出来るのかを自分で選択できるかを確認しなければ、少し怖い商品と言えるでしょう。

 

4.5住友生命(バラ色人生)

住友生命は、「バラ色人生」が低解約返戻金型終身保険になります。

この保険の内容を見て行きましょう。

 

保険料払込期間 死亡保険金額 活用方法
・60歳満了

・65歳満了

1000万円

(50歳以上は500万円)

・老後資金

 

住友生命の「バラ色人生」は、老後資金の準備としての活用方法になりますが、保険料を長く払えば(20歳から加入)、保険料払込期間終了直後でも返礼率が高くなるので、その後の増え方も他社の商品と比べても高くなると思いますが、設定できる保障額が高いので、支払う保険料も自然と高くなるという事で、若いうちはあまりお勧めできないのかな?と思います。

お金に余裕があれば、選択する価値はありますが、そうでなければ無理に選択する必要はないでしょう。

 

5.失敗例と販売方法

ここからは、低解約返戻金型終身保険に関しての失敗例や、実際に保険屋さんがどの様な提案をしてこの保険を売るのか、そしてあまり外には出ない手数料の話を少していきます。

手数料に関しては具体的には言えないので、他の商品と比べて保険屋さんがどの程度、力を入れて販売するのかと言うのを想像してみてください。

 

5.1失敗例

低解約返戻金型終身保険は、貯蓄性がある保険として知られていますが、デメリットが無いわけではありません。

この記事でも説明したとおり、保険料払込期間に解約をすれば必ず損します。

この記事を書くにあたって、インターネットなどで情報を見ていると、「大損をした」と言う例がありましたが、特性を知っている立場からすると、そんなことをすると損をするのは明らかで、なぜ事前に相談しなかったのか?と不思議に思うような事でした。

この様な事が無いように、しっかりと保険の特性を理解しておきましょう。

失敗例としては、保険料張り込み期間中に「払い済み」にしてしまうという事です。

終身保険などでは、よくやる手段ですが、低解約返戻金型終身保険では時にすごく危険な行為です。

この低解約返戻金型終身保険のメリットとも言える返礼率の高さは、裏を返せば保険会社からすると、非常に厄介な特性なのです。

集めた保険料で死亡保険金の準備もしなければいけないし、解約をされると、集めてきた保険料よりも多くの解約返戻金を返さなければいけない。

前にも書きましたが、保険会社は保険料を払って貰う期間を出来るだけ長くして、その間に運用してお金を増やさないといけないと言うのがこの保険なのです。

そして、保険料払込期間中の解約に関しての返戻金を低くすることで保険料を安くしていると言う事から、その間に「払い済み」にしてしまうと、保険会社はそれ以降の保険料を集めることはできません。

「安く保障を買っているのに、約束した期間の保険料を払わずに、解約返戻金だけ多く貰う」という、うまい話は無いという事です。

この保険を使って、貯蓄を考えていると言う方は、無理な金額で保険料を設定するのではなく、何があっても支払っていける保険料を設定して保険料を決めると言うのが一番大事になります。

万が一、保険料の払い込みが困難になったと言う時は、契約者貸し付けなど方法はいくつかあるので、まず代理店などに相談しましょう。

 

5.2販売方法(販売手法)

ここでは、保険代理店がどの様な提案でこの商品を売るのかを少し説明していきます。

基本的には、老後資金や死亡保障として売るのが基本形ですが、この保険の特色を生かして、学資保険の代わりとして売る事も有れば、その貯蓄性を活かして、終身医療保険とセットで売ることも出来ます。

また、戸建住宅を所有している方であれば、外壁の塗装などの定期的なメンテナンス準備金など、学資以外でも使い方は人それぞれです。

保険料払込期間が10年や20年などの場合には、それに合わせて様々な使い方が出来るという事です。

医療保険とのセットで売ると言うのは、貯蓄性があるためこの保険で増えた金額と終身医療保険で支払った金額とが相殺すると言うのが販売手法です。

詳しくは保険屋さんに聞いてみてください。

 

5.3販売手数料

具体的な手数料は書くことが出来ませんが、保険代理店は損害保険・生命保険共に、保険会社の商品を売る事で、販売手数料を得る仕事です。

それでは、この低解約返戻金型終身保険の手数料は高いのか、低いのかを少し説明すると、会社によっても違うかもしれませんが、私の知っている保険会社での代理店手数料を決める成績換算としては、この保険はそこまで良くありません。

この保険よりも、がん保険や医療保険や収入保障保険の方が成績換算は良いです。

なぜかと言うと、この保険の特徴でもある返礼率の高さと終身の死亡保険という事で、保険会社はあまり売ってほしくない商品という事です。

その事から、もし売るのであれば、保険料を少しでも高くして売りたいと言うのが代理店としての本音と言えるでしょう。

そして、がん保険や医療保険などとの抱き合わせで売るか、お客さんとの取っ掛かりとしてこの保険を使うと言うのが、代理店の販売に対する気持ちです。

その事から、この保険を是が非でも売りたい、販売するのにすごく力を入れるような商品ではないという事です。

 

6.保険の相談相手

ここまで低解約返戻金型終身保険について説明してきましたが、この記事を書くに当たり、情報を集めていると、「保険についてどこで相談すれば良いかわからない」と言う方が居ました。

保険の相談には、ファイナンシャルプランナーや来店型ショップなどの代理店に行くと言う方が多いですが、本当にそれでいいのでしょうか?

どこで相談すれば良いのか、どこがどの様な場所なのかをここでは少し説明していきます。

 

6.1来店型ショップや代理店

近年ではショッピングモールなどに、来店型の保険ショップで「無料の保険相談をしませんか?」など見かけますが、本当に自分に合った保険を紹介してくれていると思いますか?

脅すわけではありませんが、すべてが全て良い保険屋さんとは限りません。

保険ショップの多くは乗合代理店と言って、複数の保険会社の商品を販売しています。

保険会社によっては、自分たちの保険を売って欲しいために、販売手数料を少し高くしたり、キャンペーンなどで商品券を出したりします。

販売員は内容が悪くなければ、より手数料の高い保険を売ります。

同じ保険を取り扱っていて、条件も同じなのに、ショップによって違う保険をすすめられた!と言う経験はありませんか?それが、典型的な例と言えるのです。

「生命保険は難しい」と言うイメージから、「解らない」「おすすめだから」などと言う理由であまり考えないで、保険を決めるのはよくないという事です。

来店型ショップも使い方ひとつで、「資料が欲しい」「この商品の話を聞きたい」などと言う利用の仕方であれば、良いかもしれません。

そして、信頼できる担当が付けば、契約をすれば良いと言うスタンスで使っていけばいいと思います。

 

6.2ファイナンシャルプランナー

あまりメジャーではないですが、ファイナンシャルプランナーは金融商品のプロと言える資格です。

保険をはじめとして、税金や相続などお金に関する幅広い範囲の知識がなければ取得が出来ない資格です。

そのため、ファイナンシャルプランナーに相談するのも一つの手段ですが、そのファイナンシャルプランナーが保険販売を出来るか否かを確認する必要があります。

保険に関しては、販売をするのには資格が必要です。

損害保険であれば「募集人」の資格が必要で、生命保険に関しては「生命保険一般課程」の資格が最低限要ります。

その資格があり、どこかの保険会社と委託契約を結んでいる場合は、公平な判断をしてくれるか微妙な所になります。

どうしても販売手数料が収入源になるので、委託している保険会社の商品をすすめる可能性があるという事です。

 

これだけ言うと、どこで相談すれば良いのか解らなくなりそうですが、一言だけ言うのであれば、「自分で保険を調べる」と言うのが一番かと思います。

また、自分では取り扱いをしていない保険会社の商品の話をしてくれる場合なども良い販売員かもしれません。

どこに相談するか、どんな人にあたるかで良い保険に出会うか出会えないか決まると言っても良いでしょう。

 

7.まとめ

低解約返戻金型終身保険に関して説明してきましたが、如何だったでしょうか。

低解約返戻金型終身保険は、学資保険の代わりにもなりますし、老後資金の準備にもなります。

もちろん終身保険なので、死亡した時の葬儀代の準備と言う王道の使い方も出来ます。

通常の終身保険よりも保険料が安いという事で、様々な使い方が出来る商品でるのが、この保険です。

保険料払込期間と保障額・返礼率をしっかりと調べて、自分のニーズに合わせてしっかりと活用すれば、銀行預金などよりも多くのお金を貯めることが出来る場合もあります。

保険は保障だけではなく、金融商品としての側面も持っているという事を知っておいて損はないという事です。

B

人気記事ランキング

がん保険?これだけ読めば大丈夫!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る