遺族年金ってどんなもの?受給方法を把握して受給漏れをなくそう!

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遺族年金といえば、一家の大黒柱が亡くなってしまった際に遺族に支給される公的年金のことですが、この制度についてしっかりと理解していないといざという時に困ったことに…。

事故に家族が巻き込まれるということは、いつ起こるか分からないことです。いざという時に日々の生活に困らないようにするためにも「遺族年金」についてしっかりと理解し、来るべき日のために備えておくことが大切です。
ではこの遺族年金について詳しく解説しますので、いつ残されてしまう側になるか分からない未来のためにしっかりと勉強しておきましょうね。

目次

1.そもそも遺族年金ってなんだろう?

1.1 遺族年金とは

1.2 遺族年金は複数種類がある

2.遺族年金の種類

2.1 遺族基礎年金について

2.2 遺族厚生年金について

2.3 遺族共済年金について

3.遺族年金の受給方法とは?

3.1 遺族年金は種類によって受給方法や条件が異なる

3.2 遺族年金は種類によって金額も異なる

4.遺族年金とは異なる制度も知っておこう

4.1 寡婦年金と死亡一時金について

4.2 寡婦年金の受給条件や金額は?

4.3 死亡一時金の受給条件や金額は?

5. 遺族年金と老齢年金について

5.1 遺族年金と老齢年金の違い

5.2 65歳以降は遺族年金と老齢年金を選らべるって本当?

6. 遺族年金っていつまでもらえるの
6.1 遺族年金が受け取れる期間とは?

6.2 遺族年金の失効と一時停止って?

7. 遺族年金の受給について気を付けたいこと

7.1 受給者が再婚した場合

7.2 子どもが高校を卒業したら金額が変わってしまう

7.3 65歳で受給金額が変わる

8.まとめ

 

1.そもそも遺族年金ってなんだろう?

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遺族年金とはどんな制度か知っていますか?若い人には馴染みがない言葉かもしれませんが、実は知らないといざという時に大きな損失を生むことがあります。

言葉を崩して考えてみましょう。「遺族」とは残された家族のことです。「年金」と聞いて思い浮かぶことと言えば、私たちが国や都道府県に納めなければいけない税金が頭に浮かぶと思いますが、本来は定期的・継続的に支給されるお金のことです。

では遺族年金の基本から学んでみましょう。

1.1 遺族年金とは

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遺族年金とは、簡単に言ってしまえば「一家の大黒柱に万が一のことがあった際に、残された家族に国から給付金が支払われる」制度のことです。年金が給付される事項は本来3種類あり、老齢給付・障害給付・遺族給付となっています。

老齢給付とは一般的に知られている年金のことです。一定の年齢に達していて、今まで払ってきた年金(税金)の回数に応じた金額が支給されること。

障害給付とは被保険者に障害が発生した場合、一定の条件を満たした場合に給付金が支払われる年金のこと。

このように年金と一括りにされていても、蓋を開けてみればさまざまな役割を年金は持っているのです。

1.2 遺族年金は複数種類がある

遺族年金は大まかに3種類に分けることができます。1つ目は遺族基礎年金、2つ目は遺族厚生年金。最後に遺族共済年金です。それぞれの詳しい説明は後ほどしますが、これらは国民年金から給付されるか厚生年金から給付されるか、また共済年金から支給されるかに分かれているだけです。

一見難しいように思える遺族年金ですが、しっかりと各ポイントさえ押さえておけば困ることもありません。自分がどの遺族年金に当てはまるのかをしっかりと理解して、万が一があったときに備えておきましょう。

また遺族年金は種類により条件から金額などが異なっています。どれも一緒にもらえるわけではありませんし、年金は1人1つと基本的に決まっているため欲張ることは出来なくなっています。

2.遺族年金の種類

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先ほど説明したように、遺族年金には大きく分けて3つ種類があることが分かりましたね。では、ここからはそれぞれがどんな遺族年金なのかをご説明していきたいと思います。

給付金の出処が違うことは理解していただいていると思いますが、それを理解したうえでしっかりとポイントを抑えておきましょう。

せっかく遺族年金について学んだのに、いざという時に役に立たないのでは意味がありません。遺族年金の受給漏れを無くすためにも、自分がどの遺族年金の対象かを把握しておきましょうね。またご自身の年金についても一度見直しておきましょう。場合によっては遺族年金の受け取り額が大幅に減ってしまうこともあります。

2.1 遺族基礎年金について

遺族基礎年金とは、60歳~65歳未満で亡くなってしまった場合のみに支払われる遺族年金にあたります。その人が生計を維持していた場合、残された家族「18歳未満の子どもがいる(障害者の場合は20歳まで)妻、または子」に支払われる給付金のことです。この18歳未満の子どもについてですが、詳しくは「18歳到達年度の末日までの間にある子(引用:日本年金機構)」となります。

受け取り対象となるのは国民年金に加入している人の(18歳未満の子どものある)妻または子です。受け取り条件などは後ほど説明しますが、子どもが18歳年度末を迎えると給付が無くなってしまいます。注意したいのが、国民年金のみの加入(第1号被保険者)で、尚且つ子どもがいないという人たちは遺族厚生年金どころか遺族基礎年金も受け取れないことになってしまいます。

ですが、国はこういった人たちのために別の制度を用意しています。掛け捨てにはならないような制度にきちんとなっているので、当てはまる人は一先ず安心してくださいね。

2.2 遺族厚生年金について

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遺族厚生年金とは、厚生年金に加入している人(主に会社員)が亡くなってしまった場合に、残された家族に給付される年金のことです。

厚生年金に加入している人が亡くなってしまった場合給付金が受け取れるのは、亡くなってしまった人によって生計を維持していた妻、子や孫(18歳年度末を経過していない者、または20歳未満の障害年金の障害等級1,2の者)、55歳以上の夫、父母、祖父母です。夫や父母、祖父母が受け取るのは満60歳を迎えてからです。

少しややこしいのですが、夫のみ遺族基礎年金を受給中の場合は遺族厚生年金も合わせて受け取れます。また権利を持っている人は65歳を迎えると老齢年金が受け取れますが、遺族厚生年金と老齢年金の両方の権利を持っている場合、老齢年金は全額支給。遺族厚生年金は老齢年金に値する額の支給が停止されてしまいます。

2.3 遺族共済年金について

主に公務員の人の遺族が受け取る遺族年金になります。会社員は厚生年金に加入しますが、公務員は組合共済に加入するためこちらからの支給となります。受け取り権利を持っている人は、亡くなってしまった人により生計を維持していた妻または子、父母、祖父母、孫となります。子どもの年齢は他の遺族年金と同様の条件となります。

遺族共済年金は妻加算(中高齢寡婦加算)というものがあり、妻が遺族共済年金を受け取る場合に40歳~65歳までの間は585,100円加算されるようになります。65歳を迎えると加算支給は停止となりますが、その代わりに自分の老齢年金の支給が開始となります。

3.遺族年金の受給方法とは?

keyboard-824317_640遺族年金はどうしたら受け取ることができるのでしょうか?誰でももらえることではないのは先ほどわかりましたよね。

ですが、対象になったからといって無条件にもらえるものでもありません。しっかりと受給方法を理解しておくことで、受給漏れを無くすことができますから、対象だからと安心するのではなく、申請方法や条件などもしっかりと頭に入れておきましょう。

一番は年金事務所などに一度説明を受けておくことです。必要書類や注意事項などを専門家から聞いておくことで申請ミスや受給ミスを減らすことができますよ。

3.1 遺族年金は種類によって受給方法や条件が異なる

遺族年金は大きく3種類に分かれていますが、申請すべき場所や受給対象が異なることは先ほど説明したのでお分かりになっていただけたと思います。遺族年金を受給するためにはまず申請が必要となりますが、先に死亡届の提出をしなくてはいけません。

①亡くなった人が年金受給者だった場合

まずは死亡届を提出しなければいけません。年金事務所に「年金受給権者死亡届」を提出します。

②亡くなった人が現役で加入者だった場合

厚生年金に加入しているのであれば、会社を介して「視覚損失届」を提出します。

国民保険加入者だった場合は住んでいた市区町村へ「国民年金被保険者死亡届」を提出します。

次に、遺族年金を請求するには必要となる書類があります。

  • 世帯全員の住民票の写し
  • 亡くなった人の住民票(除票)
  • 年金手帳(ない場合は理由が必要となる)
  • 戸籍謄本(記載事項証明書)
  • 請求者の収入が証明できる書類
  • 子の収入が証明できる書類
  • 市区町村に提出した死亡診断書
  • 受け取り先金融機関等の通帳など
  • 印鑑
  • 年金請求書

となります。詳しい説明はこちら(日本年金機構)を参考にしてください。また必要となる書類はこれらで全てではありません。亡くなった方の死因や状況によっては追加で必要となるものもありますから、ご自分が請求する際に必要となるものは何なのか、請求する際に事前に年金事務所などに確認しておくことをおすすめします。

次に受給条件(受給要件)と請求先ですが、

①遺族基礎年金

国民年金に加入している被保険者または老齢年金の資格期間を満たした人が亡くなった場合。ただし亡くなった人が保険料納付済み期間が加入していた時の3分の2以上あること。※平成38年4月1日前の場合、亡くなった日が満65歳以下だったときは、亡くなった日の属する月の前々月前までの1年間の間の保険料支払い期間中に滞納がない場合は受け取れる。

請求先は住んでいた市区町村の窓口ですが、亡くなった日が国民年金第3号被保険者期間中の場合は年金事務所か年金相談センターになります。

②遺族厚生年金

厚生年金に加入している被保険者が亡くなったとき。または被保険者期間中に患っていたケガや病気により初診の日から5年以内に亡くなってしまった場合。※基礎年金同様に納付済み期間が3分の2以上。65歳未満の場合は亡くなった日の属する月の前々月前までの1年間の間の保険料支払い期間中に滞納がないこと。

または老齢厚生年金の資格期間を満たした人が亡くなったときや1級・2級の障害厚生(共済)年金を受けられる者が亡くなったとき。

請求先は年金事務所か年金相談センターになります。

③遺族共済年金

共済組合に加入していた人が亡くなったとき。または組合員だった人が退職した後に、組合員だった間に初診日があるケガや病気により亡くなってしまった場合。1級・2級の障害厚生(共済)年金を受けられる者が亡くなったとき。退職共済年金の受給権者が亡くなったとき。組合員の期間が25年以上ある人が亡くなったときになります。

請求先は組合本部または支部になります。

3.2 遺族年金は種類によって金額も異なる

遺族年金は種類によってもらえる金額が異なるので注意しましょう。同じ額だけもらえるわけではありませんし、遺族厚生年金や遺族共済年金は計算がややこしく、自分で計算すると頭を抱えてしまう人も多いでしょう。詳しい計算式を知りたい人は日本年金機構や共済組合のHP上で確認ができます。

遺族基礎年金を例として挙げますが、遺族基礎年金は基本額に子の人数によって加算が加わります。基本額は780,100円です。これに子が第1・2第子の場合は各224,500円が加算、第3子以降は各74,800円の加算となります。このように、遺族基礎年金でもらえる金額の計算は子の人数で決まりますので簡単に計算することができます。

遺族厚生年金は厚生遺族年金額の4分の3が支払われます。これは夫が支払ってきた保険料の額によって支給される金額が変わってしまいます。また支払ってきた保険料もお給料によって変わっているため、基本額というものがありません。

遺族共済年金ですが、計算式としては「厚生年金相当部分+地域年金相当部分+中高齢寡婦年金」となります。中高齢寡婦年金とは、遺族共済年金の受給者が40歳~65歳未満の妻である場合のみ支払われます。その額は遺族基礎年金の4分の3の金額となりますが、組合員期間が20年以上ある必要があります。

また中高齢寡婦年金は遺族基礎年金の受給がある場合は受け取れなくなっています。共済年金について詳しく知りたい場合は各組合の年金担当者まで問い合わせてみましょう。

4.遺族年金とは異なる制度も知っておこう

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遺族基礎年金のところで、遺族基礎年金も遺族厚生年金も貰えない人について触れましたが、ここではその制度について説明しようと思います。

国民年金に加入して保険料を納めていたのに、子どもがいない為に遺族年金が支払われないとなると「掛け捨て」状態となりなんだかやってられない!と不満が溜まってしまいますよね。それを救済するのが寡婦年金と死亡一時金になります。

このように、掛け捨て状態となり損をしてしまう人が発生することを見越して国はきちんと年金に変わる制度を用意しているのです。

前の説明で自分は対象にならない…と不安に感じていた人は、この制度についてよく勉強しておきましょう。

4.1 寡婦年金と死亡一時金について

ここまでの説明だと、寡婦年金と死亡一時金はどちらも受け取れる!と勘違いされてしまいそうですが、実はどちらかしか受け取れないんです。

受け取れる金額は寡婦年金と死亡一時金で異なります。金額のみで比較すると寡婦年金の方がお得なんですが、実は寡婦年金にはいくつか特別な条件が課せられているため、内容によっては死亡一時金の方を選択した方が良いこともあります。

では寡婦年金と死亡一時金の受給条件や受け取れる金額についてみてみましょう。

4.2 寡婦年金の受給条件や金額は?

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寡婦年金で受け取れる金額は、60歳~65歳の間の5年間で、被保険者が受け取れたであろう老齢基礎年額、第1号被保険者期間部分の4分の3の金額となります。

受給条件は以下の内容すべてに該当する必要があります。

①亡くなった夫の第1号被保険者期間が保険料納付済み期間と保険料免除期間を合わせて25年以上ある必要がある。ただし、保険料納付済期間・学生納付特例期間・若年者納付猶予期間以外の保険料免除期間を有する人のみ。

②夫が亡くなったときに、夫によって生計が維持していたこと。夫と生計を共にしていた者は年額850万以上の収入を将来に渡り有すると認められないこと。

③亡くなった夫と婚姻関係にあり、10年以上経過していて65歳未満の妻であること。

④亡くなった夫が障害基礎年金の受給権者でいたことがなく、なおかつ老齢基礎年金の受給を受けていないこと。

このように条件を挙げてみると条件が厳しいようにも感じますね。しかしこれらの条件を付けないと、制度も崩壊してしまいます。誰でも受け取れる制度をいくつも作ってしまうと国も破綻してしまいます。

4.3 死亡一時金の受給条件や金額は?

死亡一時金で受け取れる金額は保険料の納付期間の長さで決まり、受け取れる金額は12万~32万円となります。しかも受け取れるのは1回のみとなるので、大きな金額をいつまでも受け取れるわけではありません。

受給条件は、国民年金の第1被保険者が保険料納付済み月数が36月以上あること。そしてその人が老齢基礎年金及び障害基礎年金を受けることなく亡くなってしまったときになります。

しかし、以下の条件に当てはまってしまうと死亡一時金は受け取れなくなってしまいますので注意しましょう。

①老齢基礎年金及び障害基礎年金を受け取ったことがある人が亡くなった場合。

②亡くなってしまった人の死亡により遺族基礎年金を受け取れる人がいるとき。

③亡くなった日に、胎児でいた子が生まれた日においてその子または亡くなった夫の妻が遺族基礎年金を受け取れるまでに至ったとき。

となります。どれも遺族基礎年金の受給権者になってしまう人がいる場合は受け取れなくなっています。

5. 遺族年金と老齢年金について

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今までの説明の中で、遺族年金と老齢年金という言葉が出てきましたが、この老齢年金が何にあたるのかお分かりでしょうか?勘の良い人ならわかると思いますが、この老齢年金は20歳~60歳の間の40年で支払続けてきた保険料に対した額が65歳を迎えたときに貰える年金のことです。

よくニュースやテレビ番組で、将来の年金が~といわれている年金がこの老齢年金にあたります。

それでは、遺族年金と老齢年金についてまとめてみましょう。

遺族年金と老齢年金の違いをよく理解してお得に年金を受給しましょうね。

5.1 遺族年金と老齢年金の違い

遺族年金とは一家の大黒柱に万が一のことがあった際に遺族に支払われる年金ですが、老齢年金は保険料を納めた人に支払われる年金です。遺族年金を受け取るためにはいくつかの条件を満たさないといけませんが、老齢年金は保険料をしっかりと収めていればもらえる年金です。

後で説明しますが、基本的に受け取れる年金は同じ種類の年金のみになります。

例えば、遺族基礎年金と遺族厚生年金は一緒に受け取ることが出来ますが、遺族年金と老齢年金は種類が違うため一緒に受け取ることが出来なくなっています。

公的年金は、老齢・遺族・障害と3種類に分かれているので、これらの受給権利を複数持っていたとしても、どれか一つを選択する必要があるのです。

5.2 65歳以降は遺族年金と老齢年金を選らべるって本当?

先ほども説明したように、遺族年金と老齢年金は同時に受給することができなくなっています。しかし、年金保険料をしっかりと払ってきた人は遺族年金を受給していたとしても、65歳を迎えれば自身に老齢年金受給権が発生します。

この場合は遺族年金を年金として受け取るのか、自信の年金を受け取るのかを選択する必要があります。ただし、厚生年金の場合は例外となります。65歳になると自身の老齢厚生年金が受け取れるのですが、遺族厚生年金の方が高額の場合は差額が支払われます。老齢厚生年金の金額分は給付停止となるので、どっちにしろ両方の金額がダブルでもらえるわけではありません。

つまり差額分は支給されますが、それにあたるどちらかの年金は給付停止となります。どちらも一緒にもらえるほどいい話にはなっていないのが現実ですね…。

6. 遺族年金っていつまでもらえるの

8遺族年金について分かってきたところで、今度はいつまでもらえるのか知りたくなりますよね。際限なくもらえるもの?それとも期間限定でしかもらえないの?

実は遺族基礎年金と遺族厚生年金によってもらえる期間が違うものとなります。また、亡くなった夫が年金保険料を支払っていない期間(未納期間)が一定以上あると支給を受けられないこともあるので注意が必要です。

そして、亡くなった夫により発生した遺族年金を受給している人は再婚してしまうと受給が停止することも覚えておかなくてはいけません。

では、遺族年金を受給できる期間と遺族年金の失効と一時停止について説明します。

6.1 遺族年金が受け取れる期間とは?

まず遺族基礎年金ですが、これは子どもが18歳になる年度末日になるまで支給され続けます。子どもが障害者の場合は20歳までです。つまり、子どもが幼いほどもらえる期間が長くなり、子どもが大きいともらえる期間は短期となります。子の年齢によって期間が決まるため、妻の年齢は特に関係ありません。

次に遺族厚生年金ですが、条件さえ合えば遺族が死亡するまで支払われます。こちらは夫と妻の間に子がいない場合でも支給されますし、期限も長くなっています。ただし、夫が死亡したときに妻の年齢が30歳以下の場合は、夫が亡くなった月翌月から5年の期間のみの支給といった例外があります。

最後に遺族共済年金ですが、これは遺族厚生年金の受給期間とほぼ同等となります。

6.2 遺族年金の失効と一時停止って?

遺族年金には受給資格の失効と一時停止があります。遺族年金の種類によってその条件は変わりますが、大きく共通していることは妻が再婚した場合です。遺族厚生年金や遺族共済年金の場合は妻が亡くなっている場合は夫が再婚した場合となります。

受給権利が失効となると当然遺族年金は支給されなくなります。遺族年金をあてにしたまま、知らないままに再婚してしまっても受給はストップしてしまうので、きちんと理解しておきましょう。

受給権利の失効=失権となりますが、失権となった場合は二度と受給を受けることが出来なくなってしまうのに対し、停止(一時停止)となった場合は停止された理由が無くなれば再び受給を受けることが可能です。

7. 遺族年金の受給について気を付けたいこと
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では遺族年金のまとめとして、遺族年金受給について気をつけたいことをみてみましょう。先で説明した受給者の再婚した場合についても説明します。

ここではおさらいとして再婚した場合や子どもが一定年齢に達した場合、65歳で受給金額が変わる場合についてまとめてみました。

これらを知っていないと、もし再婚した場合や子どもが大きくなったときに「えっ!もらえる金額が少なくなってる!(受給期間が終了している!)」ということにもなります。

もし、さらに詳しいことが知りたいのであれば、年金事務所や年金窓口センターに問い合わせてみましょう。本業の方の方が詳しく知っていますし、説明力もありわかりやすいですよ。

7.1 受給者が再婚した場合

受給者が再婚した場合、受給権利が失権となります。停止ではないので注意しましょう。理由は当然、遺族では無くなったからです。そのため内縁関係にある場合でも権利が失権となります。もし再婚後に離婚となっても、一度失権となった場合は権利が復活することはないので、離婚したら遺族年金がまた支給されるという考えは間違っているので気をつけましょう。つまりうまい話はないわけです。

しかし、子の権利が無くなったわけではありません。ですが遺族基礎年金の場合、子と母が同居している場合の子どもの権利は停止状態となっているため遺族厚生年金(遺族共済年金)のみ引き続き受給できる形となります。

7.2 子どもが高校を卒業したら金額が変わってしまう

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これは遺族基礎年金と遺族厚生年金または遺族共済年金を併給していた場合に限ります。遺族基礎年金は子どもが18歳到達年末日になると受給権利が失効となり、遺族基礎年金の支給がストップとなります。

つまり、金額が変わってしまうという意味は「遺族基礎年金の受給分が減ってしまう」からです。例えば、遺族基礎年金5万+遺族厚生年金または遺族共済年金5万の合計10万で受け取っていた人の子が18歳を迎えたら遺族基礎年金の5万が無くなるため、支給額が5万に減ってしまうというわけです。

遺族厚生年金または遺族共済年金は、子があるなしに関わらず一定の条件を満たしていれば支給されるものなので、遺族基礎年金の支給が終わってしまったとしてもまだ受け取れる金額はあるわけです。しかし、子どものいない家庭はそもそも遺族基礎年金を受け取ることが出来なくなっているため、この要件は関係がありません。 

7.3 65歳で受給金額が変わる

これは遺族厚生年金と遺族共済年金に関係がある事項です。最初の方で説明をしましたが、65歳になると夫の遺族厚生年金と自身の老齢年金を受け取れる権利が発生します。しかし受け取れる金額は遺族厚生年金から老齢年金の金額を差し引いた金額となるため、自身の年金納付期間によっては増える人もいれば減ってしまう人もいます。

きちんと保険料を支払ってきた人は増える傾向にあると思いますが、保険料の免除期間が長ければ長いほど65歳以降に受け取れる年金が減ってしまうので、支払えるうちはきちんと支払っておいた方が良いといえます。

8.まとめ女性_笑顔

遺族年金は種類もあり、その種類ごとによって受給条件も金額も変ってしまうためややこしく感じてしまいますよね。しかし、受け取れるものは受け取っておいた方が断然お得です。条件などが厳しいと感じるかもしれませんが、これらは国が破綻してしまわない為ですから仕方ありません。

まだまだ先のことと勉強している人も、いざ受け取るために勉強している人も、しっかりと自分が受給対象であるのかを確認しておきましょう。ポイントさえしっかり分かっていれば難しいことはありませんよ。また分からないことは年金事務所や年金窓口センターに問い合わせてみましょう。詳しく教えてくれますよ。

遺族年金や老齢年金は人によってもらえる額が違ってきますので、受け取れる金額を増やしたいのであればきちんとご自身の年金保険料は納付しておきましょうね。

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