マニュライフ生命保険とは?気になるあの商品を考察します

記事監修者紹介
松葉 直隆
大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。
その後、2016年6月より保険ブリッジの記事監修を務める。

あなたは外資系保険会社である「マニュライフ生命保険会社」を知っているでしょうか。

今回はマニュライフ生命保険の特徴と取り扱い保険について解説し、加入を検討するべきかどうかの評価も行います。

マニュライフ生命保険という会社を知らなかった人や、外資系の保険会社に加入しても大丈夫かなどの疑問を持っている人は、この記事を読むことでその疑問を解決することが出来ますよ。

この記事をざっくり言うと…
  • マニュライフ生命は、カナダ系の大手金融サービスグループの1つ。
  • 「こだわり収入保障」や「こだわり終身保険V2」などの保険を取り扱う。
  • 民間の個人年金なら、いま多くの方からマニュライフ生命のこだわり個人年金が選ばれています。
  • 契約後も相場や家計の状況に合わせてご契約内容を変更が可能。柔軟に資産を築くことができます。

マニュライフ生命の個人年金保険

 

マニュライフ生命保険ってどんな会社?

まず初めに、マニュライフ生命がどのような保険会社であるのかを確認しておこうと思います。

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マニュライフ生命は日本の会社ではない

マニュライフ生命は、カナダに本社を置いているマニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーションのグループ会社の1つ。

マニュライフ・フィナンシャルはカナダ系の大手金融会社で1887年に設立されている歴史ある会社で、カナダではとても有名な会社です。

日本法人が設立されたのは1999年3月で比較的新しい会社ではありますが、日本全国に営業拠点を置いており、幅広く活動を行っている会社でもあります。

また、日本だけではなく、中国や香港などのアジア地域を中心に進出を続け、活動拠点をさらに増やしているようです。

マニュライフ生命の経営状態は大丈夫?

さて、保険に加入するときに気にしておかなければならないことの1つに「会社の経営状態が健全かどうか」があると思います。

なぜならば、保険会社が倒産してしまうと、加入している保険の保障が受けられなくなる、あるいは保障の質が下がってしまう可能性があるからです。

特にマニュライフ生命は、外資系の保険会社ですから、そのあたりのことについては国内の会社よりも注意してみておく必要があると思います。

では、そんなマニュライフ生命の経営状態はと言えば、結論から言ってしまいますがかなり健全な会社であると思います。

まず、ソルベンシー・マージン比率が960.6%(2016年3月末時点)と高いことが理由の一つです。

ソルベンシー・マージン比率とは

ソルベンシー・マージン比率とは、支払い余力を意味している言葉。

簡単に説明しますと、予想以上の支払いを保険会社がしなければならなくなった時、その支払いに保険会社が対応出来るのかどうかを示している数値なのです。

この数字は200%以上が安全とされていますが、マニュライフ生命はその安全と言われる5倍ほどの数値であることから、ソルベンシー・マージン比率を見る限りではすぐ支払い不能になることはありません。

さらに、格付け会社からも比較的優秀とされているA+を得ていることからも、その財務基盤はかなり安定していると考えられます。

マニュライフ生命の個人年金保険

 

マニュライフ生命保険の商品は役に立つ?人気商品を解説

マニュライフ生命は数多くの商品を取り扱っています。

いろいろなニーズに応えているということも言えますが、その商品の多さに困ってしまう人もいるのではないでしょうか。

ここからは、マニュライフ生命の中でも、個人的に気になった商品について解説します。

マニュライフ生命の『こだわり収入保障』

最初に解説するのは、マニュライフ生命の『こだわり収入保障』です。

収入保障保険と言うのは、契約者が死亡した時点から、月々分割で保険金を受け取ることが出来る保険。

この保険は、とても効率の良い保険と言われています。

なぜ効率的なのかと言えば、収入保障保険の考え方の中心となっているのは、時間が進むにつれて必要な保障額が減少していくということです。

この保険は死亡した時期によって最終的に受け取れるお金の総額が変わってくるのですが、これは必要な保障額が徐々に減っていくのを表しており、加えて、支払う保険料も保障額の大きさと比較すると割安なために、効率的な保険と言われているのです。

それでは、マニュライフ生命の『こだわり収入保障』はどのような商品なのでしょうか。

まずこの商品の特徴は、健康な状態であれば、その保険料を安くすることが出来るのが特徴と言えます。

その健康な人と認められる条件は、

  1. 過去1年以内に喫煙したことない
  2. 血圧の数字が最高血圧140mmHg未満、最低血圧90mmHg未満

となっています。

この条件を見たすことが出来れば、支払う保険料をとても安くすることが出来ます。

  • 30歳男性
  • 給付金額20万円
  • 保険料払込期間60際満了
  • 支払保証期間2年
  • 特定疾病保険料免除特約なし

の場合の保険料だと、通常の保険料が6740円であるのに対して、非喫煙者であれはノンスモーカー料率が適用されて4860円に。

そして、さらに血圧の条件を満たした場合にはノンスモーカー優良体料率が適用されることによって、なんと4500円まで保険料が安くなります。

また、収入保障保険は、基本的には分割でその保険金を受け取ることになっているのですが、『こだわり収入保障』はその受け取り方も変更することが出来ます

その受け取り方としましては、一括受け取りや、一部一括受け取りなど、お金が突然必要になった場合にも柔軟に対応することが出来ます。

さらに、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)になったときに保険料支払いを免除を受けることの出来る特約もつけることが出来るため、ある程度の病気にも備えることが出来るようになっています。

マニュライフ生命の『こだわり終身保険V2』

さて、次に解説するのは『こだわり終身保険V2』です。

この保険は、低解約返戻金型の終身保険となっています。

終身保険とは一生涯の保障を得ることが出来る保険なのですが、それが低解約返戻金型とはどういうことなのでしょうか。

終身保険は、解約した時にお金が戻ってくる貯蓄型の生命保険です。

その戻ってくるお金の率を示したのが返戻率なのですが、この低解約返戻金型の場合だと、保険料支払い期間終了後の返戻率が通常の終身保険に比べて跳ね上がるように設計されているのです。

つまり、貯蓄に非常に向いている商品と言うことが出来ます。

その反面、保険料支払い期間中に解約をしてしまうと、その時の返戻率は通常よりも低く抑えられているためかなり大きな損をする可能性があることは覚えておきましょう。

低解約返戻金型終身保険について説明を終えたところで、本来のマニュライフ生命の『こだわり終身保険V2』についてみていきましょう。

この保険の特徴の1つとしましては、非喫煙者割引があることでしょう。

過去1年以内に喫煙をしていない場合には保険料が割引されるため、煙草を吸わない人にとっては加入のメリットがある保険となっています。

また、

  • がん
  • 急性心筋梗塞
  • 脳卒中

になったときに、保険料の払い込みが免除される「特定疾病保険料払込免除特則」をつけることも可能となっております。

この特約は多くの生命保険会社で付与することが出来るのですが、『こだわり終身保険V2』は、この特約が適用されると、保険料支払い期間終了後の解約返戻金が適用され、解約するとかなりのお金を受け取ることが出来るようになる部分にメリットがあります。

大きな病の治療では、すぐにお金が必要になる場合があり、まとまったお金を受け取ることが出来るこの特約は、かなり有難いものだと思います。

マニュライフ生命の『こだわり個人年金(外貨建て)』

マニュライフ生命の代表的な商品と言えばやはり『こだわり個人年金』でしょう。

まずは、個人年金の基本をおさらいしておきましょう。

個人年金というのはまず、

  1. 有期年金
  2. 確定年金
  3. 終身年金

という3つの型が存在しています。

有期年金は一定の期間だけ、受取人が生きている間だけ受け取れる保険。

ほかの型よりも、支払う保険料は安くなっています。

確定年金はあらかじめどれだけの年金をもらうのかが決まっていて、たとえ契約者が亡くなった場合でも遺族が受け取れる年金となっています。

最後に説明する終身年金ですが、この年金は生きている間ずっと年金をもらうことが出来る代わりに、その保険料はほかの二つと比較して高く設定されています。

個人年金保険に加入する場合には、絶対に途中解約をしてはなりません。

もしも途中解約をしてしまうと、戻ってくるお金が支払った額よりもほぼ確実に少なくなってしまうからです。

ですから、この保険に加入するのであれば解約しないことが絶対条件となります。

個人年金の説明は以上としまして、ここから『こだわり個人年金(外貨建て)』について解説します。

まず、この保険の特徴の一つは外貨建ての保険であるということです。

外貨建てというのは、受け取る保険金や、保険料の支払いを円ではない別の通貨で行うということで、マニュライフ生命の場合は米ドルと豪ドルの二つから選択します。

円は低金利のため運用してもあまり利益を見込めませんが、米ドルや豪ドルの金利は円をはるかに上回っているため、この二つのどちらかを運用先にすることで、将来受け取る年金がより増える可能性を高めることが出来ます。

また、金利の変動に応じて戻ってくるお金が変化するタイプの保険であるため、インフレに強いというのも特徴です。

通常の保険ではインフレになってしまうと戻ってくるお金が相対的に減ってしまうのですが、金利変動型の『こだわり個人年金(外貨建て)』であればそのリスクにも対応することが出来ます。

さらに、生活状況の変化や、市場の変化に合わせて保険料の支払いを減額・停止・延長したり出来るため、非常に柔軟性がある保険でもあります。

最後の特徴としては、年金の受け取り方をかなり柔軟に選択できることです。

  1. 外貨建てで受け取る
  2. 外貨建ての年金を毎年円に換算して受け取る
  3. 外貨建てのお金全てを円に換算して円で年金を受け取る
  4. 年金を一括して受け取る

などの方法があります。

円高・円安どちらの場合でも損をしにくい受け取り方を選べるため、その時その時の為替の状況によって受け取り方を変えることが出来るのは、役に立つ特徴であると思います。

マニュライフ生命の『こだわり医療保険 with PRIDE』

最後にご紹介するのは、マニュライフ生命の『こだわり医療保険 with PRIDE』です。

まず、この保険の特徴としましては、非喫煙者割引があるので煙草を吸わない人であれば、その支払う保険料を抑えることが出来ます。

また、豊富な種類の特約から自分の備えておきたいものに対して、自由に組み合わせをすることも可能となっております。

人によって事前に備えておきたい病気は異なっているため、豊富な種類の中から自分の備えたいものを選ぶことが出来ます。

注目するべきは、7大生活習慣病無制限特約でしょうか。

入院した時に支払われる給付金がもらえる期間はどの医療保険であったとしても決まっているものですが、この特約を付けていれば、どれだけ入院したとしても給付金の支払いを受けることが出来るため、便利な特約だと言えます。

さらに、「メディカルリリーフ(プラス)」という健康相談が出来るサービスがあるのも特徴でしょう。

24時間相談を受け付けてくれているのは、忙しい現代人にとってはとてもありがたいサービスだと思います。

マニュライフ生命の個人年金保険

 

マニュライフ生命の保険は評価とは?

ここまでマニュライフ生命の特徴を説明してきました。

それでは、その保険にはそれぞれ加入を検討する価値があるのでしょうか。

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ここでは、私の感想を述べることにします。

マニュライフ生命の『こだわり収入保障』評価は?

『こだわり収入保障』に関して言えば、そこまで悪くない商品であると思います。

特にノンスモーカー優良体料率が適用された場合の保険料は、収入保障保険の中でも非常に割安な部類に入ります。

特に、その健康優良体となるための条件もそこまで厳しくないことからも、収入保障保険は加入を検討しても良い保険であると思います。

しかしながら、もしもこの健康優良体としての保険料割引が受けられない場合には、別の保険を検討するべきでしょう。

「紙巻きたばこから加熱式たばこに切り替えたビジネスパーソン」[モデル:大川竜弥]

この割引が適用されていない状態の保険料は、非常に高くなるように設定されています。

そのため喫煙者の人は、別の保険を探す方が保険料を安く抑えることが出来るでしょう

それ以外に関しては、特にデメリットになる部分も見つかりません。

収入保障保険のデメリットである基本的に分割でしか受け取ることが出来ないというのを、一括払いも出来るようにしてそのデメリットを上手く解消していることからも、良い商品であると思います。

収入保障保険を探しているのであれば、この商品は検討の余地ありです。

マニュライフ生命の『こだわり終身保険V2』評価は?

次に評価するのは『こだわり終身保険V2』ですが、この終身保険も良い商品であると個人的には思いました。

まず、特定疾病保険料払込免除特則がとても便利であると感じました。

特に、この特則が適用されると、契約満了後と同額のお金を得られるようになるととても大きなメリットです。

がん・急性心筋梗塞・脳卒中、このどれかに罹患するだけでかなりの医療費が必要になることが見えています。

しかし『こだわり終身保険V2』に加入し、この特則をつけていれば、医療費に関する心配をかなり軽減することが出来ます。

特約の分、保険料は少し上がってしまいますが、病気に備えられるというのは、個人的に重要だと思います。

ただ、いくつか注意が必要なこともあります。

まず、この終身保険は低解約返戻金型であるということです。

元々終身保険は途中解約すると、元本割れを起こしてしまうのですが、低解約返戻金型の場合だと、解約するとさらに大きな損をしてしまいます。

ですから、途中解約は出来る限り避けなければなりません。

また、喫煙者の方の場合は、やはりこの保険も割高になってしまいます。

マニュライフ生命保険全般の商品に言えることですが、喫煙者の人にはとっては割高な保険料となってしまうため、喫煙者の方は基本的にほかの保険会社の商品を検討するべきでしょう。

『こだわり終身保険V2』はとても分かりやすいシンプルな生命保険ですし、割引が適用されればその保険料もそこまで高いとは言えません。

むしろ、一生涯の保障を得ながら病気にも同時に備えることが出来るため、かなり優秀な商品であると思います。

マニュライフ生命の『こだわり個人年金(外貨建て)』評価は?

評価を先に述べてしまいますが、『こだわり個人年金(外貨建て)』についてはあまりおすすめしません

まず、その理由の一つは外貨建ての商品であるという点です。

外貨建ての保険は、運用成績によって戻ってくるお金が増えることや、インフレのリスクに対応出来るメリットもあるのですが、そのメリット以上にデメリットが大きい商品であると思います。

為替がどのように動くかは誰にも分からないため、想定外の動きが起きたために元本割れをしてしまう可能性が全くないとは言えません。

年金の受け取り方などによってそのリスクを軽減しようとしているのは評価するべきだと思いますが、かなり投資の性格が強い商品であるため、投資について詳しくない人にとってはメリットよりもデメリットの方が大きいでしょう。

また、外貨を円に交換するときには、為替手数料が発生します。

この手数料も案外馬鹿に出来ないもので、結構な額が持っていかれてしまいます。

おすすめしない理由の二つ目としては、かなり複雑な商品となっていることです。

為替の変動によって将来受け取れる年金額が変化するため、一体どれだけの年金を受け取れるかが分かりにくくなっています。

将来に残したいお金の額がある程度決まっている場合には、戻ってくるお金にズレが生じてしまう可能性が高いこの商品はあまりおすすめすることは出来ません

『こだわり個人年金』は、投資を行っている、あるいは投資に興味がある人であれば加入するメリットはあるかと思います。

しかし、投資に興味がない場合にはこの商品の加入はあまりおすすめ出来ないので、一般的な円建ての保険に加入するのが無難だと思います。

マニュライフ生命の『こだわり医療保険 with PRIDE』評価は?

最後に『こだわり医療保険 with PRIDE』について解説します。

同商品は結論から言えば、何とも言えない微妙な商品です。

数多くの特約を付与出来るのは、幅広いニーズに応えることが出来るため大切なことだと思います。

しかし、その特約の多さゆえに少しわかりにくい商品になっていると思いました。

さらに特約を付けると保険料は高くなってしまうため、色々なことに対応しようとするとどうしても保険料の高さが目立ってしまいます。

非喫煙者の場合だと割引があるのですが、たとえそれが適用された場合4081円*になりますが、これでも少しばかり高い気がします。

*30歳男性、保険料払込期間60際満了、保険期間終身、支払い限度日数60日、給付金1万円、先進医療特約付加のケース

この価格に見合うだけの保障が得られるとは思えません。

ほかの医療保険を探せば、もっと価格が安いにもかかわらず必要十分な保障を得られる保険がいくつかあるため、あえて保険料も高く複雑な商品である『こだわり医療保険 with PRIDE』を選ぶ理由はないと考えます。

マニュライフ生命保険は結局加入すべきか?

マニュライフ生命は決して加入してはならない保険会社ではありません。

経営基盤はしっかりとしていますし、今すぐに日本を撤退することも考えにくいです。

ただし、どの商品に入るかは選ばなければなりません。

他の保険会社の商品と遜色ないのは、上述した中では『こだわり収入保障』と『こだわり終身保険V2』です。

この二つは分かりやすく、保障内容もしっかりしているので良いと思います。

逆にあまりおすすめできないのは、『こだわり個人年金(外貨建て)』です。

私は、あまり自分で理解出来ない生命保険には加入するべきではないと考えています。

しっかりと理解して加入するのであれば良いのですが、戻ってくるお金が増えるという甘い言葉に惑わされて加入する場合には、デメリットが大きい商品となってしまう可能性があります。

マニュライフ生命の個人年金保険

 

個人年金保険のおすすめ商品3選!

松葉 直隆

さて、ここまで年金の概要や年金控除など見て参りましたがいかがでしょうか。
将来、老後にかかるお金や年金についての不安が尽きません。でも、可能な限り現在と同じか遜色のない生活を送りたいと願っているのですが…

個人年金保険検討者

そこで、現在30代のうちから加入する人が急増している個人年金をおすすめします。

老後のために個人年金保険に興味はあるけれど、どの保険会社の商品にしたらいいのかお悩みの方。

そんなあなたに保険ブリッジ読者とスタッフが厳選した個人年金保険のおすすめの商品を紹介していきます!

それぞれ違うタイプの保険商品を紹介しますので、ご自分に合ったタイプの保険を探すようにしましょう。

マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」

まず1つ目は、マニュライフ生命の「こだわり個人年金(外貨建)」という商品です。

現在の個人年金保険の商品の中では評判の良い保険商品です。

外貨建ての保険と言う事でリスクもありますが、積立利率に関しては為替レートに影響もされますので一概に良い悪いと言えない部分もあります。

マニュライフ生命の個人年金の特徴

ただ、他の保険と差別化するのであれば、契約後のライフステージの変化にも柔軟に対応でき、保険料の支払いを停止・再開が出来る事で、無理なく老後に備える事が出来ます。

保険料は日本円で支払いますが、保険金額(死亡給付金や年金額)は米ドルまたは豪ドルの2種類からの選択となります。

これは契約時に選択する事になり、また、受取時は日本円に換えて支払われますので、為替レートに注意するようにしましょう。

マニュライフ生命の個人年金保険

 

ソニー生命「変額個人年金保険」

2つ目は、ソニー生命の「変額個人年金保険」と言う商品です。

この商品は、投資信託などで運用を行う商品であり、8種類の中から自分で運用先を決めて運用する商品となります。

リスクを分散して運用が出来るのですが、あくまでも運用実績に基づき保険金額が決定するので、運用が上手くいけば基本年金額より多くの年金額が受け取れます。

注意事項

ただし、運用が上手くいかなければ、基本年金額よりも少ない金額しか受け取れないというリスクがあります。

あくまでも投資と言う側面があるため、こういったリスクもあると言う事を理解したうえで選ぶのであれば保険料から見ても良い商品と言えるかもしれません。

ハイリスク・ハイリターンを求めるのであれば、この商品は良いと思いますが、そうでないのであればこの商品を選ぶのは止めましょう。

また、保険料は比較的安いので、リスク分散をしっかりするのであればこの商品を持っておくのも良いかもしれません。

ソニー生命の無料相談は保険見直し本舗!⇛

住友生命「たのしみワンダフル」

3つ目は、住友生命の「たのしみワンダフル」という商品です。

この保険は、オーソドックスな円建ての個人年金になりますので、外貨建てや変額保険などのリスクを恐れる方には良い保険となっています。

この保険の対抗商品と言われていたアフラックの「個人年金保険」が販売停止になった事で、円建ての保険の中では1番評判がいい商品といって良いと思います。

注意事項

ただし、リスクが低いと言う事で積立利率等も外貨建てや変額保険と比べると低いのがデメリットです。

この保険の特徴は、保険料支払い期間を終了してから据え置き期間(5年)経過後年金として保険金の受け取りが可能になります。

つまり、この5年を据え置く事で、支払った保険料以上の保険金を受け取る事が出来るという商品になっています。

また、一時金で受け取る場合と年金形式で受け取る場合で返戻率が異なり、年金形式で受け取る方が返戻率が高いという事も覚えておきましょう。

また、月々の保険料が15,000円以上となる場合は割引もありますので、利率がもう少し高くなる可能性もあります。

リスクが低く安心な商品と言えるので、出来るだけ積立利率・返戻率を高くする方法を見つけて、賢く積み立てるようにしましょう。

販売停止になる可能性も。

また、アフラックのように販売停止になる可能性もあるので、加入を考えているのであればその辺りの動向もしっかりと把握しておくようにしましょう。

3つのタイプの中でどれがおすすめか

松葉 直隆

外貨建て・変額・オーソドックスと3つのタイプの個人年金保険を紹介しましたが、実際にどの保険がおすすめなのかを解説していきます。

もちろん、それぞれメリットもデメリットもリスクもありますが、考え方は人それぞれ異なりますので、選ぶ商品も異なるでしょう。

リスクがあっても返戻率・積立利率の良い商品が良いと言う人も居れば、大切なお金だから確実に積み立てたいと言う方も居るでしょう。

保険を知っている立場から言うと、マニュライフ生命の「こだわり個人年金(外貨建)」に関しては、そこまでリスクの高い商品とは言えないので、ハッキリとお勧めできる商品と言えます。

外貨建て保険のリスクは、円安・円高という為替の影響を受けますが、変額保険と違い、投資と言う側面はありません。

そのため、受け取る時の為替レートをしっかりと把握さえしていれば、大きく損をする事も無く、円建てで積み立てるよりも多くの年金額を準備出来ます。

また、先ほども少し説明したように、契約後のライフステージの変化によって保険料の支払いが困難になった場合には、一時的に保険料の支払いを停止する事が可能。

再度保険料の払い込みが出来るようになった時に再開する事が出来るので、万が一大きな出費を伴う出来事があっても、解約をせずに置いておけるのです。

保険料の払い込みが少なくなるので保険金の受取額は変わる事になりますが、解約をするよりも無駄が無く、そして無理なく長期的に保険の継続が出来ると言うのも魅力の一つと言えるでしょう。

個人年金保険は、老後の生活資金のために自助努力をする若い世代である30代に注目を浴びている保険商品と言えます。

それぞれの商品の特徴をしっかりと理解して、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。

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外資系の保険会社に加入するメリットって?

保険会社を選ぶとき、一つの指標として利用できるのが、外資系あるいは国内の保険会社かということです。

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これを知っているだけで保険会社の見方が少し変わるかと思います。

そもそも外資系保険会社とは?

外資系というのは、外国法人、あるいは外国人が一定数以上の出資をしている日本の企業となります。

外資系の保険会社としては、マニュライフ生命以外にも、

  • アフラック(アメリカンファミリー生命保険)
  • アクサダイレクト生命
  • メットライフ生命

などが有名な会社でしょう。

保険料がお得な場合が多い

外資系の保険会社の特徴としては、保険料が安いことがその特徴となっています。

なぜ安いのかというと、日本の保険は様々な特約を付けることで、一つの保険であらゆる状況に対応しようとする場合が多いです。

しかし、外資系の保険会社の場合はあまり余計な特約をつけないため、基本的に保険料が安くなっています。

シンプルな保険が多い

外資系の保険会社のもう一つの特徴としては、基本的な保障はとてもシンプルな商品が多いことがあげられます。

基本的な保障の部分は簡単にする代わり、個人のニーズによって特約を付けやすい形にして商品を販売しているのです。

そのため非常に分かりやすい商品が多く、なおかつどの商品であっても特約を付けやすくなっているため、個人のニーズに広く対応し、それぞれ個別の事情に合わせた生命保険を提案するというスタイルをとっています。

これは日本の保険会社と大きく異なっている点でしょう。

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外資系の保険会社に加入するデメリットとは?

外資系の保険会社はメリットばかりではありません。

考えられるデメリットもしっかりと確認しておきましょう。

日本撤退の可能性がある

一番大きなデメリットなのは、経営状態が芳しくなく日本を去ってしまう可能性があります。

すでに契約している人は、その会社がしっかりと支えることが基本になっているので心配する必要は少ないとは思うのですが、日本に常駐する人員を削減したりなどが行われたりすると、対応が少し悪くなってしまう可能性があることは知っておきましょう。

自分で保険について勉強する必要あり

また、日本の保険営業をしている人ほど、懇切丁寧に色々と教えてくれるわけではありません

特に重要なのは、自分の加入している保険がどのような状態であればお金を受け取ることが出来るかという点に関しては、確実に知っておく必要があります。

日本の保険会社の場合であれば、担当者がいろいろと教えてくれることが多いため保険金を請求することが出来ない事態というのは比較的少ないと思いますが、外資系の場合であれば相手からいつ請求出来るのかなど日本ほど丁寧に教えてくれたりはしません。

そのため、自分の加入している保険ではどういった場合に、どのような保険金を受け取ることが出来るのは日本の保険会社の場合もそうですが、外資系の保険会社に加入している場合特に自分がどのような保険に加入しているのかを理解しておく必要があります。

そうしなければ、保険金をもらうことが出来なくなる可能性があります。

国内保険会社のメリットとデメリットとは?

外資系保険会社には上述したようなメリットデメリットがありますが、日本国内の保険会社はちょうどその対極のメリットとデメリット持っています。

まず、メリットとしては保険について色々と丁寧に教えてくれる人が多いです。

日本の保険会社の場合だと、何かがあって入院した時なの担当者が訪ねてきて、請求に必要な書類などをその場で書いて提出出来ることもあったりします。

このような面倒な手続きをする手助けをしてくれるというのは、外資系の保険会社にはない特徴でしょう。

また、日本の保険の特徴として一つの保険で様々な問題に対応している商品が多いです。

どのような保険に加入していいのか分からない人や、複数の保険に加入して使い分けるというような面倒なことをしたくない人にとっては役に立つ商品が多い傾向にあります。

しかし、その分保険料が少々高くなってしまっていることがデメリットでしょうか。

また、一つの商品で数多くのことに対応しようとしているため、多くの特約が付いている場合が多く、それがまた保険の内容を分かりにくくしていて、理解を妨げているのも日本の保険の悪いところであると思います。

加入するならどっち?外資系保険会社と国内保険会社

外資系の保険会社と国内の保険会社双方に加入するメリットとデメリット解説してきましたが、結局のところどちらに加入するべきなのかという疑問があると思います。

私の考えとしては、どちらにも違いは見受けられますが、大きな違いはないと考えます。

特に、保険についていろいろと教えてくれる人は外資系であろうと国内系の保険会社であろうとも、千差万別であると思います。

日本の方が比較的親切ですが、外資系でも親切な人はいるでしょう。

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その反対に、日本でも不親切な人や、必要のない保険を勧めてくる人もいます。

そう考えると、重要なのは会社ではなく、販売されている商品ということになります。

また、保険に加入するときすべてに言えることですが、ある程度保険に対する知識を持っておくことも重要だと思います。

保険に対する知識さえ持っていれば、どのような保険商品が自分の人生に必要なのかが分かり、不必要な保険に加入してしまう危険性を抑え、なおかつ自分で保険の比較をすることも出来るようになるので、出来る限り保険に関する知識は持っておくようにしましょう。

まとめ

外資系の保険会社マニュライフ生命保険について解説してきました。

マニュライフ生命保険の商品にはおすすめできるもの、あまりおすすめ出来ないものの差が、かなりある保険会社であると感じました。

一つ悪い部分があるとすべて悪いと考えてしまいがちですが、保険は商品によって様々な違いがあるため、すべての商品が悪いと簡単に言い切ることは出来ません。

むしろ、悪い商品だといわれているような保険が、あなたの求めているものと合致している可能性だってあるのです。

この記事が少しでもあなたの保険探しの役に立ったのであれば幸いです。

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