プルデンシャルってどんな生命保険?加入前に知っておくべき実態とは

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4.1.保険料が高いってほんと?

プルデンシャル生命保険は生命保険業界の「ベンツ」と言われています。やはり「お金持ちしか入れないような保険」ということなのでしょうか。プルデンシャル生命保険の保険料を見てみましょう。例えば、無解約返戻金型の定期保険で【35裁男性・保険金額2,000万円・保険期間10年】という条件の場合、月払保険料は5,140円です。同様の条件の保険は、月払保険料3,000円以下で契約できるネット生保もあるので、安い保険とは言えないでしょう。しかし、対面販売の保険の中で飛び抜けて高いという水準ではありません。プルデンシャル=高級というイメージが独り歩きしているのかもしれません。

 

4.2.全然宣伝していないし、マイナーな会社なんじゃない?

生命保険会社というとたいてい有名なタレントやキャラクターを起用してCMをしていますが、プルデンシャル生命保険のテレビCMって、思い浮かびませんよね。実は、プルデンシャル生命保険は2005年に一時期テレビCMを放送して以来、テレビCMを行なっていません。新聞広告や自社ウェブサイトでのウェブCMくらいしか広告をしていないのです。

 

宣伝広告にお金をかけていないから、小さな会社なのかというと、それも違うようです。保険会社の規模を示す保有契約高は34兆6,357億円で、生命保険協会に登録している41社中9位につけています。スヌーピーのCMでおなじみのメットライフ生命(第10位)や、アヒルのCMが印象的なアフラック(第20位)といった外資系生命保険会社よりも上位なのです。※順位は平成27年3月期決算のデータによりました。

 

それなのになぜあまり宣伝をしていないのかというと、広告宣伝にお金を使うことが顧客のためにならないと考えているからのようです。宣伝にかかる費用は、最終的には顧客が支払う保険料に転嫁されることになります。それならば、商品内容やサービスの向上にお金を使うほうが良い、という考え方が根付いているのです。宣伝広告をあまりしないというのも、高級外車のイメージに通じるところがありますね。

 

しかし「広告しないと、顧客を獲得できないのでは?」と考えてしまいますよね。プルデンシャル生命保険の顧客獲得は、営業社員の人脈および既存顧客からの紹介によるものがほとんどなのだそうです。会社は優れた商品づくりと有能な社員育成にお金をかけ、営業社員は顧客に満足してもらえるサービスをし、顧客に新たな開拓先を紹介してもらう――これがプルデンシャル生命保険の広告に頼らない顧客づくりです。

 

4.3.人気の商品はこれだ

どの生命保険会社にも、「○○生命といえば、コレ」という代名詞的な商品があるものです。プルデンシャル生命保険の代名詞というと、「米国ドル建リタイアメント・インカム」という商品でしょう。

 

「米国ドル建リタイアメント・インカム」は、保険期間中に死亡した場合は死亡保険金が、保険期間中に死亡しなかった場合は満期保険金が支払われる、養老保険の一種です。商品名からも分かるように、米国ドル建であるという点が特色です。払込保険料・保険金の両方がドルで決まっています。円安のときは保険料・保険金の円換算額が高くなり、円高の時は保険料・保険金の円換算額が安くなります

 

満期保険金の受け取り方は「一時金」「確定年金」「保障期間付終身年金」「保障期間付夫婦連生終身年金」の4パターンから選ぶことができます。また、ドル受取円受取かを選択することもできます。

一時金 満期保険金を一時に全額受け取る。
確定年金 一定期間、被保険者の生死に関係なく満期保険金を年金で受け取る。
保証期間付終身年金 保証期間中は被保険者の生死に関係なく満期保険金を年金で受け取る。保証期間終了後は、被保険者が生きている限り満期保険金を年金で受け取る。
保証期間付夫婦連生終身年金 保証期間中は被保険者の生死に関係なく満期保険金を年金で受け取る。保証期間終了後は、被保険者またはその配偶者が生きている限り満期保険金を年金で受け取る。

 

4.4.米国ドル建リタイアメント・インカムはこんな人におすすめ

米国ドル建リタイアメント・インカムは、米国ドルで運用する商品です。低金利時代が続く日本円より、米国ドルで運用するほうが保険料を増やせるということで、一時期は雑誌に取り上げられるほどもてはやされた保険です。

 

もっとも、保険金の受取時期に円高になっていれば、円換算では損をしてしまいます。受取額が確定しないので、老後資金の貯蓄には不向きでしょう。「もし受取時期に円高が進行していたら、ドルで受け取って円安になるまで気長に寝かせておいてもいい」と思えるような余裕資金で契約すべき商品です。そういう意味では、保険や貯蓄よりも投資・運用に近いと言えるでしょう。

 

ネット専用の金融商品が増加している昨今では、保険のみが目的ならば保険料の安いネット生保を、貯蓄のみが目的ならば比較的高金利のネット銀行を利用すればよいでしょう。「賢く運用してお金を増やしたい、けれど、いざという時に使えなかったり、含み損が出ていると困る」という方は、運用と保険両方の性格を兼ね備えた米国ドル建リタイアメント・インカムを検討してみてはいかがでしょうか。

 

5.国内生保とは一線を画す営業スタイル

生命保険の営業というとどこの会社でも変わらないイメージがありませんか。パンフレットを見せられて、「○○万円くらいの保障を付ける人が多いですよ」といった話を聞き、保険料との兼ね合いで保険金額や保障期間を決めるといった流れが一般的なのではないかと思います。最近ではネットや郵送で契約手続きが完結する保険会社も増えてきましたが、プルデンシャル生命保険の営業スタイルは、これとは少々異なります。

 

5.1.ネットや郵送申し込みNG!

プルデンシャル生命保険は、ネットや郵送での申し込みは取り扱っていません。申し込みの際は、必ず社員に対面で申し込みをすることになっています。今どき、ネットや郵送の申し込みができないというのは珍しいですね。なぜ対面の申し込みしか取り扱っていないのでしょう。

 

ネットや郵送での申し込みは手軽な反面、消費者側の誤解や理解不足などを原因としたトラブルも起こりやすいものです。特に生命保険は仕組みが複雑なうえ、一度成立した契約は容易には取り消せません。担当者がついているわけではないので、アフターサービスも更新案内など最低限のものにとどまります。

 

プルデンシャル生命保険には、こうしたデメリットが顧客のためにならないという考え方があるようです。プルデンシャル生命保険のウェブサイトには、以下のような言葉が載っています。

保険金をお届けするまで
一生涯に亘りパーソナルなサービスを提供します。

「一生涯」だなんて大げさに思うかもしれませんが、よく考えると保険は生涯の付き合いになるかもしれない商品です。顧客が保険で失敗しないようアシストし、生涯にわたってアフターサービスを提供するというのがプルデンシャル生命保険の考え方のようです。

 

5.2.オーダーメイドの保険提案が売り

プルデンシャル生命保険の売りは、豊富な知識を持った「ライフプランナー」と呼ばれる社員が綿密なコンサルティングをおこない、顧客一人一人に合わせた保険を設計して提案するところです。

 

かつての日本では、結婚したら夫が妻子を養い、老後の面倒は子が見るというのが当たり前でした。そのため、結婚したら男性は保険金額が2~3千万円で20年ほどの定期保険に入れば十分でした。

 

現在、ライフスタイルは多様化を続けています、女性の共働きが当たり前になり、家庭内の役割分担はそれぞれの家庭によって異なります。子どもを持たない選択をする人も増えましたし、離婚・高齢出産・定年後の親の介護など、かつては珍しかったことが普通のことになりつつあります。

 

このようにライフスタイルが多様化している中で、保険も一人一人の状況に合わせたものが必要になっています。プルデンシャル生命保険は、顧客の現状と将来の展望を聞き取った上で、必要な保障額や保障期間を的確に提案することを強みとしているのです。

 

6.プルデンシャル生命保険の社員ってどんな人?

続いて、「超高給取り」との噂があるプルデンシャル生命保険の社員について調べてみました。

 

6.1.「ライフプランナー」って何者?

「ライフプランナー」とは、簡単に言ってしまえば保険の外交員のことです。どの生命保険会社にもいる外交員ですが、プルデンシャル生命保険のライフプランナーには他社には無い大きな特徴があります。それは、圧倒的に男性の数が多いことです。

 

日本の生命保険業界では、保険の外交員というと女性が多いです。「生保レディ」なんて言葉があるくらいです。彼女たちは(営業スタイルに個人差はあるでしょうが)保険のプロというよりは、人当たりが良くて親身になってくれるお姉さん・おばさんといったタイプの方が多いです。

 

一方、プルデンシャル生命保険のライフプランナーはいかにも仕事ができるビジネスマンという印象の人が多いです。会社側も、保険の知識を蓄えたプロフェッショナルだと謳っています。

 

ライフプランナーは、実はすべて中途入社です。他業種で営業マンとして活躍していた人が、ヘッドハンティングされ入社するケースがほとんどだと言います。男性の割合が多いのは、第一線で活躍する営業マンに男性が多いからです。最近は敏腕の女性営業職が増えているので、これからライフプランナーにも女性が増えていくでしょう。

 

給与は入社直後の数年間を除き、フルコミッション(完全歩合給)制です。契約を取った分だけ自分の給料に跳ね返ってくるので、トップセールスマンであれば年収が億単位になることも珍しくないそうです。2007年には現職のライフプランナーが執行役員になりました。一営業マンが役員だなんて、なかなか普通の会社では考えられませんね。

 

6.2.過酷なライフプランナー

ライフプランナーの華やかな面をご紹介しましたが、フルコミッション制ということは、契約が取れなければ当然給料も減ってしまいます。完全実力主義の世界です。入社直後は、それまで積み上げた人脈を頼って順調に契約を取り続けていくものの、売り込み先を広げられずに収入が激減、アルバイト並みの給与すら得ることができなくなって辞めていくライフプランナーも多いそうです。

 

また、会社が営業先リストなどを用意してくれるわけではなく、自力で顧客を開拓しなければなりません。親戚や友人、過去の仕事仲間や取引先といった人に営業をするしかなく、嫌がられるのが辛くて心を病んでしまう人もいるそうです。

 

ライフプランナーとして成功している人とは、不安定な収入や人間関係が壊れることの恐怖に負けない強い心を持ち続けている人なのかもしれませんね。

 

6.3.保険料の高さ=サービスの充実

プルデンシャル生命保険の保険料は、ネット系生保などと比較して決して安くはありません。それでもプルデンシャル生命保険が業界9位の保険会社でいられるのには、やはり訳がありそうです。プルデンシャル生命保険の魅力とはどんなところなのでしょう。

 

通販型やネット専業には無い、プルデンシャル生命保険の特長はライフプランナーのコンサルティングとアフターサービスです。「ライフプランナー」という名称には、保険のみならず顧客の人生全体の設計をするという意味が込められています。単純に「収入の○%を保険に回しましょう」といったセールストークではなく、それぞれのライフスタイルや家庭の状況に応じて必要な保障を考え、保険を設計してくれる点が魅力と言えるでしょう。

 

アフターサービスも充実していて、保険の見直しや保険金請求の対応も、原則として担当のライフプランナーが行ないます。コールセンターの顔の見えない相手ではなく、契約時に顔を合わせた担当者なので話しやすいですよね。特に独自性が際立つサービスが、「保険金即日支払サービス」です。これは被保険者が死亡したときに、即日でライフプランナーが現金を受取人に届けるサービスです(ただし即日支払える保険金は500万円まで)。

 

保険金の支払いというと、請求から一週間程度はかかるのが一般的です。しかも請求手続きが煩雑なので、何かと忙しい被保険者の死亡直後は手続きできない場合が多く、結局保険金が振り込まれるのは一か月以上後というケースも珍しくありません。

 

しかし、本当は医療費や葬儀代の支払いのために、すぐにでも保険金が必要だというケースは多いでしょう。そんなニーズに応えて誕生したのが、この保険金即日支払サービスです。担当ライフプランナーの予定さえ合えば、朝早くや夕方以降に届けてもらうことも可能です。忙しくて銀行に行く暇もない遺族にとってはありがたいサービスです。

 

6.4.時にはごり押しも?

プルデンシャル生命保険のライフプランナーはプロ意識が高く、サービス精神旺盛な人が多いようです。ただし、フルコミッション制の給与体系なので、余裕が無いと高額な契約を進めてくる場合もあるようです。もし契約内容に疑問を感じたら、即決はしないほうがよいでしょう。保険会社などに属していない、中立のファイナンシャルプランナーに提案内容を見てもらうのもいいかもしれません。

 

7.プルデンシャル生命保険は信用できるのか?

 

結局、プルデンシャル生命保険は信用していいのでしょうか。「会社そのもの」と「担当者」という二つの視点で考えてみます。

 

7.1.会社としては安定している

プルデンシャル生命保険は外資系の生命保険会社ですが、日本での歴史は長く、財務的にも健全な会社です。会社の規模も国内10位以内と高く、日本の生命保険会社に比べて破綻や撤退するリスクが高いとは言えないでしょう。

 

7.2.担当者との相性が重要

プルデンシャル生命保険は、担当のライフプランナーが契約から保険金の支払いまでを一貫して対応することになっています。そのため、安心してサービスを受けられるかどうかは担当者との相性次第です。

 

8.まとめ

プルデンシャル生命保険は、アメリカ系の生命保険会社です。日本には1979年に進出しました。今では当たり前になったリビングニーズ特約を日本で初めて発売したり、生命保険業界で初めて信託子会社を設立したりと、先進的な姿勢で知られる会社です。また、ほとんど宣伝をしていない点も特徴です。

 

日本の生命保険会社と大きく異なる点は、他業種で活躍している営業マンをヘッドハンティングし、保険のプロフェッショナルに育てて実戦投入する点です。彼らは「ライフプランナー」と呼ばれています。プルデンシャル生命保険の商品は自由度が高く、ライフプランナーが綿密はコンサルティングに基づくオーダーメイドで設計します。契約後のアフターサービスや保険金支払いまで、担当ライフプランナーが窓口となります。

 

プルデンシャル生命保険は、歴史もあり、安定した会社です。とはいえ、窓口はライフプランナーなので、プルデンシャル生命保険と気持ちよく付き合えるかどうかは、このライフプランナーとの相性にかかっているといえるでしょう。もしプルデンシャル生命保険に勧誘されたら、そのライフプランナーの人柄をじっくり見極める必要がありそうです。

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