予定利率が解れば「お宝保険度」が解ります!チェックしてみませんか!?

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最近「保険を見直したら月々○○円の節約になった!」というような話をよく耳にするようになったと思いませんか?

ネットでもCMでも盛んに宣伝されていますが、その時の見直しポイントとなるのが「予定利率」だということを、ご存知でしたか?

そもそも予定利率って何なんでしょう?

この頃の風潮で、残業や休日出勤が禁止されている会社員の方も多いかと思います。

思ったように毎月のお給料がもらえなくなってしまった、あるいは、下がってしまった、その事から、生命保険の解約や見直しをして、なんとか毎月の保険料の金額を押さえたい!

そういった方も「予定利率」は必見です!

この、「予定利率」を知る事で、あなたも、解約してはいけない保険も見極め、賢く保険と付き合える様になれるでしょう。

目次

1.予定利率ってナニ?
1.1予定利率とは契約者に約束する運用利回り!?

2.予定利率と生命保険の関係って?
2.1予定利率と保険料の関係~3つの要素
2.2予定利率が関係しているもの その1~平準保険料
2.3予定利率が関係しているもの その2~責任準備金

3.予定利率と返戻金の関係
3.1予定利率と返戻率は違います!

4.予定利率が高いと保険料は安くなる!?
4.1コスト差に注目!

5.予定利率と標準利率の関係
5.1 ※2017年4月に標準利率が改訂されます!

6.予定利率は高いほうがおトク?
6.1予定利率が高いと保険料がリーズナブルに!

7.今の保険、見直したほうがいい?

8.予定利率の落とし穴!注意すべきポイントは?

9.「お宝保険」度をチェックしてみよう!
9.1主契約と特約の意味
9.2貯蓄性のある保険「養老保険」「終身保険」「個人年金保険」に注目!
9.3予定利率と銀行の金利の違い

10.まとめ

1.予定利率ってナニ?

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あまり聞き慣れない予定利率という言葉ですが、一般的に各生命保険会社の保険料は、この予定利率に基づいて計算されています。

つまり、予定利率とは、私たちが生命保険の保険料をいくら支払うかが決まるオオモトとなっている重要な要素のうちの1つです。

予定利率について、すこし詳しく見ていきましょう。

1.1予定利率とは契約者に約束する運用利回り!?

たとえば、銀行にお金を預けると利子がつくことは、ほとんどの方は、すでにご存知ですよね。

また、なんらかの形でローンを利用した場合にも、借りたお金に対して、私たちは利息を支払うことになります。

このように、元金(預けたお金や借りたお金)に対して支払われる利子や利息の割合を%(パーセント)で表したものを、利率といいます。

利率とは、一般的に「この金融商品には、これくらいの運用益が見込めます」と、元金に対しての利益の割合を数字で表したものとなります。

銀行の定期貯金などでよく見かける、利率○%や年利○%と表示されているあの数字は、そういう意味でもあるのです。

生命保険会社にも「これくらいの運用益が見込めますよ」といった保険商品があります。

ただし、生命保険の場合では、銀行にお金を預けたときの利率とは、すこし考え方が違っています。

2.予定利率と生命保険の関係って?

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生命保険会社では、契約者の方から預かっている保険料の一部や会社の資産等を運用して得られる収益をあらかじめ見込んでおり、その分を割り引いて保険料を算定しています。

この保険料から割り引かれる割引率のことを、予定利率といいます。

運用成績が好調で、予定利率より高い利率で資金運用できると剰余金がうまれることになります。

そうすると、生命保険会社は、配当金がある保険契約に対して配当金を支払うことができます。

しかし、逆に、予定利率を下回る運用益となった場合には、会社の財務状態を圧迫しかねない事態となってしまいます。

このことからもわかるように、予定利率とは、生命保険の契約と深く関わり合いを持ったものとなっています。

2.1予定利率と保険料の関係~3つの要素

私たちが生命保険を契約した際に、生命保険会社に払い込む保険料ついては、次の3つに基づいて計算されています。

○予定利率

予定利率とは、生命保険会社があらかじめ見込んだ資産運用による一定の運用収益を、保険料から割り引くための割引率のことです。

○予定死亡率

予定死亡率とは、多数の人のうち、1年間に死亡する人数の割合のことを指します。

各生命保険会社は、過去の統計をもとに、男女別・年齢別の死亡者数を予測し、将来の保険金の支払いにあてるために必要な保険料を算定します。

この計算に用いる死亡率を予定死亡率といいます。

○予定事業費率

予定事業費率とは、生命保険会社が保険事業を運営する上で必要となる経費を、あらかじめ見込んで保険料の中に組み込んでいます。

この割合のことを、予定事業費率といいます。

なお、保険料等収入に対する事業費の比率ですが、2016年度の場合でしたら、12.1%と、おおむね12%前後で運用されていることが多いようです。

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●一般社団法人 生命保険協会「生命保険の動向(2016年版)」より

また、予定死亡率についての考え方としては、次のようになります。

たとえば、30歳の男性が、100人いたとします。

死亡したときに1人につき100 万円を支払うものとして、その時の死亡率が 1%だとします。

この場合、生命保険会社が1年間に支払う保険金は、100万円×(100 人×1%)=100万円となります。

ですから、これに見合う保険料は、100万円÷100人=1万円となり、生命保険会社から見て収入(保険料)と支出(保険金)が等しくなるように計算されます(これを収支相等の原則といいます)。

つまり、私たちが支払う保険料は、このような、3つの要素から決められているということになります。

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2.2予定利率が関係しているもの その1~平準保険料

生命保険では、10年、20年、あるいは終身といった、長期にわたる保障を確保します。

もしも、死亡率に基づいて年齢ごとに保険料を計算するとなると、保険料が毎年どんどん上がっていくことになります。

一般的にいって、年齢があがるにつれ、死亡率は高くなり、30歳男性と60歳男性の死亡率の差は10倍以上になります。

その結果、ある程度の年齢になると、保険料が高すぎて生命保険に加入できない(更新できない)ことになりかねません。

そこで、年齢の上昇にともなう保険料の上昇を回避するために、毎年の保険料を同額にし、保険期間中の保険料収入と、支払う保険金が、全体として等しくなるように生命保険を設計することが考えられました。

これを平準保険料といいます。

平準保険料の考え方(システム)では、たとえば、20代や30代の頃に加入した時の保険料が、50代60代になっても続くような仕組みとなっています。

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ほぼすべての生命保険会社の保険商品は、この平準保険料のシステムを取り入れて、運用されています。

2.3予定利率が関係しているもの その2~責任準備金

生命保険会社では、将来的な保険金の支払いに備えるために、保険料の一部を積み立てておき、保険金を安定して支払うことができるようにしています。

この積み立て金のことを責任準備金といいます。

また、生命保険の保険料は、純保険料と付加保険料の2つの部分から成り立っています。

責任準備金とは、純保険料のことを指します。

純保険料は、予定死亡率と予定利率から計算されています。

これに対して、付加保険料は、予定事業費率によって計算されます。

つまり、生命保険の保険料とは、純保険料(予定利率・予定死亡率)と付加保険料(予定事業費率)の部分に分かれているということになり、予定利率は責任準備金(=純保険)に対しての割引率ということになります。

3.予定利率と返戻金の関係

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ご加入中またはご検討中の生命保険が、満期を迎えるタイミングや、あるいは契約途中で解約した場合に、返戻金(払い戻し金)を受け取れるタイプのものでしたら、返戻率という言葉を、すでにお聞きおよびかもしれません。

返戻金を受け取る場合にも、返戻率というものが適用され、受け取ることのできる保険金の金額が、あらかじめ予測されています。

返戻率(%)の計算式は、おおむね次のとおりです。

満期(解約)時に受け取れる金額÷払込保険料の総額×100

たとえば、満期(解約)時に受け取る金額が100万円で、それまでに払い込んだ保険料の総額が100万円だった場合、返戻率は100%ということになります。

返戻率が110%であれば、払い込み保険料の総額が100万円に対して、受け取る金額は110万円ということになります。

つまり、返戻率とは、『支払った保険料の総額に対して満期(解約)時に受け取ることのできる保険金(返戻金)の割合』ということになります。

3.1予定利率と返戻率は違います!

返戻率とは、『満期や中途解約などの契約終了時に受け取ることのできる保険金に対する、払込み保険料の総額の割合』のことですが、予定利率とは、『払い込んだ保険料の一部を生命保険会社が運用して得られる運用収益の保険料に対する割合』のことを言います。

あらかじめ決められた利率で、すでに割り引かれている保険料を、私たちは生命保険の保険契約に対して支払うことになります。

この2つの利率については、適用される対象がまったく違うものとなっています。

昨今、なにかと注目され、高いほうがおトクであると謳われることの多い予定利率と返戻率ですが、混同しないように注意したいですね。

4.予定利率が高いと保険料は安くなる!?

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予定利率とは、ざっくりいってしまえば、払い込み保険料に対する割引率のことです。

ですから、予定率が高いと、保険料は安く、予定利率が低いと、保険料は高くなります。

予定利率によって、月払いの保険料がどれくらい違ってくるのか、次の例を参考に見ていきましょう。

●A生命保険会社
終身保険 死亡保障金 1000万円 30歳 男性 60歳払済

   予定利率        月払い保険料
5.50% 10,100円
3.75% 13,700円
1.65% 21,150円
1.00% 23,950円

同じ1000万円の死亡保障を備える場合でしたら、予定利率が低いほど、保険料の負担は大きなものとなります。

また、単純に計算すると、予定利率が5.50%の場合、

月払い保険料10,100円×12ヶ月×30年=3,636,000円(払込保険料の総額)

1.00%の場合、

月払い保険料23,950円×12ヶ月×30年=8,622,000円(払込保険料の総額)

保険料の払い込み総額でも、同じ1000万円の死亡保障を確保しようとすると、最終的に、500万円ほどのコスト差が生じることになります。

4.1コスト差に注目!

銀行の定期預金の利率が0.0○%という今の状況からは、簡単には想像し難い数字ですが、今から二十数年前のバブル期と呼ばれていた1986年(昭和61年)~1992年(平成4年)ごろには、銀行の定期預金の利率が8%近くであったり、生命保険会社の予定利率もおおむね5%を超えていた時代がありました。

つまり、1000万円の死亡保障を備えたい場合であれば、予定利率が5%であれば、350万円ほどのコスト(保険料)で備えられるところを、予定利率が1%であれば、2倍以上の850万ほどかかるということになります。

その差があまりにも大きいため、バブル期前後の時期にご加入された保険商品が「お宝保険」と呼ばれる所以となっています。

5.予定利率と標準利率の関係

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生命保険会社が予定利率を決める際には、金融庁が定める標準利率を指標とします。

標準利率とは、言い換えれば、生命保険の保険契約者を保護するための法定利率でもあり、金融庁が各保険会社に対して最低利率を設定します。

過去3年間または10年間の新発10年物国債の月平均利回りのうち、より低い利回りをもとに金融庁が算出することになっており、10月1日が基準日とされています。

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