がん検診ちゃんと行ってますか?

自分がかかってしまうと怖い癌について紹介しますが、癌は早期発見が鍵ということをとにかく理解仕手いただいた上でこの記事を読んで頂きたいと存じます。

■がん検診って何?

皆さんは定期的に職場や学校、医療機関などで年に1度、「健康診断(=健診)」を受診していると思います。これは法律で定められているもので、一般的な健診は対象の病気を定めず、身体に異常がないかどうかを調べる目的のものです。それに対して、一部の職場健診や「がん検診」のように、特定の病気をに絞って調べる「検診」があります。がんの治療で重要なのは、どれだけ早期発見ができるです。早期に発見できれば、がんは怖い病気ではありません。完治する率は高くなり、治療にかかる時間も費用も短縮できます。逆を言えば、がんの発見が遅れれば遅れるほど、その結果は致命的なものになるのです。

つまり、定期的にがん検診を受けるということが大切になってきます。早期のがんは自覚症状がまったくないことも珍しくなく、検診ですべてのがんが確実に見つけられるとは言えないのです。但し、検診を受けなければ見つかるものも見つかりません。


がん検診と一口に言っても、さまざまなものがあり、X線、CT、MRIといった画像診断が主流です。しかし、最終的にがんという診断を確定させるのはがん細胞の発見ですから、画像診断で疑わしいところがあれば、内視鏡検査などで細胞を取得し、病理検査を行うという流れになる場合が多いです。

  1. 健康な人のがん検診
  2. がん検診は、身体にがんがあるかどうかを調べる検査で、がんが見つかった場合には、二次検診などで身体のどこにどのような種類のがんが、どれくらい進行しているかなどを調べ、どのような治療方法が最も適しているか方針を立てるのに役立てます。
  3. 自覚症状のある人
  4. 「健診」も「検診」も、日常生活を送る上え特に健康上の大きな問題を抱えていない、無症状の人を対象にしていることは忘れないでください。何か自覚症状がある人は、まずは医療機関にて受診することをおすすめします。

 

■がん検診はどこで受けられる?

(1)住民健診で検診を受ける場合

自治体によっては受診券が届く場合がありますが、分からない場合は住民票のある自治体の保健所(センター)へ問い合わせてみてください。費用は自治体によって異なりますが、無料のところも多く、自己負担をしたとしても2,000円程です。

(2)勤務先の健康診断で検診を受ける場合

職場の健康診断に含まれている場合があります。費用は、無料か手軽な金額です。職場の健康診断に含まれていない場合は、住民健診が受けられます。地域の保健所に問い合わせてみてください。費用は自治体によって異なりますが、無料のところも多く、自己負担をしたとしても2,000円程です。

(3)パートナーの健康保険で検診を受ける場合

パートナー(夫)の勤務先で、主婦対象の検診を行っている場合があります。費用は無料か手軽な金額です。ご加入の健康保険組合に問い合わせてみてください。パートナーの健康保険組合で行っていない場合は、住民健診か、人間ドックや病院などで受診出来ます。人間ドックには婦人科検診というオプションがあります。

 

■がん検診の費用

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独立行政法人国立がん研究センターが運営するがん予防・検診研究センター(東京)で行われている検査費用は次のとおりです。

検査の種類 男性の検査費用 女性の検査費用
総合検診 99,750円 136,500円
総合健診+PET/CT検査 189,000円 225,700円
肺がん 4,650円 34,650円
女性がん 68,250円
乳がん 21,000円
消化管がん 52,500円 52,500円
上部消化管がん内視鏡 33,495円 33,495円
大腸がん 31,500円 31,500円

この費用は公的保険は使用できず、すべて自己負担になります。

 

■がん検診のメリット

がん検診は、早期のがんを見つけて早めに治療を行うことで、がんによる死亡率を低下させるというすばらしいメリットがあります。子宮頸がん検診のように、がんになる前の異常細胞を見つけるものもあります。一方でデメリットもあります。こうした点について疑問があれば十分説明を受けて、内容をよく理解したうえで、健康と安心のためにがん検診を利用してください。

メリット1「救命の効果があります」

救命 最大のメリットは、早期発見、早期治療による救命です。

 

メリット2「早期のがんを発見できます」

早期発見 症状があって外来を受診した場合には、進行したがんが見つかるケースが少なくありません。一方、がん検診は特に自覚症状もなく、健康的に日常を過ごしている人を対象にしています。もし、そういう人にがんが見つかった場合、そのがんは早期がんである可能性が高いのです。早期であれば治せる可能性は非常に高く、治療も軽くすむことが多いので、患者さんにかかる身体的負担、経済的負担や時間は一般的に少なくてすみます。重い自覚症状をきっかけに進行がんで見つかった場合の治療は身体にかかる負担が大きかったり、時間がかかります。治すことが難しいこともあります。早期の段階で見つけられるように、がん検診は正しく時期から定期的に受けることをおすすめします。

 

メリット3「がん以外の病気も見つけることができ、治療に結びつけられます」

防止 がん検診は、がんを見つけることが目的ですが、早期がんを見つかるばかりではなく、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。がんになる前段階の病変とは、具体的にはポリープや潰瘍、異型上皮などです。こうした病変が軽い場合は経過を観察して、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。

メリット4「安心して生活を続けられます」

安心 がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心してすごすことができます。ですが、日本人の2人に1人ががんを患い、3人に1人はがんで亡くなる時代、「過信」は禁物です。定期的な検診の受診を欠かさないで下さい。

 

■がん検診のデメリット

デメリット1「がん検診の判定・診断の結果が100%正しいというわけでありません」

救命 がん検診技術は、目ざましく進歩しています。しかし、「異常なし」という判定は、「あなたの身体にはがんはありません」ということではありません。少しでも検診の精度を高めようと努力・工夫をしていますが、がんの場所や種類によっては見つけずらいことがあります。また、見落とすこともあるのが現状です。

 

デメリット2「検査によって身体に負担がかかってしまうことがあります」

救命 がんによっては自然に消えてしまうようなものや、良性ですぐに治療しなくても問題ないものもあります。しかし、それは二次検診(精密検査)をしたり、疑わしい部分の組織をわずかに取って調べて初めて判ることです。結果的には、二次検診や組織をとる必要がなかったことになってしまうこともあります。また、X線検査で使うバリウムは便秘になることがありますし、内視鏡では、出血や穿孔(せんこう)といって胃や腸に穴を開けてしまうことも、あります。放射線には被曝(ひばく)の問題があります。

 

■がん検診の流れ

がん検診は、がんを対象にした検査で、 胃や大腸、肺、乳房、子宮など、がんができる部分が異なればがんの特徴も変わってきます。がん検診では、それぞれのがんを調べるのに適した検査が用意されています。

  1. 自覚症状が無かったとしてもがん検診を受診
  2. がん検診は一次検診、精密検査(二次検診)、がんの確定診断、治療という流れで進んでいきます。
  3. がん検診(一次検診)
  4. 一次検診では「スクリーニング」といって、健康な人と、多少でもがんの可能性が疑われる人を見極めてふるいわけます。
  5. 一時検診の結果

①異常なし⇒又、定期的に検査を受けましょう。

②異常あり(がんの可能性があるかもしれません)⇒精密検  査(二次検査)を受けてください。

  1. 胃がん検診だとX線検査、乳がん検診だと視触診とX腺(マンモグラフィー)検査の組み合わせなどのように、検診ごとに検査内容は異なります。
  2. 精密検査(二次検査)

①異常なし又は良性の病変⇒又、定期的に検査を受けましょう。②がんと診断(確定診断)⇒医療機関にて治療を受けてください。

③もし、精密検査でがんと診断(確定診断)された場合は、必要に応じて治療へ進むことになります。

とういうようにがん検診についての流れを説明しましたが、一次検査で異常が出たからといってそこで心配することはありません。がんであるかの結果は精密検査にて明確になるのです。

 

■肺がん

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(1)検診の意味と目的

肺がんの一次検診では、問診と肺X線検査、またタバコを多く吸うハイリスクの人に対する肺X線検査と喀痰細胞診の併用、およびハイリスクでない人への肺X線検査だけが科学的に有効であると証明された方法です。

(2)検診の現状

日本対がん協会が2010年に全国の支部で行った肺がん検診の結果では、受診者数は370万4530人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は8万3489人(要精検率2.3%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は6万6272人(精検受診率81.0%)。この検診を通してがんを発見された人の数は1640人、その割合は0.05%でした。この結果から、がん罹患者数(1万人の検診受診者でがんが見つかった人の数)を算出しました。肺がん検診を1万人が検診を受けると、230人が一次検診で「異常あり」と判定され、精密検査(二次検診)を受けるよう判定されます。しかし、実際に精密検査を受ける人は230人中186人でした。そして、186人の中から5人に肺がんが発見されたという割合になります。

肺がんの予後(治療の経過具合)はあまりよくありませんでしたが、治療技術が進歩し、早期のうちに発見して治療すれば約8割が治るようになりました。無症状のうちに検診を受診した人では、早期の肺がんが発見される可能性が高いことが知られています。

(3)科学的根拠に基づいた検診の方法

国の指針では、肺がんの一次検診は一般的に「肺X線検査」、50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上、もしくは40歳以上で6ヵ月以内に血痰のあったハイリスクの人には「肺X線検査と喀痰細胞診の併用」が勧められ、そして「低線量CT」などが行われています。

検診体制 対策型検診 任意型検診
具体例 老人保健事業による集団検診 個別検診 職域検診 人間ドック 総合検診
概要 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
対象 集団 個人
スクリーニング法 推奨
非高危険群に対する胸部X線検査、及び非高危険群に対する胸部X線検査と喀痰細胞診の併用
低線量CT ×

死亡現象効果を表す効果

〇:あり(推奨)、△:効果不明、×:不十分(推奨しない)

しかし、「有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン」(2006年)では、「対象とする集団の肺がんによる死亡率を減少させる」という肺がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、「実施することをすすめる」と判定されたのは「肺X線検査」とハイリスクな人に対する「肺X線検査と喀痰細胞診の併用」だけです。

■胃がん

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(1)検診の意味と目的

もっとも胃がんのできやすいのは幽門部(幽門前庭部)で、胃の出口、十二指腸へとつながります。胃がんは食生活と密接な関係があり、食塩の過剰摂取とも関係するといわれています。ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)も深く関わっているとされます。食事や生活習慣の変化から、若年層には少なくなっていますが、人口の高齢化を反映、死亡数や罹患数は決して少なくありません。胃がんはとくに日本人に多いがんで、1998年に肺がんに追い抜かれるまでがん部位別死因のトップでした。現在は部位別死因の2位ですが、罹患率はトップで、患者数はもっとも多いがんです。早期の段階で発見されれば、良好な経過が期待できるがんです。

(2)検診の現状

胃がんは、食べたものを消化する胃袋の内側にある粘膜にでき、徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜(しょうまく)へと外側に向かって浸潤していきます。粘膜下層までにとどまっている胃がんを「早期胃がん」といい、固有筋層より深く浸潤したものを「進行胃がん」といいます。早期のうちに治療できれば根治(治癒)を期待できますが、それを過ぎると治すことが難しくなります。

(3)科学的根拠に基づいた検診の方法

国の指針は胃がんの一次検診の方法について問診と、「胃X線検査」を勧めています。ほかにも一般に「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」などが行われています。しかし、「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」(2006年)で、「対象とする一定の集団の胃がんによる死亡率を減少させる」という胃がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、「効果あり」と判定されたのは「胃X線検査」だけです。

検診体制 対策型検診 任意型検診
具体例 老人保健事業による集団検診 個別検診 職域検診 人間ドック 総合検診
概要 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
対象 集団 個人
スクリーニング法 推奨
胃X線検査
胃内視鏡検査 ×
ヘプシノゲン法 ×
ヘリコパクターピロリ抗体 ×

死亡現象効果を表す効果

〇:あり(推奨)、△:効果不明、×:不十分(推奨しない)

 

■大腸がん

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(1)検診の意味と目的

大腸がんの一次検診では、便潜血検査だけが科学的に有効であると証明された方法です。無症状のうちに検診を受診した人では、早期の大腸がんが発見される可能性が高く、その段階で治療すれば、ほぼ治癒が可能です。がんが発見できても臨床病期(進展度、ステージ)が進んでいる状態で見つかった場合は、5年生存率が下がります。早期がんのうちに発見して治療することが重要です。

「がん検診では」でお伝えしたように、がん検診の目的は「一定の集団の中で、がんで亡くなる人の割合(死亡率)を減少させること」です。検診を行う私たちは、より精度の高い検診を提供できるよう努力します。みなさんも検診の意味を正しく理解し、定期的にきちんと受診し、一緒にがんによる死亡率を減らしましょう。

(2)検診の現状

日本対がん協会が2010年度に全国の支部で行った大腸がん検診の結果では、受診者数は224万3113人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は13万6464人(要精検率6.1%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は8万8311人(精検受診率68.7%)。この検診を通してがんを発見された人の数は3353人、その割合は0.16%でした。この結果から、大腸がん検診を1万人が検診を受けると、610人が一次検診で「異常あり」と判定され、二次検診(精密検査)を受けるように勧められます。実際に二次検診を受けた人は610人中419人しかいません。そして、419人の中から16人に大腸がんが発見されたという割合になります。大腸がん検診は大腸がんを見つけるためのものですが、それ以外にも大腸ポリープ(良性腫瘍)を発見して治療に結びつけることができます。受診者1万人あたりに直すと、157人に大腸ポリープが見つかった計算になります。

 

(3)科学的根拠に基づいた検診の方法

国の指針は大腸がんの一次検診の方法として、便潜血検査を勧めています。「便潜血検査化学法」と「便潜血検査免疫法」は「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」(2005年)で、「一定の集団の大腸がんによる死亡率を減少させる」という大腸がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、実施を勧められています。

検診体制 対策型検診 任意型検診
具体例 老人保健事業による集団検診 個別検診 職域検診 人間ドック 総合検診
概要 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
対象 集団 個人
スクリーニング法 推奨
便潜血化学法・免疫法
S状結腸鏡 ×
S状結腸鏡+便潜血化学法 ×
注腸X線 ×
直腸指診 × ×

死亡現象効果を表す効果

〇:あり(推奨)、△:効果不明、×:不十分(推奨しない)

 

■乳がん

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(1)検診の意味と目的

近年日本人女性に急増している乳がんですが、治療法お進み、早期に見つけて適切に治療すれば9割以上のケースで治癒が期待できます。そのために大切なのが検診です。一次検査に用いられる乳房X線検査(マンモグラフィ)は科学的に乳がんによる死亡率の減少効果があると証明された方法です。ぜひとも、定期的に検診を受けて下さい。

 

  1. 検診の現状

日本対がん協会が2010年に全国の支部で行った乳がん検診の結果では、受診者数は127万4916人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は7万8913人(要精検率6.2%)、精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は6万5384人(精検受診率86.3%)。がんを発見された人の数は2807人、その割合は0.23%でした。この結果から、乳がん検診を1万人が受診すると、620人が一次検診で「異常あり」と判定され、二次検診(精密検査)を受けるよう判定されます。精密検査を受けた人は535人。そして、535人の中から23人に乳がんが発見されたという割合になります。この数は、全国で実施された乳がん検診の、「視触診のみ」、「乳房X線(マンモグラフィ)のみ」、「超音波のみ」、「視触診と乳房X線(マンモグラフィ)」、「視触診と超音波」、「乳房X線(マンモグラフィ)と超音波」、「視触診と乳房X線(マンモグラフィ)と超音波」の7つの検査を合わせた割合です。

  1. 科学的根拠に基づいた検診の方法

国の指針は乳がんの一次検診の方法として、「問診」、「乳房X線(マンモグラフィ)」、「視触診」、「超音波」検査だけで、ほかにもそれらの組み合わせによる検診が行われたりしています。「一定の集団の乳がんによる死亡率を減少させる」という乳がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、「実施することをすすめる」と判定されたのは、「乳房X線のみ」と「視触診と乳房X線(マンモグラフィ)の併用」です。「視触診」だけによる検診は専門家の間では勧められていません(行わないことを勧める)。

検診体制 対策型検診 任意型検診
具体例 老人保健事業による集団検診 個別検診 職域検診 人間ドック 総合検診
概要 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
対象 集団 個人
スクリーニング法 推奨
視触診と乳房X線(マンモグラフィ)の併用
超音波検査 ×
視触診のみ × ×
直腸指診 ×

死亡現象効果を表す効果

〇:あり(推奨)、△:効果不明、×:不十分(推奨しない)

 

 

■子宮がん

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(1)検診の意味と目的

子宮頸がんの一次検診で用いられる「子宮頸部細胞診」は科学的に一定集団の死亡率現象効果があると証明された方法です。 子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染してがんになるまで5~10年以上と言われます。その間、細胞は少しずつ変化し、がん化していきます。定期的に検診を受けることでがんになる前の段階で診断することが可能です。また、早期がんのうちに発見して治療すれば、ほとんど治癒が望めますので早期発見は重要です。多くの先進国では、ほぼ例外なく子宮頸部細胞診による検診が行われています。欧米での受診率は高く、たいていの国で70~80%といわれます。一方、日本では過去1年以内に受けた女性は24.3%(国民生活基礎調査、2010年)にとどまっています。

(2)検診の現状

日本対がん協会が2010年度に全国の支部で行った子宮頸がん検診の結果では、受診者数は145万1597人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は1万6971人(要精検率1.2%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は12495人(精検受診率77.7%)。この検診を通してがんを発見された人の数は924人、その割合は0.07%でした。

 

一方、日本対がん協会が2010年に全国の支部で行った子宮体がん検診の結果では、受診者数は2万9619人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は293人(要精検率1.0%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は257人(精検受診率88.3%)。この検診を通してがんを発見された人の数は47人、その割合は0.16%でした。

 

(3)科学的根拠に基づいた検診の方法

子宮頸がんの一次検診では、一般的に「子宮頸部細胞診」を行っています。この方法は、「一定の集団の子宮頸がんによる死亡率を減少させる」という子宮頸がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、実施することが勧められています。

検診体制 対策型検診 任意型検診
具体例 老人保健事業による集団検診 個別検診 職域検診 人間ドック 総合検診
概要 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
対象 集団 個人
スクリーニング法 推奨
子宮頸部細胞診

死亡現象効果を表す効果

〇:あり(推奨)、△:効果不明、×:不十分(推奨しない)

 

■健康診断が無意味との声も(女性の医学より抜粋)

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健康のためによかれと受けている健康診断やがん検診が、無意味どころか、むしろ有害という主張に驚かされました。今の日本の医療は万事、お金が中心になっていて、健康人は常に病人にさせられようとしています。健康診断、人間ドック、がん検診などは病気というレッテルを貼り、健康人を病人に転落させるための検査。本当に痛い・苦しいという人が病院に行くだけでは、医療産業は潰(つぶ)れてしまうからです。

 

実際は様々な比較試験のデータが、健康な人に見つかる病気は治療しないほうが長生きできると示しています。

―そんな中でも、特に女性は医療の被害者になりやすいと指摘されています。

女性は子供を産むという役割を担っている関係で、生理的な変化・変動が激しく、体の不調を感じて病院に行く機会が多い。それらは本来、生理的な変化でしかないのですが、そこで何かが見つかって病名をつけられ病人にされてしまい、結果として医療被害者になりやすい。

しかも、本当はやらなくてもいい手術によって、生殖臓器である子宮や卵巣、あるいは乳房を失いやすいんです。

 

―特に乳がん検診で受けるマンモグラフィは有害だと?

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まったく無意味かつ有害です。ここ十数年、マンモグラフィが盛んに行なわれるようになったため、乳がんの発見数は80年代のそれの3倍以上と、大幅に増加しました。しかし、乳がんの死亡者数はまったく減っていないんです。信頼できる海外の比較試験でも、約9万人の被験者をマンモグラフィありとなしのグループに分けて追跡したところ、定期的に実施してもがん死亡者数が減らないことがわかりました。

 

―それでも、少しでも本当のがん患者が見つかるなら意味あるかと……。

マンモグラフィで見つかる乳がんは、実は進行も転移もしない「がんもどき」なんです。それなのに「がんの疑いあり」と判定されれば、不要な精密検査を受けさせられ、無駄な精神的苦痛を被ることになります。さらに、一度の検査で乳がん発症の原因になりうるほどの放射線量を浴びることに。そして一番の問題は、「必要のない手術でおっぱいをなくす危険性が高い」こと。世界的な乳房温存療法の流れに逆行して、日本では乳房を丸ごと切除する“乳房全摘出手術”が増えている。でも、実際には僕のところにセカンドオピニオンで来る患者さんで、本当に全摘出が必要だった人はほとんどいません。

 

―そういった理由から、スイスではついにマンモグラフィの廃止が勧告されたそうですね。

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つまり、これまでマンモグラフィを受けて治療した人は丸損だったってこと。でも、日本では決してやめようとしません。やめたら自分たちの仕事がなくなっちゃうからね。

もうひとつ、日本がひどいのは、海外でもこれまで乳がん死亡をマンモグラフィで減らせると言っていたのは50歳以上の話だった。それなのに日本では、20代にもどんどん検診を受けさせて、失わなくてもいい乳房を全摘出されている人もいる。

 

―本当は乳房をとる必要がなかったと知ったら…辛いですね。隔年で受診が推奨されている、子宮頸がん検診にも同じことがいえる?

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実は、子宮頸がんによる死亡数は、日本も含めて先進国では自然に減ってきています。それは決して検診のおかげではなく、栄養状態がよくなり内風呂が発達するなど清潔になったから。一方で、検診の広がりのせいでここ数年、子宮頸がんの発見率はうなぎのぼり。検診で無害なものがいくらでも見つかるからです。

でも、海外においても子宮頸がん検診で寿命が延びたという比較試験はなく、受けるメリットはありません。それどころか、早期発見・早期治療で不要な手術をさせられ、子供を産めなくなってしまう可能性もあります。

 

―仮に検診で異常が見つかったとしても、医者に言われるがまま切る必要はないと。男としてパートナーにそういうことを教えてあげる知識も持つべきですね。

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女性になり代わることはできないけれど、女性特有の辛さが起きる時、それを支えてあげることは大切ですね。ことに、がんなんて言われた時には、本人はパニックになっていることも多いから、本当に治療が必要なのか一緒になって調べる。僕のセカンドオピニオン外来に来る患者さんでも、パートナーが調べてくる人も多い。深い愛情を感じますね。

 

―確かに、パートナーに真剣に自分の体を心配してもらえたら女性としても心強いでしょう。

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それと、病院や検査に近づかないほうがいいのは男性も同じ。健診で見つかる異常なんて、ある種の老化現象や個性といってもいい。それなのに、一定の値を超えるとすぐに病名をつけて薬を出される。フィンランドの中年管理職を対象とした試験で、健康診断で値が異常だった人に高血圧や高血糖の薬を出したグループは、何もしなかったグループより15年後の死亡率が46%も高くなったというデータがあります。

 

―高血圧などのいわゆる“基準値”も曖昧(あいまい)だということですね。男性は特にメタボなんかも気にしがちですが。

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メタボは厚労省を巻き込んだ陰謀の一端。日本ではBMIは22が標準とされていますが、実は実測データでは、男性は25-27が最も死亡率が低いんです。やせてる人より太めの人のほうが長生き。また、コレステロールもイメージが悪いですが、日本人男性ではコレステロールが高いほうが長生き。

一方、女性も高コレステロール血症とされた人の寿命は平均値の人と変わらないのに、更年期を迎えて値が260を超えるとすぐに薬を出されてしまう。基準値を下げれば、その分、薬が売れるからですね。こういう国は他にありません。

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―胃がん検診をやめた、信州・長野の泰阜(やすおか)村の話も象徴的でした。検診をやめたら胃がんで死ぬ人が半分以下になったという。

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治療しなければ長生きできた人が、手術を受けたために早く死んだ。“治療死”という診療項目がないから胃がんで死んだことにされてきたんです。今の日本で、胃がんや肺がんなど内臓のがんで死ぬ人の多くは治療が原因です。

あなた方は言ってみれば「釣堀の魚」。釣り糸をたれるのは医療産業で、釣り針の先には早期発見・早期治療というエサがぶらさがってる。健康な魚がパクッと食うと、吊り上げられて後は適当に料理されちゃう。

 

―まさに、切られたり、料理されちゃうと(苦笑)。お話を伺っていると、だんだん病院も医者も信じられなくなってきますが…。なるべく健康で長生きするためには?

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“君子危うきに近寄らず”で、健診や検査に近寄らないこと。そのためには、知性と理性が必要です。みんなと同じとか基準値とかを気にするのは間違い。

人間の体は、その人が快適で健康に長生きできるようにと、自然に自分で調節している。血糖値もコレステロールも体が必要と判断してその値になっている。それをわざわざ下げようとせずに、もっと自分の体を信じろと言いたいですね。

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