学資保険の契約者貸付制度とは?利用する前に知っておきたいこと

「学資保険の契約者貸付制度の利用を考えているけど、一体どういったものだろう?」

あなたはそう疑問に思ったことはありませんか?

注意点も知りたい。。。

そんなあなたに!この記事を読めば、学資保険の契約者貸付制度の概要や注意点、申請方法について、丸わかりです!

子どもの学費や学資保険の選び方のポイント、税金についてもご紹介していきますので、お見逃しなく!

1.子どもの学費はどのくらいかかるの?

今回は学資保険の契約者貸付制度について見ていきますが、その前に子どもの学費は幼稚園、小学校、中学校、高校、大学でどのくらいかかるのかについて見ていきます。

ぜひ参考にしてみてください。

1.1  幼稚園の学費

初めに、幼稚園の学費について見ていきます。

以下は、文部科学省平成24年度子供の学習費調査から引用しています。

区分 公立 私立
学習費総額 230,100円 487,427円
学校教育費 131,624円 340,464円
学校給食費 17,920円 26,891円
学校外活動費用 80,556円 120,072円

これを見ると、公立と私立で大きな差があるのが分かるかと思います。

また、幼稚園生になると、習い事を始めるお子さんも増えてくるかと思いますので、何かとお金がかかりそうですね。

しかしながら、自治体の中には助成金を出しているところもあります。

例えば、神戸市の私立幼稚園就園奨励助成金があります。

以下、神戸市のホームページから引用しています。

(1)制度の概要

神戸市では、私立幼稚園児(子ども・子育て支援新制度に移行した幼稚園は対象外)の保護者の皆さまのご負担を軽減するため、国の補助を受けて幼稚園の入園料、保育料の一部を助成しています。

*就園奨励助成金のご案内・受付は、毎年6月頃から各幼稚園を通じて行います。
*助成金の区分・金額は年度ごとに変更する場合があります。当該年度の単価は、毎年6月頃にお配りする、おしらせに掲載します。
*神戸市在住の方で、市外の幼稚園へ通園されている方は、通園されている幼稚園又はこども家庭局事業課までご連絡ください。

(2)助成金を受けることができる方

私立幼稚園(神戸市外の私立幼稚園も含む)に在園し、神戸市に住民票がある満3歳児~5歳児を持つ保護者。

*神戸市内の私立幼稚園に在園し、市内に在住していても、園児の住民票が神戸市外にある場合は、対象となりませんので、住民登録のある市区町村にお問い合わせください。

(3)助成金の区分と金額

助成金の区分(A1~D2)と金額は、保護者の平成30年度市民税所得割額(住宅借入金控除がある場合は控除額を足した額)並びに園児の兄姉及び同時就園の人数により決定します。
詳しくは、下記の表をご覧ください。ただし、助成金額は下記の表の額と保護者が負担する入園料・保育料を比較し、いずれか低い方の額となります。
*表をご覧になる場合は、市民税所得割額が分かる書類として、お手元に「平成30年度市民税・県民税 特別徴収税額の決定・変更通知書」、「平成30年度市民税・県民税 納税通知書及び課税明細書」又は「平成30年度市民税・県民税 課税証明書」のいずれかをご用意ください。
*平成30年度より政令指定都市の市民税・県民税の税率負担割合が市民税率8%、県民税率2%に変更しております。8%で算出された市民税所得割額については、6/8を乗じた額を基準とします。

区分 基  準

[平成30年度市民税額]
(年 額)

助成金額(年額)
1表
1人就園又は同時就園
(右記以外)
2表
【兄姉※】がいる場合
A1 生活保護世帯 (1人目)     308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
A2 市民税非課税世帯
市民税所得割額がかかっていない世帯(均等割額のみ課税)
(1人目)     272,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
市民税所得割額 が、77,100円以下の世帯 (1人目)     187,200
(2人目)     247,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     247,000
(3人目以降)  308,000
C1 市民税所得割額 が、119,000円以下の世帯 (1人目)      62,200
(2人目)     185,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     185,000
(3人目以降)  308,000
C2 市民税所得割額 が、211,200円以下の世帯 (1人目)      62,200
(2人目)     185,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     185,000
(3人目以降)  308,000
市民税所得割額 が、366,900円以下の世帯 (1人目)      42,000
(2人目)     165,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     154,000
(3人目以降)  308,000
D2 市民税所得割額 が、366,900円を超える世帯 (1人目)      26,000
(2人目)     165,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     154,000
(3人目以降)  308,000

*ひとり親世帯、在宅障害児(者)のいる世帯等のA2、B及びC1区分の世帯が対象です。
これら以外の区分のひとり親世帯等の助成金額は、上記の助成金額表のとおりです。

区分 基  準

[平成30年度市民税額]
(年 額)

助成金額(年額)
3表
1人就園又は同時就園
(右記以外)
4表
【兄姉※】がいる場合
A2 市民税非課税世帯
市民税所得割額がかかっていない世帯(均等割額のみ課税)
(1人目)     308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
市民税所得割額 が、77,100円以下の世帯 (1人目)     272,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
C1 市民税所得割額 が、119,000円以下の世帯 (1人目)     217,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000
(2人目)     308,000
(3人目以降)  308,000

【注意事項】
*表中の「市民税所得割額」とは、平成30年度の所得証明書類に記載されている市民税所得割額を示します。記載箇所については、所得証明書類の見本を御覧ください。
*住宅借入金控除の適用がある場合は、市民税所得割額に住宅借入金控除額を加えた金額になります。
*未婚の母(父)のため、税制上の寡婦(夫)控除の適用対象外になる方については、「寡婦(夫)控除のみなし適用に係る申立書」を別途提出していただくと、助成金額の基準となる市民税所得割が寡婦(夫)みなし適用後の金額になります。
*表中【兄姉※】とは、次の範囲の兄姉です。
A1~C1の世帯‥‥生計を一にする小学校1年生以上の兄姉
C2~D2の世帯‥‥生計を一にする小学校1年生から小学校3年生までの兄姉
*当該園児が「兄姉※」から数えて何人目(第何子)かを確認のうえ、対応する助成金額を確認してください。
*5月1日以降に途中入園または、途中退園された方については、月単位で計算します。
ただし、1、入園料が発生する年度に途中退園した場合
2、入園料が発生しない年度に途中退園した場合
で算出方法が異なります。
1、入園料が発生する年度に途中退園した場合
《計算式》助成金額(年額) × (保育料の支払月数+3か月) ÷ 15か月  (百円未満四捨五入)
2、入園料が発生しない年度に途中退園した場合
《計算式》助成金額(年額) × (保育料の支払月数) ÷ 12か月  (百円未満四捨五入)

となっています。

ぜひ私立に通わせたい!という方は利用してみてください。

1.2  小学校の学費

次に、小学校の学費です。

こちらも文部科学省平成24年度子供の学習費調査より引用しています。

区分 公立 私立
学習費総額 305,807円 1,422,357円
学校教育費 55,197円 822,467円
学校給食費 42,035円 40,229円
学校外活動費 208,575円 559,661円

こちらは、私立が公立の4倍以上になっています。

1.3  中学校の学費

次に、中学校の学費について見ていきます。

こちらも文部科学省平成24年度子供の学習費調査より引用しています。

区分 公立 私立
学習費総額 450,340円 1,295,156円
学校教育費 131,534円 997,526円
学校給食費 36,114円 3,380円
学校外活動費 282,692円 294,250円

以上のとおり、私立は公立の約3倍の学費がかかります。

また、中学生になると、高校受験のために、本格的に塾に通うお子さんも増えてくるでしょうから、月謝もかかるということを覚えておきましょう。

1.4  高校の学費

次に、高校(全日制)の学費を見ていきます。

こちらも文部科学省平成24年度子供の学習費調査より引用しています。

区分 公立 私立
学習費総額 386,439円 966,816円
学校教育費 230,837円 722,212円
学校給食費
学校外活動費 155,602円 244,604円

となっています。

中学校で義務教育は終わりですが、平成29年のデータによると高校の進学率は98.8%とほとんどの人が高校に進学しています。

また、大学進学を希望している人は、塾や予備校に通ったり、通信教育をしたりすることが多いため、そのための月謝がかかることも覚えておきましょう。

1.5  大学の学費

最後に、大学の学費です。

これは一番気になる方が多いのではないでしょうか。

まず、大学受験にかかるお金を見ていきます。

入試方法 金額の目安
センター入試

3教科以上 18,000円

2教科以上 12,000円

国公立大・2次試験(平均) 1校につき17,000円
私立大学・一般入試(平均) 1校につき約35,000円
交通費 往復約30,000円(例)東京ー大阪
宿泊費 1泊約8,000円

となっています。

入試はタダでは受けられません。

それなりのお金がかかるので注意しましょう。

次に、学費を見ていきます。

国民生活金融公庫平成25年教育費負担の実態調査より引用しています。

項目 国立大学費用4年間約518万円 私立大学/文系費用4年間約691万円 私立大学/理系費用

4年間約813万円

入学費用 796,000円 940,000円 1,033,000円
在学費用 1,097,000円 1,492,000円 1,773,000円
費用合計 5,184,000円 6,908,000円 8,125,000円

このように大学では多額のお金がかかります。

このために子供保険をかけているという親御さんは少なくないでしょう。

また、遠方の大学に通う場合は、アパート代や生活費がかかります。

2.  学資保険とは一体なに?

以上の学費などを支払うために加入するのが学資保険ですが、一体どういったものなのでしょうか?

2.1  学資保険とは

学資保険とは、子供の入学・進学時期や満期時に祝い金・満期保険金が支払われ、教育費用などに活用できる保険です。

ポイントは以下のとおりです。

・保険料の計算基礎には契約者(通常は親)の予定死亡率も含まれ、契約者も被保険者(通常は子)のように扱っている。

・被保険者となる子の年齢が0歳でも加入できる(出生前に申込可能なものもある)。

・契約者が途中で死亡または高度障害となった場合には、保険料の払込免除に加えて、一時金や育英年金が支払われるものがある(保険料の払込が免除された後も、祝い金・満期保険金は契約どおりに支払われる)。

・祝い金や満期保険金は、子の教育費用以外にも活用できる。

・被保険者が死亡した場合には、死亡給付金として基準保険金が支払われるものや既払込保険料相当額が支払われるものなどがある。

・子供の病気やけがに備えて入院特約などを付加することもできる。

・加入後いつでも解約することができるが、解約時期によっては解約返戻金が払込保険料総額を下回ることがある。

・育英年金や子供の入院保障の有無などによって、返戻率が異なる。

となっています。

2.2  学資保険のメリット

学資保険のメリットについてです。

・親の死亡保障がある

・税金がお得になる

・契約者貸付制度が利用できる

が挙げられます。

2.2.1  親の死亡保障がある

先ほども述べましたが、契約者である親が死亡した場合、保険料の払込が免除されます。

この免除は、通常はどの子供保険にもあります。

また、一時金や育英年金が支払われるものも中にはあります。

2.2.2  税金がお得になる

もう1つのメリットとしては、税金がお得になります。

子供保険の場合、生命保険料控除を利用できます。

例えば、平成24年1月1日以後に締結された保険契約ですと、以下の控除が受けられます。

年間の支払保険料等 控除額
20,000円以下 支払保険料等の全額
20,000円超 40,000円以下 支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超 80,000円以下 支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円超 一律40,000円

2.2.3  契約者貸付制度が利用できる

これは今回の本題で、のちほど説明しますが、契約者貸付制度とは、契約している生命保険の解約返戻金を担保に、生命保険会社からお金を借りる制度をいいます。

2.3  学資保険のデメリット

次に、学資保険のデメリットです。

メリットだけではなく、デメリットもしっかり見るようにしましょう。

デメリットは、

・途中解約による元本割れのリスクがある

・返戻率が低くなっている

が挙げられます。

2.3.1  途中解約による元本割れのリスクがある

学資保険には、途中解約による元本割れのリスクがあります。

解約返戻金(解約時に受け取れるお金)は初めのうちは少なく、契約満了に近づくと増えるという性質があります。

契約の際に、途中解約する可能性がないかどうか見極めてから、加入することをおすすめします。

2.3.2  返戻率が低くなっている

近年返戻率が低くなっています。

返戻率が低くなる=受け取るお金が少なくなる

という意味です。

なかには、返戻率が100%に満たない保険もあり、例えば、アフラックの子供保険では、契約者が25歳女性、受取総額が300万円、保険料が18歳まで払って、返戻率が96.7%にしかならないものもあります。

3.  学資保険の契約者貸付制度とは?

さて、本題の学資保険の契約者貸付制度についてです。

3.1  契約者貸付制度とは

契約者貸付制度とは、契約している生命保険の解約返戻金を担保に、生命保険会社からお金を借りる制度をいいます。

借りられる金額は通常、解約返戻金額の70~90%の範囲内となっています。

つまり、契約者貸付制度は、加入している学資保険を継続しながら、保険会社からお金を借りることができる制度なのです。

また、他の保険等もそうですが、契約者貸付制度も、契約者が支払っている保険料の積み立てられた部分から借り入れを行うことになりますので、契約者以外の人は利用することはできません。

また、一般的には、終身保険、養老保険などの生命保険や今回の学資保険、個人年金保険で利用できますが、保険会社によって違ってきますので、保険会社に問い合わせが必要です。

3.2  契約者貸付制度の注意点

そんな契約者貸付制度ですが、注意点もあります。

それは、

・複利が適用される点

・満期金から返済額が差し引かれる可能性がある点

です。

3.2.1  複利が適用される

利息の付き方には、単利と複利がありますが、同じ金額、同じ期間借り入れをすると複利の方が、返済額は多くなっています。

また、複利は返済期間が長くなればなる程、利息が膨らんでいきます。

そんな複利が適用されるのです。

3.2.2  満期金から返済額が差し引かれる可能性がある

満期金から返済額が差し引かれる可能性があります。

学資保険は満期保険金や祝い金が受け取れるものです。

満期保険金や祝い金を受け取るタイミングで、まだ貸付額が残っていた場合には、支給される予定だった満期保険金や祝い金から返済額を差し引かれて支払われることになりますので、教育資金に使うはずだった金額が変わってしまうこともあるので、注意が必要です。

4.  学資保険の契約者貸付制度の申請方法とは?

学資保険の契約者貸付制度の申請方法ですが、2つの段階を踏みます。

4.1  申請方法とは

①契約者本人が、保険の担当者やコールセンターに連絡をし、書類を取り寄せる。

「契約者本人が」というところがポイントです。

代理人は認められません。

また、念のため、証券番号が載っているもの(保険証書など)を用意しておきましょう。

②書類に必要事項を記載の上、保険会社に返送する。

書類に必要事項を記載し、提出すれば、3日~7日程度で指定の振込口座に振り込まれます。

5.  学資保険の選び方のポイントとは?

学資保険の選び方のポイントを説明していきます。

選び方のポイントは、

・返戻率

・保障内容

・祝い金・満期保険金が出る時期

・払い込み期間

・保険料

です。

5.1  返戻率

もっとも気になるのが返戻率でしょう。

先ほども述べましたが、返戻率は最近低くなっています。数年前までは120%のものもありましたが、今はほぼ見かけません。

中には、100%を切るものもあります。

加入を検討する場合は、さまざまな保険会社のさまざまなパターンのプランを比較して、加入するとよいでしょう。

5.2  保障内容

保障内容に関しては、どの保険会社もほぼ同じです。

中には、医療特約を付けれるものがあります。

しかしながら、すでに子供の医療保険に加入している方などは二重になるので、この特約を付けるかどうかは考える必要があると思います。

5.3  祝い金・満期保険金が出る時期

祝い金・満期保険金が出る時期は保険会社によって違います。

例えば、明治安田生命のつみたて学資だと、祝い金・満期保険金が出る時期は、18歳・19歳・20歳・21歳と大学の時期に4回出るようになっています。

一方、アフラックの夢みるこどもの学資保険だと、高校入学時に一時金が、大学入学時から4年間年金が出ます。

また、ソニー生命の学資金準備スクエアだと、18歳・19歳・20歳・21歳・22歳の時に受け取れます。

また、フコク生命の学資保険みらいのつばさの場合だと、お子さまのご成長にあわせて祝金を受け取れるS型、大学入学資金に重点をおいたJ型を選択できます。

自分たちはいつ受け取れればベストなのか、子供は大学に進学させたいのかなどをよく考えて、受取時期を決めるようにしましょう。

5.4  払い込み期間

払い込み期間も保険会社によって違ってきます。

例えば、明治安田生命の場合だと、10歳までか、15歳までとなっています。

アフラックの場合だと、10歳、17歳、18歳まで、フコク生命の場合だと、11歳、14歳、17歳までとなっています。

どのプランが一番適しているのか、考えておきたいところです。

5.5  保険料

最後に保険料です。

子供保険の保険料は安くはありません。

例えば、明治安田生命の場合だと、契約者が25歳女性で、お子さんが0歳の場合、保険料は以下のとおりです。

お受取総額 高額割引適用
300万円
(基準保険金額75万円)
200万円
(基準保険金額50万円)
保険料
払込期間
15歳
まで
15,926
(104.6 %)
10,768
(103.1 %)
10歳
まで
23,580
(106.0 %)
15,870
(105.0 %)

ぜひ参考にしてください。

6.  学資保険にかかる税金とは?

最後に、学資保険にかかる税金について見ていきます。

ポイントは、

・50万円以上になると課税対象となる点

・受取人をお子さまにすると贈与税がかかる点

にあります。

6.1  50万円以上になると課税対象となる

子供保険の場合、運用で増えた金額が50万円以上になると、課税対象になります。

反対に、50万円未満ですと、税金がかかりません。

子供保険で受け取れる祝い金や満期金は、一時所得になり、一時所得とは営利を目的としない一時の所得で、労務または資産の対価としての性質を有しないものをいいます。

一時所得の金額の計算方法は、以下のとおりです。

一時所得=受け取った給付金-支払った保険料の総額-特別控除(最高50万円)

支払う税金=一時所得×1/2

例えば、受け取った給付金が300万円で、支払った保険料が230万円の場合だと、

300万円-230万円-50万円=20万円

20万円×1/2=10万円

となり、10万円が支払うべき税金となります。

6.2  受取人をお子さまにすると贈与税がかかる

注意したいのが、受取人をお子さまにすると、贈与税がかかるという点です。

贈与税の計算方法は以下のとおりです。

贈与額=(贈与された金額-110万円)×税率-控除額

税率と控除額については、以下の表をご覧ください。

お子さまを受取人として200万円の給付金を受け取った場合、上の式にあてはめると、以下のようになります。

贈与税額=(200万円-110万円)×10%=9万円

となります。

7.  まとめ

皆さん、いかがでしたか?

以上、学資保険の契約者貸付制度についてでした。

ポイントは以下のとおりです。

①学資保険とは、子供の入学・進学時期や満期時に祝い金・満期保険金が支払われ、教育費用などに活用できる保険です。ポイントは以下のとおりです。

・保険料の計算基礎には契約者(通常は親)の予定死亡率も含まれ、契約者も被保険者(通常は子)のように扱っている。

・被保険者となる子の年齢が0歳でも加入できる(出生前に申込可能なものもある)。

・契約者がとちゅうで死亡または高度障害となった場合には、保険料の払込免除に加えて、一時金や育英年金が支払われるものがある(保険料の払込が免除された後も、祝い金・満期保険金は契約どおりに支払われる)。

・祝い金や満期保険金は、子の教育費用以外にも活用できる。

・被保険者が死亡した場合には、死亡給付金として基準保険金が支払われるものや既払込保険料相当額が支払われるものなどがある。

・子供の病気やけがに備えて入院特約などを付加することもできる。

・加入後いつでも解約することができるが、解約時期によっては解約返戻金が払込保険料総額を下回ることがある。

・育英年金や子供の入院保障の有無などによって、返戻率が異なる。

②学資保険のメリットについてです。

・親の死亡保障がある

・税金がお得になる

・契約者貸付制度が利用できる

が挙げられます。

③学資保険のデメリットは、

・途中解約による元本割れのリスクがある

・返戻率が低くなっている

が挙げられます。

④契約者貸付制度とは、契約している生命保険の解約返戻金を担保に、生命保険会社からお金を借りる制度をいいます。借りられる金額は通常、解約返戻金額の70~90%の範囲内となっています。つまり、契約者貸付制度は、加入している学資保険を継続しながら、保険会社からお金を借りることができる制度なのです。また、他の保険等もそうですが、契約者貸付制度も、契約者が支払っている保険料の積み立てられた部分から借り入れを行うことになりますので、契約者以外の人は利用することはできません。

⑤契約者貸付制度ですが、注意点もあります。

・複利が適用される点

・満期金から返済額が差し引かれる可能性がある点

です。

となっています。

契約者貸付制度は便利な制度だと思われますが、一方注意点もありますので、利用する際はしっかりと考えてからがよいでしょう。

以上となりますが、この記事が学資保険の契約者貸付制度を利用する際の一助となれば幸いです。

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