軽自動車の車検費用はどの位なの?車検の仕方は?わかりやすく解説します。

車検は普通車のみならず、軽自動車やバイクであっても定期に受けなければなりません。ご自分の車を安全に運転するため必要な検査と言えます。

そうは言っても車検には何かとお金がかかります。普通車であっても軽自動車・バイクであっても、道路を“鉄の塊”が結構なスピードで走ることに変わりはなく、安全のために支払う費用もそれなりに必要となるのです。

軽自動車の場合、普通車の車検とはその費用や、手続き方法・検査の仕方も異なります。そのため、自分で車検場に持ち込んで検査を受ける場合は、いろいろ戸惑うこともあるかと思います。

また、車検業者に依頼する場合、ご自分は楽かもしれませんが、車検費用がどの位になるのか不安を覚えるかもしれません。

そこで今回は、軽自動車の車検費用と手続きについて解説します。この記事を読めば、軽自動車の車検についての基本的知識と、車検を行う際の手順や注意点がよくおわかりになることでしょう。

 

1.車検について

私は軽自動車を購入して現在運転中です。軽自動車にも車検は必要で、どうやら普通車と勝手が違うようです。

まずは、車検とはそもそも何なのかおさらいしたいです・・・。

第1章では、車検とは何か?普通車・軽自動車の車検について解説します。

1-1.車検とは

すべての自動車(普通車はもちろん軽自動車や排気量250ccを超えるバイクを含む)に対し、一定期間ごと保安基準に適合しているかどうか確認することを目的として、国土交通省が行う検査を「自動車検査」と言います。

ご自分の自動車を公道で走らせたいならば、この検査に合格して自動車検査証の交付を受ける必要があります。

また、自動車を所有する人が必ず加入するよう強制されている「自賠責保険」も、車検の際に更新するのが一般的です。

車検は道路運送車両法により新規検査(第58条)、継続検査(第62条)、構造等変更検査(第67条)の3種類があります。

ただし、新規検査はほとんどの場合、新車の納品前に購入先の販売店が代行するので、一般的には「継続検査」を車検と呼ぶ場合が多いです。

今回の記事でも、「車検=継続検査」としてその費用・検査方法について解説していきます。

車検の有効期間は、自家用乗用車かそれとも8ナンバー車(キャンピングカー・パトカー等)か、または新車かどうかでも異なります。

それぞれの有効期限をしっかりと確認して車検を受ける必要があります。

1-2.普通車の車検とは

普通車(自家用乗用車)の車検は、新車登録から初回検査が3年間、以降は車を使用した年数にかかわらず、2年毎に車検を受けなければいけません。

車検の手続きは国土交通省の各地の出先機関である「運輸支局」で行うことになります。

車検を行う際、運輸支局に提出する書類は次の通りです(ユーザー車検の場合)。

  • 車検証
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(新・旧2枚)
  • 自動車税納税証明書(継続検査用)
  • 認印
  • 自動車検査票
  • 自動車重量税納付書
  • 継続検査申請書
  • 定期点検整備記録簿

車検を代行する業者に車検を依頼する場合は、車検証、自動車損害賠償責任保険証明書、自動車税納税証明書(継続検査用)、認印で概ね必要書類は足りることになります。

1-3.軽自動車にも車検がある!

軽自動車の場合も、当然、新車登録から初回検査が3年間、以降は車を使用した年数にかかわらず、2年毎ごとに車検を受ける必要があります。

ただし、前述した普通車の車検と同様の書類を収集し、運輸支局で手続き・検査を行うというわけではありません。

軽自動車の車検には、軽自動車を対象とした手続き方法、検査方法が設けられています。

軽自動車の車検の必要費用、手続きの際の必要書類、検査内容については第3章以降で詳しく解説します。

2.軽自動車について

軽自動車は、そもそも普通車よりも手軽に乗れるし、安心な乗り物の印象が強いです。

まずは軽自動車の定義と、なぜ車検が必要なのかについて教えてください・・・・。

こちらでは、軽自動車とは何か?車検の必要性等について解説します。

2-1.そもそも軽自動車とは

軽自動車とは、排気量が660cc以下である三輪・四輪自動車を指します。わが国の自動車の分類の中では、最も規格が小さい部類に該当します。

わが国の軽自動車の歴史は、昭和24年7月に初めて軽自動車の規格が制定されたことから始まります。

現在の軽自動車の定義(規格)は、①排気量660cc以下、②長さ3.4m以下幅1.48m以下、③高さ2.0m以下の三輪および四輪自動車となります。

2-2.なぜ軽自動車に車検が必要なの?

軽自動車は、わが国の自動車の中で最もコンパクトですが、普通車やバイク同様、公道を“鉄の塊”が走っていることには変わりありません。

そのため、公道で軽自動車を走行させるためには、その軽自動車が国の定めた安全基準を満たしていることが必要です。

また、長年走行すれば、使用期間の経過等で構造・装置の劣化、磨耗が生じます。

軽自動車を、安全かつ公害を発生させない状態で維持するため、軽自動車の使用者・所有者が自ら保守管理をきちんと行い、定期的な点検・整備を行うことが必要です。

これらは、軽自動車を運転する人の社会的責務と言えます。そのため、個々の軽自動車が保安基準に適合するか判断するチェックこそ「自動車検査」なのです。

2-3.車検と点検整備

「車検」と「点検整備」は一見似た検査のように思われますが、次のような違いがあります。

そもそも車検は、安全・環境面について国が定めた基準に適合しているかを、一定期間ごとに確認する検査です。

つまり、次の検査までのご自分の軽自動車の安全性が保証されるわけではありません。

一方、点検整備は、基準に適合しなくなる危険や適合しない状態の有無を点検で判断します。

運転の際の危険等をなくすため、技術上の基準により数十項目以上を点検します。

そのため、車検では確認できない軽自動車の装置内部・部品の磨耗や不具合等を発見し、整備することができます。

定期の点検整備は、今後の軽自動車の安全性を確保するために必要なもので、一定期間に点検整備を行うことで高い安全性が確保されます。

3.車検(ユーザー車検)について・その1

車検は軽自動車を安全に運転するため必要な検査ですね。

それでは、車検の流れとその費用を教えてもらいたいです。

第3章では、ご自分で車検を行う「ユーザー車検」の費用、手順と必要書類について解説します。

3-1.ユーザー車検の流れと費用

ユーザー車検とは、軽自動車の使用者が自ら軽自動車検査協会に車両を持ち込み、継続検査を受けることです。

この方法で車検を行う場合は、費用が比較的安く済みますが、必要書類も多く、検査場の予約や検査を自分で行う必要があるので、慣れていないと手間取る事態が想定されます。

〇ユーザー車検の手順

ユーザー車検は大まかに次のような流れとなります。

  1. 軽自動車を持ち込む検査場を予約:なお、軽自動車検査協会では軽自動車検査予約システムを導入しています。ネット上で予約も可能です。
  2. 必要書類を作成し、軽自動車検査協会へ持参:必要書類については次項で説明します。
  3. 検査予約確認:検査予約窓口で予約の確認を行います。
  4. 検査手数料等支払い:手数料取扱い窓口で、検査手数料・自動車重量税を支払います。
  5. 検査を受ける:検査コースで検査を受けます。詳しい内容は第4章で解説します。
  6. 検査合格後:申請書受付窓口で各書類の提出、新しい車検証・ステッカーが交付されます。

〇ユーザー車検の費用

軽自動車の車検に必要な費用は、法律で定められた「法定費用」です。費用は次のようになります。

  • 自賠責保険料:25,070円(24ヶ月の場合)
  • 自動車重量税:6,600円
  • 検査手数料:1,100円(持ち込み:1,400円)

ただし、自動車重量税(2年間分)の金額はケースにより次の税額となります。

  • 初度検査年から18年経過した車の場合:8,800円
  • 初度検査年から13年経過した車の場合:8,200円
  • 上記以外の場合:6,600円

なお、エコカー減税に関してはこちらを参考にしてください。

3-2.車検の必要書類

自動車検査証の有効期間が満了した後も引き続いて軽自動車を利用する場合、継続検査(車検)の手続きが必要となります。

必要書類は漏れなく軽自動車検査協会へ持参しましょう。

申請手続きは最寄りの軽自動車検査協会の事務所・支所・分室で行います。

全国の軽自動車検査協会の事務所・支所一覧はこちらから確認してください。

提出書類は次の通りです。

  • 自動車検査証(車検証):必ず原本を用意します。
  • 印鑑:個人の場合は認印または署名、法人の場合は、代表印または署名が必要です。
  • 軽自動車税納税証明書:市区町村にて交付を受けます。有効期限を確認しておきましょう。
  • 継続検査申請書(軽専用第2号様式):軽自動車検査協会のホームページまたは事務所・支所の窓口等で取得できます。
  • 自動車重量税納付書:自動車重量税印紙販売窓口で自動車重量税額に相当する金額の印紙を購入します。その後、重量税納付書に貼付して申請を行います。
  • 軽自動車検査票:軽自動車検査協会へ軽自動車を持ち込んで検査する場合に必要です。
  • 自動車損害賠償責任保険証明書または自動車損害賠償責任共済証明書:返付を受ける自動車検査証の有効期間全てと重複する保険期間の証明書が必要です。なお、電子化されたこれらの証明書の情報が、登録情報処理機関に提供された場合、提示は不要です。
  • 点検整備記録簿:定められた間隔時期に行う点検を実施した場合、検査の参考として、その結果を記載された記録簿を持参しましょう。

その他、ケースによっては追加の書類を要求される場合があります。提出書類に関して不明な点があるときは、電話等で窓口に問い合わせてみましょう。

3-3.車検の際の注意点

ユーザー車検は、自分で検査を行っていくため、車検費用も4万円程度(法定費用分)で収まり、お得と言えます。

しかし、検査場で受検する際は勝手にドライバーが検査を行うわけにはいかず、定められている検査の手順に則って実施していかなければなりません。

非常に事細かな指示事項があるので、検査担当者から検査時の指示をよく聞き、勝手な行動をとることは厳禁です。

受検者(ドライバー)がこの指示に従わないと、受検車両の検査を行えないので、検査を中断することになってしまいます。

ユーザー車検をスムーズに行うため、慎重かつ冷静な受検が求められます。

4.車検(ユーザー車検)について・その2

ユーザー車検は集める書類も多くてなかなか大変そうですね。軽自動車の検査方法はどんな流れで実施されるのでしょうか?

こちらについても詳細を知りたいです・・・。

第4章では、実施される各検査の内容を解説します。

4-1.検査は5つ!

検査機器等の配置は、検査場によってそれぞれ異なります。こちらでは、自動方式総合検査用機器「マルチテスタ」の例を参考に、ユーザー車検の各検査を解説します。

軽自動車は検査場(マルチテスタ)で次のような検査を行うことになります。

  1. 外観検査
  2. 排出ガス検査
  3. サイドスリップ検査
  4. スピードメータ・ヘッドライト・ブレーキ検査
  5. 下回り検査

検査を受けるには、1名乗車で受検する必要があります。同伴者がいないように配慮しましょう。

そして、ホイールキャップ等は受検前に取り外します。そして、受検の前には必ず「受検上の禁止事項・指示事項・注意事項」へ目を通しておきましょう。

次項では各検査内容を順次取り上げていきます。

4-2.外観検査・排出ガス検査

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自動方式総合検査用機器「マルチテスタ」を導入している検査場では、概ね外観検査・排出ガス検査が最初に行われます。

〇外観検査

こちらでは、自動車検査証と持ち込んだ軽自動車の同一性確認、および保安装置等の検査が実施されます。

(1)同一性確認

次のような点が確認されます。

  • 車台番号
  • 原動機の型式
  • 車両番号標
  • 種別
  • 用途
  • 車体の形状
  • 車両諸元 等

(2)保安装置

正常に作動するかチェックします。

  • 前照灯
  • 前部霧灯
  • 車幅灯
  • 番号灯
  • 尾灯
  • 後部霧灯
  • 駐車灯
  • 後退灯
  • 制動灯
  • 補助制動灯
  • 方向指示器
  • 非常点滅表示灯
  • 警音器
  • 非常信号用具
  • 窓ふき器 等

〇排出ガス検査

こちらで一酸化炭素(CO)・炭化水素(HC)の検査を行います。

方法は次の手順で行います。

  1. ご自分で検査機の車種選択ボタンを押し、プローブを持ち込んだ車両の排気管に差し込みます。プローブは60cm以上排気管に差し込みましょう。
  2. 降車する場合、駐車ブレーキを引き、ギアをニュートラルまたはPレンジにします。プローブを入れたままイキナリ車両をスタートさせたり、エンジンの回転を上げたりすることは厳禁です。
  3. 排気ガス検査の終了後、記録器に検査票を差込み検査結果を記録します。

なお、再検査の場合は再検箇所ボタンを押して入場しましょう。

4-3.サイドスリップ検査

サイドスリップ検査は車検時に必ず行われる検査です。普段運転しているドライバーの方々は、あまりホイールの角度を意識していない人が多いかもしれません。

しかし、サイドスリップチェックでホイールの角度が狂っている場合、タイヤの偏摩耗やステアリングの効きも悪くなるなど不具合が生じます。

車検では、タイヤの前輪整列(ホイール・アライメント)にを検査します。受検者(ドライバー)は場内の表示に従い、持ち込んだ車両をハンドルを切らず、ゆっくり踏板上を通過して不具合が検査されます。

4-4.スピードメータ・ヘッドライト・ブレーキ検査

こちらではスピードメータ・ヘッドライト・ブレーキが検査されます。

〇スピードメータの検査

速度計が正常か否かを検査します。場内の注意事項の表示を確認し、速度計が40km/hを指す瞬間、パッシングをしましょう。

〇ヘッドライトの検査

前照灯(ヘッドライト)の検査では、場内の注意事項の表示を確認し、ヘッドライトを上向または下向して点灯させたり、ギアをニュートラルにして駐車ブレーキを引いたりして検査します。当然ながら、検査終了後は駐車ブレーキを戻すことを忘れないようにしましょう。

〇ブレーキの検査

主ブレーキ・駐車ブレーキの検査を行います。場内の注意事項の表示確認し、ブレーキペダル(レバー)は静かに踏んで(引いて)検査をします。

「はなす」、「もどす」の表示が出たら速やかに従いましょう。前進する際、ヘッドライト・テスタの横への動き、前方車両にも注意し、安全を確認してから進むことを心がけましょう。

〇検査結果の記録

サイドスリップをはじめスピード・ヘットライト・ブレーキ検査の終了後、記録器に検査票を差込み、検査結果を記録しましょう。

4-5.下回り検査

車体の下回りを検査します。下回りに関しては、ドライバーであっても普段あまりチェックしない部分といえます。

こちらではリフトを使った検査となります。リフト中央部に乗込んだ後、必ずギアをニュートラルにしてエンジンを停止し、駐車ブレーキを引きましょう。その後は検査員の指示に従い各操作を行っていきます。

こちらでのチェックする装置は次の通りです。

  • かじ取装置
  • 制動装置
  • 走行装置
  • 緩衝装置
  • 動力伝達装置
  • 車わく及び車体
  • 排出ガス関係装置
  • 燃料装置 等

5.車検(ユーザー車検)について・その3

たしかにユーザー車検は、検査費用を安く抑えられそうですね。しかし、検査がいろいろあって、ちゃんと検査を行えるか心配です。

ユーザー車検で不合格になると、どうなってしまうのでしょうか・・・?

こちらでは、ユーザー車検で不合格になった場合の対応等を解説します。

5-1.ユーザー車検で不合格になると?

ユーザー車検は検査である以上、合格する必要があります。検査に合格したら、申請書受付窓口で各書類の提出後、新しい車検証・ステッカーが交付されます。

一方、車検に不合格となった場合でも、軽自動車検査協会からペナルティを課せられるわけではないので、安心してください。

ただし、車検に不合格となった場合、その日のうちに再検査をすることとなります。

車検当日に再検査できるならば、何度、再検査をしてもお金はかかりませんが、翌日以降になれば別途検査料を支払う必要があります。

車検当日以降、あまり時間を作れない人は当日中、確実に合格する必要があります。

そのためには検査場の利用と、検査官への申告が大切です。特に、ユーザー車検を初めて経験する人、指示を受けて走行することへ慣れていない人にとって、次の2点が重要になります。

車検は国が定めた基準に適合していれば間違いなく合格できますが、中には車両の不具合や故障箇所があり、不合格になることがあります。

ただし、ほとんどのケースでは持ち込み車両の操作の仕方が悪かったことで不合格になることが多いです。

そのため、車検の際は落ち着いて指示に従い検査を受ければ、まず不合格になることはありません。

5-2.再検査に手間取るとトホホな展開に

車検で不合格箇所があった場合は、再検査という形になり、もう一度検査を受けなければいけません。

そうはいっても、検査ラインの最後で検査担当者から、どこがマズくて不合格だったのか教えてもらえます。

〇車両の調整や修理はお店に任せても良い

持ち込み車両の調整や修理をしてから、もう一度不合格箇所の検査を受けましょう。つまり、最初からすべて検査がやり直しというわけではありません。

「自分では車両の調整や修理なんてできない!」という方々の場合は、車検場の周り車の部品を販売するお店、整備工場もある場合が多いので、そちらを利用してみてもよいでしょう。

〇単に操作ミスなら当日に再検査を!

ただし、単に調整や修理の必要がなくて、運転手の操作ミスが原因ならば、再度検査ラインに並んで、不合格になった検査だけ受けて合格すればOKです。

当日に再検査できれば何度受けても検査料はかかりませんが、翌日以降に持ち越しになるとと、検査料をもう1度支払う必要があります。

〇車検のコツと注意点

できれば不合格になった当日の内に、再検査を受けて合格したいものです。

そうは言っても勝手のわからない内は、操作ミスで不合格になるケースが多いはずです。

そのため、午前中にまずは車検を受けておいて、その際に不合格になっても再検査しやすいように、午後に再度受けられるよう事前に備えていれば、その日の内に車検を完了することができるでしょう。

ただし、お金は問題ないので不合格になったらまた来ようと考え、不合格になった日から15日を過ぎてしまうと、書類作成からやり直しになります。

5-3.ユーザー車検は面倒と思ったら

ここまで見てくると、ユーザー車検は車検費用が安く抑えられても、車検に丸一日を費やし、不合格になれば再検査が必要となり、不合格箇所があれば、修理や補修が必要となります。

〇ユーザー車検で頭を悩ませるなら

ユーザー車検を何度も受けた受検者(ドライバー)は慣れたものでも、初めての受検者にとっては胃が痛い1日となるかもしれません。

何とか、スムーズに自分の軽自動車の車検を済ませたい方々も多いはずです。

その場合には、車検を業者に任せることも良い方法です。車検業者は常に車や、その整備、車検に接しているため勝手がわかり、スムーズに車検を通すことが期待できます。

〇費用はそれなりにかかる

ただし、ユーザー車検よりも費用等がその分多くとられてしまうことは確実です。

ユーザー車検でかかる費用は、スムーズに車検が進めば前述した法定費用くらいです。しかし、業者に依頼すると整備点検を行う費用もかかります。

車検を行う際、故障箇所の修理・消耗品交換当、業者に軽自動車の点検整備を依頼することになります。

点検整備費の相場は1万円~5万円くらいと業者ごとに料金は異なります。また消耗品の交換の有無、修理箇所によっても費用に差が出てしまいます。

再検査を行う羽目になり検査場で頭を抱えるより、業者にお任せして車検に合格した方が効率的と考えるなら、車検の依頼を行いましょう。

6.車検の依頼について

車検は初めて受けるので、できれば業者さんに頼みたいです。車検の業者さんて、たくさん存在するのでしょうか?

車検の依頼について詳細を知りたいです・・・・。

こちらでは、車検業者を利用するメリット・デメリット、車検業者を利用した場合の費用について解説します。

6-1.依頼できる所は色々ある

車検を依頼できる業者は日本全国に存在します。また車検を依頼できる業者も次の6種類があります。

  • ディーラー:新車で軽自動車を買ったなら、購入先のディーラーで車検を依頼することができます。
  • 車検専門店:整備工場、板金工場がフランチャイズ化した、「車検専門店」で依頼することができます。
  • カー用品店:一見、車検と関係ないようにも思えますが、民間車検場の指定工場として認可を受けている所もあるので、こちらに任せて問題ありません。
  • 民間整備工場:昔ながらの町の整備工場といえます。この整備工場は、自社工場で車検を通す「認証工場」、整備を行った上で軽自動車検査協会に持ち込む「指定工場」の2つがあります。
  • ガソリンスタンド:こちらも一見、車検と関係ないようにも思えますが、車検をグループ内の工場または下請け工場で受け持つので問題ありません。
  • 車検代行業者:基本的に点検整備は行わないで、業者が車両を軽自動車検査協会に持ち込んで車検を通します。

6-2.車検業者を利用するメリット・デメリット

こちらでは各業者のメリット・デメリットを解説します。

〇ディーラー

手続きは非常に簡単です。軽自動車の購入店なら車検案内が自宅に送付されますので、ご自分の都合のつく日にディーラーに持ち込むことができます。

(1)メリット

  • 自社ブランドなので、当然整備のノウハウが豊富
  • 車検箇所以外にも点検項目が多めに設定されており、早めに不具合を発見可能
  • 6ヶ月~1年の保証が付くので、その後の不具合にも対応可
  • 納車や引き取りをディーラー自身が行うことも

(2)デメリット

  • 車検以外に、整備・サービス・保証があるので全体的に費用は割高
  • 車検終了が1日で終わらない:3~5日程度
  • 各ディーラーでサービス内容も料金もバラバラ、利用の際は内容・費用をしっかり確認する必要がある

〇車検専門店

車検専門店だけに、車検に関する作業は非常に速いのが特徴です。作業時間はおよそ60分程度、待ち時間に喫茶店で暇をつぶしていれば終了します。

(1)メリット

  • インターネット申込等で費用が安くなることや、作業が迅速
  • 車種やメーカーを問わず対応しているので安心
  • 民間車検場の指定工場として認可を受けているので、修理も充実
  • 立ち合い点検を実施しているお店もあって、ちゃんと整備を行っているかチェックできる

(2)デメリット

  • 作業や費用を効率化しているため、依頼されない限り車検に関する項目以外の整備はしない
  • 車検証が郵送されるのは後日

〇カー用品店

車検と一緒に購入したカー用品を装着できる利点があります。

(1)メリット

  • 車検時に購入したカー用品をそのまま装着可能
  • 車検費用にポイント等が加算されることも

(2)デメリット

  • 作業や費用を効率化しているため、依頼されない限り車検に関する項目以外の整備はしない

〇民間整備工場

町の整備工場というイメージがしっくりときます。ただし、ネット予約を行っているところもあります。大抵は、電話で予約して見積もりを出した後、契約することになります。

(1)メリット

  • 幅広い車種に対応し、予算に応じた対応も期待できる
  • 修理が必要なとき、リサイクルパーツを使用したり、溶接したりして安価に仕上げる
  • 整備が主な業務なので、確かな技術がある

(2)デメリット

  • 土日祝は休業しているので平日に依頼する必要がある
  • 車両は基本的に依頼者が持ち込んで引き取る

〇ガソリンスタンド

24時間営業のお店が多く、車検費用も抑えられているので人気があります。

(1)メリット

  • 設備投資を効率化しているので料金は低め
  • 特典でタイヤ・ガソリン等の値引きがあることも
  • 一日で車検が終わるような、短時間で終了するコースを設定している所もある

(2)デメリット

  • 外注による場合、整備状況が容易に確認できない

〇車検代行

ユーザーに変わって車検を代行する業者です。基本的に点検整備は行わず車検を通すだけとなります。

(1)メリット

  • 点検整備は行わないので費用は割安

(2)デメリット

  • 点検整備はそもそも行わないので、点検してもらいたい場合は、整備工場を所有または提携している業者にお願いする

6-3.車検業者へ依頼した場合の費用

車検費用は各車検業者や、設定されているコース・修理等の有無でかなり差が出ます。下表は利用する際の目安として参考にしてください。

車検業者 車検費用目安
ディーラー 66,000円~75,000円程度
車検専門店 50,000円~60,000円程度
カー用品店 60,000円~67,000円程度
民間整備工場 65,000円~70,000円程度
ガソリンスタンド 55,000円~60,000円程度
車検代行 45,000円程度

7.まとめ

車検は書類の収集や手続き・費用もかかり面倒ではありますが、安全にご自分の軽自動車を運転するためには必要な検査です。

定期にしっかりと車検を受け、軽自動車の管理・維持に努めましょう。

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