生命保険の更新は見直しをするタイミング?その理由とポイントを解説!

生命保険の更新では加入している保険の期間が終了しても、希望すれば更新前に契約していた保険内容で同じ保険に再び加入することが出来るのをご存知ですか?

実は更新の有無は加入している保険のタイプによって変わってきますが、更新する際に今の保険が自分に本当に適しているのか、保険料を払いすぎていないかなどを改めて確認することが出来るので、保険の見直しをする際にはとてもいい機会です。

また保険を更新する際に気を付けなくてはいけない点などもあります。

今回は生命保険の更新のタイミングやポイントについてまとめていきます。

目次

1.更新型の生命保険

1.1 定期保険とは

1.2 全期型生命保険

1.3 終身型生命保険

1.4 更新型生命保険

2.更新型、全期型、終身型の生命保険のそれぞれの違い

2.1 更新型の保険と終身型の保険の違い

2.2 更新型の保険と全期型の保険の違い

2.3 更新時の注意点

3.更新型の生命保険のメリットとデメリット

3.1 加入初期のうちは安い保険料で負担が少ない

3.2 更新の際に保障内容を見直しが出来る

3.3 満期が近づくほど保険料の負担が大きくなる

3.4 更新型には解約返戻金がない

4.生命保険の更新に知っておくこと

4.1 更新ごとに保険料が高くなる

4.2 保障内容を変えるべきかの判断方法

4.3 生命保険の更新をする際に検討すべき保険期間タイプ

4.4 1年更新の短期保険の場合は損?それとも得?

5.生命保険の更新時に保険料を抑えるポイント

5.1 更新の必要がない先の長い保険を選ぶ

5.2 保障額が徐々に下がっていく保険を選ぶ

5.3 複数の商品を比較して選ぶ

6.更新型生命保険の見直しのポイント

6.1 保険料の見直し

6.2 保障内容の見直し

6.3 更新型の生命保険を見直しする際の注意点

7.生命保険の転換

7.1 基本転換方式

7.2 定期保険特約転換方式

7.3 比例転換方式

8.生命保険の見直しや更新のタイミングは

8.1 結婚や出産を機に再検討する

8.2 住宅ローンと団体信用保険への加入

8.3 終身に付帯した生命保険の更新

8.4 新しい商品で改めて契約を交わす転換

8.5 解約返戻金と下取り

9.まとめ

1.更新型の生命保険

生命保険の保障期間のパターンは3つあります。

それが全期型、終身型、更新型の3つのパターンです。

全期型とは加入した年齢から60歳までで単純に初期設定でそのまま継続して完了するものです。

これには定期保険や養老保険があります。

終身型は保障が一生涯続く形のもので終身死亡保険と終身医療保険などがあります。

これらに対して分かりづらいのが更新型の保険です。

更新型の保険は10年、15年など更新時期が決まっていて、そのたびに、その時の年齢で保険料を計算し直すものです。

更新の際に保険料が大きくアップします。

例えば35歳で加入した計算式は10年経つとリセットされてしまい、改めて45歳の時点でリスクに基づく計算式で保険料が算出されるわけです。

中には更新ごとに保険料が2倍ほどになっていく保険もあり、年齢を重ねるほど保険料の高騰に悩まされることになります。

1.1 定期保険とは

定期保険とは、契約により定められた一定期間を保障する保険です。

原則として、掛け捨ての保険で、満期金はありません。

また保険期間中の解約返戻金も少しありますが、保険期間満了時にはゼロになり、貯蓄性はありません。

同じ保障額であれば、貯蓄性のある終身保険、養老保険と比べ、保険料が一番安くなります。

1.2 全期型生命保険

あらかじめ30歳から60歳までの30年などの長期の全期間を保険期間とするタイプの商品を「全期型」といいます。

保険料は全保険期間を通して一定で、変わることはありません。

一般的には30歳から60歳までを保険期間とする60歳満了等の「歳満了」の定期保険が全期型にあります。

1.3 終身型生命保険

終身型生命保険とは死亡保障と貯蓄機能の双方を兼ね備えた保険です。

生涯にわたり死亡保障を受けられる上に、保険料は積み立てられていくので解約時に、払込保険料に応じた返戻金を受取ることが出来ます。

保険は大きく分けると終身保険と定期保険とに区分されますが、終身保険は貯蓄性のある保険なのに対して、定期保険とはいわゆる貯蓄性のない掛け捨て保険のことです。

1.4 更新型生命保険

更新型の生命保険は契約から5年、10年といった一定の期間に契約の更新があり、その都度、保険料が変化する仕組みになっています。

更新の期間に契約のストップや保険の金額を減らして更新をするなど、保障の内容を改めて検討することができます。

保険料は加入初期の段階では安いものの、更新を重ねるたびに高くなっていくのも、更新型の生命保険の大きな特徴といえます。

 

2.更新型、全期型、終身型の生命保険のそれぞれの違い

では更新型、全期型、終身型の生命保険のそれぞれの違いとは何なのでしょうか?

2.1 更新型の保険と終身型の保険の違い

まずは一定の期間だけ割安になる保険料で保障する更新型と一生涯保障が続く終身型の保険の違いについて紹介していきます。

更新型 終身型
特徴 加入後一定期間のみ保障があります。例えば10年更新、15年更新、20年更新といった期間で一定期間の保障がありますが、更新のたびに保険料が上がっていいます当面の保障だけを備えるためには割安の保険料になります。 加入から死亡するまでの一生涯にわたり保障があります。一生涯の保障を準備できるので安心です。
メリット 加入した当初は保険料が割安になります。一定の期間の保障を準備することが出来ます。 一生涯の保障が準備できます。

年齢が上がっても保険料は一生涯変わりません。一定年齢以上になると、払込保険料累計が安くなります。

デメリット 更新時の年齢に応じて保険料が上がります。更新できるのが80歳までで以降は保障がない場合もあります。一定年齢以上になると、終身型と比べると払込保険料累計が多くなります。 加入時の保険料は更新型と比べると高くなります。

 

2.2 更新型の保険と全期型の保険の違い

タイプ 更新型 全期型
自動更新 あり なし
保険料の値上がり あり なし
保険加入時の保険料 安い 高い
年齢を重ねた後の保険料 高い 安い
保険料総払込額 多い 少ない
保険見直し しやすい しにくい

更新型と全期型の大きな違いは「更新があるかどうか」という点です。

更新型の保険は加入時の保険料の安いので満了に近づいたときに、子どもの成長などのライフサイクルに応じて保障を見直すチャンスとなります。

更新を抑える時に保障を減らしたりなくすことで無駄な保険料を払う必要を省くこともできます。

例えば、今は子供が小さく大きな保障が必要だけど教育費などの経済的負担も大きいので、一回当たりの保険料を抑えたいという方や若い方で必要に応じて保険料を見直したい方にはおすすめです。

逆に全期型は、一回当たりの保険料は更新型に比べて加入時から高くなっていますが、年齢を重ねて健康状態に不安を抱えても保障内容は変わらず保険料も値上がりすることもないので、保険料を一定にさせたい方にはおすすめです。

2.3 更新時の注意点

次回の契約を更新したくない場合、更新をしないという意思表示をしないと「自動更新」されるという点に注意が必要です。

多くの定期保険の約款には「保険期間満了の日の2週間前までに申し出の無い限り、被保険者の健康状態にかかわらず自動的に更新される」となっています。

満期が近づくと保険会社から満期のお知らせの案内が届きますが、それを見過ごすと自動的に保険は更新され保険料も値上がりします。

また自動更新は定期保険にだけ適用されるのではなく、定期付終身保険や定期付養老保険などの定期保険特約も対象となります。

自動更新すると再告知や医師の診査もなく保障内容が継続となりますが、年齢が上昇するにつれ保険料も値上がりするということを忘れずに保険料が急に値上がりして焦ることのないように保険内容を理解して加入することが大切です。

 

3.更新型の生命保険のメリットとデメリット

では更新型の生命保険のメリットとデメリットは一体何なのでしょうか?

更新型の生命保険には「初期の生命保険が安い」、「見直しが出来る」といったメリットがあります。

3.1 加入初期のうちは安い保険料で負担が少ない

更新型の生命保険を選ぶ人の多くは、加入時の保険料の安さを理由に挙げるのではないのでしょうか?

更新型の生命保険は基本的に更新をかさねるにつれて保険料があがるようになっています。

つまり、加入した時の保険料がもっとも安くなっているのです。

そのために小さな子供がいて、その子が独立するまでの間だけでも高額の保障を確保しておきたいと思う人などには更新型の生命保険がお勧めです。

3.2 更新の際に保障内容を見直しが出来る

また更新型の生命保険は更新のタイミングになるたびに契約を続けるのか解約するのかの選択をすることが出来ます。

例えば、一定の期間までしか保障が必要ない場合や、充分な貯蓄が出来ていた場合などはそのタイミングを待って契約をストップすることが出来ます。

また、保障内容に不満があって、加入する保険を見直ししたいと思った場合にも、更新のタイミングで解約をすることが出来ます。

このようなタイミングがあるということは、保険の加入を検討する際にも、安心できる要素の一つになるでしょう。

次は更新型の生命保険のデメリットを紹介していきます。

更新型の生命保険では、年を重ねてから保険料のい負担や解約返戻金がないといったデメリットもあります。

更新型の長所である要素が、状況によっては短所に転じる場合もあるので、加入の際には注意費が必要です。

3.3 満期が近づくほど保険料の負担が大きくなる

更新型の生命保険のメリットとして加入時の保険料が安いと話しましたが、満期が近づくにつれてだんだんと保険料が高くなっていきます。

これは高齢になればなるほど死亡リスクが高くなってしまうためです。

そのために更新をかさねるにつれて保険料の負担が大きくなっていくのです。

長期の加入を考えている人は、将来的な経済状況も見越しておく必要があります。

3.4 更新型には解約返戻金がない

また更新型には解約返戻金がありません。

解約返戻金とは、保険の契約期間が満期になった時に、それまで支払ってきた保険料の一部が支払われる仕組みです。

契約内容によっては、支払った以上の金額が解約返戻金として帰ってくる場合もあります。

ですがこの仕組みがあるのは全期型のみであり、更新型の生命保険には解約返戻金がありません。

そのために保険金を支払う一方となり、契約が満期になってからの老後の支えがなくなってしまうのです。

 

4.生命保険の更新に知っておくこと

生命保険の更新では加入している保険の期間が終了しても、希望すれば更新前に契約していた保険内容で同じ保険に再び加入することが出来ます。

更新の有無は加入している保険のタイプによって変わってきますが、更新する際に今の保険が自分に本当に適しているのか、保険料を払いすぎていないかなどを改めて確認することが出来るので、保険の見直しをする際にはとても良い機会です。

4.1 更新ごとに保険料が高くなる

更新型の生命保険は保障内容を変更しなければ月々の支払保険金額は大きくなっていきます。

月額 合計額(10年間)
20歳で加入時の保険料 4,290円 514,800円
30歳で更新した保険料 4,920円 590,400円
40歳で更新した保険料 8,400円 1,008,000円
50歳で更新した保険料 17,340円 2,080,800円
60歳で更新した保険料 37,170円 4,460,400円


となっています。

その支払額に負担を感じないようなら問題はないのですが、「こんなに高い保険料なんて支払えないよ・・・」という場合には保障内容の見直しをして月々の支払保険金を少ない契約内容に変更しなければいけません。

4.2 保障内容を変えるべきかの判断方法

保険金は高額になるといっても保障の金額を減らすのに不安を感じる方もいると思います。

なので保険金の額を見直す場合は現在の自分に万が一のことがあった時、いくらの保険金が必要になるのかを算出してから判断するようにしましょう。

当然ですが、一家の大黒柱として働く時期と子育てが終わって落ち着いた時期では家族に残すべき必要な保険金の額は異なってきます。

保険金は「いくら欲しいか」ではなくて「いくら必要か」で選択することが重要なので支払いに余裕がある方でも更新の際は一度確認しておくことをおすすめします。

4.3 生命保険の更新をする際に検討すべき保険期間タイプ

生命保険には更新型はもちろん、更新がない契約期間のタイプもあります。

それぞれ特徴があり、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

4.4 1年更新の短期保険の場合は損?それとも得?

では「更新型保険を短期間だけ利用すれば得になるのでは?」と思われる方もいると思います。

確かに更新型保険を短期間だけ利用するのありだと思います。

定期保険の中には1年更新の短期保険があります。

このような保険は短期間の保障のために利用するなら、特に損することはないでしょう。

ただ、それを乗り継いで長期の保障を得るという場合だと、あまりお勧めすることが出来ません。

ごく短期間で更新する保険であっても、更新型保険に変わりはありませんので払込累計保険料は高くなってしまいます。

つまり長期的に保障が欲しい場合は、更新型保険は損してしまう可能性があるので注意しましょう。

 

5.生命保険の更新時に保険料を抑えるポイント

生命保険の更新時は、今の自分自身の環境と保険が合っているかどうかを確認し、見直しを行うのには良いタイミングであるというのは間違いありません。

そこで生命保険の新規加入時や更新時に保険料を抑えるための見直しのポイントを紹介していきます。

ただし、もし、今現在、病気にかかっていた場合、新たな保険には入れなくなるということもあるので注意が必要です。

5.1 更新の必要がない先の長い保険を選ぶ

これは死亡保障だけの保険の例ですが35歳の男性が65歳までどのタイミングで亡くなったとしても、死亡保障が2,000万円おりる前期型のタイプの保険があります。

これだと、月額保険料は35歳~65歳の間、6,000円~8,000円程度でずっと変わりません。

こういうタイプの保険を選ぶと、途中何度かある更新の煩わしさや保険料高騰に悩まされることはありません。

5.2 保障額が徐々に下がっていく保険を選ぶ

その時々の必要保障額は、それぞれの家族のライフスタイルと関係していて、減少していく傾向があります。

例えば、もし今1歳の子供がいれば、これから20年以上も世話をしていく必要がありますが、20歳の子供であれば大学を卒業するまでの数年間で済みます。

その分だけ必要な保障額は減っていく傾向にあり、そのために大きな保障が必要な期間は時の経過とともに徐々に保障が減っていきます。

保険金額も今の状況に合わせて徐々に減っていくタイプの保険を選択すればかなり保険料は抑えられます。

このタイプの保険で最もメジャーなものは「収入保障保険」といいます。

例えば35歳の男性が保険に加入して65歳になるまでにどのタイミングで亡くなったとしても毎月20万円の死亡保障が年金のように降りる保険になります。

この収入保障保険を選ぶと、月額保険料6,000円~8,000円で加入できます。

万が一加入してすぐに死亡したとすると20万円×30年×12ヶ月=7,200万円となり、最大で7,200万円の死亡保障金がおりる計算となります。

このタイプの保険も途中で何度かある更新の煩わしさや保険料高騰に悩まされることはありません。

5.3 複数の商品を比較して選ぶ

保険の新規加入や見直しで新たな契約をする場合に重要なのは複数の商品を比較するということです。

例えば非喫煙だと保険料が安くなるものがあるなど、それぞれの保険は特性があり、似たような保障で倍近くの保険料になってしまう事さえあります。

医療保険や死亡保険、がん保険などそれぞれの保険商品ごとに自分の今の状況にあったものを複数の商品を比較して検討することをお勧めします。

 

6.更新型生命保険の見直しのポイント

更新型の生命保険をそのまま更新したら、今の保障内容は変わらずに保険料だけが上がってしまいますから、一般的にはそのまま更新はせずに見直しをすることが多いです。

ですが、見直しとはいってもただ単純に保障額を下げて保険料を下げるというのでは、必要な保障まで削ってしまい、いざという時に役に立たない恐れもあります。

更新型生命保険の見直しにあたって大事なポイントは保険料と必要な保障のバランスをとることです。

6.1 保険料の見直し

「更新後の保険料を知って見直しを決めた」という方は実際多いのですが、普段生命保険のことを考える機会はそれほど多くはありませんから、この際、どれくらいの保険料が適切なのかを考えてみる良いチャンスです。

加入した時と比べて収入が増えているのであれば保険料に回せるお金も少し増やすことが出来るかもしれません。

6.2 保障内容の見直し

保障内容を見直すには、必要保障額の把握と不要な特約の解約の2点を考える必要があります。

必要保障額の把握とは自分と家族にとって、「いくら」の保障が「いつまで」必要なのかを把握することが必須です。

これが分からないとどのような生命保険が必要なのかが分かりません。

オーダーメイドの洋服を買う時に体の採寸をするように、生命保険の見直しをする場合も、まずは自分が抱えているリスクの大きさをはかる必要があるということです。

ただし、これは中々簡単にできるという事ではないので、専門家に手伝ってもらうようにしましょう。

次に不要な特約の解約です。

保険証券を見ると、おそらく特約の欄に色々な特約が書かれているのが分かると思います。

それら一つ一つの特約が自分にとって本当に必要なのかどうか、また、他に加入している生命保険と重複していなかどうかを見直して、不要なものは解約することです。

重複に気づかないケースでよくあるのが全労災や県民共済、郵便局の養老保険についている入院保障、学資保険の育英年金です。

学資保険の育英年金は親に万が一のことがあった場合におりる保険金ですから、親が他の生命保険で十分な保障を確保しているのであれば不要です。

6.3 更新型の生命保険を見直しする際の注意点

では更新型生命保険の見直しをする際に、ぜひ気を付けて頂きたい注意点があります。

それは全期型にはない更新型特有のもので、お金のロスに直結しかねないものですから、見直しをする際にきちんと把握されることをお勧めします。

例えば30歳で10年満了、80歳まで更新するタイプの定期保険に加入したとしましょう。

10年ごとに更新ですから、40歳、50歳、60歳、70歳時が更新のタイミングとなります。

40歳の時の保険料は加入した30歳と比べて、それほど高くはなりませんが、更新回数が増えるにしたがって、保険料の上がり方も大きくなっていきます。

60歳や70歳の更新時には、加入時の保険料の数倍となり、支払うにはとても現実的ではない金額になることも珍しくありません。

また終身保険等の貯蓄性のある保険とは違い、更新型の保険は貯蓄性が無くて解約しても戻ってくるお金はありません。

これは、更新型の目的が「安く大きな保障を確保する」ことによるためです。

老後の生活資金等も見据えて見直す場合は100%死亡保障目的の更新型保険から、どれだけ貯蓄性のある保険にシフトさせるかも合わせて考える必要があります。

 

7.生命保険の転換

定期付終身保険への転換には基本転換方式、定期保険特約転換方式、比例転換方式の3種類の転換方式があります。

どれを選択するかで保険料やその後の配当金に差が生じてしまうのでよく確認しないといけないポイントなのです。

7.1 基本転換方式

現在の契約の転換価格を転換後の契約の主契約(終身保険)の一時払保険料として充当する方法です。

これまでの契約で終身部分に積み立てた部分をそのまま終身保険部分に充当します。

次の定期保険特約転換方式、比例転換方式に比べると保険料は高くなります。

また返戻金が大きくなります。

旧契約の積立金(転換価格)としてこれまで苦労して積み立てた金額は、生命保険の見直し後においてもそのまま積立金として残ることになります。

7.2 定期保険特約転換方式

現在の契約の転換価格を、転換後の契約の定期保険特約の一時払保険料として充当する方法です。

これまでの契約で終身部分に積み立てた部分を掛け捨てとなる定期保険の一時払い保険料に充当します。

これまで積み立てた金額を使い切ってしまうのです。

基本転換式に比べると保険料は安くなります。

もちろんその分の積立金は少なく将来の解約返戻金も少なくなってしまいます。

保険料が安くなる点は魅力でしょうが、これまでの積み立てを使い切ってしまうという事実をしっかり認識しなくてはいけません。

旧契約の積立金(転換価格)として、これまで苦労して積み立てた金額は、見直しによる結果としてこれから10年間(定期保険部分が10年更新なら)で使い切ってしまいます。

転換後契約の保険料は安く見えますが、それはこのためであり、つまりこれまでの苦労してきた積み立てた金額が自動的に取り崩されているためです。

7.3 比例転換方式

現在の契約の転換価格を、転換後の契約の主契約(終身保険)および定期保険特約の一時払保険料として充当する方法であり、基本転換方式と定期保険特約転換方式との折衷案となります。

 

8.生命保険の見直しや更新のタイミングは?

では生命保険の見直しや更新のタイミングはいつなのでしょうか?

8.1 結婚や出産を機に再検討する

1つ目は結婚や出産のタイミングです。

これは乗り換えも同様で何だか携帯電話のように他社に移るようなイメージを持たれる方も多いようですが、保険の場合は、必ずしもそうとは限りません。

同じ会社の中でも自由自在に乗り換えることが出来て、しかもガラケーからスマホに移行するように加入者にはメリットがあれこれあるというものではないのです。

なのでこうした専門用語に振り回されないようにその意味を把握しておくことはとても大事なことなのです。

確かに生命保険というのは、万が一の時のための大切な自分や家族のライフラインにも大いになりえるものなので、必要保障額が大きく変わる結婚や出産が一つの見直しのタイミングだと言われています。

それとはまったく別に、更新時期が再検討するきっかけとなるタイミングなのはよくあることです。

それよりもライフスタイルが変わったことを営業が察することは難しいのに対して更新はむしろ、彼らの方が契約者本人よりも早期に知ることが出来るために正に今がチャンスとばかりに近づいてきます。

結果的に考えたくなくても強制的に考える機会を与えられてしまうのです。

8.2 住宅ローンと団体信用保険への加入

それに時より保険を再度チェックし、本当に今の自分たちを守ってくれるものなのかどうかを主婦や親子で討論することは大切なことです。

因みに、住宅購入に際して、これからは一段と責任が重くなると思いきや、真剣に生命保険の見直しを考えられる方も大勢いるでしょう。

大抵の方はローンを組んで家やマンションを購入されることでしょう。

だったら全くもって心配はご無用です。

何しろ、今時の住宅ローンには必ずと言っていいほど団体信用保険の加入が義務付けられています。

逆に軽いうつ病などで精神科に通院中であるといったような状態だと年収は十二分にあっても、それが理由でこの団信の審査が通らない可能性もあります。

そして夢のマイホームが持てないという事例が相次いでいるからです。

そのために少しでも節約したい本音を忠実に若干安価なプランにされてもいいくらいなのです。

いかなる場合でも正しい見直し方や選び方が出来なければ、その意味も効果も全くなくなってしまいます。

8.3 終身に付帯した生命保険の更新

最も分かりやすいのは更新であらかじめ保険期間の決まっている定期型の商品にはつきものです。

例えば主契約の死亡保障が終身保険であっても、付帯している生命保険は10年から15年契約の更新型の定期保険であることはよくあることです。

なので必ず更新の時期がやってきます。

そして健康状態こそ問われませんが、その時点での年齢で再契約されますから保険料は大幅にアップすることでしょう。

ですので無用に感じるのであれば取り外すとか、保障の金額を減らすなどして、月額を抑えなければ後に家計を圧迫する可能性は低くありません。

なのでこのタイミングで生命保険の見直しを行いましょう。

8.4 新しい商品で改めて契約を交わす転換

ただ切り替えというのはこの更新と似たような意味ではなくて既存の契約を一旦解除して新しい商品で改めて契約を交わすというものです。

いわゆる転換のことで、特に終身型保険については元々、その時期なんてありえないものなのです。

そして乗り換えは別の保険商品に加入することであり、既存の契約も残したままであれば単なる追加なのですが、それを辞めてこちらでとなると、こういう形になるという訳です。

これは転換と同じだと思われますが実はそうではありません。

8.5 解約返戻金と下取り

転換というのはそもそも、以前の保険を解約すると契約者に返ってくるはずの解約返戻金を、今度の保険の預金として払い込む方式でこれを下取りといいます。

早い話で新築の家の購入や新車を買う際に、今住んでいる家や、今乗っている車を処分してもらい、そのお金を販売価格の中から差し引いてもらうのと同じです。

そのために新旧ともに同一生保会社の商品でなければいけません。

こうしたところから時に切り替えと称されます。

それに対して乗り換えは同じ会社でも他社でも可能になります。

なので貯蓄型や積立型の終身は、払い込み済みの保険料から発生する返戻金があり、そこに配当金が加わるとそこそこの金額になります。

するとその分が効いて大幅な割引になり、月々の支払いは減額することは珍しくありません。

結果、得になると言われれば、なるほどと納得してしまい、あっさり切り替える方が後を絶たないのです。

 

9.まとめ

これまで生命保険を更新する際の注意点や更新型と全期型、終身型の保険の違いや更新型の保険のメリットなどを紹介してきました。

一番必要なものは自分の加入している保険の内容を詳しく理解すること、自分に適している保険は他にもあることを考えて、様々な可能性を考えることです。

このようなことも考えて更新するかしないかを判断するのが大切ですのでしっかりと生命保険とは向き合って考えるようにしましょう。

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