投資信託の売り時っていつなの?投資信託の基本から売り時について詳しく解説!

購入した投資信託は、含み益が出ているときに売却すればいいのでしょうか?

実はそうとも限りません。

今回は投資信託の基本から「売り時」について詳しく解説してまいります。

1.投資信託とは?

悩む女性

まずは、投資信託とはどのような金融商品なのかについて解説します。

1.1.投資信託とは、少額でもプロに任せた分散投資を行うことが可能な金融商品

投資信託の仕組みは、個人・法人を問わず投資家から集めたお金を1つにまとめ、1本の「ファンド」を組み、運用のプロである「ファンドマネージャー」が不動産や株式、債券などに投資・運用し、そこから得た利益を分配金として投資家に各自が出した金額に応じて払い戻します。

特徴として、1ファンドの中に、投資先としてファンドマネージャーが選んだ、複数の金融商品が組みこまれていることが挙げられます。。

主に有価証券であります株式や債券などですが、日本国内だけでなく、海外の場合もそれらの発行元の組織はあるため、海外への投資も間接的に行うことができます。

簡単に言いますと、この金融商品は

  • 元手が少額でも
  • 間接的に
  • 様々な金融商品に分散して
  • プロに委託した

投資ができるというメリットを持っています。

図示すると次のようになります。

投資信託の仕組み

1.2.投資信託の利益はこう決まる

お金の山

市場の開いている間、株や債券は常に値動きのある商品と言えます。

投資信託は投資先として株や債券を組み入れた商品です。

そのため、1日に1つの「基準価額」として、それら金融商品の時価評価をもとに計算されたうえで公表されます。

これが、投資信託の売買金額となりますので、利益は値上りによって、損失は値下がりによってなります。

また、投資信託には決算がファンドごとにあり、「分配金」といって、運用して得た収益を投資家に、保有口数に応じて分配する仕組みがあります。

2.初心者が知っておきたい投資信託のメリット・デメリット

ボールを持つ人

まずは投資信託のメリットとデメリットを理解しておきましょう。

2.1.投資信託のメリット

投資信託のメリットとしては、次の3点が挙げられます。

①元手が少なくても、少額で投資ができる

②投資先や時間の分散ができる

③プロに委託して運用できる

それでは、これら3点について詳しく解説します。

2.1.1.元手が少なくても、少額で投資ができる

投資信託の販売会社によっては、500円~1,000円からスタートできますので、元手が少なくても、少額で投資ができるというメリットがあります。

また、投資先が個人では手をだしにくいところであったり、本来小口では買うことのできない株や債券であったとしても、ファンドを組むことによって投資することができます。

2.1.2.投資先や時間の分散ができる

「分散」は投資では大切なことです。

投資する商品の価格が日々変動する場合には、異なる値動きをする「株と債券」などに分散してお金を掛けることによって、それぞれの利益と損失をカバーしあうことができます。

さらに、買うタイミングによって同じ商品でも価格が変わるため、時期を毎月の引き落とし等でずらして少しずつ買いたすことによって、リスクとしての高値掴みを減らすことができます。

このように、分散がしやすいのはメリットです。

2.1.3.プロに委託して運用できる

初心者が自分で投資する場合、どの商品のどの銘柄を買うかを決めたり、売買を値動きに応じて行うことは難しいことですが、ファンドマネージャーが投資信託なら行ってくれます。

そのため、投資信託の売買の知識や手間、時間を省くことができますから、初心者や、忙しい人には大きなメリットになるでしょう。

2.2.投資信託のデメリット

ペケを作る女性

続いて投資信託のデメリットととしては、次の2点が挙げられます。

①元本保証がない

②運用管理費用(信託報酬)がかかる

これらの2点について解説します。

2.2.1.元本保証がない

投資信託の元本保証については、投資先が値動きのある商品ですからありません。

考慮に入れておく必要があるのは値下がりのリスクです。

2.2.2.運用管理費用(信託報酬)がかかる

投資信託は、運用代行をプロによって行う仕組みですので、そのための手数料がかかります。

いずれも金額は一律ではなく、各ファンド・投資信託によって異なりますが、購入時には、「購入時手数料」を販売会社に支払い、保有している間は、「信託報酬」が運用会社や販売会社の管理費用として発生します。

3.投資信託の種類とリスクを下げる選びかた・始めかた

笑顔の男性

現在、日本では、6,000本あまりの投資信託が買えますが、そんなに多くあるのならどうやって決めればよいのか迷ってしまいますよね。

これから、実際にどうやって投資信託を選べばいいかを見ていきましょう。

3.1.投資する「地域と商品」の組み合わせと配分で、リスクのレベルが決まる

腕組みをする男性

投資信託の投資先は一般的には4種類あります。

そして、それぞれのリスクとリターン(収益)の大きさは連動しています。

通常、投資は、株と債券にしますが、日本国内と海外でさらにそれぞれの商品は分類できます。

つまり、分散される代表的なものは、

  • 国内株式
  • 海外株式
  • 国内債券
  • 海外債券

です。

ほかにも「不動産投資信託(REIT)」と言って、国内外の不動産に投資するものなどもありますが、オススメしたいのは、まずはこの4種に絞り、これらを分散して持つことです。

次に、それぞれのリスクとリターンを見ていきます。

当然のこととして、株より債券のほうが値動きが安定しておりリスクとしては低めですが、リターンもその分低めです。

ハイリターンが期待できるのはハイリスクのものほどできますが、安定性を重んじてローリスクのものを選べば、ローリターンになります。

ローリスクでハイリターンはありえません。

投資先を4種に配分して、リスクとリターンを自分がどの程度望むのかを考えて持つことです。

悩んだらすべてを25%ずつから始めても良いでしょう。

そして、少し積極的に利益を狙うなら大枠として、国内外で株式を70%、債券を30%でそれぞれを半分ずつにするなど決めます。

この配分のことを「ポートフォリオ」と、呼んでいます。

次は、イメージ図です。

ポートフォリオの図

3.2.お任せで始めたい人は「バランスファンド」に、自分で選ぶ人は「運用スタイルと手数料」に注目しよう

笑顔の女性

4種類の投資信託を自分で組み合わせて買うのは大変だ、と思った人にオススメしたいのは、「バランス型ファンド」と言って1本のファンドの中で株式や債券を組み合わせたものの購入です。

バランス型ファンドには、あらかじめ比較的中庸をいくポートフォリオが組まれた投資信託です。

メリットとしては、希望の配分で投資先が組みこまれているファンドを選ぶことで、1本の商品で自分でポートフォリオを組むことなく、分散投資が手軽に実現できることです。

3.3.自分で商品を選ぶ人は、投資信託の「運用スタイルと手数料」にも注目しよう

指で丸を作る女性

4種類の配分(ポートフォリオ)を決めたとしても、それぞれ膨大な商品がありますから、選び方が分からないと思います。

また、差が運用成績を見ても、よくわからないと言うような時に参考になるのは、投資信託の運用スタイルと、それに連動している手数料率です。

次の2種類に、大きく投資信託の運用スタイルを分けるとなります。

  • インデックス型
  • アクティブ型

英語で「指標」のことをインデックスと言いますが、「インデックス運用」は特定の指標を決め、連動することを目指すものです。

リターンについて市場平均値を上回ることを目指す商品は「アクティブ運用」です。

なお対象となる指標は、各商品別に、代表的なものについて例を挙げておきます。

  • 株価指数

日本:日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)

米国:ダウ平均株価、NASDAQ総合指数、S&P500

  • 債権指数

日本:NOMURA-BPI

米国:リーマン・ブラザーズ米国総合インデックス

世界:シティグループ世界国債インデックス

投資信託の運用スタイルに関係しているのは、運用コストです。

運用管理費用(信託報酬)は投資信託を持っている間、毎日支払われる費用です。

ファンドによっても異なっていますが、インデックスファンドは運用管理費用が低い傾向にあり、0.3%前後から1%未満程度です。

アクティブファンドはほとんどが1%を超えるものです。

手数料についてアクティブファンドの成績が良けれ高くてもいいのですが、商品にはインデックスファンドの成績を越えられないものも多くあります。

特に理由がなければ、利益をより多く出しやすくなって相対的に手数料率が低い商品を選ぶことをオススメします。

最近の商品には、「ノーロード(手数料なし)」のものもあります。

初心者が迷ったとしたなら、手数料が低いファンドを優先的にポートフォリオに組み入れていくことでしょう。

3.4.投資金額は、余裕資金で決める

お金と電卓

続いて、金額はどれくらいで始めるかを考えます。

ここで大切なことは投資金額は余裕資金で行うことです。

余裕資金と言いますのは、次の2点に当てはまるお金のことを言います。

①可能性として生活資金に充当することや、数年~10年くらいの単位で利用する予定のないお金

②もし損をして減ることがあったとしても困ることのないお金

以上2点に当てはまるお金と定義します。

20代、30代は資産作りのための時間の余裕がありますから、長期で考えることを前提にして早めにスタートすることです。

ある程度のリスクは取って、毎月無理なく買い増ししていくことです。

それは、利益が大きくなる時期を待つことなく、解約を突然しなければならなくなることを避けるためです。

また、始めるに当たっては、はじめにある程度のまとまったお金を用意する方法や、支払いを月々の積み立てで行う方法がありますが、オススメしたいのは、月々積み立てを定額で行う方が分散投資の観点からもオススメします。

ただし、安い株価の時であれば、はじめに多少まとめて買っておいてから、買い増しを積立方式でしていく折衷パターンも良いでしょう。

3.5証券取引口座を開く

説明を受ける夫婦のイラスト

投資信託を買おうとするなら、証券取引口座を開かなければ買うことができません。

口座の開設は、銀行や証券会社、ネット専業の証券会社で無料で持つことができます。

手数料の傾向としては、一般的には、ネット専業企業のほうが割安といえます。

また、オンライン取引をネット専業企業は前提としているので、店舗での対人アドバイスやサポートはありません。

しかし、利便性としての銀行・証券口座間のやり取りや、Webサイトの取引ページやツールの使いやすさ、情報提供等について高い部分があります。

4.損切りの目安を明確にするだけで知らないうちにお金が儲かる秘密とは

子供とお金

投資をするうえで『損切り』と言う言葉は、あまりうれしくない言葉です。

資産を投資で大きく増やす人と、減らす人がいます。

その大きな違いのひとつが『損切り』に対しての考え方と言えます。

投資法について自分なりの方法がなく、損切りをやみくもに繰り返していては、資金はいつまでたっても増えることはありません。

いわゆる「損切り貧乏」になってしまいます。

大損しないためには、自分で明確に損切りの目安をルール化し、日々の取引はそれを守って行うことです。

また、資産もおのずと増えていきます。

結局、投資で成功するほとんどの人は『損切り』を上手く使っているのです。

4.1.『損切り』とは、どういうことなのか?

グラフの説明

『損切り』とは、自分が購入した株式、先物、FX等の金融資産が、値下がりによって損失する場合に、損失を最小限にとどめるために、株等を損失額の少ない段階で処分すると言うことです。

株式投資の世界では、利益を上げるための最大のポイントは、この損切りができるかどうかなのです。

株式市場から、撤退する人の多くは、この損切りができず、投資資金をなくしてしまうのです。

なぜ損切りが株の世界で重要かというと、常に株価は変動していますので、利益を上げることもあれば、損をすることもあるからです。

投資家の期待心理とは、「損をしてもいつかは回復するだろう」「今、株は値下がりしているが、そのうち値上がりするだろう」といった

ことを言います。

「プロスペクト理論」という行動心理学で株の世界では説明されますが、初心者にとって、難しい理論はともかく、株式投資の鉄則として「損は早めに処分する」ことにして始めたいものです。

図を使ってご説明します。

買いの場合を例に取ります。

プロスペクト理論の図

ソフトバンク株が9,000円の時に、100株買ったとすると、購入時の計算は、

9,000円×100株=約定代金90万円

ですから、90万円の価値があります。

そして、それから5,000円に値下がりすると、

5,000円×100株=50万円

ですから、50万円しか価値がなくなります。

ここで損切するとマイナス40万円という計算になります。

また、手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対して、『空売り』とは手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことをいいます。

空売りを行うのは、株価が高く、これから下がることが予想されるときに行って、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るものです。

また、空売りの場合は、値下がりすれば利益になりますが、逆に上昇してしまうと、損失が発生します。

例えば

損切りの説明

ソフトバンク株が5,000円の時に、100株空売りをしたときの計算は次のように、

5,000円×100株=約定代金50万円

となりますから、空売り時は50万円の価値があります。

しかし、ここから、10,000円に上がりしたとすると、

10,000円×100株=100万円の価値になってしまいます。

値上がりすると、空売りのときはマイナスになってしまいますので、ここで損切するとマイナス50万円という計算になります。

『損切りをする』というのは、このように、売りでも買いの場合でも、『評価損(損益がマイナスの状態)で損失を確定する』ことです。

4.2.確実にお金を失ってしまうのは損切りができない人

顔をしかめる男性

株式投資の世界では、確実にお金を失ってしまうのは損切りができない人と言われています。

これから、どういう意味なのかを解説して行きます。

4.2.1.相場の悪魔が心のスキに入り込む

よ言われていることに、相場には“悪魔”がいるということです。

ほとんどの人は、はじめから、株式投資や、FXを損をしようと思っていないはずです。

それは株式投資や、FXを始めることは「お金を増やそう」、「利益を上げたい」と思ってるからです。

“そんなあなたの“心のスキに悪魔は”入り込んできて、あなたのお金を奪おうとするのです。

個人投資家を窮地に陥れる大きな要因がこの“心理的抵抗”なのです。

4.2.2.「損をしたくない」という心理的抵抗が最大の敵

どんな人でも、心理的に損失を被ることには抵抗が働きます。

損切りすることに、この“心理的抵抗”によってためらい、含み損が結果として拡大し、大きな損失につながっていきます。

最悪の場合、よくある話として株式投資、FX投資を継続させることができなくなることなのです。

ほとんどの場合が、損切りの実行をしなかったり、大幅に『損切り』が遅れたことで、結果として大金を失っているのです。

4.2.3.昔から今なお繰り返される投資での失敗

投資での失敗は何十年も、何百年もの昔から同じようなことが、今なお繰り返されています。

繰り返される失敗の理由の1つとして、もっとも大きな要因は、過剰な「損をしたくない」という心理のためではないでしょうか。

しかし、資金管理上、株式投資でもFX投資、その他の金融商品に関わるすべての取引では、『損切り』を行うことは絶対と言えます。

相場の世界で、『損切り』をしっかり行っている投資家ほど確実に収益を上げているのです。

4.2.4.「損をしたくない」という心理

「儲けたい」という心理が「損をしたくない」「損切りができない」という心理の裏側にあります。

現在被っている含み損について、

「株価は、証券会社の推奨だから必ず上がるはず」

「株価はもう少し様子をみれば、きっと上がるはず」

「業績がよい会社なので、株価はもっと上がるはず」

というように、正当化して、なお且つ、あたかも『必ず儲かる』というように自己暗示をかけているのです。

個人投資家が投資資金を失う最大の理由は、何度も述べますが、遅れた損切による、含み損の拡大なのです。

4.2.5.進行性の“ガン”といえる「含み損」

「含み損」というのは、例えれば進行性の“ガン”と言えます。

摘出を一刻も早くしなければ、ガンは全身に転移して死に至ってしまいます。

全く同じことが投資にも言えます。

事前に決めた範囲を含み損が超えたなら、即、切る必要があります。

株式投資、FX投資というゲームで生き残るためには、「儲けたい」「損をしたくない」という思いを断ち切らなければできません。

このような心理状況にならないためには、“視点を変える”ことで可能となります。

5.視点を「儲けたい、損をしたくない」から、「元本を守る」という視点へ“シフト”する

グラフの説明をする人

誰しもが考えている、「儲けたい、損をしたくない」と言うことから「元本を守る」ということに考えを変えることによって結局は、「損をしない」ことになります。。

これから、詳しく解説いたします。

5.1.『確実に損切り』を実行するためのアドバイス

握手をする人

相場全体の数パーセントしか、株や為替取引で勝ち続けている人や生計をたてられている人はいないと言われています。

そして投資経験のある人の大半が、資金を損切りが遅れたことでなくしてしまい、相場からの「撤退」を経験しています。

「儲けたい」、「損をしたくない」という視点から、「元本を守る」という視点へのシフトをしなければ、『損切り』を確実に実行することはできません。

5.2.『自己正当化』の賜物は塩漬け株

首を痛める人

どうしても利確や損切が遅れてしまうのは、「儲けたい」、「損をしたくない」という視点で売買を繰り返すことです。

最悪の場合、その株を大きな含み損を抱えたまま、長期間放置することになってしまいます。

このことを“塩漬け株”と一般的にいいます。

実はこのように“塩漬け株”を個人投資家の大半は抱え込んでいます。

なぜそうなるかは、先ほど述べた通りです。

しかし、視点を「元本を守る」ということで売買することで、含み損を許容範囲が超えるまで抱えこむことも少なくなるでしょうし、何より、ムダな売買を減らすことができるはずです。

5.3.視点を「儲けたい、損をしたくない」から「どうすれば元本を守れるのか?」に変える

顎を支える人

株式、FX等では、当たり前のこととして2連敗、3連敗が起こります。

したがって、破産に直結することは含み損を拡大させることです。

しかし、しっかりと損切りを許容範囲内ですることで、損失を次のチャンスで取り戻すこともできるのです。

しかし、マネーゲームは資金を失ってしまえば、それで終了してしまいます。

したがって、資金を絶対に減らしてはいけないのです。

大切なことは、心の中に謙虚さを利確や損切りをするときには持つことです。

大事なことは「どうすれば元本を守れるのか?」という視点に「儲けたい、損をしたくない」という視点から変えることなのです。

6.投資信託の売り時はいつ?

窓口での説明

金融商品の利益を得るためには、購入したらいつかは売却するものです。

しかし、投資信託の「売り時」は含み益が出ているときとは限りません。

6.1.投資信託を売るタイミング、いつがいい?

投資信託協会のデータによると、2017年12月末現在の株式投資信託の純資産総額は111兆1920億円となり、過去最高となりました。

株式投資信託の純資産総額が過去最高となった理由は、日本の株式市場が値上がりしたことに加え、NISAでの投信の積立が注目されたりiDeCo(個人型確定拠出年金)の対象者が広がったり、投信購入の個人の増加も考えられます。

また積立NISAも2018年1月から始まり、投資信託の個人の購入はこれからますます増えそうです。

6.2.投資信託が値下がりした! いま売るべき?

チャート図

日経平均株価が2018年2月上旬、大きく下落しました。

この株価下落について言われていることは、「調整」、つまりちょっと勢いよく上がりすぎちゃったのでいったん冷静な価格まで戻ったものと言うことです。

規模や期間の違いはあるものの、調整はたびたび起こるもので、経済状況の大きな変化がなければ調整されたあとはまた値上がりしていきます。

日本株式に投資している投資信託の多くも今回の株価下落で、値下がりしました。

自分が持っている投資信託が値下がりして、不安になり、投資はこれだから嫌だと思った方もいるかもしれません。

そんなときに「投資信託ってどういう商品だった?」ということを思い出してほしいのです。

個別の株式に投資しているなら、売買は市場の変化を見ながら行っていくことが必要です。

でも投資信託の良いところは、面倒なことをすべてプロ(ファンドマネージャー)がやってくれるところです。

事情があっていますぐ売らなければいけないのでなければ、値下がりしているときに、わざわざ売る必要はありません。

6.3.売って、そのあとどうするの?

ホワイトボードと女性

売却してほかの投資信託を購入するというのは有効なことは、

「投信の運用がまったく上手くいっていないので整理したい」

「外国債券に投資する投信が好調で、自分の資産の半分近くが気づいたら外国債券になってしまった。これでは資産のバランスが悪いので、少し売って日本の株式に投資する投資信託を買い足したい」

などという場合です。

しかし、

「値下がりして不安だから売ろう」

「値上がりしたからとりあえずいったん売ろう」

という人の中には、「何か別の投資信託を探して買おうかな」という人がいます。

しかし、売却して、また似たような何かに投資するというのなら、コストが少なくてすむのは、売却しないで今の投資信託を持ち続けることです。

売却には、かさんでいくコストとして、購入手数料や解約時の信託財産留保額があることを忘れないでください。

値下がりが一時的にしたとしても、運用を上手に行っている投資信託をわざわざコストをかけてまで売るなんて必要はないですよね。

基本的に運用が上手な良い投資信託なら、安く買い増すチャンスは値下がりした時とも言えます。

6.4.投資信託の売り時とは?

親指を立てる男性

投資信託の売り時とは、次のようにお金が必要となったときです。

「家のリフォームが必要かな」

「再来年には子どもが大学受験だ」

このように、売却は、お金が必要になる時期が近づいてきたら必要な分だけすればよいのです。

投資は、先述しましたように、

  • 当面は使わないお金で行う
  • 時間をかけて資産を育てていく

と言うことが基本です。

上手に売るのが、「来月までの一カ月」では困難でも、「数年後までに」というのなら大丈夫ではないでしょうか。

使用時期があと数年で来ると思ったら、売却を基準価額が高いと思われる時期に行って、ちょうど使用予定時期に満期がくる国債や定期預金などに預け換えておくことです。

このとき、禁物なことは欲を出して「売却は一番値上がりしているところでするぞ!」とすることです。

一番の高値の予測など非常に困難なことです。

売却を一度にする必要はありません。

方法として、一部売却を利益が出ている時期にして資産を安全性重視のものに変え、残りは引き続き運用を続けます。

そして、しばらく経って同じように一部売却を利益が出ている時期にして資産を安全性重視のものに変える。

というように、数回に分けて使用する時期までに売却していってもよいのです。

優れた投資信託は、資産を長期にわたって増やしてくれるものです。

「信じて託す」という気持ちで長くつき合うことをオススメします。

7.大損を回避するための投資術6ヶ条

財布のイラストと手

投資する誰しもの思いは投資信託で大損をしたくないということです。

最後に、6つの項目に分けて大損を回避するための投資方針や具体的な方法を解説します。

7.1.アクティブ型よりもインデックス型中心にする

投資信託には2つの型があります。

それは、アクティブ型とインデックス型です。

インデックス型の運用は、平均株価や株価指数などと連動するように行われます。

アクティブ型は高いリターンを狙い、運用対象を成長分野や特定のテーマに絞り込みます。

言うまでもなく安全性が高いのは、重きを分散投資に置いているインデックス型です。

インデックス型であれば株式市場の回復や経済の成長がそのまま基準価額に反映されるますので、株式市場がリーマンショックから回復を果たしたことからも分かるように、市場や経済の回復を見込むこともできます。

7.2.投資信託でも分散投資を徹底する

お金と手

分散投資は、投資のリスク管理において基本中の基本と言えます。

投資信託は、もともとリスク分散を複数の運用対象を組み合わせることによって図られていますが、安全性をさらに高めることが投資のしかたによってできます。

投資信託の銘柄の中にはバランス型といって海外と日本とを組み合わせたものや、債券と株式と組み合わせたものなど、異なるカテゴリーにまたがって運用されているものがあります。

よくある状況としては、「株が上昇している一方で債券は下落」ということですが、その場合であってもリスクが相殺されて影響を受けずに済むのは、株と債券に投資をしているバランス型です。

その他にも、リスクを分散する方法は、日本株式型と海外債券型をご自身で同時に保有するなどたくさんあります。

7.3.NISA、つみたてNISAで収益を20%アップさせる

人差し指と電球

投資信託を購入するのであれば、税金の優遇制度のある、NISAやつみたてNISAといったものを検討したいところです。

なぜなら、この制度を利用することで、対象の投資信託で一定の投資範囲であれば運用益に対する約20%という税金が非課税になるからです。

大損を回避するという意味においても、実質的に20%運用益が多くなるのですから、大いに一考の価値はあります。

非課税になるのは、NISAは5年間、年間120万円まで、つみたてNISAは20年間まで年間40万円までです。

この範囲内の投資規模であれば検討することをオススメします。

NISAとつみたてNISAが適用されるのは投資信託を、それぞれ、証券会社が用意している専用口座を開設してそこで購入することです。

7.4.毎月分配型は基本的にスルー

積み木

投資信託の中のタイプには、分配金が支払われるものがあります。

その中でも毎月分配型がとりわけ人気です。

毎月一定の分配金が購入口数に応じて出ます。

このため、始める人の多くは、毎月のお小遣いがもらえるという感覚の要ですが、実はこれにはカラクリがあります。

毎月分配型投資信託の多くに言えることは、投資家から集めたお金を払い戻しているだけというタコ足ファンドといってことが多くて、投資家が結果として儲からないのです。

運用成績に悪影響を及ぼしていることは、分配金を毎月のように出しているために運用原資を確保しにくく、運用の選択肢が限られてしまうことも言えます。。

毎月分配型は大損をすることはないかも知れませんが、安定的に投資信託で利益を出すためには基本的に無視した方が良いと思います。

保険会社にしろ投資信託会社にしろ、商品販売会社が損をしてまで購入者に金を儲けさせるというようなところは皆無なのです。

7.5他人が勧めてくる投資信託に優良銘柄なし?

先述したことと同じように、古くから言われていることは、儲け話を他人にわざわざ教えてくる人はいないということです。

投資信託にも同様のことが、この古くからの教えは言える部分があります。

金融機関がなぜ投資信託を勧めてくるのかというと、投資家目線で利益を出すことが優先されているとは思えないでしょう。

目的は、販売手数料や信託報酬であると言わざるを得ません。

ネット証券などでは販売手数料についてはノーロードといって無料になる場合も多いので、やはり投資信託で確実に利益を出していくためにベストなことは、自分で選び、自分で行動するということなのです。

7.6.投資信託とは中長期的な視野で付き合う

チャート図

投資信託の性格は、今まで述べてきましたように、利益を短期売買で上げるというものではありません。

投資信託に適していることは、長期保有することによって、利益をじっくりと積み重ねていくことです。

短期的な価格変動に動揺することなく、長期的な視野に立って短期的な価格変動に一喜一憂をすることなく付き合いましょう。

超短期売買の象徴的な存在としては株のデイトレードやFXのスキャルピングが挙げられますが、こうしたトレードとは投資信託は対極にあると考えてください。

売買を短期的な値動きでしていると、一番価格が低い時に売ってしまい、大損を招く可能性も高くなります。

8.まとめ

街の人々

投資信託の基本から売り時について詳しく解説してきました。

価格に変動があるのが投資信託です。

やり方によっては、大損をする可能性もあります。

生兵法は大怪我のもとと諺でも言われています。

投資信託について知り、売り時や買い時をきちんと見極めることができてから、投資信託を始めることをオススメします。

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