人生には大きなライフイベントがありが、その中でも結婚は、これまでの生活に加えて新たな人生を築くための大切なイベントです。
結婚は煌びやかな結婚式に大好きな人との生活で気分もうきうきしてしまいますが、結婚後の生活には沢山お金がかかります。
そのために必要なイベントと費用を知り、後で後悔することがないように準備しておきましょう。
結婚後もお金がかかるイベントは盛りだくさん
結婚した後の大きなイベントとしては、子供を育てる、家を買う、老後の生活などがあります。
必要なお金を知り、誰がどのようにお金を管理するかを話し合うことは夫婦仲を保つためにも大切なこと。
子育てやマイホームの購入、老後の夢に向けてお金を溜めて充実した生活が送れるようにしましょう。
家計簿は最近のアプリを使うことで手軽にいつでも見てチェックすることができます。
普段から手帳やアプリでお金の入出を把握し、無駄な出費はないか気にかけましょう。
1.出産・育児の資金
結婚後にくる最初の大きなイベントと言えば「出産・育児」。
子供は生まれれば年間100万円かかるというデータや、高校から大学までで1,000万円かかるとも言われています。
子供の出産手当は平均で50万円で、育児手当は月に10,000~15,000円ほど出ますが、良い学校に行かせたい、市立に行かせたい、外国の学校で学ばせたいとなるとそれだけで大きな金額が必要になります。
子供は一人頭1千万以上かかることを想定して出産・育児に臨みましょう。
また、子供は二人、三人となればそれが2倍、3倍になることも把握し、計画的な貯金を行いましょう。
2.マイホームの資金
マイホームの金額は2,501〜3,000万円が全体の21%と最も多く、次に3,001〜3,500万円が18%となっています。
およそ半数の人がマイホームに3000万程かかる一方で、マイホームを購入する際には頭金が必要となります。
これは世帯年収や家の種類によっても異なりますが、3000万円の家を10年で購入する場合は、購入金額の3割で900万程の頭金が必要になります。
この費用を10年で溜めてその後、ローンとして30年・35年と払っていかなければいけないのです。
家はアパートで毎月こつこつ払っていくのもいいですが、長期的な目で老後まで安心して暮らすとなると一軒家の方が安くなります。
アパートのままでいいのか、新築で購入するのか中古にするのか、家はどんな様式にするのか相談してみましょう。
3.老後の資金
老後には夫婦で月に25万円必要になるというデータがあります。
また、安心して老後を過ごすには3,000万円あるといいともされています。
リタイア後の主な収入は年金収入で、厚生年金は月に14.5万円であるのに対して、国民年金は5.4万円(平成26年)。
年金の受取は65歳となっているので、60歳で退職した場合にはこの間に再就職して働くかどうかも考えなければいけません。
一方、退職金は大学卒(管理・事務・技術職)で1,567万円、高校卒は1,184万円~1,470万円となっています。
ただし4社に1社はもらえないことも多いようです。
事前に退職金についても確認しておきましょう。
4.貯蓄の仕方
結婚した以上、お金は夫婦の共有財産となります。どのように使うか、貯蓄するかも二人で話し合うことが大切です。
お金の使い方でいえば、奥さんがお財布の紐を握り、旦那さんはお小遣い制にするという管理の仕方もあれば、家賃を旦那さんが払い、光熱費や食費を奥さんが払うという方法もあります。
他にも給料の1割を貯蓄に回して、あとはストレスが溜まらない程度に使うという考えもあります。
自分達のお財布の中身とこれからのイベントや夢に合わせて相談しながら貯蓄しましょう。
貯蓄のポイント
貯蓄は年収にもよりますが、合計年収の10%、できれば20%以上を貯めていければその後の人生が楽になります。
どうしてもお金を使ってしまう時にはお小遣い制以外にも、夫婦で支払の内訳を考え金銭感覚の違いを減らす、金銭感覚の甘えを互いに捨てる、貯金専用口座を作る、掛け捨てではない貯蓄用の保険を使う等の相談や対策が必要です。
まとめ
結婚後の生活にはお金が沢山かかります。働き方も共働きにするのか、旦那さんが外で働き奥さんが家を守るのか、子供はいつごろ欲しいか、家はどうするか、最初に話し合っておくことで結婚後の生活を安定させることができます。
また、必要な費用をお互いに話しておくことで結婚後の価値観の違いも避けることができます。
定年後の生活に関しても都心暮らしか田舎暮らしか、行きたいところはあるか等も話しておくことで楽しみながら貯蓄をすることができますよ。
結婚したら夫婦のお金の使い方も再び検討して夫婦生活をよりよいものにしましょう。