結婚をしすると、子どもが欲しい。
そう思うと次に出てくるものとして「子育てにどのくらいのお金がかかるんだろう・・・」と考える方も多いかと思います。
特に妊婦さん、ママさんなど、子育てにいくらお金がかかるのか気になる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもが生まれてから12歳まで、小学校6年生までにかかるお金(子育て費用)についてまとめました。
各年齢でかかるお金は違います。
さらには世帯の収入であったり、進学する学校などによっても費用は変わっていきます。
そのあたりを踏まえ12歳までにかかるお金をみていきましょう。
はじめに
注意事項として1つお伝えしておきます。当記事で掲載する金額は第1子の平均値になります。
お金のことを取り上げるので書かれた金額が読まれた方全員に当てはまる、または当てはまっていたというのは難しいと思います。
すでに12歳までの子育てを経験されている読者の中には「こんなに子育て費用はかからなかった」、または「いやいや、これ以上の費用がかかりますよ」という意見が出てくると思います。
子どもの進路、さらには地域などによって金額は上下します。
そのため皆一概に当てはまるわけではありません。
しかし、平均値とは言え知っていると知っていないでは差はあります。
知っていることで将来の子育て計画などの参考に出来ると思います。
是非参考にしていただければと思います。
結論:12歳までに約1400万円かかる
結論から言うと12歳までにかかる子育て費用は約1400万円になります。
この数字は以下のリンク、内閣府のWebサイトに掲載されている「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」の調査結果に記載されています。
平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF)
以下に記載する金額についても上記リンク先にある資料をもとにしています。
小学生までの金額なのでさらにその先である中学生、高校生、大学生と進学していけば子育て費用は増えていきます。
次に年齢別でどのくらい子育て費用がかかるのか見ていきます。
年齢別教育費用
各年齢を以下のように分け12歳までの子育て費用がどのくらいかかるのか見ていこうと思います。
- 0歳〜2歳(未就園児)
- 3歳〜5歳(保育所・幼稚園児)
- 6歳〜11歳(小学生)
0歳〜2歳(未就園児):約252万円
0歳〜2歳(未就園児)では年間で約84万円かかるため、これが3年間となると総費用は約252万円となります。
この期間で費用が多い項目として「生活用品費」、「子どものための預貯金・保険」。
生活用品費は年間平均で約14万円、子どものための預貯金・保険は年間平均で約19万円になります。
子どもが生まれ幼稚園に入るまでおむつ、ミルク、服などで生活用品費はかかるようです。
因みに生活用品費はこの時期が一番高く年齢があがるにつれ徐々に減少。
預貯金・保険については子どもの今後のこと(病気・進学など)を考え支出が多い項目になっています。
子どもが小さいうちからコツコツと貯金していくことが大切です。
3歳〜5歳(保育所・幼稚園児):約366万円
3歳〜5歳(保育所・幼稚園児)では年間で約122万円かかるため、これが3年間となると総費用は約366
この期間は保育所・幼稚園に入るというということもあり保育費が圧倒的に費用が大きい項目になります。(年間平均で約38万円)
保育費にあたる保育園の費用、幼稚園の費用についてはそれぞれ違います。
保育園の費用は住んでいる自治体によって、さらに世帯の収入によって違ってきます。
収入が多いほど、保育園の費用は上昇。
世帯が収めている住民税の額が支払う金額を決める判断基準になっており、住民税額が○万円~△万円なら保育料は××円というように、階層に応じた料金の設定がされています。
兎にも角にも保育園の費用については住んでいる自治体に確認するのが一番です。
因みに全国的な平均は月2万円〜3万円です。
幼稚園の費用については保育園と違い法律で「学校」と位置付けられているので費用は一律。
しかし、幼稚園の種類で公立・私立があるのでこの選択で差がでます。
公立幼稚園の年間費用は149,544円(ひと月あたり12,462円)。
私立幼稚園の年間費用は367,355円(ひと月あたり30,613円)。
公立と私立で約2倍の差があります。
未就園児の時に多かった生活用品費・子どものための預貯金・保険は激減とまではいかなくても減少傾向になります。
6歳〜11歳(小学生):約690万円
6歳〜11歳(小学生)では年間で約115万円かかり、それが6年間となると費用総額は約690万円かかることになります。
ただし、年間費用は3歳〜5歳の時と比較すると安くなっています。
小学生になるとこれまで出てこなかった学校教育費が出てき、年間平均約11万円の費用になります。
それと成長期ということもあり食費が約28万円、学校外での費用(教育費、活動費)が約20万円の費用になっています。
3歳〜5歳時にかかっていた保育費が一気に減りその分学校内外での費用に使われる形になります。
計画的な貯蓄が大切
年齢が上がるにつれ支払う費用、種類は変化。
そして住んでいる地域によっても費用は違ってきます。
土壇場でお金を用意することは難しいため、早めの段階でご自身のご家庭の場合、いくらかかるのか見積もりを立て、予算を貯蓄されることをおすすめします。