維持費だけではない!軽自動車は自動車保険料もとっても家計にお得!

ここ最近特に人気のある軽自動車。普段の維持費も普通車と比べて安価ですが、実は自動車保険料も普通車と比べて安いことをご存知ですか?

通常の維持費に加えて、自動車保険も安いとなると家計にはとてもやさしいですね。

そこで今回は、今人気の軽自動車と普通車での保険料の違いをご紹介していきましょう。

家族で複数の自動車を持つご家庭も増えているからこそ、家計に優しい軽四自動車の維持費用の仕組みをしっかりと理解していきましょう。

1:増え続ける軽自動車

夜の街と自動車

車を運転していると周囲の車の多くが軽自動車だったということも多いのではないでしょうか。

でも、軽自動車がどの程度増えているかを意識したことがありますか?

ここ最近では、軽自動車の性能もUPしてきていますので普通車よりも軽自動車を選ぶ人もいます。

最初にご紹介しておきたいのは、軽自動車がどの程度、選ばれているか。についてです。

1-1:軽自動車の保有量動向

では、最初にこちらの数字をご紹介していきましょう。

集計が開始された昭和41年と現在を比べると数倍の台数を所有されていることがご理解いただけると思います。

年 別

軽自動車全体

軽乗用車

軽貨物車

全自動車

登録自動車

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

保有台数

前年比

昭和41(66)3月末

2,230,872

21.2

30.8

411,753

30

18

1,819,119

19.4

42.8

7,248,027

20.1

5,017,155

19.6

31(19) 〃

30,807,207

0.8

39.4

22,324,893

1.2

36.1

8,482,314

-0.3

70.8

78,139,997

0.3

47,332,790

-0.1

その台数増加は、現在も止まっていません。以下の表を見てください。月単位での保有台数については、数字に前後がありますが結果的には増加傾向になります。

月 別

軽自動車全体

軽乗用車

軽貨物車

全自動車

登録自動車

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

占拠率

保有台数

前年比

保有台数

前年比

平成31(19)1 〃

31,049,806

0.9

39.6

22,478,519

1.4

36.2

8,571,287

-0.5

71

78,500,813

0.2

47,451,007

-0.1

2 〃

31,063,132

0.8

39.6

22,498,655

1.3

36.2

8,564,477

-0.5

71

78,536,996

0.2

47,473,864

-0.1

3 〃

30,807,207

0.8

39.4

22,324,893

1.2

36.1

8,482,314

-0.3

70.8

78,139,997

0.3

47,332,790

-0.1

4 〃

30,927,894

0.8

39.5

22,424,394

1.2

36.2

8,503,500

-0.3

70.8

78,258,780

0.3

47,330,886

-0.1

令和1(19)5 〃

30,989,465

0.9

39.6

22,476,144

1.3

36.3

8,513,321

-0.2

70.9

78,307,424

0.3

47,317,959

0

6 〃

31,050,949

0.8

39.6

22,523,045

1.2

36.3

8,527,904

-0.2

70.9

78,425,189

0.3

47,374,240

0

7 〃

31,091,070

0.8

39.6

22,557,147

1.2

36.4

8,533,923

-0.2

70.9

78,490,076

0.3

47,399,006

0

この様に世の中では、軽自動車の台数は格段に増えてきています。

実際に、年々新しい軽自動車が発売されています。

より高性能、より利便性や安全性がUPしています。より性能がよくなり、かつ、普通自動車よりも安価となれば人気がでるのも当然ですね。

1-2:軽自動車が人気の秘密

では、改めて軽自動車が人気なのはどうしてか。その秘密をご紹介していきましょう。

軽自動車が人気①|購入単価が魅力

普通自動車との最も大きな違いは、購入単価ではないでしょうか。ここ最近は、数多くのおしゃれな軽四自動車が発売されています。以前と比べると格段に、性能そのものが良くなり中距離であれば、問題ないと感じる方も少なくはないでしょう。そして、以前に比べて男性は大きな車、女性は軽四自動車という概念自体がなくなりつつあります。

しかし、購入単価の側面を見ると、やはり軽四自動車は普通車に比べて安いというのは変りません。もちろん、オプションを付けてしまえば別の話になります。確かに性能がUPしてきた分、数年前に比べると軽四自動車の購入単価は上がってきていますが、それでも普通車に比べると求めやすいのは、大きな魅力になります。

軽四自動車が人気②|維持費に魅力

この後もご紹介しますが、軽四自動車は購入時だけではなく維持している間も普通車に比べると魅力満載です。

購入費は一時的な場合もありますが、ローン等を組んで購入した場合には、普段の維持費が安いと家計にはとても楽です。

ローンは、固定金額になるため家計のやりくりとしても固定費として考えやすいのですが、維持費は別です。利用すればするほど高くなります。ある意味、遊びに行く、ドライブをすることを考えるとその分ガソリン代が掛かりますよね。ということです。

やはり、軽四自動車は普通車と比べて維持費が安価で済むというのも魅力の1つです。

軽四自動車が人気③|小回りが魅力

「細い道でも楽々と走る。」そんなCMを見たことがありませんか?軽四自動車は、小回りの面でも人気があります。普通車は大きいから運転が怖い…という女性は意外と多くいます。軽四自動車は、コンパクトな分小回りが利きます。それは運転が苦手な方、地域的に細い道が多いかたに人気が出る秘密でもあります。

この様に、そう言わればそう。等と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。費用面、利用する側面の両方から考えても、今、軽四自動車は人気なのです。

2:軽自動車の維持費用はどの程度?

パソコンと自動車のおもちゃ

では、今度は実際の維持費についてもご紹介していきましょう。軽四自動車が人気である部分でもご紹介した内容です。そこを、詳しく見ていきましょう。

ここでご紹介するのは、あくまでも1つの目安です。決して、この通りで間違いがないということではありませんので、参考として見ていきましょう。

項目

費用
(年間)

算出方法

駐車場代

都内¥377,160

31,430円(月平均)×12

全国¥95,172

7,931円(月平均)×12

ガソリン代

¥85,300

《算出根拠》

・年間走行距離10,000km

・ガソリン単価128円

・燃費は15km/L

※ガソリン単価は年単位で公表されている数字を参考にしています。

保険料
(
任意)

¥49,057

20歳~65歳以上の平均

※ここについては、以降でもご紹介します。

軽自動車税

¥7,200

2015年3月31日以前登録 7,200円

2015年4月1日以降登録 10,800円

※金額の見直しがされています。

車検代

¥62,470

《算出根拠》

・車検
自賠責保険料:26,370円

重量税:6,600円

整備費用

¥8,500

12ヶ月点検費用
※法令で定められている項目を実施時

消耗品費

¥40,000

消耗品の利用頻度により異なる

上記項目について、もう少し補足しておきましょう。

補足①|駐車場代

想像の通り駐車場で最も高額になるのは、東京都です。平均駐車場代(月額)は31,430円

逆に一番安価なエリアは長野県で4,036円

全国平均としては7,931円になります。

駐車場については、軽四、普通車で金額の差は生まれません。実際には、駐車場を借りるか借りないかの違いでしかありません。もちろん、自宅にとめることが可能な場合には、駐車場代は¥0となります。

補足②|ガソリン代

燃費を比較することになります。最近では、以前に比べて格段に燃費が良くなっています。また、軽四自動車も普通車と同じ様に燃費の良い構造となってきています。一度に入るガソリンの量は、普通車の方が多いのですが結果としては、走行距離により変動することになります。

補足③|公的費用

公的費用とはつまり自動車税のことです。車検の際にも支払うので車検代は高いというイメージを生みやすくなります。ここは、普通車に比べて格段に安くなります。

総排気量

軽自動車

普通自動車

1ℓ以下

1.0ℓ超~1.5ℓ以下

1.5ℓ超~2.0ℓ以下

2.0ℓ超~2.5ℓ以下

2.5ℓ超~3.0ℓ以下

・・・

6.0ℓ超

自動車税

10,800円

29,500円

34,500円

39,500円

45,000円

51,000円

・・・

111,000円

この図を見て頂くこと一目瞭然といえますね。

この様に自動車税の部分では、かなりの金額差がでてくることになります。

その他の部分では、「消耗品」の費用については、何をどの程度使うかにより変動してきます。これは、普通車も同じです。

3:軽自動車の保険料相場とは?

電卓とお金と自動車のおもちゃ

では、最も気になる軽四自動車の保険料についてみていくことにしましょう。

3-1:軽自動車の保険料相場

一般的に自動車保険に関する保険料は軽四自動車の方が安いとされています。それは、具体的にどの程度でしょうか。

(参考例)軽四自動車車両ありなしの違い

軽自動車

普通自動車

車両保険なし

24,000円

26,900円

車両保険あり

38,200円

47,500円

新車の場合で比較した1つの参考例です。1つの参考にして頂きたい対比となります。諸条件でここでご紹介する金額に違いが出てきます。「軽四自動車 車両保険なし」を基準として、保険料の差額を目安として算出しています。

軽四自動車の保険料相場として、年間の平均的保険料をご紹介しましょう。昨年度の数字となりますが、公表されている保険料の平均額は以下の通りです。

用途

車種

平均年間保険料

平均月額保険料

軽四輪自動車

軽自動車

49,057

4,088

この数字を高いと思いますか?安いと思いますか?自分の加入している自動車保険料と比較してみてください。

ここ最近の保険料の動向もご紹介しておきましょう。

自動車保険統計

平均年間保険料

平均月額保険料

2011年度

44,487

3,707

2012年度

46,817

3,901

2013年度

46,382

3,865

2014年度

47,147

3,928

2015年度

52,387

4,365

2016年度

50,479

4,206

2017年度

49,057

4,088

多少の前後はありますが、この様にある程度の金額を推移していることが分かります。では、実際に普通車の維持費なども参考に、どの程度の違いがあるかも見ていきましょう。

3-2:軽自動車と普通車との保険相場の違い

既にご紹介している軽四自動車の維持費と比較してみましょう。基本的には同じ項目で比較していきます。

項目

費用
(年間)

算出方法

駐車場代

都内 ¥377,160

31,430円(月平均)×12

全国 ¥95,172

7,931円(月平均)×12

ガソリン代

¥106,700

《算出条件》

・年間走行距離10,000km

・ガソリン単価128円

・燃費は12km/L

※ガソリン単価は年単位で公表されている数字を参考にしています。

保険料
(
任意)

¥75,000

20歳~65歳以上の平均

自動車税

¥39,500

車検代

¥98,440

《算出条件》

・車検+自賠責+重量税

自賠責保険料:27,840円

重量税:24,600円

整備費用

¥10,000

12ヶ月点検費用
※法令で定められている項目を実施時

消耗品費

¥60,000

消耗品の利用頻度により異なる

もう1つご紹介したのが、今人気の「コンパクトカー」です。コンパクトカーについても維持費を見ていきましょう。

項目

費用
(年間)

算出方法

駐車場代

都内 ¥377,160

31,430円(月平均)×12

全国 ¥95,172

7,931円(月平均)×12

ガソリン代

¥64,000

《算出条件》

・年間走行距離10,000km

・ガソリン単価128円

・燃費は12km/L

※ガソリン単価は年単位で公表されている数字を参考にしています。

保険料
(
任意)

¥75,000

20歳~65歳以上の平均

自動車税

¥34,500

車検代

¥88,440

《算出条件》

・車検+自賠責+重量税

自賠責保険料:27,840円

重量税:24,600円

整備費用

¥10,000

12ヶ月点検費用
※法令で定められている項目を実施時

消耗品費

¥50,000

消耗品の利用頻度により異なる

軽四自動車と比べて、維持費の違いがご理解頂けますか?少し違う角度でも比較してみましょう。 

項目

軽自動車

普通自動車
(3ナンバー)

普通自動車
(5ナンバー)

駐車場代

都内 ¥377,160

都内 ¥377,160

都内 ¥377,160

全国 ¥95,172

全国 ¥95,172

全国 ¥95,172

ガソリン代

¥90,000

¥168,750

¥112,500

保険料(任意)

¥67,042

¥75,000

¥75,000

自動車税

¥7,200

¥45,000~¥111,000

¥39,500

車検代

¥62,470

¥100,000~120,000

整備費用

¥8,500

¥15,000

¥10,000

消耗品費

¥40,000

¥80,000

¥60,000

合計 / 年間

都内 ¥619,402

都内 ¥810,910~¥876,910

都内 ¥710,924

全国 ¥337,414

全国 ¥528,922~¥594,922

全国 ¥428,936

こうして見て頂くとより分かり易いと思いますが、車の大きさにより維持費には違いが出てきます。

もちろん、保険の内容や利用頻度、利用内容により維持費は異なります。

そもそも自動車を保有する用途、目的が何かという点により維持費が異なってきます。当然ですが、利用すればするほど、ガソリン代やオイル交換の費用が増えてきます。結果的には、いくら平均的な維持費が安い軽四自動車でも、普通自動車以上に利用すれば維持費は高額になるということです。

《補足:維持費を安価にするためには》

ご紹介している維持費の内容は如何ですか?

確かに普通車の維持費は高い。軽四自動車なのに、この数字よりも維持費がかかっている等、いろいろと感じられたのではないでしょうか。

ご紹介している前提として、現在は軽自動車と高級車に大きく二分化している時代と言われています。軽四自動車は普段用に、プライベートには大きな車と使い分けをしている背景もあると想定されます。しかし、どちらにしても自動車の維持費が高くなると楽しめないことに変わりはありません。また、家計の負担を考えると維持費を下げたいなどの希望もあります。そこで、参考として維持費を下げる方法、見直す方法のポイントをご紹介しておきましょう。

自動車維持費の削減①|車を保有する?

そもそも論です。車を保有するかどうかという点から着目しましょう。普段どの程度の自動車利用を必要としているかから考えるのも1つの視点です。普段は自動車を利用しない、バスや電車通勤なので自動車を利用することはイベントの時のみ。などの場合には、自動車の保有自体をせずレンタカー等を利用するのも方法の1つです。いくら利用する頻度が少ないと言っても、保有していることで自動車税も発生しますし定期的に車検などのメンテナンスは必要です。それを利用する時だけレンタカー等で代用する方法です。

自動車維持費の削減②|車の燃費を見直す

場合により、車の燃費に着目して自動車を選ぶのも方法です。古い車や高級車の中では、燃費が低い自動車もあります。維持費を考えると車の燃費に着目して自動車を選ぶのも1つの方法です。

この車の燃費以外に観点として「エコカー減税」についても意識してみると良いでしょう。現在では、各自動車メーカーが発売されていますので車の選びしろがないということはありません。また、デザインや性能も格段にUPしてきています。現在では、コンパクトカーも自動車販売企業の主力商品であるが故に力を入れているのです。

自動車維持費の削減③|軽四自動車を利用する

普通車から軽四自動車に乗り換えるのも1つの方法です。必ず発生する費用(自動車税、車検費用)等が安価に済むことを考えると②も意識して自動車自体を乗り換えるのも1つの方法です。確かに思い切りが必要な手法ですが、利用用途を見直す方法として考えてみるのも方法です。

自動車維持費の削減④|維持費の最大ポイント「ガソリン代」

これは、既に実施されている方も多いのではないでしょうか。有人のスタンドとセルフでは、セルフの方がガソリン単価は安くなります。そして、クレジットカード、ポイント利用などでも、1L当たりの単価が下がります。1回、1回では数円かもしれませんが、年間を通じて比較すると、その効果がぐんと分かり易くなるでしょう。一番お得なのは、やはりクレジットカード利用でしょう。1L単位での値引き率も高く、そして、ポイントも付くことになりますのでダブルでお得になります。

この様に、直ぐにできる維持費削減のポイントから開始してみてはいかがでしょうか。

自動車維持費の削減⑤|車検の見直し

車検の料金は定期的に、ある程度まとまった費用が掛かります。この費用は、まとめて支払いをすることで、ある程度の費用を準備しておく必要があります。その費用を見直すのが、「格安車検」「ユーザー車検」などのサービスを利用することです。車検とは車の健康状態を管理する健康診断の様なものです。以前であればプロの整備士しかできませんでしたが、少しでも車検費用を安く上げたい方や車が好きな方には「ユーザー車検」を利用する方法があります。私たちはプロではありませんので、不安であれば、車屋にお願いする方法を選択することになります。しかし、現在では「立会車検」も含めて様々な車検方法があります。こうした方法を活用して維持費の中でも高額となる車検費用を削減してはどうでしょうか。

維持費を削減する方法には、直ぐにできること。長期的に計画をすること等があります。結果的に、どれを選択するかはそれぞれのご家庭の都合によります。しかし、意識せずに利用するかしないか。この意識の問題で集まってくる情報は異なりますし、利用できる方法も変わってきます。情報がなければ削減方法を見つけることは出来ませんので、まずは情報収集から開始していきましょう。

4:軽自動車の保険料を安くするには?

お金を燃やす

では、今度は軽自動車に限定して保険料を安価にする方法、見直しをする方法についてご紹介していきましょう。

軽自動車保険料 見直し方法①|ダイレクト保険の利用

「ダイレクト保険」という言葉を聞いたことがありますか?「ダイレクト保険」というのは、インターネットを通じて加入する自動車保険のことです。ここ最近、ダイレクト保険は大人気です。インターネットでの保険加入は、簡易的に出来ることもあり一度は考えてみたことがある方も多いと思います。

このダイレクト保険は、外交員が介入しない分、保険料が安価である等の理由で、対面式で加入する自動車保険よりも安価に設定されています。多くの商品でダイレクト保険に初回介入には「10,000円キャッシュバック」「〇〇プレゼント」などのサービスを展開しています。このタイミングで加入するとよりお得になります。

軽自動車保険料 見直し方法②|月払いから年払いに

毎月支払いをする月払いと一年分を一括で支払う年払い方法にすることでの保険料がよりお得になります。月払いと比べると手数料が値引かれる分、トータルで支払う保険料が安価になります。

軽自動車保険料 見直し方法③|車両保険を付ける?付けない?

自動車保険の中で主軸となる補償は「対物・対人」と呼ばれる部分です。この対物・対人保険については、企業により「無制限」の設定を必須としている等、諸条件があります。そして、自動車保険に加入する意味もこの部分にあります。ということは、この保険内容を省くということは考えにくいですよね。

それでは、その他の内容で見直す部分となるのは「車両保険」と呼ばれる部分です。車両保険とは、自分の自動車に掛ける保険のことで交通事故等により車が破損した場合の修理費の補助として適用される補償です。この保険については、改めて必要かどうかを考えることも大事です。その理由は、車の時価に関係します。例えば、新車の場合には車の故障時には修理をした方がいいのです。それは、買い替えを考えること自体が少ないということ。逆に既に下取価格となる時価が低い場合には、修理をするべきか考える必要があるということです。つまり、車を直す必要かどうかということで車両保険の必要性が変わるということです。この車両保険の有無で保険料もかなり変わってきます。必要、不必要を考え車両保険の有無を判断しましょう。

ここでご紹介した内容は、軽四自動車の特化しているとご紹介していますが、実際には自動車全体に同じことがいえます。そして、これだけではなく「特約」自体を見直すことが大事です。不要なものは、不要として本当に必要な補償が何かということを考える必要性があります。生命保険と同じように「特約」を付けることで補償の範囲は格段に上がります。しかし、その分、保険料は正比例で上がっています。つまり、補償と保険料は関係性があるということです。

そして、いかに交通事故を起こさないかも保険料を見直すポイントでもあります。これも軽自動車、普通自動車に共通して言えることです。自動車保険には「等級」と呼ばれるランク付けの区分があります。この「等級」ですが、交通事故を起こすと下がり、安全運転で無事故であれば等級は上がります。この上がることで、保険料の割引率がUPするのです。つまり、保険料が下がるということです。しかし、これは簡単にできることではありません。自動車保険は年間での契約が基本です。この1年間の間に無事故であれば、保険の更新時に1つ等級が見直されます。これを繰り返すことで保険料は年々見直しされるという仕組みとなります。自動車保険の等級は、最大で「20等級」まであり自動車保険に加入する際には、「6等級」からの開始となります。これが年々、見直されるので最短で14年かかってしまいますが、等級の引継ぎ制度などもあり安全運転をしていることでお得になることに変わりはありません。

こうした方法を複数活用し最大限お得になる工夫をすることも大事です。

5:自動車保険の選び方

運転席の女性

最後にご紹介しておきたいのが「自動車保険の選び方」についてです。ある意味、生命保険を選ぶ手順に通じるものがあります。基本として以下のSTEPで自動車保険選びをしていきましょう。

STEP1:必要な補償とは?

生命保険を選ぶ際にも、自動車保険を選ぶ際にも、最初に行うこと。そして、最も大切なことがこの「必要な補償」を整理することです。

生命保険とは異なり自動車保険の場合には、通勤等で利用する際には「対物対人=無制限」などの条件を守る必要性があります。その他にも、車両保険が必要かどうか。つまり、自分自身が必要な補償は何かを整理することが必須です。広告を参考に、いきなり保険商品を決めるのではなく、最初にしっかりと必要な補償が何かを整理することこそが、最も効果的な自動車保険への加入方法です。その理由は、必要、不要の判断をすることで無駄な保険料を支払う必要がなくなります。商品選びの基礎の基礎が、この補償内容の整理です。ここの手間を省くことは、自動車保険選びの失敗となります。実際には、自動車保険が必要となるのは交通事故が起きた時です。しかし、この場面で自動車保険のありがたさや後悔をしても意味がありません。この場面で後悔しないためにも、まずは補償内容として必要な要素について整理していきましょう。

STEP2:保険商品の比較

必ず、複数の保険商品で保険料や補償範囲(補償内容)の比較をすることが必要です。車を購入した店舗で紹介される商品を迷う事なく選ぶこともできますが、保険料・補償範囲(補償内容)という視点を考慮すると複数の商品を比較することが必要です。既にご紹介していますが、ダイレクト保険に加入すると対面式よりも格段に保険料が安価になります。加入する前、更新が近づくタイミングで複数の商品を比較する様にしましょう。

特にダイレクト保険は、インターネットで簡単に保険料の見積やパンフレットの取り寄せが可能です。確かに、自動車保険のプロではありませんので商品について不明な点が出てくるかもしれません。その際には、各保険会社が用意しているコールセンターを利用することで疑問を解決することが可能です。

STEP1と同時に、このSTEPも手を省かない様にしましょう。

STEP3:保険商品を選ぶ

しっかりと比較した結果、保険商品を選びます。加入方法は、各保険会社により異なりますがダイレクト保険の場合には、インターネットで簡単に手続きが可能です。この際、気を付ける点は、保険商品を選ぶ際には継続して加入できるかどうかがポイントになります。往々にして、補償を厚くすることで保険料が高く家計を圧迫してしまうことです。自動車保険は、保険料を支払えないと一定期間を経過後、保険の有効期間を終了します。これを強制解約と呼びます。そうなると、保険の効果はなくなり万が一、交通事故が起きた場合にも補償範囲外(適用外)となり全く補償を受けれなくなります。これでは、自動車保険に加入していた意味がありません。

こうしたことが無いように、再度、加入する保険について確認をしてから手続きを行いましょう。

6:まとめ

綺麗な夕焼け

今回、ご紹介しているのは軽自動車に着目した内容です。維持費などの側面も含めて、今、多くの方が普通車よりも軽四自動車を選ばれています。選ぶ理由は様々ですが、自動車があることで、より便利に、よりプライベートを楽しむことが出来ます。だからこそ、様々な視点を意識して自動車保険を選らんでください。繰り返しになりますが、自動車を楽しむためには、いくつもの注意点があります。今回、そうした注意点をご紹介しています。この全てが、読まれている方に適用される訳ではありませんが、基本的な考え方としては有効です。今から自動車を購入する、自動車保険に加入する。今あるモノを見直す等、読まれている方の状況も様々ですので、今回ご紹介している情報を頭の中に入れておくことで最終的な選択肢が増えてきます。

自動車事故が起きてしまうことは、自分も家族もお相手にとっても不幸です。こうした不幸が起きないと言い切れる場合ばかりではありません。いかにこうした場面で、補償を受けることができるかを意識しておく様にしましょう。

軽四自動車は、どんどん良くなります。性能もスタイルも、そして燃費も改善されてきているからこそ、軽四自動車をより楽しんで頂きたいと思います。今まで以上に軽四自動車を利用することで生活の幅は広がることになるでしょう。これから発売される軽四自動車も、今まで以上により良い商品が発売されることが予測されます。より生活を充実させるために、そして、より安全な自動車生活を過ごすために軽四自動車を最大限に楽しめる準備をしてください。

もっと、もっと自動車ライフを楽しむこと。交通事故で悲しむことがない社会に近づくためには、運転者1人、1人の心構えにより現実化してきます。そうした社会に向けて、ご紹介している内容を参考にして頂きたいと思います。

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