「あなたの知っている保険の種類を教えてください」と聞くと、多く方は自動車保険・火災保険・生命保険・学資保険・傷害保険などが出てくるのではないでしょうか?
今、挙げた保険の種類だけで5種類挙げて見ました。
保険と一括りにすると、実はもっと種類があるんですよ。
今回は、その保険の種類を優しく、そして身近な保険をわかりやすく書いていこうと思います。
今回の解説で、今まで「保険って何か難しい」や「保険って言うけど何に掛ければ良いの?」とか保険に対するイメージや、ちょっとした疑問を解消していただける手助けになれば良いなと思います。
保険とは?
では保険とは一体何なのか。この基本から説明していきます。
保険とは、もしも万が一の事が起こった時に降りかかる、金銭的な負担から守る傘の様な物なんです。
例えば、自動車を購入したら自動車保険に入りますよね。それは何故ですか?
もし運転していて、人や物に当たってしまい、治療費や慰謝料、修理代を請求された時に困りますよね。しかもそれが高額であった時などは特に困りますよね。それにもし自分の車も、修理が必要な位の損害を受けたら困りますよね。
その為に、自動車保険に加入すると思います。
また、火災保険はどうでしょうか?
家を購入し家が燃えてしまったら、何処で生活をしましょうか。もしローンが残っていたらどうでしょうか?
その様な不安があるので、みなさん保険に入られますよね。
それは、自分の持ってる資産を守ろうとするからなのです。
資産を守る為に、少ないお金で対策をしておく。
そして万が一の事が起こった時に、保険を使い損害が出る前の状態に極力戻れるようにする。それが保険です。現状回復する為の物です。
ここ最近は、「事故の示談金が増額出来るかもしれません」などと、テレビなのでコマーシャルをしています。
これはそもそも、保険とは何なのか?を忘れている証拠です。
基本的な考え方は、損害保険に関しては事故が起こる前の状態に戻す事。生命保険は治療費の負担を軽減する事、もし亡くなられて、残されたご家族が路頭に迷わない為にする事。
それが基本的な保険の考え方です。
保険の種類
では保険にはどのような種類があるのかを説明・解説していこうと思います。保険には、物保険である「損害保険」と、人保険である「生命保険」があります。これが基本の種類です。
損害保険は文字通り、物に生じた損害を補填する保険です。主に自動車保険・火災保険・傷害保険がこの分野になります。
生命保険は、人の生死や病気に関する保険です。主に死亡保障保険・医療保険・がん保険・学資保険がこの分野になります。
損害保険
では損害保険についてもう少し詳しく話していきます。
損害保険と言えば、先ほども書きました、自動車保険・火災保険・傷害保険の3つに大きく分ける事が出来ます。
そして自動車保険と、火災保険はなじみがあると思いますので、あとで軽く説明します。
問題は傷害保険です。これはケガの保険ですが、意外にその他のネーミングでも出ています。例えば、「旅行保険」や「ゴルフ保険」も傷害保険の中の1つと思っていて良いです。しかし傷害保険は意外に身近な危険に対応してる保険なのに、加入してる方はそこまで多くないのです。
それは何故なのか?それも含めて、損害保険の3種類の保険を説明していきます。
自動車保険
自動車保険は、車を持ってる方やバイクを乗る方であれば、知っていると思います。なので、確認程度に見てもらえれば良いと思います。
自動車保険は主に、車両保険や対人・対物賠償や人身傷害の3つで構成されています。一番大切なのは、対人・対物の賠償責任に対応した補償部分です。
これは、自賠責保険(強制保険)自動車・バイク・原付で加入を義務付けられている保険ですが、これではカバーしきれない、対物部分や対人の自賠責の補償範囲を超える賠償額部分を補うためです。
そして人身傷害とは、運転者のケガを補償する部分です。なので、事故を起こした時に相手からの賠償がある場合は、その金額を引いた金額をカバーできます。因みに、同乗者がケガをした場合は、ご自身の自動車保険の対人賠償の部分から保険金の支払いがあります。これって保険屋さんでも知らない方居てます!!
そして、車両保険ですが、自動車保険の保険料のウエイトを占めているのはこの部分です。
まず車両保険は一般の車両保険と車対車限定の車両保険の2種類があります。
何が違うのかと言うと、一般の車両保険はご自身の車両(自動車)に生じた損害をすべてカバーしています。例えば、自損単独事故(車庫入れに失敗して車のバンパーが破損した)なども補償の対象になります。また、当て逃げ(家の前に停めていて、当て逃げされたので相手が居ない。)でも対象になります。なので、オールカバー型と思って貰って良いです。
対する、車対車限定の車両保険(エコノミーと言う人もいます)は、限定的にご自身の車両に生じた損害を補償するタイプです。例えば、他車との接触事故で生じたご自身の車の補償。落書き等による補償。
このタイプでは、自損事故は対象になりません。また当て逃げは相手が居てれば補償の対象になりますが、当て逃げなので、相手は居てませんよね?なので補償の対象から外れる可能性が高いです。
なので、新車を買って綺麗に乗り続けたい。と思うのであれば、一般の車両保険が良いですね。破損しても、保険で直すことが出来ますからね。
しかし、車両保険は高いから要らない。と思っている方。車対車ぐらいが入っておいた方が良いですよ。自動車事故で損害割合が100対0のケースは殆どないです。少しでも動いていれば過失が付くからです。
その場合、状況によっては、自分は悪くないのに、修理に自分のお金を使わないといけなくなります。そうなれば、車両保険入ってる方が安心できますよね。
そして、最近多いですが、地震・噴火・津波に起因する損害は、車両保険の対象から外れるので、「津波で流された」などは、保険金は支払われません。
でも保険会社によっては、特約を付ければ、対象になる保険会社もあるので、興味があれば、調べてみてください。
そして、自動車保険には、等級と言うものがありますよね。これは民間の保険会社では、1等級から20等級まであります。(共済さんなどはまた違う数え方がありますので注意してください。)
新しく保険に入った時は、6等級スタートです。そして1年間で保険金を支払うような事故を起こさなければ、1等級あがり、7等級になります。
そして20等級まで行くと、保険料も安くなります。保険会社からすると、一番いいお客さんですよね。
それに対して、事故を起こすと、3等級ダウンします。(1等級ダウン事故もありますが、大体保険を使う時は3等級ダウンするような事故なので、これで説明します)
そして、事故あり係数と言うものを3年間使用します。この事故あり係数とは、事故なしの係数よりも保険料が高くなる計算係数です。なので、事故を起こして保険を使い、事故あり係数を使っている期間は、保険料が高くなります。そして、それは事故なし係数の16等級と事故あり係数の16等級とは保険料が変わってくるという事です。数年前までは、事故の有無に関係なく、16等級は同じ割引率でしたが、公平性が保てないという事で、この様になりました。そしてその期間は3等級ダウンであれば3年間。その3年以内にまた事故を起こして3等級ダウンすれば、残り期間+今回の3年を加算します。
なので、事故が多い方ほど、高い保険料を払い続ける事になりますね。
そして例えば、3等級まで下がったから、違う保険会社で新たに入ろうと思っても、情報は流れているので、入れませんよ。入っても、3等級からのスタートになります。世の中甘くないって事ですね。
火災保険
次は火災保険について書いていきたいと思います。
火災保険もご存知の方が多いと思いますので、確認の為に読んでください。
火災保険は、その名の取り火災に対しての補償です。
そして火災だけでなく、基本的に火災・破裂・爆発・風災・水災・雪災・雹災に加え電気的機械的事故や、その他不足突発的な事故まで補償範囲が広がっているのが今の火災保険です。
そして、建物と家財道具に分かれています。なので、火災保険に入ってるから大丈夫と思っても、建物だけで家財道具に火災保険が掛かっていないって言うケースもごく希にあるので気を付けてくださいね。
では、どれくらいの金額設定が適正かをすこし説明します。
最近の火災保険は、新価価格と言う補償の仕方をします。この新価価格とは、再調達価格と言い、事故が起こった時に同じものを買うには、どれくらいの金額が必要かと言う評価をします。なので、建物でいえば、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートで単価が決まっており、その単価に建物の延べ床面積を掛けると、適正な価格になります。例えば、単価が10万円とし、延べ床面積が90㎡とすると、適正金額は900万円となります。
この単価は、地域によって変わりますので、保険屋さんのパンフレット等でご確認くださいね。
そして家財道具は、逆に明確な計算方法が無いので、おおよそですが、一人暮らしでも最低300万ぐらいになります。これが多いと思いがちですが、テレビをはじめとする電化製品やタンスなどの家具、そして着ている服などもすべて家財道具になりますので、家財道具の補償金額を決める際には、家の中を見渡して、いくらぐらいかを決めてください。
そして、1つで30万円を超えるような宝石などの貴金属や毛皮のコートや値段の付けようが難しい骨董品は、保険会社によって変わりますが、基本的には明記物件と言い、家財道具以外で申告しないと補償の対象になりません。限度額も保険会社によって違いますが、大体100万~300万ぐらいだと思います。
そして、火災保険は地震・噴火・津波による火災・埋没は補償の対象外になります。
そこで出てくるのが、地震保険です。
地震保険自体は、みなさん知っていると思いますが、地震保険は火災保険とセットでなければ、加入する事が出来ません。
この事を、意外に知らない方が多いのです。
そして、阪神大震災・東日本震災・熊本地震などを機に需要も増えて行ってるのも事実です。
地震保険は、基本的に住居を対象にした保険ですので、空き家・倉庫には掛ける事が出来ません。では、空き家の定義とは何なのか。
空き家と見なされるのは、家屋内に家財道具があるかないかが大切になってきます。家財道具があれば、人が住める状況になるので、地震保険を掛けよう思うとかけれます。
ではなぜ空き家に地震保険は掛けれないか。
地震保険の目的は、被災した時に当面の生活資金に充ててもらうための物になります。なので、地震保険の保険金額(補償額)は火災保険の50%がマックスなのです。ですので、建物にしても家財道具にしても、被災し全壊しても地震保険だけでは完全に復旧出来ないのです。
そして、結構気にする方が多いのですが、地震は広域の災害になり地震保険の支払いも相当な金額になります。ですので、保険は本当に払われるの?と思う方が多いと思いますが、地震保険に関しては、保険会社が政府(国)に再保険を掛けています。すこし解りずらいかもしれませんが、保険会社がさらに保険を掛けているので、支払い不能になる事は無いのです。
仮に支払不能になる様な震災規模で言うと、阪神淡路大震災・東日本震災・熊本地震と南海トラフ・東海地震などが一気に起こったぐらいの被害が出ない限り支払い不能には陥りません。
そして、これもあまり知らない方が多いのですが、地震保険は地域によって保険料が違います。そして数年に1回、保険料の改定が入ります。
これはその地域での地震発生リスクの裏返しです。地震保険料が高い地域は、今後地震が起こりやすい、起こりうる可能性が高いという事です。
そして、税金の話ですが、あまり馴染みがない方も多いと思ますが、確定申告や年末調整時に控除の話が出ると思いますが、地震保険料は控除の対象になります。因みに、控除とは住民税を安くできる事です。
この地震保険料控除は10年ぐらい前の税法改定で決まった事です。それ以前は火災保険料控除とし、年間の火災保険料が控除対象でした。しかし改定後は火災保険料ではなく、地震保険料控除になりました。これは、政府が税金を安くするから、地震保険には入っていて欲しいと言う裏返しです。政府は地震のリスクが増えてきていると見ている証拠ですね!
次に、もし火事が起きてしまった時や、近隣の火事の延焼で自宅に被害が生じた時の話をしていきます。意外に知らない方が多いので。
自宅で火災が生じ、近隣に延焼してしまった場合、近隣の家に対しての賠償義務が生じるか?という事です。これは、民法上は賠償義務を負わなくて良いとなっています。なので、近隣に対して民法上は何もしなくていいのです。しかし心苦しいので、少し迷惑料を持っていく事はありますが、本当はしなくていいんですよ!その為、近隣からの貰い火(延焼)で自宅が全焼してしまった場合は火事を出したところに行っても、仕方ないのです。なので自分で掛けている火災保険で対処しなければなりません。なので、火災保険は自分で出す火事もそうですが、近隣からの延焼にも備えると言う事にもなりますので、火災保険はしっかり入っておきましょう。
そして最後に、賃貸物件に入居する時も火災保険に加入すると思いますが、それは自分の家財道具に対しての火災保険です。
しかしこれは誰の為かと言うと、もちろん入居者の家財道具を守る意味が強いのですが、それ以外に、賃貸物件のオーナーさんを助ける保険でもあるのです。なぜオーナーさんを助ける保険なの?と思われるかもしれませんが、その特約が借家人賠償責任と言う特約です。
これは、民法上で入居者が火事を起こしたり、建物の内部を破損させたとき、原状回復し持ち主に返すという事が決まっています。
なので、賃貸マンションを退去する時に、修理代などを取られることが有るのはその為なんです。ではこの借家人賠償責任とはどういうものかを軽く説明します。
先ほどの説明の中に書きました様に、火災を起こしてしまった場合、原状復帰するのに数百万~数千万円かかる場合があります。これをオーナーが入居者に請求しても払えない場合があります。その時に保険会社からオーナーさんに支払いするのです。そして、もしその火災原因が入居者の重過失があった場合は保険会社が、入居者にオーナーさんに支払った金額を請求する事が、ごく希にあります。
重過失とは何なのか。例えば、天ぷらを揚げる為に天ぷら油に火をかけたまま出かけてしまって、火災が発生した。とか、あきらかに火災になるだろうと思われることが原因であれば、重過失になる事があります。
なので、火の管理は慎重にしてくださいね。
そして、賃貸物件に入居する時は火災保険に入ってくださいね!
傷害保険
次に、傷害保険を説明していきます。
傷害保険は、ケガに対する保険です。なので傷害保険に加入してる方は意外に少ないのです。
しかし「国内旅行保険」「海外旅行保険」「ゴルフ保険」「レクレーション保険」など聞いたことは無いですか?
これは全部傷害保険なんです。
では、傷害保険とは何なのか。
傷害保険とは、「急激」「外来」「偶然」っとこの3つに基づいたケガに対する補償です。なので、病気は対象ではありません。例えば、ぎっくり腰や捻挫や骨折での通院・入院は傷害保険の対象です。しかし腱鞘炎や靴擦れなどは、病気なので傷害保険の対象ではありません。
これが基本的な傷害保険です。
しかし傷害保険を加入するにあたり、ケガよりも需要があるのが、日常生活賠償責任の特約です。先ほどの火災保険で借家人賠償責任の説明しましたが、その特約とは名前は少し似てますが、内容は全然違います。
この日常生活賠償とは、日常生活において生じる損害賠償を補償します。と言う特約です。では、いったいどんな事がそれに当てはまるのだろう?と思われると思うので、説明していきます。
まず最近で多いのは、自転車の事故です。例えば、自動車事故であれば自動車保険がありますが、自転車同士の事故や、自転車と歩行者の事故で、相手にケガをさせてしまった。ケガでは無く、相手を死なせてしまった。などの時はどうしますか?
事故相手からは、治療費などの請求が来ます。そして自転車事故での判例も最近は多く出ています。そんな時に日常生活賠償責任の特約が役に立ちます。
それ以外にも、ベランダから誤って物を落としてしまって、下にいた通行人にケガをさせてしまった。などの日常生活における賠償責任を補償する特約です。これを目的に加入する方が最近は多いです。
自転車事故はここ数年で急激に増えてきているので、この保険内容も覚えおいてください。
そしてここからは、旅行保険・ゴルフ保険・レクレーション保険を少し説明しますね。
保険の中でも唯一「おめでとうございます」と言える保険がゴルフ保険なんです。ゴルフ保険とは、ゴルフ用品の破損・盗難はもちろんですが、プレー中にケガをしたとか、プレー中に前の組の人や他のプレーヤにケガをさせてしまった時の賠償責任も補償されますが、ホールインワン・アルバトロスをした時の保険でもあるんです。
ゴルフをされる方は知っていると思いますが、ホールインワンをすると、お金がかかるんですよね。それが何かの大会であれば、記念品を配ったり、パーティーをしたり、記念樹を植えたりと。そこに使った金額を補償してくれるのが、ゴルフ保険なんです。なので、何かあった時の保険の中で、唯一「おめでとうございます」と言える商品なんですね。
次に、旅行保険ですが、これも海外旅行や国内の旅行でも旅行会社に勧められると思います。
これは、その旅行中に生じたケガなどはもちろんですが、それ以外の目的で勧められます。まず国内外問わず、旅行に行くとお土産を買いますよね。その時に謝って高額な物を壊してしまった時には、賠償責任で補償します。
また海外なら飛行機が飛ばなかったことによる損害なども補償対象になる事があります。そして荷物の紛失等の補償がある保険会社もあります。
そして、海外旅行で多いのは、現地で急遽手術を伴う様なケガを負ってしまったり、感染症に罹ってしまったなどにも対応できます。
なので、旅行に行く時には、入っておいて損する事は無いと思います。
最後にあまり身近ではないと思いますが、「レクレーション保険」を説明します。これは、自治会や町内会の行事などで使われることが大半です。
基本的には傷害保険と同じです、参加者がそのイベントごとに参加している間にケガをしてしまった時の補償になります。
例えば、町内清掃であったり、地域のお祭り、仲間内でのボーリング大会などなど日数と参加者が決まっている行事のそのスポットで掛けれる保険です。
なので、年間では無く、その日や、その開催期間中のみ必要な場合に掛ける事が出来ます。また行事の内容(危険度)によって保険料は変わりますが比較的お手軽に掛ける事が出来る商品です。なので、自治会長になったとか、困っている方は、覚えておいてくださいね。
生命保険
今までは損害保険の保険について説明してきましたが、生命保険も少し説明しておきます。生命保険にも死亡保障の生命保険や、生死混同の生命保険、医療保険やがん保険などいくつもの種類があります。しかしこの説明をしているサイトや記事はたくさんあるので、ここでは、あえて学資保険の事を説明していきます。
生命保険を考える時の大半は、結婚後と出産後です。
そしてお子さんが生まれた時に出来る悩みは教育費です。日本において、幼稚園から大学卒業までに掛かる教育費は、約1,500万円とも言われています。
大学まで国公立の学校に、自宅から通ってくれればお金も掛からないのですが、そうはいかなく、私学の学校に通う事になったり、学校近くに一人暮らしをするとなるともっとお金は掛かりますね。
そこを見越し学資保険に加入される方も多いと思います。
では、学資保険とはそもそも何なのかを説明していきます。
学資保険とは名前の通り、子供に掛かるお金の保険です。なので、子供が成長し幼稚園・小学校・高校・大学と進学していく中で、各それぞれの入学時や一時金で好きなタイミングで、お祝い金が貰える商品です。しかし、基本的には死亡保険ですので、お子さんが不幸にもお亡くなりになられたら、その時までの支払った保険料が死亡保険金になります。そして、もし契約者(保険料を払っている方)に何かあった時は、以後の保険料払込が免除になる事が大半です。
なので、学資保険を選ぶ時は、返戻率重視で選ぶ事が一番のおすすめですね。因みに返戻率とは、支払った保険料と受け取った保険料の差ですね。なので、100%を超えるという事は、払った以上に受け取れるという事です。
そこを重視するのであれば、学資保険でなくても、他の死亡保険を活用しても欲しいタイミング(大学入学時など)に解約して返戻率が良いのであれば、それも学資保険の代わりとしても使えるでしょう。
共済保険
各共済保険に関しても少し説明しておきますね
共済保険も良く耳にすると思います。民間の保険会社と何が違うのか?
違いはいくつかあり、大きく違う点は共済は各団体などの組合員で構築されていますので、組合員以外は加入する事が出来ないです。また利益を出さない目的があるのも違いの一つです。
また保障内容や保険料の違いや分配金なども共済保険には存在します。
保障内容的には火災共済などは、基本的なところは変わりませんが、1口○○円と加入方法は少し民間の保険会社と異なります。また、地震保険が共済保険には無いのが大きな違いです。しかし保険料は安く、1年後に余った保険料分を加入者に返す仕組みがあるので、少し戻ってきます。
そして、生命共済は子供の病気・ケガに対する補償が欲しいのであれば、良い商品です。しかし成人するまでくらいのお子さんであればの話です。
子供はある程度成長するまでは、病院に行く機会も多いと思います。そんな時は、掛け金が安くて、保障内容も良い共済がおすすめなんですよね。
まとめ
長く読んで戴きましてありがとうございます。もう少しだけお付き合いいただければと思います。
保険に対するイメージが変わったかどうかは解りませんが、損害保険を中心に保険の種類を説明・解説させていただきました。
自動車保険も火災保険も、知っている様で知らない事がまだまだあったと思います。保険って入っておけば良いって言うものでもないのです。
最近はインターネットでも保険に入れるようになりました。それに情報社会で知りたいと思えばすぐに情報は仕入れる事ができる様になりました。
これは、自分の身は自分で守らなければならない時代に突入しているのです。
保険と言う目に見えない商品を、購入する為に色々な情報を手にする事と思います。しかしその情報がすべて正しいとは限らないのも事実です。
そして今までは、保険屋さんに任せていたり、親戚がやっているからと任せていたかもしれません。しかし最低限の保険の種類とどんな保険なのかは知っておく必要があるのです。
知らなければ、知っている人に巧く利用されるケースだってあるのです。保険なんて言う商品を売る側も、モラルが無くなってきているのも事実です。
なので、この記事を見てくださっている方も、この記事は正しいのか?と他の所でも調べてみてください。色々な情報で混乱するかもしれませんが、知っていれば、損する事は無いのです。
そんな事を書いてきましたが、損害保険の事でも知っている事がどれくらいありましたか?意外に知らない事や、知ってるつもりって言うのが多くあったのではないでしょうか。自動車保険は簡単で解りやすいのですが、火災保険が少し解りずらい保険と言うイメージがあるのですが、この記事で説明させてもらった様に考えて戴ければ、適正な保険金額(保障額)を決める事も出来るでしょうし、自分の住んでるところがどの様な災害の危険があるかなど、新たに考える良い機会になったのではないでしょうか。ちなみに、ご自宅などがどの様な災害になるかは、お近くの役場に行けば、ハザードマップと言う地域の危険な地域などが載ってる物がありますので、それで確認もしてくださいね。
最後になりますが、保険は自分の身を守る大切なものです。必要以上に掛ける事は無いですが、自分にはどんなリスクがあるのか考えて、自分に合った保険に加入してくださいね。