1)貯蓄型or保障型の選び方
夫や妻の保障はそれぞれの生命保険でカバーされているケースが多いもの。こども保険・学資保険への加入が教育資金の準備であれば、「保障型」よりも「貯蓄型」を選ぶのが正解です。
まれに保障が無料のオマケと勘違いされている方がいらっしゃいます。しかし、保険会社は保険料から保障のコスト分・事務コスト分等を差し引いた残りを運用しているため、保障が厚くなればなるほど当然そのコストも大きくなり、貯蓄性が低くなります。
こども保険・学資保険で死亡保障をプラスする必要がないケースは、貯蓄型を選ぶことをおすすめします。
2)貯蓄型こども保険の選び方
同じ貯蓄型のこども保険(学資保険)といっても、商品によって有利・不利というものがあります。そもそも、払い込んだ保険料の総額より受け取れる学資金の総額の方が本当に多いのかというチェックは必須。それに加え、受け取れる学資金の割合が払い込んだ保険料に対してどの程度多いのかというポイントもも必ず抑えてから加入しましょう。
可能であれば2,3社の商品を比較した上で、もっとも有利なものを選ぶと良いしょう。現在は、ソニー生命の「学資保険」をはじめインターネットで保険料を試算可能な商品も増えており、比較も容易になっています。
3)満期年齢の選び方
通常、所定の年齢を迎えた加入月に受け取ることができる満期学資金。そのために、18歳満期で誕生日が1月、加入月が9月というケースでは受け取りが卒業後になってしまいます。この方のケースは加入したのが2月であれば。タイミングもまずくはありませんでした。しかし、9月では入学金には間に合わせることができません。初年度分はほかの資金で補い、2年目以降の資金に充てるのであれば問題はありません。しかし、そうでない場合受け取るには中途解約をすることになります。こうした方のケースには、加入の段階で、予め17歳満期を選んでおくことで、高校3年生のうちに受け取ることができます。