がん保険にはどんなタイプがあるの!?わかりやすく比較します!

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常に日本人の死因の上位を占めている「がん」、非常に厄介な病気です。

食生活の偏り、望まぬ人間関係、仕事・家庭でのストレス等の積み重ね、または遺伝のようなやむを得ない理由で発症することがあります。

がんを発症してしまうと、深刻な生命のリスクはもとより治療費も高額になるため、公的医療保険だけではなく、民間のがん保険の活用が最近では注目されています。

しかし、民間のがん保険は種類も多く、その特徴やメリット・デメリットはそれぞれ異なります。

そこで今回は、「がん保険とは何か?」を説明した上で、がんの備えとして加入するがん保険のタイプの比較、特色および注意点をご紹介します。

この記事を読めば、がん保険の基礎的な知識を得ることができ、がん保険を選ぶ際のヒントになることでしょう。

目次

1.がんとがん保険について

  • 1-1.がんとは
  • 1-2.がん保険とは
  • 1-3.がん保険の意味

2.終身型と定期型について

  • 2-1.終身型がん保険について
  • 2-2.定期型がん保険について
  • 2-3.終身型と定期型の比較

3.掛け捨て型と貯蓄型

  • 3-1.掛け捨て型がん保険について
  • 3-2.貯蓄型がん保険について
  • 3-3.掛け捨て型と貯蓄型の比較

4.免責期間のある保険と免責期間の無い保険

  • 4-1.免責期間とは
  • 4-2.免責期間の意味
  • 4-3.免責期間の無いがん保険の注意点

5.通常の保険と加入しやすい保険

  • 5-1.告知審査とは何か?
  • 5-2.引受基準緩和型がん保険とは
  • 5-3.無選択型がん保険とは

6.がん保険はどんなタイプを選ぶべき

  • 6-1.終身型と定期型は加入者の年齢を考慮する
  • 6-2.貯蓄型は法人向けがほとんど
  • 6-3.免責期間の無いがん保険は貯蓄の有無で選ぶ
  • 6-4.加入しやすい保険は、最後の手段

7.まとめ

 

1.がんとがん保険について

そもそも、がんとはどんな病気なのだろう・・・・・。

怖いとは言われているが、がんを発症したことが無いので良くわからないし、公的医療保険だけで十分というわけでは無いのだろうか?

がん保険に加入を漠然と検討しているが、どんなタイプのがん保険があるのだろう?

この記事では、「がんの特徴」や「がん保険について」と言う事から、がん保険への加入の意義を説明します。

1-1.がんとは

がんとは、人体を構成する細胞が何らか原因により変異して増殖し、その変異した細胞が次々と正常な細胞を破壊していく厄介な病気です。

がんには自覚症状がほとんど無く、原因とされるストレスや、悪い生活習慣を長い年月にわたって積み重ねたことにより、発症してしまうケースが多いと言われています。

また、遺伝も発症の原因と指摘されている通り、ストレスや生活習慣の改善だけで全ての方ががんを予防できるわけではありません。

最近の日本におけるがんの現状については、次のような政府統計が厚生労働省から報告されています。表にすると以下の通りです。

  死因 死亡率
平成28年度 全死因 100%
1 悪性新生物(がん) 28.5%
2位 心疾患 15.1%
3位 肺炎 9.1%
4位 脳血管疾患 8.4%
5位 老衰 7.1%
  その他 31.8%

(厚生労働省「平成28年 人口動態統計月報年計(概数)の概況」を基に作成)

上の表を見ると、日本人の全死因の3割近くを「悪性新生物(がん)」が占めていることになります。

1-2.がん保険とは

前述したように、がんを発症すると深刻な生命のリスクを伴うことになるため、政府や医療機関、国民に至るまで関心の高い病気と言えます。

関心の高い病気であることから、効果的な治療も続々と開発されており、がんを初期の段階で発見し、適切な治療を受ければ、がんが完治する可能性は飛躍的に高まります。

その効果的な治療の金銭的サポートとして、注目を集めているのが「がん保険」です。

がん保険は、がんの保障に特化した保険です。がん保険に対する加入希望者は多く、加入率は平成28年度で37.8%に上ります(公益財団法人生命保険文化センター 平成28年度「生活保障に関する調査」)。

がん保険の保障内容のタイプとしては、次の表の通りです。

  内容
入院給付金型 入院時に受け取れる給付金の保障を重視するタイプのがん保険です。どんな種類のがんを発病するかわからないのでこのタイプを選び、幅広くがんのリスクへ備えることを理由とする方も数多くいます。また、特約として様々な保障を選択できます。
実損補填型 ある程度の費用をかけても、最新の治療方法で確実に治したいという方が選ぶ保険です。健康保険の自己負担分の医療費や、ご家族の介添え費用等を補填するがん保険です。全額自己負担となる自由診療を補償する保険商品も販売されています。
診断給付金型 がんと医師から診断されたときに給付金が支払われる保険です。一度にまとまった金額が支払われることが魅力です。ただし、入院給付金や手術給付金がついていない保険もあります。貯金があまりなく、入院・手術をするためにお金が必要な方は、こちらの保険に加入することで金銭的にも、精神的にも安心することでしょう。
収入保障型 がんで休職してしまい、その後の収入が不安な方が選び、リスクに備えておくのに適した保険です。毎月、年金という形で保険期間が終わるまで保険金が受け取れます。

1-3.がん保険の意味

がん保険に加入すると、公的医療保険が適用される診療の自己負担額(3割負担)をはじめ、適用外の医療サービスも金銭的サポートの対象になります。

がんで実際に入院した日数・治療受けた場合の平均の費用(自己負担額)は次の表の通りです。

○がん治療における部位ごとの入院日数・自己負担額(平均)

部位 入院日数 患者の自己負担額
胃がん 約12.5日 約18.3万円
大腸がん 約11.3日 約17.7万円
直腸がん 約12.6日 約21.9万円
肝臓がん 約11.7日 約17.4万円
肺がん
気管がん
約12.9日 約19.2万円
乳がん 約9.6日 約18.3万円
子宮がん 約11日 約18.0万円
悪性リンパ腫 約17日 約27.3万円
白血病 約19.9日 約22.2万円
その他
悪性新生物
約12.8日 約18.6万円
良性新生物及び
その他の新生物
約9日 約16.5万円

(厚生労働省「医療給付実態調査 報告書 平成27年度 第3表」を基に作成)

各部位のがんについては公的医療保険が適用されるため、実際に患者が支払う治療費に関しては、表示した金額が目安となります。

ただし、表示された入院日数で全ての患者のがんが完治するというわけでは無く、通院による治療が長期にわたるケースがあります。

また、公的医療保険が適用外となる通院費の他、差額ベッド代、入院時の食事代、自由診療、先進医療等の医療サービスを利用すれば、表で示した自己負担額をはるかに上回り、多額の費用を支払う可能性があります。

この多額の費用を賄うために、がん保険の金銭的サポートは非常に頼もしい存在となります。がん保険に加入する意味は、公的医療保険では保障しきれない負担額の補填にあります。

2.終身型と定期型について

前述した説明を聞いて、がん保険へ加入したい気持ちが強くなった。

がん保険の保障内容のタイプは先ほど聞いたが、「保障期間」で区別するとどんなタイプのがん保険に分かれるのだろう?

こちらでは、がん保険のタイプである終身型と定期型について説明します。

2-1.終身型がん保険について

終身型がん保険とは、保険加入者が亡くなるか、解約するまで保障を受けられるタイプの保険です。

がん終身保険は、一度契約をすれば支払う保険料は変わらないので、支払う保険料が安い若い時に加入しておけば、その後も加入時の保険料のままで支払いを継続できます。

保険料が変わらず、一生涯にわたり保障されるので保険加入者に人気の高い商品です。保険会社も数多くの終身型がん保険商品を販売し、各社で保障内容や保険料の充実を競っています。

ただし、保険料のみならず、保障内容も固定化されたままで継続することになります。そのため、新しく登場したがん保険が、より充実した保障内容の商品であることも考えられます。

2-2.定期型がん保険について

定期型がん保険とは、一定の期間内でがんの保障が可能な保険のことです。保障期間がはっきり定められているので、期間満了時に保険の見直しがしやすいという特徴があります

期間満了の際に保障の継続を断らなければ自動更新となり、再び決められた期間まで保障が開始されます。

毎月の支払保険料は終身型よりも割安な場合が多いですが、契約更新時に支払う保険料が値上がりするので、その分の負担は大きく感じてしまうことになります。

2-3.終身型と定期型の比較

終身型がん保険と、定期型がん保険の比較を表にすると次の通りです。

  終身型がん保険 定期型がん保険
保障期間 一生涯 一定の期間内

(5年または10年間と期間を区切る)

保険料 比較的高い 比較的安い
注意点 保険料は上がらないが、加入した後から充実した保障内容の商品が次々と登場する可能性がある 契約更新の度に保険料が値上がりして、その分負担感が増してしまう

保険に加入する場合は、終身型がん保険または定期型がん保険を亡くなるまでずっと契約し続けるのではなく、一定の期間に保険を見直し、新しい保険商品へ加入をするかどうかを検討するべきです。

医療技術の進歩や、それに合わせたがん保険商品も続々と登場していますので、定期の見直しは時代に合わせるために必要となっていきます。

3.掛け捨て型と貯蓄型

保障期間について終身型と定期型の特徴についてはわかった。

がん保険の中には、支払った保険料が解約した場合に戻ってくる保険もあると聞いた。

保険料が戻ってくる保険と、戻ってこない保険の特徴を知りたい・・・・。

こちらでは、掛け捨て型と貯蓄型の特徴について説明します。

3-1.掛け捨て型がん保険について

掛け捨て型がん保険は、解約した場合にお金が戻ってこない商品のことです。

毎月の保険料の支払額が比較的安く、がん保障の内容が現在の医学の治療方法に合わなくなってきた場合や、他にご自身にとって都合の良い保険商品が出てきた場合、保険の見直しが容易なことが特徴です。

ただし、かなり長期にわたって保険料を支払っても、解約して戻ってくるお金は一銭もありません。

現在のがん保険では、保険加入者が解約および亡くなった場合に、戻るお金(返戻金と言います。)が無い代わりに、がんに関する保障が厚く、加入者が支払う保険料を抑えた商品が人気です。

そのため、個人向けのがん保険の大部分がこの掛け捨て型になっています。

3-2.貯蓄型がん保険について

貯蓄型がん保険は、解約した場合にお金が戻ってくる商品で「積立型」とも呼ばれています。

解約したり、保険加入者自身が亡くなったりしても、せっかく支払った保険料が全く戻ってこないことに抵抗のある方に向いている保険です。

また、死亡保険金を付けられる場合があり、保険加入者が亡くなっても遺族が保険金を受け取ることができます。

しかし、このタイプの保険は法人向けが多く、個人向けにはあまり販売されていません。

また、保険各社とも毎月の保険料の支払額は積立に必要な分、高く設定されています。更に短期間で解約する場合には、戻るお金が今までに支払った保険料額を大きく下回るという可能性があります。

3-3.掛け捨て型と貯蓄型の比較

掛け捨て型がん保険と貯蓄型がん保険の比較を表にすると次の通りです。

  掛け捨て型がん保険 貯蓄型がん保険
特徴 ・解約返戻金が無い

・個人向け商品はこのタイプが多い

・解約返戻金がある

・死亡保険金が支給される

・個人向け商品にはこのタイプは少ない

保険料 安い 高い
注意点 保険内容の見直しがし易い反面、解約した場合の保険料は戻ってこない 解約をした時期により戻ってくるお金がかなり少ない場合がある

掛け捨て型がん保険は、解約返戻金がないものの、毎月の支払保険料は安いことが特徴です。

一方、貯蓄型がん保険は、解約時にある程度返戻金がもらえることや、保険加入者が亡くなっても死亡保険金が下りる保障がある等、貯蓄や遺族のための保険金を考慮に入れている方に向く保険商品といえます。

4.免責期間のある保険と免責期間の無い保険

掛け捨て型と貯蓄型についても一長一短はあるということか・・・・・。

がん保険には、「免責期間」という保険契約が成立しただけでは保障が適用されない条件があると言う。

この「免責期間」がない保険商品があるなら、その保障内容について、免責期間のある保険商品と異なる部分があるのだろうか?

こちらでは、免責期間とは何か?免責期間の無いがん保険の特徴・注意点を説明します。

4-1.免責期間とは

がん保険は保険加入者と保険会社とが契約を締結したからと言って、すぐに保障が開始されるというわけではありません。がん保険の多くには「免責期間」と呼ばれる条件が存在します。

生命保険各社では多くの場合、約90日間に及ぶ免責期間が設けられています。

契約した後、この免責期間中にがんと診断され手術・入院をしても、がん保険は一切下りないということになります。

この免責期間が終われば契約した内容に従った保障の効力が発生します。この効力が発生する日を「責任開始日」と呼びます。

がんは自覚症状が無い場合が多く、加入者が気づいていない場合もあります。そのため、生命保険会社は契約後も、保険加入者の状態をしばらくみる必要があることから免責期間という条件が設けられています。

4-2.免責期間の意味

では何故、免責期間という条件を設けて保険加入者の状態をしばらくみる必要があるのでしょうか?

それは、がん保険も生命保険・医療保険と同様、数多くの保険加入者が、保険料を出し合い相互に保障することで保険の仕組みが成り立っているからです。

加入者各自が支払った保険料は、保険会社が加入者各自の分として区別し管理・運営を行っているわけではないことを意味します。

つまり、保険加入者全員分の財源として加入者各自の保険料は集められているのです。

もしも、契約した後にがんの保障が適用されてしまったら、ある加入者が契約して間もない内にがんと診断され、すぐに給付金が支払われる状況になると、健康管理をしっかり行い、がんの予防に努めている保険加入者の方々と比較して、著しく不公平な扱いになります。

免責期間が設けられたのは、保険加入者全体の公平性に反する状態を防ぐ目的があるからです。

4-3.免責期間の無いがん保険の注意点

がん保険の多くは免責期間が定められていますが、契約の際に書類に不備が無く保険契約が完了し、初回の保険料が振込まれたことを保険会社が確認できたら、すぐに保障が開始されるがん保険もわずかながら存在します。

入ってすぐ保障されるため、保険加入者にとって、免責期間に影響されることがない便利な保険商品といえますが、次のような注意点があります。

①診断給付金がない

免責期間あるがん保険商品の保障の中には、がんと診断確定されると、まとまった一時金(50万~200万程度)を必ず受け取れる「診断給付金」があります。

しかし、入ってすぐに保障が開始されるがん保険にはこのような保障が設けられておらず、がんを発症して入院・治療が必要となれば、まとまったお金がすぐに準備できるとは限らないケースが想定されます。

その場合には入院給付金や、手術給付金等で金銭的サポートを受けていくしかありません。

②通院給付金がない

「1-3.がん保険の意味」にて前述した通り、表で示した入院日数であらゆるがんが完治できるわけではなく、退院した後は通院しながら治療を受ける場合があります。

患者の通院する距離や、公共交通機関またはマイカー等を使用した通院手段にもよりますが、交通費であっても通院が長期間になると結構な負担になります。

通院給付金が受け取れないと、遠くから医療機関へ通院する患者にとって金銭的な面で苦慮することにもなります。

5.通常の保険と加入しやすい保険

免責期間のないがん保険もあるが、内容的には免責期間のあるがん保険よりも保障が薄くなる場合があると言うことか・・・・。

また、がん保険にも生命保険や医療保険と同様に告知審査があると聞く。

持病のある方や過去に深刻な傷病歴のある方は、やはり加入は困難なのだろうか?

こちらでは加入しやすい保険商品と、通常の保険商品と比較して注意しなければならない点を説明します。

5-1.告知審査とは何か?

がん保険は、保険加入者と生命保険会社の契約によって成立することは既に述べましたが、その際に提出する書類である申込書、意向確認書、告知書の内、告知書に記載している内容について審査することを指します。

がん保険の場合の告知審査は、概ね数項目程度の質問に「はい」または「いいえ」で回答する形式となります。

告知審査の主な例については次の通りです。

  1. 今までに悪性新生物(がん)になりましたか?
  2. 現在(がんや持病等)で入院をしていますか?それとも最近○ヶ月以内に入院や手術を医師からすすめられましたか?
  3. 過去○年間に所定の病気(※表で病気の名称が列挙されている場合が多いです。)やその疑いで、医師による診査、検査、治療、投薬を受けたことがありますか?
  4. 現在、所定の病状や病気(※表で病気の名称が列挙されている場合が多いです。)やその疑いで、検査中、治療中、経過を観察中ですか?または、最近○ヶ月以内に検査、治療を医師からすすめられましたか?
  5. 過去○年間に健康診断や人間ドッグを受けて、異常を指摘されましたか?

これらの項目に「はい」とチェックした場合には、詳細な説明の記載が必要となったり、保険会社から契約を拒否される場合があります。

ただし、残念ながら告知審査項目に該当し契約を拒否された場合にも、加入しやすいがん保険があります。次項で説明します。

5-2.引受基準緩和型がん保険とは

引受基準緩和型とは、告知審査項目が通常のがん保険よりも少なめの保険のことです。その分、審査が通り易く加入できる可能性が高まります。

保障の内容は通常のがん保険とほとんど差は無く、入院給付金は例えば「5,000円または10,000円プラン」といろいろと選択できることや、手術給付金をはじめ、放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金という、がん治療に欠かすことのできない治療を保障するサービスが各保険商品とも揃っています。

ただし、医師からがんと診断された場合に受け取る診断給付金は、がんを過去に発症した方を想定していて、最初から保障内容に入っていない引受基準緩和型の商品もあります。

5-3.無選択型がん保険とは

無選択型がん保険は、告知する必要がないがん保険のことです。誰でもこの保険に加入することができます。

ただし、保障内容も通常のがん保険と同じ水準のサービスは提供されていません。

例えば、診断給付金に特化し、初めて医師からがんと診断された場合に、50万~80万程度の一時金が下りますが、その他の保障が付いていない保険商品もあります。

6.がん保険はどんなタイプを選ぶべき

加入しやすいがん保険もあるが、さすがに通常のがん保険ほど保障が手厚くない面もあると言うことか・・・・・。

がん保険の加入は、自分の現状に合った保険商品を選ぶ必要があることはわかった。

では、前述したがん保険のタイプは、自分のライフステージのどんな場面で加入するべきなのだろう?

こちらでは、保険加入を希望する方の年齢・経済状況・健康状態・ライフステージに合わせた保険の選び方を提案します。

6-1.終身型と定期型は加入者の年齢を考慮する

終身型がん保険は、年齢が20代・30代の支払保険料が安いうちに加入すれば、ご自分が高齢になった時でも若い頃の保険料で保障を受けられます。

終身型がん保険は、確かに金銭的な負担から見ればお得と言えます。しかし、「2-1.終身型がん保険について」で前述した通り、保険料と同じく保障内容も固定化され、ずっと続くことになります。

がんは日本人にとって深刻な病気であるため、政府・公的又は民間の研究機関・医療機関の尽力により、常に新薬の開発や臨床試験等を重ね、新しく効果的ながん治療の実用化が図られています。

そのため、ご自分が20代の頃に保険に加入した時の治療方法は、40代・50代になる頃にはすっかり時代遅れになっていることがあります。

つまり、長期間にわたり同じ終身型のがん保険に加入している状態だと、加入当時の治療方法しか保障されず、加入後に新しく実用化された治療方法では、手術給付金やその他の治療に関する給付金が受け取れないこともあり得るのです。

そこで、以下の二つの方法が考えられます。

①定期型がん保険→終身型がん保険へ加入を見直す

20代・30代の若い頃にがん保険へ加入する場合は、定期型のがん保険を加入することをお勧めします。こちらの保険で、まず、がんの発症率があまり高くなく、健康的な若い時期の備えとしておきます。

定期型は商品によってはかなり安いものもあり、毎月の支払額が600円程度の保険も存在します。保障の内容も、決して他の保険商品と比較して劣っているわけではありません。

その後、がんのリスクが高まりはじめる40代の頃に加入中の保険を見直します。

この時期に、一生涯保険料が上がらず、よりご自分にとって充実した保障内容となっている終身型のがん保険へ、加入をし直すことも有効な選択肢です。

40代になってから終身型へ加入し直す場合でも、毎月の支払額が2,000~4,000円程度なので、決して高額な保険料になるわけではありません。

②最初から終身型がん保険の「終身払い」へ加入する

もう1つの考え方として、若いうちに加入するのであれば、一生涯保険料を払い続ける「終身払い」の保険にすると言う方法もあります。

定期型であれば、見直しを考える中高年になる前に、がんを発症した場合には、保険期間が切れた後の保障が全く無くなってしまうおそれがあります。

そのため、終身保険であれば、入院給付金・通院給付金を無制限で貰い続けられる可能性があることや、保険の加入中に、初回のがん治療後、がんが再発しても所定の条件をクリアすれば、何度でも、がん診断給付金を受け取ることができる保険商品もあります。

また、契約年齢の問題もありますが、健康であるなら、より手厚い保険商品へ加入を見直す時に、同じ終身保険タイプの終身払いで加入すれば、保険料もあまり増額されるということは無いのです。

6-2.貯蓄型は法人向けがほとんど

貯蓄型のがん保険は法人向けが多いのが特徴です。この法人向けとは法人役員の万が一の時のため備えとして、法人が加入するための保険を言います。

ただし、がん保険の場合の返戻率は100%を大きく下回る場合が多く、例えば解約した場合に、支払った保険料の金額以上のお金が受け取れる(つまり100%を超える返戻率)がん保険商品は見当たらないのが現状です。

そのため、保障はもとより支払った保険料を無駄にしたくない、という方には向いている保険ですが、充実した貯蓄性を求めるなら「養老保険」のような返戻率が高い保険の加入を検討するべきでしょう。

あくまで、がんへの金銭的サポートの充実を念頭に置くなら、解約返戻金はないものの、保険料が安く、手厚い保障が約束された掛け捨て型のがん保険を選ぶべきです。

6-3.免責期間の無いがん保険は貯蓄の有無で選ぶ

免責期間が無いがん保険は、約90日間の保障されない期間を待つまでもなく、契約した保障を受けることができる便利な保険商品ですが、前述した「4-3.免責期間の無いがん保険の注意点」にもあるように、診断給付金・通院給付金等が無い場合がある保険でもあります。

医師の診断確定が条件とされる診断給付金は、まとまったお金が一時金という形で受け取れることから、診断後に治療を受ける患者にとっては、金銭的サポートの面で精神的にも大きな助けになる保障です。

しかし、診断給付金が保障内容に無い保険商品の場合だと、入院給付金・手術給付金から費用を賄うことになってしまいます。

前述した「1-3.がん保険の意味」の表「○がん治療における部位ごとの入院日数・自己負担額(平均)」でも明示した通り、平均入院期間が最長なのは白血病の19.9日であり、他の部位のがんの平均入院期間はどれも14日以内と、いずれも2週間足らずで退院となります。

そうすると、どんなに入院給付金が充実していても、「予想よりも受け取った給付金の額が少なかった・・・。」と、後悔することになるかもしれせん。

その後、通院する際の通院給付金も保障の対象外ならば、尚のこと金銭的負担を心配することになる場合があります。

免責期間の無いがん保険は、ある程度の貯蓄があって、すぐにがんの入院・治療のために準備できるほどのお金がある方が、早期の安心のため加入するという場合に向いている保険のタイプと言えます。

逆に、まとまった貯蓄がなく、通院による治療も想定している方には、診断給付金・通院給付金が充実している「免責期間のある」がん保険を選ぶことをお勧めします。

6-4.加入しやすい保険は、最後の手段

加入しやすいがん保険である「引受基準緩和型がん保険」、「無選択型がん保険」ですが、通常のがん保険にはない制約もあります。

①通常のがん保険には無い制約

引受基準緩和型の場合は、保険契約期間開始から1年間は、入院日数・手術等に関する全ての給付金等が1/2に減額されます。

これは、保険会社が告知項目を緩和している以上、持病やがんの疾病(再発等)の危険が高まることから、このような対応をとっていることがあげられます。

ただし、以上のように減額される条件がない引受基準緩和型のがん保険もあります。

一方、無選択型がん保険は、1年毎に保険を更新する必要があったり、いったん一時金を支払えば保険契約は終了したりする等の条件が付加されている場合があります。

長期にわたって、加入者を保障してくれる商品が豊富にあるわけではないのは事実です。

②まずは、通常のがん保険を選ぶ

この引受基準緩和型がん保険および無選択型がん保険は、手続きは簡易であるものの、保障に制約があることや、毎月の支払保険料が高くなる傾向があり、保険加入者が満足できる保障とは一概にいえない場合もあります。

そのため、がん保険に加入したい場合は、まず通常のがん保険を検討することをお勧めします。

ただし、持病や傷病歴が原因で、希望していたがん保険に加入できないことは当然あり得ることです。

確かに保険会社から加入を拒否されることは嫌なものですが、生命保険各社から様々ながん保険がどんどん登場しています。

ご自分に合ったがん保険の商品・販売先の保険会社はたった1社とは限りません。 

さらに、生命保険各社の審査基準は全保険会社に共通するような決まり事として設定されているわけではなく、各社の審査基準はそれぞれ異なっています。 

つまり、ある保険会社の審査が通らなくても、他の保険会社の審査には通る場合があるのです。 

それでも通らなかった場合に、改めて引受基準緩和型がん保険または無選択型がん保険の加入を目指すという方法が有効な方法の一つと言えます。

7.まとめ

どのようなタイプのがん保険を選ぶかは、最終的には加入するご自分の判断となります。

その際には、ご自分の年齢・経済状況・健康状態・ライフステージを考慮し、ベストな保険商品を選べるように、慎重に各商品を比較検討していきましょう。

同じがん保険でも、一時金に重きを置く保険もあれば、入院・通院に重きを置く保険もあります。また治療に重きを置く保険など、各保険会社・商品によっても、特徴が様々ですので、ご自身のライフプランなども考慮し、保険料や保障内容と共に、自分はどの様にがんに備えるのかを考えて、ベストな保険に加入してください。

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