がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

あなたは、がんに罹ったり、経験していると生命保険に加入できないと思っていませんか?

あなたに限らず世間では、がんではもう保険には入れないと思っている方が多いはずです。

確かに以前は、生命保険商品のほとんどが、がんに罹った人や経験した人は保険に加入することが出来ませんでした。

しかし最近は、一度がんを発症したからといって、保険に入れない時代ではありません。

今回は、がんでも入れる保険やその審査基準などについて詳しく解説してまいりますので、最後までお読みください。

1.がんの告知を受けても入れる保険ってあるの?

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

あなたは、がんに罹っているから生命保険には加入することが出来ないだろうと思っていませんか?

実はガンに罹っていても加入できる保険があるのです。

ただし、条件的には厳しいですが、無選択型保険という保険です。

詳しくは後述いたします。

そして、以前がんに罹っていたので保険はむずかしいのでは?と思っている方にも加入できる保険があります。

がんの病歴がある方の保険加入については次の2つの可能性があります。

• 他に条件が付くこともなく通常の保険に加入する

• 保険料は割高ですが、緩和型保険に保険に加入する

現在がんの方、がんになったことがある方の少しでもお役にたてればと思います。

1.1.がんの病歴がある方が通常の保険に加入できる場合

まず、過去にがんになったことがある方の場合、通常の生命保険や医療保険に追加の条件なしでも加入できる場合があります。

ただし、条件なしでがん保険に加入することはほぼ不可能だということをご承知おきください。

1.2.がんの病歴のある人が条件なしで加入できた事例

それでは、条件なしで保険に加入できたがん病歴があった方の例を一つご紹介します。

この方は、以前にがんになったことがありました。

そのため、がんになったことがあるので、保険は無理だろうと諦めていました。

この方の当時のがんの状況は次の通りでした。

  • がんの部位は脊髄
  • 症状の程度・転移のリスクの大小については、『良性腫瘍』で転移するリスクはありません
  • がんが完治してからの経過年数については13年
  • がん以外の持病、病歴『既往歴』についてはなし
  • 現在の健康状態は良好

保険会社と何度か現在の健康状態を確かめるためのやり取りを行い、保険会社からの要請のあった書類の送付を不足なく行いました。

そうしたところ、何と一切の保険料割増等の追加条件はなしと言うことで加入することができました。

過去にがんにかかったのに、保険に加入できたのか理由は分かりませんが、この方のようにがんに罹ったことのある方でも、ケースバイケースで保険会社によっては加入できる可能性があります。

もしも、上記の具体例をご覧になって自分でもと、思い当たる方は、まずは、通常の保険に加入できないか複数の保険会社にあたってみることをおすすめします。

あたってみて、加入できなかった場合や保険料割増等の条件が付いた場合には、後述します『限定告知型』『引受基準緩和型』の商品を検討して下さい。

もちろん、保険会社にあたる場合は、現在の健康状態・過去の病歴を正直に保険会社に伝えることが必要です。

1.3.がんの病歴がある場合の保険会社の審査のパターン

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

可能性として、生命保険と医療保険については、普通の保険にがんになったことがある人でも加入できる場合があります。

ただし、残念ながらその基準については明確にいうことは出来ません。

  • 明確な基準を示すのが保険会社の側でも難しいようです。
  • ただ、保険会社の対応は次の3つのパターンに別れているようです。
  • 過去にがんになったことがある場合には加入を一切引き受けない。
  • 保険料割増等の条件付きの場合があるが、加入について個別具体的・総合的に判断する。
  • 保険料割増等の条件付きの場合あるが、上皮内がん等の良性腫瘍だった場合だけ加入について個別具体的・総合的に判断する。

こうしてみますと、加入に際して条件付きになる場合はありますが引き受けてもらえる可能性がある保険会社があるということです。

従って、がんになったことがある方は、このような対応をしてくれる保険会社の商品の中から選択するということになります。

※上皮内がん等:上皮細胞から発生するがんのうち、がん細胞が臓器の表面を覆(おお)っている上皮内にとどまっているものを、上皮内新生物(intraepithelial neoplasia;neoplasm)といいま

す。

上皮内新生物は、上皮内がん(carcinoma in situ)とも呼ばれます。

上皮内新生物は、がん細胞が、上皮と間質を隔てる膜(基底膜[きていまく])を破って広がっていない状態です。

そのため、基本的には手術でとることが可能で、転移がほとんどないと考えられています。

上皮内新生物が悪性化し、基底膜を越えて浸潤した場合に、一般的な「がん」になります。

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1.4.がんでも引き受けて貰えるかを判断する5つのポイント

がんでも引き受けて貰えるかどうかについては、保険会社の『個別具体的・総合的判断』ということなので、その基準については明確にお示しすることは出来ません。

ただし、これまでの事例などから、次の5点が重要なポイントだと考えられます。

  • 過去にかかったがんがどの部位だったのか。
  • 症状の程度・転移のリスクの大小はどうなのか。『上皮内新生物等が良性腫瘍か悪性新生物なのか、もしも、悪性新生物ならばどのステージなのか』
  • がんが完治してからの経過年数はどれくらいなのか。
  • がん以外の持病、病歴『既往歴』があるのかないのか。
  • 現在の健康状態はどうなのか。

こういったことを全て考慮に入れた上で、保険会社の側では保険の加入について『総合的に判断する』ようです。

ただ、これはあくまでも一般論です。

明確な、どこの部位だと大丈夫でどこの部位だとダメで、何年以内の経過年数だとダメという基準はありません。

様々なお客様のニーズに応えるために、保険会社内でも審査基準の見直しなどを厳正に行っているようです。

過去にがんになったことのある方でも、複数の保険会社にあたってみることをおススメします。

2.がんの病歴がある方のための引受基準緩和型保険

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

続いて、もともとがんになったことがある人のために用意されている引受基準緩和型保険をご紹介します。

なお、引受基準緩和型がある保険は次の通りです。

保険種類 引受基準緩和型の有無

生命保険 終身保険 ○

定期保険 △

収入保障保険 ×

医療保険 終身タイプ ○

定期タイプ ×

がん保険 終身タイプ △

定期タイプ △

○:多くの保険会社で用意されている

△:非常に少ない

×:ない

2.1.引受基準緩和型の生命保険『終身保険』

それでは緩和型生命保険についてご紹介します。

2.1.1.緩和型生命保険『終身保険』の特徴

定期保険はほぼ目にすることがありません。

そして、あったとしても、保障内容も一般的ではありません。

そのため、ここでは終身保険に限ってご紹介します。

終身保険は、一生涯保障が続く生命保険です。

そして、引受基準緩和型の終身保険をおススメしたいのは、次のようなニーズのある方です。

  • 万一のことがご自身にあった場合のために整理費用を準備しておきたい。
  • 万一のことがご自身にあった場合、ある程度の保障をご家族に残してあげたい。

理由としては、引受基準緩和型の特徴として次のことが挙げられるからです。

  • 保険金額の上限が低くて、1200万円までです。
  • 保険料が引受基準緩和型が割高となっています。
  • 特定の伝染病等を除きますが、契約日から1年以内での死亡の場合は保険金が半額になります。
  • 貯蓄の機能については低い

このように、保険料が緩和型終身保険は割高で、貯蓄の機能も低いことです。

このことから、引受基準緩和型は『万一の場合、家族のために少しでも保障を備えておきたい』という保障重視の方のための保険と言えます。

2.1.2.緩和型生命保険『終身保険』の告知事項

緩和型の生命保険(終身保険)告知書はごく簡単な内容になっています。

保険会社にもよりますが、加入できる場合は、3~5項目の『はい』『いいえ』の単純な質問に答え、全て「いいえ」に答えた場合のみです。

告知事項は例えば次のようなものです。

• 最近3カ月以内に、医師から入院、手術、検査のいずれかをすすめられたことがありますか?または入院中ですか?

• 最近3カ月以内に、がん(上皮内新生物を含む)、慢性肝炎、肝硬変で、医師の検査、治療、投薬のいずれかを受けたことがありますか?

• 過去2年以内に、病気やけがで入院をしたこと、または手術を受けたことがありますか?

• 過去5年以内に、がん(上皮内新生物を含む)で入院をしたこと、または手術をしたことがありますか?

告知内容について絞られていることは、、ご覧の通り、現在、または過去の一定期間の間にがんの治療を受けたことがあるかどうかという点です。

つまり、可能性としては、がんが完治してから一定期間が経過していることによって、加入出来ることが高いと言えます。

2.2. 引受基準緩和型の医療保険

次に、引受基準緩和型の医療保険についてご紹介します。

2.2.1. 緩和型医療保険の特徴

緩和型医療保険をおすすめしたいのは、次のようなニーズのある方です。

• 貯蓄が現時点で少なく、医療費が高額療養費制度があることを考えても心配だ。

通常の医療保険の場合、手術給付金の主流は、日帰り手術は5万円、入院を必要とする手術は10万円などと、給付金が手術の内容に応じて違うタイプです。

また、特徴としては、重大な病気のいわゆる三大疾病などに罹った場合は、保険料の支払が以降免除されるなど特約が充実しております。

それに対して、引受基準緩和型の医療保険の場合、手術給付金は初年度半額でそれ以降は一律となり、著しく特約も限られたものとなっています。

保険商品の中には特約が先進医療しか選べないというものまであります。

その上で保険料も割高な設定となっております。

通常の医療保険の入院給付金額にしたと仮定したとすると約1.5倍と思って下さい。

月々の自己負担については、日本には高額療養費制度がありますので限られていいます。

したがって、緩和型医療保険をおススメしたい方は、貯蓄が現時点で少なく、医療費の負担について自己負担額が高額療養費制度で限られていることを計算に入れても心配な方です。

※高額療養費制度:高額療養費制度というのは1か月の間に一定金額を超える医療費を支払った場合にその分の医療費が戻ってくるという制度のことになります。

ただし全ての医療費を支払わなくて良いということではなく、年齢や収入などに応じて一定金額の医療費については自己負担となっています。

またこの高額療養費制度が適用されるのは「健康保険」が適用される費用のみが対象となっており、入院した際の差額ベッド代や食事代、テレビを視聴するために購入したテレビカード代などは制度の対象外となっています。

加えて、一定金額を超えたかどうかの判定は1か月ごとに行われるので、例えば7月25日~8月5日までの期間入院した場合、10日間の医療費の合計が一定金額を超えていたとしてもその月ごと(7月、8月分)の医療費がそれぞれ一定金額を超えていない時には高額療養費制度は適用されないのです。

ですが一定金額を超えた月が3か月あった場合などは高額療養費制度が3か月分適用されますし、4か月以上になる場合はさらに自己負担額が軽減される措置があります。

2.2.2. 緩和型医療保険の告知事項は生命保険と共通

多くの保険会社での引受基準緩和型の医療保険の告知事項は生命保険と共通です。

つまり、加入する際して先述しました、3~5項目の『はい』か『いいえ』の質問に答え、全て「いいえ」に○が付けば加入することが出来ます。

2.3. 引受基準緩和型のがん保険

緩和型がん保険の特徴と告知事項についてご紹介します。

2.3.1. 引受基準緩和型のがん保険の特徴

ごくまれにですが、がん保険の商品の中には、過去にがんになったことのある方のための引受基準緩和型の商品があります。

その中には、病歴が乳がん等、特定のがんのある方のみを対象としたものもあります。

引受基準緩和型のがん保険をおススメしたい方はは、次のようなニーズがある方です。

  • 過去に罹ったがんの再発や転移した場合に備えたい
  •  がんに罹った場合に治療費や生活費に保険によって備えたい

入院給付金、手術給付金等がセットになった商品が主流となっています。

ただし、引受基準緩和型のがん保険は同じ保険会社の商品と比べてみると、どうしても保障内容につては薄くて、割高な保険料となっています。

しかし、引受基準緩和型の大きなメリットは、過去に罹ったがんの再発や転移があったとしても、保障があるということです。

がん保険の必要性について、一度がんの闘病を経験された方は十分承知していることと思います。

『多少保険料が割高であったとしても、安心をどうしても買いたい』」と思っていらっしゃるならば、有効な選択肢だと言えるのではないでしょうか。

2.3.2. 引受基準緩和型のがん保険の告知事項

生命保険や医療保険と違って、緩和型がん保険の告知書は、『はい』か『いいえ』」の二択という簡単な回答方法ではありません。

次のように、できる限り詳細な内容の記述が求められます。

• 告知日時点で治療を受けた最後の日から5年以上経過しているがん(悪性新生物)についてご記入ください。

• 過去5年以内にがん(悪性新生物)の診断や治療を受けたこと、あるいは治療を受けるようにすすめられたことがありますか?(再発・転移を含む)

• 過去2年以内に、質問1で告知されたがん(悪性新生物)に対する経過観察で以上を指摘され、再発・転移・新たながん(悪性新生物)が発見されたことはありますか?または経過観察で、再

発・転移・新たながん(悪性新生物)の疑いを理由に追加検査を受けるよう勧められ、追加検査を受けないままにしていませんか?

• 現在入院中ですか?または最近3ヶ月以内に病気で入院、手術、または先進医療を受けるように勧められたことがありますか?(完治して診療完了している場合は除く)

2.4. 緩和型保険を検討する時は入念なライフプランニングが必要

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

緩和型保険についてご紹介してきました。

まとめてみますと、それぞれの保険が適しているのは次のようなニーズのある方です。

緩和型終身保険『生命保険』

• 万一のことがご自身にあった場合に整理費用として準備しておきたい

• 万一のことがご自身にあった場合、ある程度の保障をご家族に残してあげたい

緩和型医療保険

• 貯蓄が現時点で少なく、医療費が高額療養費制度があることを考えても心配だ

緩和型がん保険

• 過去のがんが再発したり、転移した場合に備えたい

• がんになった場合の治療費や生活費をカバーしたい

緩和型の保険を検討する価値がある方は、これらのニーズがある方と言えます。

しかし、緩和型の保険は、普通の保険と比べると割高な保険料で、保障内容も薄くなっています。

そのため、加入を検討する際は、保険料と保障内容が見合ったものであるかどうかを確認するため、ライフプランニングを入念に行うことです。

  • 保障が必要な場合はどういう場合か
  • 保険料を支払っていくことができるか
  • 加入していることで安心感が得られるのか

これらの点も含めて、必要なことは、冷静に割高な保険料を支払うだけの価値があるのかを判断することです。

保険についてあまり詳しくない方はこれらの判断が難しいことと思われますので、保険会社の無料相談を受けることをおススメします。

3.現在がんの人でも入れる無選択型保険

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

現在がんを患っている方でも入れる保険は数は非常に少ないですが、ありますのでご紹介します。

それは生命保険と医療保険に用意されている『無選択型』『無告知型』と言われるものです。

これは、現在の健康状態の告知も過去の病歴の告知をする必要は一切ありません。

ただ、現在患っているがんについては残念ながら保障されません。

また保険金を受け取ることのできる条件もとても厳しいものとなっております。

そのため役に立つケースは少ないのではないかとは思いますが、念のためご紹介させていただきます。

3.1. 無選択型の生命保険『終身保険』

無選択型・無告知型の終身保険は健康状態についてはほぼ無条件で加入することが可能です。

ただ、その代わりに、死亡保険金の支払条件が厳しくなっていたりその他の加入条件が限られていたりします。

緩和型よりも条件はさらに厳しいものとなっています。

そういう厳しい条件の具体例については次のようなことが挙げられます。

  • •40~60歳は500万円まで、61~75歳は300万円までなどと 保険金額の上限が非常に低い設定となっています。
  • • 非常に保険料が割高です。
  • • 契約日から2年以内での死亡についての保険金の支払いは、特定の伝染病等を除いた病気で死亡した場合は、『月払保険料×加入月数』の額のみとなっています。
  • • 高度障害保険金がありません。
  • • 20~30年間加入しているとに保険金の額よりも最終的には保険料の総額の方が高くなってしまいます。
  • • 貯蓄の機能が非常に低いと言えます。

このように、無選択型・無告知型の生命保険は、健康状態については加入の時問題になりませんが、その代わりに、他の条件については非常に厳しいものとなっています。

※高度障害状態:高度障害状態とは、次のいずれかの状態をいいます。
両眼の視力を全く永久に失ったもの
言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

3.2. 無選択型の医療保険

無選択型・無告知型の医療保険も数は少ないですがありますので特徴を次の通りご紹介します。

• 保険期間が5年など短期・更新のみです。

• 保険料がもともと非常に割高で更新ごとに上がっていきます。

•給付金の額など 設計の自由度が低いと言えます。

• 最初は保障が全くなくて保障開始が遅い

• 病気が保障開始前だと全く保障されない

無選択型の医療保険も、健康状態について加入時一切問われない代わりに、それ以外の条件などが非常に厳しいものとなっています。

3.3. 無選択型が活用できるケースは限られている

無選択型保険は、保障が受けられる状況が限られすぎているのと、高すぎる保険料の関係で加入する方は少ない現状です。

『それでも何らかの安心感を』とお考えの方は、ファイナンシャルプランニングをしっかりと行ってください。

その際には、数字によって保険料の支払いと保険金による金銭的リターンの判断を行って、精神的な安心感が得られるかどうかについて真剣に検討することが必要です。

4.がんでも入れる保険を選ぶ際のリスクと注意点

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

がんでも入れる保険とは、がんにかかったことがある方や、持病がある方でも入れる生命保険の中の医療保険の一種です。

これらは『引受基準緩和型』『限定告知型』『無選択型』『無告知型』と呼ばれる保険のことを指します。

保険の種類としては、

  • 入院・手術を保障する医療保険やがん保険
  • 死亡保障の生命保険

など種類はさまざまです。

糖尿病や乳がん、うつ病、高血圧といった病歴や入院経験のある方でも入れる保険として、近年の傾向としては、がんでも入れる保険が増えてきています。

がんに罹った経験のある方は再発のリスクもあります。

また、持病を持っている人にとって、それでも保険に加入できることは心強いことだとは思いますが、持病があっても入れる、がんでも入れるということは、リスクはそれなりにあります。

このことから、がんでも入れる保険に加入する前に、メリットやデメリットなどを踏まえて解説いたします。

4.1.基本的に保険料が割高になる

がんにかかっていた人や、現在持病を持っている方が保険に加入するということは、保険会社は保険金などを支払う頻度が多くなります。

そのため、それだけリスクを背負うことになる関係からも、割高な保険料になるということが挙げられます。

一般的な医療保険

例)50歳男性、終身型、保険料:3060円

入院給付金(病気・怪我) 入院あたり60日 1日あたり5000円

手術給付金 回数無制限 10万〜2.5万円

先進医療 2000万円まで 先進医療技術料

引き受け緩和型保険

例)50歳男性、終身型、保険料:4500円

入院給付金(病気・怪我) 入院あたり60日 1日あたり5000円
手術給付金 回数無制限 5万円

先進医療 2000万円まで

先進医療技術料1年以内は保証が半分になる

このように、引受基準緩和型の保険では、加入者が病気にかかるリスクが高くなりますので、保険料については通常の保険よりも割高となっています。

保険料は保険商品にもよりますが、先述しましたように通常の1.5~2倍くらいになっていることが言えます。

4.2.1年以内では保障が半分になる

また、支払い削減期間と言って、ほとんどが保険に加入して1年以内に入院または手術した場合については、半分以下に保障額が減額されます。

加入をする際には必ず確認して理解しておいて下さい。

4.3.無選択型を選ぶと損をすることがある

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

無選択型保険をは、保険料が高いため最終的に支払った保険料が保険金額を上回るケースがあるので注意が必要です。

さらに、病気で契約から2年以内に亡くなると、受け取れる保険金は、払込保険料相当額しか受け取れません。

また、既往症は保障されません。

これまで発症した病気を既往症とを言いますが、これら既往症が無選択型の保険では、保障されないこともあります。

既往症の基準としては、

• 契約前から発症した病気

• 契約後も引き続き治療を続けている病気

• 契約後〇日以内に発症した病気

• 契約して〇か月経たないと保障がない

など、無選択型の保険の保障については、加入してから一定期間が経たないと行われないことがあります。

また、条件の内容に保障の対象外として、過去に発症歴がある既往症や持病などもあります。

告知義務が無い保険とは言っても、保障されないのでは、全く用をなしません。

加入前には約款をきちんと約款を確認することが必要です。

5.がんでも入れる保険に関してよくある相談事例

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

がんになった方ががんでも入れる保険に加入する際によくある質問などをまとめてみました。

5.1.1. 5年前にがんを発症し手術をしました。定期的に診断は受けていますが、今後のために医療保険への加入はできますか?

がんの発症歴がある事で加入できない可能性が、通常の医療保険ですと非常に高いです。

しかし、がんであっても、引受基準緩和型の保険であれば加入できる可能性はあります。

複数社の保険の支給条件や保険料などを比較してみることをおすすめします。

5.1.2. 1年前にがんを発症し、現在は投薬治療を行っています。そのような状態でも加入できる医療保険はありますか?

がんの発症歴がある事で加入できない可能性が、通常の医療保険では非常に高いです。

しかし、可能性としてがんであっても引受基準緩和型の保険であれば加入できることが言えます。

複数社の保険の支給条件や保険料などを比較してみることをおすすめします。

5.1.3.今のところ入院・手術の経験もありませんがどんな保険が良いでしょうか?

現在健康で持病や既往症がない場合は、通常の医療保険やがん保険、終身保険や定期保険の死亡保険などが良いでしょう。

どんな保険が具体的に良いのかは、保険会社のFPなどにすることによって、最適なものをすべての保険商品のなかから選んでくれます。

6.がんでも入れる保険のメリットやデメリット

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

がんでも入れる保険がありますが、しっかりとした知識を持っていないと、万が一保険を使うときになって『自分が思っていたことと違う』といようなことにもなりかねません。

がんでも入れる保険のメリットやデメリットを確認しましょう。

6.1.保険は誰でも加入できるわけではない

民間の医療保険は入院費や手術費などの負担を軽くするためにも役立つものです。

しかし、保険の加入を、過去にがんになってしまったことがあるという理由によって断られるというケースで悩んでいる人も多いようです。

医療保険の加入を断られたケースの中には、良性のしこりが胸にあっただけでと言う方もいるようです。

6.2.公的保険でがんの治療費はまかなえるの?治療費の相場は?

公的な保険制度によってがんの治療費はまかなえるのか、がん治療費の相場はいくらなのかについてご紹介します。

6.2.1.高額療養費制度でカバーできるのでは?

公的な保険を利用することによって、医療費のうち自己負担は1~3割ですみます。

しかし疾患によっては高額な医療費がかかることもあります。

公的保険に加入しているかたは、医療費が高額になったときに自己負担を一定額内におさめてくれる制度の『高額療養費制度』を利用することができます。

所得によって高額療養費制度の自己負担限度額は変わりますが、一般的には多くの方が1月に83,400円が上限となるでしょう。

この制度を使えば、高額な医療費も公的保険でカバーできるのでがん保険や医療保険に入る必要はないのではないかと思われがちです。

しかし、高額療養費制度は1月に83,400円が条件となっています。

そのため、もしも治療が月をまたいだり長期化した時には医療費が何十万もかかってしまうことになってしまいます。

また、所得税の税額を減らす確定申告の際に医療費控除の申請手続きをすることもありますが、大きな効果を望むことはできません。

それに、保険対象となる医療費のみしか高額療養費制度は利用できません。

自由診療は保険が適用にならず、全額自己負担となり、高額療養費制度も利用することができません。

6.2.2.がんにかかった時の治療費の相場

がんの治療費が支払できないような高額でなければ、問題はありません。

ではがんの治療費にはどのくらいかかるのでしょうか。

がんの部位やステージ、治療法によっても治療費は大きく変わりますが、平均したがんにかかる治療費は100万円ほどと言われています。

しかし、治療が長期化したり、治療法を自由診療にすると、可能性として治療費はさらに高額になるおそれがあります。

多くの方が、公的保険だけでは心もとないと考えるのではないでしょうか。

6.3.無選択型保険のメリット・デメリット

一般的に通常の医療保険や生命保険に加入する際には、医師の診断書や健康状態に関する告知を行わなければなりません。

しかし、無選択型は医師の診断書や健康状態などの告知は一切必要ありません。

そのため、メリットとして、加入に際しては過去に病気にかかった人であってもできるということが挙げられます。

しかし、だからといって保障の対象が全てになるわけではありません。

保険商品のの多くが過去にかかったことのある疾患や現在治療中の疾患については保障の対象外となる不担保特約がついております。

がんが再発した時の保障としては安心できません。

また、デメリットとしては、保険料が一般的な保険に比べて割高になるということです。

事前に、加入前にかかっていたがんに対しても保障の対象となるのかを、無選択保険を選ぶときには、しっかりと確認することが大切です。

6.4.引受基準緩和保険のメリット・デメリット

引受基準緩和保険は、加入する際に、簡単な数個の質問に回答するだけで加入できるという保険です。

がんの場合は、がんに関する治療を過去数年間の間に受けたことがあるかどうかということが告知内容となっていることが多いようです。

保険の加入について言えば、がんの告知を受けた後でも引受基準緩和保険も加入しやすい保険と言えます。

また、保障の範囲内にがんの再発についても保障する保険もあります。

そのため、比較的利用しやすい保険と言えるでしょう。

デメリットとしては、

  • 保険料が割高になること。
  • 死亡保障の金額が少ないこと。
  • 中には死亡保障特約がつけられない保険もある。
  • 加入して一定期間は保障の対象となる事象が起こっても保険金が1/2しか下りないことが多いこと。

これらの点です。

また、がんの治療が終わってから一定期間空いている状態でなければ、引受基準緩和型保険に加入するときの条件をクリアすることが難しいようです。

6.5.がん専用保険のメリット・デメリット

更に、がん専用の保険が、がんと告知された後に加入できる保険として挙げられます。

これは医療保険ではありません。

がん保険に多いタイプです。

この保険は、過去にがんと診断されて治療を受けた人のみが対象となっている保険商品です。

保険商品の中には、乳がんに特化した保険や広くがん全般に対応しているものもあります。

加入条件は比較的厳しいところも多く、引受基準緩和保険のように、条件として『過去にがんの治療を受けてから5年以上経っていること』となっている保険も数多くあります。

保険商品の中にはステージによって年数が変わってくるものもあります。

保険商品のタイプはいろいろ用意されていますので、選択肢の幅は広いといえます。

7.生命保険はどうなる?

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気になるのが生命保険ではないでしようか。

国立がん研究センターがん対策情報センターの調査によれば、

生涯のうちがんが原因で死亡する確率は男性が4人に1人、女性が6人に1人

と言われています。

総務省の平成30年1月の調査では、

日本の男性の人口が、6,150万人、女性が6,500万人

となっていますので、単純計算ですが男性が1,537万人、女性が1,083万人ががんで亡くなると推定されます。

死亡保障についてがんが再発したときに備えてしっかりとつけておきたいと思っている方も多いかもしれません。

遺される家族のためを思って、特に男性の場合できるだけ多くのお金を残しておきたいと思っているのではないでしょうか。

しかし、一般的に、がんと告知された人でも加入できる生命保険自体の数は少なく、数百万円など少額な金額が死亡保障に設定されているものが少なくないのが現状です。

毎月の保険料も死亡保険金の金額を大きくすればその分高額になってしまいます。

ただ、中には死亡保障を高額な数千万円という金額をつけられる保険もあります。

毎月の保険料と合わせて死亡保障をどれくらいつけるかについてはよく検討する必要があります。

7.1.保険を選ぶときのポイントは?

それでは、生命保険を選ぶときのポイントはどんなところにあるのかについてご紹介します。

7.2.がんの再発にも対応しているのか

無選択型保険や引受緩和型保険の中には、がんが再発した場合も保障すると明記されているものもあれば、がんの再発については保障の対象外とする不担保事項としているものもあります。

保険金ががん以外の疾患にかかったときに下りればいいと考えている場合はそれでもいいかもしれません。

しかし、保険に加入する目的が、がんの治療費のためであれば不担保にされては目的を果たすことは出来ません。

大切なことは、加入しようとしている保険が、がんの再発にしっかり対応しているのか確認することです

7.3.掛け捨てか貯蓄型か

生命保険や医療保険の中には、2つのタイプがあります。

それは掛け捨て型と貯蓄型です。

保険料が安く済むのは掛け捨型ですが、返戻金が解約してもありません。

一方の貯蓄型は毎月の保険料は高くなります。

しかし、返戻金が、満期を迎えたら払込み額よりも多くなるといったものもあります。

どちらが良いかというのは一概には言えず、加入する方のライフスタイルや家計の状態にもよりますのでじっくりと検討することが必要です。。

7.4.がんでも加入できる保険商品

がんでも加入できる保険商品一覧については、次の通りです。

現在、がん患者が加入できるがん保険は、上記図表に示している、

❶アメリカンホームの『ガンになったことがある方も入りやすい みんなのほすピタる』

❷セコム損保『メディコムワン』

の2 つとなっています。

❶は保険料も割安で加入要件が緩やかとなっています。

そして、基本的な保障内容については医療保険と同じですが、一時金を特約で付加することもできます。

❷は手厚い保障内容で、無制限にがんで入院したときにかかった費用の全額が支払われ、最大1,000 万円まで通院保障も補償されます。

しかし対象者が『乳がんを経験した女性』と限定されていて、保険料も細かくがん診断時の病期ごとに設定されていて、決して安くはありません。

8.まとめ

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説

がんでも入れる保険ってあるの?がんでも入れる保険について詳しく解説してまいりましたが、いかがだったでしょうか。

がんになっているから、もうがん保険には入れないとあきらめてしまっていた方も多いと思います。

現在ではがんの治療を受けてからある一定以上の期間何もなければ入れる医療保険や、がんの治療中でも加入できる医療保険も発売されてきているということがお分かりかと思います。

便利な部分も多いがんでも入れる保険ですが、割高な保険料となるためデメリットも多い保険と言えます。

保険の加入に際しては、事前に保険会社の専門のFPに相談することをおススメします。

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