漢字もたくさん覚えてどんどん長い話が読めるようになる高学年。
いろいろな作品と世界に触れてほしい年頃です。そんな年頃のお子様たちへ、様々なジャンルから選んだ15冊を紹介します。
目次
1. シャーロットのおくりもの(E.B.ホワイト作、ガース・ウィリアムズ絵、さくま ゆみこ訳)
子ブタとそれを助ける農場のさまざまな動物たちの友情を描いた不朽の名作。
23ヵ国4500万読者に愛され続けるロングセラー。
生きること、死ぬこと、助け合うことを真摯に描くこの物語は、子供はもちろん大人も涙する児童文学の最高傑作です。
2. チョコレート工場の秘密(ロアルド・ダール作、クェンティン・ブレイク絵、柳瀬尚紀訳)
貧しいチャーリーの一家はいつも薄いキャベツのスープしか口にできません。
ある日、世界一有名な町にあるチョコレート工場が5人の子供達を招待することを公表します。
この工場は今まで誰も働く人たちの姿を見たことがないナゾの工場です。
チャーリーはおじいさんのへそくりをもらって、チョコレートを買いにいきます。
イギリスをはじめ世界中で愛されるロアルド・ダールが、甘い匂いの立ち込める工場に奇抜な風刺を散りばめて、ご案内します。
3. 誰も知らない小さな国(佐藤さとる作、村上 勉絵)
「ぼく」が遊びに行く小山は、びっくりするほど綺麗なつばきが咲き、美しい泉が湧き出ています。
ある日、小さな女の子が三角平地を巡る小川に、赤い運動靴うっかり流してしまいます。
ようやく見つけた靴を拾い上げようとして、ぼくが手を伸ばしたところ、その靴の中に300万人に愛され、時代を超えて進化し続けるシリーズの第1作です。
4. 銀河鉄道の夜(宮沢賢治作)
朴訥な宮沢賢治童話の代表作のひとつ。
主人公の二人の少年が、銀河鉄道にのって四次元へのふしぎな旅に出る物語。
アニメーションなどにもなっていますが、ぜひ原作者の言葉で味わって頂きたい一冊です。。
6. 窓際のトットちゃん(黒柳徹子作)
ユニークな学校「トモエ学園」に通う黒柳徹子の子供時代を描いたノンフィクション。
普通の小学校には適応できない子供たちが、理解ある校長先生のもとに集まった先生方の指導のもと、のびのびと学校生活を楽しみます。
学校が好きな子も、好きでない子も、きっと共感しながら読める逸品です。
7. ロビンソンクルーソー(ダニエル・デフォー作)
広い世界に憧れて船乗りになり、念願の航海で暴風雨に巻き込まれて船が難破し、ただ一人無人島に流れついたロビンソン・クルーソーの冒険物語。
持ち物はナイフとパイプ、それにわずかなタバコのみ。
幸い難破した船は潮が引くと近づける距離でした。そこから必要なものを島に運び込んで、孤独な生活を始めます。
何があるか、いるのか、わからない島であるものを利用して日々の生活を送る。
孤独、未知、探検。漂流記の元祖ではないでしょうか。
8.ハリーポッターシリーズ(J・K・ローリング作、松岡佑子訳)
ここからは映画でもおなじみの「ハリーポッターシリーズ」です。
映画を楽しんだ方々なら、もっと濃い内容を楽しめます。
映画を見ていないならなおさら、初めて繰り広げられるハリーの魔法の世界にとりこになること間違いなしです。
8-1.ハリー・ポッターと賢者の石
孤児のハリー・ポッターは、ひきとったおじ・おばにこき使われ、同い年の従兄にもいじめられ、孤独な毎日を送っています。
しかし、ハリーには困ったことになると起きる自分でも分からない不思議な力がありました。
11歳を目前にしたとき、ハリー宛に、不思議な手紙が送られてくるようになります。
手紙を見せまいとするおじ・おば。
毎日山のように送られてくる手紙を避けるために家から逃げ出しますが、逃げ込んだ人里離れた海の上の小屋に、見知らぬ大男が現れます。
自分の不思議な力の正体を知らされ、ハリーの夢のような学校生活が始まりますが、そこに忍び寄る暗い影が。
8-2. ハリー・ポッターと秘密の部屋
魔法学校二年生に進級したハリーたち。
ハリーの親友ロンの妹、ジニーが新入生として加わります。
ハリーは他の誰にも聞こえない声が聞こえ出し、学校の生徒が次々と襲われ石になり、学校から蜘蛛が逃げ出しはじめます。
徐々に元気を失っていくジニー、石になってしまったハーマイオニー。
ハリーとロンは謎を解いて生徒を救おうと、自ら危険な下水道へと身を投じます。
8-3.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
三年生です。新学期が始まる直前に、脱獄不能の監獄から逃れた囚人が、ハリーの命を狙っているのではと懸念されます。
学校では、防衛のため吸魂鬼という恐ろしい番人が学校の外を徘徊するようになります。
両親の死の詳細を聞かされ、ハリーは逃げ去る影を追って、森に踏み込み、無数の吸魂鬼に襲われます。
ハリーを救った「守護霊の呪文」を唱えたのは?
ハリーの両親の友人たちの行方は?魅力的な登場人物が新しく加わり、話がさらに膨らみます。
8-4.ハリー・ポッターと炎のゴブレット上下
四年生になったハリーたちを待っていたのは、ホグワーツ校で開催される三大魔法学校対抗試合
。そこにはハリーを陥れる巧妙に仕組まれた罠が潜み、ハリーは学校で孤立し、親友のロンとまでも仲違いしてしまいます。
でも、否応なしに事件に巻込まれていくハリーを助けてくれる味方も次々と現れます。
まるでその場で見ているかのようなクイディッチ・ワールドカップの描写に胸躍り、人間関係に悩むハリーの成長ぶりが胸に響く、第四作。
8-5.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団上下
五年生です。指導者の復活に闇の軍団は活気をまします。
それに立ち向かう正義の騎士団も。年端のいかぬハリーと同級生たちは独自に抵抗する術を身につけようと秘密の活動をはじめます。
たくみな罠をしかけられ、おびきよせられたハリーとホグワーツの学生たちの危機。生死をかけた戦いの中で、ハリーの運命が明かされます。
8-6.ハリー・ポッターと謎のプリンス
闇の軍団がますます力を増し、暗雲たちこめる世界で六年生に進級したハリーたち。
誰よりも闇の魔法の深淵を極めたヴォルデモートの秘密を明かすため、ハリーはダンブルドアとの個人授業をはじめます。
8-7. ハリー・ポッターと死の秘宝
七年生の進級をあきらめ、ヴォルデモート打倒のために探索の旅に出る三人組、ハリー、ロンとハーマイオニー。戦いの中、次々と倒れていく仲間。最後の謎が明かされ、ハリーとヴォルデモートの最終決戦が繰り広げられます。
8-8.ハリー・ポッターと呪われた子ども(2016年11月15日発売予定)
『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ちました。
最終巻でちらりと登場したハリーの二人目の子どもがホグワーツ魔法学校へと旅立つシーンから始まります。
打ち負かされたはずのヴォルデモートですが、また暗雲がハリー一家を覆います。
劇の脚本をそのまま本に収めた本書は、字数こそ少ないですが、ハリーの子どもたちと、大人になったハリーとその仲間たちの活躍を十二分に楽しめる一冊となっています。
まとめ
今回ご紹介した15冊は非常に読み応えがあり、お子様だけでなく家族みんなでシェアして楽しめます。
パパママも最近読書から離れてしまっている・・・という方はぜひこの機会にお子様と一緒に読書を楽しんでください!