小学生では保育園や幼稚園と違い、様々な事を学んでいく環境と言えます。
しかし、その反面学校生活が順調に行えているのか親御さんからすると不安に思うことも。
学力を向上させたり人間関係や人格形成であったりを学ぶこともできますが、それだけでは不十分であると言わざるを得えません。
そんな時に有効なのがドラマであったり映画。
今回は小学生のうちにオススメの映画を15本ご紹介。
見たことがない作品があれば、ぜひチェックしてくださいね!
小学校へ入学してから映画を見せる理由
先ほども軽く説明しましたが、小学校で得られることというのには限界があります。
たまには親が予期せぬ事を学んでしまう事もあり、それを修正していくためには多大な労力を負うことでしょう。
もちろん知識や経験を付けることは子供を育てる上で重要となりますが、映画などを子供と一緒に観ることで、しつけを行う上で分かりやすく説明することができるようになります。
そのため、是非この記事を参考にして頂き、お子さんと一緒に観てみることを強くお勧めします。
小学校低学年で絶対観ておきたい映画
低学年の間はまだ映画の内容などを説明することは難しいでしょう。
そのため、低学年のうちは友達が観ているような内容のものはもちろん、子供がわくわくするようなものであったり、興味を示すような内容の映画を観せてあげると良いです。
観た映画から子供が疑問に思った事を口にするようであれば、それに沿って解説してあげることで知識を得たり、しつけを行ったりすると良いでしょう。
1.ジュラシック・パーク
かなり有名な昔の映画になりますが、出てくるものが「恐竜」であるため、子供の興味を引くにはばっちりである映画です。
現実では実在しない「恐竜」に襲われる恐怖が描かれているため、子供の想像力を掻き立てるのには良い作品になっています。ただし気を付けておきたいのは、登場人物のほとんどが恐竜に食べられてしまうシーンがあるので、注意が必要です。
ただし、主人公が子供を守る姿などをお子さんに見せておくことで、人を守るという事を教える事ができるようになるでしょう。
2.カーズ
登場人物が「車」であり、その車がしゃべりながらストーリーが展開していきます。
主人公が自意識過剰で自分勝手な性格。人使いが荒いために、それが原因で人々から嫌がられていたりする描画がしっかりと描かれています。
それが原因で、ある町に迷い込んで苦労してからというものその性格に変化が訪れます。
子供を教育していくのに、この過程を例に挙げたりしながら接することで、具体例を用いて改善することができます。
3.となりのトトロ
かなり有名な作品なため、小学校へ入学する前にもう観てしまっている人がほとんどかもしれません。
そのため、学校の友達と共通の話題として話ができるのではないでしょうか。
この作品の主人公は小学生であり、小学生のお子さんとの立場が同じなため、是非小学校へ入学してからも観せておきたい映画の一つです。
掃除や洗濯ができる主人公であったり、母や妹思いである姿も描画されるため、そういった部分をお子さんに観せておくことで、お子さんの成長を促す事ができる良い作品になっています。
4.千と千尋の神隠し
こちらも有名な作品ですね。
無断で食事をしてしまった親が豚に変えられてしまい、両親を助けるために元の世界に戻る術を探すというストーリーになっています。
しかし、まず無断で食事をしてしまう両親という設定は教育上どうなのかと思うのですが、人のものを取ったらダメであるという事を学ばせるには良いかもしれませんね。
この作品はそれ以外にも環境問題などにも軽くではありますが触れていますので、是非お子さんが観ている傍で解説してあげてください。
5.学校の怪談
だいぶ古い映画になってしまいますが、ちょうどお子さんが小学校へ入学した頃に観せてあげると面白がって観てくれる作品ではないでしょうか。
作中のほとんどが校内の出来事のため、お子さんからすると感情移入しやすい作品であると思います。
想像力を働きかけるためにも、こういう感情移入しやすい事というもの重要です。ちなみにホラーですので、お子さんが泣かないように注意が必要です。
小学校中学年で絶対観ておきたい映画
中学年にもなると、日常生活がある程度できるようになっているのではないでしょうか?
そうなってくると、良い事悪い事の区別もつくようになり様々な事を理解できるようになっています。
このころから、人間関係に関する具体例として映画を観ることがオススメ。
今回は、子供が何かを感じられる、そんな映画をご紹介します。
6.天使にラブソングを
古い映画ではあるのですが、こちらの作品も大変人気があります。
修道院の聖歌隊を指揮することになった主人公。
最初不仲であった人たちと歌を通して徐々に打ち解けていくその姿を子供に観せてあげることによって、人間関係の変化について学ばせることが出来る良い映画です。
7.平成狸合戦ぽんぽこ
狸がいっぱいでてくるため、お子さんへの掴みはバッチリである有名な作品ではないでしょうか。
環境問題や人間関係などを題材にしているだけあって、完成度が高い作品になっています。
環境問題に興味を持たせるために鑑賞させてあげることをお勧めします。
8.あたしンち
この作品は主人公のみかんとみかんの母が入れ替わってしまうというありきたりなお話。
作中で主人公が母の気持ちを理解する描画があるので、お子さんに観せてあげることで、そういう視点から物事を考えさせるのに最適です。
ただし、入れ替わるための条件などを解説しているシーンがラストの方であるのですが、これはまだお子さんには難しいかもしれません。
9.サウンド・オブ・ミュージック
かなり昔の海外映画です。
作中で所々ミュージカルのように歌が流れるシーンがあります。
主人公は子供たちの家庭教師という設定で、様々なやり取りを行ってから歌の勉強をすることに。
この作品は歌を歌うということや、音楽の基礎的な部分を主人公が作中の子供たちに教えるという描写があるので、音楽の授業の参考にすることもできる作品です。
10.チャーリーとチョコレート工場
作中で金のチケットを得ることで、チョコレート工場を見学できるというものがあり、主人公がこの金のチケットを得る過程でモノの価値というものを教えてくれる映画です。
千と千尋の神隠し同様に、無断で人のものに手を出すことでハプニングが発生してしまうというシーンがあるため、やはりこれも教育の一環として使える映画ではないかと思います。
小学校高学年で絶対観ておきたい映画
高学年にもなると、大体のことは何でもできるようになります。
もちろんアニメでも良いですが、歴史などを学べる映画もオススメですよ!
11.火垂るの墓
戦争後の日本を描いた有名な作品です。
子供たちに戦争後にはどういう世界になってしまったのかということを例を用いて教えることができる作品です。
ただし題材から仕方がないことなのですが、精神的につらい作品でもあります。
12.ドラえもん新・のび太の日本誕生
昔放送した「のび太の日本誕生」のリメイク版です。
この作品では登場人物の親たちがあれやこれやと押し付けてくるので、逃げ出したいという事から始まります。
このあたりは自分のお子さんがどのように思うかなど、親の立場からは気になるところです。
同時に歴史などにも簡単ではありますが触れているので、おススメです。
13.映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
一部の大人に人気の作品。
このお話は昭和時代を模した町へ懐かしんで引きこもってしまうという話です。
主人公は両親が昭和時代を模した町からなんとか現実へ引き戻したいと行動していくという良い作品なので、是非家族で観ることをお勧めします。
14.ムーミン谷の彗星
ムーミンの住む世界に彗星が落ちてきて世界がなくなってしまうという情報を聞きつけ、何とかこれに巻き込まれないように奮闘する姿を描いた作品です。
物語終盤には試行錯誤した結果、洞窟に籠って彗星をやり過ごすという話になります。
これを観ながらお子さんと災害に対する危機回避について学ぶきっかけ作りができるお話です。
15.はだしのゲン
火垂るの墓同様に戦争後の世界のお話です。
原爆投下後の世界のお話しになるため、戦争を学ぶ上ではとても大切な映画になっています。
戦争の怖さや原爆の恐ろしさ、またはその後にどうなってしまうのか。
これをお子さんに知ってもらうにはとても大切な映画ではないでしょうか。
まとめ
今回ご紹介した映画は、子供に大人気の作品です。
映画は娯楽の一環ではありますが、映画から何かを学ぶという事もできます。
低学年では憧れやわくわくするようなことを観る事で子供の想像力を掻き立て、中学年では人間関係の維持。高学年では中学生で新しく増える科目である歴史や化学・生物などに少なからず触れておくと良いでしょう。