子供ができるということは、もちろん嬉しいことではありますが、不安なことも多くあると思います。
子供が元気に育ってくれることが一番ですが、成長するとともに教育費が多くかかってくることは、親として避けては通れないことです。
そんな不安を少しでも解消する手段として「学資保険」があります。
しかし、実は学資保険は必ず入る必要はありません。
今回はその理由について解説していきたいと思います。
1.学資保険とは
【画像】http://www.gdocsbar.com/effect/148.html
、子供の教育費等にかかるお金を若いうちから積み立てることによって、 教育資金が必要になるとあらかじめ設定した時期に、給付金としてまとまったお金を受け取ることができる保険です。
教育費は子供の通帳を作って銀行に貯金しているから大丈夫、という方がいらっしゃると思いますが、銀行等で貯金しても利息は僅かにしかなりません。
しかし、学資保険は返戻率が100％を超えるものがほとんどですので貯蓄性が高くなります。
要するに、払った金額よりも戻ってくる金額の方が多くなるのです。
また学資保険の契約者が万が一亡くなった場合には、それ以降の保険料が免除されます。
それならば学資保険に入った方がお得なのでは無いかと、ほとんどの方が考えられると思います。
実質、将来のことを見据え学資保険に加入されている方は多数いらっしゃいます。
しかし現在、いろんな保険が増えてきており、本当に学資保険でなければいけないのかというとそうではありません。
学資保険加入の検討をされている方はぜひ以下をご一読ください。
理由1.他の保険で学資保険以上の保証が得られる
【画像】http://www.おすすめ学資保険の選び方.com/?page_id=65
子供の教育費のためというのが主な目的の学資保険ですが、逆を言えば子供のためだけの保険でしかないということです。
子供のために入るのだから問題ないのでは？と思われるかもしれませんが、子供の学費だけではなく両親の老後の蓄え、結婚資金などもまかなえる保険があるとしたら、いかがでしょうか。
この保険をうまく活用すると、子供の学費だけではなく、両親の老後にかかる費用等もまかなうことが出来るのです。
理由2.学資保険よりも融通がきく低解約返戻型終身保険がある
【画像】http://money-chiebukuro.com/保険系/子供の学資保険はいつから加入するかで未来が左/
低解約返戻金型保険とは、保険料の払込期間中の解約返戻金を少なくする代わりに、保険料が割安に設定されている終身保険です。
払込期間が過ぎれば返戻率が高くなり、そのまま解約せず据え置くことによって解約時に戻ってくるお金が増えます。
この保険のメリットをいくつかご紹介致します。
2-1.学費が不要だった場合、老後の備えとして蓄えられる
学資保険は子供のためだけの一定期間の保険です。
子供が大学進学しない道を選んだ場合、使わなくて済むことも考えられます。
設定した期間内の保険ですので、満期になったら決まった金額を貰って終了。
しかし、低解約返戻型終身保険の場合は、使わなかったお金を据え置くことが出来るのです。
そのまま据え置くと年々、増え続けていきます。
ここが学資保険と低解約返戻型終身保険の大きな違いで、置いておくだけでお金が増えていくのです。
2-2.一部引き出しも可能
低解約返戻型終身保険の使いやすいところは、満期になった時点で半分は教育費用に、半分は据え置いて老後の蓄えに出来るということです。
ちなみに満期前にも半分解約することは可能ですが、満期前に解約すると大きく元本割れをしてしまいますので、 解約する場合は満期以降に行った方が払った保険料が無駄になりません。
2-3.保護者に万が一のことがあった場合の保障がある
学資保険同様、貯蓄性はもちろんのこと保護者に万が一のことがあった場合の保障も受けることが可能です。
またお子さんが成人するまで、もしものことがあったらと掛け捨ての定期保険に加入されている方もいらっしゃると思います。
この終身保険に加入すると、定期保険に加入している金額をその分減らすことで、毎月の掛金を抑えることが出来ます。
定期保険は掛け捨ての保険なので、終身保険で貯蓄に回す方がずっと経済的ですね。
2-4.妊娠前でも加入できる
学資保険は子供が産まれてから加入する保険ですが、この低解約返戻型終身保険は両親のいずれかが加入する保険です。
そのため、子供が生まれる前から加入することが可能です。
子供が産まれてからは子供のお世話で何かと慌ただしくなり、なかなか保険について考える時間が取れないのが実情です。
子供が生まれる前に、夫婦で専門の保険アドバイザーの方とじっくり話をされて下さい。
保険に加入すると決めた場合、長い期間保険料を支払うことになりますので、夫婦で十分に納得して加入出来るよう、妊娠前に加入することをおすすめ致します。
理由3.学費は国の補助金制度でまかなえる
【画像】http://www.irasutoya.com/2014/07/blog-post_3332.html
子供の学費で一番お金がかかるのが大学入学時ですが、 現状の日本では奨学金制度がきちんと整備されておりますので、こちらを活用するのも手です。
親ならば子供に苦労をかけたくないと考えるかと思いますが、義務教育以上の教育を子供自身が望む場合、子供自身が学費を負担し将来自分で支払っていく形を取る方が、より真剣に学業と向き合えるという考え方も出来ます。
低解約返戻型終身保険で奨学金では足りない分を補填し、残りは老後の蓄えとして そのまま残しておく方法を取ることも出来ます。
学資保険に加入する前に考えよう
【画像】http://www.ignition-ent.com/gakushi/
以上、学資保険についてお話させて頂きました。
学資保険が悪いというわけではありませんが、その他の保険にも目を向けると、 保険の活用方法が広がるということを知って頂けたら幸いです。
今後、大切なお子さんが生まれる方、学資保険に加入しようか考えている方、この機会に考えを改めて、一度保険について向き合ってみてはいかがでしょうか。
