生命保険に加入していても、ライフイベントの変更などにより「解約」を検討することもあるでしょう。
そんな時、どうして「解約」方法を悩むことはないでしょうか?
そっと解約したい時もあるでしょうし、簡単に解約できる方法。ばれずにすむ方法。第一生命には、4つの解約方法が準備されています。
今回は、その基本的な流れをご紹介します。その中で、自分に一番あった方法を採用してください。保険商品については、加入時に審査もあり簡単に加入できない場合もありますが、解約することがもっと大変だったという声をきくことも多いため、解約方法について抑えておくことは、とても大切なポイントになります。では、まず「第一生命」という会社の理解から開始していきましょう。
目次
1:第一生命のご紹介
最初に、そもそも論の「第一生命」についてご紹介していきましょう。知っての通り、第一生命は保険商品を展開している保険会社です。歴史のある生命保険会社である第一生命について、少しご紹介していきましょう。
経営理念:お客さま第一主義「一生涯のパートナー」
1902 年に創業されたお客さま本位(お客さま第一)を経営の基本理念にのっとり、現在も地域社会への貢献、お客様への貢献を企業理念としています。コンセプトとして、“一生涯のパートナー”のフレーズを展開しています。ホールディングとして展開している第一生命はグループ全体として「Mission」「Vision」「Values」「Brand Message」を共通のフレーズとして展開しています。
この図が、グループ全体の共通理念として展開されているのです。
そして、“一生涯のパートナー”のフレーズについても、ご紹介していきましょう。
Mission:私たちの存在意義 一生涯のパートナー(By your side, for life)
Vision:私たちの目指す姿 安心の最高峰を、地域へ、世界へ
Values:私たちの大切にする価値観 グループ企業行動原則(DSR憲章)
①お客さま満足
お客さまの「一生涯のパートナー」を目指し、お客さま一人ひとりの期待に誠実に応える商品・サービスをいち早く提供します。
②コミュニケーション
すべてのステークホルダーに対して説明責任を果たすとともに、いただいたご意見を真摯に受け止め、積極的に企業経営に反映します。
③コンプライアンス
高い倫理観を持ち、公正かつ健全な事業活動を行います。あらゆる事業活動においてコンプライアンスを徹底します。
④人権尊重
各国・各地域において、文化および慣習を尊重し、その発展に貢献する経営を行います。人権を尊重し、人権啓発に積極的に取り組みます。
⑤ダイバーシティ&インクルージョン
人財の多様性を尊重し、すべての従業員が活躍できる安心・安全かつ働きがいのある職場環境を確保し、積極的な人財育成を行います。
⑥環境保護
地球環境保護を社会的責任と捉え、日常的かつ継続的に環境保護活動に取り組みます。
⑦社会貢献
「良き企業市民」として地域社会とともに発展することを目指し、社会貢献活動を行います。
⑧健康増進
地域の皆さまの健康増進に寄与する経営を行います。すべての従業員の心と身体の健康増進を図ります。
⑨持続的な企業価値の創造
以上の8つの原則、イノベーションの推進、経営資源の有効活用、業務の生産性向上、財務基盤の維持・強化によって、持続的な企業価値の創造に取り組みます。
Brand Message:理念体系を支える私たちの想い
この盾のマーク。これが、ホールディングス全体のロゴマークになります。
このロゴマークですが、古代西洋の「盾」のフォルムに「地球」を表すデザインを加えています。盾の中に地球を示す絵が入っているのがお分かりになりますか?これは、グローバルに展開する国内外の第一生命グループ会社が一丸となって、お客さまを災厄から守っていく意思の表れになります。それだけではなく、地球の緯線においてゆるやかな右肩上がりのカーブを表し顧客の明るく輝かしい未来、顧客にとっての「一生涯のパートナー」であり続けるために成長していく思いを表しています。
国内ではもちろん、今や全世界に展開している第一生命ホールディングスの組織。
今や国内だけの世界ではなく世界中の顧客へ向けたサービスを展開しているからこそ、国内でも最大の組織として今や不動の人気を保持しています。生命保険への加入を考える場合には、第一生命の商品を検討の1つにする人も多いはず。
それは、この組織の想いからきているのはないでしょうか?
こうした想いがグループ(ホールディングス)全体に浸透しているからこそ、不動の人気を持つ保険会社として展開しているといえます。現在では、数多くの保険会社が存在していますが、様々なコンセプトや取り組みをしている第一生命は今や日本が誇る大企業として世界に展開をしているのです。
2:解約を考える時
話は大きく変わりますが、どんなに良い生命保険商品に加入していてもライフサイクルの変動などにより、解約を考えることもあります。
実際に、様々な理由で保険商品を解約することになりますが、解約理由としてあがる主な理由10個をご紹介していきましょう。
ここで、ご紹介する解約理由は、第一生命に限らず、生命保険全般における解約理由の代表的なものです。
今、解約を考えている方にも、ご紹介する内容に「そうそう」と思って頂ける理由があるのではないでしょうか?
理由①|掛金を支払う余裕が無くなった やはりダントツに多い理由です。
ご存知の通り、保険に加入する際には月額の費用がどの程度になるかをシュミレーションして貰ってから決めるはずです。確かに加入時には、その金額で問題ないかを確認して加入を決めていても、年数が経過すると同じ様にはいかない場合があります。
例えば、減給になった。賞与がカットされた場合やお子様が予定外の進学をしたなど、様々な理由が考えられます。そもそも、家計を圧迫するような保険料になっているのは、別として継続して保険料を支払い続けることが難しくなる場合があります。
そもそも、保険とは万が一が生じた際に補填を行うものなので、病気やケガ、入院などが生じないと時には不要に思ってしまうこともあります。優先順位が下がっている際は特に、他の支払いが優先されることもあり得ますので、「保険料の支払いができないから」「滞納のはがきが来ているから」と思うことも多いのはないでしょうか。
保険商品については、保険料を払っていないと保障を失効し意味のない商品になってしまいます。それらなら解約をして、多少でも返戻金がある時の方が解約としてはお得となります。
理由②|他の生命保険に切り替える これも比較的よく聞く話です。
生命保険には加入しておきたいが、他所と比べて高いと感じる場合やサポート力が高い場合には、やはり他社に切り替えたいと思うものです。もちろん「節約」という側面で他社商品を比較する場合も同じです。
理由①と同じですが、今加入しているサービスに大満足という場合には、解約を考えることは少ないのですが、やはり他と比べると…や、他の人から聞いたから。という理由で切り替えを考える人は多くいらっしゃいます。また、保険商品は何十年も同じものだけではなく定期的に新商品が発売されるため、より自分や家族にあった商品へ乗り換えるという選択肢も誤っている訳ではありません。
理由③|更新がきたから 保険の契約形態によりますが、今加入している保障内容と金額なら問題ないが、高くなるのなら。という場合です。
理由①と類似している部分もありますが、不満はないけど保険料を比べるとどうなのだろうか?という視点で改めて考える人も多いのではないでしょうか?
そうです。更新のタイミングは、保険の内容を見直すチャンスでもあります。その理由は、更新に伴う「保険料の増加」です。更新に際して「内容に問題はないけど、こんなに高くなるの?」と思う人が多いのです。契約の際には説明があったはずですが、時間が経過する中でリアルに考えていなかったなどの理由もあります。既に、家計にも大なり小なりの影響を与えている保険料が格段に上がるのであれば、問題です。この問題を解決する方法もご紹介しておきましょう。
それは、更新料がUPしない契約をしておくというだけです。契約をする際には、何年後の更新時に〇〇円になります。などの説明がありますので、リスクを抑えておきたいのであれば更新時に保険料がUPしない契約がないかを説明してもらいましょう。
理由④|まとまった資金が必要になる
冠婚葬祭や入院、出産、様々な理由でまとまった資金が必要になった。などの理由で、貯蓄を利用せず保険を解約し解約金を利用することを検討される場合があります。
ただし、解約返戻金がない契約にしている場合などはNGです。当然ですが、解約しても戻り金がないためです。
そして、契約してあまり期間が経過していない場合には、支払い額と比べて戻り金が少ない結果となります。実際に、こうした事を避けるには一定期間の間は契約をし続けている必要性があります。
現在では「契約者貸付」制度がある場合があります。この制度を利用すれば、契約をいきなり解約することを避けることが可能になりますので、一度、利用する方法を考えてみると良いでしょう。
理由⑤|お付き合いで契約した これ、解約しにくい一番のパターンです。
お友達や人に勧められて等で加入した場合です。こうした場合には、解約をすることが難しいので後回しになることも多いのではないでえしょうか?でも、少し視点を変えて考えてみてください。もしも、義理やお付き合いで契約をしたのであれば、貴方はとても親切な人なのです。なぜなら、義理で毎月数万円をプレゼントしているということですから。それって、すごくないですか?身内でもない人に、毎月数万のプレゼントをするということは基本ありません。しかし。こうした事を無駄と思うキッカケはなかなかありません。解約する際に、改めて気付くことが多いのが現実です。
理由⑥|高額な保障は必要? 改めて節約を考えるのであれば、これはとても必要なことです。
改めて考えた時にここまで高額な保障が必要なのか?ということです。改めて考えることで、やっぱりここまでの保障は必要なかったという方は、保険を解約しようと思うのです。
契約する際には、あれもこれもと思って特約を付けすぎてしまうと先々でこうした見直しの際に、いかに無駄であったかと考えてしまいます。こうした事が起きない様にするのは、やはり契約前にしっかりと保障内容の必要性を吟味することです。契約時には、これもこれもと勧められても一呼吸を置いて契約内容を整理する余裕を持ちましょう。
理由⑦|加入後のアフターサービスが不満!!
加入する時は、とても丁寧に。そして、ぐいぐい提案された。等の理由と同時に、加入後には全く連絡をしてこない等や、実際に利用しようと思った際の対応に不満があるなどの理由で辞める人がいます。こうした事が起きない様にするためには、加入時にしっかりと内容を吟味することだけではなく、保険会社自体の対応についても見極める必要性があります。この理由も意外と多いので、口コミサイトや実際の利用者の声を契約前に聞いておくことも必要です。
理由⑧|少額すぎた 万が一の際の保障を受けた場合に「え?これだけ?」と思ったためです。少額すぎて、役に立たなかったと思った場合には解約を意識します。
保険とは、万が一の場合の保障を得る為です。しかし、実際にその時に保障される金額が少なく不足してしまうのでは、根本的に問題があります。いざというときに、役に立たないのであれば加入自体に意味がないので加入するよりも、自分で貯蓄をしておいた方がいいと思ってしまいます。
こうした場合を抑制するのは、きちんと保障して欲しい内容を整理してから保険に加入する必要があります。
理由⑨|ライフスタイルが変更した 結婚や離婚、子供の誕生などライフスタイルが変更した際に生命保険を見直すことが必要になります。
このときに、もう必要ないと判断したり他の保障を受ける必要が出たりという理由での解約は少なくありません。
特に、ここ最近では離婚率が増えている為、ライフスタイルの変更率も高いといえます。
理由⑩|制約が多い これも、契約時に抑制できる解約理由の1つになります。
広告を見ていた内容と実際は違うと思ったり、保障を受ける際に条件が多すぎるという理由での解約のことです。
実際、保険商品に加入する際には、様々な受給条件をクリアする必要があります。この説明は、契約時に聞く時も大変ですが、手渡される説明書も分厚く、隅から隅までを読むのは大変です。もちろん、理解することも大変です。だから面倒と思ってしまうのです。
どうでしょうか?解約をしたいと思った事がある方には、「そうそう。」と思う理由があったのではないでしょうか。解約自体が悪いことではありません。しかし、解約をしてしまうと損をする可能性があることは、十分に理解しておきましょう。解約をしなくて済む方法の基本は、まず契約する時に本当に自分が望む保障内容であるか。そして、支払い続けることが可能であるか?ということです。ここを抑えて、時間を掛けてしっかりと吟味しましょう。しかし、どうしても解約をする場合も当然あります。その際には、各保険会社が定める解約手続きの方法を選択しましょう。
3:解約手続きの種類
では、代表的な保険会社である第一生命において解約をする際の手続き方法について、ご紹介していきましょう。解約手続きの方法には4つの種類があります。この中で自分にあった方法を選択しましょう。
3-1:営業員による解約手続き
漏れがなく手続きができる方法です。解約理由の中でご紹介した「付き合い」の場合には、進めにくい方法です。実際には、営業員に連絡をして解約手続きを進めてもらう方法です。
当然ですが、引き留められます。それもストレスだと思う場合には、それ以外の方法を選択することにしましょう。ただし、解約手続きをしている情報は、担当の営業員に伝わります。
3-2:第一生命のコンタクトセンターに解約依頼
第一生命以外の保険会社にも設置されていますが、「コールセンター」に電話をして解約手続きを進める方法です。コールセンターに電話をする際には、証券番号を伝えると手続きはスムーズです。
コールセンターに必要事項を伝えると、後日、解約に必要な書類を送付してくれます。そちらに必要事項を記入して、送付することで処理をしてくれます。
3-3:最寄のオフィスに解約依頼の電話をする
近くに第一生命のオフィスがあれば、そちらに電話をしても解約が可能です。コールセンターに電話した時と手続き方法は同じです。
3-4:第一生命ほけんショップ(来店窓口)での解約手続き
それ以外にも、ほけんショップがあればそこで解約をすることも可能です。こちらは、窓口で処理をすることになります。訪問する際には、来店予約をしたり、証書を持参するなどすればスムーズに解約処理が可能です。
こうした4つの方法がありますので、その中から自分にあった処理方法を選択してください。ここで、解約をする際の注意点をご紹介しておきましょう。
(補足)解約できる人の種類
保険解約をする場合には、原則として本人が解約請求をすることになります。もしも、本人が手続きできない場合には、代理人を立てることが可能な場合があります。その場合には、以下の条件を満たす必要があります。
・契約者の正当な代理人であること
・委任状があること
・支払口座が契約者名義であること(解約返戻金がある場合)
各保険会社で同等の条件を示していますので、予め対象となる人を確認しておきましょう。では、次にもう少し各手続き方法についてご紹介しておきましょう。
4:(解約方法)営業員による解約手続き
まず、基本的な流れも踏まえて営業員による解約手続きについてご紹介していきましょう。ここでご紹介する流れは、コールセンターへ連絡した際と、ほぼ同じになります。基本的な流れとしてご紹介しますので、この手順を基本手順として理解しておいてください。
解約手続①|連絡をする
当社担当者へ連絡をする。連絡先は契約した書類へ明記されていたり名刺を受取ったりしている先になります。契約時には、受け取った名刺などもきちんと保管しておくと良いでしょう。
解約手続き②|書類のご準備
解約に必要となる書類を準備しておきましょう。必要な書類は、「手続きの手引き」などに記載されています。または、営業員に予め確認しておくと良いでしょう。
《準備するもの》
・保険証書
・本人確認書類 (運転免許証・パスポートのコピー等、保険会社が指定するもの)
解約手続③|書類の到着
担当者より解約の書類が郵送、または持参してくれます。受け取った際には、記入箇所の確認をしておくと良いでしょう。もしも、急ぐ場合には書類を受取り、その場で書き方を確認しながら記入すると良いでしょう。この時、必要書類を事前に準備し持ち込むとより手続きがスムーズです。
解約手続④|書類の提出
必要事項を記載した書類や同時に提出する必要のある書類を営業員に提出します。
解約手続⑤|手続き完了
提出した書類に不備がない場合には、書類を受理した後に解約手続きが進みます。解約手続きが完了すると、後日、第一生命より手続き完了の通知が届きます。解約返戻金がある場合には、予め指定した口座へ振り込まれます。ただし、振込までには多少の時間が必要になります。
これが、解約時の基本的な手続き方法となります。それ以外の手続き方法については、この基本の流れと異なる部分のみをご紹介していきます。
5:(解約方法)第一生命のコンタクトセンターに解約依頼
営業員へ連絡する代わりに、コンタクトセンターと呼ばれるコールセンターへ連絡する方法になります。連絡先は以下の通りです。
フリーダイヤル 0120157157
受付時間 月~金曜日 9:00~18:00
土・日曜日 9:00~17:00
(祝日・年末年始を除く)
第一生命のコンタクトセンターはホームページにも記載があります。こちらは、加入中の保険に関する手続きや問い合わせ全てに対応してくれます。
ただし、「解約したいんですけど」と電話をした場合には「では、お近くの営業オフィスから担当営業員を派遣させて頂きます」とアナウンスされます。実際に担当営業員を派遣された場合には、前項でご紹介した手続きと何も変わりません。
それを避ける方法は「解約手続きは郵送でお願いします」とはっきりと伝えることが必要です。
これを伝えないと、どうしても担当営業員が訪れることになります。それが嫌な方や時間的な制約がる方が、この方法を選択されると思います。この方法であれば、書類が到着するまで10日前後、そして、提出した書類に不備がある場合には、それ以上の日数を要しますが、こちらの方法を選択する人は多くいらっしゃいます。
6:(解約方法)最寄のオフィスに解約依頼の電話をする
勤務先や自宅の近くに第一生命のオフィスがある場合には、そちらへ電話をして対応をお願いする方法です。
基本的にはコンタクトセンターに連絡して頂いた場合と流れは同じですが、こちらの方がコンタクトセンターに連絡した場合よりも多少日数が短くなります。
7:(解約方法)第一生命ほけんショップ(来店窓口)での解約手続き
営業員に会わない方法で、かつ、短期間で処理が可能な方法です。現在は、全国に来店型の保険ショップ(窓口)があります。
現在は、三年前の整理(来店型保険ショップの整理)時期よりは減っていますが、全国に来店型の保険ショップは展開されています。
こちらについては、必要な書類を持参してしまえば処理は可能です。
必要な書類は、「保険証書」「本人確認書類 (運転免許証・パスポートのコピー等、保険会社が指定するもの)」で、これは他の方法と変わりません。
あと、必要となるのは解約手続きにより発生する解約返礼金が生じる場合に必要となる銀行口座の情報になります。カウンターで解約の旨を伝え、手続きを行い、書類に不備などが無ければ手続きはここで完了となります。
8:(参考)外交員がしつこいなら
このタイトルに「そう。そう。」と思う人がいらっしゃると思います。
第一生命に限らず、保険会社の営業員はしつこいと思っている人も多いのではないでしょうか?保険会社全般において、営業員がしつこく簡単に解約をさせてもらえない。場合によっては、契約する前もしつこかったという方がいらっしゃいます。
では、なぜ、こんなに「しつこい」イメージがあるのでしょうか?以前より、特にしつこいといわれている第一生命については、こうしたクレームが多いといわれています。実際に、何件こうしたクレームがあったかについての数値は公表されていませんが、口コミサイトなどに声が多いのは事実です。では、そもそもなんで解約を拒むのかをご紹介しておきましょう。
第一生命の場合、保険が解約されると契約をとった営業員にペナルティがつきます。特に契約日から6ヶ月以内の解約(契約したばかりの解約)は契約を貰った時に支給されたお給料を全て減給されるといわれており、とても厳しい処置がされることになります。これは、口コミサイトで囁かれている内容ですが、契約して翌月の解約や初回振替ができなかった場合は支社に呼び出しや反省文の提出が必要とさえ言われています。であれば余計に解約を食い止める方法を営業員は模索するのです。だから、必死になればなるほど、「しつこい」と思われるほど引き留めをしてしまう結果になります。
コンタクトセンターに電話をした場合にも、この減給は同様に行われるため、オペレーターは基本的に「営業員に伺わせます」と言います。そこで、しつこいのが嫌であれば、きっぱりと「郵送で」と依頼をする必要があるのです。特に、付き合いなどで契約をした際には、断りにくいという側面もありなかなか…と思うこともあります。そうした場合にも、ご紹介した方法を使って、きっぱりと断ることが必要になるのです。
ただし、1つの分岐点があります。それは、契約して2年を経過するまでです。営業員のペナルティの目安は2年と言われているためです。契約したてよりも、2年が経過した時の方が断りやすいという訳です。
もう1つ押さえておきたいのは、「解約させない」という行為はコンプライアンス違反になるということです。
これは、所謂、法律違反と同じようにあってはならないことです。どうしても、「ひつこい」と思い解約を勧めてくれない場合には、このコンプライアンス違反を訴えるという点も1つです。
しかし、なかなか大騒ぎするのは難しいというのが正直なところですよね。
そうした場合の奥の手段は、やはり「来店型ショップ」を活用する方法でしょう。ただし、ご紹介した「第一生命のショップ」ではなく、総合型のショップです。総合型の場合には、第一生命のノルマという考え方は低いといえます。そうした方法も1つとしてあるということです。これらが全てという訳ではありませんが、解約を決めたのであれば、きっぱりと解約手続きをするという点を抑えておきましょう。
9:まとめ
如何でしたか。保険商品というのは、とても高額な商品。そして、家と同じ様に一生涯に渡り必要となる商品です。
しかし、簡単に加入することも問題があります。それは、加入する人は素人であり、詳しくはないということ。そして、毎月の金額ではなく最終的なトータルの金額を意識しにくい点にあります。
どうしても、毎月の支払額だけを比較して加入を検討することも多いのは事実ですが、冷静に一呼吸を置いて支払総額を計算してみることはとても大切なことです。同時に、解約をしなくて良い金額の範囲内に収めることや必要な保障がきちんと付加されているかも加入前に吟味する様にしましょう。契約を解約する時に嫌な思いをしたくないとして、ずるずると支払い続けることは無駄でしかありません。もしも、どうしても「解約」と決めた場合には、早急に、そしてキッパリと解約の旨を伝え終わらせてしまうのも大事なことです。