皆さん、生命保険には加入されていますか。
生命保険の仕組みは複雑で、保険屋さんの言われるがまま加入してしまい内容を把握されていない方というのが結構いらっしゃいます。
今回はそんな生命保険の失敗談について、ご紹介させて頂きたいと思います。
1.がん保険
失敗談1.がんの種類によって、保険金がおりない
がんの種類を大きく分けると、上皮内がんと悪性がんがあります。
上皮内がんは表面に発生する初期のがんで、悪性がんは症状がより進んでしまっているがんですが、この悪性がんにならないと保険金がおりない保険が数多くあります。
がん保険に加入する際には、どのような状態のがんだったら保険がおりるのかということを確認して下さい。
失敗談2.がん給付金の回数の制限がある
がんと診断されたら○○万円とよく耳にしますが、この支払われるお金を給付金と言います。
この給付金ですが、診断されたとき1回だけしか貰えない場合があるのです。
保険会社によっては、2年に1度、何度でもおりるものもありますので、ご自身の保険はどのような条件になっているのか、ご確認して下さい。
失敗談3.入院、通院の条件の制限がある
保険によっては入院していないと貰えないもの、通院していたら貰えるもの等、条件が異なりますので、ご自身の保険がどのような条件だったら給付金がおりるのかをご確認下さい。
2.医療保険
失敗談4.長年見直していない
現在の医療保険は、入院1日目から保険料がおりるものが主流となっておりますが、一昔前の保険は入院5日目から、20日目からしか保険がおりないものが多くありました。
医学が進歩してきましたので昔に比べて入院期間が短いため、1日目から保険料がおりるものが多くなってきているのです。
医学の進歩に伴いまして、医療保険の内容も変わってきておりますので、長い間、保険を見直していないという方は、この機会に一度内容を見直されることをお勧めします。
3.更新型の保険
失敗談5.途中から保険料が上がる
この更新型保険は、加入当初は掛金が安く設定されています。
ところが、ある年齢に達すると一気に保険料が跳ね上がり、一番保険が必要な年代になったときには保険料が数万円になり、支払えなくなるというケースが多くあります。
現状の保険がこの更新型の場合は果たして今後支払い続けていけるのか、今一度検討されて下さい。
4.新しい保険に加入する時
失敗談6.古い保険の解約
新しい保険に見直した場合、前の保険をすぐに解約したくなりますよね。
どうせ解約するなら早いほうが良い、保険金も支払いたくない。と早々に解約するのはちょっと待って下さい。解約するのは新しい保険に加入してから行ってください。
先に前の保険を解約してしまうと、無保険期間が生じます。
この期間にもしものことがあった場合、全てが無駄になってしまうのです。
そして場合によっては、新しい保険の審査に通らず、前の保険も解約してしまったため、無保険になってしまったということにもなりかねません。
保険料の支払いが1ヶ月重複してしまう場合もあるかもしれませんが、そこは仕方無いと諦め、きちんと新しい保険に加入してから前の保険を解約するようにしましょう。
5.解約返戻金
失敗談7.解約返戻金が出ない、もしくは少ない
生命保険を解約すると返戻金を必ず受け取れると思っている方がいらっしゃいます。
しかし、高い保険金を長年支払い続けたにも関わらず、返戻金が少ない、もしくは全く無い場合があるのです。
1つ目は、解約返戻金を少なくする代わりに掛金を安く設定している場合です。
2つ目に、そもそも掛け捨ての保険だった場合です。
この2つの場合、返戻金は出ない、もしくは少額しかおりません。
そして高額な保険ほど返戻金が出ない、もしくは少ないタイプが多いです。
そもそも解約返戻金というものは終身保険に多く適用されるもので、医療保険、
がん保険、定期保険は返戻金が無いものがほとんどですので、今一度、ご自身の保険を確認されることをお勧めします。
6.貯蓄型の保険のみ
失敗談8.掛け捨ての保険は勿体無い
将来どうなるか分からない保険に支払うのは勿体無いと考え、貯蓄型の保険にしか入らない方がいらっしゃいます。
実際いつ怪我をするのか、入院するのか、いつ亡くなってしまうのかということは誰にも分かりません。
分からないので万が一のことを考え、皆さん保険に加入されると思いますが、そんな中、無駄な保険金は払いたくないという方がいらっしゃいます。
確かにそのお気持ちは分かりますが、自分の現状によって考え方を改めた方が良いかもしれません。
例えばご結婚し、お子さんが生まれたご主人様(会社員)、奥様(専業主婦)、お子様の3人家族の場合を想定します。
ご主人様が加入しているのは、貯蓄型の終身保険500万円のみ。
もし万が一のことがあった場合終身保険から500万円おりることにはなりますが、この金額でお子様が成人するまでの蓄えとして十分でしょうか。
全く足りません。
お子様が大学まで通うと想定した場合の教育費、お二人の生活費を考慮しますと、数千万単位のお金が必要です。
この金額を残された奥様のみで捻出しなければなりません。
残されたご家族に苦労をかけたくないとお考えになるのならば、もしもの時のために、数千万単位の保障を少額で受けることの出来る、定期保険に加入することをお勧めします。
7.内容を理解せずに加入
失敗談9.現状の自分に合っていない
保険屋さんに言われるがまま保険に加入している方が結構多くいらっしゃいます。
新社会人になって、会社の契約している保険屋さんに勧められるまま、もしくは知人に勧められるまま加入してしまった。そんな方々です。
内容がよく分からないまま契約してしまっているので、現状の自分に全く合っていない場合があります。
例えば独身の20代の方が、扶養家族を多く持つ40代男性の方と同等の数千万円の定期保険に加入している場合などです。
独身、既婚、子供、年齢、いろんな条件によって必要な保険というものがありますので、今の自分にはどんな保険が必要なのかを今一度見直しされることをお勧めします。
失敗談10.保険金が支払われない
医療保険に加入しており、入院したので保険金を支払って欲しいと保険会社に連絡したところ、保険金は支払えませんと言われることがあります。
保険に加入する際に、虚偽の申告をしていた場合です。
もちろん保険に加入する際、病歴を偽った場合は保険金をもらうことはできません。
また保険屋さんが保険に加入させたいがため、無理に虚偽の申告をさせられる場合があります。
どちらにしましても保険加入時に病歴等、虚偽の申告を行うことは止めて下さい。
まとめ
ご自身に当てはまるものはありましたでしょうか?
不必要なものにお金を支払い続けていくことは非常に無駄なことです。
もし一つでも心当たりがあれば、早急に保険を見直されることをお勧め致します。