自動車保険の「特約」を賢く利用する方法を大公開します!

生命保険の「特約」を聞いたことがあると思います。

自動車保険にも「特約」があるのをご存知ですか?実際に、生命保険ほど気にしていなかったという声も多い自動車保険の特約ですが、その種類を知らない方も多くいます。

この特約ですが、上手に活用することで万が一の場合には、大きな効力を発動します。

今回は、よく知られている特約から、あまり知られていない特約まで、多くの保険会社が展開している特約15種類をご紹介しています。実際には、自分が必要な特約を選択して加入して頂くことになりますが、知らないと知っているでは大違いです。

ここで紹介している内容をもとに、今後、自動車保険を検討する際の参考にしてください。

1:自動車保険の特約とは?

夜の自動車

まず最初にご紹介しておきたいのは、自動車保険における「特約」とは何かです。「特約」という言葉は、生命保険に加入する際に聞いたことがあるのではないでしょうか。この「特約」が自動車保険にもあります。

しかし、全ての自動車保険に「特約」があるということではありません。

まずは、自動車保険の基本補償とは何かを整理し、その上で特約とは何かを整理していきましょう。ここを整理することで、特約とその仕組みを整理することが出来るようになります。

まず、覚えておきたいのが強制保険と呼ばれる義務化された保険です。これは、車の所有者に義務付けられている保険です。そして、この自賠責でカバーできない損害に備えるのが任意保険です。

この任意保険にも種類があります。それが「基本補償」と「特約」です。では、この2つを見ていくことにしましょう。

1-1:基本補償とは?

まず最初に見ておきたいのが「基本補償」についてです。自動車保険の基本構成は、3種類。7つの基本補償で構成されています。これは、ある程度、どの保険会社でも一緒になります。

基本補償において最も重要となるのは「対人賠償保険」と「対物賠償保険」です。この2つは、殆どの保険会社で基本的にセットされる位、大切な要素です。実際に、私有車を使って通勤をしている方であれば、勤務している会社より「対物・対人=無制限」であることが私有車を使う条件と言われたことがあるのではないでしょうか。就業規則などで、こう定めている会社も多く、交通事故が起きた場合に損害が大きな部分として補償を必要としていることが理解できると思います。

ここ最近では、「対物・対人」の設定が基本的に「無制限」となっている場合も多く、普段、買い物程度でしか自動車を運転しない方も「無制限」の設定を勧められることが増えてきています。これは、自動車事故を起こした場合(加害者になった場合)に、大きな補償を必要とすることがあるためです。

ここでご紹介している補償は、自動車保険の基本的な補償となり、これらを組み合わせて自分自身が補償しておきたい内容を充実させる一部選択式の保険が現在の主流となっています。

1-2:特約とは?

この基本補償に対して「特約」とはどんなものなのでしょうか。

生命保険と同じ様に、基本補償にプラスして、より補償を手厚くするのが「特約」です。自動車保険に付加する「オプション」として扱われます。現在では、基本補償に組み込まれている内容もありますが、特約自体の数も増えてきているので、より充実した補償を受けることが可能になってきています。では、そんな自動車保険の「特約」にはどんなものがあるのかを見ていくことにしましょう。

2:自動車保険の特約には何がある?

大通りの風景

ここからは、自動車保険の「特約」について、どんなモノがあるかを紹介していきます。

既に知っているモノ、知らないモノがあると思いますが、各保険会社で提供しているモノとそうでないモノがありますので、まずは、どんな種類があるかをここで理解していきましょう。

そして、自動車保険に加入する際には、こちらの内容を元により自分のニーズにあったものを選択して加入する様にしましょう。

2-1:弁護士費用特約

自動車保険の特約として、多くの方が加入しているのが、こちらです。

自動車事故については、被害者になる場合も加害者になる場合の両方が存在します。そもそも、交通事故を誰も望みませんし、加害者・被害者を選択することもできません。

もしも、加害者となってしまった場合に必要となるのが、この「弁護士費用特約」です。この特約を付けておくと、加害者となり弁護士が必要な事態となった場合に、その費用を保険会社が負担してくれます。もしも、被害者になった場合にも、この特約を活かすことが可能です。相手に示談を申し出られても、その内容が不満足であったり納得できない場合に、自分で弁護士を雇うことは費用的にもメンタル的にも厳しいのが実情です。その際には、この特約を利用し示談内容の交渉等を行うことが可能になります。

2-2:ファミリーバイク特約

これは、少し自動車事故とは異なる補償となります。自動車保険に、この特約を付けることで「125㏄以下のバイク」を所有しており、そのバイクで交通事故を起こした場合に「対人賠償」「対物賠償」が必要になった場合に有効となる補償です。ちなみに、この特約を付けれいれば、複数台のバイクを保有していても対象となる便利な特約です。

それだけではありません。

この特約を利用しても、翌年の等級が下がったりしません。また、自動車の運転では年齢制限を付けている場合に、バイクにはこの制限は適用されません。

2-3:身の回り品担保特約

こちらは、意外と知られていない特約です。しかし、契約しておくとかなり便利です。車両保険については、車そのものの損害については補償されます。しかし、車の中に入っている荷物(スマホやカメラ等)は、補償対象外となります。過失割合が0となる完全に相手の問題であると判断された場合には、いくらかの補償を受けることが可能です。しかし、それも100%とは言われていません。最近では、携帯電話も高額商品となることや、仕事でパソコンを持ち歩いている方も多くいます。こうした高額な商品は、交通事故に遇った際に補償対象外となると経済的負担が大きくなります。こうした事を避けるのが、この身の回り品担保特約です。

2-4:代車費用担保特約

こちらも、あまり知られていない分類に入る特約です。交通事故で車が故障し修理に出している場合などは、レンタカー等を利用しなければ仕事は日常の生活に支障をきたすことが多々あります。こうした費用を全て立て替えて準備することは、やはり経済的にも厳しい場合があります。こうした際に、代車費用を補償してくれるこの特約は、とても便利だといえます。

また、レッカー等の費用も対象としてくれる場合(保険会社による)もあります。旅行先で事故に遇い、レッカーを必要にする場合等には心強い味方になります。

2-5:他車運転補償特約

家族や兄弟の車を運転することが多くある方向けの特約です。普段乗りなれていない車を運転することは、事故発生のリスクを増加させます。また、通常、事故を起こした場合には借りた車の持ち主の自動車保険を利用しなければいけません。

しかし、その保険に家族限定や年齢制限などの制約を設けている場合には、自動車保険の補償を受けれない場合もあります。自分の自動車保険に、この特約を付けておくことで、こうした場合にも補償を受けることが可能になります。借りた車で交通事故を起こ相手の自動車保険を利用した場合には、翌年には等級が変動してしまうので注意してください。

2-6:臨時運転者特約

今の自動車保険に年齢制限を設定していますか?そうした方が、その年齢制限以外の方に車を運転してもらっていた時に交通事故が起きたらどうなるのでしょうか?もちろん、保険対象外となります。それを補償するのが、こちらの特約です。この特約をつけていれば、年齢制限等を設定している対象以外で交通事故が起きた場合にも補償を受けることが可能です。

2-7:子供特約(子供運転危険追加担保特約)

お子様が免許取得可能な年齢になっても、親の車に乗る場合に適用できる特約です。親の車が●●歳以上などの年齢制限をかけている場合に、その年齢に到達していない年齢でお子様が自動車を運転し交通事故を起こした場合に効力を発揮します。

お子様が成人するまでに、免許は取るが自動車は…という家庭にはあった保険特約となります。

2-8:新車特約(車両新価特約)

車両保険に似通った特約です。新車を購入し、自動車保険に加入していても事故があれば修理して乗り直すか、改めて新車を購入することを意識します。しかし、購入後1年が経過すれば、その車両価値は格段に下がります。その差額を負担して新車に乗り換えるのは、経済的にも大きな負担となります。

その時、この特約に加入していると新車価格と時価評価額の差額が補償されるだけではなく、更に諸費用分として時価評価額の10%が上乗せして保障をしてくれます。ただし、一般的に修理費用が新車購入費用の50%以上という条件が付加されます。

2-9:等級プロテクト特約

こちらも特徴のある特約です。この「等級プロテクト特約」とは、事故を起こして補償を受けると、翌年の等級が通常は3等級下がる等級の仕組みを元に、年1度の事故に限り補償を受けてた場合にも等級が下がらない特約です。特に、等級が高くなっている方向けの特約といえます。せかっく等級が挙がっても、1度の交通事故で等級のダウンが起きない様にしたいと思うかたには最適な特約となります。

2-10:対物超過修理費用補償特約

交通事故の加害者となり、相手の自動車を修理が必要となった場合、自動車の時価よりも修理代が高くなってしまった場合に適用されます。対物損害保険の場合には、時価までの補償しか受けることが出来ませんので、この特約を付けることで必要になる修理代を大幅に補償してくれます。ただし、保険会社によっては限度額が設定されている場合もありますので注意が必要です。

2-11:オールリスク免ゼロ特約

車両保険を契約する際には、車両保険を用いての修理を行う場合には修理費から控除する免責全額を設定しなければなりません。例えば、この免責金額に10万円を設定すると修理費から10万円をひかれた金額しか補償を受けれません。「オールリスク免ゼロ特約」とは、この免責金額をゼロにすることができ修理費全てが車両保険の契約金額(限度あり)で修理可能となります。

2-12:車対車免責ゼロ特約

前述の「オールリスク免ゼロ特約」に関連する特約です。自損事故ではなく、車両保険のエコノミー保険を契約している場合には、免責ゼロとして対応してくれます。

2-13:事故付随費用担保特約

大きな事故の場合には、自動車が走行不能になる可能性があります。この様な事故や、盗難等により旅先での予定が変わり、臨時宿泊を必要とする場合や緊急入院等といった、イレギュラーで発生した費用を補償してくれる特約です。

2-14:対歩行者等事故傷害補償保険特約

被害者の収入が多い場合には対人賠償保険の補償額が無制限でない場合があります。そんな場合には、任意保険の補償金額では不足する事態がおきます。この特約を付けていれば、その不足分を補償してくれます。

2-15:運転者限定特約

こちらは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。自動車保険を安価にする方法として多くのサイトで紹介されている特約です。自動車保険のサポート範囲を限定することにより、保険料を安価にする特約となります。こちらの特約の特徴は、制限年齢を高くすることで保険料が安価になります。

<設定条件>

  • 全年齢担保特約(運転手の年齢の制限なし)
  • 21歳未満
  • 26歳未満不担保特約
  • 30歳未満不担保特約
  • 35歳未満不担保特約

<属性による限定>

  • 家族限定
  • 運転者夫婦限定
  • 運転者本人限定特約

この様に一言で「特約」と言っても、多くの種類があります。この全てを適用すると保険料は高額になります。その為、この中から自分達にとって必要な特約のみに限定して付加する必要があります。

3:自動車保険に特約は必要か?

木の間から見えるヘッドライト

ここまで、ご紹介している中で特約とはどんなモノかをご理解頂けましたか?では、こうした特約は「必要か」ということを考えてみましょう。

3-1:必要なのは?2つの特約

特約が本当に必要かどうかについては、各個々人、各御家庭の状況により異なります。ただし、特約として加入を検討しておいた方が良いモノが2つあります。

特約で必要なのは①|対物超過修理費用特約

既にご紹介していますが、この「対物超過修理費用特約」は「対物賠償保険」に付随する特約です。つまり、「対物賠償保険」に加入しなければ付加できない特約です。「対物賠償保険」をいくら無制限にしていても、相手の車の修理費は時価が限度額となります。しかし、相手の車の種類や修理内容から修理費の総額がこの時価を大幅に超える可能性があります。この時に、「対物超過修理費用特約」に加入しておくことで、時価を超える部分(対物賠償保険での保障を超えた分)を補償してくれることになります。

ただし、保険会社により補償限度額が設定されている場合がありますので、予め確認をしておきましょう。

特約で必要なのは②|弁護士費用

名前の通り、交通事故により弁護士が必要となった場合に必要となる補償です。「交通事故で弁護士?」と思う方も多いのですが、実際には弁護士を必要とする可能性が高いのが交通事故です。示談交渉がうまくいかない場合などに、弁護士を活用することが必要になります。そうした際に、この特約が有効になります。

《その他に検討して欲しい補償》

・個人賠償責任保険特約

こちらは、自動車保険に付加するモノではなく「火災保険」「傷害保険」などに付加する者です。最近では、自動車保険にもつけることが出来るようになってきています。こちらは、自動車事故ではなく、日常の生活における事故に対して補償を受けることが可能になります。

具体的には

  • 子供が自転車を運転している際に通行人にケガを負わた
  • ペットの飼い犬が他人に噛みつきケガを負わした
  • 買い物中、商品を落として壊した

等のいった日常の様々な場面での事故に対応してくれます。特に最近では、お子様の自転車事故での慰謝料が高額になるケースが増えてきています。交通事故ではなく、たかが自転車事故と思っていても、相手が一生涯車いすになるケースも出ています。そうした日常の事故に備えることも大事な備えとなります。

3-2:特約の必要性とは?

ご紹介している弁護士特約を例に、特約の必要性について考えてみましょう。

自動車事故の賠償は、

  • 法律に則って事故の過失(責任)を明確にしか個の賠償金額を参考に判断

していきます。この参考となるのは、過去の判例や事例等を元に決められます。

私たちは、こうした情報を扱う専門家ではありませんが、賠償が高い、安いなどの判断はつきます。こうした際や示談における納得度合が低く、相手に交渉したいと考えた場合に法律の専門家である弁護士に相談したいと考えます。ただし、この弁護士費用は意外と高額になりがちです。また、弁護士を通すことで保険料が高額になる可能性もあります。

こうした様々なケースを想定した場合には、弁護士特約を付加しておくことで助かる場面があります。また、個別に相談をするとなると依頼をする弁護士費用は、示談金の数割となる可能性もありますので、支払い額が高額になる可能性は否めません。

弁護士を依頼するケースとして往々としてあるのが、相手が示談金を交渉するために弁護士を雇って交渉を開始した場合です。いくら保険会社で交渉をしてもらっていても、相手に弁護士がついた場合は別です。交渉が長引くことを避けるために、こちら側も弁護士が必要になる可能性はいつでもあります。こうした際を意識すると弁護士特約は付けておくと良いといえます。

実際に、この弁護士特約は自動車保険会社からも加入を勧められます。実際に、こうした特約を有効に活用している事例も多くあり、今では、弁護士特約を付加する人が増えています。

この様に、一言で「特約」と言っても、多くの種類があります。そして、その必要性についても各個々人の判断によります。ただし、補償を見直す際には、一度は考えてみることが必要だといえます。

4:自動車保険特約のメリット・デメリット

赤い車と女性

自動車保険の特約にもメリット・デメリットが存在します。今度は、そのメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。

4-1:自動車保険特約メリット

自動車保険のメリットは、補償を手厚くすることが出来ることです。自動車保険で受ける補償が今一不足している考える場合には、特約を付けることでより補償を手厚くすることが可能です。既にご紹介している内容によりますが、何を手厚くしたいかにより選ぶ特約が異なります。高額な自動車に乗っている場合には、車両保険だけでは不足だと考えることもあります。また、新車特約などの車の状態により加入できる特約もあります。最大のメリットは、各個々人の状態により、より納得できる補償を準備することが出来ることです。

4-2:自動車保険特約デメリット

では、特約を付けることのデメリットとは何でしょうか。それは、保険料といえます。メリットでご紹介している通り、特約を付ければ付けることで補償は手厚くなります。その反面、保険料も高額になります。1つ1つの特約は月500円程度ですが、複数加入することで保険料が格段に高額になります。保険料と補償とのバランスを意識する必要があるといえます。

この様に自動車保険特約にはメリットとなる面、デメリットとなる面の両側面があります。この両側面を理解して、特約の加入を決める必要があります。生命保険でも、自動車保険でも同じ様に、保険商品には必ずメリットとデメリットが存在しています。良い部分(メリット)だけを見てしまうと、後々、こうではなかったと思うことがあります。こうしたことを未然に防ぐには、デメリットの側面もしっかりと理解しておくことです。メリットとデメリットを理解し、比較し、メリットの方が高いと思った場合には加入を決める様にしましょう。デメリットが大きい場合には、もう少し吟味をし直す必要があるということです。この2つのバランスはとても大事です。このバランスをきちんと比較して納得がいく結論を出す様にしてください。

それだけではありません。参考として、是非、知っておいて欲しい事があります。それは、特約と等級との関係です。この2つの関係もしっかりと抑えておく様にしましょう。この2つは、自動車保険の等級と同じ様に深い関係があります。

《 参考:これはおさえておかないと!! 》

口コミサイト等で挙がっている声をいくつかご紹介しておきましょう。これをメリットとするか、デメリットするかは人それぞれです。

【特約を利用すると等級は下がるの?】

自動車保険の仕組みは、補償を受けることで等級が変動します。特約を使うことも同じです。特約の扱いは基本補償と同じですので、特約を使えば等級に影響することは同じです。ただし、こうした等級に影響しない部分もあります。それは、こちらです。

  • 人身傷害保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 無保険車傷害保険
  • 弁護士費用特約
  • ファミリーバイク特約
  • 個人賠償責任特約

これらについては、例外といえます。自動車保険の場合には、車両保険を使って車の修理をすれば等級に影響します。この様に、車に関する事柄で保険を利用すいた場合には、等級に影響をしますが、それ以外では自動車に関係しないと判断され等級に影響をしません。特約も同じ様に考えます。自動車の修理や自動車事故に関係して特約を使用した場合には、等級に影響をすると覚えておきましょう。

でも、実際にちょっとしたことで車の修理をする場合に、持ち合わせや家計の負担を考えて自動車保険を利用する場合があります。そうした際に、高くなってしまった保険料を継続的に利用することは家計を圧迫することになります。

では、こんな時に少しでも保険料を安価にしたい場合にはどうしたらいいのでしょうか?

それは、

  • 新車割引
  • ゴールド免許割引
  • ASV割引
  • セカンドカー割引
  • 走行距離割引

等の割引制度を利用することです。

その他にも、各保険会社独自の割引制度が準備されています。また、直接的な割引だけではなく飲食店などの割引サービスなども提供している場合もあります。こうしたサービスも最大限に活用していくことで、トータル的なメリットを見出すことが可能になります。

実際に、自動車保険の特約を付加することだけではなく、家計とのバランスやサービス内容のバランスを取ることが必要だということです。何度もバランスをいう言葉を使っていますが、補償だけを優先すると家計とのバランスが取れなくなる可能性があります。補償を手厚くするあまり保険料が高額になり支払いを止めることになるケースは往々にしてあります。そうすれば、結果的に自動車事故が起きた際に補償を何も受けれなかったという事態になる可能性があります。そうならないために、バランスを意識することが必要になります。

5:まとめ

自動車のおもちゃと緑

いかがでしたか?

今回は自動車保険の特約についてご紹介してきました。

第2項で特約の種類についてもご紹介しました。実際に、知っている特約だけではなく始めてきいた特約もあるのではないでしょうか。

今回ご紹介している特約は、あくまで一般的な特約となります。実際には、各自動車保険会社により独自の適用ルールや、独自の特約を準備している場合もあります。その為、ここでご紹介している特約が全てではないということを予めご理解ください。特に注意して頂きたいのは、各特約の適用条件は各保険会社により決められていること。つまり、Aという保険会社とBという保険会社では、特約の商品名は一緒でも適用する条件や保険料などに違いがあります。同時に、補償される金額等にも違いがあるということを抑えておく必要があります。こうしたことを踏まえて、どの部分を手厚くするための特約に加入するのか。また、その適用条件や補償内容を予め吟味してから加入することが必要があるということです。

自動車保険を選ぶ際の注意事項は多いと思われるかもしれませんが、自動車事故による怪我や死傷となれば、その治療費も高額となります。そうなってからでは遅いため、今既に自動車保険に加入している場合でも、今一度、自動車保険と特約について見直しをしてください。自動車保険は基本的に1年単位の更新となります。次回の更新まえでに、よく吟味が出来るようにしておきましょう。

自動車保険は、交通事故に遇わなければ、一生涯使うことのない保険です。しかし、だからこそ必要となった際に、納得できる、安心できる補償を得るためには、1年に1度の更新タイミングで保険内容の見直しを検討することも必要です。特に、年々、サービスが見直されている自動車保険ですので、きっと、見直し回数が多ければ多いほど納得度合は格段にアップしていくでしょう。

今回ご紹介している内容を元に、特約内容も見直しをしてみましょう。普段はあまり意識していない特約だからこそ、保険の見直しと同じサイクルで一緒に検討する様にしていきましょう。

いざという時に守ってくれる保険ですので、妥協せず納得した商品を是非、選んでください。そうすることで、より自動車を使う生活に安心を得れる様になります。交通事故は、自分だけではなく家族や相手も不幸にする事象です。少しでも、負担を軽減することが出来るようにしておきたいものです。少しの手間で、安心できる自動車運転を実現できる様になります。より安全な運転と安心できる保険を手に入れていきましょう。

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