抗がん剤治療の費用は60万円以上!?絶対に知っておきたいその内容!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険ブリッジの記事監修を務める。

 

三大治療の1つである抗がん剤治療。

「手術」、「放射線治療」のような治療法と比べると、抗がん剤治療は長期に渡る傾向があり、その分お金も掛かるので、がんに備えるならしっかりと理解しておきたいものです。

しかし、この記事を読めば抗がん剤治療の概要はもちろん、抗がん剤治療の費用などについても詳しく解説しているので、そのような疑問を一発解決です

この記事をざっくり言うと…
  • がんの三大治療とは、手術、放射線治療、抗がん剤治療。
  • 抗がん剤治療を行うと、がん細胞を増えるのを防ぐ、がんが大きくなるのを防ぐ、再発などを防止するといったことが期待できる。
  • 抗がん剤治療は、高額になりやすくがんにかかると仕事を続けることも難しくなり、経済的に苦しくなるため民間のがん保険で備えておくことが重要。
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三大治療の1つ「抗がん剤治療」

抗がん剤治療はがん治療の中で、最も長期化しやすく費用も掛かりがちな治療法です。

また、抗がん剤治療と一言でまとめても、用途や進行状況などによって、抗がん剤治療の服用方法や薬の種類などが異なり、一筋縄ではいかない治療方法でもあります。

しかし、現代のがん治療の中では欠かせない治療法でもあり、抗がん剤治療なしではがん治療では勝てません。

今回はそんな抗がん剤治療について詳しくご紹介していきますが、その前にがん治療の全体ついて少し触れていきたいと思います。

がん治療って難しい

三大治療と言われる治療法が、がん治療の中心となってがん治療が進んでいきますが、がんが発生する部位は、一箇所のみならず、全身のどの器官にも出来る可能性があり、その部位・進行状況によって治療方法が異なります。

そして、治療法が異なるということは、必然的にがん治療に掛かってくる費用も異なってくるので、がん保険等のがんが発症した際に、経済的なリスクに備える場合は、がん治療に対する理解と言うものが不可欠になってきます。

なぜならば、がん保険一つ一つ特徴や利点があり、その利点や特徴が、自分ががんにかかった際にどう影響するのか?という点が考慮できないと、本当に自分にあったがん保険を見つける事が困難になってしまうからです。

今回はそんながん治療の1つである抗がん剤治療について詳しくご紹介させて頂きますが、その前に少しだけ三大治療について触れておきます。

要になるのは三大治療!

がん保険などへの加入を考慮する際に必ず出てくるのが、がんの三大治療というものです。

がんの三大治療
  • 手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤治療

この三大治療は1つ1つにしっかりとした用途や費用の違いがありますが、一般的に「手術」では、原発巣(がんのもととなる場所)などやその周囲にメスを入れて取ったり、がん自体を摘出したりするのに、用いられます。

がん治療の中では最も基本となる治療法ですが、臓器を傷つけてしまうリスクや、臓器などの一部摘出などを行うため、臓器の働きなどが悪くなるリスクがあります。

次に「放射線治療」で、放射線治療は対象となる場所に放射線を照射し、がんの再発を防止したり、がん細胞を破壊したりする事に使われます。

放射線治療は体に直接メスなどを入れたりはしませんが、前立腺がんなどで、放射線治療を受けた場合に腸から出血したりするリスクを抱えています。

最後が今回ご紹介する「抗がん剤治療」で、抗がん剤治療では主にがんが全身に転移している可能性がある場合に、全体的にがんの増殖を食い止めたり、再発防止等に用いられます。

がん治療では、この三大治療は進行状況や発症した部位によってこのどの治療法も用いられる可能があり、どの治療法も欠かせない治療になっています。

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がん治療は運が良ければ数週間程度で、治療が終了するケースがあります。

しかし、がんが大きくなっているケースでは、まずは抗がん剤治療でがんを小さくしてから手術して、再発防止のために再び抗がん剤治療という過程を踏むケースがあります。

また、そのようなケースのみではなく、抗がん剤治療による再発防止のための闘病生活が長期化する事は、少なくなく治療が長期化する事によって、治療費がかなり巨額になり、家計が圧迫されるというケースも珍しくないです。

また、現代では通院で、がん治療をするというケースが増えてきています。

しかし、状態によっては入院を長期間余儀なくされる事も少なくありません。

その間は仕事に出る事が困難なため、かなり経済的に不安定な状態になってしまいます。

このような収入に対する不安を払拭してくれる収入を保障してくれるがん保険なども登場し、時代が進むにつれてがん治療も多様化し、がん保険も様々な商品が出てくるようになりました。

もしがん保険への加入を検討している場合は、そのような様々なニーズに対応したがん保険の中から自分にあったものを選ぶ必要があり、しっかりと選ぶにはやはりがん治療への理解が不可欠なのです。

抗がん剤治療って何をするの?

なんとなく、名前からして薬を服用するという事はわかりますが、実際の所どんな治療内容なのでしょうか?

これから「抗がん剤治療は実際何をするの?」という点についてご紹介したいと思います。

抗がん剤治療の歴史

抗がん剤治療の歴史は、第2次世界大戦にまで遡ります。

第2次世界大戦の最中、イタリア軍の基地に停泊していたアメリカの船がナチス率いるドイツ軍により、破壊されてしまいます。

その際に、爆撃を受けた船の中に入っていたのが、抗がん剤治療のきっかけとなったナイトロジェンマスタードが、大量に漏出してしまい、漏出したナイトロジェンマスタードを浴びてしまった兵士達が翌日から体調を崩してしまい、死亡してしまう兵士も現れてしまいます。

その死因がナイトロジェンマスタードを浴びたことによる、白血球の減少が原因と見られ、白血病やリンパ腫の治療薬に転用をするために、研究が始まりました。

その後、当時のがん治療の要は、「手術」によるものと、「放射線治療」によるものが中心的でしたが、「治療薬」という抗がん剤治療による新しい治療法が開発されました。

抗がん剤治療はこんな時に使う

「抗がん剤治療って何のために使うの?」という、抗がん剤治療の用途についてご紹介したいと思います。

抗がん剤の中にも種類があり、一概には言えませんが、抗がん剤は色んな用途で使用されます。

抗がん剤の使用用途
  • がん細胞を増えるのを防ぐ
  • がんが大きくなるのを防ぐ
  • 再発などを防止する

また、抗がん剤治療の1つの特徴として、抗がん剤治療は放射線治療や手術が一箇所や狭い範囲での治療しか難しいのに対して、全身を対象とした広範囲に効果が期待出来ます。

がんが他の場所に転移しており、可能性として小さいがんが確認できない場所にも存在しているかもしれない、という場合にも使用されます。

特に手術や放射線治療は、一定期期間のみ用いられる事が多いですが、抗がん剤治療は手術の前後や退院後も再発を防止するために長期間服用される事も多いようです。

抗がん剤治療の種類

次に抗がん剤の種類についてご紹介したいと思います。

抗がん剤の種類は本当に多種多様で、がんの進行度や用途などによって、用いられる抗がん剤が異なります。

しかし、発症した部位によってある程度使用されるがん保険は、決まっており今回は部位別に用いられる事が、多い抗がん剤についてご紹介したいと思います。

部位別 抗がん剤の種類
乳がん シスプラチンやカルボプラチン
脳腫瘍 ニムスチンやテモゾロミド
肺がん

CMF療法

(シクロホスファミドとメトレキサートと

フルオロウラシルが組み合わされた療法)

食道がん

PF療法

(シスプラチンとフルオロウラシルが組み合わされた療法)

胃がん シスプラチンなど

主に抗がん剤治療に使用される抗がん剤をご紹介させて頂きました。

この他にも、抗がん剤の種類は「アルキル化剤」、「植物アルカロイド」、「プラチナ製剤」etc.などに、わけられますが、すべてを挙げていると、きりがないです。

というのも、薬局に行くと沢山の風邪薬が販売されているのと、一緒で抗がん剤も沢山の薬品会社が、日々研究・開発を続けており、日々進化・多様化しています。

抗がん剤を体に投与する方法は主に錠剤などを服用する飲み薬による方法と、注射などを使用して液体を直接注入する方法があります。

治療期間の目安や副作用

一般の方が抗がん剤治療に対する不安は「抗がん剤治療の治療期間はどのくらい?」という疑問と「抗がん剤治療の副作用は?」という点だと思います。

治療期間が長いと、病院に束縛される時間が長期化し、治療にかかってくる費用に関しても膨らんでいきますし、副作用に関してもやはり気になりますよね。

治療期間に関しては一言でまとめてしまうと、「分からない」という一点に付きます。

というのも、抗がん剤治療は非常に治療期間の平均を取ることや予想を立てる事が難しく、例えば放射線治療などを用いた場合は、4~8週間というたくさんの種類や部位によっての違いはあるものの、目安を立てる事は可能です。

しかし、抗がん剤治療は薬の種類が多いため、用途も何通りも存在し、手術の前に腫瘍を小さくするために使用するや、その後再発を防止するために使用する、がん細胞を破壊するために、治療の中で抗がん剤治療を中心として使用する場合など、目安を立てる事が非常に困難です。

少し変わった視点からこの状況を解釈すると、その分抗がん剤治療というのは、がん治療において様々な使われ方をされるので、抗がん剤治療を用いた治療をする可能性も高まり、如何に抗がん剤治療が重要なのかが分かりますね。

また、副作用についても不安という方も多いはずです。

抗がん剤治療による副作用は存在するのでしょうか?ここは「副作用は存在しない」と答えたい所ですが、抗がん剤治療による副作用は大小は置いといて、必ず出てくると言ってもいいでしょう。

というのも、そもそも抗がん剤治療の考え方は、がん細胞の成長や増殖・転移を、がん細胞の分裂などを阻止して、がんを治療するという考え方なのです。

これががん細胞にのみ有効だと良いのですが、体に悪影響をもたらさない細胞にまで、破壊してしまうという性質を持っており、細胞分裂により維持している体のパーツ(髪の毛など)は、ダイレクトにダメージを受けます。

そしてその他にも、嘔吐やめまいなどかなり薬によってはかなり苦しい闘病生活が余儀なくされるケースも少なくないため、抗がん剤治療における副作用は他の三大治療である「手術」、「放射線治療」に比べると、苦痛を伴うものではあります。

よくドラマなどで登場するがんと戦う登場人物の髪の毛が抜ける、嘔吐などは、この抗がん剤治療が原因になっていると言えます。

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がん治療はどうやって進む?がんの治し方

「がん治療って具体的にどう進むの?」っという疑問に関して、意外に知らないという方も多いのではないのでしょうか?

抗がん剤治療は、がん治療の様々なタイミングに使用されるため、大まかながん治療の流れを知っておくことで、抗がん剤治療についての理解を深める事が可能です。

なので、これからがん治療の大まかな流れをがんの種類や診断~治療、再発防止などに分けてご紹介していきたいと思います。

がんにも種類がある!

がん治療の流れは、部位によって多少異なるため、一概には言えないのですが、今回は乳がんを例にがん治療の流れをご紹介していこうと思います。

まず、もし乳がんになってしまったという事が分かったら、がんの性質を調べます。

実は「がん」と一言でまとめても、性質による種類分けがされており、がんの中にも様々なタイプが存在します。

がんの種類によって、そのがんをどう治療していくのか?という点において、大きな要因の1つになるので、しっかりと調べて置く必要があります。

もしも、乳がん担った場合は針生検という、検査方法を使って、参考になりそうな部分を採取して、検査します。

乳がんに掛かった場合はまず乳房に針を差し込み、針生検によってがんの性質が分かると、がんの進行度を調べます。

これがよくがん治療で聞くステージという診断で、ステージ1~4までに分けられ、数字が大きくなればなるほど、がんによる体の侵食が進んでおり、深刻度が増すのです。

まず、がん治療ではこのようにがんの状況や状態を調べる情報収集から治療がスタートします。

診断から治療まで

次にがん治療における診断~治療の大まかな流れをご紹介したいと思います。

がん治療では、まず診断で先程ご紹介させて頂いたような方法で、がんの進行状況やがんの状態などを調べて、がんの情報収集を始めます。

そして、乳がんの場合は三大治療の中の1つである「手術」が必須となり、その後放射線治療や抗がん剤治療の必要性があると、判断されると治療を施す場合もあります。

乳がんの進行状況によって、手術の方法は異なり、まだ進行度が低く、転移などの可能性や再発の可能性が少ない場合は、乳房温存術という手術が施され、この方法だと殆どの場合、再発を防止するために放射線治療が施されます。

次に、進行が進んでおり、がんが大きく、再発や転移の可能性が高い場合は乳房切除術という治療が施され、この場合は乳輪など、乳房全体が失われます。

また、乳房切除術を用いるほどがんが大きくなっている場合は、転移などの可能性が考慮され、手術の前後の抗がん剤治療が用いられるケースが多く、治療期間も長期化します。

再発させないために

乳がんではがんの三大治療の中で特に「手術」が必須となる部位のがんで、手術が中心となってがんを治療していくため、抗がん剤治療や放射線治療は主に手術の前後に使用される事が多いです。

特に、抗がん剤治療は再発防止や転移している可能性がある場合などは、長期間に渡っての治療を余儀なくされ、定期的に通院する必要性が出て来るケースも少なくありません。

しかし、がんを再発させないためには、この過程がどうしても必要で、がん治療は一般的に「情報収集」、「治療」、「再発防止」というスケジュールで進んでいき、抗がん剤治療が活躍するのは主に治療の前後と再発を防止する過程です。

がんの治療費を見るにはステージ!

がんの治療費を見るには、ステージに注目する必要があり、ステージとは先程も少しだけご紹介させて頂きましたが、がんの進行状況をステージ1~4までに、ランク付けし、がん治療をどう行っていくのか?という点を、考慮する際に参考になる指標です。

今回は抗がん剤治療の費用というのが、この記事の本題なので、ステージ別に抗がん剤治療に掛かる費用をご紹介したいと思います。(あくまで目安であり、状況や治療方法により、上下します)

ステージ 1

今回はがん保険の治療費を、抗がん剤治療に掛かる費用を中心的にご紹介していきたいと思いますが、がんの治療費は部位によって、大きくなるため、今回は一例として乳がんを中心的にご紹介していきたいと思います。

一般的に、ステージが上がれば、上がるほど通院や入院の期間が長くなるため、治療費が大きくなる傾向があり、その点ステージ1の治療費は比較的安く済みます。

ステージ1の場合、乳がんのがん治療に掛かる治療費の総額は、約185万円で、その中で抗がん剤治療での治療費が占める金額は、約111万円とかなり高額です。

手術の費用が約62万円なので、抗がん剤治療がかなり高額な事が分かりますが、なぜここまで高額の治療費がかかってきてしまうのでしょうか?

その答えは乳がんにおける抗がん剤治療の用途にあります。

乳がんのがん治療は主に手術を最初に施し、大まかな治療を終え、その後抗がん剤治療により、再発や転移を防ぐという役割を担っています。

そのため、手術はステージ1程度の状態だと、一回の手術で済むケースがほとんどですし、手術が占める割合はそこまで大きいものにはならないのです。

抗がん剤治療の注意点

抗がん剤治療は長期に渡って、続くため年間を通して、かなり高額な医療費が必要になってきます。

それにしても111万円が年間の医療費だと、月々10万円弱は抗がん剤治療の費用が掛かってくるので、かなり重い出費になりますね。

ステージ 2

次にご紹介する治療費は、ステージ2の場合で、ステージ2で年間に掛かる医療費は約200万円程度になります。

ほぼステージ1と変わらない治療内容ですが、ステージ2となると手術で80万円近く掛かってしまうので、少しステージ1よりも治療費が高くなってしまいます。

一方、抗がん剤治療の治療費はステージ1と変化はありませんが、治療期間が2~3年ほど延長され、ステージ1と比べると長期化する傾向にあります。

やはり全治療期間を考慮した上で、がん治療に掛かった治療費を考えると、かなり抗がん剤治療が重い負担になります。

ステージ 3

次にご紹介するがんの治療費は、ステージ3のもので、ステージ3ともなってくると、「抗がん剤治療」と「手術」のみで、治療することは難しく、「放射線治療」が登場します。

ステージ3では、がんの三大治療である「手術」、「抗がん剤治療」、「放射線治療」の必要性出てくるのです。

ステージ3の治療も、費用の面からみると手術・抗がん剤治療もそこまで変わらず、変化することと言えば、手術の時期が遅れ、まず抗がん剤治療でがんの影響を小さくする事から始まります。

やはり、ステージ2とステージ3の大きな違いは、放射線治療が必要になってくる点で、放射線治療のみで30万円近くの治療費が必要になってくるため、このあたりですべてを合わさえた治療費が220万円程度必要になっており、ステージ2が200万円程度であるため、20万円の差が生まれてきます。

ステージ4

最後にご紹介するステージはステージ4で、ステージ4になってくると、かなりがんが進行しており、様々な要因から三大治療の1つである手術が治療法から無くなるというのが、特徴の1つです。

手術が治療法から無くなりますが、治療費が安くなるわけではなく、年間400万円近い医療費がかかってきます。

内訳は、治療費のほとんどが抗がん剤治療で、抗がん剤治療だけで350万円近く掛かってします。

また、その他画像検査で20万円など、これまで他のステージでは目立って来なかった医療費が、高額になっていき、血液検査だけでも年間7万円を超える医療費が掛かってくるみたいです。

ステージ4になると、抗がん剤治療以外の治療法が少なく、主な治療が抗がん剤治療になるので、かなり抗がん剤治療の治療費が目立ってしまうみたいです。

抗がん剤治療は長期に及ぶ

手術は一回程度で終わる事が多く、放射線治療も2~3ヶ月程度で終わる事が多いです。

しかし、抗がん剤はステージ4になると毎月、ステージ4のレベルにならなくても、2ヶ月に一回は抗がん剤治療の治療費が発生します。

これは抗がん剤治療が再発防止に有効なため、術後も長期間治療が必要なためある程度、しょうがない部分ではあるのですが、場合によっては期間が2~3年と延長され、5年まで続くケースも多いみたいです。

そのため抗がん剤治療の1つの特徴として、長期間に及ぶ治療というのが、どうしてもあり、その分掛かってくる治療費も高額になってしまいがちなのです。

抗がん剤治療やがん治療の保障

中には「家ではこんな治療費払えない!」という方もいるかもしれません、というより年間400万円っというと、サラリーマンの平均年収に値するので、どの家庭にも重い負担になる事は間違いないと思います。

ここで考えたいのは、もしもがんに罹ったときの保障で、公的な医療保障について詳しくご紹介していきたいと思います。

高額療養費制度をチェック!

高額の医療費の負担に迫られた際に、一番最初に考えたいのは高額療養費制度です。

高額療養費制度では、ある一定額月の医療負担を超えると、公的な保障を受ける事が出来、それ以上の負担の必要性が無くなる制度で、がんなど高額な医療費が必要になる疾病に掛かった際には、必ず利用したい公的な保障の1つです。

所得 一ヶ月あたりの自己負担額
年収600万円~(高所得者) 15万円+(医療費-50万円)×0.001
住民課税~600万円未満(一般) 8万100円+(医療費-26万7000円)×0.01
住民税非課税(低所得者) 3万5400円

これが各所得別別の負担額で、これ以上の医療負担になると、保障を受けることが可能です。

この制度を利用するには、限度額適用認定証を交付する必要性があり、限度額適用認定証を交付するには、各保険証に記載されている保険を運営している団体に申請する必要があります。

もし、限度額適用認定証の交付に関して、疑問がある場合は各保険によって申請方法などが異なるので、お問い合わせしてみましょう。

後期高齢者と公的な保障

後期高齢者の場合は、高額療養費制度ではなく、特別な保障を受ける事が可能で、後期高齢者とは健康な場合75歳以上、寝たきり等の動くことも出来ないなどの特別な事情がある場合は、65歳が後期高齢者医療制度という制度の対象になります。

この場合の負担は、かなり軽くなります。

所得 自己負担額
一般

・入院の場合は約4万5000円

・外来の場合は約1万2000円

現役

・外来の場合は約4万4000円

・入院の場合は8万100円+(医療費-26万7000円)×1%

住民税非課税

(低所得)

・外来の場合は8000円

・入院の場合は約1万5000円~約2万5000円

また、後期高齢者医療制度には特別な交付などの手続きは必要なく、対象になる一ヶ月前を目処に各自治体から、郵便または役所などに出向いた場合は、手渡しで交付を受ける事が可能です。

民間のがん保険の重要性

公的な保障を受けた場合でも、三割程度の自己負担が必要にあるケースが多く、もし年400万円近くの医療費が掛かってしまった場合、120万円が自己負担となり、その他通院に際しても費用などもかさみます。

また、がんに掛かってしまった場合は、以前と同じように仕事を続ける事も困難になるので、経済的に苦しくなる可能性はかなり高くなります。

やはりそうなってくると、公的な保障のみでは不安材料が残るので、ここで民間のがん保険の重要さ・必要性というのが、出て来る訳です。

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抗がん剤治療をしっかりと保障!おすすめのがん保険

民間の保険会社によるがん保険による、保障があった方が安心で、今回は抗がん剤治療もしっかりと保障してくれるがん保険をご紹介したいと思います。

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がんになった時の通院費用や日数は?がん保険のメリットや選び方を解説

アクサダイレクトのがん終身

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月々2360円

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診断一時金

100万円

入院給付金

1万円/一日

初めにご紹介したいがん保険は、アクサダイレクトのがん終身で、アクサダイレクト生命から出ているがん保険です。

このがん保険の特徴は、がんをしっかり保障してくれ、もちろん抗がん剤治療に対する保障もしっかりとしているのに、終身型の保険では比較的安い保険料が設定されている点です。

取り敢えずがんをしっかり保障したいくて、一生涯の保障が欲しい!という方には、かなりおすすめのがん保険です。

がん保険ビリーブ

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がん保険ビリーブの特徴は、退院後の保障もしっかりとしている点で、再発防止のためや転移防止のために長期間続く可能性のある抗がん剤治療もしっかりと保障されている点です。

もし、抗がん剤治療による長期の通院の保障が欲しいという方には、おすすめのがん保険です。

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まとめ

今回はがん治療の事や、抗がん剤治療の概要、費用などについて詳しくご紹介させて頂きました。

抗がん剤治療は、三大治療の中で最も高くつく治療と言っても過言ではありません。

もしもがん保険に加入する事を検討されている方は、入院や手術の保障、診断一時金など目立った保障のみではなく、通院や抗がん剤治療の特約などについてもしっかりとチェックしておきましょう。

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