マニュライフ生命のこだわりガン保険の評判は?

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マニュライフ生命ってどんな会社?

マニュライフ生命は1887年設立され、カナダ、アメリカ、アジアなどを中心に事業を展開している大手金融サービスグループです。カナダや日本を含めたアジアでは「マニュライフ」として、アメリカでは「ジョン ハンコック」として事業を展開しています。それぞれの地域や属性、ニーズなどにあわせた商品とサービスを展開しているグローバルな会社です。

日本では、マニュライフ・センチュリー生命保険会社として1999年3月から生命保険事業を開始しました。

2001年には、社名をマニュライフ生命に変更し、銀行などを中心に変額個人年金保険などを販売してきました。

現在はこだわりガン保険をはじめ、こだわり医療保険with PRIDEなど幅広い保険商品を取り扱っています。

そんなマニュライフ生命の数ある保険の中から、今回は「こだわりのガン保険」について、詳しく内容を見てみましょう。

こだわりガン保険の内容は?

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主契約

悪性新生物診断給付金 (2年に1度を限度に何度でも受け取れます)

初めて悪性新生物と診断された時、悪性新生物の治療のために入院した時

50万~300万円

重度ステージ診断確定時(1回のみ受け取れます)

ステージ3または4と診断確定された時、特定ガンと診断確定された時、悪性新生物診断給付金と同じ金額

上皮内新生物診断給付金

初めて上皮内新生物と確定診断された時、上皮内新生物の治療のために入院した時(2年に1度を限度に何度でも受け取れます)

悪性新生物給付金×50%(上限100万円)

ガン克服サポート給付金

ステージ3、4または特定ガンと確定診断されてから5年経過時に生存している時

悪性新生物給付金×50%

特約

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ガン入院特約

ガン(悪性新生物・上皮内新生物)の治療のために入院した時

1日5,000円~20,000円 (支払日数無制限)

ガン通院特約

ガン入院給付金が支払われた入院をした後の退院後365日以内にガン(悪性新生物、上皮内新生物)の治療のために通院した時

ガン入院給付金×50%を上限に2,500円~10,000円(通院期間あたり60日限度、通算無制限)

ガン手術・放射線特約

ガン(悪性新生物・上皮内新生物)の治療のために所定の手術・放射線治療を受けた時

1回につき5万円~30万円(放射線および一部の手術は60日1回を限度)

抗ガン剤治療特約

ガン(悪性新生物・上皮内新生物)の治療のために所定の抗がん剤治療を受けた時

月ごとに5万円~30万円(通算60回限度)

ガン緩和療養特約

ガン(悪性新生物・上皮内新生物)の治療のために所定の緩和ケアを受けた時

月ごとに5万~30万円(通算12回を限度)

悪性新生物保険料払込免除特約

保険料払込期間中に悪性新生物と診断確定されたときは、以後の保険料の払い込みは不要になります。

ガン先進医療特約

ガン(悪性新生物・上皮内新生物)の直接の原因とする所定の先進医療を受けた時

先進医療にかかる技術料相当額(通算2,000万円まで)+療養1回につき5万円(10年更新、90歳まで更新可

こだわりポイント1「重度のガンに上乗せ保障」

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マニュライフ生命は、はじめてステージ別の保障を始めました。

ステージとは、ガンがどのくらい進行しているのかということを表しています。

例えば、ステージは次のように分けられています。

〈ステージ0〉ガンが上皮内や粘膜にとどまっている状態。リンパ節には転移していない。

〈ステージ1〉ガンの腫瘍が少し広がっているが、筋肉の層で留まっていて、リンパ節には転移していない状態。

〈ステージ2〉ガンがリンパ節に少し転移している状態、またはリンパ節には転移してはいないが筋肉の層を超えて浸潤している状態。

〈ステージ3〉ガンの腫瘍が浸潤していて、リンパ節に転移している状態。

〈ステージ4〉ガンがはじめてできた原発部位を超えて、離れた他の臓器に転移している状態。

※上記の分類はあくまでも例で、実際の医療現場ではより細かくステージが分類されていたり、がんの種類によっても違いがありますのでご注意ください。

リンパ節に転移してるかどうかがステージ1と2を分けるポイントになります。

ステージが上がるにつれて、ガンの進行が進んでいる状態で、それに伴って治療費の負担も大きくなります。

どれくらい違うのかを、大腸がんの治療を例にみてみましょう。

ステージ別の治療費

(例)大腸がん5年間の治療費の合計(40歳 男性)

〈ステージ1〉

治療内容 大腸内視鏡粘膜下層剥離術、入院、通院した場合

医療費自己負担額 約21万円(約18万)※()内は高額療養費制度適用後の額

〈ステージ2〉

治療内容 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 入院、通院した場合

医療費自己負担額 約50万円 (約26万円)

〈ステージ3〉

治療内容 結腸悪性腫瘍手術、カテーテル設置、入院、抗がん剤治療をした場合

医療費自己負担額 約120万円(約60万円)

〈ステージ4〉

治療内容 結腸悪性腫瘍手術、腹腔鏡下肝切除術、入院、抗がん剤治療、緩和ケアをした場合

医療費自己負担額 約520万円(約177万円)

このように、ステージ3、または4の治療費は、高額療養費制度を使ったとしても高額になることわかります。

マニュライフ生命保険の「こだわりガン保険」は、このステージ3または4、または特定ガン(白血病や脳の悪性新生物)と確定診断されたときは、診断給付金が2倍になるという、日本ではじめての保障を作りました。

診断給付金が50万円で契約されてる人は100万円、診断給付金が300万円で契約されている人は600万円一括でもらえるということです。

診断給付金は、早い段階で給付されますので、治療に使うことはもちろん、保険適用外の治療をうけたり他のことでも使うことができます。

逆に、ステージ0のような上皮内新生物の場合は、診断給付金の半額に抑えられています。

それそれのガンのステージに合わせた給付額になっており、治療費がかかる重度のガンに手厚くなっている無駄のない保障内容になってると言えます。

こだわりポイント2「たばこを吸わない人は保険料が割安に」

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喫煙者は、たばこを吸わない人と比べると、ガンになる確率が高いといわれています。

マニュライフ生命の「こだわりガン保険」は、ガン保険には珍しい、非喫煙者(タバコを吸わない人)には、保険料が割安になるノンスモーカー料率を適用しています。

(例)30歳 男性 保険料払込期間60歳満了 保険期間 終身

悪性新生物診断給付金100万円 / 特約なし

標準保険4,187円→ノンスモーカー料率保険料 3,564円

※マニュライフ生命「こだわりガン保険」のパンフレット参照

煙草を吸わない人の保険料の割引は、死亡保険などには多くありますが、ガン保険に適用している点は、マニュライフ生命保険のこだわりポイントだと言えるでしょう。

注意点は、ノンスモーカー保険料率は、特約の「ガン緩和療養特約」「悪性新生物払込免除特約」「ガン先進医療特約」には適用外です。

こだわりポイント3「 健康サービス」

マニュライフ生命の「こだわりガン保険」に加入された方には、フリーダイヤルで利用できる健康サービス「メディカルリリーフ」が利用できます。

「メディカルリリーフ」では5つのサポートを受けることができます。

・メディカルほっとコール24

24時間使える電話健康相談サービスで被保険者本人とその家族が使えます。24時間年中無休で医師、保健師、看護師などの経験豊富なスタッフが相談に応じます。自宅や勤務先近くの医療機関の情報や夜間、休日の医療機関の情報などを提供します。

・メディカルソムリエ

セカンドオピニオンの手配、紹介サービスで被保険者のみ利用することができます。総合相談医との面接によるセカンドオピニオンの手配をしてくれます。その総合相談医の判断によりより高度な専門性が必要と判断された時は、優秀専門臨床医を紹介してくれます。

・メンタルケア支援サービス

ストレス、メンタルヘルスに関して臨床心理士を中心とした心理カウンセラーなどの心の専門家が電話や面談によるカウンセリングを行ってくれます。(被保険者のみ)

・生活習慣病支援サービス

高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を改善するための具体的な取り組み内容を提案してくれます。

糖尿病関するさまざまな質問や相談を応えてくれる他、糖尿病専門医の紹介をしてくれます。

・ガン支援サービス

ガン全般の相談に専門スタッフが答えてくれます。(メディカルほっとコールサービス 被保険者本人とその家族対象)

ガンに関してメンタルヘルスの専門家に電話や面談で相談できます。(メンタルケア支援サービス 被保険者対象)

ガンに関してセカンドオピニオンを受けることができます。(メディカルソムリエ 被保険者対象)

ガンに限らず、病気になったときには不安があります。そういう不安を少しでも和らげたり話を聞いてくれたりすると安心するものです。

また、治療に関しても、医療技術は日々進化しており、すべての医者や病院がその進化に対応しているわけではありません。また治療方法も一つではありません。自分が納得する治療を受けるためにも、セカンドオピニオンは必要なサービスと言えるでしょう。

「こだわりガン保険」の注意点

診断給付金は、2年に1回を限度に何度でも受け取れますが、重度ステージ診断確定時に受け取れる診断給付金は1回限りです。

また、先進医療特約は10年更新です。10年ごとに保険料が見直されますので、保険料があがることも考えられます。

ノンスモーカー割引については、過去1年間に喫煙していないことが条件になっており、検査の結果次第では適用されないこともあるとの事です。

ガン保険って本当に必要なの?

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再発時に治療費が多くなる

ガンになった時は、治療費が必要になります。ガンの種類によって必要な治療が違いますが、手術、入院、抗がん剤、放射線治療など公的保険が適用される治療があります。その治療費は、最初にガンと診断された時にかかる治療費よりも、再発した時の治療費の負担がより大きくなると言われています。

大腸ガンでステージ4と診断された場合の治療費を1年ごとにみてみましょう。

1年目 大腸がんと診断確定され入院した結腸悪性腫瘍手術(20日間入院)腹腔鏡下肝切除術(13日入院)を行った場合の1年間の治療費の自己負担額

約150万円/年

2年目~3年目は経過観察で診察料、検査料など3割自己負担の治療費

約4万円/年

4年目 再発し抗がん剤治療を行った場合の治療費の自己負担額

約150万円/年

5年目 症状が悪化し、抗がん剤二次治療、三次治療を行う。ガン性疼痛、腹水などが発現し、対処療法(入院期間5日間)を行う。その後緩和病棟のある病院に転院(入院期間17日間)となった場合の治療費の自己負担額

約200万円/年

自己負担の合計額はなんと約508万円にもなります。高額療養費制度を利用すると実質の負担額は減りますが、それでも高額になると言ってよいと思います。

上記は、あくまでも一つの例です。

1年または5年で治療が終わるのであれば、治療に使える貯金が200万円ほどあれば、がん保険は必要ないのかもしれません。しかし、5年後以降も引き続き治療する場合は、毎年約200万(高額療養費制度適用後は約56万ほど)必要になることを考慮すると、ガン保険に加入して備えることも必要かもしれません。

 

ガンの治療方法

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ガンの3大治療は「手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」といわれています。

それぞれの割合は次のようになっています。(複数回答あり)

・手術 71.5%

・抗がん剤治療 80.5%

・放射線治療 32.3%

※【出典】厚生労働省「第202回中央社会保障協議会総会(平成23年10月26日)」

この治療は単独で行われることもありますが、これらを組み合わせて治療(集学的治療)することもあります。

早期ガンであれば手術で取り除くことによって治癒する可能性が高いと言われています。ステージが上がるにつれて、手術後の再発・転移を防ぐため、または手術することが困難だったり、手術だけでは取り除けない場合は、抗がん剤治療や放射線治療をすることになります。

また3大治療以外では、先進医療、免疫療法、温熱療法などがあります。

免疫療法の中に、「活性化自己リンパ移入療法」や「樹状細胞ワクチン療法」など先進医療として認められてる治療もあります。先進医療として治療を受けるには、いろいろ条件があります。ですが、やはりこれらの医療が効果的だと言われると受けたい気持ちなるのは当然です。これらの治療も約60万円~約160万円ほどかかり、全額自己負担になります。

ガン先進医療とは

先進医療
先進医療とは、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療であり、決められた施設のみで受けることができます。

ガン治療で使われる先進医療には、放射線治療の一種である「重粒子線治療」や「陽子線治療」があります。

通常の放射線治療は、エックス線やガンマ線で、これらの放射線は最初にあてた時の体の表面に線量が多くあたり、体内に入っていくにつれてどんどん効果が薄れていきます。よって、身体の健康な表面にダメージが大きく体に負担がかかる場合が多くありました。

それにくらべて、「重粒子線治療」や「陽子線治療」には、粒子線というものが使われており、これは、線量が停止するときに大きな力を発すると言われています。ガンまでの距離を正確に測って照射をすれば、健康な体の表面やその他の細胞を傷つけることなくガンをやっつけることが出来ます。体の負担も少ない治療と言われいます。

ですが、この「重粒子線治療」に必要な治療費は約300万円、「陽子線治療」に必要な治療費は約240万円です。これらの治療費は公的保険の適用外になっています。

先進医療にかかるお金は治療費だけではない

先進医療はどこでも受けられるわけではありません。先進医療ごとに厚生労働省の基準に適合する施設でしか受けることができず、特に「重粒子線治療」」は全国で5施設、「陽子線治療」は10施設のみになります。

また、がんの部位によっても違いますが、1回の照射時間は10分程度ですが、回数は多ければ30回を超えることもあります。

自宅の近くに先進医療の施設がなければ、通うための交通費や宿泊費などが別途必要になります。1カ月を超える宿泊費はかなり大きな出費になると考えられます。

自宅の近くに先進医療の施設があるかどうか調べておくと良いかもしれません。

対処療法、緩和ケアとは

再発後の治療には対処療法や緩和ケアが必要になることがありあす。この対処療法や緩和ケアとはどういうものなのでしょうか?

対処療法とは、ガンそのものを治療するものではなく、ガンになったことで引き起こされる痛み、苦痛などをやわらげたり抑えたりする治療です。

例えば痛みに対してモルヒネを使ったり、ガンで低酸素状態になった場合に使用される酸素療法などがあります。

緩和ケアも、同じくガンそのものを治療するものではなく、痛みを和らげたり癒したり、又は、肉体的な痛みだけではなく、精神的な不安にも対応してくれます。

緩和ケアは、重度のガン患者だけなく、早い段階から通院でも利用することができます。病院によっては末期のガン患者が入院する緩和ケア病棟というものがあります。緩和ケア病棟に入院する場合は、別途お金が必要になります。

患者申出療養とは

2016年4月から「患者申出療養」が実施されることになり、混合診療が解禁になりました。

今まで日本では混合診療は禁止されていました。一部、先進医療という形でのみ混合診療が認められていました。

通常、保険の適用されない自由診療を選んで治療をした場合は、自由診療以外の、保険適用されてる検査や入院や薬代もすべて全額自己負担になっていました。それが、混合診療になれば、自由診療の治療費は全額自己負担ですが、それ以外の検査や入院など保険適用できる治療を受ける場合は3割負担ですむようになりました。

患者申出療養のメリット・デメリットは

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患者申出療養のメリットは、混合診療解禁によって、海外では承認されていて日本ではまだ承認されていないような治療や薬を日本で使用できるようになります。先進医療の施設も限られていましたが、混合診療になれば、近くの病院でも受けることができるようになります。特に難治症のガン治療をされている方で、治療費に余裕がある方には良いニュースだと思います。

ただ、良いことだけではなく、危惧されていることもあります。

デメリットとしては、安全性や有効性が疑わしい治療が安易に行われる可能性があることです。そういったことを防ぐためにも「本当に効果のある保険外診療」を見極めていく目が必要になると思われます。

今までも、治療に関しての情報はあふれていました。保険適用の治療も含めて、自由診療の治療も選択肢の中に入ってきます。ますます医療リテラシーが必要な時代になっていくと思われます。

ガン保険の側面から考えてみると、自由診療が受けられるということは、自由診療部分の治療は自己負担になりますから、まずますガン診断一時金が重要になってきます。より多くの一時金をもらえるようなガン保険であれば、いざというときに安心していろんな治療に挑戦できます。

このように、ガンになった場合は治療費にお金がかかることがわかります。その治療費を貯金などで準備するか保険で準備するのか、どちらかになります。初期のガンであれば数十万から100万もあれば十分かもしれませんが、ステージ4などになった場合は、500万以上の治療費が必要になることも忘れてはいけません。

ガン保険を選ぶポイント

ガン保険のタイプ 終身型・更新型・特約型

ガン保険には、終身型の保険と更新型の保険と特約型の保険があります。

それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

まずは終身型のガン保険をみてみましょう。

終身型のガン保険

今回ご紹介したマニュライフ生命の「こだわりガン保険」のように一生涯保障が続く保険が「終身型」です。

保険料は、一生涯変わりません。

ただし、「こだわりガン保険」の先進医療特約のように、特約が更新型になってる終身ガン保険もあります。主契約やその他の特約は終身で保険料は変わりませんが、更新型の特約部分のみが更新毎に保険料が変わる仕組みになています。

更新型のガン保険

1年、5年、10年など保険期間が決められてる保険が「更新型」になります。10年更新型のガン保険の場合は、名前のとおり10年毎に更新されていきます。更新をしなければ10年で保障は終わります。

保険料は保険期間は変わりませんが、更新の都度、その時の年齢に応じた保険料に変わります。通常は、年齢が上がるたびに保険料はあがります。

更新型のガン保険で注意点が2つあります。

1つは、更新型の保険は更新できる年齢が決められていることがあります。たとえば、「80歳まで更新可」となっていた場合は、80歳までしか更新できません。

2つめは、更新する時は、健康状態に関係なく更新することができますが、もしガンになってしまった場合は、保険料が上がっても継続せざる得なくなってしまう場合があります。

初めから更新を前提で更新型のガン保険に加入するのであれば、終身型の保険に加入するほうが良いかもしれません。

特約型のガン保険

特約型のガン保険とは、ガン単体の保険ではなく、主契約が終身保険(死亡)や医療保険になっており、その特約としてガン保障がついている保険のことです。

特約型も、10年や15年など更新型になっています。更新型と同じように、更新毎に保険料が変わり、更新できる上限も80歳や90歳と決まっている場合が多いです。

特約型のガン保険で注意する点は、主契約の保険を見直した場合、ガン保障同時に見直さなければなりません。主契約を解約した場合は同時にガン特約も解約になってしまいます。

悪性新生物と上皮内新生物のちがい

ガン保険のそれぞれの給付金の対象に「悪性新生物」と「上皮内新生物」で違いがあります。

上皮内新生物は。ガンが上皮内にとどまっていて基底膜を超えて浸潤していない状態です。ステージでいうと0です。一般的には、この状態で治療できれば、転移や再発はないと言われています。

一方、悪性新生物は、基底膜を超えて他の組織に浸潤している状態です。ステージで1~4です。リンパ液や血液によって全身にガン細胞が運ばれ、他の臓器に転移することもありあす。

ガン保険では、上皮内新生物と診断された時は、診断給付金の額が抑えられている場合があります。またガンになった時に保険料の払込が免除になる場合も、上皮内新生物の場合は対象外になっている場合が多いです。

ガン保険に加入するときは、上皮内新生物と悪性新生物の保障の違いを理解して加入することが大事です。

診断給付金と入院給付金

ガン保険にはいろいろな保障があります。その中で「診断給付金」と「入院給付金」について考えてみたいと思います。

診断給付金とは、ガン(悪性新生物や上皮内新生物)と診断確定された時や、ガンの治療を目的とした入院をした時に一時金でもらえます。

給付の限度も、初めて診断された時1回のみや、2年に1回(ガンの治療を目的とした入院をした時)を限度に回数無制限の場合、1年毎に1回(治療を目的として入院した時)を限度に回数無制限に給付金がもらえる場合があります。

ガン保険を選ぶときには、再発や治療が長引いたりする場合がありますので、診断給付金は、どれくらいの頻度でもらえるのかを確認することが大事です。

次に入院給付金について考えてみましょう。

最近のガン治療では入院する日数は、長期入院が必要になる場合もありますが、多くの場合は20日未満で退院し、その後通院で治療をすることが多くなってきています。または、最初から入院はせず、通院のみで治療する場合もあります。

現在のガン保険は、そういった医療現場の変化に合わせて、入院しなくてももらえる診断給付金や抗がん剤治療給付金などを充実させています。

少し前のガン保険は、入院保障がメインのガン保険でした。もし今ガンになってしまったら、今の保険ではどれくらいの保障があるのかを確認してみましょう。

クオリティー・オブ・ライフ(生活の質)

ガンの治療は、ガンそのものを治療する以外にも、ガンから発生する痛みやだるさを取り除いた入り、不安に思う心のケアをしたり、さまざまな苦痛を取り除くことも治療の一環として行われています。対処療法や緩和医療などです。苦しい治療から苦痛を取り除き、自分らしく生きることに重点を置いた考え方です。

緩和医療は、病院などで医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士、心理士、リハビリテーションなどの専門スタッフがチームを作ってサポートをしてくれ、それらは公的保険の対象となっています。

治療だけではなく、抗がん剤で髪が抜けた場合の医療用かつらや、乳がんで乳房の切除をした場合はそれ用の医療用下着など、補助的に必要になるものあります。または、ガンになったことで、仕事を休んだり辞めたりした場合は、経済的により大きな負担がかかってきます。このように、ガンになった場合は、治療費以外でもお金が必要になります。

そういったことを解決していくことも広いの意味でのクオリティ・オブ・ライフになります。

ガン保険の役割は、ガンになったときの経済的損失を補填するものです。このようなクオリティ・オブ・ライフを維持するためには、どれくらいのお金が必要になるのかを含めて、ガン保険の必要性を考えてみてください。

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まとめ

最後に、マニュライフ生命のガン保険のポイントをまとめてみました。

①重度のステージのガンが確定診断されたら診断給付金が多く受け取れる。

②たばこを吸わない人は、保険料が安くなる。

③入院保障、通院保障、手術、抗がん剤治療、緩和治療など、必要な特約を選べる。

④健康相談サービス、セカンドオピニオンサービスが付いている。

各保険会社からいろんなタイプのガン保険が販売されていますが、マニュライフ生命の「こだわりガン保険」には、他社にはない保障があります。特にたばこを吸わない方で、診断給付金を多く備えたい人には、おすすめです。

ガンは日本人の40代~80代の死亡率1位です。また2人に1人がガンになり、3人に1人はガンで亡くなると言われています。

男性は60代以降ガンになる人が増えますが、女性は50代までは男性より女性のほうがガンになる確率が高いという統計があります。乳がんは30代くらいから増えていき、40代50代でピークになります。子宮頸がんに関しては20代後半~40代に多くなります。

治療方法は、保険適用されるものから、自由診療のもまで幅広くあります。一つの治療が合わない場合は、他の治療を探すこともあります。どんな治療を受けるにもお金は必要になります。後悔しない治療を選択するためにも、ガンになった時に必要なお金を十分理解し、必要であればガン保険を考えてみてください。

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