「40代におすすめのがん保険って何だろう?」と思いませんか?
40代になり、様々な病気のリスクが現実的な問題となり、その中でも「がん」は3人に1人が疾患する病気と言われ、その治療には高額な費用が掛かると言われています。
そんな中で、子供の教育費などお金のかかる世代でもある40代では、どのように「がん」に備えれば良いのか悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、そんな40代の方にどのような保険で「がん」に備えれば良いのかを基本的な所から解説していきます。
考え方は人それぞれですが、保険選びのヒントになれば良いと思います。
目次
1.がん保険とは
1.1がん保険の種類
1.2保険料の違い
1.3考え方
2.がんとは
2.1がんの種類
2.2がんの治療方法
2.3その他
3.がん保険の選び方
3.1保障内容で選ぶ
3.2保険料で選ぶ
4.保険商品の紹介
4.1アフラック(新生きるためのがん保険Days)
4.2オリックス生命(がん保険Believe)
4.3損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(勇気のお守り)
4.4チューリッヒ生命(終身ガン治療保険プレミアム)
4.5マニュライフ生命(こだわりガン保険)
5.40代におすすめの商品とは
5.1新たにがん保険に加入する方
5.2すでにがん保険に加入している方
5.3その他の場合
5.4女性におすすめの保険
6.その他の保険
7.まとめ
1.がん保険とは
がん保険とは、解りやすく言うと、がん治療に備える保険です。
がん保険と一言で言っても、その種類はいくつかあり、それぞれに特徴があり強みも違います。
そのため、考え方や年代によっても選ぶ保険が少しずつ変わってくるのです。
ここでは、そんながん保険の種類を解説していきます。
1.1がん保険の種類
がん保険には大きく分けて、バランス型・一時金型・治療重視型の3つに分けることが出来ます。
それぞれに強みがありますので、少し説明していきます。
・バランス型
基本的な保障が全てセットになっており、様々な治療にも対応できる従来からある保険と思ってください。
・一時金型
「がん診断給付金」・「がん治療給付一時金」など、支払事由は少し異なる場合もありますが、まとまったお金を受け取ることが出来る保険と思ってください。
・治療重視型
抗がん剤治療や放射線治療などの治療に関する給付金を受け取ることが出来る保険であり、決められた治療方法に対しての保障してくれる保険と思ってください。
この様に、がん保険と一言で言っても、種類が異なるので、自分はどの保障を重視したいのかを決める必要があります。
2.2保険料の違い
がん保険も、多くの商品が販売されていますが、保険料も保険会社によって変わってきます。
年齢で保険料が違うのは知っている方も多いと思いますが、男女でも保険料が異なります。
それは、男女で疾患するリスクが違うことや平均寿命も男女では異なるからです。
また多くの保険会社では、男性よりも女性の方が保険料は高くなりますが、保険会社によっては男性よりも女性の方が保険料を低く設定している商品もあります。
その辺りもしっかりと見ていく事で、より良い保険を選べることになります。
1.3考え方
がん保険の種類や保険料の違いを説明しましたが、考え方ひとつで加入する保険が変わるのがわかったと思います。
「バランスの良い保険」を選ぶのか、「まとまったお金を準備する」のか、「特定の治療費を準備する」のかを考えなければいけないですね。
安くても、万が一の時に思っていた保険と違うという事にならないようにしないといけません。
また少し高くなっても、夫婦や家族がみんな同じ保険会社が良いのか、少しでも保険料を節約するのが良いのかと言うのも、考え方ひとつという所になります。
2.がんとは
がんとは、そもそもどんな病気なのかを少し説明していきます。
がんにも種類があり、そこを理解していなければ、保険選びで疑問に思う事があります。
2.1がんの種類
がんには、「悪性新生物」と「上皮内新生物」の2つに分けることが出来ます。
「悪性新生物」とは、一般的に言われる「がん」です。
がん細胞が、臓器などに出来て転移のリスクなどもある状態の事を指します。
対して「上皮内新生物」とは、「初期のがん」とも言われる状態であり、細胞の上皮と言われる比較的浅い場所にガン細胞が出来ている状態を指し、治療をしっかりとすれば根絶率も高く、転移の可能性も低いと言われています。
まず、がんと一言で言っても、この2つの状態がある事を覚えておいてください。
2.2がんの治療方法
がんの治療方法には、「手術療法」「化学療法」「放射線療法」の3つが三大治療として有名です。
手術療法とは、名前の通り手術を行い、ガン細胞を切除する治療方法であり、完全に切除が出来れば根絶する事も可能な治療方法ですが、術後に「化学療法」「放射線療法」を行う場合もあります。
化学療法とは、抗がん剤治療の事を指し、抗がん剤の投与によりがん細胞を弱体化させる療法の事であり、手術療法・放射線療法と並行して行われる場合が多いです。
放射線療法とは、放射線をがん細胞に照射する事で、がん細胞を消滅させる治療方法であり、化学療法と並行して行われる場合が多いです。
2.3その他
がんには2種類の状態があり、その治療方法も3つあるますが、治療方法には、この三大治療の他にも、緩和療法や免疫療法など様々な治療方法が、近年では確立されてきている事で、がん治療の備え方も多岐にわたるようになってきています。
3.がん保険の選び方
それでは、がん保険はどのようにして選んでいけばいいのでしょうか。
保障を重視するのか、保険料を重視するのか、保険会社名を重視するのか、人によって重視するポイントは違うと思います。
そこで、ここでは保障内容と保険料を重点的に説明する事で、何に重点を置けばいいのかが解るようにしていきましょう。
3.1保障内容で選ぶ
がん保険と言っても、医療技術が進歩し様々な治療方法が出てきたことで、その保障内容も多岐にわたるようになってきました。
現在では、「オーソドックス型」「一時金型」「治療費重視型」「実損補填型」など、保険商品によっても、強みが違います。
どのタイプで備えるのが良いのか、解らなくなりますので、少しだけ解説します。
「オーソドックス型」
基本保障に「入院・通院・手術・診断給付金」などがセットされた、従来からあるがん保険と思ってください。
初めてがん保険に加入する方などには、おすすめのタイプと言えます。
「一時金型」
診断給付金や治療給付金など、一時金に特化した保険であり、まとまったお金が必要な方におすすめのタイプと言えます。
すでにがん保険に加入していて、+αで保障を追加したい方などに向いているタイプとも言えます。
「治療重視型」
抗がん剤治療や放射線治療やホルモン剤治療など、特定の治療を受ける際に給付金が出るタイプの保険であり、このタイプも一時金型と同様に、すでにがん保険に加入しているが、+αで保障を追加したい方に向いているタイプと言えるでしょう。
「自損補填型」
この保険は、がん治療に実際に掛かった費用を補填する保険商品であり、治療方法などを自由に選びたい方(自宅療養など)に向いているタイプと言えます。
保障の金額などが納得できるようであれば、このタイプだけでも充分と言う考え方は出来ます。
この様に、がん保険と言っても、複数の種類があり、それぞれに特徴があるという事を覚えておいてください。
3.2保険料で選ぶ
保険を選ぶ上で、保障も勿論重要ですが、支払う保険料が一番気になる所だと思います。
保障が良くても保険料が高ければ、家計を圧迫する可能性が有ります。そうなれば、保険の意味がありません。
そこで、保険料で保険を選ぶと言うのも重要な要素になってきます。
同じ保障内容でも、保険会社・年齢・性別で保険料が大きく変わるのです。
また、保険会社によっては、喫煙者・非喫煙者で保険料が変わる事も有りますので、自分に合った保険を探すうえで、保険料もしっかりと比較していきましょう。
4.保険商品の紹介
それでは、がん保険とはどんな商品があるのかを少し説明していきます。
がん保険と言えば、アフラックと言う保険会社が真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
それはアフラックが、がん保険をどこよりも先に販売し始めたことにより、契約者が多いという事やテレビなどのコマーシャルも積極的に行っている保険会社だからです。
ここでは、そんなアフラックも含めていくつかの商品をピックアップします。
4.1アフラック(新生きるためのがん保険Days)
テレビCMなどでも良く目にする商品で、アヒルで有名な保険会社の商品です。
その内容は以下のようになっています。
主契約 | 保障名 | 内容 | 保障額 |
診断給付金 | 初めて「がん」「上皮内新生物」と診断確定されたとき
(一回限り) |
「がん」100万円
「上皮内心生物」10万円 |
|
入院給付金 | 「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とする入院をした時
(一日目から日数無制限) |
一日につき
10,000円 |
|
通院給付金 | 「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とする通院をした場合または、入院後(365日以内)の通院をした時
(日数無制限) |
一日につき
10,000円 |
|
手術給付金 | 「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした、所定に手術を受けたとき
(回数無制限) |
一回につき
一律20万円 |
|
放射線治療給付金 | 「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした所定の放射線治療を受けたとき
(60日に一回・回数無制限) |
一回につき
20万円 |
|
抗がん剤治療給付金 | 「がん」の治療を目的に抗がん剤治療を受けたとき
(入院しなくても・通算600万円まで) |
治療を受けた月ごと
10万円 乳がん・前立腺がんのホルモン療法の場合 5万円 |
|
特約 | がん先進医療特約 | 「がん」の診断や治療で先進医療を受けたとき
(通算2,000万円まで) |
先進医療にかかった技術料と同額
一時金1年間に一回15万円 |
診断給付複数回支払特約 | 診断給付金お支払から2年経過後に「がん」と診断確定されその治療目的で入院しているとき
(2年に一回・回数無制限) |
一回につき
「がん」100万円 「上皮内心生物」10万円 |
診断給付金が一回限りと言うのが難点ですが、特約を付加する事で問題は解消することが出来ると言えます。
それ以外の基本的に給付金は、悪性新生物も上皮内新生物も同等の扱いという事で、幅広く保障されている商品と言えます。
4.2オリックス生命(がん保険Believe)
比較的新しい保険会社と言えるオリックス生命ですが、保険の内容が良くコストパフォーマンスが良いと評判の保険会社です。
オリックスグループの一員という事で、支払等の不安は心配ないと言えます。
そのオリックス生命のがん保険Believeの内容は以下のようになっています。
主契約 |
保障名 | 内容 | 保障額 |
がん初回診断一時金 | 初めてがんと診断確定されたとき
(初回のみ・保険期間を通じて1回のみ) |
100万円 | |
がん治療給付金 | がんの治療を目的に入院を開始したとき
(2年に1度なら何度でも) |
一回につき
50万円 |
|
がん入院給付金 | がん治療を目的に入院したとき
(日帰りからOK・何日でもOK) |
一日につき
10,000円
|
|
がん手術給付金 | がんの治療を目的に手術を受けたとき
(何度でもOK) |
一回につき
20万円 |
|
がん退院一時金 | がんの治療を目的とした入院を10日以上し退院したとき
(何度でもOK) |
一回につき
10万円 |
|
特約 |
がん先進医療給付金 | がんの治療を目的とした先進医療を受けたときの技術料
(通算2,000万円まで) |
先進医療にかかる技術料と同額 |
がん通院給付金 | がんの治療を目的に、約款所定の通院をしたとき | 一日につき
10,000円 |
アフラックと違う所は、診断給付金が初回のみという事で、複数回貰える特約もないという所と、通院保障が特約という所です。
入院に対する保障は手厚い内容になっていますが、通院や一時金が心配な方は保険料と相談をして他社で+αの保険を入るか、別の保険を考えるのも良いかもしれません。
4.3損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(勇気のお守り)
損害保険で有名な、損保ジャパン日本興亜損害保険の子会社であるのが、ひまわり生命です。
この生命保険会社も、比較的後発の生命保険会社という事で、保障内容とコストパフォーマンスが良いと評判の保険会社です。
その保険会社の商品である、勇気のお守りの内容は以下のようになります。
主契約 |
保障名 | 内容 | 保障額 |
がん診断給付金 | ・初めてがんと診断された時
・前回の支払事由該当日から起算して2年経過した後に新たにがんと診断されたとき (何度でも) |
一回につき
100万円 |
|
がん入院給付金 | がんの治療を目的に1日以上(日帰り含む)入院したとき
(日数制限なし) |
一日につき
10,000円 |
|
がん手術給付金 | がんの治療を目的とした所定の手術を受けたとき
(回数制限なし) |
手術の種類により
40万・20万・10万 (入院日額の40倍・20倍・10倍) |
|
がん外来治療給付金 | がん治療を目的とした外来治療を受けたとき
(通算無制限:1年間120日限度) |
一日につき
10,000円 |
|
特約 | がん先進医療給付金 | がん治療を目的とした先進医療を受けたとき
(通算1,000万円まで) |
先進医療にかかる技術料と同額 |
前出の二つの保険会社との違いは、診断給付金が2年に1回を限度に何回でも貰うことが出来るという事と、通院の保障が基本保障に入っているという事です。
しかし、抗がん剤治療などの特定の治療に対して特別な保障がある訳ではないので、外来治療給付金や診断給付金で賄わなければいけないという事が言えます。
その保障が心配であれば、オリックス生命同様ですが、保険料と相談し他の商品を+αをするか、違う商品を選ばなければいけません。
4.4チューリッヒ生命(終身ガン治療保険プレミアム)
チューリッヒ生命と言えば、外資系の保険会社であり、がん保険の内容も少し変わった商品になっています。
その内容が以下になります。
主契約 |
保障名 | 内容 | 保障額 |
放射線治療給付金 | ガンの治療を目的に所定の放射線治療を受けたとき
(回数無制限) |
1ヶ月につき
10万円 |
|
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 | ガンの治療を目的に入院または通院をし、所定の抗がん剤・ホルモン剤の投与・処方を受けたとき
(回数無制限) |
1ヶ月につき
10万円 |
|
特約 |
悪性新生物保険料払込免除 | 初めてガン(悪性新生物)と診断確定された以降の保険料払込を免除 | ―
|
・ガン先進医療給付金
・ガン先進医療支援給付金 |
・がんの治療を目的とし、所定の先進医療を受けたとき
・先進医療給付を受けたとき (回数無制限・通算2000万円まで) |
・先進医療にかかる技術料と同額
・一括で15万円 (支援金) |
|
ガン診断給付金 | ・初めてガンと診断確定されたとき
・前回の給付金を受けてから2年経過した翌日以降にがん治療を目的に入院したとき (回数無制限) |
一括で100万円 | |
ガン通院給付金 | ガンの治療を目的として入院をし、その入院前後の一定期間に治療目的で通院したとき | 一日につき
10,000円 |
|
ガン入院給付金 | ガン治療を目的に入院したとき
(回数無制限) |
一日につき
10,000円 |
|
ガン手術給付金 | ガン治療を目的として所定の手術を受けたとき
(回数無制限) |
一回につき
20万 |
|
ガン緩和療養給付金 | ガン治療を目的とし入院または通院で所定のガン性疼痛緩和の所定の治療を受けたとき | 一か月につき
10万円 |
|
ガン診断後ストレス性疾病給付金 | ガンと診断確定されてから5年以内に所定のストレス性疾病を発病し診断されたとき
(1回のみ) |
一回きり
10万円 |
基本の保障は、放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン治療に関する給付金となっています。
そのため、この保障が欲しいと言う方には安くて良い保険だと言えますが、全般的に備えたいと考えている方には、向いていない商品と言えます。
しかし、特約を豊富に用意している事で、自分好みの保障内容に出来ると言うメリットがありますが、これも保険料次第と言ったところでしょうか。
4.5マニュライフ生命(こだわりガン保険)
マニュライフ生命のがん保険は、他社には無い「ノンスモーカー割引」がある保険です。
保険のタイプ的には「一時金」タイプの保険になっています。
その内容は以下のようになっています。
主契約 |
保障名 | 内容 | 保障額 |
悪性新生物診断給付金 | ・初めて悪性新生物と診断されたとき
・悪性新生物の治療のために入院・入院中のとき (2年に1回を限度に回数無制限) |
1回につき
100万円 |
|
重度ステージ診断確定時 | ・ステージⅢまたはⅣまたは特定のガンと診断されたとき
(1回のみ) |
1回のみ
100万円 |
|
上皮内新生物診断給付金 | ・初めて上皮内新生物と診断されたとき
・上皮内新生物の治療を目的に入院・入院中のとき (2年に1回を限度に回数無制限) |
1回につき
50万円 |
|
ガン克服サポート給付金 | ステージⅢまたはステージⅣまたは特定ガンの悪性新生物を診断されてから5年経過し生存しているとき
(1回のみ) |
1回のみ
50万円 |
|
特約 |
ガン入院特約 | ガンの治療を目的に入院した時
(支払日数無制限) |
1日につき
5,000円~20,000円の間で、1,000円単位で設定可 |
ガン通院特約 | ガン入院給付金が支払われた入院後に通院した時
(通院期間あたり60日限度・通算無制限) |
1日につき
2,500円~10,000円の間で、500円単位で設定可 |
|
ガン手術・放射線治療特約 | ガンの治療を目的に所定の手術・放射線治療を受けたとき | 1回につき
5万円~30万円の間で、5万円単位で設定可 |
|
抗ガン剤治療特約 | ガンの治療を目的に所定の抗がん剤治療を受けたとき | 月ごとに
5万円~30万円の間で、5万円単位で設定可 |
|
ガン緩和治療特約 | ガン治療を目的に所定の緩和治療を受けたとき | 月ごとに
5万円~30万円の間で、5万円単位で設定可 |
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悪性新生物保険料払込免除特約 | 悪性新生物と診断されたとき | 診断後の保険料払込免除 | |
ガン先進医療特約 | ガンの治療を目的とする所定の先進医療を受けたとき
(通算2,000万円まで) |
・先進医療にかかる技術料相当額
・治療1回につき 5万円 (ガン先進医療見舞給付金) |
一時金タイプという事で、その保障は手厚く、重度のがん(ステージⅣなど)の場合は追加で給付金が貰える内容になっています。
この保険も、チューリッヒ生命同様に、特約を豊富にラインナップする事で、自分好みの保険に出来ると言うメリットと、非喫煙者への割引である、「ノンスモーカー割引」がある為、非喫煙者であれば、他の商品よりも安く備えることが出来る可能性がります。
5.40代におすすめの商品とは
それでは、40代の方にはどの商品がおすすめなのかを少しずつ説明していきます。
40代と言えば、仕事・子育てに追われる方も居れば、これから結婚をする方、独身の方など状況が異なることが多い年だとも言えます。
それぞれの状況やがん保険の加入の有無なども含めて説明していきます。
5.1新たにがん保険に加入する方
年齢を問わずになりますが、新たにがん保険に加入する場合は、オーソドックスながん保険への加入がおすすめです。
それは、がん治療に対して全般的にカバーできるという点がおすすめのポイントになります。
また40代では、がん保険以外にも生命保険・医療保険などに加入している場合は、生命保険に掛ける保険料は収入の10%~20%までと言われるように、保険料に占める割合は少なくした方が良いと言う点で、オーソドックスな保険でリスクを全般的にカバーしながらも比較的安い保険料ともいえる保険に加入する事で、コストを下げながらも最低限の保障を持っておくと言う考え方です。
5.2すでにがん保険に加入している方
40代になれば、がん保険・医療保険・生命保険のなかで何かしらの保険に加入している方も多いでしょう。
がん保険にすでに加入している場合は、まず現在加入している保険の内容を確認して、足らないと思う部分を+αで加入すると言う方法が良いでしょう。
そうなると、チューリッヒ生命やマニュライフ生命のような、「治療重視型」や「一時金型」の主契約のみを求めて保険料と相談しながら、足していきましょう。
5.3その他の場合
上記の2つの場合が大半を占めると思いますが、見直しをする中で少し注意が必要な場合があるので、その事を少し説明しましょう。
がん保険は、医療技術の進歩と共に保障内容なども変わってきています。
そのため、数年前に加入したがん保険でも、通院の保障がなかったり、通院給付金の支払い条件が「入院後」と言うような条件が付いていたりします。
その場合は、がん保険自体を見直すこともおすすめしますが、保険商品によっては、診断給付金が優れていた商品が存在します。
保険料が比較的安いのに、がん診断給付金が多く貰える商品が存在するのです。
1つ商品を上げるのであれば、「日本興亜生命」のがん保険です。
現在では損保ジャパン日本興亜ひまわり生命になった保険会社ですが、前身の日本興亜生命時代のがん保険で、合併直前に売られていたがん保険は、診断給付金が入院日額の200倍まで設定が出来た唯一の商品であり、保険料も比較的安い商品でした。
しかし、保険会社が合併したことを受けて、保険商品も改定したので、現在のがん保険では内容が少し変わっています。
少し前の商品でも、悪いモノばかりではなく、俗にいう「お宝保険」と言われる商品があるので、そのような保険商品を契約している場合は、その契約を残して、足らないと思う保障だけを+αで新しい商品の契約をするのも考え方の一つです。
5.4女性におすすめの保険
先ほど保険料が年齢・性別によっても変わると説明しましたが、生命保険は全般的に女性の保険料が少し高くなる傾向があります。
それは、女性特有の病気であったり、平均寿命が少し長かったりと、男女でリスクが異なるために保険会社が保険料料率を別けているのですが、保険会社によっては、女性の方が安くなる保険会社があります。
それが、以下の保険会社になります。
40代以前より女性の方が、保険料が安い商品
・オリックス生命(がん保険Believe)
・FWD富士生命(新がんベスト・ゴールドα)
・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(勇気のお守り:36歳以降)
40代前半から女性の方が、保険料が安くなる商品
・マニュライフ生命(こだわりガン保険:41歳以降)
40代後半から女性の方が、保険料が安くなる商品
・アフラック(新生きるためのがん保険Days:45歳以降)
上記の商品以外でも年齢を重ねると女性の方が、保険料が安くなっていきますが、男性よりも安くなるタイミングは商品により異なります。
自分の年齢であれば、どの保険料品が安くなるのかもしっかりチェックする必要があります。
6.その他の保険
がん保険だけではなく、40代と言えば様々なライフステージの変化によって保険の加入を考えたり、見直しを考える時期でもあると思います。
そこで、がん保険以外の保険についても少しだけ、加入・見直しのポイントを解説しておきます。
まず、生命保険(死亡保障)です。
死亡保障は、万が一病気や事故で亡くなってしまった時に、残された家族が路頭に迷わないようにする為の物です。
家計の収入の柱である方(主にお父さんになりますね)は、収入保障保険に加入する事はもちろんですが、家事をしている方(主にお母さんになりますね)も、亡くなってしまった場合には、子育て・家事などをシッターさんやハウスキーパーさんなどを雇わないといけない可能性が有るため、お父さんだけではなく、お母さんも収入保障保険は必要になります。
保障金額は少なくても良いですが、最低でも月々10万円ぐらいを残せるくらいの保険は加入していた方が良いです。
そして、家計に余裕があれば、将来の葬儀代として、終身保険に加入していても良いと思います。これは200万円ぐらいの保障があれば大丈夫です。
続いて医療保険ですが、考え方は人それぞれですが、家計に余裕があれば加入するぐらいの考え方でも問題ありません。
どうしても心配だと言う方であれば、10年か15年の安い定期保険に加入し、同時に貯蓄をする方法が良いと思います。
終身の医療保険に加入した場合、保険料は一定で済みますが、保険料は安くても月々の保険料は5,000円から10,000円程します。
これを30年・40年支払うといくらの保険料になりますか?
そして、その保険料で病気などした時に受け取れる保険金はいくらぐらいになりますか?
それを考えると、定期保険で一定期間(若いうち・貯蓄少ない時期)の保障を準備して、余ったお金は貯金に回して、いざと言う時に備えればいいのです。
生命保険は、死亡保険も医療保険もがん保険も長期に渡る保険であり、保険料の支払いも長期に渡ります。
そのため、保険料の総額が高額になるにも拘らず、加入時に一番気にするのは月々の保険料です。
「いくらの保険料をいつまで払うのか、その金額はいくらになるのか」を、しっかりと考えて貯蓄で準備できないか、本当に必要かをしっかりと判断する必要があります。
安心を買っているのに、それで生活が苦しくなったりするのは本末転倒です。
保険は、お守りでもなんでもなく、人生を豊かに自信持って生きていくための道具でしかないのです。
その事をしっかりと理解しておきましょう。
7.まとめ
40代におすすめのがん保険について解説してきましたが、少しは理解していただけたでしょうか。
がん保険にも種類があり、年齢・性別によって保険料が変わり、また女性の場合であれば、年齢を重ねれば重ねるほど保険料は安くなるという事も解ったと思います。
もうすでに、がん保険に加入している方も、一度、契約内容を確認して、今の医療技術に合っているのか、万が一の時はいくら貰えるのか、保険金支払事由はどうの様な条件になっているのかをしっかりと確認して、必要であれば見直しをして新しく入り直したり、+αで新しく保険を入ったり、40代だからこそ出来る保険の組み方があるという事も知っておいてください。
そして、がん保険に限らず、生命保険は人生の中で家・自動車の次に高い買い物だという事を忘れないでください。
月々の保険料だけを見てしまって、総額いくら払わないといけないのか、いつまで払うのかをしっかり理解していないと、大きな損をする可能性もあるという事は理解しておいてください。