日本生命の生命保険「ニッセイみらいのカタチ」の内容・評判を詳細解説!

ご自分が加入する保険を考えた場合、その種類の多さに驚かれることでしょう。死亡保険、医療保険、がん保険、介護保険、個人年金保険等と多種多様な商品が存在します。

保険に加入することを検討している皆さんは、ご自分が加入したい保険の種類も一つではないと思います。

そんな時に役立つ保険商品があります。

それが、日本生命の生命保険「ニッセイみらいのカタチ」です。こちらは、13種類もの保険商品を自由に組み合わせできる保険です。

複数の種類の保険へ加入したい方々には、打ってつけの保険と言えますね。

そこで今回は、日本生命の生命保険「ニッセイみらいのカタチ」の保障内容と、その評判について解説します。

この記事を読めば、ニッセイみらいのカタチの基本的知識と、保険加入者の皆さんの感想がよくわかり、保険選びの際の参考になることでしょう。

1.日本生命の生命保険について

笑顔の女性

日本生命の生命保険「ニッセイみらいのカタチ」は非常にユニークな保険と聞いています。

ちょうど、自分に合った生命保険を探していたので詳細が知りたいです・・・・。

第1章では、ニッセイみらいのカタチの特徴と日本生命の概要について解説します。

1-1.日本生命の概要

正式には「日本生命保険相互会社」という名称の保険会社です。1889年(明治22年)7月4日に創業した歴史のある保険会社です。

ただし、日本生命は株式会社ではなく「相互会社」として運営されています。

この相互会社とは、保険契約者を社員とする法人であり、非営利法人として保険業を行うことが目的の社団を意味します。

日本生命の概要は次の通りです。

名称 日本生命保険相互会社
創立 1889年7月4日
従業員数 71,871名(内勤職員19,515名)
事業所

・支社等:108事業所

・営業部:1,536事業所

・海外事務所:4事業所

・代理店:16,536事業所

子会社等

・保険・保険関連事業:18社

・資産運用関連事業:48社

・総務関連事業等:10社

1-2.日本生命の生命保険「ニッセイみらいのカタチ」とは

みらいのカタチのロゴ

死亡保険、医療保険、がん保険、介護保険、個人年金保険等、13種類もの保険を自由に組み合わせできる商品です。

保険加入希望者が加入したい保険は、一つとは限りません。そこで、いろいろな保険商品を組み合わせることで、ご自分に合った保障が受けられる便利な保険と言えます。

もちろん、加入の際、他の商品と一緒に付帯しなければならない商品を除いて、1種類の商品だけを保険契約しても構いません。

このように、保険を自由に組み合わせできる商品は他社にも存在します。

明治安田生命の「ベストスタイル 健康キャッシュバック」は、12種類の保険種を自由にカスタマイズできます。

1-3.ニッセイみらいのカタチは13種類!

こちらでは組み合わせできる13種類の保険を取り上げます。

(1)死亡のリスクに備える保険(3種類)

  • 終身保険:一生涯にわたり死亡保障が約束された保険です。
  • 定期保険:一定期間、死亡保障が約束された保険です。
  • 生存給付金付定期保険:一定期間、死亡に備えながら「お祝金」を受け取れる保険です。

(2)重い病気や介護等のリスクに備える保険(5種類)

  • 継続サポート3大疾病保障保険:長期化するおそれのある「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」の継続的な治療に備える保険です。
  • 3大疾病保障保険:がん・急性心筋梗塞・脳卒中と死亡保障の保険です。
  • 特定重度疾病保障保険:特定重度疾病を重点的に保障する保険です。
  • 身体障がい保障保険:身体障がい状態・死亡を保障する保険です。
  • 介護保障保険:所定の要介護状態・死亡を保障する保険です。

(3)医療のリスクに備える保険(3種類)

  • 入院総合保険:入院・(外来)手術等を保障する保険です。
  • がん医療保険:がんによる入院・手術等を保障する保険です。ただし、こちらは単独で加入できない商品です。
  • 特定損傷保険:不慮の事故で骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けた場合に保障される保険です。こちらも単独で加入できない商品です。

(4)老後等、将来の資金のための保険(2種類)

  • 年金保険:将来必要な資金を準備できる保険です。
  • 養老保険:満期時に生存していた場合、死亡保険金と同額の満期保険金が受取れる保険です。

2.医療リスクに備えたいなら

手術風景

13種類の保険どれも興味深いですが、私は医療保障に関心があります。

特に病気・ケガの医療保障と、3大疾病の治療を保障する保険内容が知りたいです。

こちらでは、入院総合保険・がん医療保険・継続サポート3大疾病保障保険について解説します。

2-1.入院総合保険の内容

女性の特定疾病に関する入院治療等を厚くできる総合医療保険です。

保障内容は次の通りです。

(1)特定疾病で1泊2日以上の入院の場合

入院療養給付金:入院療養給付金あり型ならば、入院給付日額×5倍が受け取れます。

特定疾病入院給付金

  • 基本型:入院給付日額×入院日数が受け取れます。
  • 女性特定疾病倍額型:入院給付日額×2倍×入院日数が受け取れます。

(2)上記以外の病気やケガで1泊2日以上の入院の場合

入院療養給付金:入院療養給付金あり型ならば、入院給付日額×5倍が受け取れます。

特定疾病入院給付金・災害入院給付金:基本型・女性特定疾病倍額型ともに入院給付日額×入院日数が受け取れます。

(3)手術・治療給付金

  • 手術給付金:(外来・日帰り)入院給付日額×5倍、(1泊2日以上の入院)入院給付日額×20倍が受け取れます。
  • 放射線治療給付金:60日の間に1回が条件で、入院給付日額×10倍が受け取れます。

2-2.がん医療保険の内容

問診をする白衣の人

がんによる入院・手術治療等に備える保険です。こちらの保険は単独で加入できない商品です。保険期間は「有期」または「終身」が選べます。

保障内容は次の通りです。ただし、がんを直接の原因とする入院・手術治療に限定されます。

  • がん入院給付金:入院は日数無制限で保障されます。
  • がん手術給付金:(外来・日帰り)入院給付日額×5倍、(1泊2日以上の入院)入院給付日額×20倍が受け取れます。
  • がん放射線治療給付金:60日の間に1回が条件で、入院給付日額×10倍が受け取れます。

手術給付金に関しては、公的医療保険制度の対象となる手術の他、先進医療の手術等も保障対象となります。

2-3.継続サポート3大疾病保障保険の内容

3大疾病とは、悪性がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3つの病気を意味します。

これらの病気は日本人にとって深刻な病気であり、日本人の死因の実に半分以上を占める事態となっています。

保障内容は次の通りです。

  • 3大疾病保険金:所定のがん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中になった場合、保険金を一時金で受取れます。
  • 死亡保険金:残念ながら死亡された場合は、設定した3大疾病保険金×10%が受け取れます。

また、毎年の応当日に生存していれば、次の継続サポート年金(最大4回)が受け取れます。

  • 継続サポート年金(10倍型):3大疾病保険金×10%
  • 継続サポート年金(5倍型):3大疾病保険金×20%
  • 継続サポート年金(同額型):3大疾病保険金×100%

なお、初期のがんも保障され「上皮内新生物診断保険金」として、3大疾病保険金×10%の保障が下ります。

3.死亡や老後を考える

車椅子に乗る人

保険加入者である自分が死亡した場合の保険や、老後のための保障にも興味があります。

死亡保障や私的年金、介護関連の保障について知りたいです・・・。

こちらでは、終身保険・年金保険・介護保障保険を解説します。

3-1.終身保険の内容

被保険者の死亡保障が一生涯にわたり約束された死亡保険です。解約払戻金が受け取れて、資産形成にも役立ちます。

被保険者加入年齢は3歳~80歳までと、小さいお子さんから高齢の方々まで幅広く加入できます。

保険料払込期間終了後、死亡保障の全部または一部を、年金として受取ることもできます。

また、リビング・ニーズ特約も自動で付加されており、被保険者が余命6カ月以内と医師から判断された場合、死亡保険金の全部または一部の受け取りができます。

3-2.年金保険の内容

家族会議

公的年金の他に加入しておくことで、老後の生活資金等、将来必要な資金を賄う安定した私的年金として活用できる商品です。

契約時に選択できる年金の種類は次の通りです。

  • 5年確定年金
  • 10年確定年金
  • 15年確定年金

なお、年金開始時には「10年保証期間付終身年金」が選択できます。

年金保険の保障内容は次の通りです。

  • 年金:年金支払期間中、毎年の年金支払基準日に被保険者が生存している場合、設定した年金額が受け取れます。
  • 死亡一時金:年金開始日以後に被保険者が死亡した場合に、一時金が下ります。
  • 死亡保険金:年金開始日前に被保険者が死亡した場合は、保険金が下ります。

3-3.介護保障保険の内容

被保険者が、公的介護保険制度の要介護2~5と認定された場合、または保険会社所定の要介護状態になった場合、介護保険金を一時金または年金で受取れる商品です。

保険期間は「有期」または「終身」が選べます。また、介護保障保険にもリビング・ニーズ特約が自動で付加されています。

介護保障保険の保障内容は次の通りです。

  • 介護保険金:公的介護保険制度の要介護2以上と認定されるか、180日以上所定の要介護状態が継続したと診断確定された場合、保険金が下ります。
  • 死亡保険金:被保険者の死亡した場合でも保険金が下ります。

4.気になる保険料について

お金と電卓を使う少女

ニッセイみらいのカタチは、いろいろな保障を組み合わせることができて便利ですね。

でも、保険料は具体的にどの位かかってしまうのでしょうか・・・?

第4章では、20代、30代・40代、50代で加入した場合の保険料例を取り上げます。

4-1.20代で加入した場合の保険料例

20代の若々しい方々でも、これから年齢を重ねていく内に、病気やケガのリスクはドンドン高まっていきます。

元気なうちに手厚い保障を備え、万が一の事態の時に安心できるような設定が有効です。

こちらでは加入例をあげ、月払の保険料を説明します。

〇がん等の深刻な病気、要介護状態のリスクを踏まえた設定例

(1)組み合わせ例(NEWin1付プラン):更新必要

  1. 定期保険:一時金2,000万円
  2. 継続サポート3大疾病保障保険:一時金500万円+年金毎年100万円(最大4回)
  3. 特定重度疾病保障保険:一時金300万円
  4. 身体障がい保障保険:一時金800万円
  5. 介護保障保険:一時金700万円
  6. 特定損傷保険:5万円
  7. 入院総合保険(先進療給付あり型):一時金30万円

(2)死亡した場合

総受取額は上記1~5の一時金の合計額となります。

1.一時金2,000万円+[(2.一時金500万円×10%(50万円))]+[(3.一時金300万円×10%(30万円)]+4.一時金800万円+5.一時金700万円=3,580万円

〇保険料例(男性:月払・口座振替)

契約年齢 20歳 25歳 29歳
月払保険料 10,787円 12,077円 13,869円
保険期間・払込期間 35歳 40歳 44歳
指定年齢 60歳 60歳 60歳
初回更新時保険料

18,792円

(35~49歳)

25,737円

(40~54歳)

35,096円

(44~59歳)

20代の時はこれだけ手厚い保障が、10,000円台で備えることができます。

しかし、更新の際は加入者であるご自分の年齢も上がっているので、それだけ保険料は増すことになります。

ずっと手厚い死亡保障等を受けたい場合は、当初から終身保険で契約するのも良い方法です。

4-2.30代・40代で加入した場合の保険料例

談笑をする男女

まだまだ健康な世代ではありますが、徐々に厄介な病気にかかりやすくなります。

20代の頃はあまりピンとこなかった公的年金の不安も、増加しているのではないでしょうか?

そんな病気やケガの不安、年金の不安を解消するべく、「年金保険+入院総合保険」の組み合わせが効果的です。

こちらでは加入例をあげ、月払の保険料を説明します。

〇医療保障とセカンドライフを踏まえた設定例

組み合わせ例(NEWin1付プラン):入院総合保険更新必要

  1. 年金保険:年金累計額600万円
  2. 入院総合保険(先進療給付あり型):一時金30万円

〇保険料例(男性:月払・口座振替)

契約年齢 30歳 40歳 49歳
月払保険料 16,684円 23,303円 36,271円
年金保険の累計保険料 約564万円 約574万円 約580万円
保険期間・払込期間 40歳 50歳 59歳
指定年齢 65歳 65歳 65歳
初回更新時保険料

17,597円

(40~49歳)

25,486円

(50~59歳)

39,127円

(59~64歳)

なお、30代にもなれば結婚したり、子ができたりして生活費等の他、ご自分が亡くなった場合のことも考えて死亡保障を設定することも検討しましょう。

4-3.50代で加入した場合の保険料例

悩む男性

保険加入者が50代以降になれば、子供もそろそろ独立し、自分で生計を立てていることでしょう。

子供にあまりお金をかけなくて良くなる一方で、ご自分の疾病のリスクは高まっていきます。

特に3大疾病は、50代以降で急激にその発症率は高まります。また、介護保障に関する備えもそろそろ考えておいた方が良いでしょう。

自分が将来、要介護認定になり介護サービスの利用、そして何より家族の負担を少しでも軽くするため、介護保障保険には加入しておくべきです。

こちらでは加入例をあげ、月払の保険料を説明します。

〇重い病気の医療保障、要介護状態のリスクを踏まえた設定例

(1)組み合わせ例(NEWin1付プラン):更新必要

  1. 3大疾病保障保険:一時金300万円
  2. 特定重度疾病保障保険:一時金300万円
  3. 介護保障保険:一時金700万円
  4. 入院総合保険(先進療給付あり型):一時金30万円

(2)死亡した場合

総受取額は上記1~3の一時金の合計額となります。

1.一時金300万円+(2.一時金300万円×10%(30万円))+3.一時金700万円=1,030万円

〇保険料例(月払・口座振替)

(1)男性

契約年齢 50歳 55歳 60歳
月払保険料 26,787円 34,455円 46,557円
保険期間・払込期間 60歳 65歳 70歳
指定年齢 80歳 80歳 80歳
初回更新時保険料

42,130円

(60~69歳)

58,649円

(65~74歳)

83,453円

(70~79歳)

(2)女性

契約年齢 50歳 55歳 60歳
月払保険料 20,340円 24,444円 30,788円
保険期間・払込期間 60歳 65歳 70歳
指定年齢 80歳 80歳 80歳
初回更新時保険料

27,433円

(60~69歳)

37,005円

(65~74歳)

53,374円

(70~79歳)

年齢的に重い病気のリスクが高まっておりますので、それなりに保険料は高くなってしまいます。

一方、50代以降であっても、女性は男性ほど三大疾病等の深刻な病気へ罹患するリスクが少ないため、保険料は若干低めになっています。

5.ニッセイみらいのカタチの良い評判

笑顔の男性

加入年齢によって、保険料が手ごろな場合もあれば、やはり高くなってしまうこともありますね。

ニッセイみらいのカタチに加入した方々は、どんな感想をもっているのでしょう?是非知りたいです・・・・。

第5章では、ニッセイみらいのカタチおよび日本生命の良い評判を紹介・解説します。

5-1.保障内容の評価

ニッセイみらいのカタチの保障内容の良い評判は、やはり保険加入者自身が自由にカスタマイズできる点、および保険内容の充実ぶりに集中しています。一例をあげます。

(1)20代女性

私は体が弱く日本生命に加入しました。そして入院した時は1日1万円の高額保障がでました。毎月の保険料も1万3千円くらいなので、病気をしがちな私には助かります。

1泊2日の短期入院も適用されるので安心ですね。私が胆嚢炎の治療の際は、3日入院+手術もしたのでお見舞金がでました。ニッセイみらいのカタチに入って正解でした。

(2)30代女性

総合医療保険はどこの会社も似たり寄ったりと言えますね。でも私がニッセイみらいのカタチの医療保険を選んだ理由は、支払い対象となる手術の種類が1000種類以上あったことです。

また、契約時は更新型でも、その後に終身保険へ変更できるのも魅力です。女性疾病倍額型を付けたため、帝王切開時には倍の給付額をもらえて満足です。

保険金の請求も領収書のコピーで大丈夫と言われました。医師の診断書をもらう手間・費用も省けけて大助かりです。

(3)30代男性

自分はスポーツをしているんだけど、正直病気より怪我のケガの方が心配。ケガに重点を置いた保険を選びたくて、みらいのカタチの総合医療保険+特定損傷保険に入った。

総合医療保険で入院保障を万全にして、特定損傷保険で一時金を受け取れるようにしたから、二重の手当てが受けとれて安心。ケガによっては手術をする場合もあるし、可能な限り自分のニーズに合った保障が組めて満足だ。

5-2.日本生命の担当者への評価

説明を聞く老夫婦

日本生命の良い評判は有名企業である点、そして担当者が親身に対応してくれことへ集中しています。一例をあげます。

(1)30代女性

帝王切開で出産をした時ですが、保険を利用できるかわからなかったので、コールセンターに問い合せしました。担当の人がすぐに調べてくれて適応になることが判明し、安心して出産できました。

給付金を請求する時も、書類記入で分からない点があったときにすぐに教えてくれました。給付金もスムーズに受け取れて感謝しています。

受け取った給付金は、急な入院や手術のときでも使うことができるので、大手の会社の保険へ加入していて間違いなかったです。

(2)40代男性

医療保険は年齢に関係なくずっと必要だと思っていたから、しっかりと保障してくれる会社で加入したいと思った。日本生命は保険料は決して安くはないし、健康診査も厳しく行われるが、安定した会社であることは間違いない。

明治に創業した古くから日本にある保険会社なので信用できる。実際に給付金も支給されているので加入して正解だった。ちょっとやそっとで倒産する会社ではないはずだ。

(3)20代女性

医療保険は本当にたくさんあるので、当初どれを選んだら良いのかわかりませんでした。たまたま対応してくれた日本生命の社員の方が、とても親身に相談にのってくれました。

ここまで親切にしてくれるなら安心と思って加入しました。せっかく入るなら保障が幅広い総合保険に入りたかったというのも1つの理由ですね。しっかりした会社の保険商品なので、安心して契約を継続できます。

5-3.良い評判を分析

保険加入者に肯定的な評価を受けといる点は次の通りです。

〇自分のニーズに合わせて組み合わせ自由

保険加入者の年齢、健康状態、業種、手厚く保障されたい部分は人それぞれです。そんな各人のニーズに合わせて保障が選べる点は高い評価を得ています。

ただし、各人のニーズに合わせて自由にカスタマイズできる分、保険料をより安くしたい人や、申込へ手間をかけずにインターネットで完結させたいという方々にとって、ニッセイみらいのカタチは不向きと言えます。

また、保障範囲が広いため、自分に何が必要か、容易に選択することのできない人もいることでしょう。その場合には、保険担当者へ不明な点を聴き相談しながら決めましょう。

〇日本生命は知名度が高く担当者も親切

日本生命は古い歴史を持ち、第二次世界大戦やバブル崩壊を乗り越えてきた国内保険会社の最大手です。

保険加入者の中には、倒産のリスクを気にする方々も多いですが、伝統と実績を兼ね備えた日本生命は非常に信用を得ている言えます。

また、担当者の対応の丁寧さも、利用者が日本生命の保険商品を選ぶキッカケの一つとなっています。

6.ニッセイみらいのカタチの批判的な評判

腕組みをする女性

良い評価の他に聞きたいのは、やはり批判的な評価です。こちらも参考にしたいです。

ニッセイみらいのカタチに加入した方々は、どんな批判的な感想を持っているのでしょう?是非知りたいです・・・・。

第6章では、ニッセイみらいのカタチおよび日本生命への批判を紹介・解説します。

6-1.保障内容への批判

批判数は少ないですが、若干保障に不満のある人はいます。一例をあげます。

(1)50代男性

若い人たちには、いろいろな保障を組み合わせできて便利な保険だと思う。しかし、2回目以降の入院が1回目の入院と異なる疾病でも、180日ルールが適用されるのはいかがなものか。

高齢になれば退院しても、短期間に別の病気で入院することはあるはずだ。高齢になっても保険加入は可能だが、歳を重ねるほど使い勝手が悪くなるような気もする。

(2)30代男性

短期間の入院も保障されると聞いて加入した。でも、日帰り入院したら出ると担当者が言ったのに給付金はでなかった。

内容を確認しない私も悪いが1泊2日以上の、入院給付金の条件・・・何とかならないのだろうか。不快だ。

6-2.日本生命の担当者への批判

説明を聞く男性

日本生命の担当者が親切という評価のある一方で、無責任という批判も出ています。一例をあげます。

(1)50代女性

いざとなったときの日本生命側の対応が最悪です!被保険者である父が入院したので資料を請求しているのに、何日経っても送ってこない。高額の保険料を払っていたのに父の見舞いにも来ない。

そのうちに父が死亡しました!支払われる保険金より解約払戻金の方が高かったので、解約金の支払いをお願いしたのに、死亡したら解約金は下りないといわれました。問い詰めたら担当者泣き出したんですよ!泣きたいのは父が急死した私たち夫婦なのに!

(2)30代女性

親友が日本生命で保険スタッフをしているので、日本生命の医療保険を勧められて加入しました。でも、今になって他の医療保険に変えようか迷っています。

理由は「本当に対応が悪すぎる!」からです。入院して資料を請求したのになかなか届かなかったし、他の医療保険に比べたら高い保険料払っているのに不満です。友人である担当者はお見舞いも来ないし、がっかりです。

(3)40代女性

簡単な「約束」も守れず「連絡」すらできない保険会社です!初回契約時に言っていたこと、実際に対応する段階になった時の内容、全く違う事を言い出しました。

連絡をしても平然と2週間近く放置されて、再度連絡すると言ったのに、約束時間も平気で破ってしまうし・・・。

契約確認の約束の時間を過ぎても、事前連絡もないまま平然と遅れることもありました。

あまりにひど過ぎるので、メールフォームから苦情入れて2日後に担当営業の上司から謝罪の電話がありました。

でもこの会社、本当に入院時の保険の対応ができるとは到底思えません。

6-3.批判的な評判を分析

批判はもっともな意見もありますが、次の点を注意しましょう。

〇とにかくご自分で保障内容を確認する

日帰り入院の件で批判もありましたが、担当者の知識不足とは言え、ご自分で保険しおり等を確認すべきだったと思います。納得できない点があれば、別の担当者へ聞き直すのも良いと思います。

一方、入院等の180日ルールについては、この期間を短縮して適用できる特約等の設定について日本生命側は考慮するべきでしょう。

〇日本生命の担当者も指摘される面はありますが・・・

非常に注目されるのは担当者への批判です。確かに、担当者ごとで保険知識その資質の違いの差は出ることでしょう。

しかし、前述した意見では、「支払われる保険金より解約払戻金の方が高かったので、解約金の支払いをお願いしたのに、死亡したら解約金は下りないといわれました。」というものもあります。

これは、保険会社側としては当然のことであり、むしろ保険加入者側で本来返戻率がどうなっているかを確認し、解約を決定するべき事柄です。

色々な事情もあったと思いますが、確認すればすぐにわかる状況の時に確認せず、放置してしまったのは、残念ながら被保険者(遺族)側の落ち度と言えるでしょう。

一方、必要な時に資料を請求したのになかなか届かなかった、対応が遅い点は今後研修等で、改善するべき点であると思います。

7.まとめ

桜の花と親子

日本生命は保険加入者それぞれのニーズに応じた、組み合わせ自由の「ニッセイみらいのカタチ」を販売しています。

非常に役立つ保険とは言えますが、どんな会社でも肝心なのはマンパワーです。

小さな会社でも担当者の質が良ければ、保険加入者は辛辣な批判をそう言わないものです。

しかし、保険加入者側も特に保険金請求時は、冷静かつ慎重な対応を行うべきです。

保険会社側に不手際があったにしても、保険加入者側が激高すれば担当者に焦りはつのり、更にミスを重ねる可能性もあります。保険担当者もやはり人間です。

また、保険加入者にトラブルが起き担当者へ電話連絡をする場合は、事前にその内容を箇条書きにして読み上げ、担当者の反応を見ながら進めていくことが賢明です。

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