コープ共済の活用を考えたことがありますか?
有名なコープ共済ですが、請求方法や注意点についてご存知なくもしもの場合に慌てたことがあるという声を聞きます。
せっかく、良い商品に加入しているのであれば、その手続き方法や利用の際の注意点をちゃんと抑えておきたいものです。
そこで、今回はコープ共済という商品の中身を大解剖し、商品を活用する際の注意点や請求法、そして、メリットなども幅広くご紹介していきたいと思います。
ぜひ、この記事を参考にコープ共済を効果的に、賢く使っていきましょう。
1:コープ共済の基礎
ここでは、コープ共済の基礎をご紹介します。
コープ共済は、どんな内容かの概要をここで理解しましょう。
知っていそうで知らないコープ共済の正体をご紹介していきます。
1-1:コープ共済のポリシー
最初にご紹介したいのは、コープ共済がどうして人気があるかの秘密をご紹介します。コープ共済は、きちんとした運営ポリシーを持っています。
この考え方を基盤として運営しているので、安心だというお声もあります。
では、そのポリシーを見ていきましょう。
ポリシー①|理念にもとづく助け合い
「自分の掛金が誰かの役に立つ」という相互補助の考え方を基本として、組合員どうしの助け合いを実施しています。それだけではなく、加入する団体や商品を通して豊かな社会づくりを目指しています。
ポリシー②|保障商品を持つ大切さを大事にする
コープ共済は、「必要な保障商品は自分たちで開発する。その商品をニーズを聞いて育てる。」これが保険商品に関する考え方です。組合員の皆さまからの意見や要望をききながら商品を開発し改良していくことを大事にしているため、加入している組合員の方の満足を得れる商品を展開しています。そして、これから加入する未来の組合員に対しても、求められる商品展開をしていくようにしています。
ポリシー③|もしもの時に役立つか
これが、どんな保険商品も共通の目的です。組合員が支払い請求をする時は、つまり「もしも」「万が一」が到来した時です。そんな時は、家族も自分も気分が滅入りますよね。そして、その上、金銭的な課題があると本当に元気がでなくなります。こうした際に、少しでも負担を減らすべき応援するのが保険商品になります。コープ共済もほかの製品と同じ様にこうしたサポート力を強化しているとしています。保険商品は、自分に何かあった際に、家族を守るものです。家族を守るということが本当にできるかは、確かに万が一が起きた際にしかわかりません。しかし、コープ共済はこの部分をとても重視しています。そうなった後に、補償がないという結果では後の祭りですから、こうしたことが起きない様にすることを常に意識しています。
ポリシー④|組合員が保障を選択できるかどうか
いかに組合員が最適な補償を受けれるかは、組合員ライフプランアドバイザーの力量(技量)に掛かっている部分もあります。ライフプランアドバイザーは当然ですが、もっとより多くの知識を得る様に努力をしています。それだけではなく、いかに組合員や組合員候補が商品について分かり易く伝えれるか。様々なチラシやカタログを整備することも大切な役割と考えています。誰にでも分かり易くする工夫は、いつでもゴールはありませんので、いかに工夫をしていくか、その工夫をし続けるかを考えています。
ポリシー⑤|コープ共済は全国ネットワーク
現在、コープ共済は全国約150の生協でコープ共済を展開しています。この規模により転勤等で引っ越しをしても転居先の生協で組合員になることで、契約を継続することが可能です。この展開数もコープ共済が人気の秘密です。どこへ行っても、同じサービスや相談を出来るということは利用者にとってはとても便利で安心できる要素です。
1-2:コープ共済の商品ラインナップ
こうしたコープ共済では、様々な商品を展開しています。主な商品について、抜粋してご紹介していきましょう。ここでは、各保険商品の概要になりますので、より詳細な内容は、お近くのコープ共済でじっくりと説明を聞いていみましょう。
現在、コープ共済できる商品は以下の6つです。
(1)たすけあい (2)あいぷらす (3)プラチナ85 (4)ずっとあい (5)新あいあい (6)COOP火災共済
この中でも、人気のある商品をご紹介しますね。
商品紹介①|《たすけあい》ジュニアコース
「ジュニア20コース」は、「J1000コース」「J2000コース」「J1900コース」を展開しています。商品の概要をご紹介していきましょう。
コース名 |
J1000コース |
J2000コース |
J1900コース |
掛金 |
月額1,000円 |
月額2,000円 |
月額1,900円 |
入院(1~360日) |
日額6,000円 |
日額10,000円 |
日額5,000円 |
事故(ケガ)通院(1~90日)事故から180日以内 |
日額2,000円 |
日額3,000円 |
日額2,000円 |
手術 |
最大20万円 |
最大40万円 |
最大16万円 |
長期入院(270日以上連続入院) |
36万円 |
60万円 |
30万円 |
事故後遺障害(事故日から2年以内) |
最大350万円 |
最大700万円 |
最大350万円 |
病気死亡・重度障害 |
100万円 |
500万円 |
100万円 |
事故死亡・事故重度障害 |
150万円 |
800万円 |
150万円 |
親死亡・親重度障害(扶養者を含む) |
4万円 |
20万円 |
4万円 |
扶養者事故死亡・扶養者事故重度障害 |
100万円 |
700万円 |
100万円 |
商品紹介②|《たすけあい》女性コース
女性のみが加入できる女性に優しいタイプです。
・加入できる年齢(発効日時点)/性別 満18歳~満64歳/女性
・保障期間 満65歳の満期日まで
・満期以降の継続コース 満85歳まで《あいぷらす》プラチナ85で保障を続けられます。
L2,000円コース |
L3,000円コース |
L4,000円コース |
|
月掛金 |
2,000円 |
3,000円 |
4,000円 |
病気入院・事故(ケガ)入院 (1日目から184日分) |
日額 5,000円 |
日額 7,000円 |
日額 10,000円 |
女性特定病気入院(1日目から184日分) |
日額3,000円 |
||
事故 (ケガ) 通院 (事故日から180日以内 1日目から90日分) |
日額 1,000円 |
日額 1,500円 |
日額 2,000円 |
手術 (手術内容により変動) |
2・4・8万円 |
3・6・12万円 |
4・8・16万円 |
長期入院 (270日以上連続した入院) |
30万円 |
42万円 |
60万円 |
事故後遺障害 (事故日から2年以内の所定の後遺障害状態) (障害程度で変動) |
4~100万円 |
4~100万円 |
4~100万円 |
病気死亡・重度障害 |
100万円 |
200万円 |
300万円 |
事故死亡・事故重度障害 (事故日から2年以内) |
100万円 |
||
家族死亡・家族重度障害 (同居の親/扶養または同居する子/配偶者) |
1・2・5万円 |
||
住宅災害(火災等・風水害等) 一部焼壊(20万円以上の被害)・床上浸水 /半焼・半壊/全焼・全壊・流失 |
3・15・30万円 |
商品紹介③|ベーシックコース
この商品の基本プランです。
加入できる年齢(発効日時点)/性別:0歳~満54歳/男性・女性
保障期間:満65歳の満期日まで
R3,000円コース |
R4,000円コース |
|
月掛金 |
3,000円 |
4,000円 |
病気入院・事故(ケガ)入院(1日目から184日分) |
日額 5,000円 |
日額 7,000円 |
手術 (手術内容により変動) |
3・6・12万円 |
5・10・20万円 |
長期入院 (270日以上連続した入院) |
30万円 |
42万円 |
事故後遺障害 (事故日から2年以内の所定の後遺障害状態) (障害程度で変動) |
4~100万円 |
8~200万円 |
病気死亡・重度障害 |
300万円 |
400万円 |
事故死亡・事故重度障害 (事故日から2年以内) |
100万円 |
200万円 |
家族死亡・家族重度障害 (同居の親/扶養または同居する子/配偶者) |
1・2・5万円 |
|
住宅災害(火災等・風水害等) 一部焼壊(20万円以上の被害)・床上浸水 /半焼・半壊/全焼・全壊・流失 |
3・15・30万円 |
この様にコープ共済では、1つの商品プランの中に様々なタイプの展開をしています。こうすることで、組合員のニーズに合わせてより、自分達にあったプランを選択することが可能になっています。これは、利用者側にとってはとても利便性が高いといえます。これもやはり、人気の秘密でしょう。
こうしたコープ共済はどんな人にお勧めかをご紹介しましょう。該当する人は、是非、加入を検討してみてください。
コープ共済おすすめタイプ①|掛け金を安価にしたい人
ご紹介している通り、掛け金が安価でサポートしてくれることがお分かり頂けると思います。つまり、できるだけ安価に保険商品へ加入したい人には最適な保険商品といえます。特に、社会人になりたての際にはお給料も少なく、高価な保険には加入できません。また、独身の方についてはそれほど大きな生命保障に必要性がないと考える場合もあるでしょう。こうした方は、コープ共済の「たすけあい」のリーズナブルな掛け金で医療保障、生命保障をバランスよく受けることができるタイプは最適といえます。
コープ共済おすすめタイプ②|過去に疾病歴がある人
ここでご紹介しているコープ共済の「たすけあい」のうち、「ジュニア20コースのJ1900コース」「医療コースのV1000コース」については、加入時に過去の疾病歴は問わないと凄いサポート体制になっています。健康保険の加入の際には、どうしても健康状態が課題になる方が多いので、こうした加入はより加入の敷居が低いということも選ばれる理由となります。
1-3:コープ共済の口コミ
口コミサイトでは、コープ共済はどのような意見があるのか見てみましょう。やはり口コミサイトの意見は参考になるものです。
《良い口コミ》
「掛け金が安い」
「掛金の還付率が良い」
「対応が早い」
「女性特有の疾患に備えるのに保険料も安い」
《悪い口コミ》
「保険料が安い分、保障は少ない」
「保障期間が終わったあとどうするか考えないといけない」
などです。やはり「安価」という点を評価している人が多くなります。その反面、補償が少ないというお声もあります。では、こうしたことも踏まえて「コープ共済のメリットとデメリット」をご紹介していきましょう。
2:コープ共済のメリット・デメリットとは?
保険商品を選ぶ際には、必ずその保険商品のメリット・デメリットの両側面を理解する様にしましょう。どんな保険商品にもメリット、デメリットの側面があります。営業では良い点ばかりを説明しがちです。
しかし、どんな商品にも両方の側面があるということを忘れないでください。デメリットをきちんと理解しておくこと、そして、それが自分において問題ないかをきちんと理解することはとても大切なことです。これがないと、後々に公開したり契約を解除することになりけません。
2-1:メリットを大公開
コープ共済メリット①|安価な掛け金
やはり、この部分が一番のメリットとなります。例えば、医療保障の一つである「たすけあい」という商品は既にご紹介している通り、掛け金は月額1,000円~4,000円と安価です。そのうえ加入年齢に関わらず一律での加入ができます。さらにこの掛け金は満65歳まで変わらないと何ともお得な商品です。ただし、1点注意してください。ジュニア20コースは、満20歳で共済期間が終了する商品となります。この後は、別のコースに移行する必要があり、そうした場合には保険料が変更します。
コープ共済メリット②|割戻金がある
そもそも、コープ共済を含め、共済とは非営利団体になります。つまり、剰余金はが生じた場合には組合員である共済加入者に「割戻金」の名目で還元される仕組みです。これも大きな魅力ですね。参考までに、その数値をご紹介しましょう。「事業のご報告2017」というコープ共済が公開している資料では概ね16%~23%ほどの還元が行われています。この数字ですが、実は掛け金の概ね2ヶ月から3ヶ月分にもなり、メリットがとても大きいのがご理解頂けます。
2-2:注意しておこう。デメリットを大公開
今度は、デメリットの面を見ていきましょう。このデメリットを実は理解しておかないといけないのです。メリットの側面は、広告でも担当者の説明でもよく聞くことが出来ます。しかし、自社の商品のデメリットは意外と説明されません。つまり、このデメリットをきちんと理解しておくことが本当に大切です。そして、デメリットを理解し、その上で、自分や家族のことを考えた際に需要できるかがとても大切なのです。
コープ共済デメリット①|高齢になるほど保障内容が劣っていく
これは、共済という分類に整理される商品については、通じる内容です。他の商品と同様にコープ共済の場合でも、高齢になればなるほどほど保障内容が劣っていきます。
具体例でご紹介しましょう。
既にご紹介している通り、「たすけあい」は年齢に関わらず、満65歳までは掛け金に変動はありません。しかし、満65歳の満期日からは「プラチナ85」に移行することになります。もしも、満65歳までと同一の掛け金であれば保障内容は格段に下がることになります。つまり、満65歳以降の備えをどうするかは別途検討しておく必要性があるということです。年齢が高くなればなるほど、病気などになりがちです。そうした高齢になれば、その分の備えをどうするかを考える必要性があります。
コープ共済デメリット②|老後の保障がない商品
「たすけあい」「あいぷらす」「プラチナ85」「新あいあい」など、ほとんどのコースは定期保障と呼ばれ満期があります。それぞれは、「たすけあい=満65歳」「あいぷらす、プラチナ85=満85歳」「新あいあい=満80歳」が保障の期間となります。つまり、先度もご紹介した通り、それ以降の備えをどうしていくかについての備えをしておく必要があるということです。
繰り返しますが、年齢が高くなると病気になりやすいということです。その備えをどうしておくかについては、自分自身で考えておくか、または、年齢が超えても加入できる保険商品に加入する必要性があります。
コープ共済デメリット③|生協の組合員になる必要
そもそも、コープ共済に加入するためには、生協の組合員になる必要があります。この手続きは意外と簡単です。実際の手続きは、生協窓口やインターネットから加入申込みが出来ます。そして、組合員になったからといって、出資金を支払う必要はありません。実際には、出資金の額は1口100円となります。窓口となる生協によっては5口や10口という単位で必要な場合もありますので、加入する窓口での相談をしてみましょう。この出資金は脱退時に払い戻してもらうことが出来ます。
こうしたデメリットが気にならない、問題ないということであればコープ共済への加入は是非、検討して頂きたいと思います。若い年代の間や給料が低い間の備えという考え方もあります。しかし、しっかりと将来を考えていないと年齢が高くなった時の保障がないということになります。こうしたことを理解してからの加入とするようにしましょう。
3:コープ共済での請求手続きについて
今度は、コープ共済での請求処理についてご紹介していきましょう。万が一の場合には、やはり簡単で請求ができることが大事になります。そこで、ここで請求手続きの流れを理解しておきましょう。
【共済金請求の手続き】
《支払条件》
コープ共済やほかの共済については、共済金の支払いに関して以下の様な支払いを行います。
(1)申し出た内容、契約内容を元に請求の依頼をします。
(2)提出した書類内容・契約内容にもとに共済側で審査を行い保険金を支払います。
※この際、請求いただいた内容以外の共済以外に対象となるものがないかも確認してくれます。
こうしてみると簡単なイメージを持って頂けますか?
それでは、この流れをもう少し詳しくみていきましょう。
STEP1:「共済証書」の準備
保険商品の保険証書と同じ様に、共済金を請求する場合には「共済証書」を準備する必要があります。こちらには、加入している保険番号や保険商品名が記入されています。これがあれば、請求の手続きがスムーズに行えます。
もしも…|共済証書が見つからないなら
もしも共済証書が手元になくても大丈夫です。「組合員番号」「登録の電話番号」から契約を照会してくれます。この場合には、コープ共済センター(コールセンター)に連絡をしましょう。ただし、個人情報保護の観点から本人様以外への回答ができません。
STEP2:請求の申し出
コールセンターに連絡をし、どういった内容で請求を行うかを伝えます。
電話で受け付けてくれる内容は以下の通りです。
①事故(ケガ)通院
②家族(親)死亡 家族(親)重度障害
③重度障害・事故後遺障害
④事故(ケガ)入院
⑤手術
⑥リビングニーズ
⑦病気入院
⑧住宅災害
⑨死亡
⑩がんの特約
⑪先進医療
コールセンターでは、上記の申し出について、その状態などについて質問してくれます。その質問に答えていくことで、共済金のどれが支給対象となるかを判断してくれます。また、ここで聞いた内容を元に、自分が思っている以外の共済金が受けれるかも調べてくれますので、もしも、共済金のどれに該当するか不明な場合もコールセンターに電話をして相談すると良いでしょう。
STEP3:必要書類の準備
今度は、所定の書類に必要事項を記入していきます。その後、「領収書」「診断書」といった必要書類と一緒に提出します。この際、請求書に記入漏れ、不備等があると再提出などになり支払いに時間がかかることがあります。
注意点|領収書、診断書、戸籍謄本などの共済金の請求に必要な書類の準備は請求する人の負担です。
請求書類等が準備できれば、申請書を送付してきた書類に同封されている返信用封筒で提出します。各種必要書類や記入の注意点は申請書と一緒に送付されてきますので、そちらを確認しながら準備しましょう。
STEP4:共済金の支払
送付した書類を共済がチェックしてくれます。この際、書類に不備がある場合や、不足している書類がある場合には、共済側から連絡が来ます。それに応じて、追加の書類を準備したり返送されてきた書類を訂正する様にしましょう。また、提出した書類をチャックした結果、共済金を支払えないと判断をする場合もありますので、注意しましょう。既に、ご紹介している通り診断書等を確認した結果、申請している以外の共済金を受けれるかどうかについても確認をしてくれます。
STEP5:お知らせの通知が届く
共済側でのチェックが終了し、共済金を支払うことが確定したら後日「お支払いの通知」が到着します。そちらで、実際にどの程度の共済金が支払われるかを確認することができます。その通知がきたら後日、共済金の支払が行われます。実際に支給までは2~3週間程度の日数を要しますので、予め理解しておきましょう。
4:知っていると便利なポイント
請求の際に、これも知っておくと良いというポイントをご紹介しましょう。
4-1:領収書ではなくレシートOK?
コープ共済の場合には診断書がないときでも申請をすることができます。実際には「領収書」もしくは「診察券+レシート」でも請求が可能ということです。具体的には、ケガの通院が50日以内かつ手術共済金の請求が無い場合には、診断書の代わりに「領収証」もしくは「診察券とレシート」での請求が可能です。最近では、病院で治療費を支払うと自動計算機で領収書やレシートを発行してくれることも増えています。後々、必要になる可能性があります。こうしたレシートは、不要だから、使えないからと思うわずに保管する習慣をつけておきましょう。
この様に、共済金の申請については必要な書類、申請可能な書類が異なります。実際に持っている書類が使えるかについては、コールセンターに確認する様にしましょう。その他にも、契約時にもらえる「しおり」等でも確認することが出来ます。後日でも内容が確認できる様にしておくと良いでしょう。
4-2:インターネットの申請でもOK?
その他にもご紹介しておきたい内容があります。それは、インターネットでの手続きです。こちらについても、加入している商品で異なりますので、申請雨にはコールセンターに確認すると良いでしょう。全てがインターネット申請できるわけではありませんが、申請できるものはインターネットを利用すると申請の手間が少なく便利です。
4-3:対象外になるのは?
ここでは、対象外となるものについて確認しておきましょう。
・視力矯正術(レーシック)
・非観血的手術
・皮膚切開
・抜歯
・創傷処理
・輸血
・デブリードマン
・美容整形
こうしたモノは共済金の支払対象外とされています。これらについては、予め対象外となる定義がされています。この様に、共済金の対象外となるモノは予めて確認することも可能です。対象となると思い込んで処置をしない様に注意しておきましょう。
4-4:その他の注意点
共済金の請求について、その他に注意しておきたいことをご紹介します。
注意点①|請求期限
共済金には、請求期限が定義されています。それは、「3年」です。3年以内に申請をしないと申請する権利を失うということです。もしも、請求し忘れていることが分かれば、出来るだけ早く申請をする様にしましょう。申請が可能な場合にも、問合せをする様にしましょう。継続して治療を行っている場合など、時には申請が可能な場合もあります。せっかくであれば、受け取りたい共済金ですので、「もしも申請を忘れていた。」という場合でも一度はコールセンターへ連絡をする様にしましょう。
注意点②|保険料を支払っていない
もし、共済金を申請する際に保険料を支払っていない場合には、共済金を受取れない可能性があります。特に長期間の支払漏れの場合には、「契約失効」といって契約そのものが無くなっている場合があります。もし、1-2か月程度の遅れなら、先に支払いをする様に案内されます。支払いがあれば、共済金を受取れる可能性があります。しかし、基本的に保険とは、支払いをしている期間が対象となるという考え方で成り立っていますので、支払いが出来ていない場合には共済金の受給対象にならない可能性があるということを理解し、きちんと支払いを続けるということを意識しておきましょう。通常、支払いが遅れている場合には次の支払をまとめて請求されるという流れですが、4カ月続けて支払いをしないと自動失効という手続きになると決めています。こうならない様に、きちんとした支払い計画を立てておきましょう。
5:せっかくだから|コープ共済の加入方法を知ろう
ここまでは、請求つまり加入している人が何らかの共済金を受けとる手続きについてご紹介してきましので、少しだけ今後、加入する人、現在、検討中の方に向けてのご案内をしていきましょう。
5-1:(参考)現在の加入者数
既に、共済は全国展開をしているということをご紹介しています。現時点で、各保険に加入している人数についてもご紹介しましょう。
商品名 |
事業規約名 |
加入者数 |
たすけあい |
生命・住宅・こども共済 |
5,919,370人 |
あいぷらす |
定期生命共済 |
1,466,020人 |
ずっとあい 終身生命 |
終身共済 |
27,577人 |
ずっとあい 終身医療 |
149,229人 |
|
生命共済 あいあい |
個人長期生命共済 |
502人 |
生命共済 新あいあい |
35,024人 |
|
火災共済 |
風水害等給付金付火災共済 自然災害共済 |
402,542人 |
総人数 |
8,000,264人 |
如何でしょうか。
とてもたくさんの人に選ばれていることをご理解頂けます。
5-2:加入手順について
では、こうしたコープ共済への加入はどうしたら良いのでしょうか?
この加入方法については、途中途中にご案内している所もありますが改めて、整理していきましょう。
STEP1:組合員になる
全国どこの店舗でもOKですので、コープの組合員になります。そうすることで、コープの店舗での買い物なども可能になります。申込の際に100円などの金額を請求されることになりますが、これは組合での預かり金となり脱退する際に返却されます。
STEP2:保険商品を選ぶ
店舗にあるパンフレットやインターネットで商品の内容を確認し加入を検討します。不明なことがあればコールセンターに電話をすればおしえてくれます。
STEP3:書類を取り寄せる
加入する商品が決まれば、申込書類を取り寄せます。これは、店頭においている場合もありますので、もし保険に加入する為に組合員になるのであれば、組合員になった際に聞いてみましょう。
STEP4:申込書を記入し提出する
この申込書を提出し(郵送又は店頭)、共済本体での確認が終了すれば加入となります。ただし、記入漏れや記載事項に不備がある場合には、再度の確認が入ります。こうした確認が終了し「共済証書」が到着したら加入手続きは完了です。
現在は、保険の種類によりインターネットでの加入も出来るようになっています。ご自身が利用しやすい方法を選択するよいでしょう。そして、こうしてみると加入についても請求についても、コールセンターを上手く利用する事がポイントだと分かると思います。現在、コープ共済ではこうしたコールセンターのサービス力UPにとても力を入れています。できるだけ組合員がスムーズにサービスを受けれる様にするために常に努力をしているということです。
6:まとめ
コープ、つまり生協を利用するのは、お店だけと思っていた方は、安価で加入しやすい保険商品があることをご理解頂けましたか?
今回は、コープ共済の請求というテーマでご紹介しています。実際に、請求をする際には気が動転している、何からしたらいいのかと不安になることも多いはず。
しかし、コープ共済は利用者に寄り添うということを常に念頭においてサービスを展開しています。
さぁ、様々な商品を展開しているコープ共済を活用することで、自分だけではなくご家族の万が一に備えて、安心な生活をしてみませんか?