生命保険を探しているとランキングサイトを目にすることがあるのではないでしょうか。
ランキングの上位にあがっているということは、その商品には人気があるということが目に見えてわかり、良い商品のように見えますよね。
私もランキングの上位にある商品を良いものと考えてしまう傾向にあるのですが、保険は人気があるから選ぶというものではありません。
一人一人の生活は基本的に異なっているため、必要な保険も人によって全く違います。
本記事では、ランキングを見る前に知っておきたい保険の基本的なことを解説しています。さらに、保険をランキング付けしているサイトの使い勝手や、ランキング上位に挙がっている人気の生命保険が、本当に役に立つ保険なのかどうかも解説します。
この記事を読んで、ランキングに惑わされず、自分に最適な保険を選ぶために役立ててください。
目次
1 生命保険ランキングを見る前に知っておきたい保険の基本知識を解説
1-1 生命保険の種類は大きく分けて3種類
1-2 保険は突然の不幸に備えるためのもの
1-3 生命保険はすべての人に必要なわけではない
1-4 貯蓄型保険と掛け捨て型の保険、どっちがお得なの?
1-5 生命保険を選ぶための簡単な手順を解説します!
2 生命保険に加入するメリットはあるのか?
2-1 万が一の備えになる
2-2 日々を安心して過ごせる
3 生命保険に加入するデメリット
3-1 保険料の支払いが必要になる
3-2 必要以上の保険に加入してしまう可能性がある
4 生命保険をランキング形式で紹介しているサイトを解説します
4-1 価格.comの使い勝手は?
4-2 保険市場の使い勝手は?
4-3 保険比較の使い勝手は?
4-4 ランキングを活用する方法とは?
5 生命保険ランキング上位の保険は本当に良い保険なのか?よく見る保険について解説します!定期保険編
5-1 オリックス生命の定期保険『ブリッジ』
5-2 ライフネット生命の『かぞくへの保険』
5-3 アクサダイレクト生命の『定期保険2』
6 生命保険ランキング上位の保険は本当に良い保険なのか?よく見る保険について解説します!終身保険編
6-1 オリックス生命の『ライズ』
6-2 アクサダイレクト生命の『アクサダイレクトの終身保険』
6-3 アフラックの『ウェイズ』
7 まとめ
目次
1 生命保険ランキングを見る前に知っておきたい保険の基本知識を解説
生命保険ランキングを一目見れば、たくさんの商品があることが分かるかと思います。しかし、その商品を見る前に、保険と言うものがどういうものなのかを知っておく必要があると思います。
まずは、生命保険がどのような商品なのか、その基本を押さえておくことにしましょう。
1-1 生命保険の種類は大きく分けて3種類
生命保険には、大きく3種類に分けることが出来ます。
定期保険、終身保険、そして養老保険の3種類が主な保険となっています。
これらはいわゆる死亡保険ともいわれており、契約者が亡くなったときに保険金をもらうことが出来るというのは似ているのですが、それぞれ微妙な違いがあります。
まず、定期保険は、掛け捨て型の保険のため貯蓄性は備えておりませんが、その代わり保険料が安くなっており、その保険料の割には手厚い保障を受けることが出来ます。
一定期間の間だけ、なおかつ安価な保険料で比較的大きな保障額が必要な人に向いている生命保険となっています。
次に終身保険について解説します。終身という言葉からも連想出来るかもしれませんが、この保険は解約しない限り、ずっと保障が続く生命保険となっています。
非常に貯蓄性が高い保険であり、また解約返戻金もある場合が多いです。
解約返戻金というのは、解約した時に戻ってくるお金のことなのですが、終身保険の場合満期までしっかりと解約せずにいると、戻ってくるお金が支払った額以上になる特性を備えています。
そのため、貯蓄性と長い保障を求めている人にはとても向いている保険だと言えます。
しかし、終身保険は途中解約をしてしまうと元本割れをしてしまう場合がほとんどなので、もしも終身保険に加入を考えている場合には満期までずっと保険料を支払うことが出来るのか、その見通しをある程度持っておく必要があります。
最後に解説するのは、養老保険です。
養老保険も、終身保険と同様に貯蓄性が非常に高い生命保険です。その特徴としましては、満期を迎える前になくなってしまった場合には死亡保障を受け取ることが出来て、また無事に満期を迎えることが出来た場合には、死亡保障と同額の保険金を受け取ることが出来ることから老後のことを考えた資産形成に非常に向いている生命保険となっています。
ただ、保険料はほかの生命保険と比較すると非常に高くなっていること、また現在養老保険を取り扱っている生命保険会社が限られているため、比較検討出来ない点には注意しておきましょう。
1-2 生命保険は突然の不幸に備えるためのもの
ここでは生命保険に加入する理由について考えてみたいと思います。
とりあえず何か保険に入っておきたいから生命保険というのは間違いです。
保険はどれも想定外の事故に備えるために加入するものですが、生命保険に加入する場合には家族にお金を残すことが最も重要な点であると思います。
家族がいるのであれば、自分が亡くなった場合でも困窮することなく、日々生活出来るようにするためのお金を残すために生命保険に加入するのです。
生命保険に加入する場合には、誰かのためにお金を残すという目的を忘れないようにしましょう。
1-3 生命保険はすべての人に必要なわけではない
上述したことと少し被ってしまうのですが、生命保険はすべての人に必要な保険ではありません。
生命保険は、誰かにお金を残すために加入するものです。
逆に言ってしまうと、お金を残したい人がいない、公的な年金制度で十分と考える人、あるいは貯金で十二分にそれを賄うことが出来るという場合には生命保険に加入する意味はかなり薄くなります。
むしろ、何らかの形で十分なお金がある人の場合には、保険料の支払い自体が無駄になってしまう場合もあるため、生命保険に加入すること自体が損になってしまいます。
1-4 貯蓄型保険と掛け捨て型の保険、どっちがお得なの?
よく、貯蓄型と掛け捨て型の保険はどちらが得なのかという問題が持ち上がります。
では、実際のところどちらが得なのでしょうか。
貯蓄型保険の代表例としては、上述した終身保険、養老保険があげられます。貯蓄型保険全般に言えることは、解約返戻率が高く設定されているため、支払った額以上のお金を将来手にすることが出来るのが貯蓄型保険の最大の特徴です。
現在定期預金の金利はとても低く、銀行に預けているだけでお金が増えることはありませんが、この預ける分のお金を貯蓄型の保険を購入するのに利用すれば、お金を増やすことが出来ます。
少し投資の色を帯びてしまいますが、保障を得られながらなおかつ株などと比較すると保険は非常にリスクの低い商品であるため、少しでもお金を増やしながら保障も同時に得たいという人に向いているのが貯蓄型保険となっています。
ただ、貯蓄型の保険は支払う保険料が、ほかの保険と比較しても高くなってしまうことはデメリットです。
また、貯蓄型の保険は途中解約によって元本割れを起こす可能性がとてつもなく高いため、途中解約をしてしまう可能性が少しでもあると思う場合には避けておくのが良いと思います。
では、次に掛け捨て型の保険の特徴を解説します。
掛け捨て型保険の特徴は、その保険料の安さにあります。貯蓄性がない代わりに、高額な保障を非常に安い保険料で得られるというのはほかの保険にはない特徴です。
注意する点としては、定期保険は契約した期間しか保障が得られないということです。
もしも、契約した期間以上に保障が欲しくなってしまった場合再び契約しなおす必要があるのですが、その時には年齢も上がっており支払う保険料が増えてしまう場合があります。
貯蓄型にも掛け捨て型、どちらにも加入するメリットとデメリットがあり、どちらがお得になるかはその人の求めている保障や、保障期間によって異なります。
大きな保障を安い保険料で、なおかつ一定期間だけ保障が必要だと思う場合には、支払う保険料の安さから定期保険をお勧めします。
逆に、一生涯の保障を得ながらも貯蓄性を重視したいと思う人に場合には、貯蓄型の保険が向いていると言えます。
1-5 生命保険を選ぶための簡単な手順を解説します!
さて、ここまで基本的な生命保険の知識に関して説明してきましたが、まず生命保険に加入する場合に知っておくことは、本当に自分に生命保険が必要なのかということです。
家族など、お金を残したい人がいれば生命保険の加入を検討しても良いと思いますが、それ以外の場合には生命保険以外の保険を検討するようしましょう。
次に、生命保険が必要であると思い始めた人が考えなければならないのは、一体どれぐらいのお金を残すのかということです。
遺族年金など、公的な補助を受けることが出来る場合には必要な保険金の額を少なくすることによって支払う保険料を抑えることが出来たり、あるいは生命保険に加入する必要がない場合も出てきますので、このあたりはしっかりと確認しておきましょう。
また必要額以上の保障額を設定してしまい非常に多くの保険料を支払うことになり、保険料の支払いに苦しむ可能性もありますので、どれぐらいのお金を残すのかある程度の見積もりを保険に加入する前の段階で見積もっておくほうが良いです。
この部分に関しては個人で全て行うと難しいので、専門家の人に相談してみるのも賢い方法だと思います。
生命保険が必要だとわかり、ある程度必要な保障額が決まったのであれば、次に決めるのはどれぐらいの間保障が必要なのかという保障期間を決めなければなりません。
一概には言えませんが、ある一定の期間だけ保障が必要で、しかもまとまった保険金が欲しい場合には定期保険が向いていると思います。
残すお金はそこまで必要ではないけれど、少しでもお金を残しながら保障も得たいと考えている場合には終身保険を選ぶのが良いと思います。
とはいえ、これは人によって異なってくるため、以上の例は一つの参考に留めておいてほしいと思います。
最後に、上述したことすべてが決まった時点で数多くある保険商品を比較するようにしましょう。
自分が必要な保障額や、加入したいと考えている保険の種類が分かっているため、非常に多くの商品があったとしても迷うことが少なくなります。
数多くの商品と比較しながら、そこでさらに自分に適した商品を見つけて加入することが出来れば、その保険選びは成功でしょう。
2 保険に加入するメリットはあるのか?
ここでは保険に加入する意味があるのか、ということを改めて考えてみたいと思います。
2-1 万が一の備えになる
保険に加入する最大のメリットは、病気やケガ、死亡など、いつ発生するか分からない事由に対処することが出来ることです。
人はいつか必ず亡くなりますが、その間に何が起きるのかというのは誰にも予測することは出来ません。
しかし、生命保険に加入していれば、そういった予測不可能な事態に直面してしまった場合でも、その被害を最小限にとどめられます。
2-2 日々を安心して過ごせる
未来に何が起きるのか、そのようなことを考えていると時折とても不安になることはありませんか。
しかし、保険に加入していればある程度被害を抑えてくれるため、保険に加入しているから大丈夫だと、あまり将来のことを心配することなく日々を過ごすことが出来るというのもメリットの1つだと思います。
3 保険に加入するデメリット
保険に加入するのには良い面もあるのですが、反面悪い面も持ち合わせています。
3-1 保険料の支払いが必要になる
当たり前の話ですが、保険に加入すると保障を得るために保険料を支払う必要があります。しかし、この保険料は決して安いものではありません。
この保険料を支払う代わりに貯蓄をしたい、という人には保険に加入する意味はない場合が多いです。
3-2 必要以上の保険に加入してしまう可能性がある
保険に加入するもう一つ注意するべき点としては、保険は種類が多く、また、商品によっては保障内容がかなり複雑になっている場合があることから全く必要ない保険に加入してしまう危険があります。
4 生命保険をランキング形式で紹介しているサイトを解説します
さて、ここまで生命保険についての基本的事項を確認してきましたが、世の中には保険をランキング付けしているサイトがいくつかあります。
では、そのサイトは役に立つのかを以下で検討してみたいと思います。
4-1 価格.comの使い勝手は?
価格.comというのは株式会社カカクコムが行っているサービスで、主に電気製品の価格の比較をしているサイトですが、現在では生命保険についても比較しています。
まず、このサイトの良いところは、保険を選ぶときに注意するべき点がしっかりと解説されていることにあります。
保険の総合的な知識に関することではなく、生命保険やがん保険など、個々の保険によってもしっかりと選び方が説明されているため、ピンポイントでその情報を知りたい人にとって非常に役に立つと思います。
また掲載されている商品の数も多く、生命保険以外を探している人にとってもこのサイトは十分使えるかと思います。
保険に関する無料相談も受け付けてくれているため、直接相談をすることも可能です。
ただ、少々気になった点は全体的にかなり詳しく説明しているためでしょう時折専門的な用語も混じったりして少しわかりにくい部分がありました。
また、生命保険についての詳細意を見るとレビューをしているのが専門家の人たちばかりで、一般的な口コミが見たいという人にはこのサイトはマイナス部分かもしれません。
使い勝手としましては、年齢別に細かな検索が出来る点は優れていると思いました。
4-2 保険市場の使い勝手は?
次に紹介するのは、保険市場というサイトです。
このサイトも基本的な保険に加入するときに注意するべき点など、基本的な事項についてはしっかりと説明してくれています。
取り扱っている商品も多く、大体の有名な保険であればほとんど見つけること可能となっております。
また、無料相談も可能なので、困ったことがあれば相談してみるのも良いでしょう。
難点を挙げるならば、やはり口コミがないことでしょうか。保険に対する個人的な評価を見ることが出来ないのは少し気になる部分でした。
サイトのデザインは違いますが、保険市場は価格.comに非常によく似たサイトであると個人的に思いました。
4-3 保険比較の使い勝手は?
最後に紹介するのは、保険比較というサイトです。このサイトでも、保険についてしっかりと説明してくれているので、その記事を丹念に読むことによって保険についての知識をつけることが可能となっています。
このサイトの特徴としては、ランキングを確認すると、その保険についての概要と、そして、口コミを同時に見ることが出来るというのはほかのサイトにはない特徴でした。
口コミに関しましても、良いものと中立なもの、そして悪いものをしっかりと記載しているのも公平感がありとても良いものであると感じました。
ただし、掲載されている保険の種類については少しだけ少ないように感じました。
厳選されているという風にも感じましたが、たくさんの商品を見たい人にとっては少しデメリットかもしれません。
また、保険に関して細かい検索が出来ないのも少々デメリットであると思いました。
4-4 ランキングを活用する方法とは?
と、ここまで3つの生命保険をランキング付けしているサイトを紹介してきました。
まず、口コミが見たいという人は保険比較を見るようにしましょう。
口コミの数が多いわけではありませんが、良い意見と悪い意見の両方を確認することが出来るため、参考にすることが出来ます。また、数が少ない分サイト自体も見やすくなっています。
価格.comと保険比較に関しましては、それほど大きな違いはないと思いました。
どちらも取り扱っている商品の種類は多く、細かく検索をかけることが出来るため、この2つのランキングサイトを利用するのであれば、自分が使いやすい方を利用するのが、ストレスなく保険を見ることが出来ると思いました。
ただ、より細かい検索をしたい場合には価格.comに分配が上がります。
ただ、この3つのサイトの生命保険ランキングの上位にあがっている商品を見ると、全く異なっている商品が入っている場合もあれば、かぶっている商品もいくつか散見されます。
これは、それぞれのサイトのランキングをつけるために使う数字が異なっているために起きる現象なので仕方ないことなのですが、一体どの商品が本当に良いものか混乱してしまうかもしれません。
しかし、ランキングが全てではありません。
人気がある商品には人気な理由が当然あると思いますが、それがあなたにとって本当に必要な生命保険なのかどうかは別問題です。
自分がどのような保険に加入したいかさえ分かっていれば、ランキングに惑わされることはありません。
自分の加入したい保険が分かっているならば、あと比較しておくのはどれぐらいの保険料を払うのか、そして、その保障内容です。
ランキング上位の商品をみることも大切ですが、それ以上に大切なのは、ランキング上位以外の商品も確認して、自分にぴったりの保険を見つけることなのです。
5 生命保険ランキング上位の保険は本当に良い保険なのか?よく見る保険について解説します!定期保険編
生命保険ランキング上位になっている商品は本当に良い商品なのでしょうか。ランキング上位になっている商品にはそれだけの理由があるはずです。
ここではランキングに良く見る上位の商品について解説したいと思います。
5-1 オリックス生命の定期保険『ブリッジ』
オリックス生命の定期保険『ブリッジ』の大きな特徴としては、その保険料の安さでしょう。
保険料は、1310円(30歳男性、保険金額1000万円、保険期間10年の場合)となっています。
また別の特徴としましては、自分の求めている保障内容になるように、保険金額や保険期間を自由に設定出来る点でしょう。
自分のライフプランに合わせて保障期間や金額を設定出来るため、非常に使い勝手が良いです。また医師の診察も必要なく加入出来る点も、加入が楽という点でメリットです。
ただ、気になる点としましては、定期保険では最近よく見られるようになっている非喫煙者であった場合の割引が存在しないことでしょうか。
そのため、非喫煙者の方の場合だとほかにも保険料を安くすることが出来る保険が存在しているため、オリックス生命の定期保険『ブリッジ』を選び必要性はかなり少ないですが、喫煙者の方にしてみればそういう割引は必要ないので、この生命保険はかなりお得感があります。
オリックス生命の定期保険『ブリッジ』は、基本的な保障内容もよく、定期保険に必要不可欠な要素をすべて備えています。
そのため、この商品がランキングの上位になっているのはとても妥当であると思います。
5-2 ライフネット生命の『かぞくへの保険』
次に考察するのが、定期保険『かぞくへの保険』です。保険料は35歳男性、保険金額2,000万円、保険期間10年の場合には3,012円となっています。
35歳女性、保険金額2,000万円、保険期間10年の場合だと、2,042円となっており、この定期保険は女性が加入する場合にはとても安くなっているのが特徴ですが、男性が加入するときはその保険料は少々割高です。
別の特徴としては、保障額を500万円から1億円まで保障金額を100万円単位で設定可能な点です。最大一億円の保障額というのはとても大きく、定期保険の中で比較しても相当に大きな保障額を設定することが出来ます。
しかし、保障額の上限を広げるためには、健康診断書の提出が必要となっていて、診断書を提出しない場合には保障額に上限が設けられてしまいます。その上限は、20歳以上、40歳以下は3,000万円まで、41歳以上、45歳以下は2,500万円までと、年齢が上がるごとに健康診断書がなければ保険金額の上限が下がってしまいます。
診断書を提出しなくても加入することが出来る保険なのですが、提出しないと上限が設けられるため、診断書を提出しなくてもよいというメリットを相殺しています。
また、非喫煙者割引も存在しないため、そういった割引制度がある保険と比較してしまうと少々割高です。
確かに若い女性が加入するには一定のメリットが存在していますが、総合的に考えるとランキング上位に挙がっているのが不思議な保険であると思います。
5-3 アクサダイレクト生命の『定期保険2』
最後に紹介するのは、アクサダイレクト生命の『定期保険2』です。
保険料は、最も安いものであれば1,240円(男性30歳、保険期間10年、基本保障1,000万円の場合)とかなり安くなります。保障額は500万円から1億円と、かなり幅広く設定出来、高額保障が欲しいというニーズにも対応することが出来るようになっています。さらに、医師や保健師などの専門家に無料で健康相談をすることが出来るサービスもついています。
保険料も安く、健康に関するサービスも充実していますが、この定期保険にも非喫煙者割引がありません。
その割引がなくても十分いやすい保険ではあるのですが、この保険も非喫煙者の方の場合であればもっと保険料をお得に出来る保険があるため少し検討する価値が薄れてしまう商品でしょう。
保険料だけで見るのであれば少しばかり割高な商品なのですが、健康相談が出来るサービスなどがついていることや、高額な保障額を考えると、アクサダイレクト生命の『定期保険2』がランキングの上位になったとしてもそれほど不思議なことではありません。
6 生命保険ランキング上位の保険は本当に良い保険なのか?よく見る保険について解説します!終身保険編
ここからは、ランキング上位としてよく見る終身保険について解説します。
6-1 オリックス生命の『ライズ』
ランキングの上位になっている商品の一つにオリックス生命の『ライズ』があります。
まずは、この商品の概要を説明します。保険料は9,240円(30歳男性、保険金額500万円、60歳払済の場合)となっており、保険料払込期間を自由に設定することが出来るという商品になっています。
保険料以外の部分に関して言えば、保障額や保険料払込期間などをある程度自由に設定出来たりするなどオリックス生命の『ブリッジ』と非常によく似た商品となっています。
では、この終身保険で着目するべきなのは、やはり返戻率です。オリックス生命の『ブリッジ』の返戻率は115.9%とかなり高めに設定されています。
お手頃な保険料に、シンプルかつ分かりやすい保障、そして高い返戻率を考慮すると、この生命保険に人気があるというのも理解出来ます。
6-2 アクサダイレクト生命の『アクサダイレクトの終身保険』
アクサダイレクト生命の『アクサダイレクトの終身保険』も非常に分かりやすい保険となっております。
保険を複雑にしてしまう特約も少なく必要最低限度のものしかありませんが、それゆえに難しいことが何1つない商品です。
保険に加入する場合、自分で理解しておくことはとても大切なことなので、この商品はとても理解しやすいという意味でとても良い商品であると言えます。
また保障金額は200万円から4,000万円まで、百万円単位で変更出来ることから、自分の人生設計に照らして残したいお金を決めることが出来るため、細かくあらゆる事態に対応することが可能です。
またアクサダイレクト生命の『定期保険2』同様に無料で健康相談が出来るサービスも付帯されており、ランキング上位になっていても何ら問題のない商品であると思います。
6-3 アフラックの『ウェイズ』
最後に紹介するのは、アフラックの終身保険『WAYS(ウェイズ)』です。
保険料は9,050円(30歳男性、保険金額500万円、60歳払済の場合)となります。
この保険料は、同じ年代で比較した場合には、この終身保険が最も安い保険となっており解約返戻率もかなり高めに設定されています。
加えて、将来お金の受け取り方を変更することも出来るため、かなり柔軟性の高い終身保険となっています。
しかし、加入するときには注意しておかなければならないこともあります。
若い時に加入することが出来れば支払う保険料が非常に安くなるのですが、40歳以上で加入する場合には、支払う保険料がかなり割高になってしまうため、若いとき以外の加入はあまりおすすめすることは出来ません。
また、『WAYS』にはほかの終身保険でよくある特約(例えば3大疾病時にかかった場合の免除特約など)を付けることが出来ない部分もデメリットとなってしまうでしょう。
ただ、若い時の保険料は本当にとても安いので、若いころからしっかりと備えをしておきたいという人にとっては第一に検討を考えるべき商品です。
総合的に見て非常にバランスよく整った商品であるため、この商品がランキングの上位になるのは十分理解出来る商品です。
7 まとめ
今回は、生命保険ランキングを通して、適切な生命保険を選ぶための方法について解説してきました。
ランキングには様々な思惑が反映されるため、ランキング上位になっている商品であったとしても必ずしもあなたに向いている生命保険とは限りません。
生命保険は種類が多いためランキングにある商品を選ぶ方が楽であると思いますし、人気があるから大丈夫だろうという安心感も生まれることから加入したい気持ちもわかりますが、そのような方法で生命保険を選ぶと必要のない保険に加入してしまい、無駄な保険料を支払う可能性もあります。
そういった事態を避けるために、やはり自分がどのような保険を必要としているのか、それを考える必要があります。
必要な保障額や、必要な保険の種類をあらかじめ想定しておき、そこから多くの商品を確認するためにランキングを活用する、というのあなたにとって良い生命保険を見つけるコツだと思います。