自動車保険に加入するとセットされているロードサービスですがJAFのサービスと一緒だと思っている方も多くいらっしゃいます。
そもそも、ロードサービスはどんな内容で、どんな項目があるかを比較して自動車保険に加入する人は、実は少ないのです。
そのためJAF実際には違うのかを知らない方も多くなります。そこで今回は、「ロードサービス」が何か。
そして、JAFとの違いは何なのか。
これを、今回は整理していきたいと思います。
そして、ロードサービスを上手に活用する方法もご紹介していきます。
今回の記事を元に是非、安心できるサービス「ロードサービス」を活用していきましょう。
きっと、ロードサービスの見かたが変わるはずです。
1:ロードサービスってなに?
まず最初に整理していきたいのが、「ロードサービスってなに?」ということです。
最初に理解しておきたいのが、「ロードサービス」が何者か知らないと、JAFとの比較もできません。
冒頭にも記載していますが、自動車保険に加入する際に意識的に「ロードサービス」が何かを考える人は僅かです。
それには、理由があります。
現在の自動車保険には「ロードサービス」がついているのが前提(当たり前)であり、各保険会社が展開しているロードサービスについて、画期的な違いが少ないためです。今どき、ロードサービスがついていない自動車保険がある方が、目立つことでしょう。そんな背景により、ロードサービスについて、じっくりと検討したり比較したりする方は少ないといえます。
では、そんなロードサービスは何かを改めて整理していきましょう。
ここを抑えておけば、こらから自動車保険を検討する際に、困ることはありません。
そもそも、ロードサービスとは、自動車の走行中に起きるトラブルなどに対応するサービスのことです。自動車の走行中のトラブルについては、様々なケースがあります。パンクやバッテリーが上がる等などの様々なトラブルに駆けつけてくれる。応急処置をしてくれるサービスと言えばイメージしやすいと思います。
確かに、こうした駆けつけサービスのイメージとしては、JAFのイメージが定着している側面もありますが、自動車保険に加入することで付帯してきているので、「具体的に〇〇だから●●となる。」と細かく意識していない場合も多々あります。このロードサービスですが、自動車保険の付帯サービスとしてだけではなく、この記事で比較していくJAF、最近ではクレジットカードの付帯サービスとしてもついている場合があります。
では、その具体的な内容はどんなものでしょうか。
知っていると知らないとでは、いざという時の安心が大きく違ってきます。これから、自動車保険を選ぶ方も、見直しをする方も、そして、現在も加入済みの方も、ここでロードサービスとは何かを理解していきましょう。
1-1:ロードサービスって何者?
ロードサービスとは、簡単に言えば「自動車のトラブル時のSOS方法」といえます。簡単すぎますが、これがそのままの意味合いです。自動車を運転していると、車の故障やタイヤのパンク、場合によってはガス欠になることがあります。そんな時は、誰しも慌ててしまいます。この時、SOSの合図によって駆けつけてくれるのがロードサービスです。
簡単に、どんな場合に利用できるかをご紹介します。
- タイヤのパンク ⇒ スペアタイヤへの交換
- ガス欠 ⇒ ガソリンの補給
- 車の故障時(走行不可) ⇒ レッカー移動
- バッテリーが上がったとき ⇒ バッテリーの応急処置
- キーを車の中に閉じ込めてしまったとき ⇒ インロック開錠
これ以外にも、旅行中の車のトラブル時にもサポートしてくれます。その他にも詳しく上げると各団体により様々なサポートを行ってくれるのが、ロードサービスです。
この様なロードサービスは、大きく3つに分類することが出来ます。
1つ目:専門のロードサービス会社(JAF)
2つ目:自動車保険は付帯で提供するサービス
3つ目:クレジットカード会社のサポートサービスとして付帯される
では、それぞれについて少しご紹介しておきましょう。
《 ロードサービス会社(JAF) 》
ロードサービスと言えば「JAF」。「JAF」と言えばロードサービスと言える、ロードサービスの専門家です。JAFは年中無休、24時間体制のサポートをしてくれることでも有名です。また高速での作業についても得意とされており、二次災害を防ぐために2台の自動車を派遣して対応するなど事故への気配りも万全だと言われています。JAFの特徴として、加入していることでサービス利用の制限もなく、外出先での対応をしてくれることやJAF会員への飲食店などでの割引サービスなども有名です。
最大の特徴は、契約単位が車ではなく契約者つまり人だということです。
《 自動車保険付帯 》
こちらが、自動車保険に加入することで付帯サービスとしてついてくる場合です。各自動車保険を展開している保険会社により運営されています。JMAFと同じ様に24時間365日のサポートやキーロックなどの対応を行ってくれます。
こちらに場合には、あくまで自動車保険に加入することが前提です。つまり、自動車保険に加入して初めて利用可能となります。
また、加入している自動車保険の内容によりレッカー車利用時の費用などが変わってきます。
こちらは、対象となる自動車があって初めて加入できる自動車保険に由来しますので、加入者ではなく自動車に起因すると考えてください。
《 クレジットカード付帯 》
自動車保険やJAFのロードサービスが展開された後に開始された後発的なロードサービスです。
普段、みなさんが利用しているクレジットカードのサービスとしてロードサービスを展開している場合があります。こちらのロードサービスはクレジットの契約者に適用されます。
そのため、普段乗っている車ではなく、実家の車や旅行先でのレンタカーでも適用となります。
ただし、クレジットカードの全種類が展開しているわけではありません。まずは、自分が加入しているクレジットカードが適用されているかを確認しましょう。
1-2:ロードサービスの必要性とは?
では、ロードサービスは、「必要」「不必要」どちらだと思いますか?
自動車保険を利用しない人や交通事故に遇わないと、ロードサービスよりも自動車保険そのものが不要と考える人もいます。
しかし、ロードサービスは【必要】です。
この記事をお読みの方に、質問です。
1)これから先、自動車の故障が発生することはありません。
2)これから先、タイヤが路上でパンクすることはありません。
3)これから先、バッテリーが上がってしまうことはありません。
4)これから先、ドアロックをしてしまうことはありません。
これに、全て 【YES】と答えることができますか?
如何でしょうか。絶対に大丈夫がないから、ロードサービスは必要になるのです。
こうしたことを考えるとロードサービスについて、理解しておくことが必要だということも必然的にご理解頂けるのではないでしょうか。
では、こんなロードサービスについて、比較されるのJAFとの違いです。次から、この違いについてご紹介していきましょう。
2:JAFとロードサービスの違いとは?
ロードサービスを比較しよう!
このフレーズが出ると、JAFとロードサービスの比較について紹介されることが殆どです。前述でご紹介している通り、自動車保険とJAFでは根本のサービス提供概念が異なります。こうした違いは、最終的なサービスの比較としても大きな違いになりますので、ここから詳しく見ていくことにしましょう。
ここでご紹介する内容をふまえて、自動車保険に付帯されているロードサービスとJAFの違いや、両方が必要かどうかの検討をして頂きたいと思います。
ただ1つ言えるのは、JAFはロードサービスの専門家。自動車保険に付帯されているのは、ロードサービスの一部でJAFと比較するとそのサービス内容は限定的になるということです。
こうした点から、「自動車保険+JAF」という選択肢を選ぶ方が多くいるということもご紹介しておきます。
2-1:JAFのロードサービス
では、自動車保険のロードサービスとJAFのロードサービスの違いという点を具体的に理解する為に、「JAF」のロードサービスがどんな内容かを見ていきましょう。
「JAF」と言えば、「ロードサービス」の代名詞です。実際に、JAF会員となっている方も多いのも実情です。ただし、JAFについては利用時に会員でなければならいない。という決まりはありません。つまり、会員でなくてもロードサービスを利用することが出来ます。
(※JAFのロードサービスは、自動車限定ではありません。バイクについても利用可能です。)
最大の特徴は「24時間365日利用可能」という安心のサービス力です。また、サービス提供の地域を選びません。全国どこでも利用可能です。
「会員」「非会員」の違いは、「無料」と「有料」の違い。つまり、「利用料金」に関しての違いが最も大きな違いとなります。
例えば、JAF会員であれば
- バッテリー上がり
- パンク
- ドアロック
- 燃料切れなど
といった主だったトラブル時のロードサービスが無料で利用可能です。
また、あまり発生頻度はありませんが
- 自然災害に起因した事故や故障
- 雪道・ぬかるみ等からの引き上げなど
にも対応可能となっています。
それ以外にも、こんな場合にもサービスを受けれます。
- 異音
- 異臭など
の点検でも利用可能。
こうしてみると、様々な場面でサービスを受けることが分かって頂けると思います。
《参考:主なトラブルでの料金表 ※JAF HPより抜粋》
サービス料金は、道路の種類によって異なります。
また、非会員の場合には、道路の種類と時間帯によっても料金が異なります。
その例をご紹介していきましょう。
(1)一般道路の場合
料金区分 |
会員の方 |
非会員の方 |
|
8:00~20:00 |
20:00~8:00 |
||
基本料 |
無料 ※会員証提示が必要な場合あり |
8,380円(税込) |
10,480円(税込) |
作業料 |
工数 ※0.5まで無料 ※定義外は作業時間30分以内無料 |
下図参照 |
|
けん引料 |
15kmまで無料、 以降15km超過1kmごとに730円 |
1kmごとに730円(税込) |
|
部品・油脂・燃料代 |
実費(税込) |
実費(税込) |
(2)高速・専用道路の場合
※高速道路での作業について、JAFでは二次災害を含む重大交通事故防止対策を実施
料金区分 |
会員の方 |
非会員の方 |
|
8:00~20:00 |
20:00~8:00 |
||
基本料 |
無料 ※会員証提示が必要 |
①A料金 本線上、加速・減速車線、バスストップ |
|
16,770円 (税込) |
19,900円 (税込) |
||
B料金 サービスエリア・パーキングエリア内でのトラブルで、かつ、同所で作業が完了の場合 |
|||
10,480円 (税込) |
12,570円 (税込) |
||
作業料 |
工数 ※0.5まで無料 ※定義外は作業時間30分以内無料 |
下図参照 |
|
けん引料 |
15kmまで無料、 以降15km超過1kmごとに730円 |
1kmごとに730円(税込) |
|
部品・油脂・燃料代 |
実費(税込) |
実費(税込) |
|
ロードサービス車両の高速道路料金 |
無料 |
実費(税込) |
|
後方警戒車両の高速道路料金 |
無料 |
実費(消費税を含む) |
(3)ロードサービス作業工数表(税込)
※1.0 = 1時間
工数 |
料金 |
0.1 |
950円 |
0.2 |
1,900円 |
0.3 |
2,850円 |
0.4 |
3,800円 |
0.5 |
4,750円 |
0.6 |
5,700円 |
0.7 |
6,650円 |
0.8 |
7,600円 |
0.9 |
8,550円 |
1.0 |
9,500円 |
(注意)これらは、HPで主な費用の分類と金額を抜粋した表となります。
JAFのサービス資料には、より詳細な適用条件が掲載されています。また、価格については定期的に改訂される部分がありますので最新の料金表を確認する様にしましょう。
こうしてみると、ある程度のサービスについては予め料金や条件が定められていることがご理解頂けると思います。こうして明確な料金表があると利用する側としては、法外な料金を請求されることがないなどの安心材料になるはずです。こうした点もJAFが選ばれる理由でもあります。
2-2:自動車保険との違い
では、今度は、より具体的に自動車保険との違いについて整理していきましょう。
自動車保険に付帯されるロードサービスとJAFのロードサービスにが大きな違いがあります。
根本的な違いは、こちらです。
《 保険対象 》
自動車保険 = 自動車
JAF = 人
それぞれが保険対象となります。対象が、そもそも違うというのは大きな違いではありませんか?
重複した説明になりますが、この2つの違いによりJAFは契約した人がどんな車に乗っていてもロードサービスの対象となります。しかし、自動車保険については加入している自動車でなければロードサービスの対象にはなりませんので、大きな違いが出てくることになります。
この2つの特性を活かして、「自動車保険+JAF」のセットで加入している人が多くなるのです。私たちは、いつも同じ環境で同じ車を運転しているとは限りません。帰省をしている時、旅行やドライブなどをすることも想定されますので、自分達の生活において自動車とどう付き合っていくのか。どの程度、自動車を利用していくのかと言う点を整理することで、加入の形を選ぶといいでしょう。
2-3:対象車は?
では、JAFがロードサービスで対象としている車とは、どんな車でしょうか?
1)車両重量3,000kg以下(最大積載量2,000kg以下)の自動車・バイク
「自家用乗用自動車」「乗用車」「軽自動車」「ミニカー」「事業用乗用自動車」
「法人タクシー」「個人タクシー」「介護タクシー」
「二輪自動車(側車付きのものを含む)」「大型二輪車」「普通二輪車」「小型二輪車」
「原動機付自転車」
「貨物自動車(自家用・事業用)」「トラック(2t積以下)」「バン型車(2t積以下)」「軽トラック」「軽バン」
「特種用途自動車(自家用・事業用)」「キャンピングカー」「軽トラック(保冷車)」
「電気自動車」「ハイブリッドカー」「燃料電池自動車」
2)3,000kgを超えるバスやトラック
※「燃料切れ」「キーの閉じこみ」のみ対応
「自家用乗用車(自家用・事業用)」「大型バス」「スクールバス」「マイクロバス」
「貨物自動車(自家用・事業用)」「大型トラック」「大型トレーラー」
《参考:対象外の車種>
※特殊車両は小型・大型を問わず対象外。
・大型自動車および小型特殊自動車の種類
「ショベルローダー」「トラクター」「ブルドーザー」「クレーン車」
2-4:その他 これをおさえよう!
ここまでの内容は如何でしたか?いくら対象車となっていてもロードサービスが適用外となる場合があります。JAFを利用する際の注意点となりますのでその内容についても整理しておきましょう。
(1)法的な制限
ロードサービスは、お車のトラブルに対応するものです。そのため、法律的に不適切な車については対象外となります。具体的には、この様な場合です。
- 違法改造車
- ナンバープレートのない車両
- 車検切れ
- 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)切れ
- 飲酒運転など法令に違反し運転をしている場合のトラブルなど
(2)車両状況など
以下の場合には、できるだけの対応を実施するとされていますが、時にはサポートできない可能性がありますので注意しましょう。
- 車両の運行に関係ない部分での復旧
- 車両重量が3,000kgを超える車両
- 車両のけん引・搬送
- JAFが保有する装備・車両などで作業
(3)天候、災害などの地理状況
- 立入禁止地域、一般車両が通行できない場所
- 車両の運行が困難な地域
- 危険が予測される地域
⇒一部の離島
⇒繰り返しの作業を行う場合
3:ロードサービスと等級の関係
もう1つ押さえておきたいのが、等級との関係です。ロードサービスを利用すると翌年からの自動車保険料が高くなると思っていませんか?
「ロードサービス」「等級」のキーワードでインターネット検索をすると、この2つの関係について紹介されているサイトが沢山ヒットします。ここでも、この2つの関係について簡単にご紹介していきましょう。
3-1:ロードサービスを使うと等級は下がる?
「ロードサービスを使うと等級が下がりますか?」
という質問を受けることがあります。
安心してください。
「ロードサービスを利用しても等級は下がりません。」
基本的な概念は、この通りです。ここで、押さえておきたのはどんな時に等級が変わるかということです。
簡単に言えば、【等級が変わるのは保険を使用した】時です。言い換えれば、保険金の支払いを受けた時や、保険を利用した時となります。
基本的にロードサービスは、無料で利用できる様になっています。ロードサービスで注意するのは、「修理」をする場合です。簡単な修理であれば問題ありませんが、もしも、高額の修理をする時に保険を利用すると等級に影響が出る場合があります。
当然ですが、交通事故を起こした場合にも等級に影響が出ます。その点を注意しておけば、別途、別料金が発生すること(特殊な対応など)以外については、安心してロードサービスを利用できると考えてください。
といっても、どうしてもロードサービスを利用するという不測の事態では、人は誰しも不安になります。
また、サービスの適用外となる場合もありますので、心配な場合には必ず事前に確認をすると良いでしょう。自動車保険に加入する際や、加入した後でもロードサービスでの利用方法や適用方法を確認することが出来ますので、予め確認し利用方法などを車の乗せておくと安心することが出来ます。
3-2:ロードサービスと等級の関係と注意点
ロードサービスと等級について注意すべき事項は1つです。
既にご紹介しておりますが、交通事故の場合には等級に変動が起きます。これは、交通事故の際にロードサービスを利用すると翌年の等級に影響があるということです。簡単に言えば、交通事故にあったさい、起こした場合にロードサービスを使えば、等級に影響するということです。交通事故を起こした場合には、ロードサービスを利用するかどうかは別として等級に影響します(等級が下がります)。つまり、ロードサービスを利用することで等級が変動するということではなく、交通事故により等級が変動するということですので、ロードサービスを利用するかどうかで等級には影響が出ないということです。
ここを勘違いして、ロードサービスを利用すると等級が変わってしまうと思っている方が実は意外といます。
この様に、
ロードサービスを利用する際には、いくつか押さえておきたいポイントがあるということも理解しておきましょう。
4:ロードサービス比較
ここまでの内容は如何でしたか?もう少しロードサービスについて、整理しておきましょう。ここまでご紹介した内容でも、ロードサービスを活用できるシーンが複数あることをご理解頂けたと思います。ここではまず、ロードサービスとして、頻繁に利用される内容をご紹介していきます。
「あ!これこれ!!」と思う利用シーンが出てくるのではないでしょうか?
その1|バッテーリーがあがった
朝、出勤する際にエンジンを掛けようとしたが…。なんて、とても焦りますよね。
いつもの元気なエンジン音ではなく「カチカチ」などの音がするだけでエンジンが掛からない場合の多くは、バッテリーがあがっている場合です。
お車が複数あるご家庭では、他の車のエンジンとケーブルで繋いでエンジンを掛ける方法もありますが、必ずしもそのようなご家庭ばかりではありません。
そうした場合に、バッテリーの充電やエンジンを掛けてくれるサービスが利用できます。
その2|ドアロック
最近では、スマートキーの自動車も増えてきていますが、うっかりと自動車の中に鍵を入れたままドアロックをしてしまう場合があります。こうした場合には、ドアロックを解除してくれるサービスです。
その3|落輪
うっかり溝などにタイヤを落としてしまった場合にも、ロードサービスが助けてくれます。落輪にあってしまうと「どうしよう」と焦ってしまう方が沢山います。そんな時もロードサービスが助けてくれます。
その4|ガス欠
意外と思うかもしれませんが、走行中のガス欠でロードサービスを利用する方は想像以上にいます。一定量までは無料での対応として、停車している場所までガソリンを配達し補充してくれます。
いかがですか?
意外なこともあるかもしれませんが、ロードサービスを運営している会社で多く発生する事象について、整理してみました。では、実際にロードサービスを提供している会社別にどの様なロードサービスを展開しているかを整理していきましょう。
ビスです。
《参考:各社のサービス比較》
比較1|各社のサービス提供時間
チューリッヒ | アクサダイレクト | ソニー損保 | SBI損保 | イーデザイン | 三井ダイレクト | セゾン自動車 | そんぽ24 | セコム損保 | |
24時間365日受付 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
比較2|基本のサービス内容
チューリッヒ | アクサダイレクト | ソニー損保 | SBI損保 | イーデザイン | 三井ダイレクト | セゾン自動車 | そんぽ24 | セコム損保 | |
落輪 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
ガス欠 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
バッテリー上がり | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
パンク※スペアタイヤ交換 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
パンク修理 | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
キーロック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
雪道救援 | × | 〇 | × | 〇 | × | × | × | × | × |
チェーン着脱 | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
JAF会員優遇サービス (※1) | 〇 | 〇 | 〇 |
※1:自動車保険とは別にJAFに加入している場合には、より安価にロードサービスを受けることが出来ます。
比較3|レッカー対応
チューリッヒ | アクサダイレクト | ソニー損保 | SBI損保 | イーデザイン | 三井ダイレクト | セゾン自動車 | セコム損保 | |
(損保会社)指定の修理工場まで距離無制限サービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
(契約者)指定修理工場までの利用(可能)距離(km) | 100 | 35 | 50 | 50 | 60 | 50 | 300 | 100 |
利用可能な限度額x ※単位:万円 | × | × | × | × | 10 | × | 15 | × |
比較4|宿泊などの臨時費用サービス
チューリッヒ | アクサダイレクト | ソニー損保 | SBI損保 | イーデザイン | 三井ダイレクト | セゾン自動車 | そんぽ24 | セコム損保 | |
宿泊費用限度額 | 搭乗者全員 全額補償(1泊まで) | 搭乗者全員分 (1泊まで) | 搭乗者全員分 全額補償(1泊まで) | 1人あたり 1万5000円 | – | – | 1人あたり 1万円(1泊まで) | 1泊分まで | – |
帰宅費用限度額 | 搭乗者全員 全額補償 | 被保険者の同上人数(車検証記載乗定員数限度) | 搭乗者全員分 全額補償 (車検証記載定員数上限) | 1人あたり 2万円 | – | – | 1人あたり 2万円 | 同乗者分含め全額 | – |
5:ロードサービスを上手く活用するコツ
最後にご紹介するのは、ロードサービスを上手に利用して頂くためのコツ(ポイント)です。
《サービス内容の確認》
どんな良いサービスに契約していても、その内容を確認して知っておかなければ利用することが出来ません。事があってからではなく、事前にロードサービスの利用方法等を含め整理しておくこと。いざとなった場合に、困らない様にサービス利用の手引きなどを自動車の中などに入れておくことが大切です。
また、等級には影響しないことなどを理解しておき、困ったときに上手に利用する方法を理解しておくことも大事なポイントになります。
それだけではありません。JAF、自動車保険においてもロードサービスを上手に利用する方法として、ロードサービス以外のサービスを展開している場合があります。特にJAFは、宿泊施設、飲食店でカードを提示することで値引きなどのサービスを展開しています。
こうしたサービスは、ロードサービスとしてのサービスではありませんが、利用できるサービスとして是非、活用してください。
6:まとめ
いかがでしたか?
ロードサービスと言えばJAFという方も多かったのではないでしょうか?
確かにJAFはロードサービスの代名詞にもなっていますが、自動車保険に加入することで利用できるサービスも沢山あります。自動車に乗るが、維持費を少しでも押さえたいという人は、自動車保険のロードサービスを活用し、より安心をと思う方がJAFとのW補償としておくなど、ロードサービスを活用する方法があります。
実際に、ロードサービスを利用しなくて済むのであれば、それにこしたことはありませんが、想定外のトラブルに対応できるロードサービスを活用しない手はありません。
改めて、ご自身が加入し利用できるロードサービスについて確認しておくことで、とっさの際に少しでも焦る気持ちを抑えることができればと思います。