将来のことを考えると生命保険に加入しておくべきか悩みますよね?特に結婚した、子供ができた、社会人になった、老後が近づいてきたなどライフイベントが発生している方はすでに必要性を感じられてるのではないかと思います。
でも、いざ加入を検討しようにも、生命保険って取っ付き辛くてわからない!終身や定期といった様々な種類を聞くけど自分にあうものはどれ?生保レディーに勧めらたものに加入してもいいのか?と悩んだりするものです。
生命保険を検討する際には、特徴やメリット、デメリットなど基本的なことを抑えておくことで自分にあった適切な商品を選べるようになります。
逆に、基礎知識がないまま契約してしまうと損してしまうことがあります。
しかしながら、多くの人が生命保険に関する十分な知識を持っていません。
実際、独立行政法人の国民生活センターによると、生命保険に関するトラブルの相談が毎年8,000件以上寄せられており、その多くは契約者の理解不足が原因になっています。
そんなトラブルに巻き込まれないためにも、今回は、「生命保険の特徴やメリットなど絶対に知っておくべき6つのポイント」について、詳しくご紹介いたします。
尚、生命保険の中でも人気のある終身型に焦点を当ててご紹介します。
この記事を読めば、契約して失敗した、なんてことは起こりませ!それどころかお得に契約できる方法についてもご紹介しているので是非、覚えていただければと思います。
目次
- はじめに:生命保険って必要?その役割とは?
1‐1.そもそも生命保険って何?
1‐2.生命保険には加入すべき? - 知っておきたい生命保険の3つの基本タイプと特徴
2-1.これぞスタンダード!保障の定期型
2-2.一生涯安心!人気の終身型
2-3.欲張りな人にはこれ!充実の養老型 - 生命保険(終身型)のメリットとデメリットとは?
- 生命保険(終身型)の目的別活用方法教えます
4-1.計画的に老後の資金準備
4-2.相続税対策
4-3.葬儀関連費用の準備
4-4.生命保険料控除で税金メリットを受ける - どこで生命保険を契約する?生命保険会社の選び方
5-1実はどの会社も大差ない?生命保険の商品特性
5-2生命保険料のからくり!純保険料と付加保険料 - 生保レディーが教えてくれないお得な契約方法!
6-1付加保険料の差は販売チャネルの違いに現れる
6-2割安ならネット系生保・比較検討なら代理店 - まとめ
目次
1.はじめに:生命保険って必要?その役割とは?
保険を選ぶにあたってまずは前提として押さえておくべきことを説明します。
保険とは何らかの損失を保障するための金融商品です。
そのため、保険を選ぶ際は自分に起こり得る損失(リスク)を把握し、リスクの目的に合った保険を選ぶ必要があります。
この判断を見誤ると、必要のないものにお金を払ってしまったり、保障されてると思ったものが保障されなかったりと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そうならないためにも、この章では、生命保険の本質的な役割について説明し、生命保険に興味がある皆さんが、適切に保険選びのための基礎を身に着けてもらいたいと思います。
1‐1.そもそも生命保険って何?
生命保険(終身型)について知る前にまずは生命保険そのものについて説明します。
生命保険とはその名の通り、人の生存または死亡による損失を保障する保険で、人が死亡した時に効力を発揮する金融商品です。
被保険者(保険契約の対象者)が死亡したときに支払われる死亡保障が生命保険の本質的な役割です。
よく、入院保険やがん保険などの医療保険を生命保険と、ごちゃ混ぜにして解釈している人がいますが、厳密にいえば、医療保険は生命保険ではありません。
保険法上、保険は『第一分野』『第二分野』『第三分野』と、3つに分類されており、生命保険は『第一分野』の保険で、医療保険は『第三分野』の保険になります。(『第二分野』は損害保険)
医療保険は生命保険と同様で、人にかける保険ですが、決定的な違いとして生死に関する損失を保障する役割をもっていません。
そのため、単に病気やけが、がんなどによる損失を保障したいだけならば生命保険は必要ありません。
生命保険は『死』に関する損失を保障するものです。
1‐2.生命保険には加入すべき?
この役割を踏まえたうえで、生命保険には加入すべきか?
その答えは、YesでありNoです。
まずはYesの理由について、誤解を恐れずに言いますが、いずれ人は100%『死亡』するからです。
つまり、生死に関するリスクは人であれば誰しも持っているからです。
一方でNoの理由は、生死に関するリスクの『程度』が人それぞれ異なるからです。
どういうこというと、一般的に死亡率は若い人は低く、高齢になればなるほど上がります。このように年齢や個人の状況によって死に関するリスクの大きさが違い、保障すべき内容が変わってきます。
もちろん、一般的にリスクが低い若い人達には生命保険は必要ないと言いたい訳ではありません。
死による損失を保障するという本来の目的を見たときに『本当に自分には必要か』という事をしっかりと考えたほうがよいと言いたいのです。
とはいえ、そこまで深く考えるときりがないので、一般的にどういった時に人は生命保険に入ろうと考えるのかについて紹介します。
一般的に生命保険に加入しようと思うきっかけはなんらかのライフイベントが発生した時です。
ライフイベントとは、結婚、出産、子供の小学校進学、就職など、人生の大きな節目をさします。ライフイベントが加入のきっかけになるのは、もし仮に自分に何かがあっていなくなった時、残された家族や大切な人たちの、これからの経済的な負担を考えるとあらかじめ備えておく必要があると実感する機会となるからです。
このことから、生命保険が自分に必要かどうかは、自分の死亡リスクや万が一自分に何かがあった時に、経済的な負担を減らしたい大切な人がいるなどの観点から検討されるのはいかがでしょうか。
単に、「数十年後、数千万円になって返ってくるから」などの貯蓄機能だけの目的の安易な加入はあまりお勧めしません。
保険は”転ばぬ先の杖”と言われるように、損失に備える保障手段にすぎないので、お金を増やしたいなどのニーズとは別で考えるのが賢明かと思います。
2.知っておきたい生命保険の3つの基本タイプと特徴
生命保険がそもそも自分に必要があるか考えたうえで、次に必要なのは生命保険の基本タイプについてです。
この章では生命保険の基本3タイプについて説明します。
2-1.これぞスタンダード!保障の定期型
まずはスタンダードなタイプの定期型から紹介します。このタイプは一般的に定期保険ともいわれます。
定期型の特徴は保険の期間が決まっている点と保険料が掛け捨てで、死亡保障のみが備わっている点です。
余計なものは付けずに、生命保険の基本となる死亡保障に特化したタイプとなっています。
死亡保障額が同額なら他のタイプと比べ保険料が最も安くなります。
一定期間だけ死亡保障が必要でかつ保険料を抑えたいという方にお勧めです。
2-2.一生涯安心!人気の終身型
次は終身型について説明します。このタイプは一般的に終身保険と言われるものです。
終身型の特徴は死亡保障が一生涯続く点と解約返戻金と呼ばれる解約時に払い戻されるお金がある点です。
このように終身型では定期型にはない貯蓄機能が備わっています。
終身型では貯蓄機能の分だけ、プラスして保険料を支払い生命保険会社がその保険料を元手に運用を行ってくれます。
その結果、満期まで保険料を払い込んだ場合、払い込んだ保険料の総額よりも多い額の解約返戻金を受け取れるようになります。
貯蓄機能の分だけ余分に保険料を払うので定期型より割高になりますが、一生涯、死亡保障が必要で、払い込んだ保険料を掛け捨てたくないという方にお勧めです。
ちなみに終身型は生命保険のタイプでは毎年契約件数が最も多いタイプとなっており、貯蓄文化の根強い日本人には一番人気があるタイプになっています。
2-3.欲張りな人にはこれ!充実の養老型
最後に養老型について説明します。このタイプは一般的に養老保険といわれるものです。
養老型の特徴は、定期型と同様、死亡保障期間に定めがある点に加え、満期時に満期給付金としてお金を受け取れる点です。
終身型と同様、貯蓄機能が備わっていますが、満期給付金は死亡保障額と同額のものがほとんどです。
そのため、貯蓄機能の点で見れば終身型よりも貯蓄性は充実しています。
ただその分、保険料はかなり高くなっています。養老保険は老後の資金準備として活用されることが多いです。
ただ、バブル期にはよく取り扱われていましたが、終身型の登場で現在ではあまり積極的に取り扱われていません。
養老保険にも強みはありますが、まずは終身型を先に検討されるのが良いと思います。
3.生命保険(終身型)のメリットとデメリットとは?
前章で、生命保険の基本タイプについて理解できましたでしょうか?
この章では、生命保険(終身型)についてさらに細かく理解するためにメリット・デメリットについて紹介します。
これを読めば、生命保険(終身型)についてさらに理解が深まると思います。
■生命保険(終身型)のメリット
生命保険(終身型)の最大のメリットは『死亡保障機能』に加え、『貯蓄機能』が備わっている点です。
『死亡保障機能』『貯蓄機能』は前章でも少し触れましたが、ここで整理しておきます。
終身型生命保険の役割は大きく、『死亡保障機能』と『貯蓄機能』に分けられます。
死亡保障機能は”被保険者(保険の適応者)が死亡した際に死亡保険金として支払われる事”を指し
貯蓄機能は”毎月の払込保険料が掛け捨てられずに積み上がり、解約返戻金または一生涯の死亡保障として貯蓄される事”を指します。
このように生命保険(終身型)では定期保険とは違い、解約した際に解約返戻金が支払われる点と保障が一生涯続くことがメリットといえます。
■生命保険(終身型)のデメリット
一方で、生命保険(終身型)では『貯蓄機能』が備わっていることがデメリットにもなります。
具体的には
・同じ保障額の場合、定期保険と比べ保険料が高くなる(貯蓄機能分が保険料に別途上乗せされるため)
・早期に解約してしまうと解約返戻金が払込保険料総額を下回ってしまう、あるいは支払われない
などがあげられます。
このように生命保険(終身型)は貯蓄性が利点と言えますが、貯蓄機能が必要のない契約者や、途中で保障内容の見直しなどで生命保険(終身型)を解約する事となった場合には欠点になります。
安易に、将来的にお金が多く返ってくるからという理由で契約すると思わぬ損をする可能性があるため、必ずしも生命保険(終身型)を選択するのが良いという事ではないので、保障期間や貯蓄機能の必要性を考えて選択する必要があります。
4.生命保険(終身型)の目的別活用方法教えます
前章では生命保険(終身型)のメリット・デメリットについて紹介しました。
この章では生命保険(終身型)の目的別の活用方法を説明します。この章を読めば、生命保険(終身型)が、あなたにとって活用価値があるか判断できるようになると思います。
4-1.計画的に老後の資金準備
何度もお伝えしていますが、生命保険(終身型)には貯蓄性があります。
この貯蓄性を使って、計画的に老後の資金準備が可能です。
終身型では大きな保障が必要な若いときは死亡保障として考え、老後になって大きな保障が必要なくなれば、解約してお金を受け取り、老後の生活資金にあてるという活用方法です。
また受け取りは一時払いではなく年金払いで受け取ることも可能です。
このように保険料をしっかりと設定期間まで払うとお得に活用できます。
しかし、払込の途中で解約してしまうと損してしまう事もあるのでその点は注意が必要です。
4-2.相続税対策
次に相続税対策として活用する方法です。
生命保険の死亡保険金には相続税の非課税枠というものが存在します。
通常、遺産分割において現金のまま相続すれば、その金額にまるまる相続税が課税されますが、生命保険を契約し、相続税の非課税枠を活用すれば節税する事ができます。
今回は簡単にしか説明しませんが非課税枠は下記の計算式で設けられています。
非課税枠=500万円×法定相続人の人数
このように、上記の算式の分だけ、相続税の課税対象外となり、遺族の負担を減らすことができます。
そのため、現金をたくさん保持している方などには有効な活用方法となっています。
4-3.葬儀関連費用の準備
3つ目は、葬儀関連費用の準備などで活用する方法です。
生命保険(終身型)を利用することで葬儀費用や納税資金で現金が必要になった際にすぐにお金の調達が可能になります。
通常、銀行の預金などは名義人が死亡した時点で、相続財産扱いとなるため、遺産分割協議が整うまで受け取ることができません。場合によりますが、この手続きには時間を要するため即金性がありません。
しかし、生命保険の死亡保険金は受取人が請求すれば、すぐに受け取ることができます。
葬儀費用はだいたい200万円くらいかかると言われていますので、まとまった金額を用意するのに有効な手段と言えます。
4-4.生命保険料控除で税金メリットを受ける
最後に税金メリットを受けるという活用方法です。
生命保険には生命保険控除という所得控除があります。
生命保険控除とは払い込んだ生命保険料に応じて、一定の金額がその年の所得から差し引かれ、所得税や住民税の負担が軽減される制度です。
給与など所得に一定の税率をかけて所得税の金額が決まるため、所得控除により課税所得(課税の対象となる所得)が下がることによって所得税と住民税が軽減されます。
生命保険料は月々の支払負担が軽くはないので、税金メリットを享受することで少しは、家計の負担を軽減してくれると思います。
5.どこで生命保険を契約する?生命保険会社の選び方
ここまでは生命保険(終身型)そのものの特徴について理解してもらいました。
一口に生命保険(終身型)と言っても、世の中には様々な生命保険(終身型)の商品が販売されており、実際にどこの商品を選べばいいのか分からないかと思います。
そこでここからはどこの生命保険会社で契約すべきかその選び方についてご紹介します。
5-1実はどの会社も大差ない?生命保険の商品特性
みなさんは、生命保険会社をどういった基準で選んでいますか?
「知り合いの生保レディーに勧められたから」、「ネットで人気と噂だったから」という理由で選んでいませんか?
上記の理由で選択するのも悪くはありませんが、実は生命保険を選ぶ際はどこの商品を契約するかはさほど重要ではありません。
その理由は生命保険商品のからくりについて知っていると、納得した商品を選ぶことが出来るようになるからです。
そこでまずは前提として生命保険の商品特性について説明します。
~生命保険の商品特性~
生命保険の商品特性は、一般商品と比べ、差別化が図りづらいことにあります。この特性を商品の同一性といいます。
このことをわかりやすく、一般商品の掃除機を例として一般商品との特性の違いを理解してもらおうと思います。
例えば、今あなたは掃除機を購入しようとしています。掃除機を購入する時、あなたは何を基準に選びますか?
価格?性能?それともデザインやブランド?このように掃除機であれば商品によって様々な違いがありあす。
そのため、ダイソン製か?パナソニック製か?東芝製か?など、どこの会社から購入するかはとても重要な判断基準になります。
一方で、生命保険はというと、商品性能である保障で他社と大差はつけられない、無形商品のためデザインも関係ない。価格にあたる保険料は死亡率などの確率計算で求められるため、会社によって差がつけられない。
このように生命保険では会社ごとで商品に差がつけることができない特性をもっています。
そのため、同じ保障内容の商品であれば、どこの会社で契約しようとほとんど変わりはないのです。
5-2.生命保険料のからくり!純保険料と付加保険料
しかし、鋭いみなさんならお気づきかと思いますが、まったく同じ保障内容でも実際は各社によって保険料に差があるのです。
これはなぜでしょうか?
それはずばり、生命保険料の構成には各社によって差が出るような、からくりがあるからです。
生命保険料は純保険料部分と付加保険料部分の二つで構成されています。
純保険料とは実際の保障に充てられる保険料のことを指し、付加保険料は、販売手数料や、人件費などの諸費用にあたる料金になります。
もう少し詳しく説明すると、純保険料は被保険者の死亡率と生命保険会社の保険料運用の予定利率をもとに計算されており、純保険料部分は1,000万円の保障なら全額その保障のために使われます。(これを収支相等の原則という)
つまり、純保険料は生命保険会社の利益ではなく、保険を成り立たすための純粋な保険料といえ、この料金は生命保険会社の損得にまったく関係ない保険料部分となっています。
一方で、付加保険料とは、生命保険の保障とはまったく関係ないお金で、人件費や販売手数料など生命保険会社が会社を運営する上で必要なお金として使われます。
いわば、付加保険料は生命保険会社の利益部分にあたります。
もうおわかりでしょうか?まったく保障内容が同じで保険料に差がある商品があるとすれば、それは間違いなく付加保険料が高い事が原因になっているのです。
逆に、同じ保障内容であれば付加保険料の安い商品を選ぶことが重要になります。
6.生保レディーが教えてくれないお得な契約方法!
前章で付加保険料の違いで保険料が変わる事は理解いただけたかと思います。
それでは、付加保険料の違いはどのように現れるのでしょうか?
この章では、できるだけ付加保険料が、かからない割安な契約方法の観点から、生保レディーが教えてくれないお得な契約方法をお教えします。
6-1付加保険料の差は販売チャネルの違いに現れる
前章で、付加保険料は人件費や販売手数料で構成されるとご紹介しました。
付加保険料の内訳の中でも大きな割合を占めているのは人件費になります。
生命保険会社によって販売手法が大きく異なっており、その販売手法を販売チャネルと呼びます。
販売チャネルの違いによってかかる人件費に差があるため、まったく同じ内容の生命保険の場合、どの販売チャネルを使って契約するかで、私たちが負担する保険料の額が変わってきます。
6-2割安ならネット系生保・比較検討なら代理店
それでは、生命保険には主にどのような販売チャネルがあり、どのチャネルを活用するのが一番割安なのでしょうか?
その答えは生命保険会社の主な販売チャネルとその特徴について理解するとわかります。
生命保険会社の主な販売チャネルは直接訪問販売、代理店窓口販売、ダイレクト・ネットなどがあります。
ここからは、各販売チャネルの違いを順番に説明します。
■直接訪問販売
まずは直接訪問販売について説明します。
直接訪問販売は生命保険会社の専属の外交員が直接、個人宅などに訪問して保険を販売する手法になります。
主婦層を中心とした女性の外交員が多いことから、生保レディとも言われる人々を使った保険販売です。
日本には、4大生命保険会社として「日本生命」「第一生命」「住友生命」「明治安田生命」がありますが、戦後から現在に至るまで、この4社の発展は生保レディによって支えられてきたため、最も勢力の強い、販売チャネルになっています。
現在でも、大手4社は生保レディを主力に生命保険を販売しているため、上記の4社の生命保険を契約する場合は生保レディを利用するのが一般的になっているかと思います。
実際、現在でも生保レディ経由での生命保険の契約件数は全体の6割以上をしめています。
この直接訪問販売の特徴は、保険会社専属の生保レディが直接、生命保険についてアドバイスしてくれる点にあります。
専属の担当のため、特定の生命保険会社が扱う、生命保険の知識を多く持っています。
例えば、日本生命の生命保険について詳しく知りたい場合は、日本生命の生保レディにアドバイスをもらうと、日本生命の保険の中からあなたに合った、生命保険を勧めてくれます。
ただ、費用対効果でみると人件費が一番かかる販売チャネルになります。
つまり、まったく同じ内容の生命保険を契約をする場合には、生保レディ経由の生命保険契約だと支払う保険料が割高になります。
そのため、割高でもいいから、対面の説明でしっかり理解した上で契約したいという方におすすめします。
■代理店窓口販売
続いて、代理店窓口販売について説明します。
代理店窓口販売は、窓口で保険を販売する手法です。
生命保険を検討してる人が、リアル店舗に足を運び、店舗のアドバイザーに保険を勧めてもらいます。
最近では、特定の生命保険会社の商品だけでなく、乗り合いと言って、複数の生命保険会社の商品を扱っている代理店が人気になっており、「ほけんの窓口」や「保険見直し本舗」などが有名だと思います。
代理店窓口販売の特徴は、対面販売は生保レディと同じですが、生保レディと違って複数の生命保険会社の商品を比較検討できる点にあります。
生命保険会社によって商品の特徴が異なるため、複数社から検討することで、本当に自分に合った保険を見つけやすくなっています。
また費用対効果の面では、同じ対面販売ではありますが、一般的には生保レディよりは割安と言われている為、まったく同じ内容の商品を契約する場合は代理店で契約するほうが保険料が割安になります。
アドバイスをもらいながら、複数社の商品を比較検討したいなら代理店窓口販売で契約することをおすすめします。
■ネット販売
最後に、ネット販売について説明します。
ネット販売は、インターネットによって生命保険を販売する方法です。
ネット販売はここ数年で広がってきた比較的新しい販売チャネルです。
有名どころでいえば、「ライフネット生命」「アクサダイレクト生命」「オリックス生命」などがあげられます。
ネット販売の特徴は、インターネットを利用した非対面販売によって、徹底的な人件費の削減や契約手続きの効率化をはかることで割安な生命保険を提供している点です。
そのため、まったく同じ保障内容の生命保険商品を契約する場合、生保レディや代理店のような対面販売と比較すると圧倒的に保険料が安くなります。
ただ、まだ新しい販売手法である点や非対面である点から、取り扱っている生命保険商品はシンプルな保障内容の商品が多く、ラインナップも大手4社と比べると少なくなっています。
例えば、「ライフネット生命」では生命保険(定期型)のみを扱っており、生命保険(終身型)は扱っていません。
これは、非対面であるが故に、複雑な保障内容の商品を扱うと、契約者が保障内容と誤認して契約する可能性が高くなるための方針になっています。
このようにネット生保は生保レディと比べるとまだまだ一般的な契約方法ではありませんが、今後のテクノロジーの発展を契機に欠点も解消され、一般的な販売チャネルとなる予想されます。
シンプルな保障の生命保険を検討していて、徹底的に割安な保険料で契約したいという方はネット生保の利用をおすすめします。
逆に、複雑な生命保険を検討している場合は生保レディや代理店など、対面でアドバイスを受けることをおすすめします。
とにかくしっかり、保障内容を理解したうえで生命保険を契約するように心がけてください。
7.まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、生命保険(終身型)を検討するにあたって、基本となる生命保険の前提知識から生命保険(終身型)のメリット・デメリットから、目的別の活用方法、実際にどうやって契約すると良いのかまで順を追って説明させていただきました。
はじめにもお伝えしましたが、生命保険は万が一の時の経済的な保障をするための金融商品です。
そのためにまずは、自分に必要なのは、どのくらいの保障かを前提として理解しましょう。
その上で、生命保険(終身型)の貯蓄性などの保障以外のメリットについて考慮し、総合的に検討してみましょう。
場合によっては生命保険(定期型)にするのも一つの手段だと思います。
また、契約手法についても、自分だけでは理解できない場合は、生保レディや代理店のアドバイザーにアドバイスをもらうようにしましょう。
単に割安だからとネット系生命保険を利用すると保障内容を誤って理解してしまう可能性があります。
生命保険は形がない商品のため、他の一般商品と比べ取っ付き辛い特徴があるということは、頭の片隅に置いておくと良いかと思います。
特に生命保険(終身型)は長期にわたる契約なため、途中解約などで思わぬ損をしないように、要点を抑え、納得のいく内容で契約をするようにする事が大切です。