一生涯に払う保険料総額をご存知ですか

「月の保険料はおいくらですか?」

この質問は答えられますね。
質問を変更します。

「この保険を払い続けて、総額でいくらですか?」

この質問に答えられない人が多すぎるのです。

車でも家でも、誰もが購入する時にはその価格を気にします。現金で一括払いで買う方もいれば、ローンを組む方もいます。もちろん、一括で買ったほうがお得ですね。

これは保険も同じです。
一時払いや全期前納といった、まとめ払いをするほうが保険料はお得です。
年払いのほうが月払いよりも保険料は割安ですし、半年払いという方法もあります。
保険料の払い方、契約の時に色々方法があることを、キチンと教えてもらいましたか?

ちょっと計算してみましょう。
20歳で、月額1万5千円の保険に入ったとします。
計算を単純にするために、ずっとこのまま内容を変えずに60歳まで払い続けたとします。
40年間ですね。
1万5千円×12ヶ月×40年=保険料総額です
720万円!!!
実際は結婚をしたり、子どもが生まれたりで 保障を見直ししますから、その見直しのたびに保険料は上がります。65歳以降の保障を得るために、保険の内容を変えることもあるでしょうし、医療保障だけを残したくて、単体の医療保険にはいったり、医療特約を続けたりするかもしれません。
となると、720万円では収まりません。

生命保険は高い買い物です。高い買い物なのに「よくわからないから、親戚にまかせてある」なんてことがよくあるのです。
よく、家を買う次に高いのが保険料だといいます。家を買う時は、モデルハウスを見比べ、見積もりを読み込み、住宅情報を得るためにインターネットや雑誌などを隅々まで読むでしょう。
こんな家がほしい!と、自分たちのライフスタイルを考えながら、壁紙の色まで真剣勝負です。
一方、生命保険は命の危険に直面した時に金銭的に自分を助けるものなのにも関わらず、人任せです。決して安くもない。
今、ハッ!としたかた、すぐ保険証券を見てください。単純に計算してみましょう。
電卓をたたいた答えは、それはそれはドキッ!とする数字が表示されるはずです。
その金額に見合った保障と安心は、あなたの保険証券に約束されていますか?

生命保険に何のために入るのですか。(2)

「大丈夫だよ!新しい保険が出たら、保険会社の人がきて、書き換えてくれたんだ。保険料も上がらなかったし、保障もよくなったんだよ!」

そうですね・・・
こんな会話は毎日繰り返されます。どこに行っても似たり寄ったりです。
保険証券を拝見することも多いのですが、私は保険証券を見てお客様にご説明する前に、必ず申し上げていたことがあるのです。
あなたが亡くなってしまったら、たくさん悲しむ人がいらっしゃるでしょう。
でも、あなたが亡くなってしまって、お金に困る人は誰ですか?
あなたが病気になったら、貴方が困りますね。どういう風に困るか考えてから、この入院給付金を決めますか?
独身でローンもほとんどない若者に、数千万もの死亡保険金なんか要りませんよね?
それも、掛け捨てだったりするのです。毎月、死亡率から考えても可能性も少なく、ましてそのお客様が亡くなったときに、即お金に困り生活が困窮する人もいない。
そこに特約という形式でついている、小額の入院保障。これで足りますか?
いりませんよね?

でも、この死亡保険金の金額にしないと、入院保障がつけられないと言われたからしょうがないと、諦めている人もいたりするのです。
その人のライフスタイルや、生活資金などの情報も聞かないまま、勧められた保険ほど役に立たないものはありません。
それでも、これがいい保険です。と言い切られたら そうなのか・・・と思ってしまうものです。
だって、生命保険はよくわからない。難しい用語がいっぱい出てくる。
男性に多いのですが、生命保険の話はしたくないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
ご主人が保険は嫌いで・・・という奥様も多くいらっしゃいます。
あなたが亡くなったら、障害をおったら、入院したら、がんになったら・・・
確かに嫌な話です。出来るだけ聞きたくないのも納得です。
だけど、内容をキチンと知らずに毎月何万円も払うなんて ナンセンスだと思いませんか?
生命保険に入るときは、平常心の時です。落ち着いてゆっくり納得いくまで考えられます。
そして、案外言われないと気がつかないのですが、生命保険を使う時というのは、平常心ではありません。心にゆとりもありません。不安を抱えて今こそ出番だ!と保険証券を引っ張り出してくるのです。
正しく検討して入らなかったために、その時思ったような内容ではなかったら・・・
保険金がもらえると思っていたのにもらえなかった!
こんなことが起こってしまうのです。不安なところに、さらに追い討ちをかける行為でしかありません。
たくさん、このような方に出会いました。今からでも遅くはありません。
確かめてください。

今加入している生命保険は「あなたのために考えられた保険ですか?」

それとも「セールスレディがノルマのために作った保険ですか?」

生命保険に何のために入るのですか。

生命保険に何のために入るのですか。(1)

学校を卒業し会社に入ると、たいていそこには「セールスレディ」と呼ばれる人が、あめやアンケートを持ってやってきます。会社によっては、数社出入りしていることも少なくはありません。

社会に出たての若者は、言われるままに、「そんなもんかな~?」と入ってしまうこともしばしばです。
でも、ちょっと待ってください。
あなたは何のために生命保険にはいるのですか?
病気になったら困るし・・・
万が一の時のために・・・
それは確かに大切です。でも 設計書をよく見てみると、細かい字で難しい単語が羅列していますね。
入院したときに、いくら。三大疾病になったときに、いくら。死亡したときに、いくら。
そんな風に若い頃に生命保険に入ったまま、大切に何年も払い続けている人たちに、私はたくさん出会いました。
月に1万も2万もの大金を払っているのです。毎月毎月コツコツと・・・
ほとんどの方が、おっしゃいます。
「内容はよくわからないけど、いい保険なんだ。」
「昔の保険は安いんだよね?」
「安心料だとおもっているから。」
はい、そうですね。確かに保険に入っていると安心です。病気になったら保険金が受け取れるはずだから・・・
でも、内容知らないんですよね?本当に出るんですか?その保険。
医療はどんどん進化していきます。入院日数もどんどん減ってきている日本の医療事情です。生命保険は日々進化していますよ?

保険営業マンとして

生命保険の募集を生業としてきました。数年前、生命保険会社が次々と破綻したのを覚えていらっしゃるでしょうか。私はまさにあの時代に、この仕事に飛び込み、自分の勤務する会社も破綻、そして外資へ買収という経路をたどりました。同時に自分も破綻した国内生保から買収先の外資系生保へ移る事となりました。そういう時代でした。
生保の営業マンになったら、家族はもちろん親類縁者、友人知人をくまなく回って契約を取るという話をよく聞きます。これが私はどうしても嫌でした。販売、営業畑を歩いてきた経験もあり、本来営業とは自分本位にお願いするものではないというポリシーを持っていたのです。面接のときに、「私は一切頼まれない限り、家族や友人に営業をしませんが、それでもいいですか?」とはっきりと確認したのを懐かしく思います。
知り合いに頼まないでやれないようでは、続けることは不可能だと思っていました。それは、今でも正しかったと思います。もちろん、声がかかれば小躍りして喜ぶわけですが・・・
自分の成績のためだけに勧めるのは、どうしても納得がいかなかったのです。
何も材料がない状態からのスタート。商店街の端から、一軒も飛ばさずに順番に営業に行きました。一度や二度断られても、めげません。しつこくないように、とびっきりの笑顔で、自分が逆の立場だったらどう思うのか。それだけを考えて、日々仕事をしていました。
数ヶ月後には、私が行くと、事務員さんにケーキを買いに行くようにと指示が飛び、お茶が出てくる会社が出現しました。
商談中に、子どもの保育園から連絡が入ったのを見た奥さんが、途中でいいから今からここに連れてきておけばいいと申し出てくれて、甘えたこともありました。
ポリシーは不必要なものは絶対に売らない。いいものは他の会社のものでも、まとめてフォローするということです。
実際、入院した時に、混乱して一番に電話がかかってきて、駆けつけた時にお願いしているように整理されたファイルを持ってきていただいて、自分の会社のものはもちろん、他の会社の保障の中で給付対象のものをテキパキと代行して請求しました。
ここから、信用がさらに深いものとなり、どんどん紹介が広がってたくさんの顧客を抱えることが出来るようになったのです。
その後、買収され、転籍となった外資系生保を退職し、また別の外資系生保の代理店を営んできました。もっと自由に保険を売りたくなったからです。
そんな、過去の経験からこの後、売り手からの視点で生命保険について、お話してみたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

がん保険の選び方 − がん治療の役に立つ医療保険

医療保険で、がん治療をカバーできるのは、当然のこと。しっかりと選べば、医療保険だけで十分なはず。

がんは、日本人の半数がかかり、死因の約30%を占める病気です。”医療保険”を名乗りながら、がん治療を十分に保障できないとしたら、それは欠陥品と言えるかもしれません。

個々の医療保険を見ていく前に、前のページであげた、がん治療の保障に望まれる4つのポイントを、おさらいしておきましょう。

保障の内容が、現代のがん治療にあっている。
将来、がんの治療法に変化があっても、保険で十分に対応できる。
入院は当然として、通院の治療でも給付金が出る。
手術は当然として、それ以外の治療法でも、幅広く保障する。
基本保障(標準で付いている保障)だけで、がん治療に十分に対応できる医療保険は、ほとんどありません。

人気の高い医療保険を一通り調べましたが、基本保障(標準で付いている保障)だけで、がん治療に十分に対応できる医療保険は、見当たりませんでした。

その理由は、ほぼすべての医療保険が、入院と手術の保障に主眼を置いているからです。
手術以外の治療に目配りをしている医療保険はいくつかありますが、不十分です。

がんには三大治療と呼ばれる、主要な治療法があります。手術、抗がん剤治療、放射線治療の3つです。
このうち、手術については、ほぼすべての医療保険で、基本保障のままで対応できます。
というのも、がんの平均入院日数は22.19日です(厚生労働省『医療給付実態調査(平成23年)』)。入院1日あたり10,000円にしておけば、お金が少しは手元に残るかもしれません。多少自腹を切るつもりであれば、1日あたり5,000円でも大きな助けになります。
また、金額に差はあるものの、すべての医療保険には、手術給付金が標準で付いています。手術をすると、一時金が追加でもらえます。
また、ほとんどの医療保険では、放射線治療を受けても、一時金が出ます。わたしが知る範囲で、放射線治療の給付金が基本保障に組み込まれていないのは、AIG富士生命『さいふにやさしい医療保険』くらいです。特約として用意されています。

というわけで、三大治療のうち、手術と放射線治療は何とかなりそうですが、抗がん剤治療の費用を基本保障で対応してくれる医療保険は見当たりませんでした。

また、基本保障で、通院の費用をカバーしている医療保険も見当たりませんでした。

医療保険に特約をつけるなら、がんの通院の特約か、診断一時金が実用的。

医療保険の基本保障では、通院による抗がん剤投与等の治療が手薄です。

これを特約で補うとしたら、まずがんによる通院を保障する特約です。
一般的な通院特約だと、入院前後の限られた期間の保障に限られてしまいます。入院することが前提条件になっていること、保障期間が3~6ヶ月くらいであることから、がんの治療には心細いです。がん専用の通院保障がほしいです。
基本保障で入院を、特約で通院を保障してもらえば、病院に支払う治療費を一通りカバーできます。

ただし、それでも保障からもれてしまう治療費があります。
たとえば、放射線治療や抗がん剤治療の副作用のために、漢方薬や食品を定期的に購入したり、カツラ(ウィッグ)など身に着けるものを購入したり。あるいは、治療実績の良好な病院が近所に無いときは、交通費や宿泊費などもそれなりにかかります。

そんなときに役立つのが診断給付金です。名前のとおり、がんの診断が確定したら、まとまった金額を受け取ることができる特約です。お金の使途を制限されません。また、診断確定が、給付金が出る条件なので、他の給付金より早くお金を手にすることができます。

大手生保、共済、かんぽ生命は、おすすめしません。

各社の医療保険の、がんへの対応状況をチェックするまえに、検討対象からはずす商品について、ご説明しておきます。
検討から除外するのは、大手生保、共済、かんぽ生命です。

かんぽ生命はそもそも自社の医療保険がありません。
それ以外については、以下に理由を説明します。

大手生保は保険料が高すぎる

日本生命、明治安田生命、第一生命、住友生命、朝日生命、三井生命などの大手生保も医療保険を発売しています。
どこも保険料が高すぎます。たとえば、日本生命『みらいのカタチ – 総合医療保険』の場合。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の医療保険と比較します。30歳男性の入院日額10,000円プラン(保険料払込60歳まで)での比較です。

月々の保険料
日本生命
14,330円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
4,939円
なんと3倍以上の価格差です。論外です。

JA共済も、保険料が高すぎる

まず、JA共済『医療共済』は、大手生保と同じく保険料が高すぎます。
掛金(=保険料)の払込期間が80歳までという特殊な仕組みなので、一般の医療保険と同じ条件での比較は無理です。そこで、あえて、東京海上日動あんしん生命の『メディカルKit自由設計プラン』による、払込期間を60歳までのプラント保険料を比べてみます。JA共済の方が、保険料を払い込む期間が20年も長いので、そのぶん保険料は大幅に安くなりそうなものですが・・・

月々の保険料
JA共済
10,055円
東京海上日動あんしん生命
9,610円
それでも、JA共済の方が保険料は高くなります。論外です。

都道府県共済は、老後にどんどん保障が薄くなる

都道府県共済は、地域によって内容が異なるため、一概には良し悪しを言いにくいです。ただ、以下のような特徴の共済が多いようです。

掛金(=保険料)は一定だけど、65歳以降保障がだんだん薄くなっていく。
終身保障ではない。
老後は、健康保険など公的医療保険の自己負担割合が低くなります。だから、保障がだんだん薄くなって、やがて無くなっても、なんとかなるかもしれません。
ただ、日本人の約30%ががんで亡くなることを考え合わせると、このような仕組みの保障を、がん対策としておすすめする気にはなれません。

こくみん共済は無難だけど、保険料はやや高い

こくみん共済(全労災)には、いろんなタイプの医療保険があります。その中で、『終身医療5000』なら、すでにご案内した2つの共済に見られるような難点はありません。

ただ、カタカナ系生保、損保系生保の医療保険と比べると、保険料はやや高めです。条件をそろえて、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の医療保険と比べてみます。40歳男性、入院日額5,000円での保険料です。

月々の保険料
こくみん共済
2,960円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
2,327円
騒ぎ立てるような大きな差ではありません。ただ、カタカナ系生保、損保系生保の医療保険は、数十円~二百円くらいの範囲で保険料の安さを競っています。わざわざこくみん共済を、候補に加える必要はないと思います。

評判の良い医療保険の、通院給付金、診断給付金の対応をチェック!

それでは、カタカナ系生保、損保系生保の医療保険の医療保険の中から、評判の良い商品の、通院給付金、診断給付金の対応をリストアップします。いずれの給付金も、がん限定での対応状況です。また、ここでの通院給付金は、入院していなくとも支払われることを条件にしています。

保険商品 通院
給付金 診断
給付金
アフラック
ちゃんと応える医療保険EVER
×
×
AIG富士生命
さいふにやさしい医療保険
×
×
オリックス生命
新CURE


損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
新・健康のお守り


チューリッヒ生命
終身医療保険プレミアム
×
×
東京海上日動あんしん生命
メディカルKit自由設計プラン


三井住友海上あいおい生命
&LIFE新医療保険A


マニュライフ生命
こだわり医療保険v2
×
×
メットライフ生命
フレキシィ
×

メディケア生命
メディフィットA


通院給付金のところで、△となっているのは、抗がん剤治療の給付金です。抗がん剤治療に限り、給付金がもらえるタイプです。

通院給付金、診断給付金の療法ともが○である必要はありません。片方だけでも、十分な金額が支払われるなら、問題ありませんから。

また、保険料を考えると、両方の特約を付けるのは難しいかもしれません。
ちなみに、オリックス生命『新CURE』や、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『新・健康のお守り』では、診断給付金特約を付けないと、通院給付金を付けることができません。これらの商品では、片方だけ付けるとなると、診断給付金を選ぶことになります。
どちらかを選べるときは、以下のことを参考にしてください。

診断給付金は、使い道を制限されず、早い時期にもらえるので、使い勝手は良い。ただし、100万円以上のまとまった金額を受け取るには、保険料も高くつく。
通院給付金は、給付金が出るための条件が診断給付金より多くなる。ただし、保険料は診断給付金より安価。
抗がん剤治療給付金は、治療法が限定されるかわりに、診断給付金より保険料は安い。
おすすめできる医療保険の特徴を、じっくりとご説明します。

上で、各社の医療保険をチェックしました。通院給付金、診断給付金に対応できている医療保険は6つでした。
上の表からは読み取れない、それぞれの医療保険の特徴を整理してみました。ご検討の参考になればと思います。

オリックス生命『新CURE』

この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

基本保障の中に、先進医療の保障が組み込まれている。
原則は入院1回あたり60日間保障だけど、基本保障の中で、七大生活習慣病の保障される入院期間が120日に、三大疾病は無制限に延長する。
特約は、がんの診断給付金と通院給付金の2つ。
オリックス生命は、医療保険に限らず、シンプルな商品構成にこだわっています。
医療保険『新CURE』では、他社なら特約にするであろう保障(入院期間の延長や先進医療)まで、基本保障に組み込んでいます。そして、特約はがんの保障強化に絞っています。

基本保障を他社より手厚くしているので、基本保障だけの保険料を比べると、すこし高くなっています。ただし、保障の中身から判断すると、割安感があります。他社の医療保険で、先進医療や入院期間延長の特約を付けると、ほとんどは『新CURE』より高くなるはず。

もっとも、厚生労働省『患者調査』などで入院日数の統計を見ると、三大疾病・七大生活習慣病のほとんどは60日間におさまりそうです。また、治療の現場で、先進医療が採用される機会はまだまだ少ないです。

三大疾病・七大生活習慣病による通院治療に役立ちそうな保障は見当たりません。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『新・健康のお守り』

この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

基本保障の中に、先進医療の保障が組み込まれている。
手術給付金の金額が、入院給付金の5~40倍まで、4段階に分かれている。
10個の豊富な特約。それぞれのニーズに合わせて組み合わせ可能。
基本保障だけなら、業界トップクラスの安さです。
10個ある特約のうち、7つまでが直接がんの治療にかかわりがあります。これだけあると、迷ってしまいそう。このサイトのおすすめは、がん診断給付特約とがん外来治療給付特約です。

特約の数は多いですが、三大疾病・七大生活習慣病による通院治療に役立ちそうな保障は乏しいです。

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit自由設計プラン』

健康還付給付金のある『メディカルKit R』が話題(?)ですが、こちらで取り上げているのは、同じシリーズの『メディカルKit自由設計プラン』です。
この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

名前のとおり、設計の自由度は、最高レベルで高い。
5疾病就業不能特約、3大疾病保障特約など、他社には珍しく、強力な特約が用意されている。
特約の内容は、他社より充実しています。他社が弱い、がん以外の大病でも、役に立ってくれそうです。「3大疾病保障特約」は、最高で300万円の給付金が出ます。

ただし、大手生保よりはずっと安いものの、基本保障の保険料はやや高めですし、特約の値段も高いです。カタカナ系生保、損保系生保の中では、高級路線という印象。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE新医療保険A』

この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

日帰り~5日までの入院では、すべての場合に5日分の入院給付金が出る。
原則は入院1回あたり60日間保障だけど、基本保障の中で、三大疾病は無制限に延長する。
7個の特約。それぞれのニーズに合わせて組み合わせ可能。
箇条書きの上の2つのとおり、短期入院にも、長期入院にも強い、という仕組みです。そのぶん、保険保障の保険料はやや高くなっています。
ただ、厚生労働省『患者調査』などで入院日数の統計を見ると、三大疾病による入院期間が無制限になることのメリットを感じられません。
また、もともと治療費が安い5日以内の入院が、他社以上に手厚くなっていることに魅力を感じるかは、人それぞれでしょう。

メットライフ生命『フレキシィ』

この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

基本保障の中に、先進医療の保障が組み込まれている。
がん専用の特約は無く、三大疾病、七疾病で保障を強化する特約が用意されている。
他の医療保険が、がん専用の特約を複数用意しているのに対して、メットライフ生命『フレキシィ』は、がんを含めた三大疾病、七疾病の特約でカバーします。
一見、がんの保障が薄く思えるかもしれません。しかし、「特定疾病の一時金保障」という特約を付けると、がんの診断給付金として機能します。一時金の金額は50万円で、金額が小さい気はしますが、通算5回まで出ます。診断給付金の特約は、どうしても保険料が高くなりやすいので、難しいところです。

メディケア生命『メディフィットA』

この医療保険の目につく特徴は次のとおりです。

基本保障で、がんによる入院のとき、保障する入院日数が無制限に。
特約は8個用意されており、がんに使える特約は、他社より充実している。
『メディフィットA』はの基本保障はシンプルですが、保険料はやや高め。そこは弱点なのですが、特約のラインナップはなかなか充実しています。
たとえば、「がん診断特約」と「3大疾病保障特約」を付けておくと、がんと診断されたときに、両方の特約から一時金が出ます。
通院の特約はありませんが、「抗がん剤治療特約」が用意されています。

医療保険は、保険分野の中でも、もっとも競争が激しいジャンルです。保険料の安さでも、数十円~二百円くらいの価格差の間で、各社しのぎをけずっています。
ご自分の条件で、候補の医療保険の見積もりを一通り集めて、比較して決めてください!

« がんの保険に必要な条件
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がん保険の選び方 − がんの保険に必要な条件

保険でがんに備えるときに、重視したい2つのこと。

日本人の半数ががんにかかり、約30%ががんで亡くなっています。そういう病気だけに、がんの医療は日進月歩で研究開発が進められています。

保険でがんに備える場合、次の2つのことを頭におく必要があります。

保障の内容が、現代のがん治療にあっている。
将来、がんの治療法に変化があっても、保険で十分に対応できる。
がん治療の流行が変わったからといって、それにあわせて保険を取りかえられるとは限りません。
保険に入るためには、健康状態などの審査があります。また、年齢が上がると保険料は高くなります。

がんの治療では、入院しない可能性も高い。入院しなくても、給付金が出る保険が必要。

厚生労働省の『患者調査』(平成23年)によると、主ながんの入院患者数と通院患者数は下のようになっています。
人数の多い方が太字です。

がんの種類 入院患者数 外来患者数
胃がん
14,900人
19,200人
大腸がん
19,300人
23,900人
肝がん
7,900人
6,100人
膵がん
5,200人
3,700人
気管/肺がん
19,300人
15,400人
乳がん
5,500人
24,200人
子宮/卵巣がん
5,600人
9,400人
前立腺がん
5,600人
17,700人
膀胱がん
4,200人
5,700人
がん合計
134,900人
163,600人
乳がん、前立腺がんあたりは、外来患者数が入院患者数の3~4倍になっています。それ以外でも、外来患者数の上回るがんが目に付きます。
これを見る限り、保険でがんの治療費をまかなうなら、通院の費用もカバーできる保険が望ましいです。

がんでは、手術以外の治療法が選択されることも多い。治療法を限定せず、幅広く保障する保険が望ましい。

全国のがん治療の中核病院によって構成される全国がん(成人病)センター協議会の統計データから、主ながんの手術する割合を引用します。

がんの種類 手術する率 手術しない率
胃がん
85.7%
14.3%
大腸がん
93.7%
6.3%
肝がん
29.4%
70.6%
膵がん
37.8%
62.2%
肺がん
46.4%
53.6%
乳がん
97.8%
2.2%
前立腺がん
42.9%
57.1%
膀胱がん
90.5%
9.5%
がんの種類によって大きな差はありますが、手術以外の治療法(放射線療法、抗がん剤療法など)が選ばれる可能性は、けっこう高いです。

また、この統計からはわからないことですが、手術とその他の治療法が併用することもよくあるそうです。たとえば、手術でがんの腫瘍の大部分を切除し、取りきれなかった腫瘍を抗がん剤でやっつける、というような方法です。

これらの事実から言えるのは、保険でがんをカバーするなら、手術以外の治療法も広く保障できることが望まれます。

保険でがんの治療に備えるときの、保険に必要な機能を、あらためてまとめると・・・

保険でがんの治療に備えるときの、保険に必要な機能を、順にご案内しました。
ここで、あらためてまとめてみましょう。

保障の内容が、現代のがん治療にあっている。
将来、がんの治療法に変化があっても、保険で十分に対応できる。
入院は当然として、通院の治療でも給付金が出る。
手術は当然として、それ以外の治療法でも、幅広く保障する。
以上の基準をみたせる医療保険、がん保険は意外と少ないようです。

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生命保険会社は40社以上あります。その中から、ぜひ見積もりをとっていただきたい会社を、保険の種類(医療保険、終身保険・・・とか)別に厳選しても、4~5社は残りそうです。

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がん保険の選び方 − がんの必要保障額と備える方法

がんが特別視されることには理由があります。

たくさんある病気の中で、がんが特別視されることには理由があります。

日本人の半数ががんにかかり、約30%ががんで亡くなっている。
現時点では、がんを予防することはできない。
治療には、年単位の期間が必要になる。
発症する場所や病気の進行度によって、治療法・治療期間などが、別の病気と思えるほど異なる。
日本人にとって、身近な大病でありながら、治療にかかる期間や費用を予測しにくいのが、がんの特徴です。

がんは部位や進行度によって治療費の差が大きい。準備すべき費用を決めにくい。

たとえば、子宮頸部の上皮内がんであれば、病院によっては、日帰り入院で切除でき、翌日から出勤・通学できます。費用は5万円前後のようです。

一方、乳がんになって、がんを手術で切除すると、その後10年くらいは再発・転移の監視が必要とされるようです。また、わきのリンパ節まで切除したときは、後遺症の心配があります。がんの切除後、乳房の再建手術を受けることもあります。

末期のがんになると、治療目的というより、延命を目的に抗がん剤治療や放射線治療などが実施されます。この場合、患者や家族が治療を断念するか、亡くなるまで治療は続けられます。

また、生死にかかわる病気だけに、健康保険などの公的医療保険が適用されない治療法がとられることもあります。
先進医療と呼ばれる治療法のうち、陽子線治療、重粒子線治療は近年実施例が増えています。これらの治療費は、300万円前後かかるようですが、健康保険などの公的医療保険の対象にはなりません。
それ以外にも、漢方、サプリメント、食材などにお金をかける方は少なくないようです。

公的医療保険の範囲内で治療するなら、300万円くらい準備できれば、ひとまず安心。

上のとおり、「がんのために○○○万円準備しておけば確実!」とは言いにくい状況です。
しかし、公的医療保険の範囲内で治療する限り、300万円を超える可能性は低いと思われます。
というのは、健康保険のような公的医療保険制度の中に、高額療養費制度という頼りになる制度が設けられているからです。

たとえば、60歳未満の月収28万~50万円の人が、がんの治療のために、5年間にわたって毎月100万円の治療(自己負担額ではなく実費)を受けたとします。
高額療養費制度をフル活用すれば、5年間の自己負担の合計額は2,793,090円になります。

5年間にわたって毎月100万円の治療という想定をしましたが、これは現実離れした大げさな設定です。
入院した月はこのくらいかかるかもしれません。ただし、厚生労働省『医療給付実態調査』(平成24年)によると、がんの平均入院日数は22.19日です。
次の月からはもっと安くなります。
放射線治療や抗がん剤治療も、ふつうは、1ヶ月の費用として100万円はかかりません。

かんの統計では、5年生存率(=診断から5年間の生存率)が重視されます。そこで、上の高額療養費制度の試算を5年間としました。

というように、かなり大げさな条件設定で試算しましたが、約280万円という数字になりました。

なお、上の試算は60歳未満でおこないました。70歳以上だともう少し安くなります。といっても、5年間で12万円くらいです。

がんの治療費の準備は、貯蓄でも、医療保険でも、がん保険でも可能です。

上で300万円という数字を出しました。現実問題として、貯蓄で準備する場合、がんだけのために300万円というのは現実的ではないでしょう。がんにならない可能性もけっこうありますし。医療費(入院費用+通院費用)として300万円というのが、ひとつの目安と思います。

保険で備えるとして、もし医療保険をご検討であれば、医療保険だけでがんに備えることは可能です。ただ、標準の保障だけでは手薄なことが多いので、特約を付けて手厚くする必要があります。

医療保険には入らないけれど、がんには保険で備えたい。あるいは、昔に加入した医療保険をそのままにして、がんの保障だけを追加したい。そういう方は、がん保険をご検討ください。

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医療保険の選び方 − 選ぶポイント

医療保険は、言葉遣いが難しく、選びにくいものです。
そこで、医療保険でよく使われる用語の意味と、選ぶポイントを以下にまとめてみました。

入院1日あたり5,000円の医療保険でも、手術給付金を合わせると、入院費のほとんどをカバーできます。さらに、手術給付金を手厚くする特約をつければ安心。

医療保険のメインの保障は入院給付金(入院1日あたりにもらえるお金)です。だいたいの医療保険では、5,000円と10,000円のコースが設けられています。
実際のところ、いくらぐらいあれば安心できるのでしょうか。

1日あたり5,000円の入院給付金だけでは、不足する可能性が大きい

日本人がかかりやすいことから、三大疾病などと呼ばれる3つの病気があります。

がん(悪性新生物)
心疾患
脳血管疾患
これらの病気の費用を、厚生労働省の『医療給付実態調査』(平成24年度)をもとに、計算しました。
『医療給付実態調査』には、残念ながら自己負担の費用は掲載されていません。
そこで、この調査結果をもとに、独自で自己負担の費用を計算しました。あくまでも概算です。
なお、「不足額」は、入院1日あたり5,000円を受け取るとして(1入院あたり最大60日間)、入院費用に足りない金額です。

病気 入院日数 1日あたりの費用 不足額
がん(悪性新生物)
22.19日
6,254円
27,821円
心疾患
11.77日
9,673円
55,024円
脳血管疾患
70.10日
5,878円
112,061円
どの病気も1日あたりの費用が5,000円を超えています。当然、5,000円では足りなくなります。

表の不足額は、1日あたりの費用だけでなく、入院日数にも影響されます。
脳血管疾患は、1日あたり費用は最も小さいものの、入院日数は飛びぬけて長くなっています。
多くの医療保険は、1入院あたり最大60日間を保障していますが、脳血管疾患の入院日数は70.10日。
そのために、表の不足額は一番大きくなっています。

手術給付金を加えると、入院費のほとんどを医療保険でカバーできます

このように、1日あたり5,000円の給付金だけでは足りませんが、ほとんどの医療保険では、これのほかに手術給付金をもらうことができます(特約ではなく、基本の保障に組み込まれています)。

医療保険によりますが、1日あたり5,000円の契約なら、手術1回につき5万円くらいはもらえます。
仮に5万円とすると、上の表のがん(悪性新生物)の不足分を埋めることができます。
心疾患は、数千円足りませんが、自腹を切る金額は少ない金額です。
脳血管疾患は、手術給付金5万円をもらっても、約7万円は自腹を切らなければなりません。
それでも、手術給付金を上乗せするような特約(三大疾病○○特約など)を付けるなどの対策により、十分カバーできそうです。

入院1回あたりに保障される日数は60日が多数派です。一部の病気をのぞくと、60日でカバーできます。

入院1回あたりに保障される日数は、多くの医療保険で60日となっています。60日と120日を選べる医療保険も、少なくありません。
120日より長い医療保険もあります。

平成23年実施の厚生労働省「患者調査」(3年毎に実施)によると、平均入院日数は32.8日となっています。よって、60日の保障があればひとまず安心できそうです。

次に、厚生労働省の『医療給付実態調査』(平成24年度)から、平均入院日数が60日を超える病気を抜き出してみました。

結核
64.1日
精神及び行動の障害
272.8日
統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害
508.1日
神経系の疾患
80.4日
脳血管疾患
70.1日
統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害を含む精神及び行動の障害については、60日だろうと、120日だろうと、まったく不十分です。
残念ながら、一般的な医療保険ではカバーし切れない病気と言えそうです。

結核、神経系の疾患、脳血管疾患については、入院1回あたりの保障日数を120日にすれば、余裕でカバーできます。
ただし、入院1回あたりの保障日数60日でも、1日につき1万円の入院給付金にすれば、十分に入院費をカバーできます。
なぜなら、これらの病気の入院費は、1日あたり5,000~6,000円くらいなので、日数が60日を超えても、入院費の合計は60万円(1日1万円の60日分)以内に収まります。

1日につき5,000円の入院給付金で、入院1回あたりの保障日数60日にすると、医療保険で入院費の全額をカバーすることは難しくなります。
ただし、手術給付金(一時金)まで含めて考えると、自腹を切る金額は10万円以内です。病気によっては10万円くらい自腹を切る心づもりができているなら、1日につき5,000円の入院給付金で、入院1回あたりの保障日数60日でも役に立ちます。

保障してもらえる通算の入院日数

大半の医療保険は1000日か1095日のいずれかとなっています。

調べた範囲での例外は「東京海上日動あんしん生命」の「メディカルKit」で、730日です。730日でも短すぎることはないので、そのぶん保険料負担が低ければいいのですが、「メディカルKit」は特に割安な医療保険ではなさそうです。

日帰り入院から保障か、一泊二日からの保障かは、あまり重要ではありません。

「日帰り入院から」の方が保障としては手厚くなりますが、そのぶん支払う保険料に上乗せされています。
保険料を多めに払って、日帰り入院まで医療保険で保障してもらう必要があるのかどうか・・・

日帰り入院の場合、治療費は少額でしょうから、どうしても医療保険に頼る必要はなさそうに思います。
「日帰り入院から」か、「一泊二日から」かは、医療保険選びの決め手にはならないと考えます。

医療保険に健康祝金やボーナスが付いていても、トクをするわけではありません。

加入して一定の期間が過ぎたら、健康祝金やボーナスなどの一時金をもらえる医療保険があります。

こうした医療保険は、健康祝金やボーナスの分だけ、保険料が高くなります。つまり、医療保険とは別に、貯蓄性の保険に加入しているのと同じことになります。
こういう医療保険に加入しても、損をするわけでも、得をするわけでもありません。

医療保険を選ぶにあたって、健康祝金やボーナスの有無は重要ではありません。
どうしても保険で貯蓄をなさりたいのならば、医療保険とは別に、貯蓄型の保険を検討なさっても良いでしょう。

先進医療を必須保障とする医療保険が増えています。しかし、先進医療の保障は、ほとんどの方には、無くてもいいはず。

先進医療による治療を受けた場合、公的な医療保険からはお金が出ません。よって、全額自己負担となります。
そこで、民間の医療保険では、先進医療の治療費を保障しています。
先進医療を必須保障としている医療保険もチラホラと見かけます。

しかし、先進医療の保障をそこまで重視する必要はないでしょう。
というのは

先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術(生命保険文化センター)。つまり、研究・開発中の不確実な治療・手術。
先進医療は、その後、廃止されるものもあれば、公的医療保険の対象になることもある。
先進医療という名称から、高度で優れている高額な医療とイメージしがちですが、ある意味、研究開発中の治療法の実験台にされることでもあります。
他に頼れる治療法がないくらいのピンチになったら、先進医療を選ぶかもしれません。
そうでないならば、高額であることを別にしても、選びにくい治療・手術です。

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医療保険の選び方 − あなたに必要な医療保険

老後の医療費のために、一人あたり330万円くらい準備できそうになければ、医療保険を検討しましょう。

『年齢階級別1人当たり医療費(平成23年度)』(厚生労働省)によると、65歳以降にかかる標準的な医療費の、自己負担額は合計して約326万円。
ということは、老後の医療費の準備として、一人あたり330万円くらいの資金があれば、ひとまず安心できそうです。

これだけの資金を準備できそうもない、あるいは準備できるかわからないならば、医療保険を検討した方がいいかもしれません。

ただし、医療保険は原則として入院の費用のための保険です。通院をカバーする医療保険はありますが、入院後、または入院前後の通院が対象です。
老後にかかる医療費326万円のうち、入院の費用は約187万円です(この金額は、厚生労働省の資料をもとに独自に計算)。
つまり、老後の医療費の57%くらいを、医療保険でカバーできることになります。全額でないのは残念ですが、大きな助けにはなります。

医療保険の保険料格差が広がっています。不用意な選び方をすると、保険料は2倍以上に!必ず比較して、おトクな医療保険を選びましょう。

似かよった保障内容であっても、保険会社によって、保険料には大きな差があります。
特に、伝統的な国内生保(日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命、朝日生命、三井生命など9社)は割高な傾向があります。

2つの例をご覧ください。

日本生命 vs アフラック
30歳女性が、入院1日あたり10,000円、保険料払い込み60歳までで、医療保険に加入したときの月々の保険料です。

日本生命
14,220円
アフラック
7,030円
2倍以上の差があります。

住友生命 vs AIG富士生命
30歳女性が、入院1日あたり10,000円、保険料払い込み終身で、医療保険に加入したときの月々の保険料です。

住友生命
7,285円
AIG富士生命
4,568円
こちらは約1.6倍の差になりました。

医療保険は、何歳で加入しても、生涯に支払う保険料の合計は大きく変わりません。であれば、早く加入した方が、長い期間保障がある方がおトクです。

アフラックの医療保険で、実際に試算してみました。
85歳まで医療保険を継続するとして、加入年齢ごとに、月々の保険料と、一生涯に支払う保険料の合計を表にまとめました。

加入する年齢 月々の保険料 85歳までの合計
25歳 1,728円 1,244,160円
35歳 2,012円 1,207,200円
45歳 2,662円 1,277,760円
月々の保険料は、加入年齢が若いほど安くなります。一方、85歳までの合計を比べると、差は大きくありません。
であれば、早く加入した方が、長い期間保障がある方がおトクです。医療保険の加入を後回しにする理由は無さそうです。

老後の保険料負担は40代前半並み。老後の負担をできるだけ減らすなら、医療保険に早めに加入して、60歳か65歳までに保険料の支払いを終わらせましょう。

生命保険文化センターの平成24年度「生命保険に関する全国実態調査」をもとに、年代ごとの世帯あたりの毎月の生命保険料を、グラフにしました。

60代以降になっても、保険料は意外と下がりません。40代前半並みです。

老後の保険料負担を減らすには、終身払い(保険料を一生払う)の保険をできるだけ減らす必要があります。
保険料を60歳あるいは65歳までに払い終えてしまえば、老後の保険料負担はなくなります。

ただし、保険料の支払いが60歳あるいは65歳で終わるような契約にすると、支払っている期間中の月々の保険料はそれだけ高くなります。そのために、終身払いを選ぶ人が多くなっています。
一般の世帯で、40代後半以降に医療保険に加入すると、終身払いを選ぶ可能性が高くなります。

老後の保険料負担を少しでも軽減するためには、できるだけ若いうちに加入することをおすすめします。

健康に不安を感じ始めてから医療保険を検討するのでは、手遅れになるかも。加入できないこともあります。加入できても、保険料が割高に!

生命保険も医療保険も、健康状態が良くないと、保険料が割り増しになり、もっとひどいときは加入を断られてしまいます。
いつかは入るつもりでいるなら、健康なうちに入りましょう。

ご参考までに、アフラックの医療保険で、実際に試算してみました。
健康な人と、健康状態が良くない人の保険料を、加入年齢ごとに表にまとめました。また、85歳まで保険を続けるときの、一生涯に支払う保険料の合計も計算しました。

《 健康な人 》

加入する年齢 月々の保険料 85歳までの合計
35歳 2,012円 1,207,200円
45歳 2,662円 1,277,760円
《 健康状態が良くない人 》

加入する年齢 月々の保険料 85歳までの合計
35歳 4,147円 2,488,200円
45歳 4,478円 2,149,440円
上下の表を見比べると、二倍近い差があります。

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収入保障保険(2) 比較

収入保障保険は、仕組みが複雑です。複数の商品を条件をそろえて比較することが、難しい保険です。

収入保障保険は仕組みが複雑です。各社の商品を同じ条件で比較することが、簡単ではありません。
また、自分に合った設定にするには、将来の生活をしっかりと見通す必要があります。

あらゆる生命保険の中でも、ぜひとも専門家に相談してほしい保険商品です。

各社の収入保障保険の違いが出やすいのが、以下の3つの点です。

年金で保険金を受け取るときの確定保証期間。
健康状態による保険料割引の有無。
保険料払込免除特約の有無。
それぞれについて、考え方をお示しします。参考になれば幸いです。

確定保証期間は、オマケみたいなもの。1~2年で十分です。収入保障保険自体の契約の期間(保障を受けられる期間)をしっかりと決めることが大事です。

収入保障保険では、加入するときに、契約期間(保障される期間)を決めます。60歳まで、65歳までというように。
そして、その期間中に亡くなると、期間が終わるまでの間は、年金を受け取ることができます。

では、保障される期間が終わる前日に亡くなったら、1日分の年金しか受け取れないのでしょうか?

ほとんどの収入保障保険には、確定保証期間が設けられています。期間の長さは商品毎に異なっていて、1年、2年、5年、10年といったところです。
被保険者が亡くなった時点で、残りの契約期間より、確定保障期間の方が長いときは、契約期間を超えて、確定保障期間の間は年金を受け取ることができます。
たとえば、契約期間は残り半年だとしても、確定保障期間が2年の契約であれば、2年間は年金を受け取ることができます。

被保険者が亡くなった時点が、収入保障保険の契約期間終了後のときは、確定保障期間が設定されていようと、年金を受け取ることはできません。

確定保障期間はあると安心ですが、確定保証期間が長くなれば、その分保険料負担は大きくなります。損も得もありません。
迷うようでしたら、確定保証期間は1、2年で十分です。

確定保障期間を5年、10年と長くしたくなるとしたら、それより収入保障保険の契約期間をもっと長くすることを検討すべきかもしれません。

多くの収入保障保険では、健康状態や喫煙の有無によって、保険料の割引制度を設けています。保険料が20~30%くらい安くなることも!

収入保障保険には各社力を入れているようで、多くの保険会社で、保険料の割引制度を設けています。各社の基準で、健康状態のいい人や非喫煙者などの保険料を割り引いてくれます。

割引率は保険会社、年齢、性別、健康状態のレベルなどによって変わりますが、最大で3割以上値引きされます。
健康状態に自信のある方、特にタバコを吸わない若い方は、割引制度のある収入保障保険をチェックしましょう。

主な収入保障保険の、割引制度の有無

2015年2月現在での、主な収入保障保険の、割引制度の有無を調べました。

割引がある
アフラック、AIG富士生命、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命、チューリッヒ生命、T&Dフィナンシャル生命、三井住友海上あいおい生命、マニュライフ生命、
割引がない
アクサダイレクト生命、オリックス生命、東京海上日動あんしん生命、メットライアリコ
喫煙する方や、標準的な健康状態の方にとっては、割引制度がない収入保障保険の方が、保険料が安くなるかもしれません。
これらの中には、割引を無くすことで契約の手続きを単純にして、そのぶん保険料を安くしている収入保障保険があります。

割引の基準や条件の、主なものを調べました。

割引になるための基準や条件は、保険会社によって異なります。
ここでは、いくつか例をご紹介します。すべてに当てはまらなくても、当てはまった項目に応じて割引を受けられます。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
『家族のお守り』
1年以上喫煙していない。
BMI値が18超27未満の範囲。
血圧の最高が140未満、最低が90未満。
三井住友海上あいおい生命
『&LIFE 収入保障保険』
1年以上喫煙していない。
BMI値が18以上27以下の範囲。
血圧の最高が139以下、最低が89以下。
自動車保険の契約等級が12等級以上 or ゴールド運転免許証 or 運転免許を持っていない
チューリッヒ生命
『収入保障保険プレミアム』
1年以上喫煙していない。
血圧の最高が120未満、最低が80未満。
T&Dフィナンシャル生命
『家計にやさしい収入保障保険』
1年以上喫煙していない。
BMI値が18超27未満の範囲。
20歳以上39歳以下は血圧の最高が135未満、最低が85未満、40歳以上65歳以下は血圧の最高が140未満、最低が90未満。
収入保障保険は競争が激しいジャンル。年齢、性別、条件設定、割引の有無などによって、ランキングは入れ替わります。ぜひ自分の条件で見積もりして比較を!

11の収入保障保険を、いろんな条件設定で、比較してみます。

まず、以下のような条件設定で試算しました。

年 金 額 ・・・ 月額20万円(年間240万円)
年齢性別 ・・・ 30歳男性
保険期間 ・・・ 60歳まで
確定保障期間 ・・・ できるだけ短く
割引制度 ・・・ 利用しない(標準体)
特約付加 ・・・ なし
保険料の安い順に、上位の5つをランキングは・・・

順位 商品名 確定保
証期間 毎月の保険料
1位 三井住友海上あいおい
&LIFE収入保障保険
2年
6,160円
2位 損保ジャパン日本興亜ひまわり
家族のお守り
2年
6,240円
2位 T&Dフィナンシャル
家計にやさしい収入保障保険
1年
6,240円
4位 AIG富士
収入保障保険
2年
6,440円
5位 メットライフアリコ
家族のあんしん
5年
6,460円
番外 東京海上日動あんしん
家計保障定期保険
1年
6,540円
東京海上日動あんしん生命『家計保障定期保険』を番外としたのは、これだけが、保険料の支払い期間が55歳までだから。他は60歳までなので、5年短くなります。
月々の保険料の金額ではトップ5からはずれてしまいます。しかし、支払う期間が5年も短いので、保険料の合計金額では一番安く、1位になります。

また、ふつうは確定保障期間が長くなるほど保険料は高くなります。
そう考えると、確定保障期間が5年のメットライフアリコ『家族のあんしん』は、順位以上におトクと言えるかも。

年齢を5歳増やすだけで、順位は大きく入れ替わる!

年齢を5歳増やして35歳とし、そのほかは条件を変えないで、ランキングを作り直しました。

順位 商品名 確定保
証期間 毎月の保険料
1位 T&Dフィナンシャル
家計にやさしい収入保障保険
1年
6,560円
2位 損保ジャパン日本興亜ひまわり
家族のお守り
2年
6,700円
3位 三井住友海上あいおい
&LIFE収入保障保険
2年
6,720円
4位 メットライフアリコ
家族のあんしん
5年
6,940円
5位 AIG富士
収入保障保険
2年
7,000円
番外 東京海上日動あんしん
家計保障定期保険
1年
7,200円
東京海上日動あんしん生命『家計保障定期保険』の番外は、上のランキングと同じです。

30歳と35歳のランキングを比較すると、2位の損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『家族のお守り』以外は、順位が変動しています。5歳増やしただけで、順位は大きく入れ替わります。

11の収入保障保険でのランキングですが、上位の顔ぶれは30歳でも35歳でも同じです。このことから、このランキングに登場する商品は、保険料の安い収入保障保険と言えそうです。

しかし、どれがベストかは、ひとりひとりの条件で見積もりをして、比較するしかなさそうです。

収入保障保険を比較検討できるところは、保険ショップかファイナンシャル・プランナーだけ。

では、複数の収入保障保険を比較検討するのは、どうすればいいのでしょう。
収入保障保険の取り扱い状況を調べました(2015年2月)。

日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命などの営業職員
× 収入保障保険を自社で取り扱っていない。
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの窓口
× 収入保障保険を取り扱っていない。
収入保障保険を取り扱っている保険会社
△ 自社の商品のみ。他社との比較ができない。
ネット生保
△ 自社の商品のみ(取り扱っていない会社あり)。なお、ネット生保の収入保障保険は、保険ショップでも取り扱っている。
保険ショップ
○ 全国チェーンはほとんどの収入保障保険を取り扱っている。チェーンによっては、1~2社を扱っていない。
ファイナンシャル・プランナー
○ ファイナンシャル・プランナーによるが、半数~全部を取り扱っている。
一般の保険代理店
? 一部の商品を取り扱っている可能性はある。比較には不十分。また、取り扱っていても、収入保障保険に詳しくない危険が高い。
生命保険を販売しているところはいろいろあります。
しかし、収入保障保険を比較して選ぶなら、ファイナンシャル・プランナー、保険ショップに相談する以外の選択肢はありません。

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収入保障保険(1) 選び方

子育て世帯に、もしものことがあったときの死亡保障は、収入保障保険がおすすめです。その理由は・・・

子育て世帯の必要保障額は、図のように大きく増減します。

お子様が誕生してから自立されるまでの期間に、ほとんどの世帯で、必要保障額は1,000万円を超えます。

この期間の高額な保障を、どんな保険で準備するのかが、生命保険選びのポイントの一つです。

わたしは、図のような死亡保険の組み合わせをおすすめしています。

一生涯必要な部分を終身保険で、お子様が自立されるまでの高額保障の部分を、収入保障保険で準備します。

1,000万円を超える高額の死亡保障は、掛け捨て保険が現実的です。

掛け捨て保険はもったいない!?

掛け捨て保険では、保険に加入している期間中に何も起こらなければ、保険会社に払い込んだ保険料はムダになってしまいます。
安い保険料ではありませんから、「もったいない」と感じてしまうかもしれません。

掛け捨てではない死亡保険はあります。その代表は終身保険です。
終身保険は、一生涯保障が続くので、いつかは必ず保険金を受け取ることができます。
また、ある程度長い期間加入した後に解約すると、まとまった金額の解約返戻金が戻ってきます。

しかし、1,000万円を超える高額の死亡保障を、終身保険で準備するのは、現実的ではありません。保険料が高すぎるからです。

掛け捨て保険は、保険料が圧倒的にリーズナブル

30歳の男性が、60歳までの30年間に、1,000万円の死亡保険を準備するとします。
まず、オリックス生命の終身保険『Rise』での保険料です。

月々の保険料 30年間の保険料総額
18,380円
6,616,800円
終身保険では、解約しなければ、いつかは必ず死亡保険金1,000万円を受け取ることができます。
6,616,800円を保険会社に払い込んで、1,000万円を受け取れるのですから、お金の計算だけで考えたら、かなりおトクです。

問題は18,380円という月々の保険料です。30年間この金額を毎月払い込むのは負担です。

次に、同じ男性が、オリックス生命の定期保険『Bridge』に、死亡保障1,000万円、60歳満期(60歳で保障終了)の条件で加入するとして、試算しました。

月々の保険料 30年間の保険料総額
2,203円
793,080円
60歳で保障は終わります。無事に60歳になれたら、保険会社に支払った計793,080円は、掛け捨てになってしまいます。
しかし、保険料は圧倒的にお安くなります。

30歳で、妻子のある世帯であれば、掛け捨ての保険の方が現実的な選択でしょう。

一般のご家庭にとって、最も合理的な掛け捨て保険が、収入保障保険です。

定期保険より、収入保障保険の方が、ムダがありません

掛け捨ての死亡保険といえば、定期保険が代表格です。
しかし、一般のサラリーマンの家庭で考えるとき、定期保険はムダを生みやすい生命保険です。

定期保険の進化形である収入保障保険の方が、ずっと合理的に保障を準備し、保険料負担を節約できます。

定期保険は保障金額が一定であるのに対し(そのたびに手続きをとれば変更できます)、収入保障保険では保障金額が自動的に減少していきます。

一般のご家庭の必要保障金額は、お子様が成人年齢に近づくにつれて減少しますから、理にかなっています。

もちろん、収入保障保険の方が保険料負担は低くなります。

ところで、上の図のように、収入保障保険と似た生命保険商品として、逓減定期保険があります。

便利でおトクなのは、逓減定期保険より収入保障保険

収入保障保険と同じく、掛け捨て型で、保障額が年々減っていく保険商品があります。
逓減定期保険です。

大きな違いは、保険金を年金で受け取ることができるか、できないか。
収入保障保険は、まとめて受け取るか年金として受け取るかを選べます。
逓減定期保険はまとめて受け取ります。

わたしは、受け取り方は決定的な違いとは思いません。
まとめて受け取って、それを銀行に預けて、毎月必要な金額を引き出す、ということでいいんじゃないでしょうか。

とは言え、実際の商品を比較検討してみると、迷うなら、収入保障保険の方がいいと思います。
理由は以下のとおりです。

収入保障保険の方が、扱っている会社が多く、選択肢が増える。
収入保障保険の方が、保険料の割引制度が充実している
(保険会社は収入保障保険に力を入れている)。
収入保障保険は受け取り方を選べるし、年金で受け取るときの利回りが比較的有利。
収入保障保険の欠点?誤解?

ところで、保険金を年金形式で受け取ると税金上不利になる、という問題点が、収入保障保険にはありました。インターネットで検索すると、そのような書き込みがたくさん見つかります。

この問題については、つい最近の平成22年7月に最高裁の判決があって、平成24年の現在では、年金として受け取ることの不利益は解消されているとお考えください。

終身保険の比較

貯蓄性重視なら、保険料払込期間を限定して(○○年間、○○歳まで)加入しましょう。終身払込を選ぶときは、貯蓄より保障重視と割り切ってください。

終身保険は、保障は終身(一生涯)ですが、保険料の払い込む期間を選ぶことができます。
保険会社によりますが、「○○年間」「○○歳まで」「終身」などから払込期間を選べます。

払込期間を短くするほど、利回りは良くなります。長くするほど、利回りは悪くなります。
終身払込を選ぶと、返戻率が100%を超える(=払い込んだ保険料より、解約返戻金の方が多くなる)ことは難しくなります。
この場合は、貯蓄より保障重視と割り切ってください。

一方、払込期間を長くするほど保険料は安くなります。短くするほど、保険料は高くなります。
保険料がもっとも安いのは終身払込です。

ご自分の都合で、メリットの大きな方を選んでください。

保障と貯蓄の両立の面から、ぜひ見積もりを入手したい終身保険は、こちらです。

終身保険の魅力を、保障と貯蓄の両立と考えると、返戻率(利回りのようなもの)の高い終身保険、特に低解約返戻型終身保険がおすすめです。

保険料払込期間が限定されていて(○○年間、○○歳まで)、かつその期間が短いほど、返戻率は高くなります。

条件(保険料の払い方、払込期間など)をそろえて保険料を計算すると、返戻率の高い終身保険の方が、保険料は安くなることが多いです。
その意味でもおすすめです。

返戻率の優れた終身保険のトップ5は、以下の通りです。

順位 社名 商品名 60歳時返戻率
1位 フコクしんらい生命 NOぷろぶれむ 117.4%
2位 AIG富士生命 E-終身 116.5%
3位 オリックス生命 RISE(ライズ) 116.5%
4位 東京海上日動あんしん生命 長割り終身 112.9%
5位 アクサダイレクト生命 カチッと終身保険 112.7%
番外 マニュライフ生命 こだわり終身v2 健康体割引が適用なら4位。

30歳男性が60歳まで保険料を支払う条件で計算しました。2015年2月現在の数値です。
AIG富士生命とオリックス生命はともに116.5%ですが、端数まで含めるとAIG富士生命がやや上回ります。

残念ながら、すべてのパターンを試算したわけではありません。
性別、年齢、保険料の払い込み方、解約時期等によって返戻率の優劣は変わるかもしれません。また、上の表にない、魅力的な商品が見つかる可能性もあります。
ご検討にあたっては、ご自身の条件設定で比較検討してください。

おもな終身保険の保険料を、まとめて手早く調べるなら、保険ショップがおすすめ。

多くの保険会社の商品を取り扱っているのは保険ショップです。
そこで、上のおすすめの終身保険の、全国チェーンの保険ショップでの取り扱い状況を調べました(2015年2月現在)。

フコクしんらい生命 AIG富士生命 オリックス生命 東京海上日動あんしん生命 アクサダイレクト生命 マニュライフ生命
ほけんの窓口





保険見直し本舗






保険クリニック





保険ほっとライン




ほけん百花




保険テラス




『保険見直し本舗』が、手っ取り早く見積もりを比較できそうです。
『保険見直し本舗』は、訪問保険見直しサービスもやっています。
離島など一部の地域を除いては、訪問してくれるそうなので、近所にないとしても、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

他の保険ショップチェーンの場合、フコクしんらい生命かアクサダイレクト生命がもれてしまいます。

もっとも、アクサダイレクト生命は、もともとネット販売の会社なので、アクサダイレクト生命のホームページに行けば、簡単に見積もりできます。

一方のフコクしんらい生命は、同社の「お客様相談窓口0120-700-651」に電話して、最寄の保険代理店を紹介してもらうことになります。
対応してくれる代理店が決まれば、不便を感じることはないはずです。

フコクしんらい生命は、親会社のフコク生命に遠慮しているのか、マイナーな印象です。しかし、フコク生命と共栄火災海上が主な株主で、危ない保険会社ということはありません。

「保険以外の貯蓄方法と比較しながら検討したい」「終身保険を含めて、保険加入の全体像を考えたい」という方は、まずファイナンシャル・プランナーへ

終身保険は最もシンプルな生命保険の一つです。しかし、貯蓄性重視となると、話は違ってきます。
生命保険以外の金融商品との比較を、しなければなりませんから。
銀行預金、証券投資、投資信託などの知識が必要になります。

さらに、他の金融商品は利回りを金利で表しますが、生命保険では利回りを、上の表のように返戻率で表します。
しかも、ひとつの終身保険であっても、契約年齢、保険料払込期間、解約の時期などによって、返戻率は変化します。
ある程度数字に強くないと、比較できません。

高度な計算というわけではないとしても、そうとうにややこしいです。正確に計算するために、かりの時間と労力がかかりますし、計算間違いをやっては取り返しがつきません。

ファイナンシャル・プランナーの得意分野です。うまく活用しましょう。

考えうるもっとも手堅い方法は、ファイナンシャル・プランナーと保険ショップの併用

ファイナンシャル・プランナーは、それぞれ取り扱える保険会社が異なります。以下の紹介サービスで申し込まれるときに、比較検討したい保険会社名を紹介サービスに伝えましょう。

もし、ピッタリのファイナンシャル・プランナーが見つからないときは、とりあえずファイナンシャル・プランナーと相談して方針を固めます。
そのうえで、最寄の保険ショップで不足する終身保険の見積書を入手することをおすすめします。

手間と時間はかかりますが、考えうるもっとも手堅い方法です。

数ある保険商品の中から、ご自分に合った保険を賢く選択する方法は、こちらをご覧ください。

生命保険会社は40社以上あります。その中から、ぜひ見積もりをとっていただきたい会社を、保険の種類(医療保険、終身保険・・・とか)別に厳選しても、4~5社は残りそうです。

ご自分に合った保険を選んでいただくためには、ここでご案内しているような保険商品の見積もりを、一通り集めて比較して判断いただくしかなさそうです。

生命保険を比較して選ぶ、手軽で安心な方法は、 賢い生命保険の入り方 をご覧ください。

終身保険、もっと詳しく

終身保険は、生命保険の中ではすっきりとしていますが、保障と貯蓄性を両立させるようとすると、適切に決めなければならないことがいくつかあります。

原則として、特約は付けないで

特約は原則として付けないでください。入院特約などです。

特約を付加すると、付加しないときと比較して利回りは悪くなります。
また、将来解約して現金化したときには、特約も消滅してしまいます。本当に必要な特約であれば、高い年齢(=高い保険料)で加入しなおすことになります。

悩むのが保険料免除特約です。
病気・事故などで保険料の支払いが困難な状態になったときに、保険料の支払いを免除してくれる(死亡保障はもとのまま)特約です。
付けると利回りは悪くなりますが(保険料が上がるので)、あってもいいかもしれません。

貯蓄性重視なら「終身払込」は避けましょう

保険料を払い込む期間は、「終身払込」ではなく、55歳まで、60歳まで、65歳までなどに限定してください。

保険料を支払う期間が短いほど、一回あたりに支払う保険料は高くなりますが、利回りは高くなります。

また、月払より年払い、年払いより一時払の方が利回りは高くなります。月払や年払いでも、加入するときに頭金(ある程度まとまった金額)を払い込めば、利回りはそれだけ上がります。

「低解約返戻金型」の方が高利回り

「低解約返戻金型」は、保険料払込期間中に解約したら、通常のタイプと比較して、解約返戻金(保険会社から支払われるお金)は”低”になります。

そのぶん、同じ保障金額で、保険料負担は安くなります。
ということは、保険料払込期間終了後の解約については利回りがアップします。

どうせ、「低解約返戻金型」ではない通常タイプでも、保険料払込期間中に解約したら赤字(支払った総額>解約返戻金)です。
貯蓄性を考えるなら、「低解約返戻金型」を選んで、60歳とか65歳とかの保険料払込期間終了まで支払い続けるつもりでいてください。

「無配当」か「有配当」か

「無配当」か「有配当」かは考えどころです。

「有配当」の方が保険料は高くなります。ここ最近の資産運用状況を考えると「無配当」でいいような気になります。
しかし、生命保険とは長い付き合いになります。将来景気がよくなれば、高い配当金を受け取れるかもしれません。

将来を確実に予測することはできません。
とはいえ、どちらにするか悩むなら、「無配当」が無難です。
得をしそこなうことはあっても、損をすることはないですから。

「積立利率変動型」「変額型」

「積立利率変動型」とは、最低保証される利回りがあって、資産運用が好調になると、より高い利回りで運用してくれます。
それにあわせて保険金や解約返戻金の金額がアップします。

上の「有配当」とは働き方が異なりますが、世の中の景気がよくなって資産運用をやりやすくなったら、それを反映してくれます。

低金利が続いていますから、合理的かつ魅力的に感じられます。
しかし、当然ながら、積立利率が上がる保証はありません。
漠然とした期待感から「積立利率変動型」を選ぶべきではありません。
仮に積立利率が上がらなくとも(ずっと最低保証の利回りのままであっても)、魅力を感じられる場合のみ、お選びください。

「変額型」は、生命保険の皮をかぶった投資信託です。投資信託と考えると安定志向かもしれませんが、生命保険による安全で手堅い資産運用からは外れると思います。

短期払込の長期定期保険も要チェック

貯蓄と保障の両立を目指して終身保険を検討するなら、短期払込の長期定期保険(長期平準定期保険ともいう)も要チェックです。

短期払込の長期定期保険とは

長期定期保険というのは、98歳満期、99歳満期、100歳満期などとなっている、保証期間の長い定期保険です。
長期定期保険はいろいろと出回っていますが、経営者専用の保険商品が少なくないので、要注意です。

短期払込というのは、保険料を満期まで支払い続けるのではなく、15年間とか、60歳までとか、支払う期間が限られていることを指します。
個人が加入するときは、短期払込であることがポイントです。

要するに、短期払込の長期定期保険は定期保険と終身保険をたして二で割ったようなものです。

保険料負担は安く、解約返戻率も優秀

アクサ生命のLTTP FairWindで、上の終身保険に近い条件で試算してみました。

保険金額 ・・・ 1000万円(死んだときに受け取る金額)
年齢性別 ・・・ 30歳男性
保険期間 ・・・ 98歳まで
保険料支払 ・・・ 59歳まで
割引制度 ・・・ 利用しない(標準体)
特約付加 ・・・ なし
支払方法 ・・・ 月払い
試算の結果は以下のとおりです。

● 毎月の保険料 ・・・ 15,730円
● 解約返戻率(60歳時) ・・・ 127.7%

というように、上のどの終身保険と比較しても、保険料負担は安く、解約返戻率は最も優秀です。

あくまでも定期保険なので、保障される期間には限りがあります。
また、定期保険の解約返戻金はある時点を境に減少に転じますから、いつ解約するのかを分かっていなければなりません(終身保険の解約返戻金は増え続けます)。
そのあたりを理解した上で、検討してください。

終身保険の選び方

いつ死んでも必要になりそうな資金は、終身保険で準備しましょう。

終身保険を含めた死亡保険の目的は、自分が死んだ後に、遺族のためにお金を残すことです。
そして、残さなければならない金額は時とともに変化します。

終身保険では、死亡保障は一生続きます。掛け捨て保険ではありません。

よって、いつ死んでも必要になりそうな資金(葬式代、死後の整理資金、相続対策など)は、終身保険で準備するのが合理的です。

生命保険にはいろんな種類がありますが、死亡保障が一生涯あるのは終身保険です。

終身保険は、保険料は高いけれど、貯蓄性があります。

終身保険を検討するときに、意識していただきたい特徴が二つあります。

終身保険の貯蓄性

終身保険は、解約すると、掛け捨ての保険と比べて、解約返戻金がより多くもどってきます。
利回りの良い終身保険であれば、老後に解約すると、支払った保険料の合計より、解約返戻金の方が高くなります。
そのために、解約することを前提に、終身保険に入る方もいます。

例をあげてみます。
AIG富士生命の終身保険『E-終身』に、30歳の女性が、保険料を60歳まで支払う条件で加入したとします。
その場合の、保険料と解約返戻金との関係が、下の表です。

年齢 支払う
保険料の合計 その時点の
解約返戻金 返戻率
40
658,800円
484,500円
73.5%
50
1,317,600円
1,021,500円
77.5%
60
1,976,400円
2,315,700円
117.1%
70
1,976,400円
2,513,100円
127.1%
80
1,976,400円
2,705,400円
136.8%
生命保険の利回りは、返戻率という数字で表します。100%を超えると、利益が出ることになります。
表のように、解約する時期によって、返戻率は変わります。

たとえば、60歳の、保険料支払い終了直後の返戻率は117.1%です。
これを銀行預金と同じ年利であらわすと、約1%になります。安定志向の預金と考えると、なかなか優秀な数字ではないでしょうか。
ただし、30年間かけて保険料を払い終えないと、赤字になってしまうわけですから、リスクもあります。

なお、わたしが知る範囲で、AIG富士生命の『E-終身』は、返戻率の優れた終身保険です。すべての終身保険が、このくらいの利回りということではありません。

死亡保険としては、終身保険は保険料が高い

死亡保障が一生涯続き、解約してもおトクな終身保険。
掛け捨て保険に抵抗を感じる方なら、必要な死亡保障のすべてを終身保険で準備したいと思われるかもしれません。

しかし、それは困難です。
というのは、死亡保険としては、終身保険の保険料はかなり高くなるからです。

たとえば、30歳の男性が、60歳までの30年間に、1,000万円の死亡保険を準備するとします。
1,000万円の終身保険に加入し、60歳で解約するという想定で、オリックス生命の終身保険『Rise』で試算しました。

月々の保険料 30年間の保険料総額 60歳での
解約返戻金
18,380円
6,616,800円
7,712,600円
なんと30年間にわたって1,000万円の死亡保障があった上に、解約すると1,095,800円も増えてもどってきます。

しかし、問題は18,380円という月々の保険料です。

次に、同じ男性が、オリックス生命の定期保険『Bridge』に、死亡保障1,000万円、60歳満期(60歳で保障終了)の条件で加入するとして、試算しました。

月々の保険料 30年間の保険料総額 60歳で戻る金額
2,203円
793,080円
0円
無事に60歳になれたとすると、保険会社に支払った計793,080円は、掛け捨てになってしまいます。でも、月々の保険料は終身保険の8分の1以下になります。

死亡保障は、終身保険と掛け捨て保険を組み合わせるのが、現実的です。

上の試算のとおり、死亡保障のすべてを終身保険で準備する方が、長い目で見るとおトクになります。
しかし、月々の高い保険料を払い続けるのは負担になります。

終身保険か、掛け捨て保険かのどちらかを選ぶのではなく、うまく組み合わせることを考えましょう。
組み合わせ方を考える上で、冒頭にご紹介した考え方を参考にしてください。
具体的には、次の手順でご検討ください。

まず、いつ死んでも必要になりそうな資金(200~500万円くらい)を終身保険で準備する。
それでは足りない死亡保障を、収入保障保険のような掛け捨て保険で準備する。
さらに保険料を支払えそうであれば、終身保険の死亡保障を厚くし、掛け捨て保険の死亡保障を薄くする。
貯蓄性重視なら、 低解約返戻金型終身保険をおすすめします。

具体例として、上で2つの終身保険の試算をご覧いただきました。どの終身保険でも、同じくらいの利回りになるわけではありません。
ご覧いただいた終身保険は、いずれも低解約返戻金型というタイプの終身保険です。

一般的な終身保険と、低解約返戻金型とで、解約返戻金の増え方を図に表しました。

低解約返戻金型は、保険料払込期間中の解約返戻金が、一般タイプより低くなっています。そのぶん保険料は安くなります。

そして、保険料払込期間が終わると、解約返戻金が一般タイプと同等になります。金額は同等でも、低解約返戻金型の方が保険料が安いので、利回りは高くなります。

仕組みはともかく、終身保険をご検討なら、低解約返戻金型という用語に注意を払ってください。
名称を聞くとダメな印象を受けますが、安全志向の貯蓄としては、なかなか頼りになります。

終身保険は、将来の思いがけない生活の変化にも、柔軟に対処できる保険です。終身保険を選ぶときの注意事項をまとめました。

死亡保障という意味では単純な終身保険ですが、保障としての機能と、貯蓄としての機能をあわせ持っています。
そのおかげで、将来の思いがけない生活の変化にも、柔軟に対処できる保険と言えます。

現時点で、解約して現金化するつもりがなくても、保障として、貯蓄としての両面から、終身保険をお選びください。

あらためて注意事項をまとめました。参考になれば幸いです。

保険料払込期間に解約すると大赤字になります。
入院、傷害などの特約を付加すると、確実に利回りは悪化します。
当然ですが、解約したら死亡保障はなくなります。
利回りは保険商品によって異なります。ここでご紹介したのは優秀な例です。検討にあたっては、専門家にお確かめください。

定期保険の比較

定期保険で大切なのは、特約をつけないこと、更新型を選ばないこと、割安な商品を選ぶことの3つです。

特約を付けない

医療保障などは別途専用の保険に加入することにして、特約無しで考えます。

主契約(メインの死亡保障)が消滅すると、特約もいっしょに消滅することになります。
将来、主契約はいらなくなったけど、特約の医療保障は残しておきたい、なんてことになると面倒です。

保険料負担が変化しないタイプを基本に考える

生命保険会社のセールスは、金銭的に加入しやすい更新型(10〜15年毎に保険料負担が増大)をすすめがちです。

更新型は初めこそ保険料負担は割安ですが、保険料負担は更新のたびにどんどん高くなります。
それはちょっと恐いので、更新しないタイプを基本に考えます。

安全そうな保険会社の、とにかく保険料の割安な商品を選ぶ

特約を付けない定期保険は、もっともシンプル生命保険です。
保障額(死んだときに受け取る金額)と保障期間を決めたら、後はひたすら保険料負担を比較しましょう。

タバコを吸わず、健康に自信があるなら、チューリッヒ生命かメットライフ生命。

非喫煙で、健康状態が優良な加入者には、保険料を割り引いてくれる定期保険がいくつかあります。
割り引いたときの保険料が特に安いのが、次の2つの定期保険です。

チューリッヒ生命『定期保険プレミアム』
メットライフ生命『スーパー割引定期保険』
チューリッヒ生命『定期保険プレミアム』は、血圧の基準が厳しい

40歳男性が、死亡保障10年間1,000万円の『定期保険プレミアム』に加入するとします。
通常の保険料と、非喫煙優良体の保険料では、こんなに違います。

標準体 2,740円 ⇒ 非喫煙優良体 1,720円
約37%割引になっています。金額としても、最安でしょう。

ただし、非喫煙優良体の割引を受けるための基準はけっこう厳しいです。

喫煙
過去1年以内に喫煙なし
最高血圧
120mmHg 未満
最低血圧
80mmHg 未満
血圧は、医療の現場で「至適血圧」と呼ばれる、最も厳しい基準になっています。

反面、BMI(肥満度)は、条件から外れています。

メットライフ生命『スーパー割引定期保険』は、割引を受けやすい。ただし、標準体の保険料は高い。

40歳男性が、死亡保障10年間1,000万円の『スーパー割引定期保険』に加入するとします。
こちらは、標準体、非喫煙標準体、非喫煙優良体の3段階になっています。

標準体
3,560円 ⇒ 非喫煙標準体
2,590円 ⇒ 非喫煙優良体
1,800円
非喫煙優良体は約49%もの割引です。ただし、チューリッヒ生命に比べると標準体の保険料が高いので、割引後の金額はチューリッヒ生命よりわずかに高くなっています。
標準体の保険料は、他社と比較して安いとは言えません。

非喫煙優良体の割引を受けるための基準は以下の通りです。

喫煙
過去2年以内に喫煙なし
最高血圧
135mmHg 以下
最低血圧
85mmHg 以下
BMI(肥満度)
18.5以上25未満
健康状態が優良体でなくても、過去2年間喫煙がなければ、非喫煙標準体の割引を受けることができます。
ただし、非喫煙標準体の保険料は、決定的に安くはないので、他社商品と比較しましょう。

『スーパー割引定期保険』は、名前の通り、割引目当てで加入する保険と言えそうです。
標準体での加入なら、他社の定期保険を検討しましょう。

健康状態による割引の無い定期保険なら、アクサダイレクト生命、オリックス生命、メディケア生命、ライフネット生命。

健康状態による割引を受けられないのなら、上でご案内したチューリッヒ生命やメットライフ生命は、特別に安い定期保険とは言えません。

上と同じ、40歳男性、死亡保障10年間1,000万円の条件で比べてみましょう。チューリッヒ生命とメットライフ生命は、標準体(割引なし)の値段です。

順位 商品名 社名 月々の保険料
1位 メディフィット定期 メディケア生命
2,351円
2位 かぞくへの保険 ライフネット生命
2,374円
3位 カチッと定期 アクサダイレクト生命
2,380円
4位 Bridge オリックス生命
2,414円
5位 定期保険プレミアム チューリッヒ生命
2,740円
6位 スーパー割引定期保険 メットライフ生命
3,560円
上位の4つが、割引がない定期保険のオススメです。

数十円の差です。条件を変えると、順位が入れ替わる可能性があります。
ご自分の条件で計算して、比較してください。

保険ショップなら、オススメする6社の見積もりを、まとめて手に入れることができます!

このページでは、6社の定期保険をご案内しました。
この6つの定期保険を、みなさんの条件で、もっとも簡単に見積もり、比較できるのは保険ショップです。

6つの定期保険の取り扱い状況を、保険を販売するいろんな窓口について調べてみました(2015年2月現在)。
なお、独立系ファイナンシャル・プランナー(FP)は、わたしが知っているFPの情報を載せました。あくまでも一例です。

保険ショップ(ほけんの窓口) 独立系FP(管理人の知人) 金融機関(三菱東京UFJ銀行) 大手生保のセールス
アクサダイレクト生命

オリックス生命


チューリッヒ生命


メットライフ生命


メディケア生命


ライフネット生命

ご覧のとおり、オススメの定期保険の見積もりを、一通り入手できるのは保険ショップのみです。
代表して『ほけんの窓口』を採り上げましたが、『保険見直し本舗』『保険クリニック』『みつばち保険ファーム』など主要な全国チェーンは、全商品を取り扱っています。

ところで、お近くの保険ショップをご存知でしょうか?

などの主要な全国チェーン保険ショップから、お近くのショップを、簡単に見つける方法があります。

定期保険の選び方

シンプルだけど、手のかかる保険

わかりにくい生命保険の中で、比較的わかりやすい保険商品です。

ただし、保険料のムダを無くそうとすると、けっこう手がかかる保険商品です。

というのは、定期保険では、死んだら受け取れる金額は一定です。
しかし、現実の生活では、必要な保障額は年々変化します。

たとえば、子どもが誕生すれば必要保障額は急増しますが、子どもが成人に近づくにつれて年々減少する・・・というように。

定期保険は掛け捨てなので、保険金額を高すぎる設定にして、死ななかった場合、高すぎるぶんの保険料負担はまったくのムダになります。

終身保険や養老保険などでは、保険金の設定が高すぎたとしても、必ずその金額を受け取れます。
保険料のムダづかいにはなりにくいのです。

つまり、加入後こまめに管理し、マメに見直したいのが定期保険なのです。

サラリーマンの家庭には、掛け捨てタイプなら逓減定期保険と収入保障保険がお勧め

定期保険のこんな弱点を補ったのが逓減定期保険と収入保障保険です。
両者とも、自動的に保障する金額が下がっていきます。
もちろん、そのぶん保険料負担は定期保険より軽くなります。

「子どもが成人するまでに、もしものことがあったら不安」という場合、子どもの独立が近くなるほど、必要な保障額は減少します。
その意味で、逓減定期保険と収入保障保険の方が合理的です。

ただし、保障額を自動的に減らすことが好ましくない人もいます。
個人事業主とか、これから子どもを増やす人とか。
そういう人は、定期保険に加入してください。
加入後、保障額を見直す必要が生じたら、そのつど契約変更の手続きをしてください。
保障額を少なくする分には、書類の手続きだけでOKです。

更新するタイプと更新しないタイプ、どちらがおトク?

定期保険には、一定の年数ごとに更新するタイプと、更新しないタイプがあります。

スタート時点では更新するタイプの方が保険料は安くなります。

ところが、更新するタイプは更新するたびにそれぞれの時点での年齢で保険料が再計算されて、どんどん高くなっていきます。

下の図は
10年毎に更新される定期保険に、35歳で加入した場合の、保険料の増え方の例です
(45歳、55歳で更新)。

保険料はすごい勢いで増えていきます。

次に、更新しないタイプの同じ保険に同じ期間加入した場合。

スタート時点では割高ですが、支払いの合計金額では、なんと120万円近く安上がりです!

ちゃんと考えて使えば、更新型も悪くない

「保険金の減額」手続きを使いましょう

更新しないタイプの定期保険でも、定期的に保障額を下げていくことは可能です。

生命保険には保険金の減額という手続きがあります。
文字通り、保障してもらう金額と保険料を減額する手続きで、書類の手続きだけで完結します(健康診断などの審査は不要)。

保険会社に支払う保険料は、保険金額を下げたぶんだけ安くできます。

なお、生命保険会社の方から「保障額を減らしませんか」と声をかけてくれることはほとんどありません。
こちらで準備すべき保障額を管理しつつ、見直しが必要となったときに、生命保険会社に働きかけることになります。

更新のたびにこまめに保障金額を見直しましょう

若いうちは保険料負担の軽い更新型の定期保険ですが、上のとおり、保障金額を見直すことなく更新型の定期保険を更新しつづけると、相当に割高です。

しかし、更新のたびにこまめに保障金額を見直せば、割高感は和らぎます。

たとえば、下の図のように、更新の時期ごとに保障額を減らしてやると・・・

保険料はこれでも増えていきますが、2,500〜3,000円くらいのアップですみます。

そしてなんと、総支払い保険料は、更新しないタイプより低く抑えることができます。

更新型の定期保険の場合、更新時期が近づいてくると、必ず保険会社から連絡があります。そのときにしっかり見直しましょう。

生命保険加入の相場

生命保険文化センターの平成24年度「生命保険に関する全国実態調査」よりピックアップしました。
あくまでも相場であって、適正な件数や金額とは限りません。

加入件数

世帯あたり
全世帯の平均件数 約4.0件
該当する世帯数が最も多い件数 2件
年齢別の平均値は『夫・妻の加入件数の相場』をご覧ください。

世帯主
世帯主の加入件数の平均 約1.8件
該当者数が最も多い加入件数 1件
年齢別の平均値は『夫・妻の加入件数の相場』をご覧ください。

配偶者
仕事をしているかしていないか(働く妻か専業主婦か)の差がなかったので、合計を掲載します。

配偶者の加入件数の平均 約1.7件
該当者数が最も多い加入件数 1件
年齢別の平均値は『夫・妻の加入件数の相場』をご覧ください。

死亡保障額

死んだときにいくら受け取れるか、の死亡保障額の平均をとってみると・・・

世帯あたり
全世帯の平均死亡保障額の平均 約2762.79万円
該当する世帯数が最も多い死亡保障額 3,000~5,000万円未満
世帯主
世帯主の死亡保障額の平均 約1,671万円
該当者数が最も多い死亡保障額 1,000~1,500万円未満
年齢別の平均値は『夫・妻の死亡保障額の相場』をご覧ください。

働く配偶者
働く妻の死亡保障額の平均 約1,012万円
該当者数が最も多い死亡保障額 200~1000万円未満
年齢別の平均値は『夫・妻の死亡保障額の相場』をご覧ください。

専業主婦
働く妻の死亡保障額の平均 約766万円
該当者数が最も多い死亡保障額 200~500万円未満
年齢別の平均値は『夫・妻の死亡保障額の相場』をご覧ください。

毎月の保険料負担

全体の傾向

全世帯の毎月の保険料負担の平均 34,627円
該当する世帯数が最も多い毎月の保険料負担 1~2万円未満
年齢別の傾向

世帯主の年齢別に、世帯あたりの保険料負担の平均をとってみると・・・

70歳以上 31,418円
65〜69歳 32,851円
60〜64歳 36,200円
55〜59歳 42,778円
50〜54歳 43,196円
45〜49歳 38,482円
40〜44歳 33,591円
35〜39歳 26,402円
30〜34歳 25,814円
29歳以下 16,868円
入院給付金の金額

病気のときに受け取れる、1日あたりの入院給付金の平均をとってみると・・・

世帯主

全体の傾向
1日あたりの入院給付金の平均 10,049円
該当する加入者数が最も多い1日あたりの入院給付金 10,000~15,000円未満
年齢別の傾向
70歳以上 8,527円
65〜69歳 9,023円
60〜64歳 10,301円
55〜59歳 10,985円
50〜54歳 11,264円
45〜49歳 11,700円
40〜44歳 10,258円
35〜39歳 9,417円
30〜34歳 9,532円
29歳以下 10,445円
配偶者の入院給付金

働く配偶者の傾向
1日あたりの入院給付金の平均 8,855円
該当する加入者数が最も多い1日あたりの入院給付金 5,000~7,000円未満
専業主婦の傾向
1日あたりの入院給付金の平均 8,203円
該当する加入者数が最も多い1日あたりの入院給付金 5,000~7,000円未満
年齢別の傾向
働いている、いないに関係なく集計しています。

70歳以上 7,625円
65〜69歳 8,319円
60〜64歳 8,916円
55〜59歳 9,037円
50〜54歳 9,846円
45〜49歳 8,403円
40〜44歳 7,991円
35〜39歳 8,237円
30〜34歳 8,545円
29歳以下 8,109円

年代別生命保険の入り方

生命保険は、いくつかの種類に分かれます。家族ための保険、自分のための保険、貯金としての保険。年代別に、保険の入り方、使い方を整理しました。

20代の生命保険の入り方

独身または、結婚していても子供のいない20代の方は、死亡保険より先に、医療保険の準備を考えたいです。

結婚している 子どもがいる 共働き
夫の収入で生活
子どもはいない
独身
30代の生命保険の入り方

30代は、生活の状況がいろいろとわかれます。そのことが、生命保険の入り方に大きく影響します。
下の中から、ご自分が当てはまる「詳細はこちら」ボタンをクリックしてください。

結婚している 子どもがいる 共働き
夫の収入で生活
子どもはいない
独身
40代の生命保険の入り方

平均的な世帯の生命保険料は、40代で急激に増大し、50代でピークに達っします。60代以降は下がりますが、大きく下がることはなく、40代前半並みをキープします。

40代での保険料増大をおさえるだけでなく、50代以降の保険料負担を軽くするために、効果的な対策を打てるのが、40代です。
40代こそ、生命保険ともっとも真剣に、慎重に取り組まなければならない年代、と言えるかもしれません。

詳細は『40代の生命保険』をご覧ください。

50代の生命保険の入り方

子どものいるご家庭では、子どもが経済的に自立するか、そろそろ自立が視野に入ってくる時期です。
家庭生活のターニングポイントは、生命保険を見直すタイミングでもあります。

統計を見ると、平均的な世帯の生命保険料は、50代まで増え続け、そこから減少に転じます。生命保険との付き合い方の変わり目であることがわかります。

詳細は『50代の生命保険』をご覧ください。

統計データを調べると、60代以降の保険料の出費が、意外と高くなっています。老後の負担を下げるためには、少しでも若いうちに保険を始めましょう。

生命保険文化センターの平成24年度「生命保険に関する全国実態調査」をもとに、年齢ごとの世帯あたりの毎月の生命保険料をランキングにしてみました。このあたりが相場になると思われます。

年齢(5歳刻み) 月々の保険料
29歳以下
16,868円
30〜34歳
25,814円
35〜39歳
26,402円
40〜44歳
33,591円
45〜49歳
38,482円
50〜54歳
43,196円
55〜59歳
42,778円
60〜64歳
36,200円
65〜69歳
32,851円
70歳以上
31,418円

ここから読み取れることを、まとめました。

保険料の出費が最も多くなるのは50代。
60代以降でも、保険料は3万円以上をキープしている(40代前半並み)。
生命保険の保険料は、加入者の年齢が上がるにつれて高くなります。
また、国内大手生命保険会社によくある更新型の生命保険では、更新のたびに保険料が上がります。
それらのことを考え合わせると、50代で生命保険料の出費がピークになるのは止むを得ないかもしれません。

しかし、収入が減るであろう60代以降の保険料を、もう少し減らしたいものです。
そのための対策として考えられることは・・・

一生涯続ける保険は、60~65歳までに保険料の支払いを終える。そのためには、できるだけ若いうちに始める方が有利。
一生涯続ける保険で、保険料の終身払い(保険料を一生支払う)を選ぶときは、できるだけ若いうちに始めて、月々の支払い金額をできるだけ低くする。
ちなみに、若いうちから生命保険を始めると、月々の保険料が安くなるだけでなく、生涯に払う保険料の総合計額も安くなることが多いです。

独身者の生命保険

生命保険には、死んだときに後に残される家族のための保険(=死亡保険)と、自分のための保険があります。

死亡保障は必須ではありません

独身者でも、家族を養っているなら、家計の担い手としての生命保険の準備が必要になります。
当てはまる方は、『家計の担い手の生命保険』をご覧ください。

養うべき家族がなくとも、葬式代+整理資金くらいは準備したい、ということでしたら、保障額200〜500万円くらいの終身保険をお勧めします。
若いうちは最低限の死亡保障として安心につながります。
解約返戻率の良い終身保険を選べば、老後に解約すると、支払った保険料より増えて解約返戻金が戻ってきます。

終身保険の詳細は『終身保険(1)選び方』をご覧ください。

自分のための保険

自分のための保険の代表は、以下の二つです。

医療保険
将来に向けての貯蓄ができる保険
医療保険

医療保険は、基本的には入院費用のための保険です。
厚生労働省の『医療保険に関する基礎資料 – 平成23年度の医療費等の状況』をもとに、年代別(5歳刻み)一人あたりの入院費自己負担額(年額)のグラフを作成しました。

あくまでも概算なので、個々の数字は正確ではありませんが、大まかな傾向はわかるのと思います。

40代ないしは50代前半あたりまでは、金額はそんなに大きくはありません。
医療保険に加入していなくとも、自腹で支払える範囲内かもしれません。

しかし、年齢が上がるにつれて、着実に入院費用は増加していきます。
そういう意味では、医療保険に入る目的の大半は、現在の安心もさることながら、老後への準備のひとつと言えそうです。

若い方ですと、早くから老後の準備をする必要を感じられないかもしれません。
無理に医療保険に加入する必要はありません。しかし、いずれは医療保険に加入するつもりがあれば、早く加入した方が良い理由が2つあります。

医療保険は、何歳で加入しても、生涯に支払う保険料の合計は大きく変わらない。であれば、早く加入した方が、長い期間保障がある方がおトク。
医療保険の保険料について詳しく。
体調が悪くなって医療保険に入ると、保険料が割高になる。
体調が悪いときの保険料について詳しく。
医療保険のより詳しいことは『医療保険の選び方(1)』をご覧ください。

将来に向けての貯蓄ができる保険

上にも書いたとおり、終身保険は保障と貯蓄の機能を併せ持っています。このような金融商品は他にはありません。
堅実かつ安全性の高い貯蓄方法として、おすすめします。

それ以外の貯蓄に向いている保険しては、個人年金保険、養老保険、長期の定期保険などがあります。

いずれを選ぶとしても、生命保険で貯金することの良さは、安定性と安全性です。大きくもうけたい人には向きません。

ところで、生命保険による貯蓄は、ひとつリスクがあります。いったん生命保険で貯蓄を始めて、さほど年数がたたないうちに解約すると、ほとんどの場合に損をします。

生命保険でのお金の増え方
生命保険のお金の増え方は独特です。図のようなカーブを描きながら増えていきます。

図の「ここから黒字になる」より前の時点で解約してしまうと、戻ってくるお金は、支払った金額を下回ります。

黒字になる時期は、生命保険に加入する前にわかります。それまでは継続できるように、計画的に加入しなければなりません。
そのためには、将来の生活設計や、保険を含めた貯蓄の増やし方などを、ある程度は考えておきたいものです。

家計のプロに相談されることをおすすめします。

数ある保険商品の中から、ご自分に合った保険を賢く選択する方法は、こちらをご覧ください。

生命保険会社は40社以上あります。その中から、ぜひ見積もりをとっていただきたい会社を、保険の種類(医療保険、終身保険・・・とか)別に厳選しても、4~5社は残りそうです。

ご自分に合った保険を選んでいただくためには、ここでご案内しているような保険商品の見積もりを、一通り集めて比較して判断いただくしかなさそうです。

生命保険を比較して選ぶ、手軽で安心な方法は、 賢い生命保険の入り方 をご覧ください。

主婦の生命保険

生命保険文化センターの平成24年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、主婦の生命保険加入状況は以下のようになります。

働く主婦 専業主婦
加入件数の平均 約1.7件 約1.7件
死亡保障額の平均 1,012万 766万
入院給付金の平均 8,855円 8,203円
全国の4,063世帯の調査結果です。これを見る限り、仕事をしているかどうにかかわらず、主婦の生命保険加入が広まっていることが分かります。

世間相場の、より詳しい情報は、『生命保険加入の相場』をご覧ください。

お勧めする主婦の生命保険

一般論として、下のラインナップをお勧めします。
ただし、仕事をしている主婦は、収入によっては、専業主婦と同じ保険の入り方で十分かもしれません。

主婦全員の方に 終身保険
医療保険
(貯蓄性の保険)
仕事をされている主婦の方に 上に加えて、収入保障保険

専業主婦の死亡保障は必須ではありません

専業主婦が亡くなくなると、家庭生活に多大な影響が生じます。ただし、金銭的な影響に限ると、それほどのダメージはないかもしれません。

主婦を失うことで新たに生じる出費はありますが、減る出費、無くなる出費もあります。
また、遺族基礎年金の改正(平成26年4月)により、父子家庭でも遺族基礎年金をもらえるようになりました。

特別な事情がない限り、専業主婦の方に1,000万円を超えるような大きな保障は必要なさそうです。

葬式代+整理資金くらいは準備したい、ということでしたら、保障額200〜500万円くらいの終身保険をお勧めします。
若いうちは最低限の死亡保障として安心につながります。
解約返戻率の良い終身保険を選べば、老後に解約すると、支払った保険料より増えて解約返戻金が戻ってきます。

終身保険の詳細は『終身保険(1)選び方』をご覧ください。

仕事をされるている主婦の死亡保障は要注意

働く主婦の方の収入が、生活費を支えるくらいに大きくなってくると、ある意味共働きの夫より慎重に死亡保障を準備したいです。

亡くなったときの家計へのダメージは、大きいです

たとえば住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険の加入が義務付けられています。ローン返済中にローンの借り手が亡くなったら、この保険から出る保険金が、残っているローンの返済に充てられます。

ほとんどの場合、団体信用生命保険に加入するのは共働きの夫です。
つまり、夫が亡くなっても、ローン返済の心配はありません。。

一方、仕事をしている妻が亡くなったとしても、ローン返済はそのまま継続します。
よって、妻の収入をローン返済の一部に充てているような世帯では、行き詰ってしまう危険があります。

また、遺族基礎年金の改正(平成26年4月)により、父子家庭でも遺族基礎年金をもらえるようになりました。しかし、母子家庭に比べると手薄です。

仕事をされている主婦の方に、準備してほしい保障

必要な保障金額は、「夫の収入では足りない金額 × お子様が独立するまでの年数 + 葬式代や死後の整理資金」が最低限度になります。

必要な保障金額のうちの「葬式代や死後の整理資金(200〜500万円くらい)」を終身保険で、
残りの金額を「収入保障保険」で準備しましょう。

「収入保障保険」は、お子様の成長にしたがって、自動的に保障金額が下がっていく仕組みで、そのぶん保険料負担もおさえられます。

収入保障保険の詳細は『収入保障保険(1) 選び方』をご覧ください。

長生きすることによる不安

主婦の方に考えてほしいのは、亡くなったときの対策より、長生きの不安への対策です。
平成24年の日本人女性の平均寿命は86.41歳で、世界一です。

長生きする不安には2種類あります。
ひとつは病気になったときのための準備。もうひとつは老後資金の準備。

医療保険

主婦が入院ということになったら、治療費は当然のことですが、家庭の生活費全体が上昇しがちです。
炊事洗濯は?子育ては?

夫が入院するときより、主婦がダウンするときの方が、生活費に与えるダメージは大きくなりがちです。
医療保険からの給付金は、治療費に当てるのはもちろんですが、生活費の穴埋めにも使えます。

医療保険の詳細は『医療保険の選び方(1)』をご覧ください。

老後の貯金として、生命保険を活用

上でお勧めした終身保険のような、保障と貯蓄の機能を併せ持った金融商品は他にはありません。
これは必ず貯蓄の一つに加えましょう。

生命保険で老後の生活費を準備するその他の手段として、個人年金保険、養老保険、長期の定期保険などがあります。

生命保険で貯金することの良さは、安定性と安全性です。大きくもうけたい人には向きません。
ただし、上手な選び方をすれば(有利な商品を選んで、利回りがよくなる条件設定で契約すれば)、安定・安全指向の貯蓄方法の中では、利回りはそこそこ良くなります。

終身保険の詳細は『終身保険(1)選び方』をご覧ください。

貯蓄目的で生命保険に加入するときこそ、専門知識が必要

生命保険による貯蓄は、計画的に

生命保険による貯蓄には、ひとつリスクがあります。いったん生命保険で貯蓄を始めて、さほど年数がたたないうちに解約すると、ほとんどの場合に損をします。

生命保険でのお金の増え方
生命保険のお金の増え方は独特です。図のようなカーブを描きながら増えていきます。

図の「ここから黒字になる」より前の時点で解約してしまうと、戻ってくるお金は、支払った金額を下回ります。

黒字になる時期は、生命保険に加入する前にわかります。それまでは継続できるように、計画的に加入しなければなりません。
そのためには、将来の生活設計や、保険を含めた貯蓄の増やし方などを、ある程度は考えておきたいものです。

家計のプロに相談されることをおすすめします。

生命保険の契約のやり方による税金の違い

生命保険の中で、貯蓄系の商品はわかりやすいです。こちらが□□円支払うと、○○年後に△△円になって戻ってくる、という単純な話ですから。
ところが、税金のことまで考え始めると、一気にややこしくなってきます。

下の表は、生命保険の契約のやり方による税金の違いです。

契約者 被保険者 受取人 死亡保険金にかかる税金
夫 妻 夫 所得税
夫 夫 妻 相続税
妻 妻 夫 相続税
夫 妻 子供 贈与税

ちなみに税率は 相続税<所得税<贈与税です。

低金利時代なので、貯蓄目的のときは、税金のちょっとした損得も考えて、生命保険に加入したいです。

このあたりのことを一般人が調べて勉強しようとすると、かなり面倒なことになります。
面倒でも、正しい答えにたどり着ければ良いのですが、心配です。
気軽に専門家を利用しましょう。

数ある保険商品の中から、ご自分に合った保険を賢く選択する方法は、こちらをご覧ください。

生命保険会社は40社以上あります。その中から、ぜひ見積もりをとっていただきたい会社を、保険の種類(医療保険、終身保険・・・とか)別に厳選しても、4~5社は残りそうです。

ご自分に合った保険を選んでいただくためには、ここでご案内しているような保険商品の見積もりを、一通り集めて比較して判断いただくしかなさそうです。

生命保険を比較して選ぶ、手軽で安心な方法は、 賢い生命保険の入り方 をご覧ください。