GW(ゴールデンウィーク)や、夏休み、年末年始など、長期休暇がとれる時には、海外への旅行を計画される方も、多くいらっしゃることでしょう。
ツアーにするかしないかや、滞在先、現地のグルメ、見どころなどなど、旅行の計画を立てるのは、本当に、ウキウキとする、楽しい時間ですよね!
でも、ちょっと待ってください。
近年、日本人の海外旅行者の数が増えるにしたがって、旅行中に病気になったり、事故にあってしまう日本人の数も、徐々に、増えていることをご存知でしょうか?
ある調査によりますと、「29人に1人」の方が、旅行中になんらかのトラブルに遭遇し、そのうち、「300万円以上」の支払いとなったケースも、報告されています。
旅行(とくに、海外の場合)には、アクシデントはつきものです。
それがかえって、お土産話になったり、後々に、良い思い出になることも多いのですが、せっかくの楽しい海外旅行先で、思わぬ経済的な負担を抱えてしまうことだけは、是非、避けたいものですよね。
旅行を計画する時には、健康にも注意して、海外旅行保険の検討も、忘れずにするようにしましょう!
目次
1.海外旅行保険ってなに?
海外旅行経験者の方であれば、「海外旅行保険」と聞くと、「あぁ、空港にあるカウンターで入る・・・」と、ぱっと、思い浮かべられるかもしれませんね。
近頃では、「海外旅行保険自動引受機」といった自販機で、まるで、缶コーヒーを買うような感覚で、簡単に、加入することもできます。
カウンターであれ、自動引受機であれ、混雑時でなければ、手続きに要する時間は、いずれも、10分~15分ほど。
パスポートがあれば、出発前のわずかな時間で、加入することができますから、お手間いらずなうえ、それでいて、安心して、旅行に出かけることができます。
実は、私も、何度か、利用したことがあります。
本当に、「便利なものがあるものだなぁ」と、そのたび、感心しきりです。
しかしながら、みなさんは、「海外旅行保険」の内容まで、しっかりと、把握してから、ご加入されていますか?
お恥ずかしながら、私は、「まぁ、ナニかの時には、役に立つだろう」と、一番、お手頃なプランのものに加入して、内容については、よく、わからずじまいのままでした。
つまり、海外旅行への出発前に、3,000円くらいで、「お守り」を購入しているような感覚です。
これでは、もし仮に、旅行先でトラブルに見舞われたとしても、十分に、「海外旅行保険」を活用することはできません。
消費者としては、ちょっと、困った態度ですよね。
そこで、この機会に、「海外旅行保険」とは、どういった時に、どれくらい役立つものであるのか、みなさんとご一緒に、確認していきたいと思います。
1.1海外旅行保険のあらまし
「海外旅行保険」とは、その名のとおり、海外へ旅行したときに、なんらかのトラブルによって、金銭的な負担が生じた場合に、経済的な負担を、軽くすることを目的として加入する保険です。
「海外旅行保険」に加入していると、海外旅行中の病気やケガの治療費や、入院することになった場合の費用をカバーすることができたり、旅行者(=被保険者)の方に、万が一のことがあった場合には、残されたご家族の方に、死亡保険金が支払われます。
また、私たちが、海外旅行中に、遭遇する可能性の高いさまざまなトラブルにも、対応することもできます。
海外旅行中の代表的なトラブルには、次の1.~4.のようなケースがあります。
1.航空機の遅延や、欠航
海外旅行の時に利用する交通機関のトラブルには、飛行機の出発時刻が、予定していた時刻よりも、遅れることがあげられます。
航空機の機材のトラブルや、その他のなんらかのアクシデントによって、15分~20分程度の遅延であれば、それほど問題ではありませんが、場合によっては、数時間、あるいは、1日~数週間など、長期の遅延になるケースもあります。
また、悪天候や、ストライキ、その他の事情によって、予定していたフライト自体が、キャンセル(欠航)されてしまうこともあります。
こういった、航空機の遅延や欠航のケースでは、航空会社による代替機への振替えが行われたり、航空チケット代が払い戻されることが、一般的です。
また、場合によっては、代替機への振替や、チケット代の払い戻し以外にも、航空会社によっては、他の輸送手段の提供を受けられることがあったり、食事代や、宿泊費用が補償されることもありますが、一般的には、私たち自身で、他の交通機関を手配したり、食事代や、宿泊費用を負担することになります。
2.スーツケースなど、預け入れ荷物の破損
飛行機への搭乗時に、手荷物として預け入れたスーツケースを、空港で受け取った際に、スーツケースに大きな傷がついていたり、ケース自体が、壊れていることがあります。
こういった場合では、そのままの状態で、航空会社のカウンターへ赴き、破損の状況を説明すれば、補償されることが、一般的ですが、突起物(スーツケースのコマ部分)や、使用年数が10年以上などの長期にわたっていると、航空会社の「免責事項」に該当するとして、補償されないこともあります。
3.ロスト・バゲッジ
飛行機への搭乗時のトラブルでは、ロスト・バゲッジも、しばしば、起こります。
ロスト・バゲッジとは、飛行機に預け入れたバゲッジ(手荷物)が、ロスト(迷子)になることを言いますが、海外旅行では、迷子のスケールもワールドワイドで、たとえば、本人は、東南アジア、荷物は、ヨーロッパということも、珍しくありません。
このため、パスポートや、現金、貴重品などは、必ず、機内持ち込みにします。
ロスト・バゲッジにあった場合、手荷物の行き先がわかったとしても、手元に戻ってくるまでには、数日ががりということももままあります。
その間、着替えや、身支度を整えるために必要な歯ブラシや電気シェーバーなど、持っていった身の回り品を、一から、すべて、買い揃えなければなりませんので、そのための費用が必要になります。
ロスト・バゲッジでは、航空会社から、補償されるケースもありますので、「身の回り品を調達したいが、どこまで補償してもらえるか」ということを、必ず、確認するようにしましょう。
4.食あたり、水あたり、虫さされ
海外旅行先でのトラブルでは、食あたりや、水あたり、虫さされなどが、ポピュラーなものです。
いずれも、日本国内にいる時には、それほど、深刻な問題になることはありませんが、海外旅行先での、「食あたり」や、「水あたり」、「虫さされ」は、思わぬ事態を引き起こしかねません。
ただのウェルカム・シャワー(海外旅行で起こりがちな下痢や腹痛のことを言います)、ただの虫さされといって、そのまま放置せずに、速やかに、医療機関を受診するようにしましょう。
その他、海外旅行先でのトラブルには、スリや、置き引き被害に遭うケースなどがあります。
必ず、パスポートや、現金、貴重品は、しっかりと手元に置くようにして、目を離すことがないように、くれぐれも、注意するようにしましょう。
また、旅行先で、なにかアクティビティを楽しまれる予定の方でしたら、ケガや、レンタル品の破損などのトラブルも、考慮しておくとよいかもしれません。
あらかじめ、保険に加入してからではないと、参加できないタイプのアクティビティもあります。
事前に、よく確認するようにしておきましょう。
●海外旅行でのおもなトラブルに対する補償
旅行中にケガをした | 治療費用保険金、傷害死亡保険金、後遺障害保険金 |
旅行中に病気になった | 治療費用保険金、疾病死亡保険金、後遺障害保険金 |
航空機の遅延や欠航 | 航空機遅延費用保険金 |
スーツケースなど、預け入れ荷物の破損 | 携行品損害費用保険金 |
ロスト・バゲッジ | 航空機寄託手荷物遅延費用保険金 |
食中毒、水あたり、虫さされ | 治療費用保険金 |
スリ、置き引き被害、盗難被害 | 携行品損害費用保険金 |
2.aiu(AIG)の海外旅行保険って?
aiuの海外旅行保険は、2018年(平成30年)に、AIU損害保険株式会社と、富士火災海上保険株式会社が、合併したことによって、現在では、AIGの海外旅行保険へと、名称変更がなされています。
みなさんの中には、aiuの海外旅行保険として、長らく、親しまれた方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
名称変更だけでなく、内容的にも、バージョンアップされていますので、ご安心くださいね。
aiu(AIG)の海外旅行保険は、とくに、次のようなケースに該当される方から、高く評価されています。
●持病や既往症がある方
「持病」のある方でも、基本のプランに特約を付帯することで、最高300万円までの補償を受けることができます。
また、旅行の前に、治療を受けたことがある病気(=「既往症」)が、急激に、悪化した場合であっても、補償を受けることができます。
●妊娠初期の方
妊娠中であっても、海外旅行保険への加入自体は可能ですが、旅行先で、妊娠が原因とみなされる症状の治療を受けた場合に、補償を受けることができる保険商品は、実は、ほとんどありません。
aiu(AIG)の海外旅行保険では、妊娠初期(妊娠22週未満)であれば、日本国内で健康保険証が使える、保険適用の妊娠を起因とする症状の治療であれば、補償を受けることができます。
妊娠22週未満といえば、妊娠初期とはいえ、そろそろ、安定期にはいられる方も該当しますよね。
まだ、お腹が目立ち始める前の頃ですから、出産後、子育てにかかりきりになってしまう前に、海外旅行を楽しみたいと思われている妊婦さんであれば、ご加入を検討されてみては。
ただし、加入できる条件として、旅行期間(ご自宅を出発してから帰着するまでの期間)が、31日までのものに限られています。
その期間内であれば、「治療にかかった費用」、「救援費用(=ご家族が旅行先の病院などに駆けつける時の航空機のチケット代や、現地交通費、宿泊費など)」、また、「妊娠初期の異常による症状」の場合であっても、補償を受けることができます。
●おもにアメリカへ旅行される方
aiu(AIG)の海外旅行保険では、アメリカを中心に、世界の55万ケ所以上の医療機関で、ケガや病気にかかる費用を、自己負担することなく、治療を受けることができます(=キャッシュレス・メディカルサービスと言います)。
海外の医療機関で治療を受ける場合、日本の健康保険証などは使用できないため、治療にかかる費用は、原則、全額を、自己負担する必要があります。
日本国内の医療機関であれば、私たちは、健康保険証を提示すれば、3割負担(一般の方の場合)として、数千円ほどを窓口で支払うだけですが、健康保険証が使えない海外の医療機関では、たとえば、風邪を引いたりして病院にかかった場合であっても、2万円~3万円など、医療費は高額になります。
また、海外の医療機関では、治療を受ける前に、治療費の支払いを証明する書類などの提出を求められることが、しばしば、あります。
とくに、アメリカでは、この傾向が強くみられます。
aiu(AIG)の海外旅行保険のキャッシュレス・メディカルサービスを利用すれば、前もって治療費を用意したり、医療機関から、支払い証明書の提出を求められることがなく、キャッシュレスで、安心して、治療を受けることができます。
2.1aiu(AIG)の海外旅行保険の基本情報って?
aiu(AIG)の海外旅行保険では、基本的な補償がセットされているパッケージプランの他にも、治療・救援費用が、無制限に補償されるインフィニティプランや、ご自身のニーズに合わせて補償を選ぶことができるフリープラン、ご家族が加入するファミリープランなど、さまざまなプランが用意されています。
●基本の補償と上限金額
「ケガ」や「病気」の補償 (基本の補償) |
傷害死亡 | 旅行中、「ケガ」が原因で、事故日を含めて、180日以内に亡くなった場合 | 1,000万円 ~3,000万円 |
傷害後遺障害 | 旅行中、「ケガ」が原因で、事故日を含めて、180日以内に、身体に後遺障害が生じた場合 |
30万円 (※後遺障害の程度に応じて、ご契約の保険金額の3%~100%) |
|
治療・救援費用 |
・旅行中、「ケガ」や「病気」で治療を受けた場合の治療費 ・旅行終了後、72時間以内に、「ケガ」や「病気」の治療を開始した場合の治療費 ・3日以上の入院、または、搭乗中の飛行機が遭難し、日本から、親族(その代理人を含む)が、現地に赴く場合など ・旅行中に行方不明になったり、誘拐にあった場合に、親族(その代理人を含む)が、現地へ赴く費用や、捜索・救援費用など(ただし、300万円限度) |
2,000万円、無制限 (※疾病応急治療・救援費用300万円限度) |
|
疾病死亡 |
・旅行中に病気が原因で亡くなった場合 ・旅行終了後、72時間以内に治療を開始し、旅行終了日を含めて、30日以内に亡くなった場合 |
500万円、1,000万円 |
「モノ」に対する補償 | 個人賠償責任 |
・旅行中、他人にケガをさせた ・旅行中、あやまって、レンタル品や、お店の品物を壊してしまった ・なんらかの事情で、法律上の損害賠償責任を負った場合 など |
1億円 |
携行品損害 |
・旅行中、持って行ったスーツケースや、カメラ、時計、スマホなどが盗まれた ・旅行中、持って行った物を、あやまって破損してしまった ・パスポートが盗難にあった時、再取得にかかる際の費用 ※ただし、携行品1つあたりの上限額10万円 ※ただし、乗車券・航空券などの場合の上限額5万円 |
20万円 ~30万円 |
|
航空機寄託手荷物遅延 (※フリープランの場合に選択可能) |
・搭乗時、航空会社に預け入れた手荷物が、到着後、6時間以内に、運ばれてこなかった場合 |
10万円 |
|
航空機遅延費用 (※フリープランの場合に選択可能) |
・旅行中、悪天候や、なんらかの理由で、搭乗予定の航空機が、6時間以上遅延したり、欠航・運休になった場合など | 2万円 |
●旅行期間31日までの場合に、オプションでセットできる補償と上限金額
疾病応急治療・救援費用 (※旅行期間31日までの場合には、申し込み時に、自動セット) |
・旅行に出発する前の病気で、旅行中に応急治療を受けた場合 ・旅行に出発する前の病気で、3日以上入院し、日本から親族(代理人を含む)が、現地に赴く場合 |
300万円 |
緊急歯科治療費用 (※パッケージプランの場合には、自動セット) |
・旅行中、急激な歯の痛みや苦痛を、一時的に、除去・緩和するため、応急治療を受けた場合 | 10万円 |
旅行事故緊急費用 |
・なんらかの予測できない偶発的な事故(公的機関、宿泊機関、医療機関、または、旅行会社によって、事故証明されたものに限る)によって、費用を負担した場合 具体的には、次のような費用が、該当します ①交通費 ②ホテルなどの宿泊料 ③食事代 ④国際電話料等通信費 ⑤渡航手続費 ⑥渡航先での各種サービス取消料など ⑦身の回り品購入費 などの費用 |
5万円 |
2.2aiu(AIG)の海外旅行保険の保険料って?
一般的に、海外旅行保険の保険料では、旅行される方の年齢や、旅行される地域、旅行期間によって、異なった金額のものになります。
たとえば、4泊6日の日程で、ハワイ旅行に行く場合、インターネット経由で申し込んだ時のaiu(AIG)の海外旅行保険の保険料は、次のようになります。
●個人用観光プラン(20歳~69歳の方)
ご契約のプラン名 保険料: |
ゴールドプラン 保険料: 7,380円 |
シルバープラン 保険料: 6,700円 |
ブロンズプラン 保険料: 6,240円 |
シンプルプラン 保険料: 5,680円 |
傷害死亡 | 3,000万円 | 2,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 90万円 ~3,000万円 |
60万円 ~2,000万円 |
30万円 ~1,000万円 |
30万円 ~1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
治療・救援費用 |
無制限 (ただし、疾病応急治療・救援費用としては、300円が上限 |
無制限 (ただし、疾病応急治療・救援費用としては、300円が上限 |
無制限 (ただし、疾病応急治療・救援費用としては、300円が上限 |
2,000万円 (ただし、疾病応急治療・救援費用としては、300円が上限) |
緊急歯科治療費用 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
個人賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
携行品 | 30万円 | 30万円 | 30万円 | 20万円 |
旅行事故緊急費用 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 |
3.クレジットカードの海外旅行保険とどう違う?
お手持ちのクレジットカードに、海外旅行保険が、自動的にセットされているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
クレジットカードに、海外旅行保険が付帯されていれば、そもそも、保険に加入する手間はかかりませんし、年会費無料のカードであれば、保険料を支払う必要もありませんよね。
ただし、クレジットカードの海外旅行保険の場合には、少し、注意しなければいけないポイントが、いくつかあります。
どのようなポイントに、注意するべきなのか、次から見ていきましょう。
3.1補償を受けることができる条件
クレジットカードの海外旅行保険には、カードを持っていると自動的に補償を受けることができるタイプ(自動付帯)のものと、航空機のチケット代やツアー料金の支払いに、クレジットカードを使用することで、保険の補償を受けることができるタイプ(利用付帯)の2つのタイプに分かれています。
とくに、後者(利用付帯)では、ほとんどのカードの場合、航空機のチケット代や、空港に向かう時に利用する高速バス料金や、電車などの公共交通機関、タクシー代であれば、対象になりますが、マイカーを利用して空港に向かった場合のガソリン代や、駐車料金、高速料金の場合には、対象になりません。
また、ツアー料金の場合、いわゆる、パッケージツアーの料金であれば、対象になりますが、旅行される方がオーダーメイドのツアーを希望されている場合や、現地発着のツアーの料金は、対象とされません。
いざという時になって、「アテにしていたのに、まったく、使えなかった・・・」ということがないように、お手持ちのクレジットカードが、どちらのタイプであるのか、利用付帯の条件はどのようになっているのか、今一度、きちんと、確認するようにしておきましょう。
3.2補償される金額
海外旅行保険では、ついつい、高額になりがちな、「傷害死亡・疾病死亡・後遺障害」の金額に目がいきがちですが、実際的に、海外旅行保険を利用するケースで一番多いのは、ケガや病気の治療費(治療・救援費用)や、次いで、持って行ったものが破損したり、使えなくなるケース(携行品損害)です。
治療・救援費用では、盲腸などの、一般的と思われる疾病の治療費であっても、250万円以上の治療費が請求されるケースも珍しくありません。
また、日本国内であれば、救急車を頼んでも、費用が必要になることはありませんが、海外では、有料になることがあります。
クレジットカードの海外旅行保険での治療・救援費用は、おおむね、100万円~300万円の範囲で設定されていることが、一般的です。
治療・救援費用の補償金額に、不足がないかどうか、今一度、確認するようにしておきましょう。
4.aiu(AIG)の海外旅行保険のメリット
クレジットカードの海外旅行保険は、パッケージツアーを利用して旅行される方や、2泊3日の週末海外旅行を楽しまれる方には、とても便利なものですが、もう少し、長期の海外旅行に出かけられる場合や、あまり健康に自信のない方にとっては、少し、心もとない面があると言わざるをえません。
また、妊娠中の方や、旅行先での持病の悪化、既往症(治療を受けたことがある病気)での治療費は、免責(保険での補償が受けられない)とされていることが、一般的です。
aiu(AIG)の海外旅行保険では、妊娠中の方や、持病や既往症をお持ちであっても、補償を受けることができます。
おもに、次のような、メリットがあります。
4.1持病や既往症があっても!
旅行期間(ご自宅を出発してから帰着するまでの期間)が、31日までの方であれば、『疾病に関する応急治療・救援費用補償特約』が、自動的に付帯されます。
持病をお持ちの方や、既往症のある方であっても、特に、申し入れる必要はありません。
この特約では、旅行開始前に発病し、医師の治療を受けたことがある病気が、もしも、旅行先で悪化し、応急治療を受けた場合や、3日以上続けて入院し、日本からご家族の方が、現地に赴く場合の費用も含めて、300万円までを上限として、「治療・救援費用」が補償されます。
ただし、妊娠や、出産、または、流産を原因とする病気や、歯科疾病は、含まれません。
また、継続的な治療(インシュリン注射や、透析など)については、補償対象外となりますので、注意するようにしておきましょう。
4.2インフィニティプランを選択できる!
インフィニティプランとは、旅行中に、ケガや病気の治療費や、ご家族の方が現地に駆けつける時などの救援費用に、上限金額の設定がなく、無制限に補償されるプランのことを言います。
支払いを受けることができる費用には、次のようなものがあります。
●診察費(保険金請求のための医師の診断書料を含む)
●緊急移送費
●医師の指示によりホテルで静養するときのホテル客室料
●入院・通院のための交通費、および、通訳を雇った時の費用
●入院のため必要となった国際電話料、身の回り品購入費(※ただし、身の回り品購入費は5万円を上限とし、合算して20万円まで)
●医師から治療を受けた結果、旅行行程を中断し、当初の旅行行程に復帰、または、直接帰国するために、実際に負担した交通費や、宿泊費(払い戻しを受けた場合には、差し引いた金額が支払われます)
●公的機関より消毒を命じられた場合の消毒費用
●捜索救助費用
●現地までのご親族の方(代理人を含む)の往復交通費(3名分まで)
●ご親族の方(代理人を含む)の宿泊料(3名分まで、かつ、1名につき14日分が上限)
●現地からの移送費用
●遺体処理費用(100万円まで)
●救援者の渡航手続費、現地での交通費・通信費などの諸雑費(合計で、20万円まで)(ファミリープランの場合は40万円)
(※ただし、花代、読経代、および、式場などの葬儀費用など、遺体の処理とは直接関係がない費用は含まれません)
4.3歯科治療も大丈夫!
一般的に、海外旅行では、旅行先までの移動手段として、飛行機を利用する方がほとんどであると思われますが、ここに、思わぬ「落とし穴」があります。
「気圧」の変化です。
航空機の機内の気圧は、地上と比較すると、約20%ていどに、低く抑えられています。
この数値は、おおよそ、標高2000メートル(富士山でいうと5合目あたり)の気圧と同じくらい。
また、離陸時や、着陸時の急激な気圧の変化で、歯の痛みを訴えられる方が、しばしば、見受けられます。
たとえば、歯の治療で、なにか詰め物をしていた場合、気圧の変化を受けて、詰め物が膨張してしまい、歯の神経を圧迫したり、ごくレアな事例ですが、詰め物が劣化しているケースでは、破裂してしまうこともあります。
飛行機と、歯の健康の関係は、海外旅行時の意外な盲点です。
歯科クリニックなどで、定期的に歯の健診を受けるにこしたことはありませんが、aiu(AIG)の海外旅行保険であれば、.緊急歯科治療費用として、旅行期間が31日までのご契約に限って、現地での歯科治療の費用が、補償の対象とされています。
飛行機搭乗時の歯のトラブル以外でも、旅行中の緊急的な歯科治療であれば、10万円を上限に、治療費の補てんを受けることができます。
しかしながら、旅行先に到着後、真っ先に、歯医者に駆け込むような事態に陥ることがないよう、海外旅行を予定されているのでしたら、出発前には、歯科治療が終わっているように、できるだけ、努力するよう心がけておきましょう。
5.aiu(AIG)の海外旅行保険の申し込みって?
aiuの海外旅行保険の申し込み方法は、次の3つのものがあります。
1.代理店に行って、申し込む
2.インターネットから、申し込む
3.空港カウンターで申し込む
それぞれ3つの申し込み方法によって、ご契約のプランの内容や、サービスの内容が異なっている場合があります。
また、70歳以上の方は、1.か、3.の、いずれかの窓口で申し込む必要があります。
なお、保険証書も、契約完了後、インターネットで、即時発行が可能な、「e-policy(電子契約証)」と、「海外旅行保険契約証(紙)」の2つのタイプのものがあります。
インターネットから申し込む場合には、2つのタイプのどちらかを選択する必要があります。
旅行出発まで1週間に満たない方の場合であれば、お手元に、紙の契約証が届かない可能性がありますので、「e-policy(電子契約証)」を選択するとよいでしょう。
保険料領収証が必要な場合には、「海外旅行保険契約証(紙)」を選択します。
なお、「e-policy(電子契約証)」を選択された場合であっても、保険料領収証を発行してもらうことは可能です。
必要な方は、申し入れするようにしましょう。
6.まとめ
以上、aiuの海外旅行保険について見ていきましたが、いかがでしたか?
私自身は、数回の海外旅行の中で、とくに大きなトラブルに見舞われたことはありませんが、やはり、勝手もわからない、言葉もままならない、「異国の地」に旅立つ時には、いつも、少し、緊張します。
「安心毛布」が、あるにこしたことはないですよね!
みなさんも、しっかり備えて、是非、良い、ご旅行を楽しんでくださいね!