ご自分とお友達または家族、恋人と共に楽しむ海外旅行、旅行の準備をする期間もワクワクしていることでしょう。
いろいろな海外の景勝地やグルメを満喫できる反面、渡航先でトラブルに遭うことも考えられます。
渡航先のでの病気やケガ、携行品を破損することもあるでしょう。そんなときに、金銭的なサポートを受けるため海外旅行保険へ加入する方法があります。
一方、ご自分が利用しているクレジットカードのサービスとして、海外旅行保険が付帯されていることもあります。
その場合には、わざわざ保険会社と保険契約を結ばなくても、クレジットカード付帯の海外旅行保険が活用できます。
そこで今回は、クレジットカード付帯の海外旅行保険の特徴と注意点について解説します。
この記事を読めば、クレジットカード付帯の海外旅行保険の基本的な知識と、補償の手厚いクレジットカードを知ることができるはずです。
目次
1.海外旅行保険について
家族と共に海外旅行の計画を立てています。あまり海外へは行ったことが無い私ですが、海外旅行保険という保険があることを知りました。
まずは、海外旅行保険とは何かを知りたいです・・・。
こちらでは、海外旅行保険の特徴と役割等について解説します。
1-1.海外旅行保険とは
海外旅行保険は、主に契約者の傷害死亡・後遺障害、傷害・疾病治療費、救援費用、損害賠償責任、携行品の損害等が補償される商品です。
この商品は損害保険会社が販売しており、その種類は豊富です。補償期間が30日や90日と定められ、出国前の「〇〇日から加入可能」と決められています。
当然、渡航する目的がレジャーや出張、ワーホリ(※)であってもこちらの保険へ加入すれば、まさかの事態に遭った時の金銭的サポートが受けられます。
(※)ワーホリ:ワーキング・ホリデーのことです。2国間の協定に基づき、18歳〜25歳(30歳まで可能な場合あり)が、文化の異なった国の中で休暇を楽しみつつ、その間の滞在資金を補う目的で、一定の就労を認める特別な制度です。
1-2.海外旅行保険へ加入する意義
海外旅行保険はご自分が任意で加入する保険であり、たとえ加入しなかったとしても渡航が禁じられるわけではありません。
海外には日本には無い景勝地や文化、建造物がある反面、日本では考えられないアクシデントも想定されます。
例えば、衛生面が原因といえる感染症への感染や、ロストバゲージ(※)、政情不安定の国では暴動やクーデター、先進国と言われている国でも携行品の盗難や、公共交通機関のストライキ等に遭うことも想定されます。
病気やケガの補償は大切ですが、これらの事態に遭い、日本に帰国できなくなることや、逆に旅行を中断して帰国することで、金銭的な損害を被る可能性があります。
そんな時に、海外旅行保険は金銭的な損失をカバーする頼りになる『備え』と言えます。
(※)ロストバゲージ:航空会社に預けた荷物が、何らかのアクシデント・人為ミスにより紛失したり、延着したりすることを指します。こちらのアクシデントは主契約に「航空機寄託手荷物遅延特約」を付加すれば補償対象となります。
1-3.加入にはいろいろ方法がある
海外旅行保険の加入方法は次のようにいろいろとあります。
〇保険代理店で加入する
旅行当日まで時間に余裕があればおすすめする加入方法です。旅行先が決まったら保険代理店で保険契約をします。
この方法ならば、保険の知識が豊富な担当者へ、契約書類の書き方の質問や、保険内容で疑問点があるならその場で確認することもできます。
また、海外旅行保険の商品も多く揃っている場合が多く、時間をかけて慎重に保険選びをすることができます。
〇旅行代理店で加入する
旅行先を決めたら、すぐ海外旅行保険に加入したい場合、便利な手続き方法と言えます。
ただし、旅行代理店では、海外旅行保険をサービスの一環として取り扱っている場合がほとんどです。
そのため、担当者は、保険の知識に保険代理店の職員ほど詳しいわけではなく、アドバイスに多少の不慣れであることは注意するべきでしょう。
旅行の申し込みの際、ご自分がとりあえず保険のセットプランに加入しておこうと考えるなら、こちらの入り方でも問題ありません。
〇インターネットで加入する
海外旅行を何度も経験している方々、保険加入へ慣れている方々に適した入り方です。
インターネットで申し込むので、保険商品を自分で選び手続きを行います。旅行当日でも申し込み可能な商品があります。
保険会社によっては、インターネット割引で大幅に保険料が割引になる商品もあり、保険料を抑えたい人にはありがたい申込方法です。
ただし、この入り方は対面販売ではないので、告知審査(持病・傷病歴等の審査)が厳しくなる傾向もあります。
また、保険内容で不明な点があれば、必ずカスタマーセンターへ電話連絡して確認しましょう。
〇空港で加入する
飛行機に乗り込む直前に海外旅行保険を契約する方法です。空港では損害保険会社のカウンターまたは自動販売機が設置されている場合、海外旅行保険に加入できます。
ただし、保険加入希望者が多く、順番がなかなか回ってこないおそれもあります。
出発当日であっても、時間に余裕をもって空港で手続きを行うべきしょう。加入すればその場で保険証券等が発行されます。
2.クレジットカード付帯の海外旅行保険
海外旅行保険の加入方法はいろいろありますが、結局保険料はかかるし、隣国へ旅行する場合におおげさな補償は必要ないような気がします。
他にサポートを受ける方法はないでしょうか?
・・・・実は、ご自分が所有しているクレジットカードに、海外旅行保険が付帯されていることもあります。
こちらでは、クレジットカード付帯の海外旅行保険について解説します。
2-1.クレジットカード付帯の海外旅行保険とは
クレジットカードをカード会社と契約して作成した場合、付帯されるサービスの一つとして、海外旅行保険があります。
付帯された海外旅行保険でも、傷害死亡・後遺障害、傷害・疾病治療費、救援費用、損害賠償責任、携行品の損害等のオーソドックスな部分は十分に補償対象となります。
また、海外旅行保険で申込を行った際、残念ながら告知審査で加入を拒否された方々も利用可能です。
ただし、どんなクレジットカードでも海外旅行保険が付帯されているわけではありません。
例えば、カードによって、年会費のあるゴールドカード・プラチナカード等から付帯されていたり、一般のカードに付帯されていても、ゴールドカード等と比較して補償内容に差があったりします。
また、現地で付帯された海外旅行保険を利用する事態になったとき、補償を受ける際の条件が異なる場合もあります。
それが「自動付帯」と「利用付帯」です。この2つは次項で解説します。
2-2.自動付帯とは
自動付帯とは、クレジットカードを作る際に無条件で付帯される保険のことです。
そのため、海外旅行保険の入り方として、カード会社や保険会社から特別な続きが要求されているわけではありません。
渡航先でまさかの事態になったら、現地の医療機関へクレジットカードを持参して、かつ、保険会社所定の条件に合致すれば補償が約束されます。
ただし、こちらの場合には、ご自分が意識してカードに付帯された保険へ加入したわけではありません。
そのため、どんな補償があるか、補償される金額はどの位かわからないことも多いでしょう。
渡航前に、一度ご自分が利用しているクレジットカードに保険が付帯されているか、付帯されていれば補償内容・金額はどのように設定されているか、カード会社のホームページや、カスタマーセンターへ問い合わせて確認しましょう。
2-3.利用付帯とは
利用付帯とは、クレジットカードによる料金支払が行われた場合に、海外旅行保険のサポートが認められる付帯サービスです。
つまり、利用付帯の場合は、海外へクレジットカードを持参するだけでは保険が利用できないことになります。
付帯された海外旅行保険があっても利用条件は、カードによって様々です。
- 海外旅行保険が付帯されているカードで公共交通機関を利用することが条件
- 旅行会社が企画するツアー料金を、保険が付帯されたカードで支払うことが条件
- 海外への航空機のチケット代を保険が付帯されたカードで支払うことが条件
上記のような条件をクリアしないと、いざという時に金銭的サポートは受けられないことになります。
また、カードの中には自動付帯とこの利用付帯が併存している場合があります。
例えば、補償項目(傷害死亡や携行品損害等)によってはカード利用が前提となるものや、補償金額が「〇〇〇万円までは自動付帯だが、更に〇〇〇万円を上乗せしたい場合、カード利用が条件」というように、部分的に利用付帯が取られているケースもあります。
3.クレジットカード付帯の海外旅行保険の選び方
クレジットカード付帯の海外旅行保険にも、カードによって、持っているだけではサポートを受けられない場合もあることがわかりました。
では、新たにカードを作る場合、付帯された海外旅行保険の内容も考慮にいれて選ぶならば、どんな点を重視すべきか教えてください・・・・。
こちらでは、付帯された海外旅行保険で重視した方が良いサービス内容を解説します。
3-1.やはり自動付帯がお得
海外旅行保険は自動付帯の場合が手続き要らずで安心です。カード利用の有無も関係ないので、現地の医療機関で治療を受ける場合も安心です。ただし、海外旅行保険が付帯されたカードは、旅行へ持参する必要があります。
一方、利用付帯のカードの場合は、バス・タクシー・電車・船舶・飛行機でカードを利用した記録のため、控えを必ず受け取っておきましょう。
自動付帯の場合は、現地での治療等はカードの持参やパスポート等の提示だけで済みます。
しかし、自動付帯の場合も、利用付帯の場合も保険金請求を行う場合は、現地で記載してもらわなければいけない書類があります。
一例をあげましょう。
- 医師の診断書:現地の医師から、病気やケガの治療を受けた場合、対人賠償責任等を負った場合に記載してもらう書類です。
- 医療費の明細書および領収書:現地の医療機関窓口から、病気やケガの治療を受けた場合、対人賠償責任等を負った場合に記載してもらう書類です。病院への支払いが済んでいない場合は病院からの請求書でも構いません。
- 死亡診断書または死体検案書:病気やケガが原因で死亡した場合に、診断または検案した医師または病院から取り付ける書類です。
- 事故証明書:旅先で事故に遭った場合、最寄りの警察署や官公署に届け出て、発行してもらう書類です。
- 支出を証明する書類:捜査救助が必要になった場合、その費用、航空運賃等交通費、ホテル客室料金等を証明する費用です。各航空会社・ホテル等で取得します。
- 示談書、示談金領収書:対人・対物賠償責任を負った場合、示談成立後当事者間で作成した書類です。
- 損害額(修理費等)を証明する書類:ご自分の携行品損害や、対物賠償責任を負った場合、損害を与えた物の価格、破損歳の修理費等を証明する書類を用意します。
現地で、これらの書類が取得できないと、自動付帯・利用付帯いずれであっても保険金の受け取りは難しくなります。
3-2.キャッシュレス診療が受けられるか
キャッシュレス診療とは、ご自分が渡航先で治療を受けた場合に、現地の病院で医療費を支払わなくてよいサービスを言います。
クレジットカードの付帯の保険の場合、キャッシュレス診療に対応するサービスがないこともあります。
付帯の保険も充実させたい場合には、クレジットカードを作成するとき、こちらにも対応しているかどうかを判断しましょう。
ただし、キャッシュレス診療が受けられる場合であっても、現地で病気やケガをしたからと言って、唐突に当該診療が受けられる病院へ行って、そのサービスが受けられるわけではありません。
キャッシュレス診療を受けるためには手順があります。
- カード会社の緊急センターへ連絡
- カード会社がご自分のカード番号・有効期限等の情報を照合
- キャッシュレス診療を提携している病院へ予約を入れてもらう
- 緊急センターから指定された病院へ向かい、受付後診療
キャッシュレス診療の場合も、自動付帯の場合はパスポート・クレジットカードのみ、利用付帯の場合はカード利用明細(控え)も必要となります。
キャッシュレス診療が受けられる病院が近くにないこともあります。海外旅行の際は、渡航先でキャッシュレス診療を受けられる病院が、カード会社のホームページで閲覧できます。
キャッシュレス診療を提携している病院が何ヶ所あるか、事前に確認しておくことも大切です。
3-3.家族特約も重要
家族特約とは、オプションとして追加しておくと、カードの所有者であるご自分のみならず、旅行へ同行した家族も補償対象になるサービスです。
ただし、このサービスの利用条件は様々で、このようなサービスをそもそも行っていないカード会社や、ゴールドカード以上を所有していないと利用できないカード会社もあります。
また、家族が補償される場合、カード利用者本人と補償額に差異があるので、カード作成前に必ず補償内容・補償額を確認する必要があります。
4.クレジットカード付帯の海外旅行保険の注意点
クレジットカード付帯の海外旅行保険の選び方はわかりましたが、心配なのは個別に加入する海外旅行保険よりも著しく劣った点があるかどうかです。
カード付帯の海外旅行保険で注意点があれば是非教えてもらいたいです・・・。
こちらでは、個別に加入する海外旅行保険と比較して、制約がある点について解説します。
4-1.補償内容が自由にカスタマイズができない
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償は、主に次のような内容となります。
補償項目 | 補償金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円~5,000万円 |
傷害治療費 | 1事故:200万円~300万円 |
疾病治療費 | 1疾病:200万円~300万円 |
対人対物賠償責任 | 1事故:2,000万円~3,000万円 |
救援者費用 | 200万円 |
携行品損害 | 20万円~50万円 |
上記のように基本的な補償内容はカバーされているとは言えます。
しかし、個別に保険加入する海外旅行保険で追加できる、ロストバゲージに備えた「航空機寄託手荷物遅延特約」や、現地の大規模テロに対応した補償である「テロ等対応特約」、ご自分や家族にとって切迫した事態となった時に利用できる「緊急一時帰国費用特約」等、様々な事態へ対応できる補償内容が揃っているわけではありません。
政情不安な国や、衛星環境があまり整っていない国へ渡航する場合、補償の範囲が狭いと感じてしまうこともあるでしょう。
渡航で特に注意すべきリスクのある国に関しては、クレジットカード付帯の海外旅行保険で対応するよりも、個別の海外旅行保険へ加入し、渡航先の情勢を考慮し自由に補償内容をカスタマイズできる商品がおすすめです。
4-2.歯科治療は補償されない
ご自分の身体の危機に関わる重大な事態というわけではないですが、虫歯や歯痛等で現地の治療を受けることもあります。
神経に響く痛みのままでは、正直、旅行どころでなくなることは明白です。
ただし、この歯科治療に関しては、カード付帯の保険では対応することができません。旅行前に歯のトラブルはしっかり国内でケアしておきましょう。
そうはいっても、個別に保険加入した海外旅行保険ならば、現地で歯科治療をした際に、金銭的サポートが満額受けられるかと言えばそうとはいえません。
〇歯科治療費の比較
アメリカで歯科治療したケースを例に、日本で治療した場合を比較してみます(日本の場合は公的医療保険を適用した場合の費用)。
歯科治療項目 | アメリカ | 日本 |
前歯の根幹治療 | 36,480円 | 4,540円 |
小臼歯の根管治療 | 44,160円 | 6,860円 |
大臼歯の根管治療 | 55,440円 | 9,060円 |
親知らずの抜歯 | 29,880円 | 11,000円 |
奥歯の金属の詰め物 | 57,000円 | 約6,000円 |
総義歯 | 84,360円 | 約33,700円 |
アメリカの歯科治療が、日本の数倍の費用に上ることがおわかりになるでしょう。
諸外国に行った場合は、更に倍以上の費用が請求されるリスクもあります。
〇歯科治療費用は補償される場合もあるが
個別に加入した海外旅行保険の場合でも、歯科治療費の全額が補償されるとは限りません。
海外旅行保険によっては一律〇〇万円と設定されていたり、次のようなやや面倒な基準で計算したりして、補償額を算定するケースもあります。
例えば、現実に支出した歯科治療費用で、常識的に考えて妥当な額に50%を乗じた額を、補償金額として受け取るという計算方法です。
つまり、一律で補償金額が設定されていても、いなくても、必ず満額が支払われるわけではなく、残額分は自己負担となります。
そのため、個別に加入した海外旅行保険があっても、カードに付帯されていた海外旅行保険を有していても、口内のトラブルは旅行前に治療しておくことが無難です。
4-3.補償額が少ないと感じたなら
実は傷害死亡等の生死に関係のある補償に関しては、個別に加入した海外旅行保険も、カード付帯の海外旅行保険も、1,000万円~3,000万円程度とほとんど補償額は変わりありません。
しかし、治療や救援費用に関しては大きな差があらわれます。
前述したようにカード付帯の海外旅行保険の場合は、傷害・疾病治療費は200万円~300万円程度ですが、個別の海外旅行保険の場合なら1,000万円~3,000万円と、5倍から10倍以上の金額の差があります。
どうしても治療費の補償額が、カード付帯の海外旅行保険では少ないことになります。
ただし、クレジットカードを複数枚所有し、いずれにも海外旅行保険が付帯されているなら、そのカードの補償額を合算できる場合があります。
例えば、現地で傷害・疾病による治療費用が500万円かかったならば、海外旅行保険がいずれも付帯されているクレジットカード甲(傷害・疾病の治療費300万まで補償)、クレジットカード乙(傷害・疾病の治療費200万まで補償)の合算額500万円が、補償される金額となります。
海外旅行保険が付帯されているカードでは、いずれのカードでも傷害死亡・傷害後遺障害になった場合、複数のクレジットカード補償金額の最高額が適用されます。
しかし、それ以外ならば複数のクレジットカードの補償を合算して治療費等を補填する方法も可能です。
5.クレジットカード付帯のおすすめ海外旅行保険・その1
クレジットカード付帯の海外旅行保険は注意点もありますが、旅行の際、ナカナカ役に立ちそうなサービスのようです。
では、クレジットカード付帯の海外旅行保険でおすすめのカードがあれば教えてもらいたいです・・・。
こちらでは、エポスカードの海外旅行傷害保険について解説します。
5-1.エポスカードの海外旅行傷害保険の概要
Visa付きのエポスカードの場合は、海外旅行傷害保険が自動付帯されます。1旅行につき最長90日間が補償対象期間となります。
旅先での病気・ケガやさまざまなトラブルを幅広くサポートしてくれます。出発前の届け出や手続きは一切不要です。
ただし、当然のことながら、エポスカードを自宅に置き忘れたまま渡航すると補償の対象にはなりません。
利用者が万一、海外旅行中に不運なケガや事故、病気になった場合には、エポスカード海外旅行保険事故受付センターへ、電話連絡して対応することになります。
この緊急医療アシスタンスサービスは、病気・ケガの治療のための医師、医療施設の紹介・案内や、医療費キャッシュレスサービス等が行われます。
5-2.エポスカードの海外旅行傷害保険の補償内容
エポスカードの海外旅行傷害保険は、「エポスVisaカード(年会費0円)」、「エポスゴールドカード(年会費5,000円)」、「エポスプラチナカード(年会費30,000円)」で補償内容・補償金額が変わります。
補償項目 | エポスVisa | ゴールド | プラチナ |
傷害死亡・後遺傷害 | 最高500万円 | 最高1,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 200万円 | 300万円 | 300万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 270万円 | 300万円 | 300万円 |
個人賠償責任(免責なし・1事故の限度額) | 2,000万円 | 2,000万円 | 1億円 |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 | 20万円 | 100万円 |
救援者費用(1旅行の限度額) | 100万円 | 100万円 | 200万円 |
航空機遅延費用等(1回の遅延の限度額) | ‐ | ‐ | 2万円 |
航空機寄託手荷物遅延等費用(1回の遅延の限度額) | ‐ | ‐ | 10万円 |
5-3.エポスカードの海外旅行傷害保険の注目点
エポスカードの海外旅行傷害保険では、ご家族も補償対象となります。
本人のご家族にも補償が及ぶカード付帯の海外旅行保険は、他のカードにあまりない手厚い補償といえます。
ただし、「エポスVisaカード」、「エポスゴールドカード」は本人のみが補償対象で、ご家族の場合は「エポスプラチナカード」から適用されます。
ご家族の補償内容は次の通りです。
補償項目 | プラチナ(家族) |
傷害死亡・後遺傷害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 200万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 200万円 |
個人賠償責任(免責なし・1事故の限度額) | 1億円 |
携行品損害(免責3,000円) | 100万円 |
救援者費用(1旅行の限度額) | 200万円 |
航空機遅延費用等(1回の遅延の限度額) | 2万円 |
航空機寄託手荷物遅延等費用(1回の遅延の限度額) | 10万円 |
その他、プラチナカード利用者には、更に旅行代金(募集型企画旅行)をエポスカードで支払ったとき補償されるものもあります。
補償項目 | 本人 | 家族 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高2,000万円 |
入院日額(フランチャイズ7日) | 5,000円 | 5,000円 |
手術保険金(フランチャイズ7日) | 1回の事故で1回の手術:入院日額の10、20、40倍 | 1回の事故で1回の手術:入院日額の10、20、40倍 |
通院日額(フランチャイズ7日) | 3,000円 | 3,000円 |
6.クレジットカード付帯のおすすめ海外旅行保険・その2
私は家族と、海外へ旅行に生きたいのですが、一般のクレジットカードで家族も補償されるカードはないものでしょうか?
あれば、詳細が知りたいです・・・。
こちらでは、ミライノカードの海外旅行傷害保険について解説します。
6-1.ミライノカードの海外旅行傷害保険の概要
ライノカードの海外旅行傷害保険は、家族補償が一般のカード(ミライノ カード)から適用可能です。
ただし、一般のカードで海外旅行傷害保険を利用する場合には、カード利用者本人であっても、家族であっても、旅行の利用代金をミライノカードで支払うことが前提です(利用付帯)。
一方、「ミライノカードGOLD」、「ミライノカードPLATINUM」の場合は自動付帯です。
6-2.ミライノカードの海外旅行傷害保険の補償内容
ミライノカードの海外旅行傷害保険は、「ミライノカード(年会費900円)」、「ミライノカードGOLD(年会費3,000円)」、「ミライノカードPLATINUM(年会費25,000円)」で補償内容・補償金額が変わります。
補償項目 | ミライノカード | ゴールド | プラチナ |
死亡・後遺傷害 | 本人:最高2,000万円
家族:最高1,000万円 |
本人:最高5,000万円
家族:最高1,000万円 |
本人:最高1億円
家族:最高1,000万円 |
傷害治療 | 本人:最高200万円
家族:最高100万円 |
本人:最高500万円
家族:最高250万円 |
本人:最高1,000万円
家族:最高500万円 |
疾病治療 | ‐ | 本人:最高500万円
家族:最高250万円 |
本人:最高700万円
家族:最高350万円 |
個人賠償責任 | 本人:最高1,000万円
家族:最高500万円 |
本人:最高5,000万円
家族:最高2,500万円 |
本人:最高1億円
家族:最高5,000万円 |
携行品損害
(免責3,000円) |
‐ | 1旅行・1年間
本人:最高50万円 家族:最高25万円 |
1旅行・1年間
本人:最高100万円 家族:最高50万円 |
救援者費用
(保険期間中) |
本人:最高100万円
家族:最高50万円 |
本人:最高300万円
家族:最高150万円 |
本人:最高500万円
家族:最高250万円 |
6-3.ミライノカードの海外旅行傷害保険の注目点
ミライノカードでは、海外で購入した品物が、万一破損・盗難に遭った場合は次のような補償を行います。
補償内容 | ミライノカード | ゴールド | プラチナ |
補償限度額 | 年間最高50万円 | 年間最高50万円 | 年間最高100万円 |
自己負担額 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
補償期間 | 商品購入日より90日間 | 商品購入日より90日間 | 購入日および購入日翌日より90日間 |
7.まとめ
政情不安な海外や、衛生面や治安に問題のある海外へ渡航する場合には、個別に海外旅行保険へ加入することが大切です。
しかし、台湾(中華民国)のような友好的で礼儀正しい隣国であったり、グァムやハワイ等の日本人に馴染みの深い海外であったりするならば、クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分といえます。