芸能人のがん報道のたびに注目されるがん保険。
しかし、がん保険は保険の中でも理解しづらい商品の一つ。
この記事では、がん保険の必要性はあるのか、そしてなぜ支払われないことがあるのかを解説しつつ、がん保険の本質に迫ります。
そもそもがん保険とはどのようなビジネスなのか、抗がん剤やがん治療はなぜ高いのか、そしてがん保険の必要性がどこにあるのかを理解していただくことで、がん保険の仕組みを理解していただきたいと思います。
目次
- そもそもがん保険って何?
- 保険会社は金融業であることを再度理解しましょう
- がんは世界のビッグビジネス
- 製薬業界や医療業界が発達するためには軍事産業が重要
- がん保険の必要性
- がんにかかったことがある人でも入れるがん保険が増えた理由
- 放射能騒動によって加入者が更に増えたがん保険
- 甲状腺は、のどぼとけのすぐ下、気管の前面に位置しています。
- 甲状腺乳頭がんを患ってしまった場合、どのくらいの治療費がかかるのか
- がんの治療にトータルでいくらかかる?
- 高額医療費制度とは
- 医者が、がんによる余命を短く言う不純な動機
- 余命3ヶ月宣告をすぐに信じてはいけません
- がんによる抗がん剤ビジネス
- 大腸ガンの患者数が、全ガンの中で1位となった理由
- 食べ物によって体が作られることを理解すればがんを防止できる
- がん保険が必要な人
- がん保険が必要でない人
そもそもがん保険って何?
まずはがん保険とは何かを理解していただきましょう。
生命保険に加入をすると医療保険という入院した時に保障される保険がありますが、がん保険とは医療保険だけではカバーできない医療費を保障するものです。
ではなぜがん保険というかというと、がんの治療に使われる抗がん剤や放射線治療には多額の費用がかかるからです。
がんで入院すると一カ月で100万円近くかかると言われています。
個室に入れられる場合が多いのと薬代もばかになりません。医療保険で1日5,000円の入院費が保障されたとしても足りない計算になります。
高額医療費制度を使っても30万円はかかる計算になります。がん保険の位置づけを理解していただいたところで次に行きたいと思います。
保険会社は金融業であることを再度理解しましょう
別の記事でもありますが、生命保険会社とは金融業であり、契約者の方からお金を集めて投資や運用をしているのです。
もちろん運用することによってお金を増やして高い保険金として支払うことが出来るのです。
保険会社は保険料が入り保険金として支払わない場合というのが一番儲かるということを理解してください。
又後の記事に関係するので保険によって世界で金が動くということをまずはイメージしてください。
がんは世界のビッグビジネス
がんはビッグビジネスとは不謹慎に聞こえるかもしれませんが、なぜ抗がん剤や放射線治療はいつまで経っても値段が高いのでしょうか。
それは世界の製薬メーカーの利益の大半を占めているからで、がんという人間にとっての恐怖の病気という位置づけがどうしても必要なのです。
製薬会社というのはものすごいお金と時間をかけて研究開発をして薬を製品化します。
抗がん剤というのは、がんにかかった患者からするとお金を出してでも治療に使いたい心理になるのです。
製薬会社はもの凄い力を持っていて政治をも動かしてしまいます。
製薬業界や医療業界が発達するためには軍事産業が重要
世界の大国アメリカの話になりますが、アメリカは軍事産業が経済の大半に影響を与えると言われていますが事実です。
さて保険と薬から離れますが、イメージしていただくために実例を出します。
みなさんが旅行で利用する航空機や先端技術の航空無線も軍事技術から発展したものです。
カーナビで使うGPSも軍事衛星によるものです。今は当たり前のように使っているインターネットやタブレットはどうでしょうか?
これも軍事技術から来たものなのです。
世界の大国アメリカは軍事産業で直接経済を潤うのではなく軍事で得た膨大なデータや開発技術を、国内の産業に活かしているのです。
では薬はというと、まだ実験段階の薬を試すには一般人ではできません。
勿論、動物実験もしていますが、軍事で活用されてデータを得るのです。
その後認可を得て製薬として流通するのです。人間が製薬を使わなくなることで経済が崩れるほどと言われています。
がん保険を利用すれば製薬の使用も促されるということを理解してください。
がん保険の必要性
少し雑学から入りましたが、がん保険の必要性はベースの医療保険では賄いきれない部分を保障するためにはあった方が安心です。
但し、必要以上の金額で入っている方が多いのではないかと思います。
入院する場合には高額医療費制度がありますが、保険の営業マンによってはその制度による割引を考慮しないでプレゼンテーションしている人がいます。
入院して治療をした場合には保障額が大きい気もします。但し、がん治療とは放射線治療などの一回で100万円を超えるような治療法もあります。
この時がこわいです。医療保険だけではカバーできませんのでがん保険に入る必要があります。
一度で支払えるだけの貯金、又は預金があればがん保険が不要なのかもしれません。
最近の医療保険は一日の入院保障額が大きいものもありますので、がん保険が支払荒れないのにはここにも理由がります。
健康保険、高額医療費制度を適用した場合には医療保険だけでカバーできてしまう場合があるのです。
よってご自身が入られる入院保険とがん治療でかかる費用と、公的制度を組み込んだ上で加入を検討することをお勧めします。
がんとは世界のビッグビジネスというのが理解できましたでしょうか。
がん保険に加入した人の中での割合で、放射線治療などの一度に100万円を超す治療を受けた人は全員でしょうか。
こう考えるとがん保険とは使うか使わないかが分からない、保険の意味合いとしては強いのかもしれません。
がんにかかったことがある人でも入れるがん保険が増えた理由
最近はコマーシャルで一度がんにかかった人でも入れるがん保険というのが出てきました。これにもカラクリがあり、要するに保険会社が保険金を支払った人数が、予定よりも少なかったということです。
この理由は前にも書きましたが、実は医療保険だけでカバーできる医療費だった場合や、高額治療を受けた人が想定の数字よりも少なかったということです。
保険商品は数学によって編み出されるデータをもとに開発されます。金融商品である保険への加入者が増えれば増えるほど、資金を増やせる保険会社が考えたビジネスでもあります。
放射能騒動によって加入者が更に増えたがん保険
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で福島第一原発事故により、がんに対する不安性がメディアで取り上げられました。この時、がん保険の加入者は増加しました。
甲状腺がんにかかった人が出てきましたが、実は治療費は大腸がんなどに比べると少額なものです。
例えば、甲状腺乳頭がんは、5対1くらいの割合で女性に多いがんというのが特徴です。甲状腺がんのうちの大半を占め他の種類に比べると比較的進行も遅くておとなしい性格で、治療できちんと治すことができるがんです。
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下、気管の前面に位置しています。
初期症状はなく、風邪で病院にかかったときに医師から首のしこりや腫れを指摘されて、甲状腺乳頭がんの発見に繋がることもあります。
甲状腺乳頭がんは他の臓器に転移することは稀で、比較的早い時期から甲状腺周囲のリンパ節に転移することは少なくなく、リンパ節への転移と聞くと不安も大きくなるかもしれませんが一般的に転移があっても進行が遅く、治療で治すことができる場合も多いようです。
甲状腺乳頭がんの治療は他の臓器に転移していない限り手術で甲状腺の一部、または全部や転移が見られるリンパ節を切除することで終わり、抗がん剤治療や放射線治療をする必要もありません。
入院期間はだいたい1週間~10日程度です。 甲状腺を全摘、もしくは大部分を切除した場合には残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンをつくれないため、甲状腺ホルモン剤を生涯服用する必要があります。
ホルモン剤を毎日服用したとしても、がんを発病する前とほぼ変わらず生活ができ、女性は服用しながら妊娠も出産も授乳も可能です。
甲状腺乳頭がんを患ってしまった場合、どのくらいの治療費がかかるのか
某大学病院の資料によると、9日間入院して甲状腺全摘手術を受けた場合、概算で約20万~30万円の自己負担とあります。
入院が月をまたがなければ、高額療養費制度を利用することにより、84,100円~87,430円の負担で済みます(自己負担3割、一般所得者の場合)。
一生服用しなければならない甲状腺ホルモン剤は薬価が安く、1日1錠飲んでも自己負担は3円ほど、1年間だと約1,100円ほどだそうです。
また、近所のかかりつけの病院で処方してもらえる、副作用の少ない身近な薬です。 あとは、退院後の術後の経過をみる検査通院の費用等でしょうか。
このように甲状腺乳頭がんは、他のがんと比べたら身体的にも経済的にも優しいがんといえます。
しかし、がんはがん。がん保険に加入されていれば、もちろん保険金は出ますが、かかってしまったら再発や転移を心配して新たにがん保険に加入しようとしても、通常のがん保険への加入は厳しいといわざるを得ません。
その場合には、引受基準緩和型のがん保険という手があります。最近では、完治から2年経過していれば加入できる商品も発売されています。
ただ、保障が通常のがん保険に比べると小さくなってしまうのは否めませんし、保険料も割高です。そして注意点は、契約日から1年以内に保障が発生した場合に支払われる保険金が削減されることです(満額保障されるのは2年目以降になります)。
東日本大震災後に変わったがんテレビの保険コマーシャル
東日本大震災以降日本の生命保険会社のコマーシャルが減った割には外資系のがん保険コマーシャルは増えていませんか。
ここで世界のお金の動きが関係してきます。日本の生命保険会社は主に日本国内に投資をしています。でもアメリカの保険会社はどうでしょうか。
医療保険は日本の生命保険会社に入っている日本からがん保険の契約を獲得をして、且つ増えたのは甲状腺がん。投資をしているアメリカの製薬会社のビジネスは向上するのです。
がん治療にはどのくらいの費用がかかるのか
がんには大きく分けて3種類の治療法があります。
これは3大療法と呼ばれ、
- 手術
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
のことを指します。
ですが実際は、各患者の病状に合わせて、他の療法なども組み合わせて治療が行われます。
1.手術
内容・効果
がんになってしまった部分とその周辺を手術で取り除く治療法
です。
がんがまだ小さく、転移などもしていない早期のうちに発見された場合は、手術が難易度が低く効果的です。
ほとんどのケースで、手術は選択肢に入ってくると思われます。
近年の医療技術の発達により、かつて手術の難点として挙げられた「患者への負担」が最近では減ってきています。
内視鏡を使用することで、切開はせずに行える手術もあります。 そのため、手術のための入院日数は減少傾向にあります。
費用
手術費は、その方法によってかなり差があります。
例えば、内視鏡を使用する胃粘膜の手術は約30万円ほど。
それに対し、胃の一部を切除するような手術になると約130万円と、値段はかなり跳ね上がります。
そのため「手術給付金」が手術の種類によって給付金額が変動する、医療保険やがん保険があります。
2.抗がん剤治療(薬物療法)
内容・効果
手術だけではすべてのがんを取り除き切れない場合や、手術後の再発防止などに使われるのが抗がん剤です。
一口に抗がん剤と言ってもさまざまな薬があり、厳密には抗がん剤ではない分子標的薬やホルモン剤といった薬品もがん治療に使用されます。
そのため、全ての治療法を含めて「化学療法」と呼ぶこともあります。
放射線治療や手術は、いわゆる局所とよばれるがんになった部分だけに処置が施されますが、抗がん剤治療の効果は全身です。
つまり、転移があるけどそれが発見されていない場合なども、治療ができるということです。
がんは細胞の異常な増殖であると言えますが、抗がん剤はそのメカニズムに作用してがんの転移を防ぎ、がん細胞を壊します。
それほど効果的な反面、正常な細胞にも影響を及ぼすので重い副作用があり、身体への負担が大きいことがデメリットです。
また、効果が出るまで時間がかかるため治療は長引き、費用もかかってしまいます。
費用
抗がん剤治療は「治療計画」と呼ばれる、投薬・休止の周期を決め、効果を様子見しながら繰り返し行います。
この1つのサイクル(おおむね5~6週間であることが多いです)を1コースと呼び、1コースあたりにかかる平均費用は、約100万円です。
放射線治療
内容・効果
放射線をがんに対して照射することで、がん細胞を破壊するという治療法。
手術に代わる根治療法のほか、再発の予防のためにも用いられます。
放射線治療には大きく分けて、以下の2つの方法があります。
- 体の外側から放射線を照射する「外部照射」
- 体内に放射性物質を入れて患部に照射する「内部照射」
照射方法によっては、がん周辺にある正常な細胞にも放射線を照射させてしまいますが、照射自体には痛みが少なく、身体への負担も少ないです。
また、副作用も手術・抗がん剤治療よりかは軽いでしょう。
費用
放射線治療の費用も方法によって変わりますが、おおむね3cm程度の小さな病巣に対して施すことが多い「定位放射線照射」で、60万円程度とされています。
放射線治療は比較的新しい技術であり、今もどんどん新しい方法や機器などが研究されている分野です。
定位放射線照射は公的保険の範囲に入っている治療法ですが、中には保険適用外のものもあります。
いわゆる先進医療と呼ばれるもので、まだ十分に検証されていないため、国が承認した特定の医療機関でしか行われておらず、費用も全額自己負担になる治療法です。
放射線治療のうち、重粒子線治療や陽子線治療などがそれにあたり、これらの費用は300万円程度にもなるうえ、先進医療の治療法は公的保険が使えません。
こうした現状から、がん保険を含む医療費をカバーする保険では先進医療を受けた場合の保障がある特約が用意されています。
また、前述した抗がん剤治療と放射線治療の両方を複数回受けるケースも多く、その際の費用も高額になりがち。
そのためチューリッヒ生命が販売する保険「終身ガン治療保険プレミアム」などといった、抗がん剤治療や放射線治療に特化した保険も注目を集めています。
がんの治療にトータルでいくらかかる?
一般的にがん治療は、様々な治療法を組み合わせて行われるため、一概に「がん治療の費用はいくらだ」と言い切るのは難しいです。
ですが、あくまで目安として統計を見てみましょう。
厚生労働省が行った医療給付実態調査の統計をもとに算出してみたところ、がん治療1件あたりに支払われる平均費用は以下のようになっていました。
入院の費用(医療費総額)
胃がん 60万5,806円
結腸がん 59万9,316円
直腸がん 72万2,637円
肝がん 57万3,219円
肺がん 63万8,892円
乳がん 54万2,043円
子宮がん 59万4,430円
悪性リンパ腫 90万9,442円
白血病 144万1,368円
その他のがん 60万2,154円
胃がん 52万3,716円
入院の費用(3割自己負担額)
胃がん18万1,742円
結腸がん 17万9,795円
直腸がん 21万6,791円
肝がん 17万1,966円
肺がん 19万1,668円
乳がん 16万2,613円
子宮がん 17万8,329円
悪性リンパ腫 27万2,833円
白血病 43万2,411円
その他のがん 18万646円
胃がん 15万7,115円
入院外の費用(医療費総額)
医療費総額(3割自己負担額)
胃がん 2万6,732円
結腸がん 4万1,884円
直腸がん 5万7,925円
肝がん 3万9,331円
肺がん 5万4,621円
乳がん 5万151円
子宮がん 2万4,166円
悪性リンパ腫 5万4,253円
白血病 8万630円
その他のがん 4万3,983円
胃がん 1万7,804円
入院外の費用(3割自己負担額)
医療費総額 3割自己負担額
胃がん 8,020円
結腸がん 1万2,565円
直腸がん 1万7,378円
肝がん 1万1,799円
肺がん 1万6,386円
乳がん 1万5,045円
子宮がん 7,250円
悪性リンパ腫 1万6,276円
白血病 2万4,189円
その他のがん 1万3,195円
胃がん 5,341円
※厚生労働省「医療給付実態調査(平成25年度)」をもとに推計
自己負担額にして、20万円程度です。
ですが日本には「高額療養費制度」があるため、公的保険に適用される治療に関しての治療費は、ひと月最高8万円となります。
そのように考えると、心配するほど莫大な金額ということではないのではと思います。
しかし問題なのは、高額療養費制度は月単位で上限金額が設定されているということ。
ひと月の出費は8万円程度で済んだとしても、次の月にも同じだけかかったら総額では16万円ということになります。
そして、がんの治療は長期間になりがちだということに注意しなくてはなりません。
最近は手術や入院にかかる日数は短くなってきていますが、がんは手術後も再発の可能性があります。また、抗がん剤治療を継続する人もいるでしょう。
「5年生存率」という言葉があるように、完治の目安は治療後5年間再発しなかったら。
それはすなわち、がんは手術や治療後も再発する可能性があるため、5年間は検診や再発予防のため通院しなければいけないケースが多いということです。
手術後の検診は毎月は行わないと思いますし、5年間ずっと病院に通い続けるわけではありません。
ですが、がんは手術したら終わり、というようなものではないことは理解しておく必要があります。
高額医療費制度とは
高額療養費(こうがくりょうようひ)とは、健康保険法等に基づき、日本において保険医療機関の窓口で支払う医療費を一定額以下にとどめる医療保険制度です。
1ヶ月間(同月内)に同一の医療機関でかかった自己負担額を合算し、自己負担限度額を超えた分については保険者(全国健康保険協会、健康保険組合、市町村等)によって支給される(健康保険法第115条、国民健康保険法第57条の2)。
原則として、保険者に対し高額療養費支給申請書を提出することで自己負担限度額を超えた分について後に支給されるが、一部の健康保険組合では支給申請書を提出しなくても自動的に支給される制度を採っていいます。
部屋代等の特別料金、歯科材料における特別料金、先進医療の先進技術部分、自費診療を受けて償還払いを受けた場合における算定費用額を超える部分など、保険外の負担については対象外となる。また保険給付であっても定額制(標準負担額)である入院時の食事療養や生活療養も対象外です。
名称は「高額医療費」「高額医療費制度」ではありません(このように間違える人が非常に多いのは、税法や確定申告において「医療費控除制度」が存在しているからです)。
留意点
同月内同一医療機関が原則です。同じ病気であっても入院が月をまたがった場合や再手術で転院した場合は合算されないため、高額な費用を負担しても各月の自己負担限度額に達せず、支給を受けられない場合があることに注意が必要です。
すなわち、費用のかかる手術や入院を予定しているならば、同一病院で月の初めから治療することにしたほうがよいです。
医者が、がんによる余命を短く言う不純な動機
何故日本の医師が余命を短く言うのか、一つには、患者が万が一早く亡くなられた場合に、家族などから咎められないように、つまりリスクヘッジの場合を想定して伝えるから。
もし患者に「あなたと同じ症状の患者の中には、長生きしている人もいます」と真実を伝えたとしたら、患者側は安心しあれこれ治療するのを嫌がるかもしれない。
それで、治療しないと余命3ヶ月とキッパリ短く言い切ったり、ひどい医者は「明日亡くなるかもしれない状態」と脅しにかかる。
医師も仕事として治療を行いますので、治療がなくなれば収入がなくなり、暮らして行けなくなります。
治療が命綱の医者にとって、余命は短く言うほど「うまみ」が増し、お金稼ぎのための治療を行うために、これほど重宝な道具はありません。
多くの患者やその家族は「医師が嘘をつくはずがない」と思ってますよね。
そんな信じ切った状態で「余命3か月。だけど手術や抗がん剤治療を行えばあと数年は生きられる」なんて言われれば、患者側は医師に頼むしかないでしょう。
患者側には
「がんは放っておくとあっという間に死ぬ」
という思い込みがあり、がんと聞いて頭に浮かぶ文字をアンケートすると、「死」「悪」「苦」「怖」などとの答えが出てくるからです。
医者はその恐怖を逆手にとって余命を短く言うほど、脅しが効き、治療しやすくなります。
そして万が一、がん患者の死因が抗がん剤治療の毒や手術で引き起こした合併症だったとしても、遺族からは
「もともと手遅れで余命3ヶ月だったし、難しい手術になると言われていたから仕方がない。先生方は、あらゆる手を尽くして下さった」
と感謝してもらえるのです。
反対に患者が余命宣告された期間よりも長生きすれば、これまた”先生のおかげ”になるのです。
という訳で「余命3ヶ月宣言」は医者にとって、いいこと尽くめという声があります。
余命3ヶ月宣告をすぐに信じてはいけません
がんが人の命を奪うのは、肺、食道、肝臓、脳などの重要臓器でしこり(がんの腫瘤)が増大して臓器や器官をふさぎ、呼吸などの生命活動が損なわれたときです。
大腸がんの場合、まともな医者が余命を言うのはほとんど、肝転移がある時です。しかし、転移の個数や大きさは、患者によって異なるということを理解しましょう。
またがんの病巣が大きくなるスピードは、患者によって異なり、余命を正確に判断するためには、増大スピードを調べる必要があり、その観察に、3ヶ月以上かかるのが事実です。
肝転移で命に危険が及ぶのは、転移病巣が肝臓の8割を占めるようになったときです。
そこで、数ヶ月の間隔をあけて超音波検査をし、CTで病巣の大きさの推移を計測することで、がんの増大スピードを測ります。
そしたら、いつ転移病巣が肝臓の8割を占めるようになるのかが分かります。
となると少なくとも3ヶ月以上の間隔をとって、がんの増大スピードを調べる作業が必要になるのです。
こうした作業を経ないで下された余命判断は、全くあてになりません。
なので初診時や初診からあまり時間が経っていないときに言われた余命宣告には、注意をしましょう。
がんによる抗がん剤ビジネス
がん治療の1つである抗がん剤治療ですが、抗がん剤は副作用が強く、根本的な治癒効果がないとまで言われています。
また271人の医師に「もしがんを患ったら、抗がん剤を打ちますか?」という質問をしたところ、一人を除き270人が「いいえ」と答えた、という調査まであるのです。
東京大学の医学部に在籍する4人の教授は、抗がん剤を打たずに食事療法でがんを治したといいます。
なので医師の中には、お金儲けのために患者を薬漬けにする人もいるようです。
製薬会社の営業マンと医者との接待の中には、過剰接待をする場合もあり驚かれると思います。
大腸ガンの患者数が、全ガンの中で1位となった理由
4月28日に国立がん研究センターが発表した推計値によると、2015年新たにがんと診断される人が国内で98万2100人。
2014年に3位予測だった大腸がんが、胃がんや肺がんを追い抜いて1位になった、とのことです。
がんと診断される人は昨年より約10万人増えたのは、
登録制度の充実でより実態に近い数字になったため
だそう。
部位別では大腸がんが13万5800人で最も多く、肺がん13万3500人、胃がん13万3000人、前立腺がん9万8400人、乳がん8万9400人の順。
昨年1位だった胃がんが相対的に伸び率が低く、国立がん研究センターの医師は、衛生状態が良くなり胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることが順位変動の主な理由と見ています。
死亡者数の予測は37万900人で昨年の推計値より約4千人増え、部位別では、肺がんが最多で7万7200人、大腸がん5万600人、胃がん4万9400人、膵臓(すいぞう)がん3万2800人、肝臓がん2万8900人の順です。
女性の死亡者数が最も多かった大腸がんは、男性でも3位にランクイン。
医師(同上)は大腸がんの原因として、
大腸がんの原因には、赤身肉やベーコンなどの加工肉の摂取、飲酒や肥満が挙げられますが、とくに日本人は肉の消費量が増え続けています
と話しています。
次からはこの日本人の肉食化についてみていきましょう。
食べ物によって体が作られることを理解すればがんを防止できる
食べ物の成分によってがんは発生することを理解していただきたいと思います。ここからは私の仕事仲間の中国人の話をしますが、彼はまだ30代で「油麺」が好きなので中国で油麺を頻繁に食べていました。
中国の屋台で食べることが多く、以前話題にもなった下水道から採れる油を使ったものでした。彼曰くその油麺が絶妙な味でやめられないと言っていますが、先日がん細胞が発見されました。
今後、遺伝子組み換え作物などの摂取が増えれば確実に体は弱っていきます。世界規模のビジネスの流れを理解すればがんに対する見方も変わってくるのではないかと思います。
他の治療法が見つかったり、がんの治療費が安くなればがん保険は不要になりますが、これはありえません。もしあったとしても公にはされないでしょう。
がん保険が必要な人
- 貯蓄ができていない人
- 小さなお子様がいる人
- 入院した時に不安な人
- 自営業の人
がん保険が必要でない人
- 貯蓄が十分ある人
- 払い込んだ保険料よりも給付が受けられないと思っている方
- 会社の福利厚生等で保障が十分な人
まとめ
がん保険は全く必要ないとは言い切れません。ただし判断する前に、理解していただきたいのは、がんという病気が怖いのではなく、がん治療には多額の費用がかかる場合があるということが怖いのです。
ベースとしては現在加入している医療保険(入院保険)で入院に対して1日いくら補償されるかを基準にプランを立ててください。
がん保険が日本で商品化された頃の保険営業マンはこのように営業していました。「○○さんは、がん家系ですか? それならがん保険もつけておきましょう」のような感じです。
安心していただきたいのは、昔のような保険会社の都合による支払がされないことはなくなりました。
昔は保険会社のコールセンターにていかに、保険金を支払わない目的のマニュアルがあったほどです。最近は保険会社への監査も厳しくなり、加入者の意識も高くなったと思います。是非とも、ご自身の資産・資金計画、他の保険内容とのバランスを理解した上で最適ながん保険に出会っていただければと思います。