自動車保険は一括払いがお得って本当?!詳細解説いたします!

最近ますます盛り上がっているのが【ポイ活】ですが、みなさんは、何で【ポイ活】をされていますか?

一番、簡単なポイ活は、ショッピングや公共料金の支払いでクレジットカードを利用することですが、もちろん自動車保険の保険料を払い込む時にもクレジットカードOKなところを利用すると、簡単にポイ活できますよね!

その時に一括で保険料を払い込むと、ますます、お得度がアップするって、ご存じでしたでしょうか?!

意外と知られていない自動車保険の一括払い。

今回は一括払いする時と分割払いする時の違いについて詳しく解説していきます。

保険料を払い込む時の方法にも少し意識をむけて、どんどん、お得度を高めていきましょう!

1.自動車保険の一括払いって?

スマートフォンを触る手

自動車保険では、1年間の保険料を1度(1回)に払い込む方法のことを「一括払い」と言っています。

通常、一般的な自動車保険では、保険料の払い込み回数を1度(1回)にですませる「一括払い」以外にも、10回や11回12回に分割して払い込む「分割払い」を選択することができます。

「一括払い」のことを「年払い」、「分割払い」のことを「月払い」と言っていることもあります。

2.自動車保険の保険料の払い込み方法って?

紙幣の束

みなさんの中には、自動車保険の保険料を月払いで払い込まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

自動車保険の保険料の月払いは、もっともスタンダードな払い込み方法ですよね。

現在、一般的な自動車保険は1年ごとに契約が完了する1年契約のものが、主流となっています。

1年契約以外にも、2年契約や3年契約など長期契約ができるものもありますが、基本的には1年ごとに契約が終了し更新されていきます(ただし、自動更新を選択している場合に限ります)。

ですから、一般的な自動車保険では保険料も通常1年間の金額として計算されています。

1年間の保険料の金額を基に私たちは、契約するかどうか、更新時には契約内容の見直しや切り替えるなどの判断をすることになります。

私たちは、自動車保険を契約する時や更新する時に、保険料を「一括払い(=年払い)」にするのか「分割払い(=月払い)」にするのかなど、払い込み回数を選択する以外にも、たとえばコンビニや金融機関の窓口を利用して、直接保険会社の口座に払い込むのか、それとも、指定した口座から引き落とすかなど、払い込み方も様々な方法を選ぶことができます。

一般的な自動車保険の払い込み回数と、払い込み方の組み合わせは、主に次のようなものがあります。

2.1 1回払い(=一括払い)× クレジットカード

クレジットカードを利用して1年間の保険料を1回で払い込む方法(=一括払い)は、現在ほとんどの保険会社で対応しています。

クレジットカードで自動車保険の保険料を1回払い(=一括払い)をする場合、通常のショッピングの時と同じ感覚で利用することができるので煩わしさがありません。

また、保険会社と提携しているクレジットカードであれば、通常のショッピングポイントの他にも、ボーナス特典として、なんらかのプレゼントがつくこともあります。

クレジットカードの1回払い(=一括払い)は、大変便利でお得な払い込み方法ですが、いくつか注意するべきポイントがあります。

例えばクレジットカードで1回払い(=一括払い)をする場合、ご契約された日や自動車保険を更新された日を決済日(利用日)として、保険会社からカード会社に保険料などの情報が連携され保険料の引き落とし日が決定します。

このため、クレジットカードのお支払いサイクルによっては、翌月に引き落とされるつもりであったのに、その月のうちに引き落とされてしまうことがあります。

事前に、ご利用されているクレジットカードの締め日をよく把握しておくようにしましょう。

また、自動車保険の保険料を一括払いする場合は、どうしても金額が大きくなってしまいます。

万が一残高不足などで、クレジットカードのお支払い口座から、保険料の引き落しがされなかった時に、自動車保険での補償が開始されないなど思わぬトラブルの原因になることがあります。

不本意なトラブルを避けるためにも、いつの引き落としになるのか、引き落としされるタイミングをよく確認するように注意しておきましょう。

また、自動車保険では、利用できるクレジットカードは原則として、カードの「持ち主」が、ご契約される方である場合に限られています。

クレジットカードの「持ち主」のことを、「名義人」と言います。

クレジットカードの「名義人」は、カードの表面にローマ字やカタカナで名前が刻印されている方になります。

中には、自動車保険をご契約される方が家族カードや、ファミリーカードの「名義人」の方もいらっしゃるかもしれませんね。

家族カードやファミリーカードは、クレジットカードの「持ち主」である会員の方のご家族の方に対して、ご家族の方を「名義人」として、同じクレジットカードが追加で発行されているカードですが、自動車保険の保険料の払い込みに利用する場合は、家族カードやファミリーカードが利用できるかどうかはケースバイケースになります。

ご家族の方が「名義人」となっている家族カードやファミリーカードでは、同居されているご家族の方である場合に限って利用可能なこともあります。

その他にも、たとえば、別居されているお子さんの自動車保険の保険料を、親御さんが「名義人」となっているクレジットカードで支払いたいというような場合は利用することができません。

クレジットカードを利用して、自動車保険の保険料を一括払いする時には、「引き落とし日」やご契約される方の名前と同一の「名義人」のクレジットカードであるかどうかを、必ず確認するようにしましょう。

2.2 分割払い× クレジットカード(カード会社)

クレジットカードを利用して1年間の保険料を分割して払い込む方法(=分割払い)には、カード会社による分割払いと保険会社による分割払いの2つの方法があります。

カード会社による分割払いは自動車保険を申し込む際に、任意の回数(2回払い、3回払い、6回払いなど)を選択します。

ただし、保険会社やご利用されるクレジットカードによっては、一括で決済をした後にご自身で分割払いを設定するケースもあります。

通常のショッピングの時にも、代金をクレジットカードで支払う際には、お支払い回数を尋ねられることがありますが、イメージとしては、その時に支払い回数を指定したり、あるいは一括で支払った代金を、後からご自身で分割払いに変更するようなイメージになります。

クレジットカードを利用して、1年間の保険料を分割して払い込む場合は、事務手数料(=分割手数料)が発生します。

事務手数料(=分割手数料)は、分割する回数ごとの「実質年率」を用いて計算されます。

また、クレジットカードごとに分割払いをする時の「実質年率」は異なっています

たとえば、自動車保険の年間の保険料が「10万円」であった時に、3回に分割して払い込む場合、3回払いの、「実質年率」が、10.05%のクレジットカードでは、分割手数料は100円あたり1.68円として計算され1,680円になります。

私たちが実際に払い込む保険料の総額は、保険会社に支払う「年間保険料10万円」にカード会社に支払う「分割手数料=1,680円」が上乗せされますので、10万1,680円になります。

3回払いの「実質年率」が12.25%のクレジットカードであれば、分割手数料は100円あたり2.04円として計算され2,040円になります。

私たちが実際に払い込む保険料の総額は、保険会社に支払う「年間保険料10万円」にカード会社に支払う「分割手数料=2,040円」が上乗せされますので、10万2,040円になります。

このように、クレジットカードを利用して自動車保険の保険料を分割払いする場合は、カード会社の「実質年率」の違いによって自動車保険の保険料にプラスして発生する分割手数料の金額が変化します。

「実質年率」は、カード会社ごとで異なっているだけでなく、同じカード会社であっても、分割する回数ごとに異なっていますので、自動車保険の保険料の払い込みに、クレジットカード会社の分割払いを利用する場合は、ご利用されるクレジットカードの分割回数と、その時の「実質年率」を、今一度、確認するようにしておきましょう。

払い込む金額が大きくなると、必然的に分割手数料の金額も大きくなります。

最近では、クレジットカードを複数枚所有している方も珍しくありませんよね。

分割払いを利用する時には、なるべく実質年率の低いクレジットカードを選ぶようにするとよいでしょう。

また、クレジットカード会社の分割払いでは、分割手数料が発生しないケースもあります。

一般的に、クレジットカードで分割払いの回数が2回(=2回払い)の時には、分割手数料は発生しません。

2回払い以外では、ボーナス払いを利用する時も分割手数料は発生しません。

クレジットカードのボーナス払いは、夏または冬のボーナスが入る月の翌月にまとめて支払う方法です。

ボーナス払いでは、たとえば12月から6月のカード利用金額を8月のカード支払い日に支払ったり、7月から11月のカード利用金額を翌年の1月に支払うことができます。

厳密に言うと、ボーナス払いは分割払いではありませんが、お支払い時期を先延ばしすることができますので、分割払いで分けて払い込む時と比べると、分割手数料が発生しない分だけ払い込む金額の総額を少なくすることができます。

もしも、ご利用されるクレジットカードが、2回払いやボーナス払いに対応しているのでれば、検討してみるのもよい方法です。

一括払いでは金額が大きすぎて、家計の負担になるような場合であっても、2回に分割したりボーナス払いなら検討する余地があるかもしれません。

また、ご自身でカード会社による分割払いを利用する場合は、各カード会社ごとに分割払いに変更できるタイミング(=期限)が異なっています。

その点も、分割手数料の「実質年率」と合わせて、事前によく確認するようにしておきましょう。

●分割手数料 例:イオンカード

分割回数 3回 5回 6回 10回 12回
実質年率 10.05% 11.13% 11.43% 12.04% 12.19%
100円あたりの分割手数料 1.68円 2.80円 3.36円 5.60円 6.72円

●分割手数料 例:楽天カード

分割回数 3回 5回 6回 10回 12回
実質年率 12.25% 13.50% 13.75% 14.50% 14.75%
100円あたりの分割手数料 2.04円 3.40円 4.08円 6.80円 8.16円

2.3 分割払い×クレジットカード(保険会社)

保険会社による分割払いは、1年間の保険料を12カ月で割った金額のものをクレジットカードを利用して払い込む方法です。

保険会社による分割払いでは、初回のみ2か月分(または、3か月分)を払い込み、残りの10カ月分(または、9か月分)を1か月ごとに11回(あるいは、10回)に分けて払い込むといったパターンが多くみられます。

一般的に、保険会社による分割払いは「月払い」と言われています。

保険会社による分割払いでは、自動車保険を契約する時点で「分割払い(または、月払い)」を選択します。

保険会社による分割払いも、クレジットカード会社の分割払いと同様に、事務手数料(=分割手数料)が発生します。

ただし、カード会社の分割手数料の実質年率が、12%や14%(12回払い時の実質年率)であるのに対して、保険会社の分割払いを利用した場合は、分割手数料は保険会社によっても異なりますが、年間の保険料に対して概ね5%程度と低く抑えられています。

たとえば、自動車保険の年間の保険料が「10万円」であった時に、カード会社の分割手数料が7,740円(実質年率14.0%の場合)であるのに対して、保険会社の分割手数料は5,000円(分割手数料5%の場合)になります。

●分割払いの手数料(保険会社 VS クレジットカード会社)

お支払い総額 分割手数料 月払い保険料の概算額

保険会社による分割払い
(100円あたりの分割手数料5円のケース)

105,000円 5,000円 8,750円

カード会社による分割払い
(100円あたりの分割手数料7.74円のケース)

107,740円

7,740円

8,978円

保険会社による分割払いでは、カード会社による分割払い時とは異なり回数を指定することはできません。

また、自動車保険によっては1年間の保険料を12カ月で割り、初回のみ2回(2か月分)を払い込むケースもあります。

その場合、払い込む保険料の初回分が1回目と2回目を、1回としてとカウントされますので、分割して払い込む回数は12回ではなく11回になります。

このため分割払いのことを「11回払い」としている保険会社もありますが、保険料の払い込みは月ごとになるため「12回払い」と同様に「月払い」と言われています(払い込み回数を「11回払い」として、「月払い」と呼んでいる保険会社もあります)。

保険会社によっては「月払い」であっても、必ずしも12回払いではない点に注意するようにしておきましょう。

また、保険会社による分割払いでは、初回の2回分の保険料のみ、電話やインターネットを利用してクレジットカードで決済をしなければならないケースもあります。

このような場合は、クレジットカードからの自動引き落としは、3回目から始まり12回目までの10回分になります。

自動車保険を申し込みと同時にクレジットカードから、自動引き落としが開始されない場合がある点にも注意しておきましょう。

2.4コンビニ払い

自動車保険の保険料を払い込む方法では、コンビニ払いを選択できる自動車保険もあります。

自動車保険の保険料のコンビニ払いは、「郵送方式」と「オンライン方式」の2つに分かれています。

コンビニ払いの「郵送方式」を選択した場合、自動車保険のご契約手続きが完了した後に概ね1週間ほどで保険会社から「払込票」が郵送されてきます。

郵送されてきた「払込票」を持参して、コンビニエンスストアのレジにて保険料を払い込みます。

一方「オンライン方式」では、自動車保険の申し込みが完了したタイミングで「払込番号(支払番号)」が、保険会社よりメールで送信されてきます。

あるいは、スマートフォンやパソコンの画面に表示されるURLをクリックすることで、「払込番号(支払番号)」が発行されるケースもあります。

「オンライン方式」では、「払込番号(支払番号)」を印刷したりメモした後に、コンビニエンスストアのレジにて「払込番号(支払番号)」を提示し保険料を払い込みます。

保険会社によっては、コンビニのマルチメディア端末(Loppiやファミポート、マルチメディアコピー機など)を操作して「払込番号(支払番号)」を印刷した後、レジで「払込番号(支払番号)」を提示して保険料を払い込むケースもあります。

コンビニ払いの「オンライン方式」は、「郵送方式」の場合に比べて「払込番号(支払番号)」を印刷したりメモしたりする手間がかかりますが、その場で「払込番号(支払番号)」が発行されるため「払込票」の到着を待つ時間はかかりません。

また、払い込み時に発生する手数料も、通常は保険会社が負担するため手数料が必要になることもありません。

ただし保険会社によっては、所定のコンビニエンスストア以外を利用すると、手数料が必要になることがあります。

自動車保険の保険料をコンビニ払いする場合、保険会社が入金を確認できるまで日数(通常、2~4日)かかることがあります。

土・日・祝日をはさむ場合であれば、さらに日数がかかることもあります。

このため「郵送方式」の場合では2週間ほど、「オンライン方式」の場合は1週間ほどを、自動車保険での補償が開始される時期(=保険始期日)として、あらかじめ見込んでおきましょう(ただし、コンビニで払い込み後、すぐに補償が開始される、後払い方式の自動車保険もあります)。

自動車保険の保険料の払い込みに「コンビニ払い」を利用する場合、「分割払い」を利用することができない自動車保険もあります。

「コンビニ払い」では「一括払い」のみとしている自動車保険もありますので、補償が開始される時期(=保険始期日)と合わせて注意するようにしておきましょう。

2.5ネットバンキング決済

インターネットバンキング口座をお持ちの方でしたら、「ネットバンキング」を利用して保険料を払い込むことも可能です。

「ネットバンキング」とは、パソコンやスマートフォンを利用して、銀行との取引をインターネット上で行うことを言います。

このため、「ネットバンキング」は「オンラインバンキング」と言われていることもあります。

「ネットバンキング」や「オンラインバンキング」では、直接、銀行窓口やATMに行かなくても、パソコンやスマートフォンを利用して、口座開設や預金・振込・振替・残高照会など、さまざまな手続きを行うことができます。

「ネットバンキング」や「オンラインバンキング」は、店舗がオープンしている時間を気にすることなく、24時間いつでも都合の良い時間帯に利用することができる大変便利なサービスです。

ひと昔前まで「ネットバンキング」と言えば、インターネット専業銀行(実店舗を持たず、インターネット上だけで銀行業務を行っているいわゆるネット銀行)の、専売特許のように言われていましたが、最近では私たちが日ごろ利用している銀行であれば、都市銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫、労働金庫、JAによらず、さまざまな銀行で「ネットバンキング」を利用することができます。

ただし、「ネットバンキング」を利用する場合、専用の「インターネットバンキング口座」を開設している必要があります。

通常、銀行に普通口座をお持ちの方でしたら、申し込みをすれば、そのまま普通口座をインターネットバンキング口座として使用することができます。

自動車保険の保険料を「ネットバンキング」を利用して払い込む場合、保険会社によっては利用できる銀行が指定されているケースもあります。

「ネットバンキング」で、保険料の振り込みを行う際には、別途、振込手数料が発生します。

また、自動車保険の保険料の払い込みに、「ネットバンキング」を利用できるのは、一括払いの時のみとされ、分割払い時には選択することができない保険会社が多い点にも注意するようにしておきましょう。

2.6銀行・郵便局

保険会社によっては、自動車保険の保険料を、直接、保険会社の銀行口座に振り込むことも可能です。

銀行や郵便局の窓口にて、保険会社から発行された払い込み票を利用して保険料を払い込みます。

払い込み票を利用して銀行や郵便局の窓口から払い込むことは、「請求書払い」と言われていることもあります。

「請求書払い」は、もっともオーソドックスで、私たちにとって馴染みのある払い込み方法のひとつです。

また、手元に払い込み票の領収書が残るため安心感もあります。

払い込み票を利用して、銀行や郵便局の窓口から自動車保険の保険料払い込む場合、別途、振込手数料が発生しますが、通常であれば保険会社が負担することが一般的です。

このため、振込手数料が発生しないことも「請求書払い」の安心ポイントです。

2.7口座振替

「口座振替」は、指定した銀行の口座から自動的に引き落とされる払い込み方法のことを言います。

指定した銀行の口座から自動的に引き落としが行われるため、「口座振替」は「自動振替」とも言われています。

「口座振替」(または、「自動振替」)は、電気料金やガス料金などの公共料金のお支払いや、クレジットカードのお支払いに、ご利用されている方も多いのではないでしょうか。

「口座振替」も上記の「請求書払い」と同様に、オーソドックスな払い込み方法のひとつです。

自動車保険で「口座振替」を利用する場合、保険会社に口座振替依頼書を提出する必要がありますが、通常、口座振替依頼書を一度提出すれば、その後、引き落とし口座を変更しない限りは、毎月、自動的に引き落とされます。

一般的に事務手数料は保険会社が負担するため、手数料が発生することもありません。

ただし、インターネットから申し込む通販型(ダイレクト型)の自動車保険では、「口座振替」サービスは行われていないことがあります。

3.自動車保険の一括払いのメリットって?

自動車の中から見る街の風景

自動車保険の保険料を一括払いする場合、手数料が発生しないことが一番のポイントです。

ほとんどの払い込み方法で、分割払い時にはかかる手数料が、一括払いを選択した場合かかることがありません。

また、払い込み方法も分割払いを選択する時に比べると、さまざまな方法から選択することができます。

ただし、一括払いする自動車保険の保険料が10万円を超える時には、一部の払い込み方法が選択できないことがあります。

現在、一般的な自動車保険は、加入する方法の違いで代理店型(対面型)と言われている自動車保険と、通販型(ダイレクト型)と言われる自動車保険の2つのタイプに分かれています。

代理店型(対面型)の自動車保険には、自動車ディーラーや実店舗(代理店)を通じて加入します。

一方の通販型(ダイレクト型)の自動車保険には、インターネットや電話(コールセンター)から加入します。

代理店型、通販型の自動車保険とも、保険料を分割払いする場合は、分割手数料が発生します。

分割手数料は、カード会社による分割手数料と、保険会社による分割手数料で金額が異なっています。

一般的に言って代理店型(対面型)の自動車保険は、払い込み方法の選択肢が多くあり、融通がきくことも特徴的です。

一方の通販型(ダイレクト型)の自動車保険は、代理店型(対面型)の自動車保険に比べると、払い込み方法の選択肢が限られており、分割払い時には、クレジットカード決済のみとしている保険会社も多く見られます。

4.自動車保険の一括払いのデメリットって?

ハンドル

自動車保険の保険料を一括払いする場合は、1回に保険料の全額を払い込むため、金額が大きくなることが最大のデメリットと言えます。

たとえば、自動車保険では基本の補償以外にも、さまざまなオプションが用意されています。

基本の補償である、お相手の方に対する対人・対物賠償保険や、ご自身や同乗者の方へのケガに備える人身傷害保険の他にも、自動車保険のオプションを付帯した場合や、ご自身のお車への備えである車両保険などを付帯した場合、自動車保険によっては、年間の保険料が10万円を超えてしまうことがあります。

また、自動車保険では、等級による割引制度や年齢条件など、さまざまな割引制度が用意されていますが、免許を取得後、初めて自動車保険に加入される方や、とくに年齢が低い若年層の方は、保険料が割高になる傾向がみられます。

自動車保険の分割払いを選択すると、手数料が発生しますが月々に計算しなおすと、わずか数百円の違いになることも珍しくありません。

保険料が割高になる方でしたら、一括払いを選択するよりも分割払いを選択する方が現実的と言えるでしょう。

また、一括払いを選択する場合、自動車保険の途中解約には注意するようにしましょう。

たとえば、自動車保険を途中解約した場合、基本的には契約が開始された日から、解約する日までの期間の保険料を差し引いて残額があった場合には、払い戻しを受けることができます。

払い戻される保険料のことを、解約返戻金(かいやくへんれいきん)あるいは解約払戻金(かいやくはらいもどしきん)と言っています。

解約返戻金(または、解約払戻金)の計算方法は、保険料の払い込み方法が一括払い(年払い)か、分割払い(月払い)かによって異なっています。

分割払い(月払い)では、解約日以降の保険料の払い込みが発生しないケースが大半ですが、一括払い(年払い)の場合、解約する日までの期間によって、解約返戻金(または、解約払戻金)は、払い込んだ保険料の10%~95%の範囲で割り引かれた金額のものになります。

このため一括払い(年払い)の場合、自動車保険を途中解約すると、損になることもデメリットのひとつと言えるでしょう。

5.一括払い、途中でやめることはできる?

水面の自動車

一般的に、自動車保険の契約途中での払い込み方法の変更はNGとされています。

ただし、ご契約されている自動車保険によって対応が異なっている場合があります。

一括払いを、分割払いに変更したい(あるいは、分割払いを一括払いに変更したい)場合には、ご加入先の保険会社に問い合わせしてみることをおすすめします。

6.まとめ

自動車のフロント

自動車保険を一括払いするのであれば、クレジットカード払いがやっぱり断然お得です!

しかしながら、我が家では口座振替を利用しています。

なぜかというと、ポイントがもらえるのはとても魅力的なのですが、いかんせん、我が家の自動車保険は30年もの(夫が20代の頃に加入したもの)。

30年ものの自動車保険の保険料は、年間でも微々たる金額ですから、楽しみにするほどの「ポイント」はいただけません。

現在、がっつり自動車保険を払い込まれている方は、中途解約に気をつけながらクレジットカードで一括払いを、是非、検討してみてくださいね!

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