かんぽ生命の学資保険はお得なの?特徴をわかりやすく説明します!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。 その後、2016年6月より保険ブリッジの記事監修を務める。

学資保険とは、お子さんの進学のため教育資金を積み立てることが目的の保険です。

学資金準備コースが3つあり、お子さんが病気やケガで入院治療した場合の医療保障を特約として設定できる、JPかんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」を紹介します。

この記事を読めば、学資保険はじめのかんぽの特色を理解することができ、学資保険選びをする際の有効な参考資料になることでしょう。

この記事でわかること
  1. かんぽ生命の学資保険の詳細と基本情報
  2. かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の詳細
  3. かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の特約の内容

これらを中心に「かんぽ生命の学資保険」について徹底調査していきたいと思います。

かんぽ生命の学資保険に加入しようか悩んでいるけど、大丈夫かな?

と思っている方は特に必見の内容となっているので、ぜひ加入前に参考にしてみて下さい!

ざっくり言うと…
  • かんぽ生命とは、平成19年10月1日に日本郵政公社が民営・分社化したことにより誕生した、日本郵政グループの生命保険会社。
  • 「はじめのかんぽ」には3つのコースがあり、それぞれ学資金を受け取るタイミングを選択することができる。
  • 「はじめのかんぽ」には、4つの医療保障特約がある。

ソニー生命の学資保険

 

 

スポンサーリンク

JPかんぽ生命の学資保険について

学資保険を検討しているのですが、JPかんぽ生命で販売している学資保険があると聞きました。

まずは、学資保険の特徴と、JPかんぽ生命とはどんな会社であるか知りたいです。

学資保険検討者

松葉 直隆

こちらでは、学資保険とはそもそも何なのか?また、JPかんぽ生命とはどんな会社なのかを説明致します。

学資保険とは

学資保険ってそもそも何ですか?

学資保険とは、子の将来の教育資金のサポートを約束した生命保険会社または共済が取り扱う保険のことです。

学資保険加入希望者は、まず子が何歳になった時に教育資金としてお金を受け取るのかを契約で決めます。

その後、保険料を毎月コツコツ支払っていき、子が契約で決めた年齢になると学資祝金・満期保険金を受け取ることができます。

注意事項
学資保険を契約する際には、ご家庭の家計の状況の他、子がいつの時点で学資保険を受け取れば良いのか、加入希望者がそのタイミングを考慮して決定する必要があります。

かんぽ生命とは

知っているようで知らない?かんぽ生命ってどんな保険会社ですか?

かんぽ生命とは、平成19年10月1日に日本郵政公社が民営・分社化したことにより誕生した、日本郵政グループの生命保険会社です。

かんぽ生命の会社概要は下表のとおりです。

会社概要 内容
名称 株式会社かんぽ生命保険
資本金 5,000億円(平成29年10月6日現在)
発行済株式総数 6億株(平成28年3月31日現在)
従業員数 7,424名(平成29年3月31日現在)
主な事業所 エリア本部13、支店82
業務内容 生命保険業
主要株主 日本郵政(89.00%)

JPかんぽ生命の学資保険の概要

松葉 直隆

JPかんぽ生命の学資保険には「はじめのかんぽ」があり、学資金を受け取るタイミングが選べます。
はじめのかんぽの3つのコース
  • 「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース
  • 「大学入学時」の学資金準備コース
  • 「大学入学時+在学中」の学資金準備コース

また、特約として子の病気やケガのための医療保障を付加することができます。

はじめのかんぽの医療保障特約
  • 「入院初期保険金」
  • 「入院保険金」
  • 「手術保険金」
  • 「放射線治療保険金」

はじめのかんぽは、教育資金を目的とした貯蓄の他、子が万が一の病気やケガをした場合への保障も付加できる学資保険です。

学資保険「はじめのかんぽ」

JPかんぽ生命は、日本郵政グループの生命保険会社なので信頼できる会社のようですね。販売している学資保険にも興味がわいているので、是非学資保険「はじめのかんぽ」について詳しく知りたいです。

学資保険検討者

松葉 直隆

こちらでは、はじめのかんぽの特徴について説明します。

保障型から貯蓄型へ

学資保険には、そもそも2種類のタイプがあります。

MEMO
保護者・子が病気やケガにより、もしもの事態になった時に保障が受けられる「保障型」学資保険と、幼稚園から大学・短期大学までにかかる多額の学習費を賄うことを目的とする「貯蓄型」学資保険です。

以前は、旧簡易保険時代より保障型学資保険を販売していました。

しかし、平成26年4月2日に当該学資保険を廃止し、満期保険金の返戻率(お金が戻る率)を上げ、現在の貯蓄型学資保険である学資保険「はじめのかんぽ」を発売しました。

保障型学資保険の注意点

保障型学資保険は医療保障が設定されているものの、満期の際の返戻率が元本割れを起こす場合が多く、教育資金のため貯蓄だけを目的として加入したい方には向いていない保険と言えます。

一方、貯蓄型学資保険は「元本+利率」が受け取れるため、教育資金を多く受け取りたい方に向いている保険と言えます。

はじめのかんぽは、保障型から貯蓄型へ移行することで、より貯蓄性を高めることを目的した学資保険として販売されています。

松葉 直隆

学資保険に貯蓄性を求めるのであれば、ソニー生命の学資保険なども貯蓄性に優れているため選択肢としてアリですね。

学資保険「はじめのかんぽ」の特徴

「はじめのかんぽ」の特色を教えてください

松葉 直隆

はじめのかんぽの特徴は次の通りです。
3つの学資金準備コースから選べる
  • 「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース:0~3歳の子が対象
  • 「大学入学時」の学資金準備コース:0~12歳の子が対象
  • 「大学入学時+在学中」の学資金準備コース:0~12歳の子が対象

 

保険料を払い込むタイプが分かれる
  1. 保険料を17歳または18歳まで払い込むタイプ
  2. 保険料を12歳で払い終えるタイプ

1.のタイプは、毎月の支払保険料を抑えられますが、返戻率は低くなります。

一方、2.のタイプは毎月の支払保険料は高くなりますが、保険料総額を抑えることができ返戻率も高くなります。

学資保険「はじめのかんぽ」の特色

はじめのかんぽの特色は次の通りです。

加入契約者が死亡等した時、保険料払込免除

学資保険に加入後、契約者が不幸にも死亡した場合等に、それ以後の保険料の払込は免除されます。

もちろん、学資金は契約で取り決めた内容通り受け取ることができます。

出生前加入制度

子の出生予定日の140日前から、学資保険に加入することができます。

注意事項
ただし、出生前加入制度で加入する場合、契約者は子の父または母に限定されます。

契約者貸付制度

契約者が一時的にお金を必要とする時、解約返戻金額の一定の範囲内で貸し付けを受けることができます。

なお、貸付期間は1年となります。

松葉 直隆

たとえば、ソニー生命の学資保険なども出生前加入制度を導入しており、さらに契約者貸付制度も自動付与されます。

契約者配当金

所定の利率による利息をつけて積み立てておき、 契約の保険期間の満了時、被保険者(子)の死亡、契約を解除時などに保険金または返戻金と合わせて受け取ることができます。

注意事項
なお、契約した日から主契約が1年を経過した場合、契約者が配当金を請求すれば受け取ることもできます。

医療特約・災害特約

無配当総合(または傷害)医療特約:子が万が一、病気やケガで入院・手術をした場合に特約として医療保障を付加できます。

無配当災害特約

子が不慮の事故でのケガにより、死亡または所定の身体障害になったときに保険金が下りる特約です。

松葉 直隆

特約に加入すると一気に返戻率が下がることが多いため注意が必要です。

かんぽ生命学資保険 小中高大入学コース

「はじめのかんぽ」には色々な学資金準備コースがあると聞きました。

まずは、小学校・中学校・高校および大学と進学する度にもらえるコースについて知りたいのですが…

学資保険検討者

松葉 直隆

こちらでは、「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コースの内容、モデルケース、注意点について説明します。

「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース

「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コースは0~3歳の子が対象で、小学校・中学校・高校および大学と進学の度に学資祝金および満期保険金が受け取れます。

進学の時には必ずと言ってよいほどまとまった費用が必要です。

次のような出費が考えられます。

進学 想定される費用
小・中・高入学時 学業用品の購入費、制服代、自宅学習に必要な学習机・本棚等の購入費
大学受験 塾等の受講料、受験の際の交通費・宿泊費、大学受験料
大学入学の初年度納付金 入学金、初年度授業料、施設整備費・実習費等
一人暮らしの初期費用 アパート等の敷金・礼金等、一人暮らしのための家財道具購入費

進学の際に必要なのは、教育施設で授業を受けるための学習費ばかりではなく、いろいろと学習に関係してくる学業用品等の購入を考慮に入れなければなりません。

また、大学進学の際には初年度納付金はもとより、子が親元を離れて生活する費用も必要になる場合があるなど、教育資金が多額に上ることが想定されます。

松葉 直隆

こちらの学資金準備コースを選ぶと、小学校・中学校・高校および大学進学の際、何かとまとまった教育資金を必要になる場合に、金銭的なサポートが期待できます。

「小・中・高+大学入学時」のモデルケース

こちらでは、モデルケースをあげて説明していきます。

(契約例)学資祝金+満期保険金=390万円

学資金
小学校入学前(12月) 15万円(学資祝金)
中学校入学前(12月) 30万円(学資祝金)
高校入学前(12月) 45万円(学資祝金)
大学入学時 300万円(満期保険金)

ケース1(全期間払込18歳満期)

契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

全期間払込18歳満期の事例

保険料払込期間:子が18歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:18歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 390万円 390万円
支払保険料 19,110 19,080円
払込保険料総額 約413万円 約412万円
返戻率 約94.4% 約95.0%

ケース2(12歳払込済18歳満期)

こちらの場合も、契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

12歳払込済18歳満期の事例

(事例)

保険料払込期間:子が12歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:18歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 390万円 390万円
支払保険料 28,080 28,050円
払込保険料総額 約404万円 約404万円
返戻率 約97.0% 約97.0%

「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コースの注意点

進学の都度、学資祝金が受け取れるのは嬉しいですが、子が12歳の時までに払い終えるタイプまたは18歳まで払い込むタイプでも、元本割れを起こしていまいます。

ある程度、返戻率を高くしたい場合、こちらの学資金準備コースは不向きと言えます。

特約をプラスする際の注意点

特約をプラスすれば支払う保険料もそれだけ増え、返戻率も下がってしまいます。

ただし、満期保険金には契約者配当金が付加されるので、こちらの配当金による補填が期待できます。

この学資金準備コースは、貯蓄が苦手で、子の進学の度に教育資金を受け取りたい、という契約者が活用を検討してみてはいかがでしょうか。

かんぽ生命学資保険 大学入学準備コース

将来子供が大学へ進学した際には、入学費など大学へ納付しなければいけない費用はかなりまとまった金額が必要になりますよね。

主に大学進学にかかる費用を想定したプランも検討したいのですが…

学資保険検討者

松葉 直隆

こちらでは、「大学入学時」の学資金準備コースの内容、モデルケース、注意点について説明します。

「大学入学時」の学資金準備コース

大学入学資金準備コースの特徴
  • 「大学入学時」の学資金準備コースは0~12歳の子が対象となります。
  • 大学入学時に満期保険金が受け取れます。

大学入学の際の初年度納付金は、私立大学では医学部・歯学部を除き120万~210万円程度、公立大学では80万~90万前後、国立大学は80万円前後となります。

注意事項

国立大学でもまとまったお金は必要であり、更に親元を離れて地方から都心へ上京する子の場合は、引っ越し代や賃貸するアパートの費用も考慮に入れなければいけません。

「大学入学時」のモデルケース

こちらでは、モデルケースをあげて説明していきます。

(契約例)満期保険金300万円

学資金
大学進学時 300万円

ケース1(全期間払込18歳満期)

契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

全期間払込18歳満期の事例

保険料払込期間:子が18歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:18歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 300万円 300万円
支払保険料 14,640 14,610円
払込保険料総額 約316万円 約316万円
返戻率 約95.0% 約95.0%

ケース2(12歳払込済18歳満期)

こちらの場合も、契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

12歳払込済18歳満期の事例

保険料払込期間:子が12歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:18歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 300万円 300万円
支払保険料 21,480 21,450円
払込保険料総額 約309万円 約309万円
返戻率 約97.0% 約97.0%

「大学入学時」の学資金準備コースの注意点

大学進学前に、学資祝金がまとめて受け取れ、私立大学に進学した場合でも、初年度納付金と大学2年時まで学習費を賄うことが期待できます。

注意事項
しかし、大学入学資金準備コースも子が12歳の時までに払い終えるタイプおよび18歳まで払い込むタイプいずれも、元本割れを起こしていまいます。

松葉 直隆

ただし、契約者配当金が期待でき、契約の保険期間の満了時に満期保険金と合わせて受け取ることができます。
あわせて読みたい
学資保険の元本割れとは?その理由と返戻率を上げる方法を紹介します!

かんぽ生命学資保険 大学入学時+在学中準備コース

子の大学進学のための初年度納付金は、これからコツコツ貯金していけば間に合うと思うのですが、大学に入ってからの子の生活費が気になります。

例えば実家からではなくアパートや寮で生活することになった場合、その費用を学資保険で賄うことは可能ですか?

学資保険検討者

松葉 直隆

かんぽ生命の学資保険には「大学入学時+在学中」の学資金準備コースもあります。その内容、モデルケース、注意点について説明します。

「大学入学時+在学中」の学資金準備コース

「大学入学時+在学中」の学資金準備コースは0~12歳の子が対象となります。

子が在学中にかかる費用は、学習費だけではありません。

実家を離れてアパート・寮に住みながら、大学へ通う学生もたくさんいます。

子供が実家以外の場所で生活する場合の生活費はどれくらいかかるのですか?

大学へ進学し、自宅、学寮、下宿・アパート等で生活する場合の生活費の平均を以下表にてご紹介します。

居住形態 住居・光熱費 食費 保健衛生費 娯楽等 その他 大学1年間 大学4年間
自宅 ・・・ 124,300円 41,700円 163,600円 249,200円 578,800円 2,315,200円
学寮 261,200円 203,900円 32,300円 109,900円 124,700円 732,000円 2,928,000円
下宿・アパート等 446,600円 280,000円 35,200円 159,500円 186,200円 1,107,500円 4,430,000円

自宅通学の学生と下宿・アパート等で生活をしている学生を比較すると、下宿・アパート等で生活をしている学生の方は2倍近く生活費がかかることがわかります。

大学生ともなればバイトなどで生計を立てることもありますが、その収入は一般社会人と比較して非常に低く、また雇用も不安定です。

松葉 直隆

そのため、大学在学中、毎年一定の学資金を受け取ることができれば、保護者も子も非常に助かりますね。

「大学入学時+在学中」のモデルケース

こちらでは、モデルケースをあげて説明していきます。

(契約例)学資祝金+満期保険金=300万円

学資金
大学入学時(18歳) 75万円(学資祝金)
大学2年(19歳) 75万円(学資祝金)
大学3年(20歳) 75万円(学資祝金)
大学4年 75万円(満期保険金)

ケース1(18歳払込済21歳満期)

契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

18歳払込済21歳満期の事例

保険料払込期間:子が18歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:21歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 300万円 300万円
支払保険料 14,550 14,520円
払込保険料総額 約314万円 約314万円
返戻率 約96.0% 約96.0%

ケース2(12歳払込済21歳満期)

こちらの場合も、契約者が男性か女性かで若干、支払保険料・返戻率等が異なります。

尚、被保険者(子)の性別による支払保険料・返戻率等の差異はありません。

12歳払込済21歳満期の事例

保険料払込期間:子が12歳まで

保険料払込方法:月払

保険期間:21歳

基準保険金額:300万円

特約なし

加入契約者30歳、子0歳の場合

契約者性別 男性 女性
受取金総額 300万円 300万円
支払保険料 21,360 21,330円
払込保険料総額 約308万円 約307万円
返戻率 約97.4% 約98.0%

「大学入学時+在学中」の学資金準備コースの注意点

大学1年~4年まで、毎年学資祝金および満期保険金が受け取れます。

年間の学習費および生活費をある程度、学資金で賄うことは可能です。

注意事項
本コースも、子が12歳の時までに払い終えるタイプ、18歳の時までに払い終えるタイプともに、元本割れを起こしていまいます。

学資保険「はじめのかんぽ」の特約について

はじめのかんぽでは教育資金の積立だけではなく特約で医療保障も付加できますか?

是非、特約についても知りたいです。

学資保険検討者

松葉 直隆

こちらでは、医療特約・災害特約の内容と、万が一のために保障を備えることの意味を説明します。

特約の内容

はじめのかんぽには、特約保障が設けられています。

注意事項

もしもの時のために頼りになる保障内容ですが、保険契約者または被保険者(子)に故意(わざと)または重大な過失(不注意)があった場合、保険金を受け取ることができません。

次のような特約が設けられています。

無配当傷害医療特約

不慮の事故によるケガが原因で3年以内に入院、手術、放射線治療をした場合、入院保険金、手術保険金、放射線治療保険金を受け取ることができます。

入院保険金

不慮の事故によるケガが原因で、3年以内に1日以上入院されたときに受け取れます。

保険金額は入院1日につき特約基準保険金額(100万~700万円)の1.5/1000に相当する金額です。

入院初期保険金

入院保険金が受け取れる入院をしたときにこちらも受け取れます。

ただし、入院初期保険金のない特約を選んだ場合は受け取ることはできません。

保険金額は入院1回で入院保険金日額の5倍となります。

手術保険金

不慮の事故によるケガが原因で、3年以内に公的医療保険が適用される手術をした時に受け取れます。

保険金額は、入院中の手術の場合に入院保険金(日額)の20倍、外来の手術の場合に入院保険金(日額)の5倍となります。

放射線治療保険金

不慮の事故によるケガが原因で、3年以内に公的医療保険が適用される放射線治療をした時に受け取れます。

保険金額は、入院保険金(日額)の10倍です。

ただし、放射線治療保険金を受け取ることができる放射線治療を受けた日から、その日を含めて60日以内に再び受けた放射線治療は対象外です。

無配当総合医療特約

病気や不慮の事故によるケガが原因で3年以内に入院、手術、放射線治療をした場合、入院保険金、手術保険金、放射線治療保険金を受け取ることができます。

入院保険金

病気や不慮の事故によるケガが原因、。3年以内に1日以上入院されたときに受け取れます。

保険金額は入院1日につき特約基準保険金額(100万~700万円)の1.5/1000に相当する金額です。

入院初期保険金

入院保険金が受け取れる入院をしたときにこちらも受け取れます。

ただし、こちらも入院初期保険金のない特約を選んだ場合は受け取ることはできません。

保険金額は入院1回で入院保険金日額の5倍となります。

手術保険金

病気や不慮の事故によるケガが原因で、3年以内に公的医療保険が適用される手術をした時に受け取れます。

保険金額は、入院中の手術の場合に入院保険金(日額)の20倍、外来の手術の場合に入院保険金(日額)の5倍となります。

ただし、創傷処理・皮膚切開手術等は手術保険金の対象外です。

放射線治療保険金

病気や不慮の事故によるケガが原因で、3年以内に公的医療保険が適用される放射線治療をした時に受け取れます。

保険金額は、入院保険金(日額)の10倍です。

ただし、こちらも放射線治療保険金を受け取ることができる放射線治療を受けた日から、その日を含めて60日以内に再び受けた放射線治療は対象外です。

あわせて読みたい
保険の特約とは何か?絶対知っておきたい特約の基本と選び方を解説

無配当災害特約

被保険者(子)が不慮の事故でのケガにより、死亡または所定の身体障害になったときに保険金が下りる特約です。

死亡保険金 不慮の事故によるケガが原因で、その事故の日から180日以内に被保険者がお亡くなりになったとき、特約基準保険金額(50万~700万円)が受け取れます。
傷害保険金 不慮の事故によるケガが原因で、その事故の日から180日以内に被保険者が所定の身体障害になったときに、障害の状態に応じ特約基準保険金額(50万~700万円)の10%~100%の保険金が受け取れます。

特約をつけると損をする?

注意

はじめのかんぽは、月払いで保険料を支払っていく場合、返戻率が100%にならず元本割れになるケースがほとんどです。

返戻率だけでみれば、たとえ特約を付けなくとも大部分のコースで元本割れとなります。

はじめのかんぽと他の学資保険を比較してみると以下の表の通りになります。

(事例)

はじめのかんぽ「大学入学時+在学中」の学資金準備コース

他社商品との比較時の事例

加入契約者:30代男性

子:0歳

受取学資金総額:300万円

保険料払込期間:子が12歳まで

月払い

ソニー生命学資保険スクエア(Ⅲ型)

加入契約者:30代男性

子:0歳

受取学資金総額:300万円

保険料払込期間:子が10歳まで

月払い

ソニー生命の学資保険は選ばれ続けてNo.1

明治安田生命つみたて学資

加入契約者:30代男性

子:0歳

受取学資金総額:300万円

保険料払込期間:子が10歳まで

月払い

学資保険 支払保険料(月払) 払込保険料総額 返戻率
①はじめのかんぽ「大学入学時+在学中」の学資金準備コース 21,360 3,075,840 約97.4%
ソニー生命学資保険スクエア(Ⅲ型) 23,310円 2,797,200円 約107.2%
③明治安田生命つみたて学資 23,640円 2,836,800円 約105.7%

松葉 直隆

はじめのかんぽは、他の貯蓄型学資保険よりも返戻率では下回り、貯蓄型というよりは保障型学資保険に近い返戻率だといえますね。
かんぽの学資保険は元本割れする

また、特約を付加すればこれより更に返戻率は下がり、教育資金の積立のみを目的として学資保険を探されている方には向かない保険商品であることがわかります。

万が一を考えると・・・

かんぽ生命の「はじめのかんぽ」は返戻率が低いですし、学資保険を考えるにあたっては損しかないんですか?

学資保険検討者

松葉 直隆

はじめのかんぽは高い返戻率の学資保険を望む方には向かない保険ですが、次のようなケースでは非常に頼りになる商品といえますのでそちらをご紹介して参りましょう。

子の病気やケガが心配

かんぽ生命の「はじめのかんぽ」を選択するメリットは何ですか?

子が将来いつ何時、病気やケガで入院・手術をするかわからないので、幼稚園や小学校に進学する前に、教育資金を積み立てつつ入院・治療の保障にも入りたい場合はメリットになり得ます。

ご夫婦のいずれかまたは双方の家系に病弱な方が多い場合は、事前に医療特約を付加しておくことで、オーソドックな入院・治療への備えは整うことになります。

子が事故で障害になったら

はじめのかんぽでは、災害特約の中に身体障害の状態になった場合のことを想定した保険金を設けています。

お子さまに万が一の事態が起きたなら、必要になってくるのは適切な治療やお金です。

松葉 直隆

学資保険で手厚い保証や貯蓄性も両方譲れないと思われる方は、ソニー生命の学資保険なども選択肢の一つですね。専属のアドバイザーが各家庭に合ったプランを無料で提案してくれます。

学資保険、おすすめ商品ランキング!

さて、ここまでかんぽ生命の学資保険の特徴やプラン等についてご紹介して参りましたがいかがでしたでしょうか。

現在、まさざまな保険会社が多種多様な学資保険の商品を展開しているのが現状。

その中であなたのご家庭にどんな学資保険が合っているのか、気になりますよね。

Shoes and arrows pointing in different directions on asphalt floor

もしも学資保険に加入するのであれば、出来る限り我が家に合ったプランで、出来ればお得に、安心して加入したいですよね。

みんなはどこの保険を選んでる?

そこで、保険ブリッジのスタッフと読者が数ある学資保険を厳選してチョイス。

おすすめの商品を一挙ご紹介いたします!

Positive feedback concept

ますは数ある学資保険の商品の中でも加入数が多い順位を大公開。

学資保険加入数ランキング
  1. ソニー生命 140万件
  2. 明治安田生命 57万件
  3. 日本生命保険 30万件

ソニー生命の学資保険が堂々の加入数を誇ることが分かります。

ソニー生命は、2016年「マザーズセレクション大賞」受賞!多くのパパやママに選ばれ続けて140万件突破!!

返戻率の高さはずば抜けてソニー生命!

さらに、学資保険に加入するほとんどの人が重要視する返戻率

その返戻率の高さもソニー生命の学資保険がずば抜けて高いことが一目瞭然です。

返戻率順の各保険会社の表は以下になります。

保険会社・商品 返戻率
ソニー生命「学資保険スクエア」 104.4〜108.0%
明治安田生命「つみたて学資」 103.1〜105.0%
日本生命「ニッセイ学資保険」 102.2〜104.9%
かんぽ生命(郵便局)「はじめのかんぽ」 95.2〜98.0%

このように、最大108%まで返戻率を上げることが可能なのは今のところソニー生命の学資保険だけ!

1位 ソニー生命の学資保険

ソニー生命の学資保険

しまじろうが目印のソニー生命の学資保険は、返戻率の高さ受取時期の選択に幅があることが人気の秘訣。

これまで多くのお父さん、お母さん方に選ばれ続けてきているのにはもちろんワケがあります。

ソニー生命の学資保険の特徴
  • 返戻率が非常に高く、貯蓄性に優れている
  • 安定した企業実績
  • 独自の専属アドバイザーが親身に相談に乗ってくれる

ソニー生命は、誰もが知る会社であることからも安心度合いが違いますよね。

また、学資保険の加入時に制限がある会社が多い中、ソニー生命は11歳でも加入が可能

プランも柔軟に用意されていて、プロのサポートで最適な商品をチョイスすることができます。

ソニー生命の学資保険

あなたの家族を守るための学資保険。長い付き合いを考えると、慎重に選びたいですよね。

ソニー生命のHPでは、学資保険に加入するに当たってのプランやシミュレーション、信頼できる理由も記載。

一度覗いて見てくださいね。

ソニー生命の学資保険をチェック!

2位 明治安田生命のつみたて学資

「明治安田生命のつみたて学資」の画像検索結果

明治安田生命の「つみたて学資」は、他社にはない「全期前納払い」という一括支払いの方法があることが特徴的。

この方法を選択することによって、返戻率が非常に高くなることが見込めるのです。

明治安田生命つみたて学資の特徴
  • 保険料を一括で支払えば高い返戻率が期待できる
  • 保険証の払込期間が最長でも15年で内容がシンプル

契約者(親)と被保険者(子供)、共に契約年齢に制限があることは注意が必要な点になります。

具体的に、子供の場合は6歳まで、親の場合は45歳まで(子供の年齢が2歳以上なら親は40歳まで)となります。

そのため、おじいちゃんおばあちゃんから孫へのプレゼントといった形では契約できません。

3位 日本生命のニッセイ学資保険

「ニッセイ学資保険」の画像検索結果

ニッセイ学資保険の学資年金は、返戻率も高く、どのプランを選んでも元本割れを起こす心配が無くて安心の学資保険とも言われています。

ほか、こちらの学資保険には他社にはないサービスがあり、以下の特徴として挙げられます。

日本生命のニッセイ学資保険
  • 育児ホットライン」で、小児科医、看護師・保健師、管理栄養士と24時間365日電話で相談が可能
  • 女性限定で体の悩みを相談できる「ウェルネスダイヤル[エフ]」で、医師、看護師・保健師、管理栄養士と24時間365日電話で相談が可能

また、配当金制度があり、決算により剰余金が発生した場合は加入契約者に配当金が支払われます。

※ただし、この配当金は日本生命の決算状況・契約の収支状況によって支払われない場合もあります。

それでも迷うあなたに勧める学資保険はこれ!

どの商品もそれぞれ魅力があって悩ましい。どうしようか迷ってしまう!

そんなあなたには、専門のアドバイザーが親身に相談に乗りながらあなたの大切なご家族のことを第一に考えてくれるソニー生命に委ねてみてはいかがでしょうか。

学資保険も10年以上に渡って契約し、我が子のためにお金を払い続けるもの。

お子さんが大きくなるにつれ変わって行くであろう環境の中で、専属のアドバイザーがいて何でも相談に乗ってくれるということは本当に心強いものです。

パパママに一番選ばれているソニー生命の学資保険

実際に加入している方たちはどのような感想を持っているのか具体的に見ていきましょう。

41歳 女性

42歳 女性

35歳 女性

やはり、どの方の意見を見ても専属のプランナーが各家庭に沿ったプランを提案してくれる点を高く評価していることが分かります。

ソニー生命のプランナーは、保険のことだけではなく、経済や金融、税務など幅広い知識と豊富な経験を兼ね揃えたプロ。

だからこそ、あなたの家庭に合ったプランを多面的に検討し、提案することができるのです。

ソニー生命学資保険の返戻率を108%にする方法をチェック

加入するなら高返戻率、低価格な今。まだ間に合います!

今後、更に金利が下がる一方だとも言われている日本経済。

ゼロ金利政策からマイナス金利政策などのニュースを耳にすることで今後の日本経済が不安になりますよね。

Parents hold the baby's hands. Happy family in the park evening

学資保険の返戻率も今後は下がっていく可能性もあり、あまりにお得すぎて商品が販売停止になることも示唆されています。

※2018年も各保険会社学資保険の利率を下げており、2019年も利率が下がる傾向にあると言われています※

販売停止になっても大丈夫!

既に契約している保険に関しては、もしも売り止めになっても影響は受けず、学資保険は満期まで継続します。

今後はマイナス金利の影響で保険料が上がっていく予想もされている学資保険。

少しでも保険料が安く、返戻率が高いうちに加入を検討しましょう。

ソニー生命では無料での相談が可能ですので、学資保険を検討されている方は早い段階での相談をおすすめします。

ソニー生命の学資保険

 

 

スポンサーリンク

まとめ

子の教育資金の積立は子の将来のために非常に大切ですが、子の万が一の病気やケガへの備えも怠ってはならない親としての対応といえます。

返戻率も大切ですが、子の健康のため医療保障も考慮に入れつつ、学資保険選びを検討していきたいものです。

ソニー生命の学資保険

 

 

スポンサーリンク

『保険相談したいけど、結局どこがおすすめ?』

店舗よりも自宅やカフェで相談できる方が移動が楽な上に、保険は一度きりで決められないこともあるはず。
そこで強くおすすめしたいのが、訪問型の無料保険相談サービスである、『保険コネクト 』です。

所属する全てのFP(ファイナンシャルプランナー)が44社全ての保険を扱うことのできる日本最大級の保険代理店です。
保険業界の経験者を採用しており2500人以上と、他社よりも精鋭のベテラン揃いです。

保険相談は結局のところFPが信頼できるかに左右されるため、保険のことは、まず最初に「保険コネクト」で無料相談をしてみるのがよいでしょう。

 「保険コネクト 」を見る