「終身保険」の名称は、保険商品を選ぶ際にも聞いた事がある名前だと思います。
でも、実際に終身保険とは何かについて改めて考える機会は少ないと思います。現在は、数多く特徴のある保険商品が販売されていますが、その1つ1つをじっくり考える、研究する機会は少ないと言えます。今は、保険会社の提案任せで保険商品に入る時代は終わっています。如何に自分たちで商品の内容を吟味できるかが大切。
一生の中で、自分や家族を守る商品だからこそ、今一度、保険商品について考えてみる機会を設けてください。
今回は、その中でも継続的に人気のある「終身保険」について整理していきます。
目次
1:終身保険を知ろう
1-1:終身保険とは
1-2:終身保険の基礎知識
1-3:基本の考え|死亡保障は整理費用と考える
2:終身保険の種類を整理
2-1:低解約返戻金型終身保険
2-2:積立利率変動型終身保険
2-3:変額保険
2-4:外貨建て保険
3:終身保険のメリット・デメリット
3-1:終身保険のメリットを知ろう
3-2:終身保険のデメリットに注意
4:終身保険の活用方法
4-1:賢く利用_終身保険を「教育資金」に
4-2:賢く利用_終身保険を「老後資金」に
5:終身保険のおすすめ(人気ランキング上位をご紹介)
5-1:第1位 オリックス生命
5-2:第2位 アフラック
5-3:第3位 メットライフ生命
6:まとめ
1:終身保険を知ろう
終身保険を活用するのであれば、まずは活用する素となる終身保険の事を知る必要があります。その正体をまずは整理していきます。
今更きけない終身保険について、理解していきましょう。
1-1:終身保険とは
数多くある生命保険の中で保障が一生涯もの間に渡り続き、しかもお金も貯められる保険と呼ばれるのが「終身保険」です。
何やら、凄い魅力がある保険商品だと思いませんか?
この記事をお読みいただいている方は、少なからず終身保険という言葉を聞いた事があったり、興味がある方ではないでしょうか。
そういった方には、得にこの魅力ある商品の事を知って頂きたいと思います。
実際に終身保険については、従来よりも若い世代の加入者が増えてきていると言われています。その理由に「貯金をしたいが利息が少ない。」「貯金をするだけでは、勿体ない」という貯蓄に関する悩みや「将来の年金がもらえないかもしれない」という不安感と、もしもという時に備えたいなど幅広い悩みを持つ方に紹介される商品です。
特に今は、貯蓄をしても利子が殆どつかない時代です。そこで、「貯蓄+保障」を備えた終身保険に注目が集まってきています。こうした背景があるからこそ、今一度、「終身保険」について考えて頂きたいと思います。
1-2:終身保険の基礎知識
終身保険の基礎知識として知って頂きたいのは、「終身保険には2つの役割」があるという事です。
その役割とは先程もご紹介した「貯蓄」と「保障(死亡保障)」の2つの側面です。
もちろん保険商品ですので、優先されるのは「保障(死亡保障)」になります。この「死亡保障」ですが、終身保険では一度加入すれば保障は一生涯続くという特徴があります。もちろん、途中解約をしなければという条件がつきますが、これは大きな魅力の1つです。
また「貯蓄」という側面ですが、もしも途中解約した場合にも加入年数に応じた「解約返戻金」が受け取れる仕組みとなっています。もしも加入の後すぐに解約をした場合には、ほとんど戻ってくる訳ではありませんが、掛捨てとは違い戻るモノがあるというのも、大きな特徴の1つになります。
「一生涯続く保障」については、契約時に3つのタイプから選ぶ事ができます。
タイプ1|終身払い:契約中は保険料を支払い続けるタイプ
タイプ2|有期払い:保険料の払込期間を一定の年齢や年数までに終わらせるタイプ
タイプ3|一時払い:保険料を契約時に一括で支払ってしまうタイプ
解約返戻金の観点から言えば、「タイプ3⇒タイプ2⇒タイプ1」の順に解約返戻金が小さくなります。こうした前提を踏まえ、もう少し終身保険の基礎を整理していきましょう。
1-3:基本の考え|死亡保障は整理費用と考える
「整理費用とは?」ですが、ずばり「お葬式等の費用」の事です。もしも、保険の加入者が死亡してしまったら必要になるのは「お葬式代等の整理費用」「残されたご家族の生活費等」が必要になります。死亡保障で確保しておく最低限のラインは、「お葬式代等の整理費用」の準備として考えておくのが良いでしょう。
これは、ある程度は必要な金額の目安を付けておけることが主な理由です。その反面、「残されたご家族の生活費等」についてはどうでしょうか。
実はここは目安の金額を算出しにくい項目です。今まで同じ様な生活、そしてお子様の進学なども考慮していくと、準備する費用の総額は数千万円に上っていまいます。
これだけの金額を準備するとなると、毎月の保険料が高くなると容易に想像できます。基本的に、終身保険の保険料は比較的高い商品になります。仮に300万円の保険金を用意しようとすると、25歳前後から月に4,000円以上となり、年齢が高くなれば数万円単位での負担になります。
そこで、ここで準備するのは「お葬式代等の整理費用」と割り切って最低限の保険料に抑える事が家計の負担も減り、解約することなく支払い続ける事ができる金額となるのです。
参考)お葬式に必要な金額
こちらは、消費者センターは公表した数字です。1つの目安に200万円程度を準備しておくとよいでしょう。
2:終身保険の種類を整理
この様な特徴を持つ「終身保険」商品ですが、いくつかの種類があります。実は、こうした種類を知らない人が意外と多いのです。
そこで、ここでは終身保険の種類について、整理していきましょう。
2-1:低解約返戻金型終身保険
ここ最近の主力商品がこちらになります。従来からあった終身保険とは異なり、途中解約をした場合の解約返戻金が約7割になります。
元本割れをする可能性が非常に高い商品ですが、通常の保険料よりも格安となります。その格安さを考えると返戻率は高い為、貯蓄を目的とするのであれば、有利な商品ではないでしょうか。
とはいえ、安易に貯蓄できるからと加入するのは得策ではありません。返戻率を考慮し、「いつまでに幾ら」を整理し計画的に利用する様にしましょう。
2-2:積立利率変動型終身保険
基本的に終身保険は長い間の期間をかけて、一定額を将来に向けて準備するタイプの商品です。こうした商品の場合には、物価の上昇などにより受取金額の価値が目減りする弱点を持っています。こうしたインフレリスクに対応してできたのが、こちらの「積立利率変動型終身保険」だと考えてください。
この商品は、市場金利から一定期間ごとに積立利率を自動で見直してくれ、保険金額や解約返戻金が随時変更される特徴をもっています。要は、景気が良ければ保険金や解約返戻金が増え、逆の場合には据え置きになるという事です。
もう1つの安心が、積立利率に最低保障があるということです。
契約時に決めた契約当初に決めた保険金額や解約返戻金は必ず受け取れるようになっています。ただし、あくまで最低ラインの保障ですので、大きな数値は期待できないと思ってください。
2-3:変額保険
こちらの商品は、今、人気を集めているモノで保険金額が変動するタイプ。契約者が支払う保険料の一部が保険会社の経理上、特別勘定と呼ばれる資産運用の枠に入り、その運用実績(結果)に応じて保険金や解約返戻金が増減する仕組みになっています。
こちらは、他の商品とは違い、市場金利に直接影響を受けることで、インフレリスクには強いとされています。ただし、もしも特別勘定の運用成績が悪い場合には、損をする(保険金や解約返戻金が減る)仕組みとなっています。
保険金額には最低保障がありますので、一定以上には下がりませんので、ここの部分も注意しておきましょう。どちからといえば、金融商品に近いイメージのある商品です。
2-4:外貨建て保険
各社が扱っている商品の中で、外貨で取扱いをしている商品です。保険部分は契約者が支払った保険料が運用されることで保険金や解約返戻金を確保していきますが、この運用が外貨で運用されているものが、こちらの商品になります。
現在は、外貨の方が日本円よりも金利が高い事もあり、人気が集まる理由です。
3:終身保険のメリット・デメリット
「貯蓄」も「保障」もある商品だけに、良さそうと思う方が多いのではないでしょう。これは、常にお話している事ですが、どんな商品にもメリット、デメリットがあります。デメリットがない完璧な保険商品があれば、それ以外を販売する必要性はありませんよね。
保険商品を選ぶ際には、こうしたメリットだけではなくデメリットをきちんと理解し押さえておく必要性があります。特に保険商品とは、万が一に備えるものです。この万が一は、何度も訪れません(何度も訪れては大変ですよね)。1度失敗したから、もう1回という事ができない為、いつ訪れるか分からない万が一の備える必要性があります。
その時に、失敗したなと思わない為に、デメリットを知っておく必要があるのです。このデメリットを知っておくことで、予期せぬ事が起きる割合をできるだけ少なくしておく事ができます。
3-1:終身保険のメリットを知ろう
では、まず終身保険のメリット、つまり魅力について整理していきましょう。ここの内容は、ずばり終身保険が選ばれる理由とも言えます。
メリット1|いつかは必ず保険金が支払われる
どこかで必ず保険金が支払われる仕組みとなっています。
掛け捨て保険の様に、支払いのみをしていたという事はありません。支払った金額に対して、必ず何らかのリターンがあるということです。
メリット2|解約返戻金がある
どこのタイミングで解約するかにもより戻ってくる金額に差はありますが、必ず解約返戻金があります。そして、一定期間が過ぎれば解約返戻金は支払保険料を上回ります
メリット3|保険料(毎月の掛金)が変わらない
終身保険の最大の魅力とも呼ばれるのがこちらです。最初に加入してから、受取条件を変えない限り、保険料は変わりません。
その為、できるだけ若い内に加入する事をお勧めします。他の保険商品と同様に、年齢が若い時に加入する方が安い保険料に設定する事ができます。
メリット4|節税効果
死亡時に支払われる保険金についての節税効果が期待できます。これは、受取人を誰にしているか等でも変わってきます。予め窓口等で相談しておくと良いでしょう。
こうしたメリットの側面は、ほっておいても入ってくる情報です。実際に入りにくいデメリットの内容を今度は見ていきましょう。
3-2:終身保険のデメリットに注意
今度は、メリットよりも意識しておきたいデメリットについて、ご紹介しておきます。
先ほどもご紹介しましたが、メリットは良く聞く話であり商品のパンフレットにも多く掲載されています。
しかし、デメリットはちゃんと聞く、調べないと不明な事があります。そこで、ここで基本的なデメリットをご紹介しますので頭の中に入れておいてください。
デメリット1|保険料が高い
最大のデメリットは保険料が高いと言う事です。保険料が高いのはネックになり、お金を貯蓄する要素の部分が影響していると言えます。
しかし、これを別で貯金していると思えるどうかが課題です。
というのも、結果だけを追いかけてしまい無理な支払いになると継続して支払い続けるのが難しくなるためです。
デメリット2|老後資金や大きな保険金の確保は難しい
先程のデメリット1にも関係しますが、大きな保障を残すとなるとより一層、保険料が高くなってしまいます。その点でデメリットとなってしまいます。
一層高くなるという事は必然的に家計の負担が増えるという事になります。十分な資金があるご家庭は別として、こうした費用には限度があるのが普通です。
継続して支払うからこそ活かせる制度もあるので、負担なく継続できる様にしておきましょう。
4:終身保険の活用方法
ここまでの内容をご覧頂き、終身保険の特徴などをご理解頂けましたか?
今度は、この終身保険を賢く利用する利用方法についても、ご紹介していきます。
単純に終身保険の内容を利用するだけではなく、活用方法を考える事で、より有効に終身保険を利用する事ができます。これは、終身保険が持つ特徴を最大限に活かすからこそできること。特徴を知らないとできない事でもあります。
そこで、ここでは終身保険を他に活用している主な例をご紹介していきます。ここでご紹介する2つの方法は、それぞれ終身保険の特徴を活かした内容です。
こちらの例だけ、これしかダメということではなく、こうした且つ方法があるんだという視点でご確認ください。
4-1:賢く利用_終身保険を「教育資金」に
1つめは、終身保険を「教育資金」として活用していこうというものです。
生まれてきたお子様の未来に向けて準備する「教育資金」いわゆる「学資保険」を終身保険で準備していこうという事です。
そもそも、学資保険とは教育資金の準備として、そして、そのご両親に何かあった場合に保険料が免除になりますが、満期時には満期終了時の満額が支払われる物です。その為、従来より人気の商品となっており未来の進学に向けての準備として活用されています。
この学資保険を、終身保険で準備をしている人がいるという事です。これは終身保険が持つ貯蓄性が学資保険と同様であり、契約人を両親のいずれか受取人を子供にする事で通常の学資保険と同様の受取方になります。そして、終身保険の払い込み期間を、5年、10年、15年等から選びお子様の進学時期に合わせるとほぼ学資保険と同様のイメージになります。
それだけではなく、もともと終身保険にある契約者の万が一の備えは、学資保険よりも手厚くなりより安心できる仕組みを準備できる用意なります。
ポイントは、できるだけ短期間で払い込みを完了すること。
こうする事で、急な出費についても解約時の返戻金が少なくなる事を抑制できます。そして、万が一の場合(契約者が死亡した際)には、学資保険よりも手厚い給付金を受ける事も可能になります。
教育資金については、どのような進路になるかに応じて大きくかわってくる物です。公立、私立、下宿など、さまざまな要因により変わる物だからこそ、ある程度平均的な金額については準備できる様に考えておくと良いでしょう。
ただし、明らかにこうして欲しいという進路の目安がある場合には、それに向けての準備をする様にしておきましょう。
4-2:賢く利用_終身保険を「老後資金」に
- 保険商品を活用し、老後資金を貯めたい人
- 保険での保障も必要という人
- 貯金をしていく自信がない人
は、老後資金を終身保険で貯めていくのが良いとされています。この時に活用したいのは、終身保険の中でも「低解約返戻金型終身保険」です。その特徴などは、すでにご紹介済みですが、基本パターンでのシュミレーションをすると以下の様になります。
(例) 男性30歳 死亡保険金額:300万円 月払保険料:19,887円
保険料払込:10年 保険期間:終身
19,887円×12か月×事10年=支払保険料総額2,386,440円
・30年後(60歳)の解約返戻金:2,612,400円÷2,386,440円×100=返戻率109.5%
・40年後(70歳)の解約返戻金:2,743,080円÷2,386,440円×100=返戻率114.9%%
この様に、老後になった際に手元に戻る金額は積立金(払い込み金)よりも増えている事になります。
ただし、老後の資金調達の為に無理な金額を支払う様にならないこと。途中解約をしては意味がありません。ここに注意していきましょう。
5:終身保険のおすすめ(人気ランキング上位をご紹介)
この様に考え方ひとつで利用方法も複数に広がる終身保険ですが、困るのは商品数が多いこと。その為、最終的にどれにしたら良いかを悩んでしまいます。
そこで、今人気の商品TOP3をご紹介します。
人気があるという事は、それだけ内容に魅力があるという事なのです。
商品選びに困るなら、こうした人気ランキングを参考にすると良いでしょう。他の人が注目し選らんだ魅力がそこにはあります。こうした情報を活用する事で、世間一般(こういうと変ですが)が注目している選んでいる商品の特徴が分かり易くなります。多くの人が選んでいるという事は、その分 ご自身の条件にも合う可能性が高いという事です。
こういった情報を基に、自分によりあった商品を選ぶ方法もあります。その場合には、ネットなどで今人気の商品を比較していくと良いでしょう。
5-1:第1位 オリックス生命
商品名:終身保険RISE(ライズ)
商品説明:①一生涯の保障がある死亡保険。
②解約払戻金を抑制することで保険料がお得に。
- 様々な使い方がある解約払戻金
商品ポイント|①死亡保障が一生涯。
保険料払込期間(低解約払戻期間)中の解約払戻金を抑制することで今まで以上に保険料がお得になりました。
②ライフプランに合わせて設計可能。
お客様のニーズに合わせて保険金額や保険料払込期間を設定可能になっています。
保険金額:200万円~5,000万円まで100万円単位で設定可能。
保険料払込期間:短期払、終身払
③様々な使い方がある解約払戻金
一生涯の死亡保障だけではなく長期的な貯蓄としても活用可能。
【こんな人に薦めたい】
一生涯の死亡保障を準備したい方
老後の生活資金に備えたい方
【商品概要】
- 契約年齢 15歳~75歳(保険料払込期間により異なります)
- 契約条件
告知書扱または健康診断結果通知書(人間ドック成績表)扱 (対面販売の場合は、医師による診査のお取り扱いもあります。)
- ご契約者 本人のみ(通信販売の場合)
- 保険期間 終身
- 保険料払込期間 10年・15年・20年払済、 50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳払済、終身払
- 保険料払込方法(回数) 月払・半年払・年払
- 保険料払込方法(経路) 口座振替・クレジットカード
5-2:第2位 アフラック
商品名:終身保険
商品説明:終身タイプの死亡保障!保険金額200万円から契約できます!
商品ポイント|
- 保険料は据え置き。死亡保障は一生涯。
保険料は契約日の満年齢で決定し、更新による変更はありません。
- 保険金額は、200万円から100万円単位で自由に設定可能。
ご希望にあわせて保険金額を選択できます。
※通信販売での契約は死亡保険金額500万円まで。保険金額500万円超の場合には面談が必要
③かけ捨てではないので解約時には解約払戻金が戻ってくる。
【こんな人に薦めたい】
- 死亡保障を準備したい方。
- 医師の診査などせず、手軽に加入したい方。
- 葬式費用くらいは用意しておきたい方。
- 配偶者や子供の死亡保障を考えている方。
【商品概要】
- 加入年齢 満3歳~満80歳まで
- 加入審査
告知書扱い(満71歳以上は告知書扱いでの取扱はありません)
- 支払方法 月払・半年払・年払
- ご契約タイプ
保険金額200万円から100万円単位で契約
5-3:第3位 メットライフ生命
商品名:つづけトク終身保険
商品説明:生涯の死亡・高度障害保障と資産形成の2つの安心を提供。
商品ポイント|
- 一定期間で保険料の払い込みは完了。保障は一生涯継続。
死亡されたり、所定の高度障害状態に該当されたときには、保険金を受け取ることが可能です。お受け取りいただけます。
- 災害(不慮の事故等)で死亡または所定の高度障害状態になればは、より高額の保険金を受け取り可能。
- 将来に備えた資産づくりに活用。
- 三大疾病の際には保険料の払い込みが免除。(三大疾病保険料払込免除特約付プランの場合)
【こんな人にお勧め】
一生涯の死亡保障をお求めの方
老後の経済的な不安に備えたい方
【商品概要】
- 加入年齢 満20歳~70歳まで(契約プランにより異なります)
- 保険期間 終身(特約の保険期間は80歳満了)
- 加入診査 ご契約に際して医師の診査はありません
- 支払方法 月払(半年払・年払)
6:まとめ
如何だったでしょうか。
ご存知の内容もそうでない事もあったのではないかと思います。終身保険は、長い間愛されている商品ですが、その良さを活かしつつも時代と共に変化し、主たる保障の内容を充実させてきています。確かに、10年前とは今では何を求めるかなどが同じである事は少ないでしょう。途中に年齢層の若い方から貯蓄を目的として中億されていることもご紹介してきました。
実際に、10年前とは違い普通の貯蓄には期待しないという人が殆どです。10年前には考えられなかった事です。
しかし、この様に時代と共に環境は大きく変化してきています。こうした事を踏まえると、如何に今の段階で先を見据えるかという事が大事になります。終身保険の場合には、生涯を見据えた保険となりますのでこうした未来への予測は大事だと言えます。
しかし実際には、素人にそこまでの事は分かりません。だから、保険の見直し制度があるのです。あくまで、今の段階で自分の期待することが備わっているか。備えるにはどうしたらよいかという点で保険商品を選んでおけば問題ありません。人生は長い為、途中、途中でライフイベントが発生します。結婚、出産、進学、場合に応じて葬儀に至るまで、人生に大きな変化をもたらすイベントです。
こうした時期に、今ある保険商品の内容を見直していけば良いのです。中には、一度加入した保険は見直すべきではないという考えをもっている方がいらっしゃいます。
しかし、これは正解であり誤りでもあります。実際に年金の積立等を保険会社に相談すると●●年までは利率が▲▲ですが、◆◆年からは下がります。などの説明を受ける事があります。この様に、商品自体の加入タイミングで利率や保障内容が良い物は長期的にも維持した方がよくなります。
しかし、変動していく商品であれば随時見直しをしていくことも大事なのです。特に、住宅ローン、進学が重なる時は保険料を下げたいもの。こうした時期に無理をして解約をするのであれば、保険料を見直して継続する。家族が成長し一人前になったから死亡保障を比較的下げる。など、自分や家族の環境変化も見直しに最適な時期だからこそ、ライフイベントのタイミングで見直しをお勧めするのです。
こうした継続的な視点で、長期的な視点で保険商品を見る事が後になって納得できる保障を受けれる事に繋がるのです。今は、保険への加入についても変化してきています。以前であれば、お知り合いの外交員さんが自宅に来て保険商品を紹介するという形でした。
しかし、今はネットで加入する人が増えている時代です。その為、しっかりと自分自身で情報を集め、整理し保険商品を選ぶ時代になったと言えます。当然ですが、心配なら外交員さんへ相談する方法もあります。ただし、以前と確実に違うのは1つの商品を見ただけでは決めてはいけないという事です。複数の商品を比較し、検討する事が必要です。これは類似している商品でも、どこかにその商品だけの魅力がある為です。
是非、終身保険についても改めて考えて頂きたいと思います。これから加入を検討する方は、これから発生するライフイベントの際に問題なく対応できるのか、そして、いつまでに幾ら積立たいのかなどを。加入済みの方は、加入した時と今現在の環境の変化により無駄な保障を付けていないか、過剰な積立をしていないか。こうした事を整理し、今一度、終身保険の見直しをすると同時に本当に必要な保障とは何であるのか。何の為に備えるかなども整理して頂きたいと思います。
人生の中で保険商品とは大きな買い物です。たとえ、月に5,000円だとしても、60歳までの間(25歳からかけている場合)では200万円を超える保険金を支払うことになります。そして、そこから受ける保障はもっと大きな額になります。だからこそ、本当に大事な人に残せる様に、定期的な見直しを是非取り入れてください。数年たてば、よりよい商品も出てくる世界です。今の時点で納得できるものへの加入や切替をぜひ、この機会に検討してください。
もしもの際に困らない準備は、今しかできませんので、その「もしも」の前に是非、検討してください。たくさんある保険商品の中でも高額ではありますが、使い方によっては最大の安心を得れる終身ほけんだからこそ、最大限に活用して頂きたいと思います。そして、活用後にはより笑顔が増える生活になる様に準備する事が大事です。
今から備えれば、大丈夫です。備えに遅いはありません。いまからしっかりと準備していきましょう。