低解約返戻金型定期保険とは何!?その特徴と注意点をご紹介します!

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現在の日本は低金利時代・・・・東京五輪が開催されると言ったって、今後5年や10年程度で劇的に市場が好転するものだろうか?

現状をみると、どんな保険も積み立てたお金の返戻率は低いまま、加入しても得になるのだろうか?

そんな低金利時代に頭を抱える方々へ、うってつけの保険があります。

それが、「低解約返戻金型定期保険」と呼ばれる定期保険です。

この定期保険は資金の運用性・貯蓄性を重視した保険であり、積立率が高いことが魅力です。

また、受け取れる金額は契約時から固定されているので、市場の変動に大きな影響を受けることもありません。

ただし、途中で解約をしてしまうと、解約時期によっては大きく元本割れを起こしてしまうリスクもあります。

今回は低解約返戻金型定期保険の特徴と注意点を説明します。この記事を読めば、低解約返戻金型定期保険の基本的な知識を得ることができ、運用性・貯蓄性を重視した保険選びの有効な参考資料になることでしょう。

目次

1.低解約返戻金型定期保険について

  • 1-1.低解約返戻金型保険とは何か?
  • 1-2.低解約返戻金型保険の定期型と終身型
  • 1-3.低解約返戻金型定期保険の概要

2.低解約返戻金型定期保険のメリット・デメリット

  • 2-1.低解約返戻金型定期保険の特徴
  • 2-2.低解約返戻金型定期保険のメリット
  • 2-3.低解約返戻金型定期保険のデメリット

3.低解約返戻金型定期保険の活用

  • 3-1.定期保険なのになぜ解約返戻金が存在する?
  • 3-2.法人が低解約返戻金型定期保険にする意味
  • 3-3.学資保険代わりに活用することも

4.低解約返戻金型終身保険との比較

  • 4-1.低解約返戻金型終身保険とは?
  • 4-2.低解約返戻金型終身保険の活用例
  • 4-3.終身保険と定期保険の比較

5.長期平準定期保険との比較

  • 5-1.長期平準定期保険とは?
  • 5-2.長期平準定期保険の特徴
  • 5-3.長期平準定期保険と低解約返戻金型定期保険の比較

6.低解約返戻金型定期保険商品の紹介

  • 6-1.オリックス生命「ロングターム7(セブン)」
  • 6-2.フコクしんらい生命「低解約返戻金型長期定期保険」
  • 6-3.損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「低解約返戻金型定期保険」

7.まとめ

1.低解約返戻金型定期保険について

低解約返戻金型定期保険は、運用性・貯蓄性を重視した保険と言われているが、名前からして初めて聞く商品だ。

まず低解約返戻金型保険とはどんな保険なのか、その特徴やタイプを知りたい。

こちらでは、低解約返戻金型保険の特徴と、その種類について説明します。

1-1.低解約返戻金型保険とは何か?

低解約返戻金型保険とは、保険料を支払っている期間中の解約返戻金(解約して戻るお金)を低く抑える代わりに、毎月の支払う保険料を割安にした生命保険(死亡保険)を指します。

保険料の払込を終える前に解約すると経過年数に応じたお金が受け取れますが、低解約返戻金型の保険商品は、戻る金額が元本のおよそ7割くらいに減額されてしまいます。

ただし、継続して保険料を支払っていくなら、一定の払込期間が経過した後、または保険料の払込が満了した後に解約すると、お金(返戻金)がたくさん戻ることになります。各保険商品や契約期間等にもよりますが、払込満了後は104~115%程度の解約返戻率が期待できます。

この返戻率とは、これまで支払った保険料に対して、受け取ることができるお金の割合を意味します。

例えば100万円を保険料として払いこんできたなら、返戻率110%の場合は110万円が受け取れることになります。つまり10万円分、保険加入者が得をすることになります。

低解約返戻金型保険は、貯蓄性に優れた保険商品ということができます。

1-2.低解約返戻金型保険の定期型と終身型

貯蓄性に優れた保険商品である低解約返戻金型保険には、「定期型」と「終身型」が存在します。

「定期型」の場合は、保障期間が定められている低解約返戻金型保険で、加入から保険料の支払いを続け、ある一定期間中は解約返戻率が低い期間が続き、その一定期間を経過した時点から返戻率が急激に上昇します。

ただし、解約返戻金の返戻率がピークを過ぎてしまうと、その後は返戻率が減少していきます。なお、保険期間が100歳満了のような「長期定期保険」の場合は、保険料の払込期間満了時に急激に返戻率が上昇し、この状態が長期間継続します。

一方、「終身型」の場合は、生命保険としての保障は一生涯続きますが、保険料払込期間が終わってから解約するとお金が増えて戻ってきます。

1-3.低解約返戻金型定期保険の概要

低解約返戻金型定期保険は、生命保険ですので加入者が死亡または高度障害になった場合に保険金が下ります。

ただし、毎月支払う保険料が安く、一定期間における解約返戻率の高さが魅力となり、保障期間が継続中であっても、返戻率のピーク時に解約して高い利益を得ることを目的に、この保険に加入する個人や企業が多いわけです。

もっとも、定期保険であるため決められた保障期間があります。解約をするにしても、返戻率のピーク時にタイミング良く解約することが必要となります。

2.低解約返戻金型定期保険のメリット・デメリット

低解約返戻金型定期保険、なかなか面白そうな保険であることがわかった。

低解約返戻金型定期保険の特徴をいろいろと知りたいものだ・・・。

こちらでは、低解約返戻金型定期保険の特徴、そのメリット・デメリットを説明していきます。

2-1.低解約返戻金型定期保険の特徴

低解約返戻金型定期保険は、運用性・貯蓄性が高い生命保険です。低解約返戻金型定期保険の最大の特徴は、ある一定期間を経過した時点から返戻率が急激に上昇し、そのピークを過ぎると返戻率が減少し始めるという点です。

こちらでは以下の事例をあげて説明します。

○低解約返戻金型(長期)定期保険の事例

  • 契約年齢:30歳(男性)
  • 保険金額:1,000万円
  • 保険期間:100歳満了
  • 保険料払込期間:60歳満了
  • 低解約返戻金期間:60歳満了
  • 低解約返戻金割合:70%
  • 月払保険料:15,000円
経過年数 年齢 払込保険料累計額 解約返戻金 解約返戻率
30年 60歳 5,400,000円 3,925,800円 72.7%
35年 65歳 5,400,000円 5,659,200円 104.8%(※1)
40年 70歳 5,400,000円 5,707,800円 105.7%
45年 75歳 5,400,000円 5,751,000円 106.5%
50年 80歳 5,400,000円 5,778,000円 107.0%
55年 85歳 5,400,000円 5,778,800円 107.2%(※2)
60年 90歳 5,400,000円 5,734,800円 106.2%
65年 95歳 5,400,000円 5,340,600円 98.9%
70年 100歳 5,400,000円 0円 0.0%(※3)

事例を見ると、やはり毎月保険料を払い込んでいる間は、解約返戻率は72.7%です。当然のことながらこの期間に加入者(被保険者)が、死亡または高度障害になった場合、保険金1,000万円が受取人に下ります。

そして払込期間が満了すると、返戻率は急激に増加し、(※1)では65歳時に104.8%になります。ちなみにこの事例のピークは、(※2)の85歳の時で107.2%となります。

ただし、定期保険である以上、保険期間は存在し100歳満了になると、(※3)のように解約返戻金は0になります。

2-2.低解約返戻金型定期保険のメリット

低解約返戻金型定期保険のメリットは、前述した通り解約時期によっては高い返戻率が期待できることです。

既に述べた長期の定期保険の場合は、保険料払込期間の後に急激に返戻率が上昇し、長期間にわたり高い返戻率を維持することができます。

また、支払保険料は比較的安く、保険契約が500万円の生命保険金の場合、個人向けで30歳での加入契約なら毎月の支払保険料が約7,000円~10,000円です。

高い解約返戻率も加味すると当該定期保険はお得な商品と言えます。

2-3.低解約返戻金型定期保険のデメリット

こちらも事例の表で説明した通りですが、解約返戻金額のピークを過ぎてしまうと、解約返戻金は減少していきます。当然、定期保険であるため保険期間満了時には解約返戻金は0となります。

解約して戻ってくるお金で利益を得たいならば、どの時点で返戻金がピークになるかを良く確認して解約することが必要です。

また、「契約者貸付」を受けたい時に借りられる金額が少ないことにも注意が必要です。

この契約者貸付とは、契約した解約返戻金の範囲内で、加入者が生命保険会社から借金をすることができる制度です。ただし、借金ですのでいずれ返す必要があります。お金を返す時には一定の利子を付けて返済することになります。

生命保険会社から借りられる金額は、解約返戻金を基準に設定されているので、低い金額しか借りられないことが多いです。

貸付限度額は生命保険会社によりますが、貸付時以降、数年間で最小の解約返戻金額の7割・8割程度となります。

まずは、ご自分が加入した定期保険の解約返戻金額を十分確認してから、契約者貸付を受けるかどうか判断しましょう。

3.低解約返戻金型定期保険の活用

低解約返戻金型定期保険には、魅力的な点と注意点それぞれがあるな・・・。

ただし、そもそも定期保険は、解約したら一円もお金が戻ってこない商品ではなかっただろうか?

それと、低解約返戻金型定期保険の活用に関しては、法人の場合、個人の場合、それぞれ異なるのだろうか?

こちらでは、定期保険でも解約してお金が戻る仕組みと、低解約返戻金型定期保険の法人・個人の有用性について説明します。

3-1.定期保険なのになぜ解約返戻金が存在する?

定期保険は、生命保険であっても、医療保険であっても、保障が一定の期間内のみ有効となる保険です。

基本的に定期保険は「掛け捨て」であり、その代わり毎月の支払う保険料は安いことが特徴です。

一見すると解約しても、保険期間が満了になっても、一円も戻らないというイメージが強いですが、解約返戻金が0円になる保険は「無解約返戻金型保険」と呼ばれるもので、解約返戻金をもともと無くしてある保険商品です。

例えば、医療保険・がん保険のように解約すれば一円も戻らない分、保障を手厚くし、支払う保険料も安くするという商品がこのタイプの保険に該当します。

この無解約返戻金型でなければ定期保険であっても、途中解約すれば解約返戻金は発生します。

3-2.法人が低解約返戻金型定期保険にする意味

法人がこの保険に加入する理由は、低い保険料で退職金を準備するのに向いているからです。

法人向けの低解約返戻金型定期保険は、法人の経営者・役員の身に万が一のことがあった場合のための保険として、生命保険(死亡保険)金額は高額となります(およそ1億円程度)。

法人の経営者・役員が無事に職務を継続し、退職することになれば、その解約返戻金のピーク時前に解約しなかった金額を、ピーク時に解約することで法人の経営者・役員の退職金額を大きくすることができます。

つまり、支払保険料を安く抑えつつ、解約返戻金を経営者等の退職金の資金に活用することができる点に、この保険へ加入する意味があるわけです。

3-3.学資保険代わりに活用することも

学資保険代わりというわけですので、当然こちらは個人向けの低解約返戻金型定期保険になります。

学資保険(貯蓄型)の返戻率は103~110%程度、低解約返戻金型定期保険は104~115%程度で、返戻率は若干、低解約返戻金型定期保険が上回ります。

低解約返戻金型保険の有利な点はそれだけではなく、学資保険は満期時が高校卒業時の18歳や大学卒業時の22歳というように受け取る時期が決まっています。

一方、低解約返戻金型定期保険は受け取る時期を自由に設定することができます。

また、学資保険はあくまで子の教育資金のための保険ですので、子が被保険者となります。

しかし、低解約返戻金型定期保険は被保険者の家族の誰でも良く、子が生まれる前からご夫婦のどちらかを被保険者として加入しても問題はありません。

低解約返戻金型定期保険なら、保険を解約して返戻金を教育資金に充てたり、子が進学せず結婚したり、教育資金よりも緊急にお金が必要になったりした場合、そちらのために当該保険を使用することもできます。

ただし、保障型と呼ばれる学資保険に加入したい際には、子の医療保障を兼ね備えた保険となるので、子の健康に懸念がある場合には当該学資保険の方を優先するべきでしょう。

4.低解約返戻金型終身保険との比較

低解約返戻金型定期保険は、解約のタイミングさえ間違えなければ非常にお得な保険と言える。

しかし、他には低解約返戻金型の「終身保険」も存在している。定期保険とどんな部分が異なるのだろう?

こちらでは、低解約返戻金型終身保険の特徴と、定期保険とを比較して説明します。

4-1.低解約返戻金型終身保険とは?

低解約返戻金型終身保険は、生命保険としての保障は一生涯続きますが、保険料払込期間が終わってから解約するとお金が増えて戻ってきます。

定期保険の場合と同様に、中途解約すると返戻率が大幅に下がってしまいますが、通常の終身保険よりは支払う保険料が安くなります。

保険料払込期間が満了するまで、保険料を支払い続けることが条件ですが、万が一のための備えというばかりではなく、資産形成として役に立つ保険と言えます。

4-2.低解約返戻金型終身保険の活用例

低解約返戻金型終身保険は、生命保険(死亡保険)として、一生涯有効なので、万が一の保険という側面からは保障期間を気にする必要がなく、安心して加入を継続することができます。活用例を3点あげます。

①老後の資金を貯める

まだ返戻率が低くコツコツ毎月の保険料を支払っている間は、加入し被保険者となったご自分が亡くなった場合の保険金として、遺族が受け取ることを主な目的にします。

その後、ご自分が退職し、子が独立して子自身で生計を立てられるようになったら、返戻率がピークの時に解約して老後の生活資金に充てることも可能です。

②葬儀費用を準備する

解約返戻金を受け取らず、そのまま人生を全うした時、遺族に下りる保険金で葬儀費用を賄うこともできます。なお、老衰による自然死では「多臓器不全」ということになり、生命保険の場合「病死」として扱われます。

終身保険では、支払った保険料よりも、受け取る死亡保険金額が大きいので、保険料が割安な低解約返戻金型終身保険を活用することで更にお得感が増します。

③定期保険と同様、学資保険の代わりにもなる

コツコツ返戻率が高くなるまで解約しないことが条件ですが、学資保険と比較して有利な面は、前述した定期保険の場合と同様です。

低解約返戻金型終身保険で500万円の保険を受け取る契約を、生命保険会社と締結していた場合、被保険者を保護者であるご自分にしておけば、万が一の事態になった場合でもすぐに保険金が支払われるので、保険会社から下りた500万円は子の教育資金として活用できます。

4-3.終身保険と定期保険の比較

低解約返戻金型の終身保険・定期保険を比較すると次のような指摘をあげることができます。

①支払保険料は低解約返戻金型終身保険が割高

低解約返戻金型終身保険は、通常の終身保険よりも支払保険料は安いですが、低解約返戻金型定期保険と比較する場合は割高といえます。

低解約返戻金型定期保険では、契約した生命保険金が500万円の場合、30歳からの加入契約なら毎月の支払保険料が約7,000円~10,000円です。

一方、低解約返戻金型終身保険では、保障が一生涯の分だけ高くなり、契約した生命保険金が500万円の場合、30歳からの加入契約なら毎月の支払保険料が約10,000円~15,000円となります。

②解約返戻率は低解約返戻金型終身保険が高い

低解約返戻金型終身保険は、支払保険料が割高な分、低解約返戻金型定期保険よりも返戻率は高いです。

低解約返戻金型終身保険は返戻率およそ120%~130%に対し、低解約返戻金型定期保険は107%~115%の場合が多いです。

5.長期平準定期保険との比較

低解約返戻金型定期保険は、経営者の退職金の資金にできることはわかったが、長期平準定期保険もまた退職金の資金としては有効と聞く。

低解約返戻金型定期保険と比較してどんな違うがあるのだろうか?

こちらでは、長期平準定期保険の特徴と、低解約返戻金型定期保険と比較して異なる点を説明します。

5-1.長期平準定期保険とは?

長期平準定期保険は、保険期間が数十年と長期にわたり、その間の生命保険(死亡保険)金額がずっと変わらない定期保険です。

低解約返戻金型定期保険と同様に、法人の経営者・役員に万が一のことがあった場合、事業保障のための保険ですので死亡保険金額は高額となります。

また、解約時にはこちらも返戻金があり、その金額にはピークがあります。このピーク時に保険を解約すると、支払った保険料のほぼ全額が返ってきます。

また、解約返戻金のピークはおよそ30年後とかなり遅い時期に設定されており、返戻率のピークが長期間続く保険です。

5-2.長期平準定期保険の特徴

こちらでは、長期平準定期保険の特徴をあげます。

  1. 長期間にわたり死亡保障が継続し、途中から保険料が値上げされることはないです。
  2. 長期間で資産を積み上げ、概ね20年〜30年で解約返戻金のピークとなります。
  3. 経理処理は支払保険料(年間)の1/2を損金計上し、一方、1/2を資産として計上することなり、法人税の削減効果が期待できます。
  4. 一時的な資金確保のため、解約返戻金を担保に「契約者貸付」をすることができます。
  5. 前述したように、経営者・役員への退職金支払いの資金として、解約返戻金を利用することができます。

この様な特徴から、企業経営者・社内役員を対象として大きな保障を得ると同時に、企業経営の安定化を目指した保険であることがわかります。

5-3.長期平準定期保険と低解約返戻金型定期保険(法人向)の比較

長期平準定期保険と低解約返戻金型定期保険(法人向)を比較すると、次のような指摘をあげることができます。

①長期平準定期保険は、契約者貸付が有利

この契約者貸付とは、前述した通り、契約した解約返戻金の範囲内で、加入者が生命保険会社から借金をすることができる制度です。

企業経営の際に一時的な資金確保のため、解約返戻金を担保に「契約者貸付」をすることがあります。

長期平準定期保険に契約していると、解約返戻金のおよそ90%の額を、年利約3%で迅速に借り受けることができます。

一方、低解約返戻金型定期保険の貸付限度額は、生命保険会社にもよりますが70%~80%程度となります。

②長期平準定期保険は、支払保険料が割高になる

長期平準定期保険は、解約返戻金のピークが長い分、それだけ支払う保険料の額は高くなります。

保険会社にもよりますが、45歳男性で生命保険(死亡保険)金が1億円、保険期間100歳満了、保険料払込期間が100歳までという場合、概ね長期平準定期保険の保険料(年払)は300万円程度、一方、低解約返戻金型定期保険は、保険料(年払)が260万円程度となります。

6.低解約返戻金型定期保険商品の紹介

低解約返戻金型定期保険の特徴について基本的なことはわかった。

では、生命保険各社はどんな低解約返戻金型定期保険商品を販売しているのだろうか?是非知りたい。

こちらでは、低解約返戻金型定期保険商品の一例をあげます。保険選びの参考にしてください。

6-1.オリックス生命「ロングターム7(セブン)」

98歳までの長期保証で生命保険(死亡保険)が受け取れる保険商品です。例えば、30歳時に保険金500万円で契約をして、低解約払戻期間が60歳、保険料払込期間が98歳の場合、61歳時の返戻率は約102%となりその後増加していきます。ただし、98歳近くになると急激に返戻率は低下します。

①契約内容

  • 契約年齢:15~65歳まで
  • 保険期間:98歳満了
  • 保険料払込方法:月払、半年払、年払

②保険料

  • 保険金額:500万円
  • 低解約払戻期間:60歳
  • 保険料払込期間:98歳
  • 月払
年齢 男性 女性
30歳 7,160円~ 5,940円~
35歳 8,225円~ 6,735円~
40歳 9,555円~ 7,715円~
45歳 11,220円~ 8,900円~

③特約

主な特約をあげます。

  • 災害割増特約・・・不慮の事故・感染症により亡くなった場合には、災害死亡保険が受け取れます。また、不慮の事故、感染症により約款所定の高度障害状態になった場合には、災害高度障害保険金が受け取れます。
  • 傷害特約・・・災害割増特約と同様、不慮の事故・感染症により亡くなった場合には、災害死亡保険が受け取れます。また、不慮の事故・感染症により約款所定の身体障害になった場合には、災害高度障害保険金が受け取れます。
  • リビングニーズ特約・・・余命6ヶ月以内と医師から判断されたときは、指定保険金額より6ヶ月間の指定保険金額に対応する、利息及び保険料相当額を差し引いた金額が受け取れます。
  • 年金支払特約・・・死亡保険金等の全てを毎年年金形式で一定期間受け取ることができます。

6-2.フコクしんらい生命「低解約返戻金型長期定期保険」

100歳までの長期保証で生命保険(死亡保険)が受け取れる保険商品です。例えば、30歳時に保険金3000万円で契約をして、保険期間が100歳満了、低解約払戻期間が60歳満了、保険料払込期間が60歳満了の場合、65歳時の返戻率は104.8%となり年々増加していきます。ただし、100歳近くになると急激に返戻率は低下します。

①契約内容

  • 契約年齢:6~75歳まで
  • 保険期間:100歳満了
  • 保険金額:100万円から設定可

②保険料

  • 保険金額:1000万円
  • 低解約払戻期間:60歳
  • 保険料払込期間:100歳
  • 月払
年齢 男性 女性
30歳 16,360円~ 14,080円~
35歳 18,490円~ 15,720円~
40歳 21,120円~ 17,710円~
45歳 24,410円~ 20,130円~

③特約

主な特約をあげます。医療保障特約が充実しているのが特徴です。

  • 災害割増特約・・・災害・不慮の事故で180日以内に死亡・高度障害状態になった場合、または約款所定の感染症により死亡・高度障害状態になった場合、保険金が受け取れます。
  • 傷害特約・・・災害割増特約と同様に、災害・不慮の事故で180日以内に死亡した場合は災害死亡保険金が受け取れます。また、災害・不慮の事故で180日以内に身体に約款所定の障害になった場合は障害給付金が受け取れます。
  • 特定疾病保障定期保険特約・・・死亡・高度障害状態に加え、悪性がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になった場合、保険金が受け取れます。
  • がん保障定期保険特約・・・死亡・高度障害状態に加え、医師により悪性のがんと診断確定された場合にがん保険金が受け取れます。
  • 特定在宅治療支援特約・・・自己注射療法・人工透析療法・酸素療法のいずれかの治療を受け、医療機関以外の場所で指導管理を受けたときに、給付金が受け取れます。
  • 三大疾病入院一時金特約・・・悪性がんおよび初期のがん・急性心筋梗塞・脳卒中が原因で、治療を目的とした入院を開始した場合に一時金が受け取れます。
  • 先進医療特約・・・先進医療による療法を受けたときに給付金が受け取れます。

6-3.損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「低解約返戻金型定期保険」

法人向けの保険商品です。経営者・役員は100歳になるまで保障されます。法人向けであるため、保険金額は巨額になり1億円となります。また、経営者の勇退時期に応じて、低解約返戻金期間を生命保険会社所定の範囲内で自由に選ぶことができ、最短では10年からとなります。

①特徴

当保険では被保険者の喫煙状態・健康状態によっては、生命保険会社所定の基準に適合すると、割安な保険料で加入申し込みができます。

[喫煙状況]

質問事項:1年以上タバコを吸っていないかどうか?

  • 1年以上タバコを吸っていない→非喫煙者標準体または非喫煙者健康体
  • 1年以内にタバコを吸っている→標準体または喫煙者健康体
[健康体基準]

「健康体」と認められるためには次の項目を満たしたうえで、医師の診査結果が当該保険会社の定める範囲内であることが必要です。

  • 体のバランス→男女、年齢問わず:18.0<BMI<27.0
  • 血圧→最高血圧値140mmHg未満、最低血圧値90mmHg未満

上記の項目に全て該当し、医師の診査結果で問題がない場合→非喫煙者健康体または喫煙者健康体

②保険料(月払)

  • 保険金額:1億円
  • 低解約払戻期間:60歳
  • 保険料払込期間:100歳
  • 月払
35歳の場合 男性 女性
標準体 166,300円 139,200円
喫煙者健康体 165,900円 138,200円
非喫煙者標準体 162,400円 139,000円
非喫煙者健康体 159,200円 137,000円

7.まとめ

低解約返戻金型定期保険は、通常の定期保険よりも支払う保険料が安く返戻率が高いのが魅力ですが、保障期間には限りがあり、解約返戻率のピークを逃すと、解約して大きな利益を得ることは不可能になります。

加入当初から解約返戻金を得ることが目的で契約した場合には、解約返戻率のピークをしっかりと確認した上で対応していきましょう。

『保険相談したいけど、結局どこがおすすめ?』

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