大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。
その後、2016年6月より保険ブリッジの記事監修を務める。
みなさんは疾病と病気の違いを知っていますか?
どちらも同じような意味のように考えてしまいますが、疾病と病気はそれぞれ別の意味を持っていて、医療の分野では重要な違いがあります。
また、医療保険や三大疾病保険、がん保険と、医療に関する保険もそれぞれ保障内容が違います。
今回は疾病と、疾病に備える保険について解説していきたいと思います!
- 疫病とは、客観的な要因により体内機能の異常や不具合が生じた状態のこと。
- 三大疫病とは、がん(悪性新生物)、脳卒中、心筋梗塞のこと。
- 三大疾病保険とは、三大疫病のみを対象とした保険。
- 今人気のソニー生命の医療保険は、最新の保険商品だから現代人が求める保険を基本となる主契約でカバー。
- 払込んだ保険料が全額戻ってくるお得な保険が新登場!
- 保険料が一生涯上がらない!ソニー生命の医療保険でご自身や大切な家族を守りましょう。
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目次
疾病の意味や病気との違い
松葉 直隆
疾病という言葉は知っている方は多いでしょうけど、病人のことは「病気にかかった」ということがいうことが多いですよね。
「疾病」という言葉が持つ意味を、はっきり知りましょう!
疾病と病気の違い
疫病の意味は?
疾病は「客観的な要因により体内機能の異常や不具合が生じた」状態のことを指す言葉。
症状や原因が具体的な病気に使われます。
それに対して病気は「病にかかった状態」全般のことを指します。
原因がはっきりしなかったり、検査などで以上が見つからないにも関わらず本人が不調を訴えている場合は病気という言葉が当てはまります。
ケガは疾病に含まれる?
客観的に不具合がある場合というと、ケガなども疾病と呼んでいいの?という疑問が生まれますよね。
疾病と病気の意味を分けるのはどうして?
病気という言葉には「気」という言葉が入っていますよね。
「気」は人の心情や気持ちなど、主観的なニュアンスを与える言葉です。
ことわざに「病(やまい)は気から」という言葉があるように、病気という言葉には内因性(人の心や気持ち)の病である、というニュアンスが混じっています。
ただしインフルエンザにかかる人は、心に問題があって病にかかるのではないですよね。
もちろんストレスなどの影響がないとは言い切れませんが、直接の原因は「ウイルスに感染した」という客観的なことが原因のはずです。
松葉 直隆
なので、医学用語上は「疾病」と呼ぶようにしているのです。
そのため、インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染という原因がはっきりしているので疾病と呼ばべます。
三大疾病①がん
疾病という言葉の意味を踏まえたところで、今度は三大疾病について解説していきます。
いろいろな疾病がある中で、どうして「三大疾病」というものがあるのでしょうか?
三大疾病とは
- 「がん(悪性新生物)」
- 「脳卒中」
- 「心筋梗塞」
厚生労働省は広範かつ継続的な医療の提供が必要と認められる疾病(医療法第30条の4第2項第4号)として、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病及び精神疾患(医療法施行規則第30条の28)を五大疾病として定めています。
この中でも三大疾病は、発症者数・死亡者数・治療に関る費用、どの面でも高い数字を示しており、さまざまな問題を生じています。
そのため、医療だけでなく、社会全体による対応の必要性が高い疾病といえます。
そのため、保険会社は三大疾病について手厚い保証を必要を行う保険を作りました。
中でも「がん」は、他の疾病とは別にがん保険が作られるほどの難病です。
がんの発症率
がんの発症率は年々上昇しており、がん研究センターの資料では以下のように分析されています。
- 国民の二人にひとりが生涯のうちにがんに罹り、三人にひとりががんで死亡する
- 人口の高齢化とともに罹患者数と死亡者数は増加し、2030年前後にはがん多死社会が到来する
このようにしてみると、がんが難病の代表であることを痛感しますね。
がんの発症には喫煙や食生活が関わっていますが、生活習慣が良ければ必ずしも発症しないというものではありません。
遺伝的な要素も絡んでいると言われているので、自力で予防するのは難しい疾病です。
がんの発症率
難病として知られるがんですが、必ずしも完治できない病気ではなく、発見が早ければ早いほど完治の確率は早くなります。
- 年齢調整死亡率(75歳未満)の減少は鈍化している一方、早期発見や治療法の進歩により生存率は向上し、がん経験者は年に60万人増える
- 働き盛り世代の死因の40%はがんであり、小児の病死の第一はがんである
他にも、民間療法で治った方もいらっしゃり、望みを捨てずにがんと闘えば治る見込みはあることが分かります。
ただし、がんの厄介な点として、自覚症状が出にくいという問題があります。
調子が悪くなってから気付いた時にはがんが末期ステージまで進行してしまっていた、ということが多いです。
松葉 直隆
がんの治療費・入院日数
がんはどこに発症したか、どのステージ(進行度)から治療を開始するかで費用に差がありますが、治療費は最低でも100万円以上はかかります。
がんの治療にあたっては手術費、入院費、食費などさまざまな費用がでてきます。
手術や薬については保険の適用があり一部負担ですが、一部の費用(食費、個室入院費、クリーニング代など)は自己負担になるのです。
1ヶ月の入院に、およそ30万円ほどはかかると言われています。
入院日数は平均19.9日(平成26年度患者調査)と他の病気と比較して特別長くはありません。
しかし、在宅生活に復帰してからもタクシーなどの利用が必要になり、必要なお金の額は相当な額になります。
たとえばソニー生命の新しい医療保険、「メディカル・ベネフィット・リターン」は主契約の段階で主な保障をほとんとカバー。
病気や入院費用、その他諸経費が高額になるのが心配なところですが、特約をつけずに高い保険料を支払わなくても満足な保障を受けられるのは大きなメリットですよね!
このようなかゆいところに手が届く医療保険も現在は販売されています。
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三大疾病②脳卒中
続いての三大疾病「脳卒中」は脳の血管に問題が起こる疾病の総称です。
Aさん
脳卒中の発症数
脳卒中についての研究をしている滋賀大学によると、年間22万人(再発を含むと29万人)の人が脳卒中を発症していると発表しています。
また、脳卒中というと血圧が高い男性の人のほうが発症数が多いと思いがちですが、最近は女性の症例も増えてきており、男女差は縮まりつつあります。
全体数としてはいまだに男性のほうが多いですが、高齢になればなるほど女性のほうが発症例の伸びは大きくなります。
とくに、平均寿命を上回り始める85歳以上では女性のほうが圧倒的に発症率が高くなっています。
脳卒中の死亡率
脳卒中は平均死亡率が16%にもなる、恐ろしい疾病です。
とくに、脳と頭蓋骨の間で脳出血が起こる「くも膜下出血」の死亡率が高く、36%の方が亡くなっています。
一度キズを負った脳は回復することが困難なため後遺症が残りやすく、リハビリの効果が薄いのも脳卒中の特徴です。
脳卒中の治療費・入院日数
脳卒中は三大疾病の中でも、最も平均入院日数が大きく、その分治療費が高くなる疾病になります。
平成26年度の患者調査では、脳血管疾患の入院日数はおよそ89.5日、約三か月入院を要していることが分かります。
松葉 直隆
脳卒中での入院や通院にかかる費用が気になるところですが、たとえばソニー生命の新しい医療保険「メディカル・ベネフィット・リターン」は主契約だけでも十分な保障が受けられます。
もちろん豊富な特約も付加可能。さらに、終身保険のため、加入時の保険料のまま一生涯の保障が受けられるのも大きな魅力。
三大疾病③心筋梗塞
心筋梗塞は冠動脈という血管の血流に不具合が起こり、心臓の筋肉が動きに不具合が起こる疾病です。
生活習慣病の一つともいわれており、近年の症例も増加傾向にあります。
心筋梗塞の発症数
生活習慣病予防協会によると、心筋梗塞の発症数は172万9,000人、およそ日本人の1.5%が発症していることになります。
三大疾病の中でもとくに生活習慣との関連性が強く、喫煙や高脂肪食などの影響で発症リスクが飛躍的に高まる疾病です。
松葉 直隆
心筋梗塞の死亡率
心筋梗塞の死亡数は2017年度で19.8万人、発症した人の10%ほどが死亡しています。
特に、急性心筋梗塞の場合の死亡率は高く、14%の人は救急車の搬送前に死亡、搬送後も6~7%の人は30日以内に死亡するなど、初期対応で予後が決まるといっても過言ではない疾病です。
心筋梗塞の治療費・入院日数
心筋梗塞の入院日数は20.3日ですが、手術費は1回あたり約54万円と三大疾病の中でももっとも高い疾病です。
総額でいえば他の三大疾病とそれほど変わらず、100万円以上の費用は覚悟しなければなりません。
三大疾病に備える保険は?
三大疾病をはじめとした生活習慣病は、現代社会に生きる私たちにとって注意が必要な疾病です。
松葉 直隆
Aさん
三大疾病保険
三大疾病保険は、三大疾病のみを対象とした医療保険です。
通常の疾病、七大疾病は保険の対象外になってしまいますが、その分保険料が低額に抑えられています。
ソニー生命の新医療保険「メディカル・ベネフィット・リターン」のご紹介
ソニー生命の医療保険【メディカル・ベネフィット・リターン】は、従来の医療保険に比べ、主契約でのカバー内容が手厚い医療保険です。
- 払込んだ保険料が全額戻ってくる保険!
- 主契約でのカバー内容が手厚い=細々とした特約を付けなくても充実の保障を得られる
- 終身払込の保険
入院一時給付金や三疾病、女性特定医療の特約も付加可能!
保障内容は、入院日帰りから保障、手術は公的医療保険制度に連動、放射線は20倍保障。
最新の終身医療保険ということは、加入者の声や近年の医療状況など鑑みて改良に改良が重ねられているもの。
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三大疾病特約付医療保険
医療保険には、三大疾病に手厚い保障を受けられる特約がある場合が多いです。
医療保険単体よりは保険料が高くなってしまいますが、ひとまとめに保険を管理できますし、別々に保険を契約するよりもコストを抑えられる場合が多い、という利点があります。
ただし、一度付けた特約を解除することはできない(主契約の医療保険も解約しなければならない)場合が多いので、選ぶ際には一生ものの保険として、しっかりと考えたほうがいいでしょう。
ただし、現在では特約なしでも十分な保障を受けられるソニー生命の最新型の医療保険のようなお得な医療保険も販売されています。
特約をつけることで無駄な保険料を支払いたくない方には大いにおすすめできる医療保険です。
がん保険
三大疾病の中でも発症率・死亡率・治療費・治療期間すべてにおいてトップなのが、がんです。
がんは遺伝的発症リスクもありますし、手術後も転移・再発するなど、三大疾病の中でもとくに恐れられている病気です。
そのニーズの高さを踏まえて、がん保険ではがんの闘病生活に伴うさまざまな場面で保険金を給付してくれます。
入院・通院はもちろんのこと、高額かつ健康保険対象外の先進医療にあたって給付金を受け取れたり、重症化した場合に保険料の払い込みを免除されるものもあります。
がん保険の加入を検討しているけれど、どこの保険会社の商品を選ぶのがベストなのか分からない。
そんな方は、保険の無料相談所を利用してプロの意見を無料で聞き、比較・検討するのも一つの手。
訪問型と来店型の両方を備える保険見直し本舗などがおすすめですが、相談所を利用する前に、あなた自身もある程度の知識を身につけておくと、よりスムーズに自分に最適な保険が見つかりますよ!
疾病保障付き住宅ローン
松葉 直隆
保険とは異なりますが、三大疾病が関係する契約としてよく出てくるのが疾病保障付き住宅ローンです。
三大疾病などの特定の疾病にかかり、ローン支払えなくなった場合に返済を免除されます。
類似の保障として「団体信用生命保険」がありますが、こちらは死亡・高度障害に陥った場合にローン免除されます。
より幅広く保障を付けたものを疾病保障と考えるといいです。
医療保険を選ぶなら?ランキング5選を一挙公開!
松葉 直隆
医療共済と医療保険の違いや種類をご紹介してまいりましたが、ここからは民間の医療保険のおすすめ商品を紹介していきます。
ソニー生命「メディカル・ベネフィット」
①毎月の支払保険料
35歳男性の場合:2,025円~(健康還付給付金特則なしの場合)
35歳女性の場合:1,980円~(健康還付給付金特則なしの場合)
35歳男性の場合:4,610円~(健康還付給付金特則ありの場合)
35歳男性の場合:4,340円~(健康還付給付金特則ありの場合)
※健康還付給付金特則を付ける付けない共に、保険期間・保険料払込期間共に終身の場合の保険料です。
また、保障内容は入院1日5,000円(1入院120日型)の場合の保険料です。
②保障内容
松葉 直隆
- 保険金額:病気やケガでの入院1日につき3,000円から20,000円の範囲で1,000円単位で選択可能
- 1入院の支払限度日数も60日・120日・360日から選択が可能
- その他、手術・放射線治療・骨髄移植などの治療にも対応
③その他
先進医療に関しては特約で選択可能となっています。
また、健康還付給付金特則を付けない場合は、死亡保障の選択が可能となっています。
「メディカル・ベネフィット」の評価
医療保険検討者
松葉 直隆
- 主契約が病気やケガでの入院・手術の保障であり、放射線治療や骨髄移植などの手術にも対応している
- 先進医療や入院一時金・三大疾病*での入院による上乗せ保障などは特約によって追加できる
- 三大疾病の入院は主契約での保障で1入院の入院日数と通算入院日数は無制限。=三大疾病にも手厚い保障
保障内容としては、バランスのとれた保険と言って良いでしょう。
- がん
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
ただ、保険料は安くはないのですが、もう一つの特徴である「健康還付給付金特則」を付けると、あらかじめ設定した年齢までに入院給付金などを受けなかった場合、それまでの保険料が還付されます。
また、入院給付金や手術給付金を受けている場合には、その給付金を差し引いた金額が還付されます。
この特則を採用している保険会社は少なく、20代・30代の方であれば、60代になったときに健康還付給付金を受け取った後に、保険の見直しがしやすくなるというメリットがあります。
ただし、健康状態が良いと言う条件での話にはなります。
また、保険料の払い込みは終身となるので、実際に払い込む保険料は、他の保険会社の60歳払い済みなどと総額はあまり変わらないので、少し割高感はある商品と言えるでしょう。
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東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO」
①毎月の支払保険料
35歳男性の場合:2,229円~(健康還付給付金特則なしの場合)
35歳女性の場合:2,089円~(健康還付給付金特則なしの場合)
35歳男性の場合:4,589円~(健康還付給付金特則ありの場合)
35歳男性の場合:3,876円~(健康還付給付金特則ありの場合)
また、健康還付給付金の受け取りは60歳に設定しています。
※健康還付給付金特則を付ける付けない共に、保険期間・保険料払込期間共に終身の場合の保険料です。
また、保障内容は入院1日5,000円(1入院60日型)の場合の保険料です。
②保障内容
松葉 直隆
- 病気やケガでの入院1日につき5,000円・10,000円の2つのタイプから選択可能
- 手術や三大疾病に罹った場合の保障も手厚い
- 1入院の支払限度日数は60日型となっており、通算の支払限度日数は1095日。
③その他
その他の保障としては、先進医療特約はもちろんですが、5疾病が理由での就業不能に関する給付金を特約として選択が可能です。
- 悪性新生物
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
- 肝硬変
- 慢性腎不全
「メディカルKit NEO」の評価
医療保険検討者
松葉 直隆
主契約は、病気やケガでの入院・手術を保障するだけの非常にシンプルな内容になっていますが、特約として三大疾病での入院に対して給付金を上乗せしたり、先進医療に対する保障を付けられたりと、保障内容は他社の商品と見劣りもしない内容となっています。
大きな特徴の一つとして「メディカルkit R」があり、健康であればそれまで支払った保険料が戻ってくることで、保険の見直しもしやすくなるというメリットがあります。
また、この保険も保険料は決して安くないですが、若い世代にとっては将来の医療保険の見直しという面を考えるのであれば、面白い商品と言えるでしょう。
オリックス生命「新CURE(キュア)」
①毎月の支払保険料
35歳の場合:1807円~(男女ともに同額保険料)
保険期間・保険料払込期間共に終身の場合の保険料です。
②保障内容
松葉 直隆
- 病気やケガでの入院1日につき3,000円から10,000円の範囲で1,000円単位で選択可能
- 0歳から49歳までは5000円からとなる
- 基本的な保障は入院・手術・先進医療特約のみ
③その他
基本保障がシンプルなため、特約が充実していると言ってもいい保険です。
がんや三大疾病に関する給付金などは、特約で備える形になります。
「新CURE(キュア)」の評価
医療保険検討者
松葉 直隆
主契約は、病気やケガでの入院・手術の保障とシンプルな作りとなっていますが、七大生活習慣病での入院の場合には、1入院の限度が60日増え、三大疾病の場合は入院日数の上限が無制限となります。
そのことから、七大生活習慣病・三大疾病への保障は手厚くなると言えます。
- がん(悪性新生物・上皮内新生物)
- 心疾患
- 脳血管疾患
- 糖尿病
- 高血圧性疾患
- 肝硬変
- 慢性腎不全
また、先進医療の保障は基本的には、基本保障に組み込まれますが、「がん」に対する保障が特約で充実しているため、医療保険とがん保険を検討している方には、この商品である程度の保障は準備できると言って良いでしょう。
また、保険料の安さで言うと、他社の商品と比べてもお手軽な値段設定となっているので、若い方や子育て中の方など、あまり保険にお金を掛けられないと言う方にとっては、良い商品と言えるでしょう。
メディケア生命「メディフィットA(エース)
①毎月の支払保険料
35歳男性の場合:1,595円~
35歳女性の場合:1,525円~
保険期間・保険料払込期間共に終身の場合の保険料です。
②保障内容
松葉 直隆
- 病気やケガでの入院1日につき3,000円から10,000円の範囲で1,000円単位で選択可能
- 1入院の支払限度日数も60日・120日から選択が可能
- 入院の通算支払限度日数の選択も可能(三大疾病・七大疾病での給付条件の選択)
- 手術給付金の倍率の選択も可能
③その他
基本保障は、入院・手術に加えて、放射線治療や骨髄移植手術の保障となっていますが、先進医療や通院・がん・三大疾病に関しては特約で備えられるようになっています。
「メディフィットA(エース)」の評価
医療保険検討者
松葉 直隆
メディケア生命の「メディフィットA(エース)」は、ソニー生命の保険と似ている商品と言えます。
主契約は、病気やケガでの入院・手術の保障と、放射線治療・骨髄移植などの治療への保障となっています。
また、特約として先進医療や三大疾病での給付金の上乗せや通院に備える保障が選べます。
保険料は終身払いにすると安く見えますが、有期払い(60歳払い済み)にすると、少し保険料が高くなります。
しかし、それでも比較的お手頃な保険料と言えるでしょう。
ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
①毎月の支払保険料
35歳男性の場合:589円~
35歳女性の場合:582円~
※入院給付金3,000円のみの場合
保険期間・保険料払込期間共に終身の場合の保険料です。
②保障内容
松葉 直隆
保障内容は、病気やケガでの入院1日につき3,000円・5000円・10,000円の3つのタイプから選択可能となっています。
また、主契約は入院給付金のみとシンプルな内容になっています。
③その他
手術給付金や先進医療や三大疾病など、幅広い保障はすべて特約となっていますので、自分好みの保険を作ることが可能と言えます。
また、健康な方には保険料の割引なども設定されています。
「ネオdeいりょう」の評価
医療保険検討者
松葉 直隆
- 先進医療
- 手術
- 退院後の通院
- がん診断給付金
- 抗がん剤治療など
上記以外にも様々な特約があるので、自分が必要だと思う保障内容の保険商品が作れてしまうのが魅力の一つと言えるでしょう。
保険料は特段安いとは言えませんが、シンプルな保障のみとするのであれば保険料も安く済ませることが出来るでしょう。
特約が多いため、あれもこれもと特約を付けるのであれば、他社でバランスの良い保険商品を選ぶ方が無難と言えるかもしれません。
ただ、他社商品の内容が自分に合っていないと言う方であれば、自在にカスタマイズできるのは最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
医療保険の選び方
医療保険のおすすめの商品を紹介してきましたが、保険会社によって特徴が様々なので、どの商品が良いのか正直迷うと思います。
また、若い方であれば本当に医療保険のお世話になるのは60歳を超えてからとなるのが一般的です。
今の医療保険の内容と、将来の医療保険の内容が大きく異なった場合には、保険の見直しが必要となります。
今の保険料が安くても、60歳になったときに保険を見直して新たな医療保険に加入するとなれば、保険料も上がるでしょう。
松葉 直隆
その場合、将来のことを考えるのであれば、今の保険料が少し割高でも、総支払額と言うところを考えると、安く済む可能性があると言うことを知っておいてください。
松葉 直隆
三大疾病保険でもらえる保険金の種類
三大疾病の保険に入ると、さまざまな形で給付金をもらえます。
具体的にどんな給付金がもらえるのかを見ていきましょう。
三大疾病一時金
通常の医療保険では、通院などの支出が生じたときに初めて給付金を受け取れますが、三大疾病では治療が長期化し、支出も大きくなりがちであることから一時給付金が設けられています。
松葉 直隆
基本的には、いずれかの疾病で三大疾病一時金を受け取った場合でも、別の三大疾病にかかればその都度一時金を受け取れます。
死亡・高度障害給付金
三大疾病は重症化すると高度障害を患うこともあるため、このような保障が付いているんですね。
給付金ではなく、保険料の払い込みを免除される「高度障害払込免除」が付いている保険もあります。
三大疾病入院給付金
三大疾病の治療のために入院した場合も給付金を受け取れます。
受け取れる額は保険の種類によって異なりますが、およそ1日5,000~3万円ほどの金額です。
最近は「七大疾病保険」という保険もありますが、これは七大疾病で入院した場合の「入院給付金の対象期間」を延長したもののことを指します。
三大疾病に含まれない生活習慣病は、ただちに生命の危機が生じないものの、通常の疾病より治療が長期化し治療費がかさむ傾向があります。
松葉 直隆
三大疾病通院給付金
三大疾病の中でも、がんは重症化するまでは家で生活しながら闘病生活を送る方が多いです。
また、脳卒中や心筋梗塞の発作で倒れたかたも病状が落ち着いたら退院してリハビリ通院をする方が多いです。
いずれも入院・退院の前後に通院を要することになるため、通常の病気と通院給付金が支給されます。
三大疾病保険に加入する時の注意
三大疾病に関する保険をみると、いろいろな種類の給付金があることが分かります。
ですが、三大疾病保険にはふつうの医療保険と異なる点があるので、今度はそのポイントについてお話します。
給付金受取りには条件がある
三大疾病保険のほとんどは三大疾病にかかればすぐに給付金がもらえるワケではなく、一定の状態になって初めて条件を満たすことになります。
松葉 直隆
こちらの三大疾病保険は、以下のような特徴をもった保険と書かれています。
- 所定のがん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中になられた場合に、3大疾病保険金を一時金で受取れます。
- がん(上皮内新生物等)になられた場合、3大疾病保険金の金額の10%を一時金で受取れます。
- 急性心筋梗塞・脳卒中を発病した場合は、「所定の状態が60日以上継続」したと診断されたときだけでなく「治療のための手術」を受けたときも3大疾病 保険金を受取れます。
しかし、実際には3大疾病保険金の支払事由・留意点について、このように書かれています。
がん | 責任開始時前を含めて初めてがん(悪性新生物)と診断確定されたとき(責任開始日から90日以内に診断確定された場合を除く) |
急性心筋梗塞 | 初めて医師の診療を受けた日から60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと診断されたとき、もしくは急性心筋梗塞の治療のための手術を受けたとき |
脳卒中 | 初めて医師の診療を受けた日から60日以上他覚的な神経学的後遺症が継続したと診断されたとき、もしくは脳卒中の治療のための手術を受けたとき |
この留意点を踏まえると、以下のようなことが言えます。
- がんについては、保険に加入して約三か月以内にがんにかかっていることが診断された場合には3大疾病保険金がもらえない。
- 心筋梗塞・脳卒中の発作で倒れたとしても、60日間入院・療養で仕事を休むか手術をするほどの重症でない限り3大疾病保険金がもらえない。
そう考えると、3大疾病保険金をもらう多くの人は手術を受ける場合に限られているといってもいいでしょう。
加入前の病気によって制限を受けることも
三大疾病の原因や病気にかかった時期によっては保険金を受け取れないケースもあります。
アフラック生命の三大疾病保障プランは、
三大疾病一時金、死亡・高度障害給付金、解約返戻金がある保険ですが、契約時の注意事項にこのように書かれています。
脳卒中や心筋梗塞にかかっても、保険加入以前から高血圧性疾患にかかっていた場合は、上記のケースにあたり保険金を受け取れない可能性があります。
なら、既往歴を隠せばいいんじゃないか?と考える方もいるかもしれません。
ですが、保険金の請求の際に過去の受診歴は全て保険会社に分かってしまうため、意味はありません。
むしろ、告知すべき情報を隠していたことが「詐欺行為」として訴えられる場合もあるので絶対にやめましょう。
もちろん、保険によって給付の要件は異なるので、給付要件が緩い保険会社もあります。
松葉 直隆
手厚い保障を受けられる三大疾病保険もある
三大疾病保険はもともと医療保険で補いきれない医療費を保障するために生まれた保険です。
そのため、先ほど書いたような給付の制限があり思うように保険のフォローを受けられないものもあります。
その一方で、最近は三大疾病に特化した手厚い保障を受けられる保険もあります。
例えば、チューリッヒ生命の3大疾病保険プレミアムDXは給付金の種類が豊富で、三大疾病の闘病生活においてはかなりの助けになるでしょう。
チューリッヒ生命:3大疾病保険プレミアムDX
こちらの保険のように先進医療、差額ベッド代などの、細かな給付金制度が設けられている三大疾病保険も多くあります。
保険料が多くなってしまいますが、加入しなかった場合はそれ以上に費用がかさむのは避けられません。
がん・三大疾病保険の加入率は増加傾向
生命保険文化センターが行った調査によると、全世帯の約40%が三大疾病保険に加入しています。
世帯 | 世帯主 | 配偶者 | |
平成27年 | 44.0 | 38.7 | 25.7 |
平成24年 | 43.4 | 37.6 | 25.4 |
平成21年 | 41.0 | 35.7 | 21.5 |
平成18年 | 44.4 | 39.1 | 21.5 |
平成15年 | 47.0 | 40.6 | 22.2 |
それに対し、がん保険の加入率は60%と、三大疾病保険よりも人気が高い状態が続いています。
世帯 | 世帯主 | 配偶者 | |
平成27年 | 60.7 | 53.4 | 40.2 |
平成24年 | 62.3 | 54.5 | 41.5 |
平成21年 | 59.5 | 53.3 | 36.7 |
平成18年 | 56.4 | 50.4 | 32.3 |
平成15年 | 55.5 | 49.8 | 29.2 |
普通の医療保険の加入率が90%を超えていることを考えると、三大疾病保険の普及はそこまで進んでいない、というのが分かりますね。
たしかに、通常の医療保険でも三大疾病を対象に、ある程度の医療費はカバーできます。
三大疾病保険があることを知った上で加入しない、という選択肢もありですね。
松葉 直隆
平成15年をピークに加入率が低下したこともありましたが、将来的には高齢化が進むに従って生活習慣病や三大疾病の患者数は増えていくと考えられます。
それに伴い、三大疾病保険の加入者も増えていくことでしょう。
七大疾病について
さて、ここまで三大疾病のご紹介をして参りましたが、三大疾病とは別に七大疾病というものがあるのでそちらも最後にご紹介いたしましょう。
いまだ知名度は低いですが、今後は三大疾病と同様に注意が必要な言葉なので、紹介したいと思います。
七大疾患は生活習慣病4つが加わる
七大疾患にはどのようなものがあるのでしょうか?
- 「高血圧性疾患」
- 「糖尿病」
- 「肝硬変」
- 「慢性腎不全」
以前は「成人病」と呼び、予防のためにさまざまな対策が考えられていましたが、必ずしも大人だけがかかる疾病ではないため、生活習慣病と名前を改められています。
生活習慣病は名前の通り、現代の生活習慣に潜む偏りによって引き起こされる病気です。
欧米食、ファストフードの普及、睡眠時間の減少によって生活習慣病が起こると言われています。
これらの疾患は必ずしも死亡率が高いわけではありませんが、罹患者の数、他の疾病と発症に関連していることなどから、三大疾病と同様対策が必要とされている疾病です。
高血圧性疾患
高血圧性疾患は、日本人のうち1,000万人がかかっているといわれています。
塩分や脂肪の多い食事や、ミネラル不足など、主に栄養状態が悪いと発症すると言われています。
血圧が高いと心疾患、脳卒中、腎不全などの原因にもなるため、自覚症状がなくとも早期に対応する必要がある病気です。
糖尿病
糖尿病も1,000万人を越える人が罹患している、生活習慣病の一つです。
糖尿病には先天的な要因によって発症するⅠ型と、生活習慣によって後天的に発症するⅡ型があります。
糖尿病患者のうち9割はⅡ型の患者です。
血液中に糖分が過剰にあることによって、失明や血管梗塞による四肢の壊疽など、さまざまな合併症が起こる恐れがあります。
肝硬変
肝硬変は肝臓が弱ることにより、機能低下を起こす病気です。
肝臓はアルコールの分解を行う臓器でもあるため、お酒を好きの人がかかる疾病という印象が強いですね。
確かに、アルコールが原因で死亡する人は年間35,000人にのぼり、その中にはアルコール性肝炎の方も多くいます。
そのため、「困ってから治す」のではなく、誰であっても注意が必要な生活習慣病になっています。
慢性腎不全
慢性腎不全も生活習慣の乱れが現認となり、腎臓が機能しなくなる病気です。
2016年の時点の患者数は29万6,000人と、他の生活習慣病に比べると罹患者は少ないです。
他の生活習慣病にかかっていると発症リスクが増大しますし、高齢者は内臓の機能が低下しているため腎不全を起こしやすいことなどから、潜在的な予備軍は非常に多い疾病です。
まとめ
三大疾病は日本に限らず、世界全体で見ても発症者が増えています。
食事、睡眠、喫煙と、生活のあるゆる行動に発症のリスクが潜んでいる以上、みんなに対策が必要です。
三大疾病保険はその目的に特化した保険なので、医療保険・がん保険に併せて加入を考えてみてはいかがでしょうか?
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