働けなくなった時のリスクに備えて、就業不能保険を検討していると言う人は、意外に少ないのではないでしょうか?
比較的新しい保険である就業不能保険に対して、その内容やメリット・デメリットを知らないと必要性も感じないでしょう。
また、間違いやすい「収入保障保険」や「所得補償保険」と混同している方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、就業不能保険の基本的な保障内容やその他の保険との違いを解説していきます。
- 就業不能保険とは、働くことが不可能となった時の収入を保障してくれる保険。
- 就業不能保険の加入目的は、働けなくなったときに生活が困窮することを防ぐため。
- 自営業の人は、働けなくなくなったときに備えて、就業不能保険に加入しておいた方が良い場合も。
- どこに相談するか迷う人は、平均業界歴11.8年のベテランFP揃いで取扱い保険会社数も30社とトップクラスの保険見直しラボで無料相談をおすすめします。
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目次
就業不能保険の基礎
就業不能保険とは
働けなくなった時の収入を保障してくれる保険です。
収入保障保険と何が違うの?と疑問に思う人も多いでしょうが、この2つは支払い条件が全く異なるのです。
就業不能保険は、病気や怪我で仕事ができなくなり収入が無くなる、といったリスクを回避するための保険なのです。
これまで死亡に関する保障はありましたが、死亡以外で収入を保障する商品が無かったため、この様な商品が出来たと言えるでしょう。
就業不能保険へ加入する目的
生活習慣病など様々な病気のリスクが高くなった現在では、死亡だけが収入がなくなる理由ではありません。
毎月の給与のように保険金がもらえれば、心配することなく治療に専念できます。
就業不能保険の考え方
病気やケガで働けなくなった時の収入を保障すると言う考え方です。
松葉 直隆
基本的な考え方としては生存保険と同様です。
間違えられやすい保険
収入保障保険や所得補償保険などと同じなのでは?と思う方も多い事でしょう。
しかし、その特性や考え方は大きく異なります。
松葉 直隆
収入保障保険
この保険は、被保険者が死亡した場合に、残された家族の生活費を保障してくれる保険です。
また、定期型の死亡保険です。
一家の大黒柱が死亡したとき、教育費や生活費などに困窮しないように、保険期間終了まで毎月保険金を受け取る保険です。
保障が大きいため毎月受け取るか、一括で受け取るか決められます。
つまり収入保障保険の支払事由は被保険者の死亡です。
就業不能保険は、働けなくなった時の保障。
死亡保険ではなく、生存保険なのです。
所得補償保険
自営業や会社役員、フリーランスなどの方が加入する保険で、怪我や病気で収入が無くなるもしくは減少するのを補填する保険となります。
松葉 直隆
自営業やフリーランスは、自分が働けなくなると収入が0になります。
そういったリスクを防ぐための保険なのです。
その他の保険
「医療保険ではダメなのか?」や「定期保険の死亡保険ではダメなのか?」と言う意見が見受けられますが、定期の死亡保険や医療保険とも使用用途ならびに考え方も全く異なります。
医療保険は、病気やケガで入院をした場合、給付金を受けることが出来ますが、支払日数にも限度があり、在宅治療になった場合や長期に渡る治療になった場合に対応出来ないでしょう。
これらのことから、就業不能保険の代替として医療保険に加入して備えるというのは間違った考え方と言えます。
自営業の方などは、所得補償保険の代わりに使うことは可能ではありますが、あまりおすすめは出来ません。
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松葉 直隆
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松葉直隆
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松葉直隆
面倒でも、可能な限り複数の無料相談所を利用するべき!
さて、ここまで無料の保険相談所をご紹介して参りましたがいかがでしょうか。
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保険会社や保険商品と同じで、保険の代理店もたくさんあって迷ってしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。
松葉 直隆
保険相談書で相談をしたら保険に加入しなければいけないわけではないため、構えず、気軽に考えて大丈夫ですよ。
そして、可能ならば1つの代理店ではなく複数の代理店で相談を受けてみましょう。
複数人に担当してもらうメリット
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保険に限らずどの業界でも同じことが言えますが、担当してもらう人の質はやはり運という部分も無きにしもあらずです。
保険に限って言えば、保険の相談を何年もしてきている人もいれば、経験の浅い新人に担当される場合もあるでしょう。
こればかりは仕方がないことでもありますので、時間が許す限り、様々な代理店で相談をしてみることに損はありません。
松葉 直隆
複数の商品を知れるメリット
さらに、担当して下さる方によってはあなたに勧めてくる保険の商品も異なってくる可能性も十分にあります。
しかし、保険会社や保険商品は今や五万とある時代。
同じ商品を勧めて来られるほうが稀かもしれません。
松葉 直隆
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勧めて来られるからには理由があります。
あなたにとってのベストな選択肢が増えることはメリットでしかないでしょう。
長い付き合いになる保険会社と商品とのお付き合い。
損をしないためには、少なくとも2つから3つの代理店に相談をして、比較することができるとなお良いでしょう。
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ここまで、保険の見直しや新規加入を検討している方には、無料でプロに相談できる保険の相談窓口をおすすめさせて頂きました。
保険商品は何十年も払い続けるもの。当然、契約する保険会社ともそれだけ長い付き合いになるということ。
多数ある保険会社に保険商品を洗い出して比較、検討するには時間も労力も限られてしまいます。
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【必読】保険の無料相談で得するために
上記でご紹介させて頂いた保険の相談ができるサービスは全て無料となっていますが、無料だからといってどこでも良いというわけではないですよね。
松葉 直隆
取扱い保険会社の数が多い窓口を選ぶ
保険会社を1つでも多く取り扱っていれば、それだけ選択肢が増えます。
すると、一人ひとり、あるいは各ご家庭に合わせた最適な保険やプランを提案することが可能に。
逆に、取り扱っている保険会社の数が少なければ少ないほど、自社の保険を売るために押し売りに合ったりしかねません。
さらに、選択肢も狭まり、保険の相談をする意味が失われてしまいかねません。
保険会社を多く取り扱っていて、その分多数の商品も熟知している保険の相談窓口や代理店、またFPを選択して利用するようにしましょう。
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これまでご紹介させて頂いた相談窓口をご覧のとおり、保険の相談窓口によっては時期によってキャンペーンを実施していることがあります。
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先にも説明させて頂きましたが、時間が許す限り複数の窓口での相談、もしくは複数のFPに相談をすることをおすすめします。
複数人に担当してもらうメリット
保険だけに限った話ではありませんが、やはり担当する人の質は代理店によっても違いますし、代理店内であっても違うでしょう。
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このようなことも鑑みて、様々な代理店で相談が可能ならばしてみるに越したことはありません。
松葉 直隆
複数の商品を知れるメリット
代理店やFPによって、提案される保険の商品も違ってくることも想定されますよね。
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可能であれば、2社3社、あるいは2名以上のFPに話を聞き、様々な商品に触れてより良い保険を選択できるのがベストだと言えます。
就業不能保険の内容
就業不能保険の加入条件
働けなくなったときの保険であるため、健康状態や職業、年齢などに条件があり、簡単にいうと「20歳以上で、就労により一定の所得があり、かつ健康な方」と言う条件と言えるでしょう。
主婦や学生、無職者、不労所得者などは、基本的に加入出来ません。
松葉 直隆
就業不能保険の支払条件
入院や重度の障害が残った場合に、保険金が支払われます。
基本的には、寝たきりや入院など就業不能だと医師が判断した場合です。
就業不能保険の保障内容
医師に就業不可だと診断された場合や、在宅療養が必要だと判断された場合です。
精神疾患も対象になる保険があります。
松葉 直隆
就業不能保険のメリット・デメリット
保険料が比較的安価なため、他の保険と組み合わせて加入し、手厚い保障にできることが挙げられます。
デメリットは、精神疾患は基本的に支払い対象外ということです。
就業不能保険の加入率
保険大国アメリカでは、人気のある保険で加入率は3割です。
同じく保険大国である日本では、社会保障が充実しているため、多少働けないくらいで生活に困窮することはあまりないでしょう。
そのため加入率は、0,7%と非常に低い水準になっています。
就業不能保険の必要性とは
会社員と自営業では、保険に対する感じ方も異なるでしょう。
就業不能保険の支払い条件や免責期間、契約年数などから、実際に必要になる可能性や他の保険との関係性等も一緒に見ていきましょう。
就業不能保険が実際に必要になるかどうか
就業不能保険の支払い条件を再確認しましょう。
支払条件 | 病気やケガにより就業が困難な場合 |
免責期間 | 60日または10日 |
契約年齢 | 20歳~60歳 |
商品によって条件は異なってきますので、細かいところは確認しましょう。
就業不能保険で気になる点は、免責期間と言えます。
会社員の場合、病気や怪我での入院は、医療保険もしくは公的制度で半年ほど給与が保障されています。
自営業でも所得補償保険などで対応できます。
三大疾病もしくは重度障害を負った場合は、長期で就業が困難となります。
しかし、三大疫病で入院日数が延長される特約に加入していれば、医療保険で対応できます。
松葉 直隆
長期に渡り就業が困難になった場合の保険ではあります。
ありとあらゆるリスクに備えておきたいのであれば、保険料で判断しても良いでしょう。
会社員の場合の就業不能保険の必要性
会社員は、給与の6割程度の保障が半年間ほどあります。
重度の障害を負ってしまった場合、障害年金の受給ができ、大きく困窮するという事は無いでしょう。
松葉 直隆
そのため、免責期間があるのです。
自営業の場合の就業不能保険の必要性
会社員のように疾病手当金がある訳でもありません。
医療保険の入院給付金で収入分を補填するか、、もしくは所得補償保険で収入を補填するしか方法はありません。
自営業の方やフリーランスの方ほど、保険を上手く使い、公的制度の不足分をカバーしましょう。
商品の紹介
日本ではあまり浸透していない保険なので、テレビなどで宣伝をかけている保険会社もあります。
実際に、就業不能保険を扱っているのは何社くらいなのでしょうか?
代表的な保険会社の商品をはじめ、注目されている保険を紹介していきます。
アフラック(給与サポート保険)
テレビでも宣伝しているため、その名を耳にしたことがある人も多いでしょう。
特長1.契約年齢
18歳から60歳までの人が加入できます。
60歳から65歳までの保険期間を選択できます。
特長2.保険内容
松葉 直隆
「短期回復支援給付金」と「長期療養支援給付金」の2つの保険支払い期間があります。
就業不能状態になって60日経過後に最初の6回分は「短期回復支援給付金」として生存していれば毎月貰うことができ、短期回復支援給付金は1回から17回目までの給付となり、疾病手当金などの上乗せ分として支払われます。
18回目以降は「長期療養支援給付金」として障害年金の上乗せ分として保険期間終了まで、所定の就業不能期間が続く限り支払いが続きます。
契約年齢 18歳から60歳まで
(60歳満期の場合は55歳まで加入可)
保険期間 60歳または65歳 免責期間 60日 その他 精神障害などは支払い対象外
公的制度の上乗せと言う考え方で検討すると良いでしょう。
ライフネット生命(就業不能保険)
特長1.契約期間
20歳から60歳までが契約年齢です。
55歳から70歳までが保険期間となります。
比較的保険期間が長いのが特長です。
契約年齢 選択可能な保険期間 20歳~45歳まで 55歳・60歳・65歳・70歳 46歳~50歳まで 60歳・65歳・70歳 51歳~55歳まで 65歳・70歳 56歳~60差まで 70歳
特長2.保険料の安さ
手頃な保険料と言えます。
契約年齢 20歳から60歳まで 保険期間 55歳から70歳 免責期間 60日・180日 その他 「うつ病」などの精神障害などは支払い対象外 免責期間が60日だけではなく180日を選択できることで、保険料を安くすることが出来ますが、保険の出口と言われる保険金給付時に困らないようにしましょう。
チューリッヒ生命(くらすプラス)
上記の2つの保険とは少し内容が違いますので、紹介します。
特長1.ストレス性精神疾患等を保障
うつ病など、ストレス性疾患に関して保険の支払い対象となります。
現代のニーズに対応していると言えます。
特長2.確定年金
給付金は確定年金型となっています。
つまり、復職しても決められた給付金が決められた期間、もしくは決められた金額が支払われるのです。
松葉 直隆
この保険をまとめると以下のようになります。
主契約 無解約返戻金型終身医療保険 特約 ストレス性疾病保障付就業不能保障特約
入院給付金免責日数60日特約
契約年齢 20歳から60歳まで 保険期間 主契約・入院給付金免責日数60日特約:終身
ストレス性疾病保障付就業不能保障特約:55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了
免責期間 60日 その他 ストレス性疾患が保障対象になる 主契約が医療保険になりますが、入院給付金の免責期間が60日という事で、就業不能状態で60日以上入院した場合なども保険の支払い対象になりますが、基本的には一般的な就業不能保険の内容と同じになります。
その他の保険商品
太陽生命(や東京海上日動あんしん生命や住友生命なども、就業不能保険を販売しています。
しかし、大きな内容はアフラックやライフネットと同じです。
免責期間も180日が多いです。
まとめ
社会保障がしっかりしている日本では、働けなっくなったからといって、生活がすぐに困窮することは考えにくいです。
しかし、家庭の状況などによって、そのニーズは異なります。
松葉 直隆
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